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地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710

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タイトル 表紙
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出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100001
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タイトル 「落石対策工の設計法と計算例」
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100002
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タイトル 本号の編集にあたって(<特集>技術の継承と教育)
著者 倉田 大輔
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ i〜i 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100003
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タイトル 目次
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出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100004
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タイトル CONTENTS
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出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100005
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タイトル 日本における技術の継承と教育―建設産業を中心として(<特集>技術の継承と教育)
著者 末岡 徹
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 1〜5 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100006
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タイトル 地盤工学会における取組み(<特集>技術の継承と教育)
著者 地盤工学会会員・支部部,調査・研究部,東北支部,関東支部,中部支部
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 6〜9 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100007
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タイトル 大学における地盤工学教育(<特集>技術の継承と教育)
著者 規矩 大義
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 10〜13 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100008
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タイトル 組織の技術力向上について(<特集>技術の継承と教育)
著者 石橋 忠良
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 14〜15 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100009
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タイトル 港湾設計基準を通した技術継承(<特集>技術の継承と教育)
著者 宮田 正史・高橋 康弘
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 16〜17 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100010
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タイトル 国土交通省関東地方整備局における人材育成の取り組み(<特集>技術の継承と教育)
著者 河村 英知
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 18〜19 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100011
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タイトル 建設コンサルタンツにおける若手地盤技術者の育成―海外事業展開を見据えて―(<特集>技術の継承と教育)
著者 柴田 悟・斉藤 泰久
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 20〜23 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100012
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タイトル 技術伝承に関わる全地連の取り組み(<特集>技術の継承と教育)
著者 岩﨑 公俊
