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地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723

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タイトル 表紙
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230001
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タイトル 本号の編集にあたって(<特集>農業土木における地盤工学)
著者 山口 健治
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ i〜i 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230002
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タイトル 目次
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出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230003
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タイトル CONTENTS
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出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230004
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タイトル 農業土木と地盤工学(<特集>農業土木における地盤工学)
著者 向後 雄二
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 1〜3 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230005
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タイトル 地震・豪雨時の農業用ため池の被害とICT 等を用いた減災技術(<特集>農業土木における地盤工学)
著者 堀 俊和・泉 明良
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 4〜7 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230006
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タイトル 応答曲面法による豪雨時のため池破堤に関する信頼性設計(<特集>農業土木における地盤工学)
著者 西村 伸一・水間 啓慈・珠玖 隆行・柴田 俊文
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 8〜11 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230007
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タイトル 農業用ダムの機能評価における地盤工学的展開(<特集>農業土木における地盤工学)
著者 林田 洋一・黒田 清一郎・田頭 秀和
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 12〜15 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230008
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タイトル ロックフィルダムの地震時挙動に与える地山の影響について(<特集>農業土木における地盤工学)
著者 小林 晃・王 立潮・山本 清仁
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 16〜19 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230009
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タイトル 土のキャピラリーバリア機能を利用した小規模雨水ハーベスティング(<特集>農業土木における地盤工学)
著者 森井 俊廣・藤巻 晴行・小林 薫・松元 和伸・竹下 祐二
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 20〜23 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230010
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タイトル 農業における地中熱利用と環境影響(<特集>農業土木における地盤工学)
著者 斎藤 広隆・濱本 昌一郎・竹村 貴人・向後 雄二
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 24〜25 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230011
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タイトル 豪雨時のアンカー荷重変化とアンカー損傷事例(<特集>農業土木における地盤工学)
著者 酒井 俊典
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 26〜29 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230012
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タイトル 干渉SAR による積雪下の地すべり変動解析(技術紹介)
著者 角田 富士夫・日外 勝仁・倉橋 稔幸
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 30〜31 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230013
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タイトル トンネルの建設・維持管理に関わる地質リスク(寄稿)
著者 太田 岳洋・小島 芳之
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 32〜33 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230014
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タイトル 「羽越水害復興50年記念事業」に参加して(寄稿)
著者 大木 拓馬
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 34〜35 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230015
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タイトル 「地盤工学会誌」の編集方針と平成31年の年間計画(学会の動き)
著者 石川 達也
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 36〜36 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230016
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タイトル 「地盤の許容応力度」は間違った用語(技術手帳)
著者 杉村 義広
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 37〜38 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230017
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タイトル 1. 講座を始めるにあたって(杭基礎の支持層確認と支持力確保)
著者 桑原 文夫
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 39〜40 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230018
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タイトル 2. 杭の施工方法による支持力発現に関する諸問題(杭基礎の支持層確認と支持力確保)
著者 桑原 文夫
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 41〜48 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230019
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タイトル 1. 講座を始めるにあたって(サンプリングの極意)
著者 田中 洋行
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 49〜49 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230020
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タイトル 2. サンプリング計画(サンプリングの極意)
著者 大竹 雄
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 50〜57 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230021
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タイトル 新入会員
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 58〜59 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230022
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タイトル 編集後記
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 60〜60 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230023
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タイトル 平成29年度役員等
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出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230024
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タイトル 奥付
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出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230025
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タイトル 会告
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ A1〜A8 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230026
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タイトル 地盤工学会所在地
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ A9〜A9 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230027
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タイトル 地盤工学会技術講習会のお知らせ
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出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230028
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タイトル 裏表紙
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出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230029
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タイトル 地震・豪雨時の農業用ため池の被害とICT 等を用いた減災技術(<特集>農業土木における地盤工学)(口絵写真(HP))
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出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
ページ 発行 2018/04/01 文書ID jk201807230030
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  • タイトル
  • 表紙
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  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230001
  • 内容
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  • タイトル
  • 本号の編集にあたって(<特集>農業土木における地盤工学)
  • 著者
  • 山口 健治
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • i〜i
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230002
  • 内容
  • 本号の特集にあたって農業土木は,水・土・人の複合系である「水土」を巧く機能させるための「知」,すなわち「水土の知」として創出され,発展してきました。言い換えれば,自然に存在する土や水を,農業に都合よく利用するための直接的な工学的技術はもとより,技術をより効果的にするための管理技術や社会組織の形成などともかかわる技術体系であり,潅漑排水,農地整備,農用地開発,及び水利施設の管理保全等,その領域は多岐に及んでいます。その中で,「水土の知」という言葉が示すように,地盤工学は農業土木の根幹を支える要素となっています。近年,土壌の汚染など食の安全を脅かす事案の頻発,農業従事者の減少と高齢化,TPP 協定など,農業をとりまく社会的情勢は大きく変わってきています。また,大規模地震や豪雨土砂災害に代表されるように,自然災害による被害が激甚化する傾向にあり,そのような災害から農業基盤を守ることも急務となっています。こうした中で,農業の持続可能な発展のためには,健全な土壌環境の確保,農地整備と維持管理の効率化,農業基盤の強靭化など,様々な課題に取り組む必要があり,農業土木における地盤工学の果たすべき役割は重要なものになってきています。このような背景から,本号では,「農業土木における地盤工学」と題して,農業土木への地盤工学の取り組み,農地への適用事例,今後の展望について特集しました。総説では農業土木の歴史と対象構造物,さらにダムを例に地盤工学とのかかわりについて解説されています。7 編の報告では,ため池及びフィルダムの豪雨や地震に関する内容,土のキャピラリーバリア機能や地中熱の農業分野への利用,豪雨時の斜面安定といった異なる視点から,農業土木と地盤工学のかかわりについて執筆して頂きました。本号の特集が多くの読者の皆様にとって有益なものとなり,地盤工学と農業土木の結び付きを固くするとともに,農業土木の持続可能な発展に寄与することを期待しております。山 口 健 治(やまぐち けんじ)地盤工学会のホームページ URLhttps://www.jiban.or.jp/国際地盤工学会ホームページ http://www.issmge.org/編集兼発行者公益社団法人地盤工学会
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  • タイトル
  • 目次
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230003
  • 内容
  • 口絵写真(*HP)報告地震・豪雨時の農業用ため池の被害と ICT 等を用いた減災技術技術紹介干渉 SAR による積雪下の地すべり変動解析特集テーマ農業土木における地盤工学総説農業土木と地盤工学 …………………………………………………………………………………… 1●向後報告雄二地震・豪雨時の農業用ため池の被害と ICT 等を用いた減災技術 ………………………………… 4●堀俊和/泉明良応答曲面法による豪雨時のため池破堤に関する信頼性設計 ……………………………………… 8●西村伸一/水間啓慈/珠玖隆行/柴田俊文農業用ダムの機能評価における地盤工学的展開 ……………………………………………………12●林田洋一/黒田清一郎/田頭秀和ロックフィルダムの地震時挙動に与える地山の影響について ……………………………………16●小林(公募)晃/王立潮/山本清仁土のキャピラリーバリア機能を利用した小規模雨水ハーベスティング …………………………20●森井俊廣/藤巻晴行/小林薫/松元和伸/竹下祐二農業における地中熱利用と環境影響 …………………………………………………………………24●斎藤広隆/濱本昌一郎/竹村貴人/向後雄二豪雨時のアンカー荷重変化とアンカー損傷事例 ……………………………………………………26●酒井技術紹介俊典干渉 SAR による積雪下の地すべり変動解析 …………………………………………………………30●角田富士夫/日外寄稿勝仁/倉橋稔幸トンネルの建設・維持管理に関わる地質リスク ……………………………………………………32●太田岳洋/小島芳之寄稿(学生編集委員)「羽越水害復興50年記念事業」に参加して ……………………………………………………………34学会の動き「地盤工学会誌」の編集方針と平成31年の年間計画 …………………………………………………36●大木●石川拓馬達也 技術手帳「地盤の許容応力度」は間違った用語 …………………………………………………………………37●杉村講座義広杭基礎の支持層確認と支持力確保1. 講座を始めるにあたって …………………………………………………………………………39●桑原2.文夫杭の施工方法による支持力発現に関する諸問題 ………………………………………………41●桑原文夫サンプリングの極意1. 講座を始めるにあたって …………………………………………………………………………49●田中2.洋行サンプリング計画 …………………………………………………………………………………50●大竹雄新入会員 ………………………………………………………………………………………………………58編集後記 ………………………………………………………………………………………………………60 Theme: Geotechnical Engineering in Agricultural EngineeringAgriculture Engineering and Geotechnical Engineering ……………………………………………………………………… 1● Yuji KohgoDamage to Irrigation Tanks due to Earthquakes and Heavy Rain and Disaster Prevention Technology using ICT … 4● Toshikazu Hori and Akira IzumiReliabilityBased Design for Earthˆll Breaches due to Heavy Rains by Response Surface Method ………………… 8● Shinichi Nishimura, Keiji Mizuma, Takayuki Shuku and Toshifumi ShibataGeotechnical Developments in the Functional Assessment of Irrigation Dams ……………………………………………12● Yoichi Hayashida, Seiichiro Kuroda and Hidekazu TagashiraEŠect of Surrounding Rock Mass on Seismic Behavior of Rockˆll Type Dam …………………………………………16● Akira Kobayashi, Oh Richou and Kiyohito YamamotoSmallscale Rainwater Harvesting Using Capillary Barrier of Soil …………………………………………………………20● Toshihiro Morii, Haruyuki Fujimaki, Kaoru Kobayashi, Kazunobu Matsumoto and Yuji TakeshitaGeothermal Heat Utilization in Agriculture and its Environmental Impact ………………………………………………24● Hirotaka Saito, Shoichiro Hamamoto, Takato Takemura and Yuji KohgoThe Change of the Tensile Load of Anchor and Damage of Anchors at the Time of the Heavy Rain …………………26● Toshinori Sakai
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  • タイトル
  • CONTENTS
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230004
  • 内容
  • 口絵写真(*HP)報告地震・豪雨時の農業用ため池の被害と ICT 等を用いた減災技術技術紹介干渉 SAR による積雪下の地すべり変動解析特集テーマ農業土木における地盤工学総説農業土木と地盤工学 …………………………………………………………………………………… 1●向後報告雄二地震・豪雨時の農業用ため池の被害と ICT 等を用いた減災技術 ………………………………… 4●堀俊和/泉明良応答曲面法による豪雨時のため池破堤に関する信頼性設計 ……………………………………… 8●西村伸一/水間啓慈/珠玖隆行/柴田俊文農業用ダムの機能評価における地盤工学的展開 ……………………………………………………12●林田洋一/黒田清一郎/田頭秀和ロックフィルダムの地震時挙動に与える地山の影響について ……………………………………16●小林(公募)晃/王立潮/山本清仁土のキャピラリーバリア機能を利用した小規模雨水ハーベスティング …………………………20●森井俊廣/藤巻晴行/小林薫/松元和伸/竹下祐二農業における地中熱利用と環境影響 …………………………………………………………………24●斎藤広隆/濱本昌一郎/竹村貴人/向後雄二豪雨時のアンカー荷重変化とアンカー損傷事例 ……………………………………………………26●酒井技術紹介俊典干渉 SAR による積雪下の地すべり変動解析 …………………………………………………………30●角田富士夫/日外寄稿勝仁/倉橋稔幸トンネルの建設・維持管理に関わる地質リスク ……………………………………………………32●太田岳洋/小島芳之寄稿(学生編集委員)「羽越水害復興50年記念事業」に参加して ……………………………………………………………34学会の動き「地盤工学会誌」の編集方針と平成31年の年間計画 …………………………………………………36●大木●石川拓馬達也 技術手帳「地盤の許容応力度」は間違った用語 …………………………………………………………………37●杉村講座義広杭基礎の支持層確認と支持力確保1. 講座を始めるにあたって …………………………………………………………………………39●桑原2.文夫杭の施工方法による支持力発現に関する諸問題 ………………………………………………41●桑原文夫サンプリングの極意1. 講座を始めるにあたって …………………………………………………………………………49●田中2.洋行サンプリング計画 …………………………………………………………………………………50●大竹雄新入会員 ………………………………………………………………………………………………………58編集後記 ………………………………………………………………………………………………………60 Theme: Geotechnical Engineering in Agricultural EngineeringAgriculture Engineering and Geotechnical Engineering ……………………………………………………………………… 1● Yuji KohgoDamage to Irrigation Tanks due to Earthquakes and Heavy Rain and Disaster Prevention Technology using ICT … 4● Toshikazu Hori and Akira IzumiReliabilityBased Design for Earthˆll Breaches due to Heavy Rains by Response Surface Method ………………… 8● Shinichi Nishimura, Keiji Mizuma, Takayuki Shuku and Toshifumi ShibataGeotechnical Developments in the Functional Assessment of Irrigation Dams ……………………………………………12● Yoichi Hayashida, Seiichiro Kuroda and Hidekazu TagashiraEŠect of Surrounding Rock Mass on Seismic Behavior of Rockˆll Type Dam …………………………………………16● Akira Kobayashi, Oh Richou and Kiyohito YamamotoSmallscale Rainwater Harvesting Using Capillary Barrier of Soil …………………………………………………………20● Toshihiro Morii, Haruyuki Fujimaki, Kaoru Kobayashi, Kazunobu Matsumoto and Yuji TakeshitaGeothermal Heat Utilization in Agriculture and its Environmental Impact ………………………………………………24● Hirotaka Saito, Shoichiro Hamamoto, Takato Takemura and Yuji KohgoThe Change of the Tensile Load of Anchor and Damage of Anchors at the Time of the Heavy Rain …………………26● Toshinori Sakai
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  • タイトル
  • 農業土木と地盤工学(<特集>農業土木における地盤工学)
  • 著者
  • 向後 雄二
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 1〜3
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230005
  • 内容
  • 農業土木と地盤工学Agriculture Engineering and Geotechnical Engineering向後雄二(こうご東京農工大学大学院. は じ め にゆうじ)農学研究院教授農業土木学会(昭和 4 年( 1929 年)に発足,現農業農村工学会)の英語名は The Japanese Society of Irriga-本特集号のタイトルは「農業土木における地盤工学」tion, Drainage and Reclamation Engineering であった。である。農業土木と言う言葉が学会や大学の名称も含めその学会名を見れば,何が対象あるか理解できた。すなて,あまり用いられなくなってから久しい。しかし,我わち,潅漑(ダム,頭首工(堰),水路,パイプライン,々農業工学の中でも土木を志した者にはそのアイデンテ用水機場),排水(暗渠排水,水路,排水機場),干拓とィティはあるように思う。この総説で少しその点を掘り開拓(堤防,樋門,農地造成),もちろん圃場整備は当下げて見たい。その歴史と主にどのような構造物を対象然それらに含まれる。工種としては,盛土,切土,抗土としたのかを中心に考えてみたいと思う。圧構造物,基礎,橋梁,トンネルなどが含まれる。地盤.農業土木とは工学的な全ての問題,すなわち,斜面安定,支持力,土圧,浸透破壊が含まれる。上述した構造物の中でダムは私が学生の時には,農業土木は農業土木=土木でも環その規模の大きさ,重要度で他を凌駕している。次章で境の色彩が強いものと思っていた。しかし,その後一般はフィルダムを例に取り,地盤工学との関連性を見てみ土木においても,環境は大きなウェイトを占めるようにることにする。なり,そのような定義は当てはまらなくなった。それではそのアイデンティティはどこにあるのであろうか。まず,歴史的な経緯から紐解いてみよう。英語では,土木.農業土木と地盤工学国際大ダム会議(ICOLD)の資料1)によれば,世界のは Civil Engineering と い う 。 そ れ に 対 峙 す る の が大ダム(堤高 15 m 以上)約 58 000 基のうち,フィルダCorps Engineering (工兵,又は軍隊の土木)である。ムは 76 (アースダム 63 ,ロックフィルダム 13 )つまり,土木の担い手は軍隊で,それ以外民衆の土木とを占めている。潅漑目的のダムは単一目的のダムで,して Civil Engineering と言う言葉が生まれた。一例を49(約14 000基),多目的ダムで24(6 000基)にの上げれば,米国では,大ダムの建設は開拓局(一般土木)ぼり,目的別総数で最大である。日本においても同様なと工兵隊がその建設を二分していた。このように土木の傾向にある。日本では,水田稲作が導入され,より多く生い立ちは,軍隊と一般土木からなる。の水田の開発が進行した 3 世紀から,ため池が造られ一方,我が国では,江戸時代までは,経済の本位は米るようになったとされている2) 。 616 年には,現存するであった。そのため,江戸時代には,封建領主は米の石最古のため池である狭山池(アースダム,大阪府)が築高を上げるために,新田開発に熱心であった。例えば,造された。当初は堤高5.4 m であったが,数度の改修の佐賀平野では,今でもその開発の痕跡を海岸堤防に見る後, 1988 年の 改 修で ,写 真 ― に示 すよ う に, 堤高ことができる。堤防は時代とともに有明海へと前進して18.5 m ,総貯水量 280 万 m3 となった。りっぱな大ダムいる。このような,干拓による新田開発は全国に見られである。ここで興味深いのは,旧堤体では,敷葉工法とた。農業は米作中心であったから,水田のための潅漑水土嚢工法が用いられている点である3) (図―参照)。の確保は大きな問題であった。そのため,小規模アース土の層の間に葉のついた小枝を並べた層をはさんで,盛ダムである「ため池」が数多く造られた。現在でも約土を強化した。現代でいうジオシンセティックスによる20 万個のため池が存在する。江戸,京都,大坂を除け補強土と同じ考え方に基づいている。土嚢と思われる部ば大きな都市はなく,ほとんどが農村であったことを考分も発見されている。土嚢の補強効果については,最近えれば,土木は主に農業や農村を対象とするものであっその力学的メカニズムが明らかにされつつあり,補強だたに違いない。明治以降,近代的な土木が欧米からもたけでなく,地震や振動に対する減衰効果も注目されていらされて,農業に特化するかたちで,農業土木と言う言る4)。また, 8 世紀前半には満濃池(アースダム,香川葉が Civil Engineering と区別されるように生まれた。県)が築造された。同様に数度の改修を経て, 1959 年明治 33 年( 1900 年)に東京帝国大学農科大学に農業土の改修で,堤高 32 m ,総貯水量 1 540 万 m3 となってい木学の講座が上野英三郎によって開講された。「農業土る3)(写真―,参照)。木」と言う言葉がはじめて登場した。地盤工学会誌,―()大型のフィルダムが本格的に築造されるのは, 20 世1 総説写真―図―現在の狭山池全景写真―満濃池全景写真―満濃池堤体旧堤体敷葉工法や土嚢が用いられて補強がなされていた紀になってからである。それには,関連する学問分野のとは,このような材料(半透水性材料)の地震時の間隙発展が関係している。土質力学(地盤工学)や水文学の水圧の上昇による強度低下を抑制でき,レベル2地震動体系化がそれらを支えた。また,土工や締固めを行う施にも耐え得る。また,後で述べる飽和コラプスの発生も工機械の発展も大きく貢献した。日本では, 1950 年代抑制できる。半ばから,次々と大型のフィルダム(ロックフィルダム) の耐震性の向上では,地震動をレベル 1 と 2 に分◯が築造された。山王海ダム( 1952 年竣工,堤高 30.4 m,けて設計する方法が取られるようになってきている。農2002年かさ上げで堤高61.5 m,総貯水量3 840万 m3)や林水産省の設計基準6)では,はじめに液状化の検討を行牧尾ダム( 1961 年竣工,堤高 105 m ,総貯水量 7 500 万い,次にレベル 1 地震動での検討を行う。その方法は,m3 )が潅漑を主目的に築造された。このように,当初震度法によるすべりに対する安全性の検討をするものではアースダムが築造され,ロックフィルダムへ移行してある。さらに,ダムの重要度を念頭にレベル 2 地震動いった過程を見ることができる。その中で,潅漑用のダの検討を行う。レベル 2 地震動では,変形に着目してムも多目的化し,大型化していった。その安定性を議論する。すなわち,動的変形解析を行っフィルダムにおける重要な地盤特性は,せん断特性,透水特性,及び圧密を含む変形特性である。地盤工学にてその安全性を検討する7)。しかし,液状化を含めた動的解析法については,未だ研究段階にある。関連する問題としては,基礎地盤に関する問題(変形, の内部侵食については,理論的にその挙動を検討す◯透水,せん断強度等)と堤体に関する問題がある。ここることは困難である。そのため実験に基づいて検討がなでは,誌面の都合もあるので,フィルダム堤体についてされ,フィルタ則としてまとめられている。内部侵食はだけ述べることにする。具体的な今後解決すべき問題は,ダムの安全性に重大な影響を与える。内部侵食を抑制す 耐震性,◯ 内部侵食,◯ 初期湛水時の挙動評価,◯築◯るには,ゾーニングの方法に留意し,アーチングアクシ堤過程での挙動評価などが挙げられる。ョンを小さくするとともに,遮水ゾーンを保護するよう全ての問題に対して,締固め度 D 値を用いた盛土管理方法の確立は大きく貢献している。特に,遮水材では,にフィルタゾーンを設置することが非常に重要である。今後,理論的な検討方法の構築が望まれる。強度,透水性及び浸透破壊の観点からも,最適含水比よ と◯ については,築造過程では,ダム盛土は不飽和◯り湿潤側で, D 値 95 以上に締め固めることが重要で状態にある。不飽和土は飽和土に比べて,大きな強度とある。また, 2011 年の東北地方太平洋沖地震で決壊し高い剛性を持つために土質工学上安全な土と見なされてた藤沼ダムの被災原因は,地震動による堤体材料の強度きた。しかし,粘土の吸水膨張による家屋等への被害や低下と推定されている5)。Dコラプス土と呼ばれる土の浸水沈下は古くから問題視さ2値95以上に締め固めるこApril, 2018 総説れてきた。フィルダムでは築造時に盛土自重により遮水熱利用に関する報告 2 編,豪雨時の斜面安定 1 編の計 7ゾーン内部に間隙水圧が発生し,その消散とともに圧密編を収録した。内容は前述したように,ダム,ため池,沈下が生じる。圧密の終了を待たずに貯水が開始され,不飽和土に関するものが主であるが,詳細は多岐にわた貯水に伴って上流側のゾーンで浸水沈下(飽和コラプス)っている。読者には十分に関心を持って頂けると思う。が生じ,堤体は上流方向に変位する。その後,貯水圧の作用によって下流に変形する。このような複雑な変形を予測するためには,築堤から初期湛水に至る過程をシームレスに解析できることが望ましい8)。それには,不飽和土質力学の導入が不可欠である9)。農業土木では,通常不飽和土を対象とした物理特性を用いて,潅漑水量の参1)2)3)計算等を行ってきている。この点は,地盤工学において我々農業土木技術者・研究者が最も貢献できる点である。4). お わ り に5)農業土木と地盤工学の関わりについて,簡単に解説し6)た。我々農業土木にルーツを持つ技術者・研究者は,た7)め池と言うダムを通して,古くから地盤工学と関わってきた。その歴史は千年以上に及ぶ。つまり,それは土を用いてダムを造ってきた歴史である。そのような良き伝8)統を生かし,今後も地盤工学の発展に寄与し,よき担い手でありたいと思う。さて,本特集号では,既に本稿で述べたように,フィルダム及びため池の豪雨,地震及び機能評価に関する報9)考文献ICOLD : ICOLD ホームページ,入手先〈 http: // www.icoldcigb.net〉(参照 2017.12.26).岡野眞砂久にっぽんダム物語,豊田高司編,山海堂,pp. 28~44, 2006.JCOLD : Current Activities on Dams in Japan, pp. 114118, 2009.松岡 元地盤工学の新しいアプローチ,京都大学出版会,pp. 228~311, 2003.福島県農業用ダム・ため池耐震性検証委員会藤沼湖の決壊原因調査報告書(要旨),2012.農林水産省農村振興局土地改良事業計画設計基準・設計「ダム」技術書(フィルダム編),II126139, 2003.向後雄二・田中忠次・浅野 勇・林田洋一農業用フィルダムの耐震設計の考え方と動的解析事例,ダム技術,Vol. 227, pp. 104~111, 2005.向後雄二・高橋 章・鈴木朋和不飽和土弾塑性モデルを用いた実ダムの築堤・湛水挙動解析,土木学会論文集,Vol. 66, No. 1, pp. 183~195, 2010.向後雄二総説 不飽和土への挑戦,地盤工学会誌,Vol. 62, No. 5, pp. 1~3, 2014.(原稿受理2017.12.26)告 4 編,不飽和土の浸透(キャピラリーバリア)と地地盤工学会誌,―()3
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  • タイトル
  • 地震・豪雨時の農業用ため池の被害とICT 等を用いた減災技術(<特集>農業土木における地盤工学)
  • 著者
  • 堀 俊和・泉 明良
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 4〜7
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230006
  • 内容
  • 報告地震・豪雨時の農業用ため池の被害と ICT 等を用いた減災技術Damage to Irrigation Tanks due to Earthquakes and Heavy Rain and Disaster PreventionTechnology using ICT堀俊和(ほり農研機構農村工学研究部門泉としかず)土構造物ユニット長明良(いずみ農研機構農村工学研究部門あきら)研究員る活用方法を紹介する。第章では豪雨の事例として,. は じ め に2017 年に発生した九州北部豪雨でのため池災害の事例ため池は全国に約 20 万か所あるといわれている。こについて述べる。れらのため池の約 70 は江戸時代以前に築造されておなお,「ため池防災支援システム」の開発は,内閣府り,老朽化が進み,地震や豪雨に対して十分な耐力を有の研究開発プロジェクト SIP(戦略的イノベーション創していないものが多い1)。近年,農村地域の混住化が進株 コア,株 オサシ・テクノス,造プログラム)により,み,ため池の直下に住宅や重要施設が建てられるように株 複合技術研究所,ニタコンサルタント株 ,防災科学技なったため,ため池が決壊した場合に人的災害などの二株 日立製作所他との共同研究により実施して術研究所,次災害が発生する危険性が増えてきた。地方自治体ではいるものである。ため池堤体が決壊した場合に,下流の住宅や公共施設等に影響のあるため池11 362か所(以下,防災重点ため池).ため池の地震災害と情報共有本章では東日本大震災で決壊したため池の事例をもとを対象に豪雨と地震に対する詳細調査を実施し,ハード対策を順次実施することとしている2)。に,地震災害におけるため池が持つ防災上の課題について述べる。これまで,ため池に関する地盤工学上の課題は,老朽化したため池の効率的かつ安価な改修対策方法の開発で. 藤沼ため池の決壊あった。しかし,対策を必要とするため池の数が多く,東日本大震災では 3 か所のため池が決壊し,下流域近い将来に発生するといわれている南海トラフ地震や近に多大な被害が発生した3)。特に,福島県須賀川市にあ年多発している豪雨災害に対して,早急な対策が必要とる藤沼ため池の決壊では,決壊水により下流の住宅が流なっている。そこで,ハード的な対策だけでなく,地震,され, 8 名の犠牲者が発生した(写真―)。藤沼ため豪雨時にため池の決壊を予測して,ため池下流の住民の池は,堤高18.5 m,総貯水量1 504 000 m3 の均一型堤体避難対策を支援するソフト対策に技術開発の重心が置かで,人力で 1949 年に完工したため池である。地震直後れるようになっている。に堤体が大きく変形し,貯水が堤体上を越流して,決壊農研機構では,ため池のソフト対策を進めるための技に至っており,多大な被害が発生した。福島県農業用ダ術開発として, ICT を用いた災害情報システム「ためム・ため池耐震性検証委員会4)によると,決壊原因とし池防災支援システム」を開発している。このシステムは,て,堤体の締固め度が低く,特に砂分に富む材料であっ全国の防災重点ため池について,地震・豪雨時の決壊予たことが挙げられている。過去に経験したことのない大測を行い,ため池決壊による二次災害を防止するためのきく長時間の地震動により,強度低下を引き起こしたこ災害情報を関係機関で共有するシステムである。とが原因と考えられる。このような築造年代が古いため本稿では,第章で地震の事例として,東日本大震災池の堤体は,材料や締固めが良くないものが多く,地震におけるため池被害と災害情報共有の課題について述べによる強度低下を考慮した安定性評価が課題となった。るとともに,開発中の「ため池防災支援システム」によ写真―4藤沼ため池の決壊地盤工学会誌,―() 報告. ため池決壊後の情報の伝達と共有地震及び津波による被害の中,ため池の決壊に関する情報の伝達が大きく遅れた。震災当日には,福島県の出先及び東北農政局で庁舎が使用不可となり,ため池を所管する行政組織間の情報伝達が途絶えた。藤沼ため池では,地震発生から下流域に氾濫水が襲うまでに約 30 分の時間があったが,下流域の住民への避難指示が十分に行うことができなかった。また,藤沼ため池の決壊及び下流被害に関する情報が農林水産省まで伝達されるまでに約 9 時間を要した。このように大災害時には防災関係機関同士の災害情報の共有に大きな課題を残すこととなった。. 地震時の災害情報の共有.,.で述べたように,東日本大震災では,情報共有の観点から二つの課題が明らかになった。一つは地震直後の下流住民避難のための情報伝達,もう一つは防災関係機関での被害情報の共有である。東日本大震災を受け,農研機構では自治体がため池下流の住民に適切な避難勧告を出すための,ため池決壊予測情報を提供するシステムを開発している。決壊予測はデータベース化された個々のため池の情報とリアルタイムの地震情報をもとに,ニューマーク D 法により堤体の沈下量を算定し,堤体天端がため池の貯水位を下回ると決壊するとして予測を行っている。決壊予測には精度とスピードが求められるため,以下のような手法で行っている。ニューマーク D 法による解析は地震発生後に行うのではかなりの時間を要するため,地域ごとに設定した地震波形を用いて,最大加速度を段階的に変えた解析を全てのため池について事前に行っておき,最大加速度別の沈下量の計算結果をデータ図―南海トラフ地震を想定したため池決壊予測ベースに格納する。地震が発生すると,防災科学技術研究所の府省庁連携災害情報システムを通して,KNETンの色を変えて表示される(図―( b ))。さらに拡大から算出された地震加速度のメッシュ情報を自動的に取すると,図―(c)のように,地区単位の地図で,ためり込み,ため池が位置するメッシュの最大加速度と照合池の決壊判定決壊と決壊した場合の氾濫域の情報が表示して,解析結果のデータベースから沈下量を即座に引きされる。出す。計算された堤体の沈下量と貯水位のデータと比較して,貯水が堤体を溢れると算定されれば決壊と判定す.ため池の豪雨災害と情報共有る。決壊判定は南海トラフ地震クラスの地震で全国の防近年,集中豪雨や局地的大雨の発生によって,ため池災重点ため池を対象として 30 分以内を目標にインターの被災事例が多数報告されている。平成 19 ~ 28 年度にネットを通じて伝達する。生じたため池の被害の約 70(約 6 200件)が豪雨によ図―(カラー図は口絵写真―, http: // u0u1.net /る被害であり,約 30(約 2 600件)が地震による被害EDoR)に南海トラフ地震を想定した,全国のため池のである5)。本章では2017年に発生した九州北部豪雨の事決壊予測結果の例を示す。図中のアイコンがため池の位例をもとに,ため池豪雨災害の事例と防災情報の共有に置を表しており,アイコンの色が決壊判定の種類を表しついて述べる。ている。赤色は堤体高さが貯水位を下回ると算定された. 九州北部豪雨でのため池被害ため池,黄色は貯水位を下回っていないが沈下が発生す2017年 7 月 5~6 日にかけて九州北部地方に記録的なると算定されたため池である。決壊予測は震度 5 以上豪雨が観測され,河川の氾濫や土砂崩壊が発生し九州北を記録した地域全てについて行っているが,全国表示の部に甚大な被害を与えた。図―に示すように,アメダ地図(図―(a))では,アイコンが多すぎて地図が見ス観測地点「朝倉」での観測によると,総降水量は586えなくなってしまうため,地図拡大率に応じて,規模のmm ,最大 1 時間降水量 129.5 mm であり,福岡県朝倉大きいため池から順に表示している。県単位に拡大した市において観測史上最も多い 24 時間降水量が記録され地図では全てのため池が予測された危険度ごとにアイコた6),7)。朝倉市内のため池では豪雨による洪水流が貯水April, 20185 報告図―降水量時刻歴(アメダス観測地点「朝倉」)写真―写真―九州北部豪雨で決壊した山の神ため池九州北部豪雨で土石流を受け止めたため池図―九州北部豪雨における 7 月 5 日 11 : 00 時点での決壊予測結果止した可能性が高い(写真―)。. 豪雨時のため池の決壊予測豪雨時においても,地震と同様にため池の決壊を予測し,事前に避難する等の対策が必要である。豪雨と地震写真―鎌塚ため池下流域での住宅被害の違いは,地震が前ぶれなく発生するのに対して,豪雨の場合は事前に気象情報を取得して,決壊を予測して対池に流入し被害を受けた。さらに,ため池上流山腹の土砂崩壊によって土砂や流木がため池の貯水池に流入した 8) 。策を講じることが可能な点である。豪雨時のため池の決壊は主に,集水域から集まった雨水が貯水池に流入し,土構造物である堤体上を水が溢れ写真―に示す山の神ため池に上流山腹からの土石流て侵食することによって発生する。ため池には洪水吐とが流入し,貯水や流木が堤体上を越流して決壊した。そよばれる余剰水を堤体外に安全に放流する水路が設けらの決壊水が山の神ため池の下流に位置する鎌塚ため池れているが,洪水吐の能力を超える流入があると貯水位(写真―)に流入した。鎌塚ため池の下流では住宅のが上昇して,堤体越流に至る。ため池は土質構造物であ損壊や犠牲者が発生しており,一時,ため池の決壊によるため,堤体上の貯水が越流すると侵食されて決壊する。り被害が拡大したとの誤った報告や報道がなされたが,豪雨時のため池の決壊予測は,予測気象情報からため最下流の鎌塚ため池は決壊しておらず,上流からの土石池の貯水池に流入する水量を,総合貯留関数法を用いて流や山の神ため池の決壊水を受け止め,下流へのピーク算出し,洪水吐の放流を考慮して貯水位を算定し,貯水流出を軽減していることから,下流への被害の拡大を阻位が堤体を越えて上昇すると算定されれば,決壊と判定6地盤工学会誌,―() 報図―告九州北部豪雨における決壊予測結果と実際の被害の比較している。図―は九州北部豪雨が発生した 2017 年 7うことが可能になる。決壊予測情報だけでなく,実際の月 5 日 午 前 11 時 時 点 に お い て , そ の 0 , 3 , 6 時 間 後被害状況についても現地でスマートフォン等を用いて入(11時,14時,17時)における決壊予測結果を表示した力することにより,即座に被害状況を共有できる。ものである。7 月 5 日の午後に雨が降り始め,14時頃に一方で,このような ICT を用いた災害情報システムは貯水位が上昇し始め, 17 時には決壊が発生すると予は,災害が発生してから急に使おうとしてもなかなか使測できている。 11 時時点ではまだ降雨開始前の状態でいこなせない。国や自治体等で日常の業務に用いてシスあり,避難対策等に十分な時間があるといえる。テムに慣れるほか,国や自治体,ため池管理者,住民を図―に朝倉市内の被害が大きかった地域の被害予測結果と実際の被害を重ね合わせた図を示す。降雨開始前含めて協同で防災訓練を行い,災害時の情報共有や支援体制を確立,確認しておく必要がある。の貯水位が低かったこともあり,予測は実際の被害よりやや安全側の結果が出ているが,おおむね整合が取れており,避難対策を行う上で有用であるといえる。.参1)ため池の災害情報に関する今後の課題2). 予測精度と速度の向上豪雨時の決壊予測については,九州北部豪雨での決壊からある程度の精度が確保できていることが分かった。3)一方,地震時の決壊予測の精度については今後の課題であり,精度の良い地盤調査データから粗い精度のデータのため池まで,どの程度の予測精度が確保できるかを検証する必要がある。予測のためのパラメータが全国的に十分に整っているとはいえず,予測精度は予測手法の問4)5)題よりも,むしろパラメータの取得精度に大きく依存している。今後の研究開発としては,パラメータの質によ6)って予測された結果がどの程度の整合性を持っているかを定量的に示していくことであると考えている。. 災害情報の共有と防災訓練7)南海トラフ級の大地震やスーパー台風などの大災害時には,関係機関の間で災害情報を共有することが極めて重要である。本稿で述べたシステムを用いることで,国や自治体,ため池管理者等でインターネットを通じて,8)考文献ため池の概要,農林水産省入手先〈 http: // www.maŠ.go.jp / j / nousin / bousai / bousai _ saigai / b _ tameike /〉(参照 2017.12)ため池一斉点検を踏まえた詳細調査等の実施状況(平成29 年 3 月 末 時 点 ), 農 林 水 産 省 入 手 先 〈 http: // www.maŠ.go.jp/j/nousin/bousai/bousai_saigai/b_tameike/〉(参照 2017.12)堀 俊和・上野和広・松島健一平成 23 年( 2011 年)東北地方太平洋沖地震による福島県のため池被災の特徴と応急対策,農村工学研究所技報, Vol.213, pp.175 ~199, 2012.福島県農業用ダム・ため池耐震性検証委員会藤沼湖の決壊原因調査報告書(要旨),pp.1~7, 2012.農 林 水 産 省 ( 2017c ), た め 池 の 被 災 状 況 , 入 手 先〈http://www.maŠ.go.jp/j/nousin/bousai/bousai_saigai/b_tameike/attach/pdf/index21.pdf〉(参照 2017.10)平 成 29 年 7 月 九州北 部豪雨 につい て,気 象庁入 手先〈 http:// www.jma.go.jp /jma / press/ 1707 / 19a / 20170719_sankou.pdf〉(参照 2017.10)平成 29 年 7 月九州北部豪雨に関する情報,国土地理院入手先〈 http: // www.gsi.go.jp / BOUSAI / H29hukuoka _ooitaheavyrain.html#9〉(参照 2017.10)泉 明良・堀 俊和・正田大輔・吉迫 宏・梶原義範平成29年 7 月九州北部豪雨におけるため池の被災要因,.農村工学研究部門技報,Vol.219, 2018(印刷中)(原稿受理2018.1.5)同じ情報を得ることができ,必要な支援体制を早急に行April, 20187
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  • タイトル
  • 応答曲面法による豪雨時のため池破堤に関する信頼性設計(<特集>農業土木における地盤工学)
  • 著者
  • 西村 伸一・水間 啓慈・珠玖 隆行・柴田 俊文
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 8〜11
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230007
  • 内容
  • 報告応答曲面法による豪雨時のため池破堤に関する信頼性設計ReliabilityBased Design for Earthˆll Breaches due to Heavy Rains by Response Surface Method西村伸岡山大学大学院珠玖隆岡山大学大学院一(にしむらしんいち)環境生命科学研究科行(しゅく教授たかゆき)環境生命科学研究科水准教授. は じ め に日本には多くの老朽化したアースダム(ため池)が存間啓慈(みずまけいじ)農林水産省中国四国農政局柴田俊岡山大学大学院文(しばたとしふみ)環境生命科学研究科准教授感度解析によって選択される。損失コストは,洪水解析と土地利用評価に基づいて正確に計算されるが,膨大な計算コストを要する。したがって,多くのサイトに厳密在するが,豪雨による決壊が懸念されものが多い。災害な方法を適用するのは事実上不可能である。したがって,リスクを低減させるためには対策工が必要であるが,たリスク評価法を簡便化するために,損失コストを評価すめ池の数は膨大であるため,すべてに対応することは不る応答曲面が有用である。具体的には,複数の因子のサ可能である。したがって,対策は,予測されるリスクのンプル値 XR に対して,厳密な方法によって,複数のサ大きなものから優先順位を付けて実施する必要がある。ンプル応答値 YR を評価し,最小二乗法によって,回帰本報告では,この目的を達成する方法として信頼性設計係数 b を得る。最終的に,式(1)の応答曲面が決定され法を採用し,適用事例を紹介する。る。信頼性設計法の適用にあたり,膨大な数のため池のリスク評価を行うために,厳密な解析を適用することは不可能である。この問題を解決するために,本稿では応答.解析対象地域の概要3 つのため池サイトを,損失コストの応答曲面を作成曲面法1)を用いて,豪雨時のため池堤体(アースダム)するために選択した。サイトの概要を表―に示す。図の破堤に伴う損失を簡便に算定する方法を提案する2)。―に洪水氾濫解析による最大水深を示している。サイさらに,この結果に基づいて豪雨の確率特性3)を考慮し,ト A 及びサイト C は,貯水量が最大及び最小規模のた下流域のリスクと期待総コストを計算する。最終的に,め池であり,サイト B はその中間規模である。大規模適用事例を通して,提案法によって,広域に多数存在すの氾濫と小規模の氾濫をカバーできるようにため池を選るため池群のリスク評価を簡便に行えることが示される。択した。この洪水解析の結果と下流域の土地利用状況に.応答曲面法の概要基づいて,下流域の損失コスト算定することができる。氾濫解析は,西村3)で採用している方法と同様である。応答曲面法は,実験計画法に包含される方法である。図―には,A, B, C の 3 つのサイトについて計算され本研究では,多くの因子から感度の高い因子を絞り込むた損失コストが示されている。A, B, C については,たため,支配的な因子を導き出すため,スクリーニング実め池の規模と貯水量に応じた損失コストが推定されてい験として直交表に基づいた感度解析を適用する1)。応答曲面の関数形としては,一般的には下記の回帰式を用い表―対象サイトの概要ることが可能である。yR=bxR+eR ……………………………………………(1)ここで, yR は応答曲面を表す関数, xR は,支配因子を表す変数ベクトル,b は回帰係数ベクトルである。また,eR は誤差項を表す。変数ベクトル xR に含まれる因子のサンプル値を集めた行列を XR ,結果のサンプル値を表すベクトルを YR とし,式(1)に代入すると式(2)を得る。YR=XRb+ER …………………………………………(2)ここで, ER は誤差ベクトルであり, ERTER を最小化するように,最適係数ベクトル Âb が以下のように決定される。Âb=(XRTXR)-1XRTYR …………………………………(3)本研究では,変数 yR は,洪水による損失コストを表している。 xR は,損失コストに関連する因子であり,8地盤工学会誌,―() 報図―表―告氾濫解析結果と損失コスト(千円)応答曲面を決定するための解析ケースるのが理解できる。.解析対象地域の応答曲面本研究では,3 水準の直行表に基づいて感度解析を行い,損傷コストに支配的に影響する 5 つの因子が選択されている2)。なお,因子 i については説明を図―に与えている。)ため池の有効貯水量図―因子 i の定義)主たる氾濫流路の勾配の中央値)利用可能区域 1 km2 当たりの世帯数21 ケースの洪水解析結果を用意しており,表―にこ)利用可能区域 1 km2 当たりの従業者数であるれらの各要因の値と洪水解析の結果を与える。本来は,)洪水域における家屋や作業所の標高の中央値と流多くのサイトをサンプルとして採用すべきであるが,モ出点標高との比応答曲面(Response Surface: RS)を決定するためにApril, 2018デル化に多大な時間を要するため,ここでは,簡便な方法を採用する。サンプルケースはサイト A, B, C の地形9 報告図―洪水解析と RS による損失コストの比較表―精度検証のための解析対象サイトの概要特性を基本とし,因子の値を乱数によって変化させることによって作成したものである。この結果に基づいて,損失コスト Cf を表現する RS が式(4)として決定された。図―Cf=15 880×a-3.959×108×c+7 951×e+1 492×f+5.183×106×i …………………(4)21 ケースの損失コストについて,洪水解析による厳密な結果と RS による結果を比較したものを図―に示す。.疑似降雨の作成アルゴリズム越流確率の算定方法ここでは,ため池への流入量が増大し,洪水吐の設計結果によると式(4)は,決定係数が r 2=0.79と,比較的越流流量を,洪水時のピーク越流流量が上回る場合に越適合度が高い結果となっている。さらに,決定された流が生じるものと仮定する。流域からため池への流入は,RS を他のサイトである D 及び E にも適用して精度の式( 5 )で与えられるとする4) 。また,有効降雨強度は,検証を行っている。表―には,サイトの特性及び損傷降雨強度から式(6)を経由して得るものとする。コストが示されている。図―は,これらのサイトの解析結果も示されているが,RS は,損失コストを適切に1Qin= ・re・A …………………………………………(5)3.6評価している。re=fpr …………………………………………………(6).疑似降雨の作成越流確率を算定するため,岡山市の場合を例に取り,Qin洪水流入流量(m3/s),r降雨強度(mm/h),re有効降雨強度(mm/h),A流域面積(km2),fpピーク流出係数(0.7~0.8の一様乱数で与える)。45年間の降雨データを基に,乱数によって疑似降雨3)を洪水吐からの洪水流量は,洪水吐が矩形断面である場合生成している(図―)。豪雨のパターンを生成するのを考えると式(7)で表される。に,年最大の 72 時間連続降雨データの統計処理を行う。実降雨データの波形を,時間雨量の自己相関性を考慮すQs=Cd・Be・hs 3/2 ………………………………………(7)ここで, Qs 洪水流量( m3 / s ), Cd 設計流量係数,ることによって忠実に再現し,さらに 72 時間総降雨量Be 洪水吐における堰の有効幅( m ), hs 洪水吐からの確率分布を実降雨データから求め,乱数を生成して,の流出の越流水深(m)である。本研究では,流入流量降雨波形を調整する。この操作によって,様々なパターQin が,設計流出流量 Qs 上回った場合に越流が生じるン降雨波形が作成される。ものとする。さらに,乱数による降連続降雨 72 時間中のピーク降雨強度 r と fp の不確定性を考慮して,次式10地盤工学会誌,―() 報表―供用期間50年における越流破堤の期待総コストから越流確率 Pf を求めるものとする。Cf=13,275 a-2.913×106×c+5,278×e+Pf=Prob|Qin>Qs| ……………………………………(8).告リスク及び期待総コスト評価1,325×f+5.582×106×i ………………………(11)ここで,堤体の改修効果は,改修前後の期待総コストの差 CTB CTA によって評価される。表―では,厳密なリスクは,越流破堤の確率とそれによる損失コストか方法と RS を用いた場合の結果が比較されている。2 つら評価される。ここでは,改修前のため池堤体と,改修の方法で,期待総費用の値には乖離が見られるが,改修後の 2 つの状態について,式(9)及び式(10)を用いて期効果による優先順位の結果は同じとなった。待総コストを評価するものとする。CT=C0+Cf・E[n] ……………………………………(9)tl∑[Po(1-Po)k-1{1+(tl-k)PI}](Original)E[n]= =k1tl・PI(Improved) …………………………(10).まとめ5 つのため池堤体の,改修前後の期待総コストを求めた。厳密な洪水解析を行い,損失コスト求める場合と,応答曲面を用いる場合を比較した。応答曲面を用いても,ここで, CT は,期待総コスト, n は供用期間 tl 年に計算された改修効果に基づく優先順位は同じになり,提おける越流破堤の回数を表している。 CO は,堤体の改案法が,実設計でも適用可能であることが実証された。修コスト, Cf は,越流破堤による損傷コストを意味する。PO 及び PI は,それぞれ,改修前後の越流確率を表している。ここでは,越流確率は,式(8)によって計算され,越流が生じると堤体は破堤するものと仮定している。また,ため池堤体の改修とは,堤体盛土の補強と,取水管,洪水吐の改良を指すものとする。この中で,越流破堤の低減に貢献するのは,洪水吐の改良である。今回は,供用期間として, tl= 50年を考えている。 5 つのサイトの結果が表―に示されている。なお,RS は,表―の21ケースに加えて,ため池 A, B, C, D, E のデータもくわえて,次式のように補正した。April, 2018参考文献1)山田 秀実験計画法―方法編―,日科技連出版社,2004.2) 水間啓慈・西村伸一・柴田俊文・珠玖隆行応答曲面法によるため池破堤リスクの簡易評価,農業農村工学会論文集,Vol. 84, No. 1, pp. I_47~I_55, 2016.3) 西村伸一・珠玖隆行・柴田俊文・藤澤和謙豪雨時の越流破堤に対するため池堤体の信頼性設計,地盤工学会誌,Vol. 63, No. 5, pp. 30~33, 2015.4 ) 農業農村工学会土地改良事業設計指針「ため池整備」,農業農村工学会,2015.(原稿受理2018.1.6)11
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  • タイトル
  • 農業用ダムの機能評価における地盤工学的展開(<特集>農業土木における地盤工学)
  • 著者
  • 林田 洋一・黒田 清一郎・田頭 秀和
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 12〜15
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230008
  • 内容
  • 報告農業用ダムの機能評価における地盤工学的展開Geotechnical Developments in the Functional Assessment of Irrigation Dams林田洋一(はやしだ黒よういち)国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構主任研究員田頭秀田清一郎(くろだせいいちろう)国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構上級研究員和(たがしらひでかず)国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構ユニット長表―. は じ め に観測記録の最大加速度フィルダムは一種の人工地盤といえる。そのため,従来から,地盤工学分野の様々な技術を積極的に活用し,設計・施工・管理・評価の合理化・低コスト化・信頼性向上が図られてきた。本稿では,筆者らが取り組んだ農業用ダムの機能評価に関する 4 つの事例を紹介する。なお,本稿では紙面の都合により一部の情報を割愛したため,詳細は文献1)~4),6),7),10)をご参照頂ければ幸いである。.地震観測記録によるフィルダムの地震時挙動の検討1),2)平成 24 年度( 2012 年度)から農林水産省では,長期供用化が進んだ国営造成農業用ダムの経年的な性能低下,大規模地震の増加による地震時等の突発的な貯水機能の損失の懸念に対して,国営造成農業用ダム175ダム(建設中の15ダムを含め合計190ダム)に対する安全性評価 造成時の設を実施している。この評価の枠組みとして 設計・施工により期待さ計・施工内容の詳細の確認,れる性能が発揮されていること(健全性)の確認及び動的解析による耐震性能照査によるレベル 2 地震動に対する安全性の定量的な確認,を三本柱とする機能診断と耐震性能照査の一体的な実施を進めている(国営造成農業用ダム安全性評価の実施について平成 24 年 3 月図―30日付け農村振興局整備部長通知)。加速度応答スペクトル(下流法尻)これまでに大地震の強震動を受けた今日の農業用ダム設計体系における農業用ダムは高い安全性を確保してい埋設されている。観測された最大加速度値を表―に示るが,マグニチュード 6 クラス(マグニチュード 5.5以す。上)を超える地震ではなんらかの被害を受けている。震下流法尻の観測点での観測記録を入力加速度と見なし度 7 を初めて計測した平成 16 年( 2004 年)新潟県中越ている。入力加速度は,上下流方向が大きいが,三方向地震(Mj 6.6, Mw 6.6)において川西ダム(中心遮水型成分ともに同程度の最大加速度値を観測している。三観フィルダム,堤高 43 m )が被災している。顕著な変状測点ともに同程度の最大加速度値を観測しており,観測は,堤体上流斜面の左岸側中位標高の張りブロック部の点位置の相違や堤体内での振動の増幅を生じておらず,30 cm 程度の陥没と段差が観察された。震央距離は15.6堤頂部中央では上下流方向の最大加速度値に近いダム軸km と内陸直下型の地震動に相当すると考えられる。川方向の最大加速度値が観測されている。観測記録波形に西ダムは監査廊を有していないことから,下流法尻と左よる計測震度は,下流法尻において 5.8 の震度 6 弱とな岸地山,堤頂部中央の三箇所に地震計が設置され,下流る。法尻は下流広場の表層地盤内,左岸地山は表層岩盤内に12入力加速度相当の加速度応答スペクトル(減衰定数は地盤工学会誌,―() 報5)を図―に示す。三方向成分ともにほぼ照査用下告築堤後の地震計設置から東北地方太平洋沖地震後限加速度応答スペクトルより大きな加速度応答値であり,1 000 日間に発生した 1 462 回の地震の観測記録の後部短周期領域,特に極短周期においては照査用下限加速度コーダに繰り返し地震波干渉法を適用した結果,東北地応答スペクトルを超過しており,実際の耐震性能照査を方太平洋沖地震によって顕著な地震波伝播速度の低下が受けたことに相当する入力地震動である。上下流方向に発生し,その変化量は築堤後の圧密過程や湛水試験におは 0.4秒程度の周期に卓越したピークが認められ,基礎ける貯水位変化に伴う変化よりも大きいものであり,ま地盤の応答特性と考えられる。 0.2秒程度より短周期領たその後,元の伝播速度に漸近するように上昇する傾向域の加速度応答値が三方向成分とも同程度の大きさであが見られた。る。このような現象は,遠心載荷模型実験においても確認このような照査用下限加速度応答スペクトルに匹敵又されており4),地震動がフィルダムに与える影響を反映は超える強震動を受けても堤体は修復可能な被災程度のする定量的な指標となりうるものと考える。そこで現在,みの被災発生に留まったことからも,レベル 2 地震動農研機構に新たに整備された遠心載荷模型実験施設におに相当する直下型の強震動に対して,近代の設計・施工いて実験的なアプローチによっても研究を進めている。に基づく農業用大ダムの耐震性能は確保されていると考図―には,高さの異なる円錐型土質模型の頂部及び底えられる。観測を継続することにより,さらにロックフ部に加速度センサを取り付けた時の,加振時・非加振時ィルダムと動的特性等が異なる農業用大ダムに多いアーの振動波形及び地震波干渉法を適用した結果を示す。実スフィルダムの基礎地盤と堤体の地震時挙動を把握し,際のフィルダム堤体でのアレイ型地震動観測の結果5)と地震時の挙動特性を反映した照査用の入力地震動の設定同様に,遠心載荷模型実験における土質模型においてもや応答挙動の特性の解明が進むと思われる。模型底部から上方への伝播時間を評価できることが分か.農業用フィルダム堤体の地震波伝播特性監視3),4)る。また非加振時の機械振動等に伴う雑振動によっても加振時と同様な上方への振動伝播時間を評価できることが分かる。このような遠心載荷模型実験と振動伝播特性農林水産省では,国営土地改良事業により造成した農に関する評価技術を用いて,実際の堤体で見られた強震業用ダム(以下「農業用ダム」)約 190 基を対象として,に伴う地震波伝播速度の一時的な低下やその後に続く緩平成 24 年度から地震計及び地震計システムを設置・更和過程に関する基礎的な研究を進めている。新している3)。その観測記録の管理の体制整備のための取り組みの一つとして,農業用ダムの振動特性の経時的な監視を目的として,一連の観測記録に逐次的な解析処理を行うことを提案してきた。その事例として図―に茨城県常陸大宮市にある御前山ダム(堤高 52.0 m ,中心遮水ゾーン型ロックフィルダム)において堤頂・監査廊の地震観測記録に地震波干渉法5)を適応することにより,堤体の地震波伝播速度の長期的な変化を評価した事例を示す。図―農業用フィルダムにおける監査廊―堤頂間の地震波伝播速度の地震波干渉法に基づく推定とその長期的な変化April, 2018図―遠心模型実験における土質模型と各加速度センサにおける振動波形と地震波干渉法適用結果13 報告なお本稿の調査実験の一部は農食事業( A28002 )により実施した。地震計観測記録等の解析においては,農林水産省設計課設計審査班,関東農政局那珂川沿岸農業水利事業所関係各位の御協力を賜りました。記して謝意を表します。.ワイヤレス間隙水圧計6),7)フィルダムには,施工時,運用時の安全性を確認するため,間隙水圧計や土圧計などの埋設計器が設置される。これらの多くは電気式計器であり,電源の供給及び計測データの配信のための導電ケーブルが必要となる。この ケーブルの断線,絶縁低下や誘導雷による埋設ため,図―ワイヤレス間隙水圧計の概観 ケーブル敷設用ト計器の故障による計測の不安定化,レンチの掘削,ケーブル敷設,埋戻し工程に伴う盛立て作業効率の低下,等の問題点が指摘されてきた。そこで,埋設計器による計測の安定性の向上,フィルダムにおける施工性の向上を目的に,低周波電磁波を用いた地中通信技術8)を活用し,導電ケーブルを必要としないワイヤレス間隙水圧計を開発し,実ダムにおいてその適用性を検証した。ワイヤレス間隙水圧計の外形と内部構造を図―に示 筐体,◯ 回路基板,◯ バッテリ,◯ 通信す。計器は,◯ 間隙水圧計により構成される。形状は,直アンテナ,◯径 125 mm ,高さ 205 mm の円筒形である。開発にあたり,地中通信距離 100 m 以上及び電池寿命 10 年以上を目標性能として設定した。ワイヤレス間隙水圧計を用いた計測システムは,ダム天端あるいは監査廊にデータ送受信装置を設置し,ワイヤレス間隙水圧計との間でデータの送受信を行う。従来型の埋設計器を用いる場合には,堤体内にケーブルが張り巡らされ,ケーブルを敷設するためのトレンチの掘削図―ワイヤレス間隙水圧計の設置状況が必要となることから,設置作業が繁雑となる。これに対し,ワイヤレス間隙水圧計を用いる場合には,長大なケーブルトレンチが必要なく埋設計器の設置が簡便なこと,堤体内で大きな異物となるケーブルが存在せず堤体内の均質性が保たれるため,施工性,堤体の安全性の観点から,極めて有効である。ワイヤレス間隙水圧計の設置にあたっては,「コア抜地すべりの挙動監視に活用している9)。. GNSS による小規模フィルダムの変位挙動観測10)ダム堤体の変形量は安全管理上重要な計測項目のひとつであり,運用開始後は基準11)に基づいて 1~ 3 箇月にき法」6) と呼ぶ方法を用いる。これは,盛土面にスクリ1 回の頻度で,トータルステーション( TS )等を用いューポイント等を用いて穿孔し,その中に本体部を静置て表面変位の計測が行われているのが一般的である。そし,埋め戻すという極めて簡便な方法である。その一連の労力軽減や信頼性向上等のために,近年では GNSSの設置状況を図―に示す。を用いた観測が試験的に導入され始めているが,比較的開発したワイヤレス間隙水圧計は,複数のロックフィ大規模なダムが対象の主体である。本章では,小規模フルダムに埋設され,長期間にわたり,従来型の観測シスィルダム(ため池堤体)への適用事例を紹介する。観測テムと観測結果の比較検証が実施された7)。実ダム設置地は,静岡県御前崎市所在の篠ケ谷調整池(堤高 14.9後 5 年半にわたる計測結果から,ワイヤレス間隙水圧m , 堤 頂 長 80 m , 傾 斜 遮 水 ゾ ー ン 型 ) の 堤 体 で あ る計は,従来のケーブル式間隙水圧計と同等な計測が可能(図―,図―)。図―中の A ~ D 点の 4 箇所で試なことが明らかとなった。このことから,施工時の利便験湛水期間中の堤体表面変位を観測した。谷が狭いため性と併せ,ワイヤレス間隙水圧計の有効性が示されたとに天空全体としては障害物が多く,GNSS 観測にはやや考えている。厳しい条件と言える。なお,この計測システムを発展させたボーリング孔に設置できるワイヤレス間隙水圧計や地中変位計を開発し,14GNSS 観測結果には,マルチパスの影響と考えられる日単位の周期的変動が認められた。 A 点と B 点を対象地盤工学会誌,―() 報図―告標準断面図図―表面変位の観測結果局大井川用水農業水利事業所が実施したことを付記する。図―参観測点の位置と水平変位の履歴1)に,その影響軽減の便宜的な方法として日平均値化を行った結果を手動観測(TS とオートレベル)の結果と併2)せて図―に示す。 GNSS 観測結果では, A 点は B 点よりも天空内障害物が多く,その影響が観測値のばらつきの大きさとして現れている。両点の水平変位は鉛直変3)位よりも連続性が高く,鉛直方向よりも水平方向の測定精度が高いという GNSS 観測の特性が表れている。観測値の最大誤差は水平で約 3 mm,鉛直で約 5 mm とみなせるが,これらは使用観測機の公称精度10) より小さ4)5)い数値である。また,手動観測結果に比べると,GNSS観測結果はばらつきが少なく,挙動に一定の傾向を示している。図―に,水平変位の履歴をダム平面図上に示6)す。GNSS データは手動観測実施日の日平均値のみを記している。全点で GNSS 観測結果が手動観測結果より7)も変位方向が安定しており,堤体全体としての挙動に統一性が認められる。GNSS 観測の極めて大きな長所は,同じ期間内で手動8)観測の数十~数百倍のデータ数を得ることができ,適切な統計処理によって観測機の精度以上に高い精度で種々9)の分析が可能になることである。本事例では,必ずしも高度なデータ処理は必要ではなく,日平均化処理という簡便な処理でも小規模なフィルダム(ため池堤体)の挙10 )動監視に利用できる精度を得られることを確認できた。なお,上記の GNSS 観測は,共同研究「老朽化フィルダムの挙動監視システム開発に関する研究」(2008~2010 年度)により実施し,それ以外の観測は関東農政April, 201811)考文献増川 晋・黒田清一郎・林田洋一・田頭秀和21世紀初頭10年間の大規模地震における農業用大ダムの入力地震動,農村工学研究所技報,No. 215, pp. 185~217, 2014.増川 晋地震観測記録による農業用ダムの地震時挙動の検討,農業用ダム研究会シンポジウム, pp. 177 ~203, 2017.黒田清一郎・北谷康典・田頭秀和・中村康明・吉野英和・増川 晋農業用ダム振動特性監視のための地震観測記録解析システム,水土の知,Vol. 85, No. 3, pp. 3~6, 2017.相澤隆生・黒田清一郎地震波干渉法による弾性波探査,地盤工学会誌,Vol. 65, No. 1, pp. 16~19, 2017.黒田清一郎・増川 晋・田頭秀和構造物の地震波伝播特性評価と経年変化監視への適用性,水土の知, Vol.81, No. 8, pp. 19~22, 2013.向後雄二・浅野 勇・林田洋一・遠目塚良一ワイヤレス間隙水圧計の開発とフィルダムにおける観測,ダム工学,Vol. 16, No. 3, pp. 165~176, 2006.林田洋一・遠目塚良一・向後雄二・浅野 勇・増川晋・田頭秀和ロックフィルダムにおける地中無線通信型埋設計器の長寿命化に関する検証,土木学会論文集F3(土木情報学),Vol. 69, No. 1, pp. 47~57, 2013.樋口佳意・遠目塚良一「地中無線通信システム」を用いた地盤の無線調査技術,地盤工学会誌,Vol. 58, No.8, pp. 22~25, 2010.中里裕臣・田頭秀和・永江 祐・遠目塚良一・中山健二・樺元淳一複数のすべり面を持つ地すべり監視のためのワイヤレスセンサ,日本地すべり学会誌,Vol. 55,No. 2, 2017.(投稿中)田頭秀和・三木秀一・川邊昭弘・黒田清一郎・林田洋一GNSS による小規模ダムの変位挙動観測事例,水土の知,Vol. 85, No. 3, pp. 7~10, 2017.農林水産省農村振興局整備部水利整備課土地改良施設管理基準―ダム編―,p. 169, 2004.(原稿受理2017.12.25)15