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 24〜27 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100013
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タイトル 無人飛行機(UAV)を用いた地形測量技術(技術紹介)
著者 古屋 弘
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 28〜29 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100014
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タイトル 鉛直埋設吸引管排砂工法(VMHS 工法)の開発(技術紹介)
著者 麻西 幸二・工藤 勝弘・高橋 定雄・豊村 馨一郎
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 30〜31 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100015
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タイトル 国道45号夏井高架橋工事について(寄稿)
著者 盛 健太郎
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 32〜33 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100016
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タイトル 大いなる神奈川の地盤~その生い立ちと街づくり~野外巡検「箱根火山起源の地質(テフラ)と神奈川県西部の地形」開催報告(学会の動き)
著者 松井 秀岳・森川 嘉之
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 34〜34 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100017
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タイトル IRID シンポジウム参加報告(学会の動き)
著者 瀬川 一義・齋藤 裕己
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 35〜36 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100018
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タイトル 「福島第一原子力発電所の廃止措置への貢献を目指す『廃炉地盤工学』」に関する講演会の実施報告(学会の動き)
著者 小峯 秀雄
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 37〜37 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100019
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タイトル 第60回地盤工学シンポジウム開催報告(学会の動き)
著者 調査・研究部研究・連携・情報委員会
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 38〜39 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100020
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タイトル 廃石膏ボードのリサイクル 現状と課題(技術手帳)
著者 袋布 昌幹
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 40〜41 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100021
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タイトル 7. 道路工事やトンネル工事で留意すべき日本の地質特性(地盤工学と地質学における最新のかかわり)
著者 丸茂 克美
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 42〜50 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100022
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タイトル 8. 講座を終えるにあたって(地盤工学と地質学における最新のかかわり)
著者 丸茂 克美
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 51〜52 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100023
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タイトル 新入会員
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 53〜53 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100024
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タイトル 編集後記