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  • タイトル
  • ロックフィルダムの地震時挙動に与える地山の影響について(<特集>農業土木における地盤工学)
  • 著者
  • 小林 晃・王 立潮・山本 清仁
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 16〜19
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230009
  • 内容
  • 報告ロックフィルダムの地震時挙動に与える地山の影響についてEŠect of Surrounding Rock Mass on Seismic Behavior of Rockˆll Type Dam小林晃(こばやし関西大学環境都市工学部山王あきら)立教授本潮(おうりっちょう)関西大学大学院理工学研究科清仁(やまもと岩手大学農学部きよひと)准教授. は じ め にダムの建設目的は,治水,利水に大きく分かれ,利水は水力発電及び飲料,工業,農業用水としての利用がある。農業用水に関しては,日本農業が水稲作中心であるため多くの灌漑水が必要であり,春夏期に集中して利用することが多い。限られた期間に多くの水を供給するためには河川からの取水だけでは干ばつの発生を考えると不安定であるので,ダムのような貯水機能が必要となる。農業用水の需要は農家に限られ,ダム建設に当たり,その恩恵を受けるために農家には負担金が発生する。そのため,農業用ダムは需要に応じた規模と建設費の削減が建設に当たり制約となる。このような背景から農業用ダムにはあまり大きくないロックフィルタイプが多いのが特徴である。農林水産省直轄の農業用ダム(国営ダム)の数は国土交通省直轄の治水ダムと比べると少ないが,図―ロックフィルダムあるいはアースダムの占める割合は約耐震性能評価の流れ8 割程度である。ロックフィルダムも,東日本大震災以降に発令された2013 年の国土強靭化基本法において,自然災害に対する脆弱性を評価する対象となっており,現在,全国の国営ダムの耐震性評価が行われている。農業用ロックフィルダムの特徴としては,基礎岩盤があまり強固でないケースが多く,崖錐堆積物が残存している場合も多いこと,使用されている材料が地域ごとに図―異なることがある。規模は需要に応じてかなりばらつき地震慣性力を用いたすべり解析のイメージがあり,供用期間は 40 年を超えるものもあり様々である。したがって,耐震性能評価ではダムごとの特徴が慎重に考慮されている。本稿では,以上のように現在,農業土木分野で喫緊の課題となっているダムの耐震性能評価に関して,筆者らダムの耐震性能評価は二次元代表断面を対象として,が調査した地震記録の分析から,実際のダムの地震時挙上下流方向のレベル 2 地震に対する振動を数値解析で動は図―に示すような二次元横断面的イメージではな評価する。そして,最大加速度分布を用いてすべりの安く,左右岸地山の振動の影響も少なくないという分析結全性を評価するのが大まかな流れである。図―にダム果を得たので,今後の課題として報告する。の耐震性能評価の流れ1)を示す。この中の地震応答解析が二次元代表断面を用いた等価線形化法による解析であり,その下の堤体損傷の有無の評価がすべり安全性解析.加速度計配置と地震記録の概要今回の分析は福島県の大柿ダムである。本ダムは福島である。図―にすべり安全性解析のイメージ1)を示す。第一原発の北西20 km ほどのところにあり,原発事故に等価線形化法による解析で求めた最大加速度分布を用いより放射性物質による汚染地域となった場所にある。震てすべりを評価し,その沈下量が許容範囲内にあれば安災でダム天端に深さ 7 m 程度の堤軸方向亀裂が生じた全と評価される。が,当初現地に入って作業を行うことが困難であったた16地盤工学会誌,―() 報告堤体の固有周期に相当するものとして扱われている。表―には地震 C, D のスペクトル比が最大となる周期も示している。このように同じ震源からの地震に対しても最大周期は異なる値となる。そして,上下流・堤軸・鉛直方向波形記録をこの周期で移動平均する。すなわち,ある時刻の前後におけるこの周期の 1 / 2 区間の加速度の平均値をその時刻の値とする。このように平均化した加速度波形は細かな振動が抑制され,その位置の挙動を適切に評価できると考えた。図―対象ダムの縦断面図と地震計配置(単位m)表―対象地震の概要また,ダムの固有周期に関しては,三角形の片持ち梁理論から求める理論的な値 T1 と経験的に求める値 T22)がある。式(1),(2)に T1 と T2 の定義を示す。T1=2pH/(zVs) ………………………………………(1)ここで,Hダム高さ,z一次モードで2.405,Vsせん断波速度である。現地で速度検層により計測されたせん断波速度は 472~ 533 m /s であった。したがって,この場合,T1=0.41~0.47 m/s となる。T2=0.5H/100 …………………………………………(2)ダム高さを代入すると,T2=0.42 s となる。このように理論的な固有周期と経験的なそれは概ね同様の値となり,これは表―の地震 C と同等の値であると言える。したがって,この結果からだと地震 C では一次モード,地震 D では高次のモードで振動したものと推定される。め,図―に示すように状況観察のために 9 つの地震. 振動モード分析結果計を設置し,遠隔地よりモニタリングした。ダムは堤高先述の手法を用いて天端の高さにある地山を含めた 684.5 m,堤長262.0 m,堤体積172.9万 t の中央遮水ゾーつの地震計の計測結果を並べることで加速度分布を求めン型ロックフィルダムである。図―に示すように堤体る。時間帯は堤敷で上下流方向に最大加速度が観測され天端に 4 箇所,その左右岸地山部に 2 箇所,堤敷に 1てからおおよそ 1.5 秒以内とし,平均加速度は上下流と箇所,堤体中央部に 1 箇所,左岸地山中部に 1 箇所の堤軸両方向を含めている。図―は地震 C におけるダ配置で 3 成分地震計が設置された。また,左岸地山はム天端での平均加速度分布の継時変化である。縦軸は先右岸と比較して高さも低く,やせ尾根となっており,左述のスペクトル比最大周期で平均した加速度であり,横岸の谷勾配が右岸よりも急となっている特徴がある。軸は左岸地山からの距離である。最大断面は115 m の地堤体補修工事前の 2014 年度に 6 回の余震を記録する点であり,その地点でも平均加速度のピークは存在することができ,ダムの詳細な地震時挙動を観測することがが,それよりも左岸側の計測地点でより大きな平均加速できた。 6 回の余震のうち地震 C, D は震源がほぼ同位度が発生しており,右岸側でもやや大きい値となってい置であるが,振動の仕方が異なるものであった。この 2る。これは一次よりも高次での振動形態である。一方,つの地震の概要を表―にまとめる。本稿ではこの 2図―の地震 D の結果を見ると,常に最大断面で大きつの地震時挙動に着目して報告する。な平均加速度が生じており,一次モードに近い揺れが生.地震波形の分析じている様子が分かる。先述のように,二次元断面で考えた場合,地震 C で. 分析手法は一次モードに近い振動が発生していたと推定されてい地震計で計測される加速度は0.01秒間隔で記録されてたのに,平均加速度分布を見ると,高次のモードで振動いる。計測された同時刻の加速度分布を描くと,それはして いたこ とが分 かる 。ま た,逆 に地 震 D で は高次ある一瞬のものであり,値に大きなばらつきを持つためモードで振動していたと推定したものが,一次に近い揺に傾向を把握することが難しいことが予想された。そこれ方を示している。このように実際のダムの振動形態はで,ある時間で平均した加速度の分布で評価することに二次元断面で推定するものとかなり異なっている可能性より,ダムの振動挙動を分析することを試みた。がある。最大加速度の発生する断面も,標準断面として図―に示した堤敷とその上方の天端を結んだ断面は最大断面となるが,その断面上の 2 箇所に配置された扱われる最大断面と異なる可能性があることが分かる。. 地山からの波の伝播地震計で観測された上下流方向の地震波形のスペクトル地震 C, D とも東北地方太平洋沖地震の余震であり,を取り,天端/堤敷のスペクトル比が最大となる周期で福島県沖を震源とし,震源も深い。したがって,地震波平均することとした。この周期は二次元の評価ではダムは堤敷に対して鉛直に伝播するものとして図―のようApril, 201817 報告なイメージで考えるのが妥当なように思える。しかし,おり,この山が振動するとその横に接しているダム堤体実際には異なる挙動が起こっていたことが示唆された。に横方向から波が入射する可能性がある。この要因として,著者らは左右岸地山からの地震波の伝そこで,上下流方向と堤軸方向の各測点の平均加速度播が影響を与えているのではないかと推定した。特に,の継時変化を並べて比較した。図―に地震 C の結果左岸地山はやせ尾根であり,谷形状も急な勾配を有してを,地震 D のそれを図―に示す。地震 C では堤敷で最大加速度が観測された時刻の前後0.5秒,地震 D では同前後 1 秒間のデータである。地震 C では最大断面での天端で上下流方向の 7 割程度の堤軸方向加速度が発生しているが,その左岸側では堤軸方向加速度は上下流方向よりかなり小さい。また,左岸地山近傍では複雑な波形をしているが両方向とも同程度の大きさである。堤敷も位相は異なるが大きさは同定度である。地震 D では天端最大断面で堤軸方向加速度は上下流方向の半分以下であるが,その左右岸では堤軸方向加速度は上下流方向の 7 割程度の大きさである。そして,左岸地山近傍では両方向とも同様の大きさであり,堤敷図―地震 C の平均加速度分布の継時変化では堤軸方向加速度はやや小さい値となっている。以上のように,同一箇所において,堤軸方向の波が上下流方向の波と比較して小さい箇所では上下流方向加速度が大きくなり,堤軸方向加速度が比較的大きい場合に小さくなる傾向があるようである。次に,この堤軸方向振動波がどこから来るのかを推定するために,各波の伝播速度の推定を行った。波の伝播速度を推定する方法として今回は各測点での波形のピーク時の時刻と,地震計間の距離を用いた。この手法を用いて,堤敷から天端に向かう堤体内と,左岸から右岸に向かう天端での,上下流方向と堤軸方向の振動波の伝播速度を求めた。その結果を表―に示す。伝播速度は図―地震 D の平均加速度分布の継時変化図―18352 ~ 741 m / s とばらついているが速度検層結果は 472地震 C の各測点における加速度継時変化地盤工学会誌,―() 報図―告地震 D の測点における加速度継時変化~ 533 m / s とこの範囲内に入っている。同表内で 1 000表―堤体内,天端での伝播速度(m/s)m / s を超えているものは,ピーク時刻が地震計位置順に並ばなかった場合であり,その方向には伝播していないことを示している。表―より,地震 C, D とも堤体内を鉛直方向に上下流方向振動波と堤軸方向振動波が伝わっている。一方,天端においては地震 C では堤軸方向振動波のみが左岸ある。地山から伝わっており,上下流方向振動波は伝わっていない。したがって,図―で見られた天端での堤軸方向2)上下流方向振動にはその地点の堤軸方向振動の振動波には地山から伝達した波も重なっている可能性が大きさが影響しており,堤軸方向振動波が上下ある。流方向振動波と同程度に大きい場合には上下流方向振動波は抑制される。一方,地震 D では天端上を上下流方向振動波が伝わっていることが分かる。よって,図―の天端上で観測3)地震波は堤体内を鉛直方向に伝わるだけでなく,された上下流振動波には左岸地山から伝わった波が重な左右岸の地山からも水平方向に伝わる場合があっている可能性がある。る。すなわち,堤軸方向,上下流方向振動波の大きさは水平方向伝達波の影響も受ける場合が. お わ り にあり,これにより振動モードが複雑になり,先今回,1 つのダムに 9 つの地震計を設置し,地震波を述 1)のような現象を引き起こすものと推察され受信したという稀な記録を入手し,その傾向を分析した。る。その結果をまとめると以下である。1)スペクトル比最大周期が二次元の理論的あるいは経験的固有周期と一致した場合でも実際の振動は一次モードとは異なり,最大断面以外の断面で相対的に大きな振動が生じている可能性がApril, 2018参考文献1)農林水産省農村振興局国営造成農業用ダム耐震性能照査マニュアル,2012.2) 岡本舜三耐震工学,オーム社,pp. 108~110, 1971.(原稿受理2017.12.20)19
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  • タイトル
  • 土のキャピラリーバリア機能を利用した小規模雨水ハーベスティング(<特集>農業土木における地盤工学)
  • 著者
  • 森井 俊廣・藤巻 晴行・小林 薫・松元 和伸・竹下 祐二
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 20〜23
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230010
  • 内容
  • 報告土のキャピラリーバリア機能を利用した小規模雨水ハーベスティングSmallscale Rainwater Harvesting Using Capillary Barrier of Soil森井俊新潟大学小林廣(もりい農学部工学部藤巻教授薫(こばやし茨城大学としひろ)行(ふじまき鳥取大学乾燥地研究センターかおる)松元和伸(まつもと株 技術研究所飛島建設教授竹晴下岡山大学祐二(たけした環境生命科学研究科. は じ め にはるゆき)教授かずのぶ)第一研究室長ゆうじ)教授を観察するとともに,植物の生育に及ぼす効果を調べた。次いで,小規模な雨水ハーベスティングシステムとして砂層とその下部に礫層を重ねた層状地盤では,両層のの CB の適用性を探るため,パレスチナヨルダン川西岸土の相対的な保水性の違いにより,境界面の上部の砂層地区において進めている,野外条件下での土中水分量の内で降下浸潤水が捕捉され,集積する。砂層と礫層の境モニター結果をまとめる。現地の土からふるい分けによ界面が,上部からの水の浸入を防ぐ障壁のようにみえるり中礫分サイズの礫を容易に入手できるか,加えて,礫ことから,この機能あるいは現象を土のキャピラリーバ層を敷設することにより,降雨量が少ない自然気象条件リア(capillary barrier,以下 CB と略称)という1)。降下でも効果的に土中水分を捕捉できるかについて,現地雨あるいは地表潅漑により下方浸潤が生じると,この機計測を通して確認することを当面の調査目的とした。能により,図―に示すように,砂層と礫層の境界面の上部で浸潤水が保持・貯留され,礫層とさらに下方への水分移動が抑制される。雨水や潅漑水を不必要に下層へ.礫層を敷設した砂地盤における CB 機能. 圃場試験による CB 機能の評価浸潤させることなく,効率的に植物生育に供することが土の CB 機能による土中水の貯留効果と塩分を含む地できるため,半乾燥地域における小規模な雨水ハーベス下水の遮断効果を確認するため,ビニールハウス内に実ティングシステムあるいは節水潅漑法として,制約され験区画を造成し植栽実験を実施した。図―に示すようた水資源を有効に利用できる。礫層による水分移動の遮に,原地盤(砂地盤)を30 cm 程度掘削したのち,内寸断機能は,深部の地下水からの毛管上昇に対しても働くL 600 × W 400 × H 300 のコンテナボックスを直列状にことから,半乾燥地域で問題となっている塩類集積をう配置し,実験プロットを準備した。コンテナボックスは,まく制御できる可能性を合わせもつ2) 。このような CB底面近傍でビニールホースにより連結し,定水位給水槽の適用を通して,地盤工学あるいは不飽和土工学の環境につないだ。コンテナボックスを設置したのち,底面か事業分野における新たな展開が期待できる。礫材は現地ら深さ15 cm まで,先に掘削した砂を埋め戻し,次いで,で比較的簡単に入手でき,特別な技術や知識がなくても図―に示す左側の試験区画( CB 区画)では,厚さ 5層状に敷設することができる。また,現地に分布する自cm に礫を敷設し,残りの深さ 10 cm には再び砂を埋め然材料であり,それ自身,自然環境への負荷が小さいと戻した。右側の試験区では,礫層を敷設せず,砂のみをいう特長をもつ。投入し埋め戻していった(砂のみの区画)。本稿では,ガラスハウス内に造成した CB 地盤で植栽図―に,埋め戻した砂及び礫の粒径加積曲線を示す。実験を行い,地表面給水した浸潤水の地盤内における捕それぞれ,平均粒径が 0.3 mm 及び 5 mm 程度の分級さ捉状況並びに地下水面からの水分上昇に対する遮断機能れた砂( S)及び礫( G )に分類される。土柱法で測定した砂と礫の水分特性曲線を図―(a)に,この測定値から van Genuchten 式にあてはめて推定3)した不飽和透図―20CB 機能による土中水分の集積(概念図)図―CB 機能を確認するための試験区画(断面図)地盤工学会誌,―() 報図―告試験に用いた砂と礫の粒径加積曲線図―地表面かん水及び地下水供給時に計測された体積含水率及び電気伝導度の変化図―砂と礫の不飽和水分特性物の根群域相当の深さに礫層を敷設することにより,潅漑による水分を地盤深部への浸潤によって失うことなく水係数を図―(b)に示す。砂層と礫層の境界面のサク効率的に貯留できることになる。あるいは,少ない水量ションが 3 ~ 4 cm になると,礫の透水性が大きくなり,でも,深部への損失がないため,作物の生育に及ぼす制砂層から下部の礫層への浸潤が開始することになる。し約が少なく,節水潅漑法としての展開が可能といえる。かし,図―(a)から分かるように,このような状態にしかし,礫層を圃場の全面に敷設するとなると,その工なるには,砂層の飽和度がほぼ 100に達する必要があ事費用と工事に要する期間は多大なものとなる。このたり,蒸発散をともなう地表散水条件では,礫層への浸潤め,礫層の敷設範囲を植物の根群域に見合った大きさにはほとんど起こらない,つまり CB 効果が十分かつ永続限定することが現実的となる。その場合,礫層上部で集的に機能すると期待できる。積された土中水が側方へ逃げ,植物への利用効率が低下図―の試験区を造成したのち,播種後 10 日を経過したミズナ(商品名京みぞれ)を試験区画に移植した。してしまう可能性がある。このような限定された大きさの礫層における土中水分そののち,3 週間にわたり,前日の蒸発量に相当する水の保水・流動特性を調べるため,図―の上段に示すよ量を毎朝定刻に表面かん水した。続いて,次の 3 週間うに,直径20 cm の礫層を深さ20 cm に敷設し,連続しでは,この表面かん水に加えて,定水位給水槽より,た点滴かんがい条件下で土中水分の動きを調べた。図中10 000 ppm の塩水( NaCl)を各試験区画に供給した。の黒丸の位置に小型土壌水分センサー EC5(METERこれらの期間に,先の図―の黒丸の位置に埋設した土Group, Inc. 製)を埋設し,これより測定した u の時間壌 水 分 ・ 温 度 ・ EC セ ン サ ー 5TE ( METER Group,変化を,図―の下段に示す。礫層の無い砂のみの区画Inc. 製)により,土中の体積含水率 u 及び電気伝導度では,浸潤にともなって地表面近傍から逐次深部に向かEC を計測した。これらを地盤の深さ方向の分布の変化って浸潤が進んでいく。一方,礫層を部分埋設した区画でまとめると図―のようになる。礫層の直上部で u がでは,礫層上部に達した土中水はそこで捕捉され,それ高くなっており,地表かん水された水分が有効に集積さ以深の礫層へ移動することはなく,時間の経過とともに,れていること,並びに礫層とその上部の砂層では EC 値礫層上部において土中水の集積領域がしだいに拡大してが全く増えておらず,地下水から上昇してくる塩水が礫いく様子をみることができる。今回設定した礫層の規模層により完全に阻止されていることが分かる。と敷設深さの範囲では,かなり長期の連続したかん水条. 部分敷設した礫層により発揮される CB 機能件でも,効果的に浸潤水が捕捉されることが分かる。前節.の試験結果より,原地盤が砂である場合,作April, 201821 報告図―.部分埋設した礫層周辺の土中水の動き図―CB 試験区の全景(Ramallah 市郊外の Beitunia)図―Ramallah 市郊外 Beitunia の現地土の粒径加積曲線図―CB 試 験 区 の 造 成 の 様 子 ( Ramallah 市 郊 外 のBeitunia)小規模な雨水ハーベスティングシステムとしての CB の適用性小規模な雨水ハーベスティングシステムとしての CBの適用性を探るため,パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区を渡航調査し, Ramallah 市郊外に CB 試験区を設け,土中水分の長期計測を実施した4)。先に述べたように,現地の土のふるい分けにより中礫分サイズの礫を容易に入手できるか,加えて,礫層を敷設することにより効果的に土中水分を捕捉できるかについて確認することを,当面の調査目的とした。Ramallah 市 郊 外 の Beitunia に 位 置 す る Wadi Al Fawar 谷の南側斜面部( N 31°53′30″, E 35°08′27″)をCB 試験区とした。図―に CB 試験区を示す。中央のオリーブの樹の手前に広がる小区画が埋め戻した CB 試験区である。現地において風乾状態で求めた土の粒度は図 ―  に 示 す 通 り で , お お よ そ細 粒 分 ま じ り礫 質 砂( SG F )に分類される。同図には,全く関連性はないが,参照のために,第章の植栽実験に用いた砂と礫の粒度(図―)を併記している。図―の試験区で,おおよそ幅 90 cm ,長さ 160 cm の長方形区画をスコップで掘り,この掘削土より粒径 5 ~ 30 mm 程度の中礫ないし粗礫をふるい分けた。これを,図―に示すように幅 60 cm ,長さ 30 cm ほどの範囲に厚さ 3 cm から 5 cmに敷設し,そののち掘削した土を埋め戻し,手の甲でたたきながら,周辺地盤と同じ程度の密度になるように締図― CB 試験区の平面・断面図と水分センサーの埋設め固めた。図―に,造成した試験区の平面・断面図を示す。同図の左より,深さ20 cm に礫を敷設した小区画,2015 年 10 月から 2016 年 6 月にかけての約 270 日間にわ礫は敷設せず掘削土を埋め戻した小区画並びに深さ 30たる計測結果を示す。横軸に経過時間,縦軸に EC5 にcm 位置に礫を敷設した小区画を準備した。礫層の敷設より測定された u ,並びに第 2 縦軸に ECRN50 によると埋戻しに際し,図―に示す位置に EC5 を計 9 本埋時間雨量をまとめている。設するとともに,試験区に隣接して,雨量計 ECRN50計測期間のうち 2016 年 4 月あたりまでは比較的雨の( METER Group, Inc. 製 ) を 設 置 し た 。 図 ―に ,多い季節とされており,計測開始から 30 日目あたりの22地盤工学会誌,―() 報告の礫層さらにそれ以深の地盤に浸潤していくことはない。本稿では,これまでに進めてきた圃場及び野外条件下での試験調査にもとづき,CB の潅漑農業分野における実務展開の可能性について検討した。砂地盤に礫を敷設した圃場試験では,地盤内に敷設した礫層の上部で,浸潤したかんがい水が定常的かつ効果的に捕捉されること,並びに捕捉された水分量が植生量に有意な影響を及ぼすことが確認できた。礫層による水分移動の遮断機能は,地下水からの毛管上昇に対しても働くことから,半乾燥地域で問題となっている塩分集積を効果的に制御できる可能性も合わせもつ。土の CB 機能を利用して節水潅漑,あるいは局所的なウォーターハーベスティングを展開することは,技術的に十分に可能であると考えられる。乾燥・半乾燥地域は,太陽エネルギーが豊富で農業生産力は潜在的に大きい。それを制約するのが希少な地表水資源と塩分集積による土壌劣化である。本研究の成果は,当該地域の潅漑農業の進展に貢献できると期待される。現地の農家や農業・環境団体によって手軽に造成でき,かつ自然材料のみを用いるため,環境負荷が小さく持続的である点に,優れて現代的な説得性をもつといえる。図― CB 試験区での降雨と土中水分量の計測結果謝辞10 月下旬頃より土壌水分は全体に高くなってきている。本稿の一連の調査研究を進めるにあたり,日本学術振その中で,相対的にではあるが,礫敷設による CB 機能興会科学研究費助成事業(科学研究費補助金)による基が発揮されているのが分かる。つまり,礫を敷設してい盤研究( A )「キャピラリーバリア盛土による放射性廃ない図―(b)では,地表面から入ってきた水分は深部棄物・汚染物質の長期貯蔵保管工法の提案」(課題番号(ここでは深さ 33 cm 位置)に向けて単純に浸潤するだ25252043 )及び挑戦的萌芽研究「現地砂礫を活用したけであるが,深さ20 cm 位置に礫を埋設した小区画(図環境調和+節水型の畑地かんがい法の展開」(課題番号―(a))では,礫層の直上部で浸潤水が捕捉され,礫15K14819 ),並びに公益財団法人住友財団による環境層の下部(深さ25 cm 位置)に向けた水分移動はかなり研究助成「土のキャピラリーバリア機能を利用した低レ抑制されている。深さ30 cm 位置に礫層を埋設した図―ベル放射性廃棄物の長期保管工法の開発」(助成番号( c )では,同図( a )ほど顕著ではないが,礫層により163451 )よりご支援をいただいた。ここに記して深く浸潤水が捕捉され,上部の砂層内の u がやや大きめの値感謝するしだいである。をとっている。一方, 2016 年 5 月以降のいわゆる乾季では,土中水分の供給源である雨量が極端に少なくなる。それとともに,地表面蒸発により土中水が急激に抜けていくため,礫層の有無あるいは敷設深さに関わりなく,土中の水分量は急減しており,CB 機能が発現できるような環境ではなくなることが,図―から読み取ることができる。. まとめ相対的に細粒の土とその下に粗粒の土を敷設した単純な土層地盤は,CB 機能をもつ。通常,相対的に細粒の土として砂が,粗粒の土として礫が用いられることが多参考文献1)森井俊広土のキャピラリーバリア,地盤工学会誌,Vol. 59, No. 2, pp. 50~51, 2011.2) 森井俊広・小林 薫・藤巻晴行土のキャピラリーバリアの社会実装を考える,新潟大学農学部研究報告,Vol.69, pp. 33~41, 2017.3) Stephens, D. B.: Vadose Zone Hydrology, CRC Press,Inc., Florida, pp. 183187, 1996.4) 森井俊広・藤巻晴行・井上光弘土のキャピラリーバリア機能を利用した節水かんがいシステムの開発―ヨルダン川西岸地区における適用可能性調査―,平成28年農業農村工学会大会講演会講演要旨集, PDF 621,平成 28年 8 月30日~9 月 2 日,仙台市,2016.(原稿受理2017.12.25)い。浸潤や再分布により表層土から降下移動してくる土中水は,両層の境界面に達したところで捕捉され,下部April, 201823
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  • タイトル
  • 農業における地中熱利用と環境影響(<特集>農業土木における地盤工学)
  • 著者
  • 斎藤 広隆・濱本 昌一郎・竹村 貴人・向後 雄二
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 24〜25
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230011
  • 内容
  • 報告農業における地中熱利用と環境影響Geothermal Heat Utilization in Agriculture and its Environmental Impact斎藤広隆(さいとう東京農工大学大学院竹村貴濱教授人(たけむら日本大学文理学部ひろたか)本昌一郎(はまもと東京大学大学院たかと)教授. は じ め に向後雄しょういちろう)准教授二(こうご東京農工大学大学院ゆうじ)教授井を用いる地中熱利用システムの場合,短期的な温度変化は熱交換器周辺で極めて限定的となる。しかし,長期近年,再生可能エネルギーが注目される中,都市部の的かつ連続的に利用する場合,システムの利用条件によ商業施設を中心に,地中熱の利用が進んでいる1)。地中っては熱環境の変化は広範囲に広がる。例えば,施設で熱とは主に太陽放射を熱源とする,地下約200 m までのの冷房利用が暖房利用よりも卓越する場合,年間の収支地盤が持つ熱エネルギーを指す。地中熱は約 10 m よりでは放熱が採熱を上回るため,地盤や地下水の温度上昇深いところでは,年間を通してその地点の平均気温とほにつながる。ぼ同じ温度で一定となるなどの特徴をもつ。地中熱の代. 地盤の力学特性表的な利用方法は,地中に埋設した熱交換器を使って地モデル試料を用いた飽和・不飽和温度一定三軸圧縮試下水を含む地盤を熱源として利用するもので,地中熱験結果より,試料の完全軟化強度である限界状態強度でヒートポンプ( HP)を介して冷暖房に利用する。農業は,試料密度やサクションによらず温度の影響はほとん分野においても,施設園芸を中心に地中熱ヒートポンプど受けないことが分かった4)。一方,ピーク強度は温度を活用した生産技術が普及してきており,その確立のたの上昇により低下した(図―)。また,試料は温度のめの試験等も多く進められている2)。上昇と下降に伴って,膨張と収縮が生じた。さらに熱交地盤中の熱エネルギーの管理・制御・利用には,正確換井掘削時のコア試料を用いた実験では,ピーク強度がな温度の測定に加えて,不飽和領域を含む地盤中の熱エ温度によらず一定となるなど,モデル試料と大きな齟齬ネルギーの挙動を理解し,熱環境の変化に伴う地盤環境は生じなかったものの,試料間のばらつきが大きく,明の変化を把握することが不可欠である。今後さらに多く確な温度依存性の傾向は確認できなかった。の地中熱利用システムの導入が進むことが予想されておこのような温度による力学特性の変化は,温度の上昇り,環境省では平成 27 年に地中熱の普及促進と地下・による弾性体積ひずみの増加と温度の上昇による降伏応地下水の持続可能な利用のために,「地中熱利用にあた力の低下を考慮した飽和・不飽和弾塑性モデルを用いるってのガイドライン」を作成し公開している3)。そこでことで,その力学的挙動の違いを再現することができ本稿では,地中熱 HP を介した地中熱利用による熱環境た 4 )。の変化に伴う地盤環境の変化に関する研究例を報告する。. 地下水水質筆者らは,平成 22 年より科学技術振興機構 CREST 採Saito ら5) によると,埼玉大学キャンパス内の実験サ択事業の「地圏熱エネルギー利用を考慮した地下水管理イトに埋設した50 m の鉛直熱交換井内の U チューブ内手法の開発」(平成 28年 3 月終了)の中で,環境への影に 40 °C の温水を循環させる長期間熱負荷試験を行った響を最小限に抑えるための地下水利用・管理手法の開発結果,深度約 17 m の海成層からなる被圧地下水においに向けた実践的な一例を提案した。ここでは,地中熱利用に伴う熱環境の変化が地盤の力学的特性と地下水水質に与える影響に関する筆者らの研究成果の一部を紹介し,今後農業分野において地中熱利用をさらに促進するための留意点をまとめた。.地中熱利用と地盤環境都市部の大規模施設に加えて施設園芸や植物工場など高熱負荷な施設では地中熱利用システムの導入が期待さ図―拘束圧とサクションが同一で,温度のみがことなれているが,地中熱の大規模な利用が進むに伴い,地盤るときの( a )緩詰め供試体と( b )密詰め供試体のの熱環境は大きく変化する。長さ 50 ~ 100 m の熱交換応力~ひずみ曲線の模式図4)24地盤工学会誌,―() 報告て,温度の上昇に伴ってホウ素やカリウムイオンなどの体での利用等が考えられる。地中熱を効率よく,かつ環一部化学物質等で明瞭な濃度上昇が観察された。また,境への影響を配慮して利用するためには,堆積物や堆積温水の循環を止め,放冷を進めたところ濃度低下が確認環境の正確な把握が必要である。そして,適切な解析された。温度変化と濃度変化にはほぼ線形の関係が得らツールを用いて,地中熱利用による温度変化や,それにれた。一方,非海成層においても,ヒ素などで温度変化伴う地下水水質や地盤強度など地盤環境の変化を予測すに伴う濃度変化が確認された。ることで,環境への影響を評価できる。地中熱利用に伴これらのことから地中熱利用に伴う環境影響評価には,温度変化による水質変化の予測が不可欠である。化学物う地盤環境の変化の解析には,物質・熱移動に加えて,力学特性を考慮したモデルの構築が必要となる。質の濃度変化は,液相と固相との可逆的相互作用の結果農業あるいは農地における温度や熱の問題は,地中熱と考えられ,液相・固相間の化学物質の分配係数にファ利用に限らない。農地における地温の管理・制御は,作ント・ホッフ式のような温度依存性を考慮し,例えば多物の健全な成育のためにはが欠かすことができないが,孔質体中の溶質移動を表す移流・分散式に導入すること農地の温度環境は,発芽や作物の生育に直接影響するだで,物質移動下での温度変化に伴う液相中の濃度変化をけでなく,農地土壌中の水分移動や物質動態にも影響を再現することができる。実際に地中熱システムを導入す与える。さらには,熱水消毒や蒸気除草のように防除やる際に,ヒ素のように環境基準で規定されている濃度が防草のために地温を上昇させる技術も近年注目を浴びて低い物質については,地下水温度の変化による濃度変化いる8)。地温を制御した様々な技術の開発には,農地土が生じても環境基準を超えないよう,事前に環境影響を壌中の地温変化及びそれに伴う物質動態の適切な予測が評価することができる。不可欠であり,地中熱利用に伴う環境影響評価と同様の.地中熱利用システム導入時の留意点手法を適用することができる。地中熱利用システムの長期的な利用を検討する場合,採熱・放熱効率が重要となってくる。一方で,熱環境が参1)変化することで,上述のように地盤の力学特性(強度・変形特性)や地下水水質等に影響を与えることが分かっ2)た。そのほかにも,地下微生物叢(生態系)が熱的撹乱の影響を少なからずとも受ける可能性や硫酸還元菌が活性化されることなどが指摘されている6)。地中熱の効率3)的利用のためは,地下帯水層や地下水流れを含む地質構造と有効熱伝導率に代表される熱特性の把握が重要とな4)る。その場合,地下水の流れに影響する砂礫層の連続性や,高い熱伝導率をもつ磁性鉱物の含有量などがよい指5)標となる7)。環境影響に関する地下水中の化学物質の場合,それらが自然由来のものであれば,その存在状況は地質や堆積時環境により支配される。したがって,地質や堆積環境6)の区分ごとに主要元素含有量や微生物存在量をまとめたデータベースとしてのインベントリが必要となる。インベントリを参照することで,地盤環境への影響を考慮し7)た地中熱利用システムの設計や運転を行うことが可能となる。.地中熱の農業利用再生エネルギーの一つである地中熱を,効率よくかつ持続的に農業において利用することがもとめられている2)。地中熱の大規模な農業関連の利用方法としては,8)考文献Nagano, K.: The progress of GSHP in Japan, IEA HeatPump Centre News Letter, Vol. 33, No. 3, pp. 2125,2015.藤縄克之・岩本 淳・富樫 聡・福宮健司地下水源ヒートポンプシステムを利用した農業施設の建設と冬季実証試験結果について,日本地下水学会春季講演会予稿,2015.環境省地中熱利用にあたってのガイドライン,改訂版,2015.向後雄二・斎藤広隆・ Win Win Pyone 不飽和土の力学的挙動への温度の影響とそのモデル化,農業農村工学会論文集,Vol. 81, No. 5, pp. 45~53, 2015.Saito, T., Hamamoto, S., Ueki, T., Ohkubo, S., Moldrup,P., Kawamoto, K. and Komatsu, T.: Temperaturechange aŠected groundwater quality in a conˆned marineaquifer during lotterm heating and cooling, WaterResearch, Vol. 94, pp.120127, 2016.竹村貴人・濱本昌一郎・大西純一・中尾有利子・伊東芳 地温夫地球温暖化がもたらす地盤の環境変化と災害変化が地盤環境に及ぼす影響と評価,地盤工学会誌,Vol. 62, No. 2, pp. 42~49, 2014.Takemura, T., Sato, M., Chiba, T., Uemura, K., Ito, Y.,Funabiki, A. : EŠect of sedimentary facies and geologicalproperties on thermal conductivity of Pleistocene volcanic sediments in Tokyo, central Japan. Bulletin of Engineering Geology and the Environment, Vol. 76, No. 1,pp. 191203, 2017.落合博之・登尾浩助・北 宜裕・加藤高寛熱水土壌消毒時及びその後の土壌中における溶質動態,土壌の物理性,Vol. 112, pp. 9~12, 2009.(原稿受理2018.1.11)植物工場や施設園芸での利用や農村地帯における地域全April, 201825