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 54〜54 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100025
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タイトル 平成28年度役員等
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 54〜54 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100026
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タイトル 奥付
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 54〜54 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100027
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タイトル 会告
著者
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ A1〜A6 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100028
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タイトル 地盤工学会所在地
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出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ A6〜A6 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100029
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タイトル 新・関東の地盤-増補地盤情報データベースと地盤モデル付-(2014年版)
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出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
ページ 発行 2017/03/01 文書ID jk201707100030
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  • タイトル
  • 表紙
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  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
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  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100001
  • 内容
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  • タイトル
  • 「落石対策工の設計法と計算例」
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100002
  • 内容
  • ਲਗदણඩघॊ঩ম੫঵भ੍ରध৾ভ੦૆भਲਗఁ୑॑৯੐खथْஶ๨৲ගٓ஼৔૥ୡ‫؞‬৉ೕ৹ਪपঢ়घॊૠત‫؞‬੦૆‫ق‬9RO‫ك‬भ৅໷َਲਗ঵ਜُ‫َ؜‬প৾ઇ୘ُऩनद‫ઁ்؜‬ऎ‫؜‬ओણ৷ৣऔः‫؛‬¾ ঩মभૼ୒॑৷ःञ৉ೕૼ୒भ35ன৫‫؛‬ਲਗ੧੯दभਝੑ‫؞‬઱ੵ঱भૼ୒৓ઐ௱षभણ৷‫؜‬ਲਗૼ୒঻भ୘ਛऩन‫؛‬¾ ೏৾েभ୘ਛ‫؜‬೏৾েषभ঩মૼ୒भ࿠්‫؛‬঩ময৾েभ૥ୡૼ୒॑ৢखञஶୁৡभ਱঱ऩन‫؛‬‫ٹ‬-$3$1(6( *(27(&+1,&$/ 62&,(7< 67$1'$5'6/DERUDWRU\ 7HVWLQJ 6WDQGDUGV RI *HRPDWHULDOV 9RO َ஼৔૥ୡ੦૆ُ‫ق‬੦૆ઽஈ‫؜‬$ਖ਼ংॖথॲ‫كش‬,6%1 ৒੼‫؟‬৞‫؜‬ভ৩્੼‫؟‬৞‫ق‬ଛમ‫؜‬ઘશ‫ك‬‫ٹ‬-$3$1(6( *(27(&+1,&$/ 62&,(7< 67$1'$5'6*HRWHFKQLFDO DQG *HRHQYLURQPHQWDO ,QYHVWLJDWLRQ0HWKRGV 9RO َ৉ೕ৹ਪ੦૆ُ‫ق‬੦૆ઽஈ‫؜‬$ਖ਼ংॖথॲ‫كش‬,6%1 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  • タイトル
  • 本号の編集にあたって(<特集>技術の継承と教育)
  • 著者
  • 倉田 大輔
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • i〜i
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100003
  • 内容
  • 本号の編集にあたって少子高齢化や団塊の世代の退職を背景とし,ベテラン技術者の知恵や伝統技術の若手技術者への継承は,様々な分野及び産官学を問わず共通の課題です。人口減少に転じた現在,担い手不足はより顕著となり,また,官公庁及び企業においても就業者の減少と共に,アウトソーシングによる技術の空洞化が進み,特に技術が継承されにくい状況と言えます。このような状況下にあっても,先人達の技術を将来の世代に継承していくためにできることや技術教育を考えることが重要です。国際化や技術の進歩によって,多様化・高度化が進む社会のニーズに幅広く応えていくためには,技術者自らの専門能力を継続的に維持・向上させることや専門外の領域にも視野を広げていくことが求められます。多くの建設系学協会によって技術者の継続教育(CPD)制度の整備が進められており,地盤工学会でも他学協会と連携・協力して技術者の資質向上を目的に継続教育システムを運用しています。このような背景から,本号では,「技術の継承と教育」と題して,大学,官公庁,企業,学協会が行っている技術継承,技術教育の現状の取り組みについて特集しました。総説では建設産業における引き継ぐべき技術について解説されています。2 編の論説では,当地盤工学会での取り組みについての解説と,大学における地盤工学の教育について解説がされています。さらに,5 編の報告では,鉄道・港湾といった分野と,国土交通省・建設コンサルタンツ協会・全国地質調査業協会連合会といった異なる立場における技術の伝承と教育について,執筆して頂きました。本号の特集が多くの読者の皆様にとって有益なものとなり,担い手の育成と技術の伝承に寄与することを期待しております。倉 田 大 輔(くらた だいすけ)地盤工学会のホームページ URLhttps://www.jiban.or.jp/国際地盤工学会ホームページ http://www.issmge.org/編集兼発行者公益社団法人地盤工学会
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  • タイトル
  • 目次
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100004
  • 内容
  • 口絵写真( *HP)学会の動き大いなる神奈川の地盤 ~その生い立ちと街づくり~野外巡検「箱根火山起源の地質(テフラ)と神奈川県西部の地形」開催報告特集テーマ技術の継承と教育総説日本における技術の継承と教育―建設産業を中心として ………………………………………… 1●末岡論説徹地盤工学会における取組み …………………………………………………………………………… 6●地盤工学会会員・支部部,調査・研究部,東北支部,関東支部,中部支部大学における地盤工学教育 ……………………………………………………………………………10●規矩報告大義組織の技術力向上について ……………………………………………………………………………14●石橋忠良港湾設計基準を通した技術継承 ………………………………………………………………………16●宮田正史/高橋康弘国土交通省関東地方整備局における人材育成の取り組み …………………………………………18●河村英知建設コンサルタンツにおける若手地盤技術者の育成―海外事業展開を見据えて― ……………20●柴田悟/斉藤泰久技術伝承に関わる全地連の取り組み …………………………………………………………………24●岩o技術紹介公俊無人飛行機(UAV)を用いた地形測量技術 …………………………………………………………28●古屋弘鉛直埋設吸引管排砂工法(VMHS 工法)の開発 ……………………………………………………30●麻西寄稿(学生編集委員)幸二/工藤国道45号●盛健太郎勝弘/橋定雄/豊村馨一郎夏井高架橋工事について …………………………………………………………………32 学会の動き大いなる神奈川の地盤 ~その生い立ちと街づくり~野外巡検「箱根火山起源の地質(テフラ)と神奈川県西部の地形」開催報告 …………………………………………………………34●松井秀岳/森川嘉之IRID シンポジウム参加報告 ……………………………………………………………………………35●瀬川一義/齋藤裕己「福島第一原子力発電所の廃止措置への貢献を目指す『廃炉地盤工学』」に関する講演会の実施報告 ………………………………………………………………………………………37●小峯秀雄第60回地盤工学シンポジウム開催報告 ………………………………………………………………38●調査・研究部技術手帳廃石膏ボードのリサイクル現状と課題 ……………………………………………………………40●袋布講座研究・連携・情報委員会昌幹地盤工学と地質学における最新のかかわり7. 道路工事やトンネル工事で留意すべき日本の地質特性 ………………………………………42●丸茂8.克美講座を終えるにあたって …………………………………………………………………………51●丸茂克美新入会員 ………………………………………………………………………………………………………53編集後記 ………………………………………………………………………………………………………54
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  • タイトル
  • CONTENTS
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100005
  • 内容
  • Theme: Technology inheritance and educationSuccession and Education of Technology in Japan ― Mainly Focusing on the Construction Industry………………… 1● Toru SueokaHuman Resource Development Programs of the Japanese Geotechnical Society ………………………………………… 6● Departments of Membership & Branch AŠairs, and Survey and Research Branches of Tohoku, Kanto,and ChubuGeotechnical Engineering Education in Undergraduate Program ……………………………………………………………10● Hiroyoshi KikuTechnical Capability Improvement of Organization ……………………………………………………………………………14● Tadayoshi IshibashiTechnical Tradition of Expert Knowledge through Design Standard for Port Facilities …………………………………16● Masafumi Miyata and Yasuhiro TakahashiPersonal training in Kanto Regional Development Bureau …………………………………………………………………18● Hidetomo KawamuraEducation for Geotechnical Engineers at the Consulting Firms in Japan …………………………………………………20● Satoru Shibata and Yasuhisa SaitouThe Activities of Japan Geotechnical Consultant Association on technology transfer ……………………………………24● Kimitoshi Iwasaki