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  • タイトル
  • 豪雨時のアンカー荷重変化とアンカー損傷事例(<特集>農業土木における地盤工学)
  • 著者
  • 酒井 俊典
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 26〜29
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230012
  • 内容
  • 報告豪雨時のアンカー荷重変化とアンカー損傷事例The Change of the Tensile Load of Anchor and Damage of Anchors at the Time of the Heavy Rain酒井俊典(さかい三重大学大学院としのり)教授. は じ め に我が国では,国民の安心・安全・快適な日常生活及び経済活動を維持するため社会資本の整備が行われ,戦後の急速な高度経済成長の中で数多くの施設が建設されてきた。現在,人口減少の時代に入り投資余力が減少する中,既存施設を延命化させる長寿命化のための取り組み写真―アンカー法面の変状状況(2013年12月 3 日)が各方面で進められるようになってきている。そのような中,各種農業土木施設に対しても機能を長期にわたって安定的に発揮し,食料生産を支え,農村地域の防災・減災に資する効率的な維持管理の実施が求められている。急峻な地形を呈する我が国は,地すべり対策,ダム,農道などの各種施設の建設に対し,自然斜面や法面の安定化を図る目的でグラウンドアンカー工(以下,アンカー)が数多く施工されてきた。アンカーは,豪雨時や地震時の外力に対し大きな抑止効果を発揮する事例が多く見られ1)~3),斜面や法面の防災対策にとって有効な抑止構造物の一つとなっている。その一方で,適切な維持管理が行われていないため,発錆,テンドンの引抜け・破断,クサビの損傷,あるいはアンカー頭部の落下やテンドンの飛出しなどの損傷が見られるアンカーも散見されている。本稿では,地すべり挙動が明瞭に確認される地点に図―設計アンカー力比(Rtd)の面的分布おいて施工されたアンカーを対象に,豪雨時の地山変状にともなうと考えられるアンカー荷重変化並びに過緊張本地点において,アンカーが施工された法面の状況を状態におけるアンカーの損傷事例について報告するとと把握するため,アンカー全数の 35 にあたる 31 本のアもに,今後の長寿命化に向けた適切なアンカー維持管理ンカー(下段 10 本,中段 10 本,上段 11 本)を対象に小を行う上での留意点について述べる。.現 地状 況型・軽量ジャッキを用いる SAAM システムによるリフトオフ試験を実施し,アンカー残存引張り力の設計アンカー力に対する比(設計アンカー力比 Rtd )の面的分本地点は比較的大きな地すべりブロックが上部に複数布を求めた4)。本地点では図―に示すように,テンド存在する末端ブロックに位置している。アンカーは,末ンの降伏引張り力の 90 ( 0.9 Tys )まで載荷してもリ端ブロックの動きを抑止するため,3 段のコンクリートフトオフが確認できないアンカーが多数存在し, U 字擁壁に各段 1 列ずつ施工され,施工本数は,下段(A1)水路の変状やアンカーの損傷が確認された A1 13 アンが23本,中段(A2)が30本,上段(A3)が33本の合カー付近から南側において過度の過緊張領域となってい計 88 本である。使用されているアンカーはスーパーフる。これに対し,北側の領域における緊張力は低下傾向ロテックアンカー(SFL3)で,設計アンカー力(Td)を示している。は414.5 kN,テンドンの降伏引張り力(Tys)は666 kN本地点では,豪雨時に地すべり活動が顕在化する傾向である。現地では, 2013 年 12 月 3 日に写真―に示すが認められており,豪雨時の地すべり活動に対しアンU 字水路,吹きつけコンクリート,かご枠等の変状にカー荷重がどのような変化をするか調査するため,過緊加え,下段中央付近の A1 13 アンカーにおいて,アン張領域と緊張力低下領域の境界付近に位置する A3 14カー頭部キャップの割れ,及び支圧板の回転が確認されアンカーを対象に SAAM L を用いて荷重計を設置し5),た。2013 年 11 月 7 日からアンカー荷重のモニタリングを実26地盤工学会誌,―() 報図―日降水量と累積降水量図―告アンカー荷重と日降水量施した。ところで,アンカー荷重を評価する場合,変状がなく安定した状態の法面では,アンカー荷重と荷重計に設置した温度との相関は高く,これに対し法面に変状が発生すると荷重変化等の影響により相関が大きく低下することが示されている6)。このため,本地点では荷重計下部にひずみゲージ式温度計の設置を行い,アンカー荷重と温度との関係について求めた。また,本地点では,2015 年 12 月 4 日から現地において降水量の観測を行うため,転倒ます式雨量計の設置も行った。なお,本地点において計測に使用した荷重計,温度センサーはそれぞ図―時間降水量とアンカー荷重(C 期間)株 東京測器研究所製 KCE れ1MN 及び KT 110A で,株 オサシテクノス NetLG 降水量とともに401G を用いて 1 時間毎に計測を行った。図―は,荷重計設置以降の日降水量と累積降水量を示したものである。なお,現地に雨量計を設置した2015 年 12 月 4 日までの降水量は近隣のアメダスデータを使用しており,累積降水量はこのアメダスデータを含んだ降水量となっている。本地点における豪雨としては,2014 年 8 月 2 日から 9 月 11 日にかけての 2014年台風 11号による最大日降水量 406.5 mm を含む 1 016 mm の降雨(A 期間),2015年 6 月 2 日から 7 月23日にかけての2015 年台風 11 号による最大日降水量 381.5 mm を含む図―アンカー荷重と温度1 512 mm の降雨( B 期間), 2017 年 10 月 15 日から 10 月30 日にかけての 2017 年台風 21 号による最大日降水量あった。図―は,A314アンカーのアンカー荷重及び515.5 mm を含む 960.5 mm の降雨( C 期間)の 3 回が荷重計に設置した温度計の温度を示したものである。ア観測されている。ンカーに設置された温度計は,夏期に最高 45 °C 程度,.アンカー荷重の変化冬期には最低- 5°C程度を示すとともに 1 日の朝夕でも変化する。また, A , B , C 期間の豪雨時以外のアン図―は,A314アンカーのアンカー荷重と日降水量カー荷重は,温度の変化に伴って変化する。図―は,を示したものである。豪雨時の A,B,C 期間において,温度とアンカー荷重との関係を示したものである。豪雨地すべり活動の顕在化にともなうと考えられるアンカーによると考えられる地山変状により荷重増加が見られた荷重の増加が確認される。図―は,現地に設置した雨A , B , C 期間においては,両者の相関が認められない量計により降水量の観測を行った C 期間における時間ものの,その他の期間においては温度とアンカー荷重と降水量とアンカー荷重を示したものである。アンカー荷の間に相関が認められる。重は,降りはじめからの累積降水量が400 mm を超えたアンカー荷重と温度との相関は,地山に変状がなく安あたりから増加しはじめ,降雨後には33 kN 程度の荷重定した状態では高く,地山に変状が見られた場合には,増加が確認された。また,近隣アメダスの降水量を用い温度変化に関係なくアンカー荷重が変化するため大きくた A,B 期間においても同様に累積降水量が400 mm を超えたあたりからアンカー荷重が増加する傾向が見られ,降雨後の荷重増加は A 期間で29 kN,B 期間で31 kN でApril, 2018低 下 す る 。 そ こ で ,本 地 点 に おい て 両 者 の 決 定 係 数( R 2)により 1 時間毎の相関変化を見てみる7) 。ところで,アンカー荷重と温度と相関変化を 1 時間毎の計測27 報告表―図―アンカー荷重と温度との関係図―図―確認された損傷アンカー決定係数とアンカー荷重写真―アンカーの損傷状況写真―アンカーの飛翔状況時間降水量と決定係数(C 期間)結果を基に行う場合,評価期間内の温度差が 5°Cを下回ると適切な評価が行えないため,評価期間を 96 時間以上とすることが望ましいとされている8)。図―は評価期間を96時間とした R 2 の変化とアンカー荷重を示したアンカーの頭部キャップの割れ,支圧板の回転が確認さものである。豪雨時の A , B , C 期間においてはアンれた。その後 A,B,C 期間の豪雨後に,頭部キャップカー荷重の増加時に対応して温度とアンカー荷重とのの割れ・落下,テンドンの飛び出し等のアンカー損傷のR2は大きく低下し,ほぼ無相関を示す。これに対し,進行が確認されている。表―は, A 期間の豪雨後のその他の期間における R 2 はおおむね 0.8 以上の高い値2014 年 9 月 30 日, B 期間の豪雨後の 2015 年 8 月 24 日,で推移している。図―は,現地に設置した雨量計によC 期間の豪雨後の 2017 年 11 月 12 日に,現地で外観目視り降水量の観測を行った C 期間における時間降水量とにより確認された損傷が見られたアンカーを示したものR2の変化を示したものである。図―に示すアンカーである。損傷が見られたアンカーの数は, 2013 年 12 月荷重の変化と同様, R 2 は降りはじめからの累積降水量3 日までは A113アンカー 1 本のみであったが,A 期間が400 mm を超えたあたりから低下し,その後無相関をの豪雨後の 2014 年 9 月 30 日には 7 本, B 期間の豪雨後示す期間が認められる。の 2015年 8 月24日には 20本と大きく増加し, 2015年 11.損傷アンカーの状況本地点では, 2012 年 12 月 3 日の観察において A1 1328月 7 日には 23 本となっている。またその後, C 期間の豪雨後の 2017 年 11 月 12 日には損傷が見られたアンカーの数は 35 本と大きく増加している。損傷が見られたア地盤工学会誌,―() 報告ンカーの状況は,写真―に示すような頭部キャップのいて,Tys に近い過度の過緊張状態となるまでアンカー割れ,頭部の落下,テンドンの飛び出し等で,一部のアが放置された場合,除荷等の緊張力調整を行うことが困ンカーは写真―に示すようにテンドンが 30 m 以上飛難で,アンカーの破断や飛出し等の損傷発生が懸念され翔しているものも確認されている。テンドンが破断し飛る。このため,適切なアンカーの維持管理にあたっては,翔したアンカーのアンカー長は 20 m 以上あり,破断位定期的にアンカーの健全性調査を実施し,アンカーが過置はおおむね想定すべり面付近にあると考えられる。図度の過緊張状態となる前に対応を考えることが必要であ―にアンカーの損傷を確認した月日とその位置を示す。る。損傷の見られるアンカーはいずれも過緊張領域に位置し,アンカーは豪雨や地震による外力に対して抑止効果を荷重低下が見られる北側領域において損傷が見られるア発揮できる有効な抑止構造物の一つであり,アンカーのンカーは存在しない。過緊張領域において外観に損傷が長寿命化に向けた取り組みにあたっては,発揮されてい見られるアンカー数は,下段 A 1 では 13 本中 8 本,中るアンカー荷重を適切に評価し,これに基づいた維持管段 A2 では18本中12本,上段 A3 では20本中15本と,理を実施することが重要であると考える。過緊張領域に位置するアンカーの 69 に損傷が発生している。. お本研究を進めるにあたり,(LLC)アンカーアセットマネージメント研究会にご協力をいただきました。記しわりにて感謝申し上げます。地すべり活動が明瞭に認められ, 0.9 Tys を超える過緊張状態のアンカーが多数存在する法面において,豪雨参1)時のアンカー荷重変化と損傷アンカーの状況について調査を行った。その結果,本地点では豪雨時の地すべり活動の顕在化によると考えられる地山変状により,アン2)カー荷重が増加するとともに,豪雨後に過緊張領域におけるアンカーにおいて頭部キャップの割れ・落下,テンドンの飛出し・飛翔等のアンカー損傷の増加が確認され3)た。アンカーは,緊張力が導入された状態で保持されているため,豪雨や地震により地山に変状が見られるとアン4)カーへの負担が増加し,導入されている緊張力が変化する。このため,法面に施工されたアンカーは,背面の地山状況を反映してアンカー荷重が変化するセンサーとし5)ての機能を有しており,法面の維持管理においてアンカー荷重を適切に評価することが重要である。ところで,6)アンカー荷重を評価する場合,地山変状が見られない安定した法面では,アンカー荷重は温度に対応して変化し,アンカー荷重と温度とに高い相関が見られるのに対し,7)法面に変状等が発生した場合には,アンカー荷重が変化するため両者の相関は大きく低下する。このように,アンカーの維持管理においてアンカー荷重による評価を行う場合,アンカー荷重の温度による影響を考慮に入れることが必要である。8)考文献酒井俊典・宮武裕昭・近藤益央・横山一輝・山下英二・高梨俊行・常川善弘・田口浩史・小松晃二 2016 年熊本地震におけるグラウンドアンカーの健全性調査,第52回地盤工学研究発表会,pp. 1307~1308, 2017.常川善弘・高梨俊行・田口浩史・山下英二・酒井俊典平成 23 年台風 12 号によるグラウンドアンカーの被害について,第 47 回地盤工学研究発表会, pp. 1711 ~ 1712,2012.高梨俊行・岩垂真一・近藤益央・藤田智弘・酒井俊典地震被害を受けたグラウンドアンカーの調査事例について , 第 51 回 地 盤 工 学 研 究 発 表 会 , pp. 1381 ~ 1382,2016.酒井俊典・藤原 優・酒井口和之・磯嶋治康 SAAMジャッキを用いたアンカー法面の面的調査,第52回日本地すべり学会研究発表会講演集,pp. 116~117, 2013.藤原 優・酒井俊典グラウンドアンカーの残存引張り力のモニタリング手法に関する検討,土木学会論文集 C(地圏工学),Vol. 68, No. 3, pp. 547~563, 2012.酒井俊典・藤原 優・常川善弘・田口浩史・市橋義治・阪口和之アンカー緊張力および温度を用いたグラウンドアンカーの維持管理,日本地すべり学会誌, Vol. 51,No. 6, pp. 19~24, 2014.酒井俊典・阪口和之・常川善弘・矢野真妃アンカー緊張力と温度の相関を用いたアンカーのり面の安定性評価シ ス テ ム , Kansai Geo Symposium2017 論 文 集 , pp.180~185, 2017.酒井俊典・川嶋直人健全なアンカー法面におけるアンカー荷重と温度との関係,土木学会第69回年次学術講演会,pp. 609~610, 2014.(原稿受理2017.12.22)また,地すべり等による地山変状が見られる法面におApril, 201829
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  • タイトル
  • 干渉SAR による積雪下の地すべり変動解析(技術紹介)
  • 著者
  • 角田 富士夫・日外 勝仁・倉橋 稔幸
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 30〜31
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230013
  • 内容
  • 技術紹介干渉 SAR による積雪下の地すべり変動解析Analysis of Landslide Displacement under Snow Layer Using Interferometric SAR角田富士夫(つのだ日ふじお)国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所倉研究員橋稔外勝仁(あぐいかつひと)国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所幸(くらはし総括主任研究員としゆき)国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所上席研究員. は じ め に陸域観測技術衛星 2 号「だいち 2 号( ALOS 2 )」は,SAR (合成開口レーダ)により L バンドマイクロ波を照射し,高頻度で高分解能の地表面観測データを提供している。L バンドマイクロ波は地表面で反射し衛星に戻りその波形に位相が記録される。異なる時期に同一軌道において同一場所を観測した波形の位相差を解析する干渉 SAR 解析により,地表面の微小な変動を数 cm の精度で把握することができ1),これまでに地すべりの変動図―コヒーレンス値の分布が高精度に抽出されてきた2)。積雪地では,融雪期になると急激な気温上昇による雪解け水が地盤に浸透することによって地すべり等の斜面災害が多発している。一旦発生すると,道路の通行止めや河川の閉塞が広範囲かつ長期間になり,社会経済活動(b)のように最頻値が0.2よりも大きい傾向を示せば干渉性が一般に良いと言われている。.融雪期干渉 SAR 解析の位相遅延補正法に支障を来すことがある。しかしながら,地表に積雪が雪が無い時期と有る時期の干渉ペアを干渉 SAR 解析ある場合には,干渉 SAR 解析が困難となるため融雪期に用いる場合,地表面の同じターゲットに対し積雪層をの地すべり変動を検出できるかどうか,これまで定かで通過した観測波の位相に変化を生じる3)。観測時間が長はなかった。この要因の 1 つとして,L バンドマイクロくなることから,これを積雪位相遅延と呼ぶ。この位相波は積雪層に侵入する場合に,大気と雪の比誘電率が違差 f は式(1)のように積雪深 h と比誘電率 er から求めらうため積雪表層で屈折し,積雪層内で振幅が減衰し速度れる。も減少し,位相に遅延を生じる3)ことが挙げられる。そf=の上で,積雪位相遅延を補正し,融雪期干渉 SAR 解析cosを実施した結果を述べる。.融雪期干渉 SAR 解析の干渉性(( ))( ( ))er-cos u0-sin-1こで本稿では,L バンドマイクロ波が雪を透過した条件sin-1sin u0ersin u0er×4 pf×h………(1)cここで,c は光速度であり,f と u0 はそれぞれ衛星のマイクロ波周波数とオフナディア角である。 h と er は衛融雪期干渉 SAR 解析の場合には,無雪期の観測デー星観測データを用いることで推定することができる。既タを用いる場合と違い,雪の影響でノイズが大きくなる。往 文 献4 ) に よ れ ば 衛 星 観 測 デ ー タ の 後 方 散 乱 係 数 s 0そのため,コヒーレンス解析値による干渉性を見極めることが必要である。コヒーレンスとは可干渉性を言い,積雪の影響のノイズや積雪下地表変動が乱れた際のノイズの確認に寄与し,干渉 SAR 解析の実現性の可否を見(dB)と積雪相当水量 W(cm)の関係は式(2)で表される。s 0=A-B exp(-aW) ………………………………(2)A, B定数,a減衰係数るものである。コヒーレンス解析値は 2 つの観測デーここで積雪相当水量とは h と雪密度の積である。このタの同じ位置にあたる画素の複素相関で計算され,結果関係式を現地積雪調査を基に非線形的回帰式で求めれば,は 0 から 1 の範囲で示される。この値が 1 に近ければ融雪期衛星観測データから h を推定できる。また,衛良い干渉性を示す。コヒーレンス解析を行った事例を図星観測データの位相差と推定した h との回帰式を式(1)―に示す。(a)は干渉性が良い事例であり,(c)は干渉を基に分析することで er を推定できる。このように推性が劣り解析が不可能な事例である。融雪期干渉ペアで定から求めた積雪位相遅延を融雪期観測データに補正し30地盤工学会誌,―() 技術紹介図―積雪位相遅延補正法を用いた干渉 SAR 解析のフロー図て干渉 SAR 解析を行えば,雪下の地表面の変動範囲と変動量を抽出することができる。図―に積雪位相遅延補正法を用いた干渉 SAR 解析のフロー図を示す。図―(カラー図は口絵写真―, http: // u0u1.net /EDoR )の 1 )図に干渉 SAR において積雪位相遅延補正を適用した変動図と,同図の 2)図に補正を適用しなかった変動図を比較して示す。解析を行った対象地は北海道壮瞥町の地すべりである。この地域には,東西に流図―干渉 SAR 解析結果(△現地 GNSS 測点)れる長流川に沿って大規模な地すべりが分布する。500m 四方の範囲毎に測点を合計 10 点国道や町道沿いに設より,積雪下の地すべり変動範囲や変動量を付加的に検け,融雪期衛星観測と同期させるように積雪深と雪密度出できる可能性がある。また,現地に観測点を置くよりを計測した。積雪深は平均30 cm であった。これらの衛も効率的で広域な変動調査が可能となる。今後は,融雪星観測と計測によって,積雪深や比誘電率を推定した。期の道路管理に応用し雪下の変動の予兆を捉え,地すべただし,積雪深の推定において,複雑な雪層や含水率等り災害の予防に貢献することが期待される。の影響により回帰分析の精度が悪かったため,実測積雪謝辞深を用いて積雪位相遅延を算出した。干渉ペアは無雪期解析に使用した原初データは,宇宙航空研究開発機構として 2016年 10月 25日を,融雪期として 2017年 3 月 28( JAXA )よりご提供をいただいた。ここに謝意を記し日の分解能 3 m の観測データを選定した。また,積雪て,御礼申し上げる。位相遅延補正を適用しない解析も行って比較した。各変動図を GIS で防災科学技術研究所の地すべり地形分布図に重ね合わせた。いずれの変動図も地すべり末端部において500 m の範囲で衛星から約10 cm 遠ざかる変動が見られた。この変動は,北海道立総合研究機構地質研究所が実施した 2016 年 11 ~ 12 月の間における現地GNSS 連続測量による変動と調和した。ただし,図―の 1)図の積雪位相遅延補正を適用した変動範囲は適用しなかったものに比べて,より明確に示された。さらに高密度に積雪位相遅延補正を行えば,高精度な融雪期地すべり変動把握の可能性を秘める。. お わ り に干渉 SAR 解析を用い積雪位相遅延を補正することにApril, 2018参考文献1)村上 亮・藤原 智・斉藤 隆干渉合成開口レーダーを使用した平成 7 年兵庫県南部地震による地殻変動の検出,国土地理院時報,No. 83, pp. 24~27, 1995.2) 石塚師也・藤井幸泰・金子 誠・高橋 亨・松岡俊文干渉 SAR 解析によって推定した地表変動と地すべりブロックとの関連―白山甚之助谷周辺の地すべりを例に―,応用地質,Vol. 57, No. 6, pp. 289~294, 2017.3 ) 神力正浩・佐々木正巳・鈴木勝裕積雪観測におけるINSAR 利用の可能性についての考察,映像情報メディア学会技術報告,Vol. 22, No. 40, pp. 19~24, 1998.4) Fawwaz, T. U. and William, H. S.: The active and passive microwave response to snow parameters, 2. Waterequivalent of dry snow, Journal of Geophysical Research,Vol. 85, No. C2, pp. 10451049, 1980.(原稿受理2017.12.21)31
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  • タイトル
  • トンネルの建設・維持管理に関わる地質リスク(寄稿)
  • 著者
  • 太田 岳洋・小島 芳之
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 32〜33
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230014
  • 内容
  • トンネルの建設・維持管理に関わる地質リスクGeologic Risk AŠecting Construction and Maintenance of Mountain Tunnels太田岳山口大学大学院洋(おおたたけひろ)創成科学研究科准教授. は じ め に山岳トンネルの建設の際に留意すべき特殊地山として,小島芳之(こじま(公財)鉄道総合技術研究所よしゆき)主管研究員蛇紋岩が分布し,インバートと側壁の接合部が破壊され,底盤が隆起した2)。地山強度比が極端に小さい場合にはトンネル建設時に 地すべりや斜面災害の可能性がある地山,◯ 断層破砕◯塑性圧により膨張性地山特有の変状が発生する。一方, 未固結地山,◯ 膨張性地山,◯帯,褶曲じょう乱帯,◯地山強度比が膨張性を示すとされる値(Gn≦2)6)よりも 高い地熱,温泉有害ガス等があ山はねが生じる地山,◯若干大きい場合( 2 < Gn ≦ 4 )には,建設時には顕著な 高圧,多量の湧水がある地山,◯ 重金属等がる地山,◯塑性圧は生じなくても,時間経過にともない周辺地山の 膨張性地山や◯ 高圧,ある地山があげられる1)。特に◯破壊が進行し,供用後に塑性圧が発生することがある。多量の湧水がある地山は,多くのトンネルで建設時に問この塑性圧に対応できるトンネルの構造になっていない題となり,様々な対応が取られている。近年は,トンネ場合,事例のケースのように変状が生じることとなル建設時だけでなく維持管理においても,これらの地山る 6 )。条件を考慮すべき事象が顕在化しており2),トンネルのまた,事例のようにトンネル周辺に強度の大きく異機能維持に関わる地質リスクとしてとらえられている。なる地層が分布する場合は,破壊の進行する深度が地層本稿では,トンネルの建設・維持管理における地質リスクとして,膨張性地山と高圧,多量な湧水のある地山により異なり,そのため応力の再配分が不均質となって,より強度の小さい層で大きな塑性圧が発生する2)。を取り上げ,これらで発生した問題事象とそのメカニズこれらの変状事例から膨張性地山,塑性圧の作用するムを概説する。なお,「地質リスク」という用語は,広地山における地質リスクは,1)小さな地山強度比,2)義には地質予測の不正確性も含むが,ここでは地質体の岩盤の長期的な強度低下, 3)三次元的な地質構造とト諸特性に起因した工事に伴う状況変化による経済的損失ンネル構造の不適切な関係,の 3 点に集約される。こを伴う危険性を意味する。れら 3 点のうち 1)は従来の調査法により評価された実.膨張性地山,土圧の作用する地山膨張性地山における膨張性土圧や変状メカニズムについては精力的に研究されている3) 。小島ほか4) は膨張性土圧の発生原因を以下の 3 つに大別している。績も多く,新たな課題ではないであろう。しかし, 2)及び 3)は,これまで十分に評価されておらず,早急にその評価法の確立が求められている。.高圧,多量な湧水のある地山岩石の物理化学的性質高圧,多量な湧水によりトンネル掘削が困難となった地山の潜在応力の解放 断層破砕帯,褶曲じょう乱事例の多くの地山条件は,◯地山のせん断破壊による塑性圧 未固結地山とされている。しかし,掘削中の大規帯,◯土圧によるトンネルの変状の原因の多くは,上記のう模な出水によるトンネルの水没や広範囲での渇水の事例ち塑性圧による変形と考えられている3)。建設時の事例は,第四紀火山体周辺で発生している7)。また,豪雨のについては,本誌連載の講座「地盤工学と地質学における最新のかかわり」5)を参照していただきたい。塑性圧によりトンネル内空断面の縮小,アーチ部の圧ざ,底盤の隆起等の変状が生じた供用中の鉄道トンネルの事例の多くは,グリーンタフ地域や地質構造線に沿った地域に分布し2),このような変状は対策を施すまで継続する(図―)2) 。図―中の事例のトンネルはグリーンタフ地域に位置し,地山の地質は新第三紀の泥岩で地山強度比が 2 ~ 4,トンネルの構造はインバートのない形状であった2)。事例のトンネル周辺の地質は神居古潭帯の結晶片岩,蛇紋岩で,土被りが約200 m である。変状箇所の下半部には強度の小さい粘土状~葉片状32図―塑性圧による内空変位の長期計測結果の例2)地盤工学会誌,―() 寄際に火山地域の地形地質の特性に起因した地下水流動にともなうトンネルの変状も近年発生している8)。トンネルは火山活動のリスクを避けるために第四紀火稿保全へ貢献することが期待できる。.トンネルの地質リスクの理解に向けて山体を掘削対象とすることのないように計画,施工されこれまで山岳トンネルの地質リスクは建設時の問題とる。しかし,新幹線など線形に直線性が求められるトンして対応され,数多くの研究がなされてきた。しかしなネルは,第四紀火山の裾部に計画される場合がある。火がら,建設時に問題とならない地山条件でも供用中に長山体裾部では,噴出物である降下火砕物,火砕流堆積物期的な問題を生じさせることがあり,このような事象にや溶岩流のほかに二次堆積物である転動堆積物,泥流堆ついては未だ未解明な点が多く残されている。特に,本積物や土石流堆積物,岩屑なだれ堆積物が分布する。こ稿で紹介した膨張性地山や火山体裾部の地下水についてれらは堆積時の地形に規制されて分布するため,三次元は,調査方法を含めて新たな地山評価法の確立が求めら的にその分布を把握することは困難である。れる。また,供用中のトンネルの変状の背景にある地質上越新幹線中山トンネルや北陸新幹線高社山トンネルリスクを建設時から把握し,建設時の地質リスクとしては,第四紀火山体の裾部を通過するトンネルであり,火共有することが,上記の適切な地山評価法の確立ととも山麓扇状地堆積物等を掘削対象とした。両トンネルともに高品質なトンネルの建設と長期的な維持管理に肝要で多量で,かつ土被り厚以上の水頭を持った高圧の湧水にあると考える。より,切羽の不安定化や坑道の水没,地表部の湧水の減・渇水が生じた7)。これらの湧水をもたらす地下水は火山体を涵養源とするため掘削位置でも土被り厚以上の高い水圧を有し,そのために湧水による掘削面の不安定化と,地下水位低下による地表での減・渇水が問題とな参1)2)る。このような箇所では,地下水の涵養源となる山体上部と湧出箇所の間の地下水経路となる堆積物の分布を調3)査により把握あるいは推定することが困難であることが上記の問題の解決を困難にしている。豊肥線の坂の上トンネルは,阿蘇火山のカルデラ壁か4)ら周辺の火砕流台地にかけて建設されたトンネルである。本トンネルでは, 2012 年 7 月の九州北部豪雨の際に地5)表部に陥没孔が生じ,また一部区間では覆工背面と路盤部が著しく侵食され,敷設されていたレールが熊本方坑口に押し流された。これらの主な原因は地表部で発生し6)た洪水により大量の河川水が坑口から流入したためとされている8)。しかし,覆工背面や路盤の著しい侵食が生じた箇所には火砕流台地特有の粗粒で透水性の高い降下火砕物層が分布していたことから,豪雨時にこの降下火7)砕物層中の地下水がトンネル位置で高い水圧と流速を持って湧出したことも主な原因と考えられる9)。8)火山体裾部や火砕流台地では,地下水流動経路となる堆積物の分布が旧地形に規制され,またそれ以外の堆積物と物性も類似するため,物理探査手法では地山を評価9)することは困難である。一方で,火山体中の地下水の水質形成を水岩石反応をモデル化することで,涵養域から流出域の水質変化をとらえる試みが行われており10),火山体の構成物の岩石学的特徴と湧出地点の地下水水質から,水岩石反応モデルに基づいて地下水の流下経路や流下時間を推定できる可能性がある。このような推定手法が確立できれば,火山地域における建設工事の環境10)考文献土木学会トンネル工学委員会トンネル標準[山岳工法編]・同解説,土木学会,419p. 2016.小島芳之・太田岳洋地圧の作用による山岳トンネルの変状対策のあり方,応用地質,Vol. 54, No. 6, pp. 236~250, 2014.仲野良紀・清水英良・西村真一断層粘土化泥岩地山中の膨脹性トンネルのメカニズム―新第三紀層泥岩の力学性質とその実務への応用()―,農業土木学会論文集,No. 161, pp. 57~67, 1992.小島芳之・朝倉俊弘・吉川惠也 NATM のための膨脹性泥質岩の地山分類,鉄道総研報告,Vol. 3, No. 5, pp.49~55, 1989.太田岳洋地盤工学と地質学における最新のかかわり5. トンネル工事で遭遇する特殊な地質学的現象の課題と対策,地盤工学会誌,Vol. 65, No. 1, pp. 57~63,2017.野城一栄・嶋本敬介・小島芳之・高橋幹夫・松長 剛・朝倉俊弘地山劣化モデルによるトンネル変状の再現解析とその長期予測への適用,土木学会論文集 C, Vol. 65,No. 1, pp. 107~119, 2009.太田岳洋第四紀火山における応用地質学的問題―主に建設工事を対象として―,日本第四紀学会講演要旨集,No. 47, pp. 78~79, 2017.大澤章吾・野中信一・笠裕一郎・田代信一阿蘇外輪山を貫くトンネルが異常豪雨により被災 JR 豊肥本線坂の上トンネルの復旧,トンネルと地下,Vol. 45, No. 2,pp. 7~14, 2014.岡野法之・川越 健・小島芳之・太田岳洋・野中信一平成24年 7 月九州北部豪雨により被災したトンネルの変状発生メカニズム,トンネル工学報告集,Vol. 24, I33,2014.MoranRamirez, R. LedesmaRuiz, J. Mahlknecht, J. A.RamosLeal: Rockwater interactions and pollutionprocesses in the volcanic aquifer system of Guadalajara,Mexico, using inverse geochemical modeling, AppliedGeochemistry, Vol. 68, pp. 7994, 2016.(原稿受理2018.1.5)影響評価や優良な地下水資源である火山体山麓の湧水のApril, 201833
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  • タイトル
  • 「羽越水害復興50年記念事業」に参加して(寄稿)
  • 著者
  • 大木 拓馬
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 34〜35
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230015
  • 内容