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  • タイトル
  • 日本における技術の継承と教育―建設産業を中心として(<特集>技術の継承と教育)
  • 著者
  • 末岡 徹
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 1〜5
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100006
  • 内容
  • 日本における技術の継承と教育―建設産業を中心としてSuccession and Education of Technology in Japan―Mainly Focusing on the Construction Industry末岡徹(すえおかとおる)株 地圏環境テクノロジー顧問・技師長様々な努力,すなわち生産性向上と ICT の活用,技術. は じ め にの継承や仕事の分担とダイバーシティ,さらに伝統的技日本が,いろいろな面で,人類の歴史に先がけて解決術の継承の例として地盤工学とも関係が深い城郭の石垣をせまられるいわゆる「課題先進国」と言われるように構築技術を取り上げ,主に地盤遺跡の保存や補修と歴史なって久しい1) 。課題の中でも,自然災害に対する防的価値の評価の立場を踏まえて伝統建設技術の継承につ災・減災と並んで,少子高齢化問題や団塊の世代の大量いて論じる。さらに,日本の今後の産業全体の成長や進退職問題は,これらの影響が日本国の産業や財政等に直化について, 2016 年 4 月にスタートした第 5 期科学技接結びついているため,日本人の今後の暮らしや経済に術基本計画に注目し,技術やその継承そして人材育成や大きなインパクトを与える最も重要な課題である。しか教育がどう考えられているかについても紹介する。最後し産業や国民の立場に立ちよく考えてみると,現在日本に我々建設技術者( Civil Engineer)が,たとえ時代がは成熟期の段階にあり人口減少,特に生産年齢人口の減変わっても,常に変わらず持つべきマインドやバック少が進んでおり,これらの課題の解決策は,まず多種多ボーンについても言及する。様な日本の産業に従事する人達が,所属する組織体や先輩から,経験知,暗黙知を含め技術をしっかりと引き継.日本の建設産業の特徴と役割ぎ,さらに新たな産業の創出を含めて付加価値の高いイ日本の建設産業を歴史的に振り返ってみると,飛鳥・ノベーションをいかに創造するかという問題に帰着する奈良・平安時代においては,当時の建設集団の主な仕事ことが分かる。すなわち,日本の産業や財政の課題解決は,神社や寺院などの造営が多かった2)が,江戸時代にのキーポイントは,実は本特集号のテーマである「技術なると,城郭や大名屋敷造営に加えて,都市部の江戸やの継承」や「人材育成」,「教育」ということになる。大坂では玉川上水や浪華八百八橋などの都市インフラがな に わ本特集号では,地盤工学会の技術の普及活動や継続教建設され,農村部では農業用水などの整備が行われ,米育,大学における地盤工学・土木工学教育の取り組みをを中心とした農業生産量の増加が実現した3)。明治時代取り上げる。さらに鉄道,港湾,国土交通省,建設コンになると,日本でも産業革命が起こり,多くの建設会社サルタントや地質調査業の建設に関する計画・調査・設が創設され,全国規模の鉄道,海運,通信,道路や上水計・施工・管理・運営各分野の技術の継承や人材育成の道などのインフラが整備され,建設産業は人々の生活や様々な工夫と課題について紹介していただく。そして本経済に大きく貢献することになった。稿では,建設技術者や建設技能者を含めた建設産業全体一方,建設を国土という立場から見てみると,我が国の技術の継承や教育の実態や課題,そして将来に向けたの建設産業は,たいへん困難な条件の中で国土建設に挑図―March, 2017産業別就業者数における建設産業の割合(出典総務省「労働力調査」)5)1 総説戦してきたことが分かる。すなわち,日本の国土は,大部分が山岳地域で占められ,少ない平地も軟弱地盤が多い小平野と急流の多い中小河川であり,さらに急峻な地形と脆弱で複雑な地質という建設にたいへん不向きな自然条件となっている。また,国土を環境や災害の観点から見てみると,日本は,アジアモンスーン地域に位置し,南北に長い脊梁列島に多様な気候帯・植生帯を有しながら,地震・台風・洪水・津波・高潮・火山噴火など,自然災害が多発する国土でもある4)。すなわち日本の建設図―株 ファンクショナ引き継ぐ技術とは何か(提供ル・アプローチ研究所)7)産業は,長い歴史の中で,多くの建設技術者や建設技能者が,知恵を出し工夫をしながら厳しい自然環境や困難な国土と向き合い,人々の暮らしと産業を守り育ててきた。戦後完成した青函トンネルや本州四国連絡橋,新幹線,空港,港湾,高速道路,電力・通信・上下水道・灌漑システムや地下鉄,超高層建物や住宅などはその成果であり,人々により便利で快適な生活をもたらしてきた。その結果,建設産業は現在,国民にとってなくてはならない重要な産業になっており,図―に示すように,建設産業の産業別就業者人口は,全就業者数の約 8を占め5) ,建設投資額は GDP の 10 を占める大きな産業となっている。.