  • 「羽越水害復興年記念事業」に参加してThe report of the participation to the project due to 50 years since Uetsu ‰ood disaster大木拓馬(おおきたくま)学生編集委員(新潟大学大学院)表―. は じ め に羽越水害の被害記録1)近年,平成 26 年 8 月広島土砂災害や平成 27 年 9 月関東・東北豪雨をはじめとする計画高水流量を超える洪水とそれに伴う土砂災害や堤防の破堤が全国各地で発生している。今後も水害被害の頻発,激甚化が想定される。そのため,堤防やダムなどの整備によるハード面での対策と防災教育や災害時の情報伝達などによるソフト面での対策が急務である。また,これらの事前対策を適切に行うためには,過去の被災事例の分析や学習が重要になると考えられる。そこで,本稿では,私が居住する新潟県の洪水災害事例である, 1967 年 8 月に発生した羽越水害を紹介する。羽越水害は, 2017 年で災害発生後 50 年が経過した。新潟県と山形県は,これを契機として,次の世代への教訓の伝承と住民への防災意識の向上を図る目的で「羽越水害復興 50 年記念事業」が多数開かれている。本稿では,記念事業のうちの一つである新潟県津川地区における「羽越水害被災箇所復興見学ツアー」へ参加し,洪水災害へ地盤工学が果たす役割について考えてみたい。.羽越水害の概要羽越水害は, 1967 年 8 月 26 日から 8 月 29 日にかけて山形県南西部と新潟県下越地方を襲った大規模な水害のことである。8 月26日,乾燥した空気と南西からの湿った暖気により不安定な大気の状態が発生した。その後,停滞してい図―復興見学ツアー見学箇所た前線活動が活発化し, 28 日から 29 日にかけて山形県,新潟県で記録的な集中豪雨が発生した。この集中豪雨に実際に羽越水害により被災した地域と水害から住民を守より各地で,川の破堤による浸水,土石流や崖崩れが発るダムの見学を行った(図―参照)。生し,死者を伴う大きな被害に至った(表―参照)。. 石間・下の沢川地区この羽越水害で発生した洪水は,当時の計画高水流量新潟県阿賀町石間は,新潟県津川地区において最も多1 300(m3/s)を大幅に上回ったことから,新潟県ではくの犠牲者が発生した地区である。集中豪雨に伴う土砂計画高水流量を大幅に引き上げ,県内の治水対策を見直崩れにより,土砂が石間地区に流れ込んだと考えられてす契機となった。いる。これにより死者 14 名,家屋の浸水,損壊や道路.羽越水害復興周年記念事業「羽越水害被災箇所復興見学ツアー」の紹介羽越水害から 50 年を経過した 2017 年,各地で羽越水などにも壊滅的な被害に至った(写真―参照)。この経験を元に,新潟県は,石間地区の護岸整備の実施や上流に 2 基の砂防ダムを設置するなど,ハード面の災害対策を重点的に行った。これにより,その後の平成 23害復興 50 年記念事業が開催されている。私は,新潟県年 7 月の新潟・福島豪雨においては,阿賀野川付近に津川地区における「羽越水害被災箇所復興見学ツアー」ある家屋の多くが浸水したものの人的被害の発生はなかに参加したので,その内容を紹介する。このツアーでは,った。34地盤工学会誌,―() 寄写真―石間地区の被害の様子2)写真―稿被災後の旧三上小学校体育館内の様子2). 細越地区(旧三上小学校)細越地区は新谷川の堤防決壊により,死者・行方不明者合わせて 2 名と家屋の流出や耕地の埋没,道路などに大きな被害をもたらした。特にこの地域では,付近に住む住民が避難していた三川小学校の体育館にまで土砂が流れ込む被害まで発生した(写真―参照)。旧三上小学校は,三川ふるさと学習館として現存し,羽越水害の被害を伝えるための役割を担っている。今回は,実際に羽越水害を体験した方がツアーに参加し,当時の様子を直接参加者に伝えていた(写真―参照)。. 内の倉ダム内の倉ダムは新潟県唯一の中空重力式コンクリートダムである。 1964 年 12 月での当初の建設計画段階では,越後平野北部の加治川に広がる穀倉地帯の農業用と新発田市の上水道用水の補給が主な目的であった。しかし,写真―1967 年に発生した羽越水害をきっかけにその計画は見当時の様子を語るツアー参加者直され,加治川流域の水害対策機能を追加することが決定し, 1974 年に完成した。現在は,ダム本来の役割を果たすと同時に,中空重力式コンクリートダムの構造を活かし,ダム内に存在する大きな空洞を用いて音楽コンサートを開催するなど住民へダムの意義を伝える取り組みを行っている。.被災から学んだこと私は,本ツアーに参加し,上記のハード対策の重要性を再認識するとともに,それ以上にソフト対策の重要性先されるべき重要な業務であると感じた。.終わりに地盤工学は,これまで,土の複雑な挙動を知るため,力学的なメカニズムの把握に力点が置かれて発展してきたように感じている。しかしながら,ハザードマップの作成や公開・伝達,災害時のリアルタイム予測システムの構築など,ソフト的対策へ向けての研究開発も重要な役割になると考えられた。を大きく感じた。特にツアーに参加した被災体験者が本稿を執筆するにあたり,新潟県津川地区振興事務所「豪雨が起きた時何もできなかった」と述べておられ,と新発田地域振興局地域整備部ダム管理課の方々には,災害時の情報伝達,事前の災害教育(ハザードマップのご多忙の中取材や資料提供など多大なご協力を賜りまし作成),防災訓練など,ソフト対策・整備を行っていくた。大変感謝しております。ここに記し感謝の意を表さことが必要であると強く感じた。せていただきます。しかし,ソフト対策は策定するだけでは,大きな効果を生み出すことはできない。例えば,ハザードマップを作成したとしてもそれを住民の方に周知されなければ防災効果を得ることは不可能である。内の倉ダムで企画されたコンサートは土木施設の魅力を住民へ伝えるとともに,ソフト対策を伝達するための手段として大変有効で参考文献1)羽越水害復興 50 年記念事業,あの日から 50 年~羽越水害の記録~〈 http: // npdas.pref.niigata.lg.jp / kasenkanri/5971b1b50ee44.pdf〉(参照2017.12.10)2) 三上村羽越水害復興のすがた,1971.(原稿受理2017.12.22)あると考えられた。土木施設を作るというハード的な対策だけでなく,ソフト的な対策も,市民を守るために優April, 201835
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  • タイトル
  • 「地盤工学会誌」の編集方針と平成31年の年間計画(学会の動き)
  • 著者
  • 石川 達也
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 36〜36
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230016
  • 内容
  • 「地盤工学会誌」の編集方針と平成年の年間計画石川達也(いしかわたつや)「地盤工学会誌」編集委員長表―. は じ め に平成31年の特集テーマの年間計画地盤工学会誌の発行は学会員と学会をつなぐ最も重要な学会活動のひとつといえます。学会誌が届くことにより,地盤工学会に所属していることを実感される学会員も多いと思います。このため,学会誌は,多くの学会員にとって興味があり,かつ,有益な地盤工学に関する情報を提供するものであり,学会員であるメリットを享受できるものでなければなりません。これらのことより,学会誌編集委員会では,幅広い読者にとって理解しやすく有益な地盤工学に関する内容を掲載することを心掛けて編集作業を実施しています。.学会誌の編集方針学会誌編集委員会は,企画・編集グループ,第 1 ~ 4を開始しました。電子版利用者は推計で学会員の約 2グループ,講座委員会より構成されており,本誌巻末に割になります。電子版利用の特典としまして,電子図書記載されている約 70 名の委員会メンバーにより記事内室を無料でご利用いただけます注 1)。また,これまで年容の企画立案から編集までの作業を実施しています。学度単位で受け付けをしておりました電子版利用への切り会誌は主に,特集テーマ記事,一般記事,講座より構成替えは,随時可能となりましたので,是非とも電子版をされています。特集テーマ記事は総説,論説,報告よりご利用くださいますようお願いいたします。電子版につ構成されており,前年に編集委員会で審議決定された年いての詳細は https: // www.jiban.or.jp / ?page _ id = 1420間計画に従い,第 1~4 グループが担当しています。一でご確認ください注 2)。般記事は,特集テーマ記事以外の技術紹介,寄稿や学生編集委員担当記事などにより構成されており,企画・編集グループが担当しています。技術紹介や寄稿などでは,.平成年の年間計画平成 31 年の特集テーマの年間計画は表―に示すと地盤工学における最新の話題や実務に参考となる技術におりです。学会誌編集委員会では昨年秋より,読者アンついて紹介しています。学生編集委員担当記事は,学生ケート,過去の特集テーマ,最近のトピックなどを考慮編集委員が企画立案から取材,執筆まで全て担当しておして,平成 31 年の特集テーマの検討を行いました。学り,社会人とは異なる学生独自の新鮮な視点で記事が作会員の幅広い興味に応えるべく地盤工学の各分野をでき成されています。講座は講座小委員会が企画・編集を行る限り網羅したつもりです。一部のテーマにつきましてっており,地盤工学に携わる技術者や研究者にとって資は報告の公募を行う予定ですので,奮ってご投稿の程,料価値の高い内容となっています。お願い申し上げます。学会誌編集委員会では,毎号読者モニターによるアンケート調査を実施し,アンケート結果を誌面作りの参考.おわりにとしています。また,学会誌は幅広い読者が理解でき,学会誌編集委員会では,学会員及び一般読者のニーズ実務者に役立つ技術情報を提供することを目指し,一般に応えるべく学会誌の企画編集作業を実施しています。投稿原稿のうち,研究専門性の高い学術論文は地盤工学今後も学会誌編集に対して皆様のご理解とご支援をお願ジャーナルへの投稿をお願いしています。年間発行回数いする次第です。は,平成 25 年より 11 月と 12 月を合併号とし,年 11回発(原稿受理2018.2.15)行としていますが,ホームページの活用により,掲載記事内容の増量と図表のカラー化を実施しています。注1)電子版利用特典の電子図書室無料利用は正会員(個人)のみで注2 )電子版利用対象者は正会員(個人)・学生会員です。学会誌の電子媒体での発行の要望,並びに,冊子版の経費削減のため,平成 29 年度より電子版利用の本運用36す(減免対象者を含む)。地盤工学会誌,―()
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  • タイトル
  • 「地盤の許容応力度」は間違った用語(技術手帳)
  • 著者
  • 杉村 義広
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 37〜38
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230017
  • 内容
  • 技術手帳「地盤の許容応力度」は間違った用語Incorrect Term ``The Allowable Soil Bearing Pressure''杉村義広(すぎむら(一社)基礎構造研究会. は じ め によしひろ)代表理事の平衡状態(言い換えれば極限破壊状態)を仮定して求められるものである。すなわち,図―では Ca と表さ最近,国土交通省告示第 1113 号を引用してのことでれたくさび I の bc 面に作用する粘着力による鉛直成分あると思われるが,「地盤の許容応力度」と口にする人と,すべり線 cde に沿う受働土圧 Pp の合力が支持力とを時々見かけることがある。なぜこのような間違った用して鉛直荷重 QD を支えるとして力の釣り合いだけで解語が使われるようになったのかについて考察してみたい。かれるものであるから,変位の情報は入るべき余地がな.切っ掛けは告示第号の改正にあるい。一方,「応力」は「ひずみ」と対になって表現される昭和 46 年 1 月に前記告示第 1113 号の前身である当時もので,弾性論を適用する場合などでしか現れない概念建設省告示第111号が改正されているが,これが世の中である。そのため,支持力問題ではヤング率 E に相当に「地盤の許容応力度」が現れた最初である。その少しする地盤の変形係数 Es などを用いて支持力式とは別に前に,本省指導課の担当者による建築学会基礎関係の委弾性論を適用して沈下(すなわち変位)を求め,その許員に対して告示改正の説明会が行われた。容値内に収める設計を併用しているが,その場合は「許その内容は,1)建築基礎構造設計規準・同解説1)に示された「地盤の許容支持力度」の( 14 ),( 15 )式をそのまま準用すること, 2 )結果として得られる値に対して言葉だけ「地盤の許容応力度」とすることであった。委員はこの 2 )の点に一様に驚いたのである。そこで「支容地耐力度」と呼んでいることも周知の通りである。以上から「地盤の許容応力度」という用語は学術上あり得ないことが理解できるであろう。.告示第号における他の間違った用語持力度」をなぜ「応力度」に変えるのか,との観点から結果的に「地盤の許容応力度」という間違った用語が反対意見が続出したが,上部構造部材の許容応力度と呼放置されてしまったことが,告示第 1113 号にもさらにび方を統一したいとの意図が見え隠れした担当者はそれ意味の通じない多くの用語が現れることに繋がっている。を受け入れず,告示は建設省の所掌範囲であるから我々その代表的なものとして,第 5 の「基礎ぐいの許容支の責任において運営するとの発言で決裂してしまったの持力」と「地盤の許容支持力」,第 6 の「基礎ぐいの引である。これは地盤というものの性質(言い換えれば学抜き方向の許容支持力」と「地盤の引抜き方向の許容支術的な中味)を行政が無視することになった不幸の始ま持力」が挙げられる。りである。このことについては別の所2)で詳しく書いたので参照していただきたい。.支持力と応力前者は「杭の」と言われていたものが,いつの間にか「地盤の」と言い換える間違いが犯されている。杭の支持力は先端抵抗力(又は先端支持力)と周面摩擦力の和,すなわち杭と地盤の相互作用で生じるものであるが,地前述の「地盤の許容支持力度」は図―にテルツァー盤の性質の影響が大きいことに引き摺られたのか,「杭ギの支持力理論3)を片側だけ示すが,この理論を基底との」を「地盤の」と言い換えてしまった間違いである。して大崎順彦博士が改良を加えたものである4)。支持力後者は,上向きという方向の概念が含まれている「許理論は周知のように粘着力 c と内部摩擦角 q を用いて土容支持力」を単なる「力」と勘違いしたために「杭の引抜き抵抗力」が正しいところを「杭の引抜き方向」の「許容支持力」と,反対の方向を示す言葉同士を結びつけている間違いである。さらにこの場合も地盤の性質の影響が大であることから「杭の」でよいものを「地盤の」と言い換えた点は上記と同じ誤謬を犯したもので,二重三重の混乱をも生じている。以上の点についても別の所5)で書いたので詳しいことはそちらを参照いただきたい。このような状況となった図―April, 2018テルツァーギの支持力理論の考え方のは,適切な学術用語があるにも拘わらず地盤工学に暗37 技術手帳い行政官僚が勝手な論理展開をして間違った造語を捻り出した結果であり,技術界に無用な錯乱を招く事態になっている。この国では奇妙な行政用語が横行していると外国人には受け止められかねず,外圧によらない限りこの間違いは修正されることはないのか,との諦念にも似た気持ちから抜け切れない。.改良体の場合地盤であって地盤でないという微妙な問題があることにも触れておく必要がある。地盤改良の分野における深層混合処理工法である。現地の土にセメント系の固化材を用いて図―に示すように円柱状の改良体を形成するもので,杭のような人工の物体ができて周辺地盤と複合して建物を支えることになる。筆者はその研究委員会の委員長を務め,報告書を出版し6) ,その概要を解説したことがあるが7) ,現在ではその改定版8)が出されている。これらの書では,改良体は図―一軸圧縮試験が容易にできることから一軸圧縮強さに対改良体のイメージして標準偏差を考えて設計基準強度を決め,その 1 / 3を常時の荷重に対する設計強度(中地震時に対してはそとなってしまい,研究者の感覚とはかけ離れたものとなの 2 倍)として設計することを提案している。それとっているとの批判はよく聞く。根固め部は構造部材ではほぼ同様の内容が告示第 1113 号の第 3 に許容応力度とないと行政側が考えていることは明白であり,研究界として示されることになった。のギャップが大きいことが問題であるが,それと類似なただ,告示には圧縮についての規定が示されただけである(すなわち地震時の支持力の検討は義務づけられた)。それに対して文献6),8)では引張り強さには一軸圧縮強さと関係があるとの想定から許容引張り応力度も示し,改ことが改良体の場合も起こっており,構造部材でもないが自然地盤でもないという曖昧性を残しているのである。.おわりに良体をあたかも杭のように考えて水平抵抗を検討する方以上,「地盤の許容応力度」は学術的には間違った行法,すなわち,改良体の頭部に集中水平力を与えて杭と政用語であること,その用語がほかにいくつかの意味不同じように曲げモーメントを求める過程を示している。明の用語を生み出すことに繋がって世の中に要らぬ混乱確かに改良体は曲げ材かとの疑問もあるが,設計手法を引き起こしていることなどが理解できるであろう。としてはそうした考えがあってもよいとも思っていたので,筆者は提案者のその考えを受け入れることにしたが,行政側がそこまで要求しているのかどうかについては疑問である。どうも杭と同じ意味での構造部材とは考えていないように思えるからである。そこに行政側の取り扱いと実務との間にギャップが生じている。文献6),8)では,そのほかにも中地震時における改良体のせん断応力の検討や,大地震時の破壊,転倒問題まで多様な検討方法についても記述しているが,行政側がそこまで考慮しているものかどうかについては明確でなく,上記の構造部材とは認識していないらしい点と同様の曖昧性があることには注意しておく必要がある。以上の点は,高支持力杭の先端支持力算定の際に拡大根固め部の直径に対する考え方が研究者と行政側で違う現状にあることに類似している。研究者は支持力係数 aを拡大根固め部の直径に対して考えているのに対して,行政側ではあくまでも杭本体部の直径に対してしか認めていないからである。したがって,a が異常に大きい値38参考文献1) 日本建築学会建築基礎構造設計規準・同解説,1960.2 ) 杉村義広国土交通省告示第 1113 号におけるいくつかの用語の間違いについて,第52回地盤工学研究発表会,pp. 27~28, 2017.3) Terzaghi, K.: Theoretical Soil Mechanics. John Wiley &Sons, Inc., New York, 1943.4) Ohsaki, Y.: Practical Modiˆcation of BearingCapacityFactors in Terzaghi's Formula, Occasional Report No. 1,Building Research Institute, 1960.5 ) 杉村義広国土交通省告示第 1113 号に見られるいくつかの誤謬と混乱についての考察,日本建築学会大会学術講演集,pp. 663~664, 2017.6) 日本建築センター建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針―セメント系固化材を用いた深層・浅層混合処理工法,1997.7) 杉村義広建築におけるセメント系固化工法,基礎工,Vol. 28, No. 9, pp. 2~6, 2000.8) 日本建築センター改定版建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針,―セメント系固化材を用いた深層・浅層混合処理工法―,2002.(原稿受理2018.1.20)地盤工学会誌,―()
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  • タイトル
  • 1. 講座を始めるにあたって(杭基礎の支持層確認と支持力確保)
  • 著者
  • 桑原 文夫
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 39〜40
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230018
  • 内容
  • 杭基礎の支持層確認と支持力確保.桑原日本工業大学講座を始めるにあたって文夫(くわばらふみお)株 副社長名誉教授/パイルフォーラム. 本講座の趣旨平成 27 年の秋,横浜にあるマンションがわずかではた設計者,設計内容を承認した審査機関,設計図書に盲順し,施工時情報を無視した施工者,最終的にそれらを認めた工事監理者のすべてに何らかの落ち度があり,そあるが傾斜・沈下していることが判明し,その原因を調の結果がトラブルに結びついていたと筆者は考えている。査したところ,一部の杭基礎が支持層に到達していない今後,再び同じような杭工事問題を起こさないために,ことが判明した1)。さらに,杭の支持層到達を裏付ける建設工事のすべての関係者(発注者,地盤調査者,設計はずの施工管理記録(掘削オーガーの電流値)の改ざん者,工事監理者,施工者)が共有したい杭基礎の設計・(流用)が確認され,支持層未達による技術的問題とともに,技術者の倫理・責任問題としてマスコミにも大きく取り上げられた。施工における留意点を提示することを考えている。地盤工学会では,平成 26 年にトラブルと対策シリー 『杭基礎のトラブルとその対策(第一回改訂版)ズ◯』8)この問題を受け,国土交通省では,直ちに「基礎ぐいを刊行しており,各種の杭基礎について,地盤・試験か工事問題に関する特別委員会」を設置し,同年 12 月にら施工までに発生するトラブル,さらに供用中に発見さ同委員会は「中間とりまとめ報告書」として,問題の経れるトラブルをまとめており,本講座と合わせてお読み緯や課題を取りまとめるとともに,再発防止策についていただきたい。提言を行った2)。これを受けて翌年 3 月に国交省は一般以下の章では,杭基礎の設計・施工を専門とする技術的に遵守すべき措置としての告示3)や施工監理に関する者以外の地盤工学会会員が関心を持って読んでいただけガイドライン4)を公表し,また,建設業団体は現場に即るよう,各執筆者に担当の章を分かりやすく書いていたした施工ルールを取りまとめた5),6)。さらに,地盤工学だくことをお願いしている。また,近年の本誌の講座に会では「杭の諸問題」に関する会長特別委員会が設置さおいては,杭基礎を含む基礎構造に関するテーマを扱っ月に提言が出されている7)。これらの報告やた特集が少ないことから,最近の杭工法や施工管理方法提言は既に広く公表されているので,その詳細はそれらを紹介し,杭基礎の動向について情報提供することも考の文献を参照されたい。えている。れ,翌年 9本講座の企画が講座委員会で発議されたのは,このような杭工事問題が発端であったと思われるが,本講座で. 本講座の構成と内容はこれらのトラブル事例の報告や各種の提言の詳細を解本講座の構成を表―.に示す。説することが目的ではない。本講座では,杭基礎の支持第章では,第章以降で述べる杭の支持層確認や支層管理の現状を踏まえた問題点や課題を整理し,杭基礎持力確保のために必要な各種の調査技術・施工管理などの種類,施工方法ごとに,支持層確認の方法及びそのたの前提となる杭の施工方法の概要を説明する。杭と周囲めの留意点を解説することで,支持層管理の技術力向上,の地盤は杭の施工方法によって異なり,杭施工完了後の杭基礎の信頼性向上を目的としている。杭と地盤の関係を明らかにすることが目的である。その最近の杭の施工法は,従来,設計・施工が困難であっために,杭周囲の地盤の状態を調べた調査・研究の成果た地盤への適用を可能にするとともに,特に大きな支持を紹介する。杭の挙動を解明するためには,杭周囲の地力を発揮する工法が開発され,多くの現場で多用されて盤の状態を把握することが最も重要なことと考えている。いる。しかし,いずれの場合も,ずさんな施工管理をす次に,既存杭の引抜き後の処理が,その後に施工されるると大きなトラブルに遭遇する危険性を持っている。本新設杭の挙動に重要な情報であり,現在行われている引講座では,これらの杭を設計・施工するにあたって重要抜き工法について考察する。である支持層の確認方法や要求される支持力を確保する第章では,杭基礎の設計に先立って行われる地盤調ための技術について最新の情報を提供することに主眼を査において,特に支持層確認に関連したポイントを述べ置いている。る。支持層が不陸や傾斜する場合における適正な地盤調先に挙げたような杭工事に関するトラブルは,地盤調査数,支持層確認において特に注意すべき地盤条件,地査内容を指示した発注者,それを受け,実行と判断をし盤調査の進め方や調査手法,及び,調査結果の報告におた地盤調査者,地盤調査結果を受け取り,構造を決定しける留意点などに焦点を当てている。最後に,地層構成April, 201839 講  座表―. 本講座の構成が複雑で,支持層確認が困難な事例を紹介する。第章では,地盤調査結果に基づいて杭の諸元を決定持力発現を確実にするための施工管理方法のポイントについても記述される予定である。する設計時における諸問題を扱う。最初に,杭の施工法第章では,施工が完了した杭の性能確認のための調によって異なる支持力特性(鉛直荷重時の杭の荷重~沈査方法について記述する。地中にある施工完了後の杭は,下関係)について解説する。次に,支持層への杭の根入一般に目視できないことから,完了検査が困難と言われれ深さや支持層が薄い場合の杭先端支持力の評価についる。載荷試験によって,その性能を確認する方法が確実て述べる。最後に,設計における杭長の設定方法についであり,試験の適用にあたってのポイントを述べる。まて,各種設計指針における考え方を解説する。た,載荷試験によらず,より簡便な検査方法によって,第章と第章では,代表的な杭の施工方法である場所打ちコンクリート杭,既製コンクリート杭及び鋼管杭の施工において,支持層確認技術と支持力発現に必要な施工管理について説明する。上で挙げた代表的な杭種の中にも多くの施工方法があ杭の性能を検査する技術が開発されており,その概要について述べる。第章では,本講座をふりかえり,杭の支持層確認技術と施工管理の現状についてまとめを行うとともに,将来の杭施工法とその性能確認技術について展望を行う。り,それぞれの施工方法により杭の支持層確認の方法が異なる。場所打ちコンクリート杭は地盤を掘削する段階において,掘削土砂を地上に搬出するので,事前の地盤調査の段階で採取した試料と照合することにより支持層を確認することが可能である。しかし,この方法でも100の確度をもって支持層確認はできないことから,施工時情報による支持層確認方法の導入が計画されている。既製杭(既製コンクリート杭・鋼管杭)においても,多くの施工方法があり,それぞれの方法により支持層確認方法が異なる。従来から使われてきた打込み工法は,杭が支持層に達したことを施工時の情報からかなり明確に判定できるが,近年多く採用されている埋込み工法は,杭を埋め込むための掘削時の抵抗から判断している。これらの章では,杭の支持層確認方法のみならず,支40参考文献1) 日経アーキテクチャ2015.11.25号,pp. 24~32.2) 基礎ぐい工事問題に関する対策委員会基礎ぐい工事問題に関する対策委員会中間とりまとめ報告書,2015.3) 平成28年告示国土交通省告示468号基礎ぐい工事の適正な施工を確保するために講ずべき措置,2016.4 ) 国住指第 4239 号基礎ぐい工事における工事監理ガイドライン,2016.5 ) 日本建設業連合会既製コンクリート杭施工管理指針(案),2015.6) コンクリートパイル建設技術協会既製コンクリート杭工法の施工管理要領(案),2015.7) 地盤工学会地盤工学会としての基礎杭工事問題に対する 提 言 , https: // www.jiban.or.jp / images / ˆle / saisyu.pdf, 2016.8) 桑原文夫ほか杭基礎のトラブルとその対策(第一回改訂版),地盤工学会,pp. 1~22, 2014.地盤工学会誌,―()
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  • タイトル
  • 2. 杭の施工方法による支持力発現に関する諸問題(杭基礎の支持層確認と支持力確保)
  • 著者
  • 桑原 文夫
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 41〜48
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230019
  • 内容
  • 杭基礎の支持層確認と支持力確保.杭の施工方法による支持力発現に関する諸問題桑原日本工業大学文夫(くわばらふみお)株 副社長名誉教授/パイルフォーラム杭と地盤の関係は杭工法によって異なり,以降の章で解. は じ め に説する杭基礎に関する調査・設計から施工までの管理手杭の支持力問題において,地盤工学的観点からの解明法の説明の前に,杭周囲の地盤の状態を明らかにするこが進んでいない最大の理由は,杭を施工した後の地盤のとが目的である。そのために,現在までに行われた実杭状態が不明確であることによると筆者は思っている。地の周囲の地盤に関する調査事例を紹介する。次に,既存盤の状態が不明であっても,載荷試験から得られた情報杭を撤去後に新設杭を施工するケースが増えており,既をもとに経験則に基づいた設計式を導き,設計規準類を存杭の引抜き後の処理が新設杭施工前の地盤に及ぼす影整備してきたのが現状であろう。響について,その現状と対策について考察する。この問杭は完成後にその姿を見ることはできないことに加え題は現在,解明が十分とは言えないが,既存杭の処理にて,施工によって変化した杭周囲の地盤の状態を知るこよる新設杭施工前の杭周囲の地盤の状態を把握するためとも困難である。そのため,模型実験によって杭周囲地の議論の材料を提供する。盤の観察が行われているが,実際の杭の施工を模型で再現することが困難なことから,得られた情報が実際の杭. 杭の施工法と杭先端・周囲の地盤現在,我が国で多く採用されている杭の種類は,場所に当てはまる保証はない。実際の杭の周囲の地盤について,杭施工前後に各種の打ちコンクリート杭,既製コンクリート杭及び鋼管杭に調査を行った研究は,その実施に特別な工夫や費用が必大きく分けられる。場所打ちコンクリート杭は施工現場要な上に,設計に直接利用される情報ではないことから,において地盤の掘削及びコンクリート打設により造成し,長い間に行われた載荷試験の数に比べて極めて少ないの他の 2 種の既製杭については,既製コンクリート杭はが実情である。しかし,このような研究の成果によって埋込み工法によるものが多く,鋼管杭は埋込み工法と打はじめて杭の挙動が解明できるものと思っている。杭載込み工法が多く用いられている。これらの施工方法で設荷時に起こる地盤の状態の変化も重要であるが,今回は置される杭の周囲の地盤の状態について杭施工法を説明杭施工による地盤の状態の変化に着目し,過去に行われしながら解説する。た研究を整理し,供用開始時における杭周囲の地盤を把.. 場所打ちコンクリート杭握することに重点を置くことにした。場所打ちコンクリート杭の代表的な施工方法には,このようなことから,第章では,まず代表的な杭工アースドリル工法,オールケーシング工法,リバース工法について説明する。杭の施工が完了した時点における法があるが,近年多く使われている前 2 者を取り上げる。アースドリル工法アースドリル工法は図―.に示す方法で施工される。次に述べるオールケーシング工法との違いは,前半の掘削工程にある。掘削方法は,図―.に示すドリリングバ図―. ドリリングバケット(右)と図―.April, 2018アースドリル工法工程1)底ざらいバケット(左)1)41 講  座ケットの底部から内部に収納された土砂を地上に逐一排出する。軸部・先端部を問わず,掘削された土砂は地上に排出されるので,杭頭から杭先端までの土を観察することができる。事前のボーリングにおいて採取した支持層の標本と比較し,確実に支持層に達したことを確認できる。支持層を所定の根入れ深さまで掘削したら,ドリリングバケットを底ざらいバケット(図―.)に付け替え,底部のシャッターから堆積した掘りくずを取り込み,地上に排出する。アースドリル工法は通常,安定液を孔内に満たし,その液圧により孔壁の安定を図る。この安定液内をドリリングバケットが何回も上下するので,安定液内には掘り図―. 深礎杭孔底直下地盤の N 値2)くずである土砂が浮遊し,やがてこれらが孔底にスライムとして沈殿堆積する。これを除去する必要があり,そのために底ざらいバケットを用いる(一次スライム処理と呼ぶ)。取り残したスライムの上にコンクリートを打設すると杭先端支持力を発揮できないことから,スライムの丁寧な撤去が必要である。鉄筋かごを所定の位置に設置した後,コンクリート打設直前にまだスライムが残存する場合は,水中ポンプなどにより堆積土砂を孔内水とともに吸引・排出し,新たな安定液を孔内に供給する(二次スライム処理と呼ぶ)ことが行われる。このように施工された杭先端や周囲の地盤は,原地盤に比べて緩む可能性がある。その原因としてa)掘削排土による応力開放b)ドリリングバケットによる加力や引張力c)孔内への浸透水流などが考えられる。 b )は注意深い掘削作業により,ま図―. アースドリル杭周辺地盤の掘削前後の換算 N値3)た c )は安定液の水位確保によりその影響を最小限にできるが,a)は避けられない要因である。この影響を実現表―. 安定液の造壁機構と孔壁安定化作用4)場で確認した例は極めて少ないが,鈴木ら2)は,N 値50以上の細砂層に定着した直径2.6 m の深礎杭において,孔底直下の地盤の密度測定及び貫入試験を行っている。その結果は図―.に示すように,緩みの深さは約 1 m(杭径の0.4倍)程度までであることを示している。また,ドリリングバケットによる掘削は鉛直方向のみで,周囲の地盤を大きく乱すことはないと考えられるが,ケーシングなどの保護材を用いないで掘削するので,応力開放による地盤の緩みの影響を無視できない。木村ら3) は,アースドリル工法で施工した直径 1 m ,深さ 5m の掘削孔の周囲において,施工前後にスウェーデンサウンディング試験を行っている。その結果,掘削孔壁から 0.5 m 付近より孔壁に近い範囲で換算 N 値が低下したことを報告している(図―.)。軸部の掘削がケーシングなしで行うことができるのは,安定液中のベントナイト粒子や CMC 繊維が孔壁の表面に,水を通さないマッドケーキを作ることにより,安定液圧が孔壁に作用して崩壊を防ぐとされている(表―強度は期待できないので,コンクリート打設後に杭軸部.)。孔壁が崩壊を起こそうとすると,孔壁の地盤が内と周囲の地盤の間に存在するマッドケーキが厚すぎると,側に変形を起こし,それによる体積膨張が必要となるが,期待する杭周面抵抗力が発揮できない可能性がある。孔この膜の働きで非排水状態を保つことができれば崩壊を壁の崩壊に対する効果も含めて,通常の施工管理におい起こさないと考えられている。この膜は不透水性のみで,て,このマッドケーキの厚みは 3 mm 以下が適切と考え42地盤工学会誌,―() 講  座られている4)。の切土を盛土した場合などは,その判別が困難である。このような場合には,掘削状況(掘削速度や回転抵抗なオールケーシング工法オールケーシング工法は図―.に示す方法で施工される。掘削は先端にカッティングエッジを装着したケーど)を取り込んだ支持層管理装置が有効な手段となりうる。シングチューブを掘削孔全長にわたって回転・圧入しなオールケーシング工法における孔底処理は,ハンマーがら,ケーシングチューブ内の土砂を図―.に示すハグラブで底ざらいを行うほか,孔内水が多い場合は沈殿ンマーグラブでつかみ上げ,地上に排土する。支持層にバケットにより堆積したスライムを除去する。さらに,到達した後,所定の深さまで掘削したら鉄筋かごを建てコンクリート打設の段階でもスライムが残存するときは,込み,コンクリート打設する工程は,アースドリル工法水中ポンプにより排出する方法はアースドリル工法と同と同様である。オールケーシング工法は無水掘りで行う様である。ことができるが,地下水以深を掘削する場合は孔内水をオールケーシング工法における杭先端支持層の乱れや地下水位より上位に保ちながら行う必要がある。これを緩みの要因として,アースドリル工法のところで述べた怠るとケーシング先端の地盤が孔内に流れ込むボイリン3 要因は同様に成り立つ。ハンマーグラブによる掘削はグが起こる可能性がある。アースドリル工法のドリリングバケットによる場合より支持層の確認は,ハンマーグラブで掘り上げた土砂を地盤に大きな力が作用する。林ら5)は杭径 3 m,掘削深事前に採取した土質標本と比較して確認する方法が基本さ 22 m の掘削底の地盤を観察した結果,ハンマーグラであり,アースドリル工法と同様である。この方法によブの衝撃による緩みの深さは約80 cm であったことを報る支持層確認は,支持層とその上位の地層が異質の土層告している。さらに,この状態で平板載荷試験を行ったで,明確に区別できる場合は有効であるが,同種類の土結果は,緩み領域として 1 m の範囲の土を除去した地質(砂質土同士あるいは粘性土同士)や支持層と同一層盤面における平板載荷試験に比べて,沈下量は 10 倍程度大きくなった。これらから,支持層の仕上げは静かに丁寧に行う必要があることを指摘している。杭軸部の周囲の地盤に関しては,コンクリート打設を行いながらケーシングチューブを引き抜くまで,孔壁は保護されているので,孔壁崩壊の恐れは少なく,応力開放の影響もアースドリル工法に比べて少ないと考えられる。オールケーシング工法において,杭施工の前後の杭外周面から 50図―. オールケーシング工法工程1)図―. ハンマーグラブ4)図―. 杭の施工による地盤の乱れ6)April, 201843 講  座cm 離れた位置において N 値を測定した事例が報告され地盤との中間的な強度を持つことを想定している。ている(図―.(a))。細粒分の多い土質では大きな変根固め部の形状・寸法は掘削ビットの開閉状況などか化は見られないが,N 値が30程度の砂地盤の N 値が5~ら推定しているので,確度は高いとは言えない。根固め20 にまで低下している。このような杭周囲の地盤に関部で孔壁崩壊が起これば,根固め径が大きくなる一方,する計測事例は極めて少なく,一般的な定量化まで至っ崩壊土による根固め径不足も起こりうる。根固め部の強ていないが,場所打ちコンクリート杭の施工方法は,杭度については,注入するセメントミルクをプラント(セ周囲の地盤が原地盤より緩む現象は避けられないと考えメントと水を混ぜ合わせるミキサー)で採取し,その強られる。度による管理を行ってきたが,それは実際の根固め部の.. 既製コンクリート杭強度とは異なるものである。そこで,施工完了後の根固既製コンクリートの施工方法は,かつては打込み工法め部からコア採取し,その強度を調べる方法もあるが,が主流であったが,現在では図―.に示すように,杭最近,根固め部築造直後にセメントが硬化する前に,未先端に根固め部を築造し,杭先端支持力を確保する工法固結試料を採取し,適切な養生後に圧縮試験を行うことが主流である。埋込み工法の中ではプレボーリング工法によって,管理する手法が提案されている8)。が大半を占めるが,中掘り工法も広く使われている。以杭軸部における杭体と周囲の地盤の間には,通常,数下,この両工法について,その施工方法と杭と地盤の関~10 cm 程度の厚さのセメントミルクと掘削泥土の混合係について概説する。体(杭周固定部=ソイルセメント)が存在する。この杭プレボーリング工法周固定層は根固め部に比べて,セメント含有量が少なく,プレボーリング工法は図―.に示すように,事前に強度も小さいのが通常である。設計で期待する杭周面抵杭を挿入する孔を先端に掘削ビットを装着した掘削ロッ抗力度に対して十分な強度があればよいので,通常はドにより地盤を泥土化しながら掘削を進める。支持層に0.5 N / mm2 程度の圧縮強度が管理値に設定されている。達したら所定の深さまで拡大掘削するとともに,掘削ビ杭先端付近の地盤の変化に関しては,掘削ビットの掘ット先端からセメントミルクを注入・撹拌して根固め部削によって根固め部周囲の支持層が乱されることや,応を築造する。その後,掘削ロッドを引き抜きながら,杭力開放による緩みが起こる可能性も全くは否定できない軸部の掘削孔にもセメントミルクを注入・撹拌し,杭周が,それらについてはほとんど調べられていない。これ固定部を設ける。その後,杭を継ぎ足しながら杭先端をらの工法開発者は載荷試験により,所定の杭先端支持力根固め部に埋め込み,施工を終了する。を確認することにより,この工法の適用に問題がないこプレボーリング工法における支持層確認は,掘削ロッとを表明している。ドを回転する電動モーターの電流値により,地盤の掘削杭周固定層の外側の地盤の状態については,プレボー抵抗を推定する方法が一般的である。支持層とその上部リング工程における応力解放により原地盤に比べて緩むの地層とに明確な違いがあれば,掘削抵抗の変化によっ可能性が考えられる。図―.に示した現在の施工法とてその深さを検知することができる。この方法の詳細なはやや異なるものの,施工前後の杭周囲地盤の N 値の施工管理については第章に詳述される予定である。変化を測定した事例を図―.( b )に示す。先に示したプレボーリング工法の根固め部の寸法は,杭径の最大場所打ちコンクリート杭に比べて, N 値の低下はさら2 倍程度まで,長さは杭径の 3 倍程度まで拡大される。に大きいように見られる。しかし,プレボーリング工法根固め部は,通常事前に支持層を泥土化し,そこに根固に関しても,載荷試験において測定された杭周面抵抗力め部の体積相当のセメントミルクを注入するので,泥土が所定の設計値以上であることを確認している。化された土砂を上部に押し上げ,セメントミルクによって置換されるとも言われるが,掘削ビットは常に回転し中掘り工法は図―.に示すように,杭中空部にオー中掘り工法ているので,通常は土砂と混合・撹拌され,ソイルセメント状のものが築造される。このように築造された根固め部は杭体と支持層の図―. 埋込み杭の根固め部44図―. プレボーリング工法工程7)地盤工学会誌,―() 講  座する傾向にある。中掘り工法では杭先端部の地盤を掘削しながら杭体を沈設するので,杭体と周囲の地盤の間には何も挟在せず,地盤を乱す可能性が少ないと言われ,各種設計指針の支持力式においては,粘性土地盤の杭周面抵抗力は非排水せん断強度を採用している。しかし,前出の図―.(c)に示すように,杭周囲で行った標準貫入試験の結果,砂層における N 値は施工前に比べてかなりの低下を示す計測例もある。.. 鋼管杭図―. 中掘り工法工程7)鋼管杭の施工方法は,一般的に打込み工法,回転貫入工法及び埋込み工法に大別される。埋込み工法には中掘り工法と鋼管ソイルセメント杭工法がある。中掘り工法は既製コンクリート杭と同様の方法であり,鋼管ソイルセメント杭工法は既製コンクリート杭のプレボーリング工法とほぼ同様の後沈設方式とソイルセメント柱築造と同時に鋼管を埋設する同時埋設方式がある。この埋込み工法における杭周囲の状況は,既製コンクリート杭の埋込み工法に近いので(実際にはプレボーリング工法の杭周固定部より高強度の杭周部を築造する工法が多く,詳細は第章に譲る)ここでは説明を省略し,打込み工法と回転貫入杭工法について,杭周囲の地図―. 埋込み杭根固め部コア強度9)盤の状態について概説する。打込み工法ガーロッドを設置し,その先端に装着した掘削ビットで打込み工法は杭頭にドロップハンマー(モンケン)や地盤を掘削し,その土砂を杭の中空部を通じて杭上端か油圧ハンマーの落下による打撃エネルギーを杭に与えて,ら排土しながら,杭を沈設する工法である。杭とオー地盤中に貫入させる工法であり,杭の施工法として古くガーロッドを継ぎ足しながら杭先端が支持層に到達したから採用されてきた。鋼管杭以外の杭に対しても採用さら,掘削ビットを拡大してさらに掘り進め,セメントミれるが,鋼材の打撃に強い特性から現在でも都市部以外ルクを注入して杭先端部に根固め部を築造する。根固めでは広く用いられている。部の築造方法はプレボーリング工法と同様である。打込み杭の支持層確認については,打撃に伴う杭の貫中掘り工法による支持層確認は,プレボーリング工法入量の記録から判断する。打込み杭は古くから採用されと同様にオーガーロッドを回転する電動モーターの電流ているので,この打込み記録から支持力を推定する式が値から判定する。プレボーリング工法との違いは,とも提案されてきたが,最近の設計指針では先端地盤の Nに先端の掘削抵抗には大きな差はないのに対し,ロッド値や非排水せん断強度を用いた式が採用されており,打の軸部に受ける抵抗に違いがある。プレボーリング工法込み記録は支持層到達を確認するために用いられている。の掘削ロッドが泥土化されたプレボーリング孔中を回転ただ,支持層に到達する前に,玉石や地中障害物によるする際の抵抗を受けるのに対し,中掘り工法は杭中空部抵抗増大により,支持層を誤認する可能性もある。を通してオーガーロッドが掘削土砂を上部に搬出する際鋼管杭は杭体の実断面積に比べて中空部の面積が大きの抵抗であり,一般に後者の方が大きいと言われる。いく,打込みによって中空部に管内土を取り込みながら沈ずれの工法も,杭先端の支持層を判別するためには,測設する。この管内土はある程度貫入した段階で鋼管内面定された電流計による抵抗値から,ロッド部分の抵抗をとの摩擦により閉塞を起こせば,閉端杭に近い杭先端挙予測して差し引く必要がある。動をする。先端が閉塞した杭の直下の地盤は球根状に圧中掘り工法における根固め部はプレボーリング工法と縮され,周囲の地盤を押し広げることによる抵抗が先端同様の築造方法であるから,その性能もほぼ同様である支持力と考えられる。通常用いられる設計式では,完全と考えられる。図―.は過去に築造された根固め部かな閉端杭に比べて支持力を低減したものを採用している。ら採取したコアの圧縮試験結果である。いずれも15 N/mm2杭軸部の周囲の地盤は,管内土が閉塞しない状態で杭以上の強度を示しており,性能的な問題はないとが貫入する場合は,原地盤と大きな変化はないものと考されている。いずれの工法とも深さとともに強度が増加えられるが,杭先端が閉塞されると,杭の貫入に伴い先April, 201845 講  座端付近の地盤は外側に押され,杭周面から杭径程度の範より羽根上面はその上の地盤を押し上げ,その反力とし囲の地盤は密になる。砂地盤では杭の貫入とともに直ちて下向きの力が杭体を下方に引きずり込む。地盤が硬質に密度化が起こるが,粘性土地盤では杭の貫入とともにでなければ,杭頭に鉛直荷重を加えなくても,杭を埋設一旦は乱されるが,上昇した間隙水圧の消散に従う圧密することができる。が進行すると強度は回復する。図―.に回転貫入杭の杭先端部分の回転翼の実例の先端が閉塞した打込み杭の杭先端付近の地盤の状態にいくつかを示した。通常,羽根径は軸部の鋼管径の 2ついては,古くから多くの研究がある。ここでは A. S.倍程度まで使われる。螺旋翼を鋼管の周囲にほぼ一周装Vesic(ベジッチ)の報告10)を引用する。着したものと,鋼管先端に 2 枚の鋼板を傾斜させて取「打込み杭の場合,杭先端及び杭周囲の地盤は大きくり付けたものが代表的である。乱される。杭周囲が粘性土の場合(図―.(a)),杭表打込み杭はその打止め時の記録から鉛直支持力を確認面から杭径分程度の範囲は大きく乱され,せん断強さはできるというメリットがあるが,回転貫入杭も杭を貫入一旦失われるが,時間とともにその一部は回復する。杭させる時のトルクと貫入量の管理により支持層を確認で周地盤が砂質土の場合(図―.( b )),杭周囲の地盤きる。この特性は埋込み杭にない利点である。(特に杭に接する部分)は密に圧縮される。圧縮の程度地盤が軟弱であれば,杭は 1 回転する間に羽根ピッは杭から離れるに従い徐々に減少する。杭周囲地盤の応チ分貫入するので,杭周囲の地盤は,羽根が通過した部力(特に水平応力)は杭打込みにより増加するが,これ分のみ撹乱されるが,それ以外の部分は乱されることならはクリープにより消滅する場合もある。密な砂礫地盤く残る。しかし,実際の貫入量は羽根ピッチより小さく,では粒子破砕により緩む場合や杭の極近くでは密になる杭周囲の羽根径の範囲の地盤は乱される。特に杭が支持ことがある。打込み後には杭体だけでなく周囲の地盤に層に到達すると,羽根は支持層への貫入が容易ではなく,も残留応力が残り,これが杭の鉛直支持力に影響を及ぼ羽根のリーディングエッジが支持層を削るが,支持層へす。」の貫入量は極めて少なくなる。回転貫入工法鋼管の先端は開端・閉端いずれも用いられるが,閉端先端付近に羽根を装着した鋼管杭を回転すれば,木ねの場合や,開端でも閉塞効果を発揮すれば,杭の貫入にじの原理で杭はみずから地盤中に貫入してゆく。羽根はより周囲の地盤を押しのける「排土杭」となり,周囲の杭軸に対して傾斜しているので,鋼管を回転することに地盤の乱れは打込み杭に近いものになる。杭が所定の深さに設置され,鉛直下向きの荷重を受けると,杭先端の羽根は杭径より大きな面積を持つ,いわゆる「拡底杭」として,杭先端支持力に対して先端羽根は効果的に働くことを想定している。しかし,図―.に示すように,施工時は回転翼上面に地盤反力を受けて貫入するので羽根上面に接する地盤は密に,下面は粗になるが,鉛直荷重を受ける供用時には,下面の粗になった地盤からの地盤反力を期待する。この羽根に作用する荷重の逆転現象,羽根の剛性が軸部より低いこと,さらに鉛直載荷時に羽根下部の土が羽根上部に回りこむ現象などの理由により,羽根径と同径の打込み杭より支持力性能が低下する可能性がある。回転貫入杭の施工が完了し,杭頭荷重がゼロの場図―. 打込みによる杭周囲の地盤変化10)図―. 回転貫入杭の先端羽根(例)46合の杭の軸力分布は図―.(a)の実線のように杭図―. 回転貫入杭の貫入機構(羽根部展開図)11)地盤工学会誌,―() 講  座全長に渡って引張り状態になり,杭軸部には上向き摩擦は,現在までに得られている確実な知見は少ないが,設力が働く。この状態から杭頭に鉛直下向きの荷重が作用計・施工の参考になることを期待して,既存杭の引抜きし,やがて極限状態に至ると,軸力分布は図中の破線の方法と引抜き後の処理方法を紹介し,それらによって起ようになる。したがって,載荷試験で測定した軸力(図こる地盤の状態について考える。中の初期状態と最終状態の水平距離)より真の杭先端支持力は小さく,杭周面抵抗力は逆に大きく評価することになる。これは打込み杭における軸力分布(図―... 既存杭の引抜き方法既存杭を引き抜く工法は,既存杭の規模や引抜き後の処理方法に応じて大きく次の 3 種類に分類できる。(b))による評価(先端を過小,周面を過大)とは反対a)バイブロチャック工法の現象を示す。b)ケーシング掘削工法c)オーガー掘削工法杭周面抵抗は打込み杭や通常の埋込み杭と比べて低めである。これは上で述べた理由のほかに,貫入時に羽根このほかに,深礎工法により引き抜く工法もあるが,特が地盤を撹拌することによる地盤の乱れの影響が原因で別な調査用と考え,ここでは除外する。a)のバイブロチャック工法は,杭頭をチャックで噛み,ある。. 既存杭の引抜きとその後の処理の影響現在,都市部の建設現場では,自然な状態の地盤に杭バイブロの振動で引き抜く方法で,松杭などの小径の杭に対して適用される場合が多い。杭頭を掴んで引き上げるので,杭体の強度不足や杭周面抵抗が大きい場合にはを施工することはむしろまれで,前構造物の既存杭を撤杭が破断し,一部が残置する場合もある。 b )のケーシ去(あるいは残置)した跡に新設杭を施工するケースがング掘削工法は,まず既存杭の周囲にケーシングを建て増えている。既存杭を撤去した後の処理が不十分である込み,杭と周辺地盤との縁を切る。その後,ケーシングと,新設杭の施工におけるトラブルや支持力不足が起こを引き上げ,杭に輪投げワイヤーをかけて引き上げる方る可能性がある。ところが,杭の支持力評価においては,法,ケーシングと共に杭を引き上げる方法,ケーシング杭の施工方法による周囲の地盤の変化については前節で中の杭を多滑車などで引き上げながらカットする方法な述べたような考慮がされているが,既存杭の引抜き後のどがある。杭径・杭長に応じて各種の引き上げ装置が用影響を考慮した設計・施工における配慮はされているでいられる。c)のオーガー掘削方法は,杭の周りの土を三あろうか。そこで,本節では,既存杭の引抜きによって軸オーガーでほぐし,杭周面摩擦力を低減した後,杭頭おこる地盤の状態について考察する。この問題についてにワイヤーをかけ,杭を引き抜く方法である(図―.)。いずれの方法も,杭を引き抜いた後に,杭が存在した部分が空洞となる。その空洞を放置することはできないので,次項に示す処理を行うが,ケーシング引抜き工法の中には埋戻し材を注入しながら杭を引き抜く方法もある。いずれの方法においても,その後の新設杭の施工において,杭引抜きの影響によるトラブルが生じないよう注意する必要がある。.. 引抜き後の処理方法前項で述べたように,引抜き後の処理方法には,引き抜いた後にできた穴を後から充填する方法と,杭を引き抜く過程で杭先端部に生じる空隙部分を充図―. 施工完了時の残留軸力と載荷試験による支持力評価填しながら引き抜く方法がある。前者の方法には,図―. 既存杭の引抜き方法12)April, 201847 講  座. お わ り に今回,杭の鉛直支持性能を議論するうえで前提となる杭の施工に伴う杭先端や周囲の地盤の変化を調査した研究を調べたが,その数は極めて少なく,しかも,相当以前の調査に限られ,最近ではほとんど行われていない。これらの以前に行われた計測は,必ずしも高い精度とは言えず,地盤の状態を推定するには十分な情報とは言い難い。ところが最近,各種の計測装置が開発され,杭周囲の地盤の状態を探るにあたっては,以前よりはるかに有効な情報が得られる可能性が広がっている。最初に述べたように,杭の支図―. 流動化処理土を用いた引抜き孔の処理例13)持力を解明するには実際の杭の周囲の地盤の状態を把握することが最良の手段であると確信しており,このような計測を行った研究が多く実施されることを期待したい。参1)2)3)図―. 杭先端をチャッキングして引抜く工法14)4)地上から山砂などを投入することにより埋め戻す方法(図―.( d ))と杭先端よりセメントミルクや流動化5)処理土を下方から打ち上げる方法がある。図に示した地上からの山砂投入は杭引抜き穴を完全に充填することは6)無理であり,空洞や密度の低い部分が存在し,均一な埋め土を築造することはできない。一方,トレミー管などでセメントミルクなどを下方から打ち上げる方法は,杭抜き穴に残った残土や泥水を押し上げて充填が行われる7)8)ならば問題はないが,完全な置換は無理があり,杭全長に渡って均一な改良体を構築するのは難易度が高い。図―.は,崎浜ら12) によるケーシングを用いて既存杭9)を引き抜いた後,トレミー管を用いて流動化処理土を打設した場合の改良土の一軸圧縮強度を調べた結果である。10)孔底部では基準値より大きな強度を発現しているが,杭上部では基準値(0.5 N/mm2)を下回っており,均一な11)状態とは言えない結果となった。一方,ケーシングで杭周囲を掘削した後,既製杭の先端を挟み込み,ケーシングとともに杭を引き上げる工法12)13)を図―.に示した。この方法では,杭を引き上げる過程でケーシング先端から改良材を充填しながら引き抜くことにより,引抜き孔周囲の緩みの防止や掘削孔へ改良材の確実な充填を狙っている。4814)考文献株 場所打ち杭カタログ.基礎工業鈴木善雄・大下俊之・遠藤秀也場所打ちぐい(深礎)の沈下に関する一試験例,第 9 回土質工学研究発表会,pp. 493~496, 1974.木村 匠・渡辺一弘・田村昌仁・牧原依夫 SCP 工法の締固め効果と杭施工に伴う地盤の緩みに関する研究,第31回地盤工学研究発表会,pp. 1099~1100, 2002.日本基礎建設協会場所打ちコンクリート杭の施工と管理,pp. 148~150, 2009.林 一隆・吉川正昭・国重敏明 BENOKU3000による大口径杭原位置試験,奥村組技術研究所年報, No. 1,pp. 83~96, 1975.吉倉 忍大口径 PC くいの施工と支持力に関する研究報告,コンクリートパイル,コンクリートポールパイル協会,No. 4, pp. 8~30, 1972.コンクリートパイル建設技術協会既製コンクリート杭の施工管理,2017.高支持力杭の根固め部品質管理研究会根固め部の未固結試料採取・調査・試験マニュアル Ver. 2 ,パイルフォーラム,2014.岸田英明ほか施工・品質管理ワーキンググループ活動成果報告,基礎構造物の限界状態設計法に関するシンポジウム発表論文集,地盤工学会,p. 117, 1995.A. 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  • タイトル
  • 1. 講座を始めるにあたって(サンプリングの極意)
  • 著者
  • 田中 洋行
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 49〜49
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230020
  • 内容
  • サンプリングの極意.田中講座を始めるにあたって洋行(たなか北海道大学ひろゆき)名誉教授表―. 本講座の構成. は じ め に本講座のタイトルを見て,読者が多くもつ印象は,「えっまた」と思われる。世間では, ICT, AI, IoT,スマート社会などのカタカナ用語が飛び交っている。その一方で,地盤工学,特に今回取り上げる分野では,ビッグデータどころかレアデータの世界である。我々が育った戦後まもない時代では,食品に貼られている「賞味期限」という用語はまだ存在しなく,母親が臭いを嗅いだり,「**色したカビは食べてもお腹を壊さない」といった経験に裏打ちされた判断によって生き延びてきた。しかし今では,国際的な問題となっているようであるが,賞味期限を超えた,あるいは超えそうな食品が大量に処分されている。情報世界から流れてくる圧倒的な量のデータと違って,な課題の他に,地盤環境の問題がクローズアップされている。地盤の汚染の程度を把握する場合には,試料は「乱れ」ていても問題はないが,試料を採取する過程で他の土と混じり合うことによって生じる汚染(contamination)が重要な課題となる。それを従来の「乱れの少高い金を払って現場の技術者が汗水流して採取された土ない試料」の採取方法に準じてサンプリングを行うと非試料の多くは,ビッグデータの感覚や基準から判断する常に不経済であり,しかも化学分析には不適切である場と,使いものになるデータは殆どない。それでも,この合もある。同様に,試料の採取目的が力学特性である場道のベテランは試料の臭いを嗅いだり,色を見たり,必合でも,粘性土と岩盤の場合とでは,試料が乱れる原因要によっては調味料を加えたりして,なんとか設計定数も違い,加えて注目する力学特性も異なる。例えば,軟を設定しているのが現状である。このため,「地盤調査弱粘土の場合には,盛土などによって生じる地盤の不安村」ではこの世界にしか通用しない言葉で会話が行われ,定性の検討が重要であり,そのためには原位置の非排水これが,この道の技術者の「ステータス」となっている。せん断強さや強度増加率が必要となる。一方,岩盤の場例えば,土質力学の教科書に「不撹乱(乱さない)」,合には,強度よりむしろ変形係数,あるいは“水みち”「撹乱」との用語があるが,言葉通りの「不撹乱試料」を含む地盤の透水性の評価が重要である場合が多い。砂はこの世に存在しない。例え最新の注意を払って試料を地盤の場合には,圧倒的に地震時の液状化に対する検討採取しても,大気圧に晒された瞬間に,少なくとも「応が重要となる。最近では,豪雨時あるいは環境保全を検力解放」と呼ばれる乱れを受けるためである。このため,討するための土被り圧が非常に小さい,あるいはサクシ「乱さないように努力した」,あるいは権威ある機関が認定した「乱れの少ない」サンプリング方法によって採取ョンの影響を強く受ける場合の力学特性が求められている。された試料を「乱さない」としている。このような定義地盤調査計画で担当者が頭を悩ませてきた課題に,サあるいは慣習は,同じ分野に属する仲間同士なら何とかンプリング間隔,あるいは深さがある。このため,発注やっていけるが,地盤工学の世界においても,最近では,機関では,対象とする施設や地盤ごとにサンプリングのそれぞれの分野が高度に先鋭化しているので,少しでも諸元を決めた仕様書などが整備されてきた。しかしなが専門が異なると情報を供用できなくなりつつある。ましら,これらの値は,長年の経験から決められてきたものてや,巨大プロジェクトの場合には,建設業以外の様々で,必ずしも理論的な根拠に従って決定したものではなな分野の技術者が共同して行うので,用いる用語の定義い。今回の講座では,地盤の定数の「不確実性」の観点をできるだけ「一般」のものと同じにして,誤解が生じから,サンプリング計画を考えてみる。さらに,最終章ないように再定義する必要がある。では,今まで議論されることが少なかったサンプリングここまでの話は,力学特性を把握するための試料採取試料の長期の保存方法にも触れる。を念頭において展開してきた。最近では,従来の力学的April, 201849
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  • タイトル
  • 2. サンプリング計画(サンプリングの極意)
  • 著者
  • 大竹 雄
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 50〜57
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230021
  • 内容
  • サンプリングの極意. サンプリング計画大新潟大学竹雄(おおたけゆう)工学部社会基盤工学プログラム. は じ め に准教授学的な法則のもとでつくられたものであり,地盤の構成と性質を大局的に知ることが可能となる。そして,地質本講座の執筆者リストを見て,自分が異質な存在のよ条件は,地形に反映されていることが多く,地形を観察うに感じ,やや場違いな思いを抱きながらキックオフすることにより,地盤の地質の大要を知ることができミーティングに参加した。しかし,会議が始まると,私る4),5)。にとって,刺激的な議論が展開された。サンプリングのすなわち,地盤は地質で,地質は地形でその大要が決不確実性・誤差・ばらつきの解釈などである。この問題まっている。サンプリング計画も,対象現場の地形や地が本講座の主題になることはなかったが,解決しなけれ質を調べて,どのような過程に基づいて地盤が形成さればならない重要な課題であることは,共通した認識であているかを分析することが出発点になる。また,地盤調ったように思う。査の方法と解説6)には,サンプリング計画に関する考え著者らは,地盤材料の不均質性にかかわる不確実性の方の要点が整理されている。その要点を抜粋する。簡易評価理論を構築し,実データに基づく実装/検証を地盤構造物の設計や施工において,地盤の特性を適切行ってきた1)~3)。この一連の研究では,「地盤パラメーに把握するためには,どのようなサンプリング方法でどタの空間的ばらつきの影響(ばらつき)」,「地盤パラメーの位置から実施するのかを事前に計画することが重要なタの統計的推定誤差(誤差)」を簡易に評価する理論を作業となる。地盤調査は,一般的には,概略調査(予備構築し,地盤調査の量や質の効果を設計計算に反映させ調査),詳細調査,補足調査のように段階的に行われるる方法を提示している。サンプリング計画との関係では,場合が多い。ここで,各調査の定義を以下に示す。必要なサンプル数,調査間隔の合理的な設定につながる研究であると考えている。誌面の都合上,全てを解説す概略調査ボーリングを行う前に,現地調査や資料調査により地形,地質の概略を把握すること。ることはできないため,不確実性評価の導入部分に焦点詳細調査対象構造物の形式などの決定以前に行われをしぼり,式による詳細な記述は排除して,概念のみをるものであり,構造形式,設計方針を決定するために必分かりやすく記述したいと考えている。要な情報を把握すること。さて,平成 30 年 1 月に道路橋示方書が性能設計概念に基づく信頼性設計を志向した設計コードへ改定される。補足調査詳細調査で不足が生じた場合で,設計変更や予期せぬ自体になった場合に実施される。不確実性を定量的に記述し,意思決定につなげる信頼性このように,段階的に調査を行い,サンプリング計画設計の考え方は,性能設計を真の意味で実装できる可能を適宜見直すことが重要である。当初からその地盤材料性を秘めている。ここでは,信頼性設計の考え方と対比に適切なサンプリング計画を完全に構築することは困難しながら,サンプリング計画の高度化の可能性を探ってである。まずは,地形・地質の把握と経験から概略のサいきたいと思う。重要な着目点は下記の通りである。ンプリング計画を行い,試験結果を見ながら適宜修正を 「ばらつき」と「誤差」を区別して考えること。構造物と地盤の「スケール」が重要であること。. サンプリング計画の基本.. 基本的な考え方加えていく方法が合理的であろう。その計画の見直し,追加調査の必要性を考える上で,後述する不確実性の評価理論が有効に機能すると考えられる。さて,サンプリング計画に関して重要視すべき点は,下記の 3 項目であるとされている6)。文献 4), 5)には,地形,地質,地盤の言葉の定義が示ボーリング間隔と数量されている。地盤という言葉は,建造物を対象とした言試料の採取深さと採取個数葉で,地球の表層部を形成する地殻の表面及び表面付近採取するサンプラーの種類と試料径におけるある範囲の岩石や土層を含めた総称のことである。また,地盤を形成している岩石や土の性質は,地質 , に着目をして,議論を進めてい本章では,主にきたい。学的な形成過程に従っている。したがって,地質を知る.. 性能設計と信頼性設計との関係ことは,地盤の大局的な工学的性質を知ることになる。本項では,不確実性の評価理論の意味について,性能地盤は一見極めて複雑に見えるが,自然地盤はある地質設計,信頼性設計との関連から述べてみたい。下記に,50地盤工学会誌,―() 講  座本章で用いる用語の定義を示す。性能設計構造物をその仕様によってではなく,その社会的に要求される性能から規定し設計する考え方。信頼性構造物が所定の要求性能を満足できる能力であり,破壊確率(信頼性指標)などの確率計算により得られる指標により照査を行う方法。信頼性設計信頼性に基づいて設計に関する意思決定を行う設計の考え方。以上の定義から分かる通り,信頼性設計は,性能設計と相性がよく,調査,設計,施工の“品質”を含めた意思決定の枠組みと捉えることができる。性能設計ピラミッドの頂点には目的がある。そして,対象構造物に要求する性能とそれに対応する工学的な限界状態が規定される。さらに,照査の段階では,性能評価の確からしさを評価するために目標信頼性が設定される。もし,初期に図―. 2 現場における N 値の深度分布計画した設計が目標信頼性を満足しない場合には,構造的な対応(構造寸法の変更,構造的な補強)とともに,品質(精度)向上の取り組みも重要な選択肢となる。すなわち,地盤の問題であれば,追加調査による照査の再検討など,サンプリング計画の見直しの効果が設計成果(判断)へフィードバックされる。したがって,地盤調査の内容(数や位置)にかかわる不確実性を定量化して,信頼性設計に考慮することが重要になる。地盤特性は調査してみないと分からないため,予め完璧なサンプリング計画を立案することは不可能である。概略調査,詳細調査の段階で,地盤調査結果(データ)を丁寧に分析した上で,地盤調査の過不足さを“見える化”する努力が重要である。. 地盤材料の不均質性のモデル化.. 不均質性の特性とモデル化地盤構造物の信頼性解析では,地盤材料を確率場(過程)としてモデル化することが一般的となっている例えば7),8)。図―.は,異なる 2 つの現場((a)と(b))図―. トレンド成分とランダム成分(残差)それぞれ 4 箇所で測定された N 値分布が示されている。また,図―.は,それらを重ねて示し,その平均的なのように長周期成分を多く含むばらつき(残差)の現場特性(トレンド関数)とそのばらつき(残差)のヒストを自己相関距離 u が長いと表現する。ここで示した現場グラムが示されている。いずれの現場でも,深くなるほでは,( a ) u = 1 m ,( b ) u = 10 m となっている。自己相ど N 値が線形に大きくなる同様のトレンドを持ち,ま関距離は Scale of Fluctuation9),10) とも呼称され,変動た,残差の大きさは概ね同じで標準偏差で 3 程度,正のスケールを表す指標としても活用される。規分布に近い分布形状をしている。しかし,この 2 つの現場の地盤特性が同じだと言うには,なんとなく違和感があるのではないか。実はばらつき(残差)の周期特性が異なっているので.. 確率場理論の基本地盤パラメータはトレンド成分とランダム成分(残差)の和として表すことにする。Z(x)=mZ(x)+e(x) …………………………………(2.1)ある。私たちは,よく地震動について周期若しくは周波ここで Z は確率場, x は空間座標(深さ),mZ はトレ数でその特性を説明する。これと同様で,地盤のばらつンド成分,e はランダム成分(残差)である。トレンドきの特性もその周期特性に着目すると一歩進んだ解釈が成分 mZ は確定値として与えられる。一方,ランダム成できる。ただし,地盤パラメータの分析では,スペクト分 e は定常の確率場によって記述され,平均は 0,分散ルというよりそれと等価な自己相関関数で表現される場sZ 2 は座標(深さ)に依存せず一定であると仮定する。合が多い。また,確率場では,地点間の相関性を相対距離にのみ( a )の現場のように短周期成分を多く含むばらつき依存する自己共分散関数によって表される。自己相関関(残差)の現場を自己相関距離 u が短いと表現し,( b )数の関数形としては一般に指数関数型,ガウス関数型がApril, 201851 講  座用いられることが多い。指数関数型の自己相関関数を式が重要となる。これを,局所平均の推定問題として呼称(2.2),図―.に示す。している。r(Dx)=exp[ ( )]Dx-u…………………………(2.2)自己相関関数は 2 地点間の地盤パラメータの相関性例えば,大竹ら14) が延長 20 km の河川堤防基礎地盤の液状化危険度を検討した事例で,深さ 20 m までの N値(FL 値)の積分値(集合体)である PL 値の水平方向を記述する統計量であり,自己相関距離 u を決定するこの自己相関距離は 50 ~ 300 m と長く,微地形分類毎にとで相対距離 Dx にのみ依存する関数となる。ここでは,自己相関距離の長さが異なることが示されている。旧河一次元問題について記述したが,多次元問題への拡張も道や自然堤防が錯綜して存在している地域では,自己相容易である。関距離が 50 m と短いのに対して,一般的な氾濫平野でなお,相対距離 Dx が自己相関距離 u と一致すると,は 200~ 300 m と比較的長い傾向が示されている。また,相関係数が 0.368となることを意味する。したがって,新潟市の表層部には, 30 m 程度の厚い砂層が堆積して自己相関距離を超えた場合には,独立に近い状態になっおり,細粒分含有率が少ない液状化懸念層(上層)と比ており,サンプリング間隔のおおよその目安値としても較的しまった下層に分かれている。両者の境界面(深さ)活用できると考えられる。の空間変動性を分析した事例では,自己相関距離が表―.は,自己相関距離の目安値をまとめた表であり, Phoon et al.9),10) が世界中の文献調査を行った結果1 850 m となり, 1 km を超える相関距離も得られる場合もある。に著者らの日本の事例11)~15)を追加した表である。鉛直したがって,設計者が何を見たいのか,何の性能を知方向には N 値が 1.2 m 程度,コーン貫入試験の先端抵りたいのかによって,変動のスケールが異なり,要求さ抗 qt は 0.2 m 程度が得られ,水平方向は, N 値が 10 m,れるサンプリング間隔も異なっている。この点がサンプqt が 5 ~ 66 m が得られている。鉛直方向に比べて水平リング計画を立案する上で重要な視点となる。方向の自己相関距離が長いことが分かる。ただし,例え.. 不均質性にかかわる不確実性の分類ば,N 値の 1 点,1 点に興味があるとすると,水平方向のサンプリング間隔が 10 m 以下にしなければならない。しかしながら,先述の通り,地盤は,建造物に対して決定されるある範囲の集合体を意味しており, N 値 1 点,ここで,地盤材料の不均質にかかわる 2 つの不確実性について,その概念を整理したい。“ばらつき”と“誤差”である。この不確実性の分類は極めて重要である。1 点のばらつき(残差)が構造物の性能に直接影響するばらつき調査により経験される空間的なばらつきのわけではない。この点については,後述するが,ある点ことである。これは誤差ではなく,ばらつきが構造物のの値ではなく,ある範囲の集合体の変動を分析すること性能に与える影響のことである。後ほど,具体的な事例を交えて解説する。誤差統計的推定誤差のこと。限られた調査から推定されるトレンド関数(平均),分散,自己相関構造は真値であるだろうか。私たちは,ある一部の情報のみを得て判断していることに注意しなければならない。先に当てはめた確率場の統計量の推定誤差がこれに含まれる。どの位置で,どの程度調査を実施したかに応じて誤差は変化する。近年,信頼性設計における不確実性は,偶然的不確実性( Aleatory )と認識論的不確実性( Epistemic )に分図―. 指数型の自己相関関数(相関係数 r と自己相関類される場合がある16) 。地盤構造物の設計にかかわる距離 u で基準化した相対距離の関係)不確実性を上記の視点で分類すると以下のようになる。偶然的不確実性( Aleatory )計測誤差,地盤パ認識論的不確実性(Epistemic)地盤パラメータ表―. 自己相関距離(変動のスケール)ラメータの空間的ばらつきの統計的推定誤差,設計計算上のモデル化誤差偶然的不確実性は,我々には「コントロールできない不確実性」,認識論的不確実性は,取得した情報の量や質に依存する「更新(低減)可能な不確実性」と表現することができる。信頼性設計において,このように不確実性の分類を行っておくと,サンプリング計画の見直し,設計計算手法の見直しなど,構造的な対応以外の様々な対応策の選択の幅が広がる。地盤材料の不均質性にかかわる不確実性をばらつきと誤差に分離することは,52地盤工学会誌,―() 講  座図―. 地盤パラメータのばらつきのモデル化と局所平均の範囲(平均と分散は同一,自己相関距離のみが違う確率場)Aleatory と Epistemic に分類しているとも解釈できる。. ばらつきの影響地盤パラメータのばらつきが性能(工学的な指標)に及ぼす影響を解析的に確認してみたい。ここでは,地盤変形係数の空間的ばらつきを考慮して直接基礎の弾性沈下量計算(有限要素法解析)を行った事例を紹介する。剛体基礎(基礎幅 B=1 (m),正方形基礎)に鉛直荷重(荷重度 q=1/0.88 (kN/m2))を載荷し,地盤材料をポアソン比 n=0.49の線形弾性体としてモデル化した。図―.は,確率場理論により,地盤変形係数の不均質な場を生成した例が示されている。図―.には 3 種類の不均質場がそれぞれ 3 種類示されているが,平均mE=1.0 (kN /m2),分散 sE=0.302で統一し,(a)は u=0.1 ,( b )は u = 0.5 ,( c )は u = 1 の場合が示されている。メッシュの濃淡は地盤変形係数の大きさを意味しており,図―. 地盤パラメータのばらつきの影響濃い色ほど地盤変形係数が大きい。なお,図中の白線は,正方形基礎のブーシネスクの応力球根で,最外円が載荷取っている点に留意していただきたい。図中の左図は確した荷重度 q の 0.1 倍の応力が生じた範囲を示している。率場そのものが表示されており,( b ),( c )は,移動平図―.は,有限要素法解析結果であり,基礎中心位均の幅 V で移動平均を施した結果が表示されている。置の沈下量のヒストグラムを示している。いずれのケーこれと対応して図―.の左図には,自己相関構造(指スにおいても,与えた地盤変形係数の平均と分散は一致数型)が示されている。( c )と( d )は,自己相関距離自しているが,工学的指標(沈下量)の変動幅は大きく異体は同一( u = 5 m )であるが,( d )では Nugget 効果なる。これが,材料不均質性(ばらつき)が性能に与え(観測誤差,ホワイトノイズ)を考慮された確率場となる影響であり,地盤材料の変動のスケール(自己相関距離)の影響が明確に確認できる。っている。図―.より一目瞭然であるが,移動平均の幅 V を大自己相関距離が小さいほど,沈下量のばらつきは小さきくすると短周期成分を多く含む波ほど振幅が減衰し,くなっている。どのような現象が起こっているのか,最波の変動幅が減少していることが分かる。観測誤差(ホも簡単な問題に置き換えて議論をしてみよう。図―.ワイトノイズ)を観測点に与えたケース(最下段(d))は,一次元の確率場 Z (平均 0,分散 1)が 4 種類示さでは,移動平均をかけると(c)とほぼ一致した波になっれている。上図( a )から下図( d )へ自己相関距離 u が長ていることが分かる。い場合が示されている。地盤は鉛直に情報を計測する場先に示した有限要素法解析結果は,ここで示された移合が多いが,ここでは,図描画の便宜上横軸に距離 x を動平均の効果が表れている。すなわち,図―.に示さApril, 201853 講  座図―. 確率場の移動平均の効果れている通り,剛体基礎の沈下に影響を及ぼす範囲(応力球根の範囲)の平均値のばらつきが基礎の沈下量のばらつきを支配している。この構造物側のスケールに対して地盤の変動のスケールが小さい場合は,移動平均の幅V が大きい場合と同様であり,変動幅は大きく低減する。この効果に対して,興味深い考察を行ったのがVanmarcke17),18) である。先の有限要素法解析結果に見られる空間的ばらつきの効果を早くから指摘し,その解析のための道具を用意した。以下にその概要を示す。一次元確率場の場合の局所平均(先の移動平均の幅と同様の考え方で考えて良い)は,x をその局所平均を取る長さ V の中心位置とすると,次の式で表される。x+ V/ 2fZV(x)=1/VZ(u)du…………………………(2.3)x- V/ 2Vanmarcke17),18) は,この局所平均の分散を記述する関数として,次の分散関数 G 2 (V/u)を提案した。