建設産業における技術の継承と教育写真―ボスポラス海峡横断鉄道建設プロジェクトにおける沈埋函体端部の建設8)前章で,建設及び建設産業の重要性について指摘したが,実は日本の建設産業は現在,未曽有の危機に立たされている。すなわち我が国の生産年齢人口は,今後 10さらに長年にわたり見守る産業である。どの 1 つの技年間で 7 780 万人( 2014 年)から 7 085 万人( 2025 年)術や技能が欠けても完成せず,経済や人々の生活に不便と約700万人減少すると予測されている中で,建設技能をきたすことになる。しかも各々の技術分野は日々進歩者343万人(2014年度)は,他産業に先駆けて極端に高しており,従来の技術に加えて新しい技術や改善・改良齢 化 し て お り , 日 本 建 設 業 連 合会 の 推 計 に よれ ば ,を加えながら,より良い建設を実現しようとしている。2025年度までの10年間に128万人の大量離職が発生する横田尚哉氏は,引き継ぐ技術という用語で図―のようとしている6)。すなわち,日本の建設産業は,その存続に技術の継承について提案しており7),建設産業の技術や国民に対する責任を果たすためにも抜本的な改革が求の継承も本提案に基本的に合致する。すなわち建設産業められている。で引き継ぐ技術とは,お客様のニーズや満足を考慮し引本章では,建設産業の危機と直接結びつく建設技術のき継いだ技術に新しい技術を加え,不要な技術を捨て,継承と人材育成すなわち教育という課題について,いく新しく変化,進化した技術であり,単に現状維持で良いつかの本質的な視点から検討する。というものではない。. 建設産業の技術の継承をどう考えるか実プロジェクトを通しての技術の継承と教育建設産業における技術の継承や教育を考える場合,ま筆者は 2000 年代,トルコ国イスタンブール市のボスず建設産業の全体像を知る必要がある。建設産業の就業ポラス海峡横断鉄道建設プロジェクトにおいて,沈埋ト者数については前章で既に述べたが,本節では,建設産ンネルを含む建設の研究開発や設計・施工に関係したこ業に従事する人達や技術及びその特徴の視点から技術のとがある8) (写真―)。沈埋トンネル工法は,もとも継承について論じる。と 1950 年代~ 60 年代,ヨーロッパにおいて開発された継承すべき技術とは何か建設産業に従事する人達は,多くは建設技術者や建設工法で,日本では 60 年代~ 90 年代,湾岸地域の道路建設などで広く使われた工法である。沈埋トンネル工法は,技能者から構成されている。建設技術者は,建設に関し海洋・水理,土質・地盤,鋼・コンクリート,耐震,設て計画,設計,施工,維持管理などを行う技術職の人達備・防災など幅広い分野の技術を適用する工法で,多くであり,建設技能者は,大工,左官,とび・土工,石工,の技術要素が結集した総合技術でもある。そして本プロ造園,電気など主に建設業法に基づく 28 の業種に従事ジェクトでは日本人はもちろんのこと,トルコ人建設技する人達である。そして,建設産業はこれらの多くの建術者や建設技能者は,実際の現場の中で技術や技能を品設技術者,建設技能者が建設時に結集し,主に一品生産質を確保しながら適用し,リアルな体験をすることによである構造物や作品を知恵と工夫を出しながら完成させ,り,本人の持つ技術力や技能を修得,向上させていった。2地盤工学会誌,―() 総説すなわち一品生産の特徴を持つ建設産業においては,実生産性向上を抜本的に推進する努力を鮮明にしており,際のプロジェクト体験が実は技術の継承や教育の基本,日本建設業連合会会員企業は,「生産性向上推進要綱」6)根本になっている。そして今後の建設技術の継承のため指針を作成し,生産性向上の実践をスタートさせている。には,競争力のある技術や工法を実際のプロジェクトに具体的には,コンクリート関連の施工や土工の効率化が適用することが重要であり,海外へのインフラ輸出にお謳われており, ICT の活用が,その中核技術となっていては,このような技術の継承の視点も考慮する必要がいる。すなわち建設生産システムに ICT を全面的に採ある。用し,ドローンや GIS 技術も駆使しつつ自動化・ロボ. 建設産業における担い手不足と教育ット化により省人化を図るもので,国土交通省が提唱す建設技能者が,この 10 年で極端に減少するというこる i Construction の主旨とも一致している3),6),9) 。建設とは既に述べたが,現在既に,建設技能者の 3 分の 1業界としては, ICT 活用により 2025 年までに生産性向に当たる112万人が55歳以上で占められ,29歳以下の若上による省人化35万人分達成の目標を掲げている6),11)。者は 36 万人と約 1 割にとどまっており,他産業と比較. 建設産業におけるダイバーシティと技術の継承しても高齢化が進行している6)。このような状況の中で,一般に「ダイバーシティ」という用語は,多様な人材国土交通省の基本問題小委員会は,建設産業に関する中の雇用や勤務を可能にするシステムを指すが,現在では,間とりまとめを行い,建設産業を取りまく社会制度上の女性,高齢者,障害者,外国人,若者などにその対象者問題の他に,建設技能者のキャリアパスの見える化,教を広げ,多様で柔軟な働き方を意味している。本節では,育訓練の充実や生産性向上などの抜本的対策の即実行を特に建設産業における女性の活躍と外国人,中でも日本促している9)。そして将来の姿として建設産業は産官学に留学経験のある外国人の日本企業への参加の問題を取の協力の下,職場や仕事の魅力の向上と生産性向上を促り上げる。す理想の形の実現を図り,人への投資を柱に成長し,変日本の女性就業者数は,現在 2 700 万人を超えており,化に対応し,そして選ばれる産業へとつなげていく「人全就業者数の約半分を占めているが,建設産業における材投資成長産業」を目指すとしている9)。中でも平成29就業者数は, 75万人(女性総就業者数の 2.7)と少な年度からリニューアルオープンが予定されている富士教く,建設技能者に限ると 8 万人(同 0.8 )しかいな育訓練センター10) は,そのシンボル的な運営機関であい12)。り,時代に即した多様なニーズに応えられるよう,教育女性の活躍推進が社会的に求められる中で,女性が建訓練プログラムの質の向上をねらっている。