sZV2=E[(ZV(x)-mZ)2]=sZ 2G 2(V/u)……………(2.4)図―. 確率過程の分散低減効果G 2 (V/u)は,仮定される自己相関関数の関数形に応じて,解析的に求められる。自己相関関数が指数型(式合(u=0.1 m)では,沈下量の分散が極めて小さく,地(2.2))の分散関数は式(2.5)のようになる。盤の変動のスケールが大きい場合( u = 1 m )では,沈G 2(V/u)=(u/V )2[2(V/u-1+exp(-V/u))]…(2.5)図―.の右図は,横軸に移動平均の幅 V と自己相関下量の分散は地盤変形係数の分散 sE = 0.30 と一致し,低減されていない。距離 u の比,縦軸に移動平均の幅 V を 1 ~ 20 m まで変本城ら1) ,本城と大竹2) は,様々な条件で有限要素法化させて移動平均を施した波の分散を示している。この解析を行うことで,この範囲について考察した。その結図には, G 2 を灰色実線で併記しているが,両者が良く果,この例題のような弾性変形問題では,図―.に示一致していることが分かる。この分散の低減効果が,図されている応力球根のように荷重度 q / 10 の範囲,支持―.に示されている有限要素法解析結果に見られる自力問題などのような弾塑性問題では,古典的な剛塑性理己相関距離に依存した沈下量の分散の変化と同様の意味論のすべ り線の範囲に応 じて V を設定して地 盤パラがあると解釈される。メータの分散を低減した上で信頼性解析を行うことで,すなわち,図―.に見られる沈下量の分散は,構造図―.に示されたような工学的指標のばらつきを合理物のスケール(基礎の影響範囲ブーシネスクの応力球的に評価できることを示している。表―.に示された根の範囲)と地盤の変動のスケール(自己相関距離 u)自己相関距離の大きさと私たちが対象とする地盤構造物との関係で決定されている。構造のスケールに対して,の規模の関係を考えると図―.の(a)のように構造物の地盤の空間変動のスケール(自己相関距離)が小さい場スケールに比べて,地盤材料の変動のスケールは小さい54地盤工学会誌,―() 講  座ことから,地盤パラメータの空間的ばらつきの影響はそ(自己相関距離が限りなく短い場合)であれば,前記の通りに簡便に計算することができるが,自己相関を有すれほど大きくない場合が多い。このように地盤で観測されるばらつきは点のばらつきであり,構造物の性能は,もっと大きなスケールの平均値が設計を支配していることに留意しなければならない。る地盤からのサンプリングによる統計的推定誤差はどのように計算することができるであろうか。自己相関する場からサンプリングの影響をシミュレー設計実務では,安全側の配慮の観点で,地盤材料が均質ションにより確認してみたい。図―.は,図―.と同であることを仮定した上で,観測された地盤パラメータ様に 4 種類の確率場(平均 0,分散 1)を準備して,推の下限値を用いて設計が行われる場合があるが,図―定対象となる地盤の範囲(側線長) L = 10 m, 20 m, 50.,図―.の不均質性の描画,工学的指標(沈下量)m として標本平均を取る作業を繰り返し行った。図中の解析結果をみると非現実的な計算をしていることを実の太線のひとつひとつが側線長 L の平均値が示されている。この平均値と Z = 0(母平均)の差が推定誤差を感していただけると思う。以上の検討から,地盤構造物の設計における地盤パラ意味する。ここでは,側線長 L 中を 1 m 間隔(等間隔)メータの設定問題は,対象構造物の規模やシナリオ(地でサンプリング(例えば, L = 10 m の場合 10 箇所)す盤工学的メカニズム)に応じた局所平均の平均値を推定ることを仮定している。する問題と捉えれば良い。地盤調査により観測される点視覚的にも分かるとおり,自己相関距離が短い方が,の情報の不確実性ではなく,局所平均を限られた情報母平均の推定誤差が小さい。図―.は,横軸に L/u を(地盤調査)から推定する問題であると位置づけられる。とり,推定誤差の分散を縦軸に示し,図―.の12ケー. ばらつきと誤差の違い「いくつのサンプルをとったら良いですか」という問いへの回答を考えてみたい。統計学の教科書で,統計スの推定誤差をプロットした図である。 L / u が大きくなる,すなわち独立のサンプリングに近づくほど,分散が低減し,正規標本論の推定誤差へ収束している傾向が読み取れる。的推定,統計的推定誤差という章を見てみると,正規標本論に基礎をおいた統計的推定誤差の理論が一般的に展開されている。ある独立で同一な正規分布からのサンプリングをする場合,確率変数の母平均の推定誤差は,サンプル数を n とすると 1 / n に比例して減少することが示されている。地盤の設計問題に置き換えて,ある地盤(確率場)から数箇所サンプリングをして,設計定数(対象構造物に影響を与える地盤の範囲の平均値)を推定する問題を考える。標本(サンプリング)から計算した平均は,真の平均(母平均)とは差がある。この標本の平均と母平均差が統計的推定誤差となる。もし,独立のサンプリング図―. 統計的推定誤差図―. 自己相関を有する確率場における母平均の推定問題April, 201855 講  座図中に示した曲線は,分散と自己相関構造が既知の問スケール u=1 m 大きい場合( Case 4~ Case 6 )では,題の母平均の統計的推定誤差の理論曲線であり,調査点空間的ばらつきによる低減が大きく,また,独立に近い間 x =( x1, x2, … , xn )の共分散により次式で記述される。サンプリングで多数の調査を実施することになるため,nnsZV2=sZ 2L(L, n, u)2=∑∑ yiyj Cor(xi, xj) ………(2.6)i=1 j=1サンプル数が増える度に推定精度が大きく改善していることが分かる。n は調査点の重みを意味するが,ここでは等しい重み最後に,図―.,図―.で示した有限要素法解析ので考える。これを著者らは一般推定( General Estima-試算条件と同じ条件で信頼性解析を行い,設計計算へのtion)と呼称している。影響を確認してみたい。それぞれ地盤サンプル数を 1~ここで,.で示してきたばらつきとここで議論して10 まで変化させて空間的ばらつきと統計的推定誤差のいる誤差の関係について記述する。本城ら1)は,地盤の評価を行った。その上で,これらの不確実性を考慮して不均質性にかかわる 2 つの不確実性である,空間的ば次式に基づいて沈下量計算(信頼性解析)を行った(図らつきと統計的推定誤差の簡易に評価する理論を導出し―.)ている。式( 2.7)は,空間的ばらつきと統計的推定誤差を含む,局所平均の平均値の推定誤差 sZV2 を評価する式である。先に示した空間的ばらつきを表す分散関数G 2 と統計的推定誤差を表す推定分散関数 L 2 の和となu=qBIs ………………………………………………(2.8)Eq は荷重度= 1 / 0.88 ( kN / m2 )で, B は基礎幅= 1 m,E は地盤変形係数=1 (kN/m2),Is は形状係数で0.88でる。式(2.7)により計算される分散を,地盤パラメータある。図―.は,上段から自己相関距離 u = 0.1 m, uの分散として信頼性解析を行えば,地盤の不均質性を考= 0.5 m, u = 1.0 m の場合を示しており,左からサンプ慮した信頼性解析を行うことができる。sZV2=sZ 2{G 2(V/u)+L 2(n, L, u)} ………………(2.7)この理論に基づいて,母平均 0,分散 1,自己相関距ル数と空間的ばらつきと統計的推定誤差の関係(図―., 1)),式(2.7)により合計した地盤変形係数の分散(図―., 2 )),サンプル数と破壊確率(沈下量 1.5 を離 u= 1 の一次元の確率場として地盤のランダム成分が超える確率,図―., 3)),サンプル数 n=3 の場合のモデル化できるとして簡単な試算を行った。ここでは,沈下量のヒストグラム(図―., 4))が示されている。側線長 L=V の場合を考える。この仮定はそれほどおか先に簡易的な試算結果(表―.)と同様に,構造物のしいものではない。例えば,杭の鉛直支持力を考える場スケールに比べて地盤変形係数の空間変動のスケールが合に,杭長 l の範囲の地盤パラメータを推定したいと考えるので側線長 L=l=V となる。表―. 空間的ばらつきと統計的推定誤差評価結果表―.がパラメトリックスタディ解析の結果を示している。構造物のスケール V= L= 1 m と地盤の変動のスケール u= 1 m が同じ場合( Case 1 ~Case 3)では,空間的ばらつきによる低減効果(移動平均の効果)は小さく( G 2 = 0.735 ),母平均の推定誤差の低減についても,サンプル数を増やしても大きな効果は見込めない。一方,構造物のスケール V = L = 10 m が地盤の変動の図―. サンプル数に応じた信頼性解析結果56地盤工学会誌,―() 講  座小さい場合(a)で空間的ばらつきの効果が大きく低減され,また,サンプル数 n を増やすことによる統計的推定誤差の低減が大きいことが分かる。例えば,目標とす2)る超過確率(目標信頼性)を 10-3 とすると,サンプル数 n=5 以上で目標信頼性を満足する可能性があるため,3)調査数を増やす(サンプリング計画を見直す)ことにより,合理的な設計や施工管理ができる可能性があること4)が読み取れる。一方,( b )や( c )のように,構造物のスケールと地盤の空間変動のスケールが近い場合には調査5)数に依存した計算精度の向上が期待できない。したがっ6)て,この断面では,地盤調査を追加しても設計計算の信頼性が改善される可能性は小さいため,新設設計では,構造寸法を大きくする,既設構造物であれば構造的な対7)8)策を講じるなどの構造的対策を選択することが望ましいと判断される。9). お わ り に本章では,著者らが提案する,地盤パラメータの空間10)的ばらつきと統計的推定誤差を簡易に評価する考え方を示した。不確実性は,構造物のスケールと地盤の変動の11)スケールの関係に支配されており,提案する理論に基づけば,どの地点でどの程度調査したかに応じた推定精度を設計計算に反映することができる。本章では,提案する理論の基本的な考え方を解説した12)上で,簡単な例題を通して,この評価理論がサンプリング計画に有用な情報を提供する可能性を示した。誌面の都合上,主に地盤調査の数の効果のみに着目する一般推13)定( General Estimation)の場合のみを提示してきた。しかし,道路盛土,河川堤防,港湾桟橋施設などの線状14)地盤構造物などでは,地盤調査の位置の効果(局所推定 Local Estimation)が重要である。最適なサンプリング間隔の議論や見落としの危険性,危険箇所の抽出などである。この問題は,Kriging に基づく調査間の内挿15)による局所推定( Local Estimation)として簡易評価方法を提案している。大竹と本城12) ,本城と大竹13) では,16)実在する線状地盤構造物への適用事例研究を通して,その有効性を提示している。本講座で興味を持った方は,是非,原著論文を参照されたい。参1)考文献本城勇介・大竹 雄・加藤栄和地盤パラメータ局所平均の空間的ばらつきと統計的推定誤差の簡易評価理論,April, 201817)18),Vol. 68, No. 1, pp. 41~土木学会論文集 C(地圏工学)55, 2012.本城勇介・大竹 雄地盤パラメータ局所平均の統計的推定誤差評価理論の検証,土木学会論文集 C(地圏工学),Vol. 68, No. 3, pp. 475~490, 2012.大竹 雄・本城勇介地盤パラメータ局所平均を用いた空間的バラツキの簡易信頼性評価法の検証,土木学会論,Vol. 68, No. 3, pp. 491~507, 2012.文集 C(地圏工学)池田俊雄わかりやすい地盤地質学,鹿島出版社,1986.池田俊雄地盤と構造物―地質・土質と鉄道土木 失敗と成功の軌跡,鹿島出版社,1999.地盤工学会編著地盤調査の方法と解説,地盤工学会,2013.Lumb, P.: The variability of natural soils, Canadian Geotechnical J., Vol. 3, pp. 7497, 1966.Lumb, P.: Application of statistics in soil mechanics, soilMechanics―new horizons, pp. 44111, Newness Butterworths, London, 1974.Phoon, K. K. and Kulhawy, F. H.: Characterization of geotechnical variablity, Can. Geotech. J., Vol. 36, pp. 612624, 1999.Phoon, K. K. and Kulhawy, F. H.: Evaluation of geotechnical property variability, Can. Geotech. J., Vol. 36,pp. 625639, 1999.Y. Honjo, Y. Otake, K. Kusano and T. Hara : Reliabilityanalysis of 640 m long soil retaining wall for an embedded highway construction, Proc. of the GeotechnicalSafety and Risk , L. M. Zhang, Y. Wang, G. Wang andD. Q. Li eds, pp. 121126, 2013.大竹 雄・本城勇介地盤構造物設計の不確実性寄与度分析と設計の観点からみた地盤工学の課題,土木学会論,Vol. 72, No. 4, pp. 310~326, 2016.文集 C(地圏工学)本城勇介・大竹 雄簡易な地盤構造物信頼性解析法の開発と浅い基礎への適用,土木学会論文集 C(地圏工学),Vol. 70, No. 4, pp. 372~386, 2014.大竹 雄・本城勇介・平松佑一・吉田郁政・佐古俊介,中山 修・長野拓朗震災履歴を有する河川堤防20 kmにおける地盤調査地点を考慮した液状化危険度解析とその有効性検証,地盤工学ジャーナル,Vol. 9, No. 2, pp.203~217, 2014.尾崎佑輔・保坂吉則・大竹 雄新潟市域沖積層の地震時地盤応答特性に関する基礎的研究,土木学会第72回年次講演会概要集,pp. 473~474, 2017.Baecher, G. and Christian, J.: Geotechnical reliability:playing cards with the universe, Proc. PanamericanConf. on Soil Mechanics and Geotechnical Engineering,Vol. 2, pp. 27512755, 2003.Vanmarcke, E. H.: Probabilistic modeling of soil proˆles,J. of Geotechnical Engineering (ASCE), Vol. 103, No.GT11, pp. 12271246, 1977.Vanmarcke, E. H.: Random Fields: analysis and synthesis, The MIT Press, 1983.57
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  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 58〜59
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230022
  • 内容
  • 新正青 柳森 田大 澤五 島陽 田本 橋後 藤佐 藤北 川秋 山上 村小 林畠 山重 松水 谷西 舘児 玉白今 西岡 o石 神永 松鈴 木宗 形石 川西 島福 田佐々木岩 下堀浅 井中 釜後 藤小 田櫻 井菅小 梅鎌 田山 本宮 坂渡 邉木 村水 島青 木成 田安 藤河 野一 関中 根滝 口原 田三ツ森角 田半 澤喜 多平 田丸 岡本 間奥 野小 南榊 原水 田木 田有 本多 田原 田林菅才ノ木中 尾和翔宏平也明努修悠伴 行俊 哉洋 平晋 二俊 英剛瑠美子紀 生真 基忍貴 之可和 俊貴 斎大 輔圭 介貴 志和 洋巧 太康 貴優 子亨智 哉愛里香健裕 太翔 矢幸 平陽 平章 悟慎 平佳 苗敦怜 奈康 二瞬達 宏貴 均雅 章希 恵哲 也敏利 貴潤道 幸豊地 文孝 樹千砂子貴 博雄一郎祐 樹智 彦将 冴司和 真昌 良行 秀周 平博智 毅秀 哉敦 士邦 彦山 口許山 本吉 村株 技研製作所雅 史 晋 碩浩 一 山口大学株辰 朗 明大工業鎌中鈴加清啓修日崇公58員株 ネクスコ東日本エンジニアリング株 ネクスコ東日本エンジニアリング株 ネクスコ東日本エンジニアリング株小野田ケミコ株大成建設国立研究開発法人土木研究所株応用地質株大成建設株清水建設株東電設計国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所株千葉エンジニアリング株 竹中工務店株 不動テトラ株ジャパンパイル株 アサノ大成基礎エンジニアリング株五洋建設株ジャパンパイル株ビイック株 エイト日本技術開発株太洋基礎工業株 安藤ハザマ株システム計測株ケイエムエンジニアリング国立研究開発法人土木研究所株 日さく(公財)鉄道総合技術研究所株明治コンサルタント株東京インキ株 田中土質基礎研究所株北洋建設株基礎地盤コンサルタンツ株中部電力株 アイコ株 建設技術研究所株錦城護謨株基礎地盤コンサルタンツ株錦城護謨(一財)関西環境管理技術センター株西日本高速道路エンジリアリング中国株西日本高速道路エンジニアリング中国株西日本高速道路エンジニアリング中国株 匠真株四電エンジニアリング株 ナイバ熊本大学株応用地質学市平向広陽会日本原子力研究開発機構 幌延深地層研究センター株北海道土質コンサルタント株 復建技術コンサルタント株基礎地盤コンサルタンツ長岡工業高等専門学校株旭化成建材株ゼニス羽田株電源開発国立研究開発法人土木研究所株 東日本事業本部国際航業株 建設技術研究所株 地盤試験所藤沢市国立研究開発法人産業技術総合研究所(公財)鉄道総合技術研究所株ポートコンサルタント株日本コンクリート工業株五洋建設国立研究開発法人産業技術総合研究所株ヒロセ補強土株鹿島建設国田川木藤水会入際会員生会員北見工業大学北海道大学大学院北海道大学北海道大学北海道大学員(2 月理事会承認)アッドウ スマッヤ 東北大学後 藤 厳 河 岩手大学後 藤 直 紀 日本大学鈴 木颯 福島工業高等専門学校藤 枝 ま み 福島工業高等専門学校鈴 木 聡 恵 福島工業高等専門学校朝 倉 紀 樹 弘前大学後 藤 大 輝 東北大学大学院畑 下 侑 輝 秋田大学鳥 山哲 秋田大学石 川 光 甫 秋田大学井 原壮 東京理科大学山 崎 弘 芳 東京理科大学 田 佳 歩 埼玉大学サンジーワニ ダヤニ 東京大学大学院田 中 裕 也 東京理科大学齊 藤 拓 実 東京理科大学吉 田 勇 輝 埼玉大学大学院高 橋 龍太朗 横浜国立大学野 池 一 志 明治大学TANG JUNFENG 埼玉大学Naqvi Syed Umair Ali 東京大学大学院菅 沼 丈 夫 日本大学福 井 晶 浩 長岡技術科学大学立 花 賢 吾 長岡技術科学大学塩 原 祐 希 長岡技術科学大学森 崎 亮 太 茨城大学荻 田翔 東京大学浜 田 一 輝 明治大学今 井 崚 輔 東京工業大学小田切 瑞 生 東京工業大学川 澄 紘 嵩 東京工業大学森 川 みどり 筑波大学大学院東京工業大学Kumar Ritesh王剛 東京工業大学Dutta Tanu Troyee 東京大学生産技術研究所大 野 泰 徳 東京工業大学赤 木 研 介 東京工業大学堀翔 希 山梨大学野 村 勇 斗 東京電機大学安 達 美 佳 明治大学竹 内涼 明治大学HSIAO WEIHSUAN 東京工業大学埼玉大学ajuda albano馬赫 神奈川大学稲 葉 航 平 山梨大学花 木 智 洋 山梨大学山 本 晃 大 山梨大学七 澤 直 斗 山梨大学橋 本 幸 斗 山梨大学高 橋 翔 太 三重大学木 下 慶 三 東京理科大学中 山 雄 人 名城大学長谷川 貴 史 京都大学加 藤 知 彦 神戸大学Tumurkhuyag Enkhtuvshin 京都大学北野井 智 希 神戸大学木 田 翔 平 京都大学稲 上 慶 太 京都大学小 西魁 京都大学前 川 慎太郎 神戸大学有 働 龍 也 京都大学市 村智 京都大学GATHUKA LINCOLN WAWERU 京都大学松 尾 颯 大 神戸大学羽 原 琢 朗 立命館大学バルガス ルベン 京都大学防災研究所山 内 敏 貴 京都大学濱 崎 浩 太 神戸大学山 本 恭 也 福井大学松 本 航 佑 京都大学大学院宋忱京都大学渡 辺 大 貴 豊橋技術科学大学岡 崎 滉 大 大阪大学稲 垣 大 基 立命館大学大学院伊良知 慎太郎 立命館大学大学院吉 本 将 基 京都大学山 o 祐 太 神戸大学柏 木敬 関西大学大学院横 川 京 香 大阪大学廣 岡 真 一 大阪大学東呂木喬 愛媛大学岡 村 郁 耶 広島大学末 岡 知 紘 広島大学山 下 恵梨華 広島大学地盤工学会誌,―()     白 神拓 広島大学原 口 僚 太 愛媛大学今 村衛 愛媛大学左 橋 直 也 愛媛大学MINAKA UTARI SRIWIJAYA 愛媛大学大学院井 上 直 大 愛媛大学窪 内 将 吾 愛媛大学祖父江陵 島根大学藤 山 浩 司 熊本大学大学院梅 田 洋 彰 熊本大学戎慧 敏 西日本工業大学大学院邱実 西日本工業大学大学院TA THI HOAI 熊本大学大学院副 島 真 一 九州工業大学April, 2018寺 師 悠 太 熊本大学宮 地 恵一朗 九州工業大学東竜太郎 九州工業大学猿 渡武 九州大学博 田 庸 介 九州大学長 濱 康 太 九州大学大学院大 坪駿 九州大学Hussaizada Jawad 九州大学大学院Liu Jie 九州大学大学院中牟田 慎一朗 福岡大学大学院姜正 求 九州大学PURNAMA ADHITYA YOGA 九州大学大学院ラールーシ ウダ 九州大学大学院PUTRA OKRI ASFINO 九州大学大学院59
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  • 編集後記
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 60〜60
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230023
  • 内容
  •     ◆編集後記◆施設の維持・管理技術などがあり,どれを見ても,地盤工学本号では,「農業土木における地盤工学」というタイトルとの関わりが深いです。最近は ICT や AI 技術などの最先端で特集しました。第二次安倍政権以降,「地方創生」を一つの情報技術に大きな期待が寄せられていますが,それらの利のキーワードとして,様々な議論・施策が進められている中用にはあくまで農作物の生育環境である地盤の性質に対するで,農業は従来通りの食糧安全保障という役割はさることな深い理解が大前提であるため,農業土木における地盤工学のがら,若者の雇用創出や環境保全などの社会的な役割を担う重要性は今後も変わりないと思われます。そこで,本特集でことが求められています。また, TPP への参加も検討されの情報が皆様の実務や研究のお役にたてれば幸いです。ており,産業としての競争力向上が求められています。それ最後になりましたが,本号の発行にあたり,ご多忙にも関らの役割を果たすには,農業に関わる技術体系の高度化が必わらずご協力いただきました執筆者の皆様に心より御礼申し要であると思われます。上げます。(吉田泰基記)農業に関わる技術体系として,農地整備・開発技術,水利※印は公益出版部会構成員平 成  年 度 役 員会理長事監村 上章副 会 長 古 関 潤 一(事業企画戦略室)本 多眞(*)(総務部)小 高 猛 司(*)(会員 ・ 支部部)廣 岡 明 彦(*)(国際部)勝 見武(*)(公 益 出 版 部) 橋 章 浩(*)※(調査 ・ 研究部)西 村 伸 一(*)(基準部)仙 頭 紀 明(*)西 田 耕 一藤 井衛事菊池喜昭※田中耕浜 田小田部英 治雄 二敏哉石 川中 野堀 越達 也※正 樹山 中研 一(国際部兼任)稔金子一北田奈緒子(*)室長,部長平 成年 度 公 益 出 版 部 会理事・部長理事部員 橋 章 浩石 川 達 也鈴 木 健一郎越 村 賢 司理事・副会長野榎田 利本 忠菊弘夫池宮喜田昭喜壽岸田潔渡邉康司杉本映湖平成年度「地盤工学会誌」編集委員会委員長企画・編集グループ石 川 達 也※主査 福 永 勇委員 浅 野 将木 内 大学生委員 小笠原 明渡 上 正主査 正 田 大委員 大 竹主査 長 澤 正委員 荻 野 俊主査 森友委員 今 泉 和主査 鎌 田 敏委員 倉 田 大委員長 野 田 利委員兼幹事 小 林 浩委員 秋 本 哲澤 村 康戸 邉 勇第 1 グループ第 2 グループ第 3 グループ第 4 グループ講座委員会副委員長介人介信洋輔雄明寛宏俊幸輔弘※二平生人鈴木牛 塚久 保畑 下林健一郎※太基博侑 輝聖 淳岡 本藤 原大 木伊 藤道孝優拓 馬裕 孝加松那島村須寛郁章聡香金山沖澤中野伸光頌一一悟阪田暁高橋寛行野々村敦子山下勝司木元 小百合小林孝彰鈴木健一富樫陽太柏尚 稔中村公一古川全太郎峯之宮下千花山口健治吉田泰基邦 彦壱 記宏 明健稲島細積田田真哉篤臣近曽森藤我下明大智彦介貴酒谷匂川一友成浩酒井 崇中伊重福村藤松田寿川渡伊口邉藤貴真之諭司澤丹田野正豊浩啓一郎平成年度「Soils and Foundations」編集委員会委員長風間委員長三村基樹副委員長渦衛副委員長岸岡 良介岡村未対宮田喜壽※平成年度「地盤工学ジャーナル」編集委員会名誉会員特別会員田潔※小林範之豊田浩史会員現在数(平成30年 1 月末現在)152名(国際会員112名含む) 正会員 7,374名(国際会員993名含む) 学生会員 936名884団体(国際会員46団体含む) 合計 9,346名・団体会費(年額)正会員 9,600円 学生会員 3,000円 国際会員(特別もしくは正会員に限る)2,000円 特別会員特級 300,000円,1 級 240,000円,2 級 160,000円,3 級 100,000円,4 級 60,000円Soils and Foundations 購読料(会員に限る,税別)15,000円(Online 版ライセンス+冊子版)または7,500円(Online 版ライセンスのみ)地盤工学会誌平成30年 4 月 1 日発行編集発行所公益社団法人2018 地盤工学会60定価1,728円(本体価格1,600円) 無断転載2018年 4 月号 Vol.66, No.4 通巻723号株「地盤工学会誌」編集委員会印刷所 小宮山印刷工業編集業務代行地盤工学会有 新日本編集企画を禁ずる郵便番号  東京都文京区千石丁目番号電話 (代表)郵便振替 FAX ホームページ URL https://www.jiban.or.jp/Email jgs@jiban. or. jp広告一手取扱株廣業社〒 東京都中央区銀座丁目番号電話 地盤工学会誌,―()
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  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
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  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230024
  • 内容
  •     ◆編集後記◆施設の維持・管理技術などがあり,どれを見ても,地盤工学本号では,「農業土木における地盤工学」というタイトルとの関わりが深いです。最近は ICT や AI 技術などの最先端で特集しました。第二次安倍政権以降,「地方創生」を一つの情報技術に大きな期待が寄せられていますが,それらの利のキーワードとして,様々な議論・施策が進められている中用にはあくまで農作物の生育環境である地盤の性質に対するで,農業は従来通りの食糧安全保障という役割はさることな深い理解が大前提であるため,農業土木における地盤工学のがら,若者の雇用創出や環境保全などの社会的な役割を担う重要性は今後も変わりないと思われます。そこで,本特集でことが求められています。また, TPP への参加も検討されの情報が皆様の実務や研究のお役にたてれば幸いです。ており,産業としての競争力向上が求められています。それ最後になりましたが,本号の発行にあたり,ご多忙にも関らの役割を果たすには,農業に関わる技術体系の高度化が必わらずご協力いただきました執筆者の皆様に心より御礼申し要であると思われます。上げます。(吉田泰基記)農業に関わる技術体系として,農地整備・開発技術,水利※印は公益出版部会構成員平 成  年 度 役 員会理長事監村 上章副 会 長 古 関 潤 一(事業企画戦略室)本 多眞(*)(総務部)小 高 猛 司(*)(会員 ・ 支部部)廣 岡 明 彦(*)(国際部)勝 見武(*)(公 益 出 版 部) 橋 章 浩(*)※(調査 ・ 研究部)西 村 伸 一(*)(基準部)仙 頭 紀 明(*)西 田 耕 一藤 井衛事菊池喜昭※田中耕浜 田小田部英 治雄 二敏哉石 川中 野堀 越達 也※正 樹山 中研 一(国際部兼任)稔金子一北田奈緒子(*)室長,部長平 成年 度 公 益 出 版 部 会理事・部長理事部員 橋 章 浩石 川 達 也鈴 木 健一郎越 村 賢 司理事・副会長野榎田 利本 忠菊弘夫池宮喜田昭喜壽岸田潔渡邉康司杉本映湖平成年度「地盤工学会誌」編集委員会委員長企画・編集グループ石 川 達 也※主査 福 永 勇委員 浅 野 将木 内 大学生委員 小笠原 明渡 上 正主査 正 田 大委員 大 竹主査 長 澤 正委員 荻 野 俊主査 森友委員 今 泉 和主査 鎌 田 敏委員 倉 田 大委員長 野 田 利委員兼幹事 小 林 浩委員 秋 本 哲澤 村 康戸 邉 勇第 1 グループ第 2 グループ第 3 グループ第 4 グループ講座委員会副委員長介人介信洋輔雄明寛宏俊幸輔弘※二平生人鈴木牛 塚久 保畑 下林健一郎※太基博侑 輝聖 淳岡 本藤 原大 木伊 藤道孝優拓 馬裕 孝加松那島村須寛郁章聡香金山沖澤中野伸光頌一一悟阪田暁高橋寛行野々村敦子山下勝司木元 小百合小林孝彰鈴木健一富樫陽太柏尚 稔中村公一古川全太郎峯之宮下千花山口健治吉田泰基邦 彦壱 記宏 明健稲島細積田田真哉篤臣近曽森藤我下明大智彦介貴酒谷匂川一友成浩酒井 崇中伊重福村藤松田寿川渡伊口邉藤貴真之諭司澤丹田野正豊浩啓一郎平成年度「Soils and Foundations」編集委員会委員長風間委員長三村基樹副委員長渦衛副委員長岸岡 良介岡村未対宮田喜壽※平成年度「地盤工学ジャーナル」編集委員会名誉会員特別会員田潔※小林範之豊田浩史会員現在数(平成30年 1 月末現在)152名(国際会員112名含む) 正会員 7,374名(国際会員993名含む) 学生会員 936名884団体(国際会員46団体含む) 合計 9,346名・団体会費(年額)正会員 9,600円 学生会員 3,000円 国際会員(特別もしくは正会員に限る)2,000円 特別会員特級 300,000円,1 級 240,000円,2 級 160,000円,3 級 100,000円,4 級 60,000円Soils and Foundations 購読料(会員に限る,税別)15,000円(Online 版ライセンス+冊子版)または7,500円(Online 版ライセンスのみ)地盤工学会誌平成30年 4 月 1 日発行編集発行所公益社団法人2018 地盤工学会60定価1,728円(本体価格1,600円) 無断転載2018年 4 月号 Vol.66, No.4 通巻723号株「地盤工学会誌」編集委員会印刷所 小宮山印刷工業編集業務代行地盤工学会有 新日本編集企画を禁ずる郵便番号  東京都文京区千石丁目番号電話 (代表)郵便振替 FAX ホームページ URL https://www.jiban.or.jp/Email jgs@jiban. or. jp広告一手取扱株廣業社〒 東京都中央区銀座丁目番号電話 地盤工学会誌,―()
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  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
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  • 2018/04/01
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  • jk201807230025
  • 内容
  •     ◆編集後記◆施設の維持・管理技術などがあり,どれを見ても,地盤工学本号では,「農業土木における地盤工学」というタイトルとの関わりが深いです。最近は ICT や AI 技術などの最先端で特集しました。第二次安倍政権以降,「地方創生」を一つの情報技術に大きな期待が寄せられていますが,それらの利のキーワードとして,様々な議論・施策が進められている中用にはあくまで農作物の生育環境である地盤の性質に対するで,農業は従来通りの食糧安全保障という役割はさることな深い理解が大前提であるため,農業土木における地盤工学のがら,若者の雇用創出や環境保全などの社会的な役割を担う重要性は今後も変わりないと思われます。そこで,本特集でことが求められています。また, TPP への参加も検討されの情報が皆様の実務や研究のお役にたてれば幸いです。ており,産業としての競争力向上が求められています。それ最後になりましたが,本号の発行にあたり,ご多忙にも関らの役割を果たすには,農業に関わる技術体系の高度化が必わらずご協力いただきました執筆者の皆様に心より御礼申し要であると思われます。上げます。(吉田泰基記)農業に関わる技術体系として,農地整備・開発技術,水利※印は公益出版部会構成員平 成  年 度 役 員会理長事監村 上章副 会 長 古 関 潤 一(事業企画戦略室)本 多眞(*)(総務部)小 高 猛 司(*)(会員 ・ 支部部)廣 岡 明 彦(*)(国際部)勝 見武(*)(公 益 出 版 部) 橋 章 浩(*)※(調査 ・ 研究部)西 村 伸 一(*)(基準部)仙 頭 紀 明(*)西 田 耕 一藤 井衛事菊池喜昭※田中耕浜 田小田部英 治雄 二敏哉石 川中 野堀 越達 也※正 樹山 中研 一(国際部兼任)稔金子一北田奈緒子(*)室長,部長平 成年 度 公 益 出 版 部 会理事・部長理事部員 橋 章 浩石 川 達 也鈴 木 健一郎越 村 賢 司理事・副会長野榎田 利本 忠菊弘夫池宮喜田昭喜壽岸田潔渡邉康司杉本映湖平成年度「地盤工学会誌」編集委員会委員長企画・編集グループ石 川 達 也※主査 福 永 勇委員 浅 野 将木 内 大学生委員 小笠原 明渡 上 正主査 正 田 大委員 大 竹主査 長 澤 正委員 荻 野 俊主査 森友委員 今 泉 和主査 鎌 田 敏委員 倉 田 大委員長 野 田 利委員兼幹事 小 林 浩委員 秋 本 哲澤 村 康戸 邉 勇第 1 グループ第 2 グループ第 3 グループ第 4 グループ講座委員会副委員長介人介信洋輔雄明寛宏俊幸輔弘※二平生人鈴木牛 塚久 保畑 下林健一郎※太基博侑 輝聖 淳岡 本藤 原大 木伊 藤道孝優拓 馬裕 孝加松那島村須寛郁章聡香金山沖澤中野伸光頌一一悟阪田暁高橋寛行野々村敦子山下勝司木元 小百合小林孝彰鈴木健一富樫陽太柏尚 稔中村公一古川全太郎峯之宮下千花山口健治吉田泰基邦 彦壱 記宏 明健稲島細積田田真哉篤臣近曽森藤我下明大智彦介貴酒谷匂川一友成浩酒井 崇中伊重福村藤松田寿川渡伊口邉藤貴真之諭司澤丹田野正豊浩啓一郎平成年度「Soils and Foundations」編集委員会委員長風間委員長三村基樹副委員長渦衛副委員長岸岡 良介岡村未対宮田喜壽※平成年度「地盤工学ジャーナル」編集委員会名誉会員特別会員田潔※小林範之豊田浩史会員現在数(平成30年 1 月末現在)152名(国際会員112名含む) 正会員 7,374名(国際会員993名含む) 学生会員 936名884団体(国際会員46団体含む) 合計 9,346名・団体会費(年額)正会員 9,600円 学生会員 3,000円 国際会員(特別もしくは正会員に限る)2,000円 特別会員特級 300,000円,1 級 240,000円,2 級 160,000円,3 級 100,000円,4 級 60,000円Soils and Foundations 購読料(会員に限る,税別)15,000円(Online 版ライセンス+冊子版)または7,500円(Online 版ライセンスのみ)地盤工学会誌平成30年 4 月 1 日発行編集発行所公益社団法人2018 地盤工学会60定価1,728円(本体価格1,600円) 無断転載2018年 4 月号 Vol.66, No.4 通巻723号株「地盤工学会誌」編集委員会印刷所 小宮山印刷工業編集業務代行地盤工学会有 新日本編集企画を禁ずる郵便番号  東京都文京区千石丁目番号電話 (代表)郵便振替 FAX ホームページ URL https://www.jiban.or.jp/Email jgs@jiban. or. jp広告一手取扱株廣業社〒 東京都中央区銀座丁目番号電話 地盤工学会誌,―()
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  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • A1〜A8
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230026
  • 内容
  • ■ お知らせ開催期日締切月日30年 6 月 6 日4 月27日内容第60回通常総会「地盤工学会誌」学生編集委員の公募開催場所掲載ページJGS 会館2P2P「自然災害等の被災会員における会費減免」について30年 7 月24日~26日「第53回地盤工学研究発表会」のお知らせ高松10月号 2 P11・12月号 3 P■ 論文・原稿募集開催期日締切月日31年10月16日~18日5 月31日行事名論文募集 APUNSAT2019 (The 7th AsiaPaciˆc Conference onUnsaturated Soils)開催場所掲載ページ名古屋11・12月号 5 P開催場所掲載ページ■ 催し物開催期日締切月日30年 5 月 9 日,10日30年 5 月11日,6 月13日年月日30 5 1530年 5 月の 2 日間30年 5 月29日行事名「はじめて学ぶ FEM 講習会」JGS 会館 3 月号2P「わかりやすい地盤工学基礎シリーズ講習会」JGS 会館3P国際講演会「56th Rankine Lecture, Geotechnics and Energy」「土質および基礎に関する技術講習会―技術士受験のポイント―」JGS 会館3PJGS 会館 3 月号JGS 会館 3 月号3P「宅地地盤の品質評価に関する技術講習会」「 2018 年度第 1 回 宅地地盤の評価に関する最近の知見講習会『宅地JGS 会館評価の基礎知識と宅地防災』」30年 6 月22日30年 6 月25日30年 7 月24日~26日第53回地盤工学研究発表会30年10月30日~11月 1 日3PJGS 会館高 松「地下水調査に用いる井戸理論と実務講習会」第24回 地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会福3P3P4P4P島■ 支部からのお知らせ支部名開催月日締切月日行北海道支部 30年 4 月20日地盤工学会北海道支部東 北 支 部 30年 4 月25日地盤工学会東北支部北 陸 支 部 30年 4 月24日地盤工学会北陸支部関 東 支 部 30年 4 月27日中部支部関西支部事名平成30年度通常総会幌5P平成30年度支部総会仙台5P第58回定例総会・特別講演会富山5P平成30年度通常総会JGS 会館第15回地盤工学会関東支部発表会(GeoKanto2018)の東 京ご案内30年 4 月20日4月6日地盤工学会中部支部「第 62 回通常総会」及び「 60 周年記念式典」30年 4 月27日4 月20日「地盤調査ボーリング作業,物理探査・室内土質試験見学会のご案内」開催のご案内30年 6 月中旬30年 8 月 6 日4 月20日6P3 月号3P名古屋3 月号4P「第27回調査・設計・施工技術報告会」論文募集名古屋11・12月号 9 P「第30回名古屋6P中部地盤工学シンポジウム」論文募集地盤工学会関西支部「平成 30 年度通常総会」及び「懇親会」大阪3 月号4P5 月11日Kansai Geo Symposium 2018 ― 地 下 水 地 盤 環 境 ・ 防災・計測技術に関するシンポジウム― 論文/報告募集吹田3 月号4P4 月16日地盤工学会中国支部 平成30年度通常総会「地盤と建設」(地盤工学会中国支部論文報告集)論文募集広島30年 4 月17日5 月11日四 国 支 部 30年 4 月24日九 州 支 部 30年 4 月14日6P地盤工学会関東支部30年11月 2 日中 国 支 部 30年 4 月24日掲載ページ札8 月31日(予定)30年11月 2 日開催場所4月6日7P7P地盤工学会四国支部平成30年度支部総会高松8P2018開講のお知らせ福岡8P技術士養成塾― 1 ― ■ 共催・協賛・後援開催期日締切月日行30年 5 月17日,18日30年 5 月19日,20日30年 5 月20日~24日30年 5 月25日,26日名開催場所第 6 回中部ライフガード TEC2018~防災・減災・危機管理展~名古屋第21回応用力学シンポジウム名古屋「日本地球惑星科学連合2018年大会」2 月16日30年 6 月 6 日~8 日30年 7 月13日,14日30年 7 月27日,28日30年 9 月26日~28日30年10月18日,19日事3 月30日30年11月12日~14日3 月号3 月号5P5P千葉国際シンポジウム「GeoEnvironmental Engineering 2018 (GEE 2018)」 福第23回計算工学講演会愛岡11・12月号11 P3 月号 3 P知8P平成 30 年度「場所打ちコンクリート杭の施工と管理」に関する技術講習会東大京阪8P地盤技術フォーラム2018第13回地盤改良シンポジウム東京京3 月号3 月号5P東第13回 SEGJ 国際シンポジウム東京1 月号8P京都11・12月号11 P第 5 回斜面防災世界フォーラム「ISDRICL 仙台パートナーシップの推進と評価 ―仙台防災枠組み20152030と持続可能な開発目標への自発的貢献―」32年11月 2 日~6 日掲載ページ5P■ 国際会議・IS 等の開催予定開催期日行事名国際地盤工学会31年10月14日~18日 第16回アジア地域会議開催地台ホームページ湾地盤工学会ホームページ(https://www.jiban.or.jp/)に,会告及び最新出版案内が掲示されていますのでご覧ください。国際地盤工学会ホームページ(http://www.issmge.org/)地盤工学会の本部及び支部の所在地は本号会告の 9 ページをご参照ください。■お知らせお知らせ第回地盤工学会通常総会会員各位公益社団法人 地盤工学会会長村 上章公益社団法人地盤工学会定款第 25 条により,第 60 回通常総会を下記のとおり開催いたしますのでご案内いたします。付議事項は追ってお知らせいたします。代議員制度導入により会員「地盤工学会誌」学生編集委員の公募「地盤工学会誌」編集委員会学会誌では,編集に幅広い年齢層の会員が参加できるよう,学生編集委員による記事を掲載しております。これは,将来の地盤工学会を担う学生が執筆する記事を学会誌に掲載することで,学会全体の活性化を図るとともに,大学で地盤工学を学ぶ学生が自分たちの興味を持つ記事案の企画・取材を通じて,実務,技術,研究者等に触れ,地盤工学の分野に対する関心をさらに深めることを目的としています。地盤工学会では「開かれた学会運営」の一環として,「学生編集委員」を下記の要領で公募いたしますので,奮って応募下さるようお願いいたします。募集人員名程度(学生会員に限ります。各支部から 1 名程度)任期平成年月~平成年月(年間)は総会における議決権はありませんが,総会に出席して意見を述べることができます。記日 時平成年月日(水)~会 場地盤工学会大会議室〒 東京都文京区千石丁目番号―電話―― FAX―(地下鉄 都営三田線千石駅から徒歩 3 分, JR 山手線巣鴨駅から徒歩10分)お願いする内容 編集委員会に参加のうえ,担当委員の助言を得て編集業◯務(主として記事計画書の立案)に協力いただく。 承認された計画書に基づいて,各研究所・大学・企業等◯において,技術・現場・実務に関する取材や地盤工学に関する行事へ参加いただき,その内容について記事を執筆いただく(年間およそ 1 編)。応募方法所属大学の指導教員を通じて応募して下さい。締 切 り平成年月日(金)応募先(問合せ先)地盤工学会「会誌編集委員会」〒 東京都文京区千石丁目番号―電話 FAX―Emailkaishigenko@jiban.or.jpお申し込みの際は,氏名,所属大学名(修士・博士の別,学年),指導教員名,連絡先(大学所在地,電話, FAX ,メールアドレス等)を明記して下さい。― 2 ― ■催し物●本部講習会申込み方法及び申込み先氏名,勤務先・同住所・同電話番号, FAX ,メールアドレス,会員(会員番号)・非会員の別を明記した申込書を FAXまたはメールでお送り下さい。参加受付後,請求書と郵便振替用紙をお送りいたしますので,会費のご納入は請求金額をご確認のうえ郵便振替(または銀行送金)でお願いいたします。な「わかりやすい地盤工学基礎シリーズ講習会」お,銀行送金の場合には,請求番号と送金日を別途 FAX またはメールでご連絡下さい。地盤工学会講習会係Email : kosyukai@jiban.or.jpFAX―― 電話――Tel 03―3946―8677)費 2 日参加…会員 24 000 円 非会員 30 000円 学生会員6 000円 後援団体の会員28 000円1 日参加…会員 12 000 円 非会員 15 000円 学生会員 3 000 円 後援団体の会員 14 000 円(共に消費税込み)配布資料本講習会のために講師の方が作成する説明資料の縮小コピーを配布します。持参するもの関数電卓,筆記用具講師小林 睦【豊田工業高等専門学校】,加納誠二【国立高等専門学校機構本部事務局】,林 和幸【和歌山工業高等専門学校】,加登文学【舞鶴工業高等専門学校】,松下英次【長野工業高等専門学校】会地盤工学の基礎分野である土質力学について,2 日間に渡って開催する,わかりやすく基礎から学べる講習会を企画しました。受講者としては,土質力学を初めて学ぶ技術者,一度学んだがもう一度基礎から学びなおしたい技術者などを含む幅広い受講者を対象としています。学生時代に学んだ授業の復習,土質力学の基礎の再習得や新たな発見の場になることでしょう。奮ってご参加ください。GCPD ポイント日あたり.日時平成年月日(金) 10  00 ~ 17  30 および月日(水)1000~1730の 2 日間会場地盤工学会 大会議室(東京都文京区千石 4―38―2,「年度第回 宅地地盤の評価に関する最近の知見講習会『宅地評価の基礎知識と宅地防災』」2011 年 3 月の東日本大震災や 2016 年 4 月の熊本地震では,液状化や盛土・擁壁崩壊などで, 2013 年 10 月の伊豆大島豪雨災害や 2014 年 8 月の広島豪雨災害では,土石流などにより宅地が大きな被害を受けました。これらの地盤災害を契機として,宅地地盤の周辺地形地質環境を含めた地盤の安定性と地盤リスクを適切に評価することの重要性が再認識されています。宅地地盤の状況を,限られた情報の中で的確に把握・評価するためには,携わる技術者が地盤工学に関する高度な専門知識と技術者倫理を有するだけでなく,常に新しい知見を得る必要があります。そこで,公益社団法人地盤工学会では,住宅地盤に関わる最近の話題・知見を集めた講習会の 2018 年度第 1 回『宅地評価の基礎知識と宅地防災』を企画いたしました。奮って御参加下さい。「地下水調査に用いる井戸理論と実務講習会」平成 25 年 3 月に全面改訂された「地盤調査の方法と解説」に関して,地下水調査での試験で活用する理論式の誘導の実態を取りまとめ,その背景条件をも正しく理解し,新たな井戸モデルの開発に貢献できる資料を作成することを目的として,平成 29 年 7 月に学会ホームページに「地下水調査に用いる井戸理論式の整理及び解説(2017年度版)」が公開されました。また,地下水調査に関する 2 つの地盤工学会基準として,平成27年に「単孔を利用した地下水流向流速測定方法(JGS 1318)」,平成 29 年に地下水面より上の地盤を対象とした透水試験方法(JGS 1319)が新規制定されました。本講習会では,本資料及び新規制定基準の編集及び原稿執筆を担当したワーキンググループの委員が講師を務めます。講習内容は,結果の解釈や利用方法も含めた地下水調査に携わる技術者に,実務上の留意点国際講演会「56th Rankine Lecture, Geotechnics and Energy」主催(公社)地盤工学会日標記国際講演会を開催いたします。奮って御参加下さい。時平成年月日(火)1600~1730GCPD ポイント.日時平成年月日(金)会場地盤工学会 大会議室(東京都文京区千石 4―38―2,Tel 03―3946―8677)会費会員 12 000 円 非会員 15 000 円 学生会員 3 000 円後援団体の会員14 000円(消費税を込む)注 会員 には ,地盤 工学会 員, 地盤品 質判定 士(補),後援団体所属を含む配布資料本講習会のために講師の方が作成する説明資料の縮小コピーを配布します。株】株 日本住宅,大和眞一【講師今村遼平【アジア航測保証検査機構】,菱沼 登【(一社)地盤安心住宅整独 都市再生機構】,太田備支援機構】,西村真二【有 太田ジオリサーチ】,吉岡和弘【吉岡和弘英将【株】法律事務所】,大串 豊【M & K コンサルタンツを踏まえ今後広く役立てて頂けるような内容となっています。多数のご参加をお待ちしております。GCPD ポイント.日時平成年月日(月)1000~1700会場地盤工学会 大会議室(東京都文京区千石 4―38―2,Tel03―3946―8677)会費会員 12 000 円 非会員 15 000 円 学生会員 3 000 円後援団体の会員 14 000 円(消費税込み,テキスト代別)テキストテキストは,2 つの新規制定地盤工学会基準・同解説を使用します。株】,細講師竹内真司【日本大学】,進士喜英【日本原燃株 ダイヤコンサルタント】株,田岸宏孝【谷真一【株アサノ大成基礎エンジニアリング】,清水孝昭【竹中工務店】場地盤工学会 地下会議室(東京都文京区千石 4 ― 38―2,Tel 03―3946―8677)講師Richard J. Jardine 教授(Professor, Dept. of Civil &Environmental Engineering, Imperial College London)HP アドレスhttps://www.jiban.or.jp/?page_id=6886参 加 費無料会― 3 ―催し物 定員各50名申込み方法以下の項目について記載した申込みメールを下記担当までお送りください。1. 氏 名 , 2. 会 員 番 号 , 3. 所 属 , 4. 連 絡 先(住所,電話番号,メールアドレス)※定員に達し次第受付を終了いたします。申込み先公益社団法人地盤工学会 国際部担当E mail  kokusai @ jiban.or.jp 電話――第回地盤工学研究発表会新をご確認ください。アドレスは下記のとおりです。https://sipnet.co.jp/aec/2018/53jiban/◎特別講演会開催日月日(水)1600~1730場 所サンポートホール高松(大ホール)テーマ地盤の成り立ちから讃岐うどん文化を考える讃岐石(サヌカイト)による演奏講 師岡田文明 氏(おか泉代表取締役),長谷川修一 氏(香川大学創造工学部長)◎技術展示コーナー開催日月日(火)900~1830月日(水)900~1730月日(木)900~1500会 場サンポートホール高松◎交流会開催日月日(水)1800~1930場 所ホテルクレメント高松会 費一般7 000円(6 月 9 日まで6 000円),学生会員3 000円◎見学会開催日7 月25日(水)見学先半日コース高松駅→石の民俗資料館→庵治石採石場→(うどん)→屋島→高松駅→交流会へ日コース高松駅→まんのう公園・満濃池→こんぴらさん参詣→(うどん作り体験)→香川用水記念公園→高松駅→交流会へ会 費半日コース無料,1 日コース1 000円◎市民向け行事地盤品質判定士による無料地盤相談会開催日月日(火)~日(木)場 所サンポートホール高松地盤品質判定士に関する特別講演会開催日月日(水)(予定)場 所サンポートホール高松◎託児施設◎手荷物のお預かり◎会場までの交通アクセス◎駐車場各種申込方法など大会ホームページをご覧ください。主催(公社)地盤工学会第 53 回地盤工学研究発表会を高松市において開催いたします。一般発表のほかに,地盤工学に関する第一人者を招いての展望,最近の地盤工学的問題を扱う 8 のディスカッションセッションを開催いたします。また,会員以外にも公開する技術展示コーナー,特別セッション,特別講演会,見学会,市民向けの参加行事も同時に開催いたします。期 日平成30年 7 月24日(火)~7 月26日(木)会 場サンポートホール高松ほか〈参加申込み〉発表者以外(連名者を含みます)で研究発表会に参加を希望される方は,地盤工学会ホームページより,所定の項目を入力して申し込んでください(月日締切)。申し込まれた方には, 6 月下旬頃に参加票, DVD 版講演集および参加料の請求書(郵便振替用紙同封)をお送りします。参加料は,参加票等の到着後 1 週間以内に郵便振替で納入してください。発表会の参加には「参加票」の提示が必要ですので,持参いただいた上,発表会場では必ず参加票をお付け下さい。なお,5 月11日以降は参加申込みの事前受付けを行いませんので,発表会当日に会場の受付で申し込んでください。発表会当日の申込みは,「総合受付」で参加登録,参加料の支払いをお願いします。発表者以外の参加料(DVD 版講演集含む)参加申込み日会員会員非会員非会員(正会員,国際会員)(学生会員) (一般) (学生)5 月10日まで10 000円4 000円15 000円8 000円発表会当日13 000円7 000円18 000円 10 000円プレミアム会員(タイプ 1)特典プレミアム会員(タイプ 1)の方は,参加申込み,参加料のお支払いは不要です。事前の参加申込者と同じ時期に参加票,DVD 版講演集を送付いたします。特別会員特典特別会員の皆様につきましては,その種別に応じた人数の範囲内で,非会員が会員価格で研究発表会に参加することができます。この特典は,事業所単位で受け付けます。事前に学会事務局までご連絡ください。〈大会ホームページ〉以下の各行事の詳細は,大会ホームページをご覧下さい。また,随時更新しておりますので,定期的にご覧の上,情報の更第回 地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会The 24th Symposium on Soil and GroundwaterContamination and Remediation主催(公社)日本水環境学会(主幹学会),(一社)廃棄物資源循環学会,(公社)地盤工学会,(公社)日本地下水学会,(一社)土壌環境センター後援(予定)福島県ほか本研究集会は地下水・土壌汚染の実態・原因・経路の調査から,汚染物質の移動機構の解明,汚染による影響やリスクの評価,汚染の防止対策・修復技術・修復評価,地質等に起因する問合せ先(公社)地盤工学会 調査基準・技術推進チーム電話――,Emailjgs53@jiban.or.jp〒 文京区千石――ホームページアドレスhttp://www.jiban.or.jp/自然由来の汚染や放射性物質による汚染に関する国内最大規模の研究発表会として,地下水・土壌汚染問題の様々な課題について研究成果や事例発表,意見交換,技術交流,情報収集,人材育成や学習の場としての機能を果たして参りました。毎年,150件を超える研究発表等や特別講演,企業展示などが行われ,大勢の方々のご参加をいただいております。このたび第 24 回の研究集会を下記のとおり開催することとなりました。今回は稼働を開始した中間貯蔵施設等(予定)の現地見学会を企画しておりますので,多くの皆様に,ご発表やご参加を頂きますようご案内申し上げます。開催日平成年月日(火)~月日(木)〈一般発表他〉日 時平成年月日(火),月日(水)場 所とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)― 4 ― (〒9608116 福島県福島市春日町 5―54)参加費一般9 000円(11 000円),学生3 000円(4 000円)※括弧内は当日受付の場合〈懇 親 会〉日 時平成年月日(火)1800~2000(予定)場 所ザ・セレクトン福島(〒9608068 福島県福島市太田町13―73)参加費6 000円(7 000円)(予定)〈現地見学会〉日 時平成年月日(木) 8  00 ~ 18  00 頃, JR 福島駅集合・解散を予定場 所中間貯蔵施設等を予定(詳細は後日 HP にてお知らせします。)参加費5 000円(予定)※参加人数が限定のため受付は事前申込のみで先着順とさせていただきます。発表申込期間平成年月日(金)~月日(金)■参加申込期間発表会平成年月日(金)~月日(金)懇親会平成年月日(金)~月日(金)現 地 見 学 会  平 成年月 下 旬 ~月 中 旬(予定)申込み方法土壌環境センターのホームページ(http://www.gepc.or.jp /)にて,順次告知・受付いたします。問合せ先第回 地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会事務局〒― 東京都千代田区麹町― KS ビル階(一社)土壌環境センター内 担当 木下―電話―― FAX―Emailkinoshita@gepc.or.jp●内容は変更になることもありますので,土壌環境センターのHP で必ずご確認ください。支 部 か ら の お 知 ら せ●各支部行事等への申込み方法各支部事務局及び主催者へお問合わせください。北海道支部地盤工学会北海道支部平成年度通常総会(公社)地盤工学会北海道支部日会議時平成年月日(金)1500~場ホテル札幌ガーデンパレス 2F 丹頂(札幌市中央区北 1 条西 6 丁目 電話 011 ― 261 ―5311)案平成29年度事業報告及び決算平成30年度事業計画及び予算平成30年度支部役員改選平成29年度北海道支部賞及び支部賞学生部門表彰その他問合せ先地盤工学会北海道支部――電話/FAXEmailhjgs@olive.ocn.ne.jp※詳細は北海道支部ホームページをご覧下さいhttp://jgshokkaido.org/pastweb/hokkaido.html東 北 支 部地盤工学会東北支部平成年度支部総会(公社)地盤工学会東北支部GCPC ポイント.(予定)開催期日平成年月日(水)開催場所仙台ガーデンパレス(仙台市宮城野区榴岡 4―1―5)総会1530~1650審議事項(予定)平成29年度事業報告および決算報告平成30年度役員選任報告事項(予定)平成30年度事業計画および正味財産増減予算地盤工学会東北支部会計規程等の制定について表彰式ホームページに平成 29 年度地盤工学会東北支部表彰の受賞業績紹介を掲載します。講 演 会1700~1745「東北地方における ICT 施工の現状と課題」(仮題)東北大学 大学院環境科学研究科 高橋 弘 教授懇 親 会1800~会費6 000円(当日受付で現金に徴収させて頂きます。)詳細 URLhttp://jgstohoku.org/問合せ先地盤工学会東北支部事務局――電話―― FAXEmailjgsbth@tohokushibu.jp北 陸 支 部地盤工学会北陸支部演会第回定例総会・特別講(公社)地盤工学会北陸支部日場時平成年月日(火)1330~1730所ボルファートとやま(富山県富山市奥田新町 8―1)総 会1330~1445特別講演会1500~17301 .題目「併用調査手法による地すべり斜面の流動地下水の動態解明に関する試み」講師古谷 元 先生 富山県立大学環境・社会基盤工学科 准教授― 5 ―支部からのお知らせ 2 .題目「季節積雪層の形成地帯における斜面災害と将来予測」講師松浦 純生 先生 京都大学防災研究所地盤災害研究部門傾斜地保全研究分野 教授問合せ先地盤工学会北陸支部 事務局〒 新潟市中央区新光町― 技術士センタービルF電話/FAX――Emailjgskoshi@piano.ocn.ne.jp※お申込み・詳細は下記ホームページをご参照ください。http://www.jibankoshi.com/関 東 支 部地盤工学会関東支部平成年度通常総会(公社)地盤工学会関東支部支部長 安田 進平成 30 年度の関東支部総会を下記の通り開催いたしますので,ご多忙中のところ恐縮でございますが,ご出席くださいますようご案内申し上げます。なお,関東支部の会員の皆様には,別途,総会の案内状を送付いたしますので御出席・御欠席の別をご記入の上,4 月20日(金)必着で郵送またはファックスで送付願います。当日支部総会に出席されない場合は,総会定足数の制約がありますので,同封の委任状にご署名およびご捺印の上,必ずご送付下さい。委任状の受任者の欄に指定のない場合は,受任者は議長とみなさせていただきます。(メールにての出欠,及び委任状の受付も行っております。メールにてご提出の場合には,以下のメールアドレスへご連絡をお願いいたします。(jgskantou2@jiban.or.jp)HP には,後日,議案書も併せて公開いたします。下記 URLをご参照下さい。(http://jibankantou.jp/)第回地盤工学会関東支部発表会( GeoKanto)のご案内Geokanto実行委員会公益社団法人地盤工学会関東支部では,社会へのより一層の貢献を目指し,一般からの参加を促すプランを加えた形式の関東支部研究発表会を開催しております。前回は,久しぶりに都内を離れて栃木県宇都宮市での開催でしたが,今回は再び都内に戻ります。GeoKanto2018の詳細についてはまだ未確定でありますが,開催日,開催場所については下記の通り既に決まっております。一般発表のほかに,基調講演や関東支部の研究委員会報告,ディスカッションセッションなどを企画しております。また,交流の場として意見交換会も開催致します。意見交換会だけのご参加も大歓迎です。GeoKanto2018がより活発な議論や交流の場となりますよう,多くの皆さまのご参加をお待ちしております。【開催期日】平成年月日(金)900~1700【開催場所】国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町 3―1)アクセスhttps://nyc.niye.go.jp/category/access/【発表申込の方法と重要期日】日時平成年月日(金)1600~1930会場地盤工学会 大会議室(〒 112 0011 東京都文京区千石 4―38―2)プログラム◆総会(1600~1700)【審議事項】第 1 号議案 平成29年度 事業報告第 2 号議案 平成29年度 決算報告および会計監査報告第 3 号議案 平成30年度支部役員【報告事項】1. 平成30年度事業計画2. 平成30年度正味財産増減予算特別会員の表彰・関東支部賞の表彰 他◆特別講演会(1730~1830)演題「東京都心の 3 次元地盤モデルに基づく伏在活断層の推定」木村 克己 氏(国立研究開発法人防災科学技術研究所)◆懇親会(1830~1930)参加費 1 000円問合せ先地盤工学会 関東支部TEL――,FAX――Emailjgskantou@jiban.or.jp■発表申し込み平成年月中旬から月上旬(予定)発表申込料正会員8 000円/学生会員4 000円/非会員9 000円(予定)※いずれも事前振込。なお,発表申し込みには講演集の代金が含まれます。論文投稿の有無に関わらず,発表を行って頂くには事前申込みが必要です。■論文投稿締切平成年月日(金)(予定)■聴講参加費 3 000円(予定) ※当日,受付にで現金支払い■GCPD ポイント論文発表者10.0 論文連名者5.0 参加者6.0■講演集専用 URL からダウンロード(アドレス・公表日は後日お知らせ致します)【意見交換会】平成年月日(金)1730~1930■場 所同センター内 カルチャー棟 「レストラン とき」■参加費事前申し込み正会員/非会員 4 000 円/学生会員3 000円(予定)当日申込み 一律5 000円(予定)【スポンサー募集】■前回と同様にスポンサーを募集予定ですが詳細は後日お知らせ致します。中 部 支 部「第回募集中部地盤工学シンポジウム」論文主催(公社)地盤工学会中部支部後援(一社)中部地質調査業協会ほか開催日時平成年月日(月)~(予定)場所名古屋大学 ES 館 ES ホール特別講演(件)八嶋 厚 先生(岐阜大学教授)坪田 邦治 氏(中部土質試験協同組合)今回は, 30 周年記念大会として,講師の方々が携わってこられた貴重なご経験をご講演いただくことにしております。論文発表申込み要領テーマは自由ですので,多数のご投稿をお待ちしております。論文発表の申し込みは平成年月日(金)までに, E ― 6 ― mail で下記申込先にご連絡願います。論文原稿作成をお願いする方を中部支部シンポジウム部会で検討し,平成 30 年 5 月末までにその結果をご連絡致します。投 稿 料5 000円(学生・非会員の区別無し)参 加 費会員(特別会員を含む)3 000円,学生会員1 000円,非会員 5 000 円, 60 歳以上の正会員/特別会員 2 000円(シニア割引)。投稿料をお支払いいただいた方の参加費は不要です。懇 親 会 ES 館 ES 会議室において, 30 周年記念事業として懇親会を開催いたします。会場では,これまでのシンポジウムで発表されたテーマと自然災害との関係を年表形式で比較した発表を行います。問合せ・申込先公益社団法人 地盤工学会中部支部――電話―― FAXEmailjibanchu@jeans.ocn.ne.jp※詳細は中部支部 HP ( http:// jgschubu.org/)をご覧ください。中 国 支 部平成年度中国支部通常総会(公社)地盤工学会中国支部日会時平成年月日(火)~場ホテルチューリッヒ東方 レオポルト(広島市東区光町 2―7―31 TEL082―262―5111)【総 会】 1330~1420議事 平成年度事業報告および決算報告平成年度事業計画および収支予算「地盤と建設」(地盤工学会中国支部論文報告集)論文募集(公社)地盤工学会 中国支部「地盤と建設」Vol. の論文を募集致します。下記をご参照の上,投稿のお申し込みを頂けますと幸いです。投 稿 者地盤工学会会員または地盤工学会中国支部の特別会員に所属している者。ただし,連名の場合は一人以上がこの条件を満たしていること。原稿提出締切平成年月日(月)編集の都合上,平成年月日(金)までに論文題目,投稿区分,著者名,所属,著者年齢,連絡先を明記の上,「地盤と建設」編集委員会宛にて Email でお申込みください。折返し,投稿要領等をお送りします。原稿提出先「地盤と建設」編集委員会(後出の連絡先参照)投稿原稿の内容地盤工学に関する調査・設計・施工・現場実測など工学的に価値のあるもの,ならびに実用的あるいは独創的な研究で地盤工学上有益であるもの。なお,既発表の論文報告や技術・研究ノートであっても,内容を追加したり,幾つかの論文をまとめて再構成したものでもよい。ただし,その場合には,論文の脚注にその旨を明記すること。投稿区分 論文報告独創性,新規性,あるいは実用性があり,論文として完結した体裁を整えているもの。刷り上がりはページを標準とする。 技術・研究ノート論文としての体裁を整えていなくても,研究内容の速報や現場からの価値ある情報を述べたもの。また,実験・実測データや新しい数表・図表などで研究・技術の参考になるもの。刷り上がりページを標準とする。 事例報告調査,計画,施工,現場実測などの報告で,技術的,工学的に有益な内容を含むもの。刷り上がりは平成年度役員改選中国支部表彰 他【特別講演会】 1430~1540題目「建設機械の自動化を核とした次世代建設生産システム」株 技術研究所)講師三浦 悟氏(鹿島建設問合せ先地盤工学会中国支部事務局――電話/FAXEmailchugoku@jiban.or.jpページを標準とする。 事業紹介中国地方で実施された工事,業務等のプロジェクトで,今後の参考のために記録として残すことが望ましいもの。刷り上がりページを標準とする。(ただし,文章量によっては刷り上がりページでも可) 地盤工学への意見・提言地盤工学分野における技術や研究に対する意見や提言で,地盤工学の進展に寄与する内容を含むもの。刷り上がりページを標準とする。査読査読は,「論文報告」と「地盤工学への意見・提言」名,「技術・研究ノート」,「事例報告」および「事業紹介」名による。査読意見を編集委員会で審議し,原稿の修正をお願いすることがあります。「技術・研究ノー投 稿 料「論文報告」の場合1 編40 000円,ト」の場合1 編30 000円,「事例報告」の場合1 編40 000円,「事例紹介」の場合1 編20 000円(または 1 編10 000円),「意見・提言」の場合1 編20 000円とする。各項目とも,標準ページ数を超過した場合,超過 1ページに対して5 000円を徴収するものとする。また,カラーページの場合は, 1 ページに対して 8000円を別途徴収する。(1 ページは A4 版で,約2500字程度。)原稿の書き方「地盤と建設」投稿要領による。原稿は日本語を原則としますが,留学生等が英語で投稿する場合は編集委員会へご相談ください。論 文 賞地盤と建設では,論文賞と論文奨励賞( 35 歳以下の第一著者が対象)を設けており,優秀な論文が受賞の対象となります。問合せ先・編集委員会連絡先(公社)地盤工学会中国支部 「地盤と建設」編集委員会編集幹事 志比利秀島根大学大学院総合理工学研究科 地球資源環境学領域〒6908504 島根県松江市西川津町1060電話――Emailshibi@riko.shimaneu.ac.jp― 7 ― 四 国 支 部公益社団法人地盤工学会四国支部支部総会平成年度(公社)地盤工学会四国支部支部長 野崎 智文日会時平成年月日(火)1600~1700場レクザムホール大会議室(高松市玉藻町 9 番10号)事平成29年度事業報告および決算,監査報告平成30年度事業計画および予算平成年度支部役員その他懇親会シレーヌ(レクザムホール・大ホール棟 6 階) 17 20~会 費4 000円連絡先(公社)地盤工学会四国支部 中島淳子Emailnakajima@cee.ehimeu.ac.jp議九 州 支 部 技術士養成塾開講のお知らせ主催(公社)地盤工学会九州支部 ガイダンス(講習会形式)平成年月日開催期日◯(土) 筆記試験対策(通信添削)平成年月下旬~◯月中旬ガイダンス開催場所 JR 九州コンサルタンツ株式会社 階会議室福岡県福岡市博多区博多駅東――http://www.jrqc.co.jp/■共催・協賛・後援共催・協賛・後援第回計算工学講演会主協催(一社)日本計算工学会賛地盤工学会ほか開 催 日平成年月日(水)~日(金)会 場ウインクあいち(〒 450 0002 愛知県名古屋市中村区名駅 4 ― 4 ―38)平成年度「場所打ちコンクリート杭の施工と管理」に関する技術講習会主協受講内容技術士試験対策のためのガイダンス,筆記験対策としての通信添削(添削回数 5 回) ガイダンス会員3 000円,非会員5 000円参加費用◯ 筆記試験対策会員16 000円,非会員28 000円◯(※オプションとして,受験申込書添削(2 000円)も行います。) ガイダンス平成年月日申込期限◯ 筆記試験対策平成年月日◯(受験申込書添削希望の場合は,月日まで)GCPD ポイント.ポイント (ガイダンスのみ)※筆記試験合格発表後に,模擬面接講座の開講を予定しています。詳細は地盤工学会九州支部ホームページもご覧ください。催(一社)日本基礎建設協会賛地盤工学会ほか開催日(関東地区)平成年月日(金),日(土)(関西地区)平成年月日(金),日(土)会 場(関東地区) TKP 赤坂 ホール13A(東京都港区赤坂問合せ先(一社)日本計算工学会 事務局 石塚弥生 講演会岡澤重信〒 東京都文京区向丘―― IFP 東大前ビル階―電話―― FAX―HP: http: // www.jsces.org / koenkai / 23 / index.htmlEmail事務局 o‹ce@jsces.org講演会 sokazawa@yamanashi.ac.jp2―14―27)(関西地区)天満研修センター(大阪市北区錦町 2 ―21)そ の 他詳細は下記 HP をご参照ください。問合せ先(関東地区)(一社)日本基礎建設協会 本部事務局(大阪地区)(一社)日本基礎建設協会 関西支部電話(関東地区)03―3551―7018(大阪地区)06―6452―5752HPhttp://www.kisokyo.or.jp/― 8 ―
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  • タイトル
  • 地盤工学会所在地
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • A9〜A9
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230027
  • 内容
  • 〒1120011 東京都文京区千石 4382公益社団法人地盤工学会 電 話03(3946)8677(代) FAX03(3946)8678Email: jgs@jiban.or.jp ホームページURL https://www.jiban.or.jp/北海道支部〒0600061 札幌市中央区南 1 条西 2 丁目 南一条 K ビル 8 階電 話011(251)7038,(261)7742 FAX011(251)7038Email: hjgs@olive.ocn.ne.jp東北支部〒9800014 仙台市青葉区本町 251 オーク仙台ビル 3F(江陽グランドホテル北側隣)電 話022(711)6033 FAX022(263)8363Email: jgsb-th@tohokushibu.jp北陸支部〒9500965 新潟市中央区新光町10番地 3 技術士センタービル 7F電話/FAX025(281)2125Email: jgskoshi@piano.ocn.ne.jp関東支部〒1120011 東京都文京区千石 4382 JGS 会館内電 話03(3946)8670(代) FAX03(3946)8699Email: jgskantou@jiban.or.jp中部支部〒4600008 名古屋市中区栄 2926 ポーラ名古屋ビル 8 階電 話052(222)3747 FAX052(222)3773Email: chubu@jiban.or.jp関西支部〒5400012 大阪市中央区谷町 157 ストークビル天満橋 8 階801号室電 話06(6946)0393 FAX06(6946)0383Email: office@jgskb.jp中国支部〒7300011 広島市中区基町103 自治会館内電話/FAX082(962)5557Email: chugoku@jiban.or.jp四国支部〒7908577 松山市文京町 3 社会連携推進機構 3 階 愛媛大学防災情報研究センター内電 話090(6881)9036 FAX089(927)8141Email: nakajima@cee.ehimeu.ac.jp九州支部〒8100041 福岡市中央区大名 2412 シーティーアイ福岡ビル 2 階電 話092(717)6033 FAX092(717)6034Email: jgsk_ jimu@able.ocn.ne.jp― 9 ―
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  • 地盤工学会技術講習会のお知らせ
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230028
  • 内容
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  • 裏表紙
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230029
  • 内容
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  • タイトル
  • 地震・豪雨時の農業用ため池の被害とICT 等を用いた減災技術(<特集>農業土木における地盤工学)(口絵写真(HP))
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.4 No.723
  • ページ
  • 発行
  • 2018/04/01
  • 文書ID
  • jk201807230030
  • 内容
  • 報告:地震・豪雨時の農業用ため池の被害と ICT 等を用いた減災技術(本文4~7ページ参照)(a) 全国表示(b) 県単位の表示(c) 地区単位の表示口絵写真-1南海トラフ地震を想定したため池決壊予測ため池防災支援システム(SIP戦略的イノベーション創造プログラム)
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