また,地域設技術者や建設技能者として,建設現場で活躍することや業界団体で支える「職人育成塾」などへの支援を強化で,技術が継承されるとともに現場環境の改善,安全対する9),11)ことで,建設産業全体で人を育てる環境の強化策の強化,長時間労働の是正などが進むことが期待されも意図している。これらの活動は,従来の個別企業だけている。建設業界としては, 2025 年までに 90 万人の建の努力とはかなり異次元の活動であり,建設産業の重要設技能者の新規入職者確保のうち, 20 万人は女性で確性に鑑み,国全体で建設産業を育てていこうという意欲保するという目標をたてている11),12) が,実現するためにほかならない。には,夫の協力,育児制度の充実など女性を取りまく周. 建設産業の生産性向上と ICT の活用辺環境の整備が最も重要になってくる。建設産業は,既に述べたとおり建設技能者の著しい高一方,外国人の日本留学・研修経験者の日本社会での齢化と団塊世代を中心とした大量離職が控えており,あ雇用の促進であるが,日本は,「グローバル戦略」展開らゆる手段を動員してその解決に当たらないと,国民のの一環として 2020 年を目途に留学生受入れ 30 万人を目願いである安全・安心に暮らせる豊かな国土づくりの期指す計画13) を実行中である。本計画に関しては,各省待と責任に応えられないおそれがある。中でも建設産業庁による推進はもちろん,地域や企業の協力の下,留学の生産性向上は,建設就業者数の急激な減少を補うため生の卒業終了後の日本社会の受入れが重要であり,現在にも,必須・必達すべき課題である。もちろんこれまで産官学が連携して就職支援や起業支援を行い留学生の雇も現場レベルでの省人化や工期短縮は,着実に進展して用の促進を図っている。 2015 年 11 月,博多でアジア地きたが,マクロ指標である労働生産性は,逆に長期にわ域地盤工学国際会議が開催され,初の試みとして,地盤たり停滞ないし低下傾向が続いている11) 。これは,建工学会の「男女共同参画・ダイバーシティに関する委員設投資額の減少率が就業者数の減少率を上回っていたこ会」の協力を得て,日本への留学生・留学経験者 16 ヵと,すなわち工事単価の減少や単品生産という建設産業国, 53 名が参加してホームカミングが開催された14) 。の特殊事情が大きな原因と考えられている。しかしなが筆者もワールドカフェ形式の討論を見させていただいたら建設産業が責任ある経営と社会との共生を実現するたが,留学生時代や就職活動などの経験談と後輩へのエーめには,建設産業自身が,高付加価値で高機能な建設生ルが語られ,留学生にとってもまた受入れ先の日本側に産物・建設サービスを提供していくことが重要であとってもたいへん有意義な催しとなった。今後の自由でり11) ,多くの分野でICT の活用を図り,生産性を向上開かれた日本社会のさらなる発展のためには,日本と母させていくことが必要となっている。国土交通省は,特国の両方の経験知を持っている外国人留学生の能力の発に2016年を「生産性革命元年」と位置づけ3),建設業の揮と日本社会への積極的参加が是非とも必要である。March, 20173 総説. 伝統的技術としての城郭の石垣構築技術野にも新しい知識や技術,そして新しい市場が取り入れ建設技術の継承を考える時,これまでの日本の伝統的られつつあり,伝統的技術といえども図―で述べたよ建設技術はどのように継承され,どのように変化してきうに,継承すべき技術が新しい時代の中で変化,進化したかを知ることが重要になる。ここでは,伝統的建設技ていることが分かる。術の例として,地盤工学や地盤遺跡とも関係ある城郭の石垣構築技術を考える。石垣構築技術の中で,石垣そのものと並んで実は石垣.第期科学技術基本計画や第次産業革命における技術の継承と人材育成の基礎が重要であり,重い石垣の地圧に耐える強固な石2015 年 12 月 18 日,総合科学技術・イノベーション会垣の基礎造りに歴代苦労してきたことを,喜内敏氏は指議(議長安倍晋三首相)は,「第 5 期科学技術基本計摘している15) 。すなわち昔から城郭の石垣構築の中で画」に対する答申を行い, 2016 年 1 月 22 日閣議決定を地盤や基礎の重要性は秘伝書の中で認識されてきた。ま行った18) 。本計画の中で,現状認識として今日の ICTた,石垣構築に関して,石垣の積み方,石の選び方,石の進化等により,社会,経済の構造が日々大きく変化すの組み合わせ方,石垣の勾配など多くの技術やノウハウる「大変革時代」が到来しており,エネルギー制約,少が歴史的には秘伝や暗黙知として継承されてきた。しか子高齢化,地域の疲弊,自然災害,安全保障環境の変化,し,最近では城郭の石垣を構築できる石工職人が減少し地球規模課題の深刻化など国内外の課題が増大,深刻化ており,今後これらの伝統的技術の地道な継承の他にしているとしている19) 。そして日本の目指すべき姿と「技の見える化」など新しい工夫が必要になってきてい 持続的な成長と地域社会の自律的発展,◯ 国及して,◯る。一方, 2016 年 4 月の熊本地震における熊本城(写び国民の安全・安心の確保と豊かで質の高い生活の実現,真―)の被害とその対策を見るまでもなく,伝統文化 地球規模課題への対応と世界発展への貢献,◯ 知の資◯財としての城郭石垣の保全・補修のニーズは確実にあり,産の持続的創出を提示している19) 。加えて未来の産業これらの地盤遺跡をこれまでのように単なる文化財とし創造・社会変革に向けた新たな価値創出に取り組み,人てだけでなく,新しく地盤工学の視点も入れて評価する類がたどってきた 4 つの社会(狩猟,農耕,工業,情動きもでている。地盤工学会関東支部では,筆者も参加報)の先に年齢,性別,地域,言語等の違いを越えて多して 4 年間の研究委員会活動を行い, 2014 年 10 月「土種・多様な質の高いサービスが受けられる「超スマート木遺跡の地盤工学的分析・評価に関するシンポジウム社会」の実現(Society 5.0)を図ると宣言している19)。(正垣孝晴委員長)」16)を開催し,いろいろな観点から多具体的には,先行して 11 の分野の科学技術イノベーシくの種類の土木・建築遺跡に対して調査や研究成果が発ョンを行い,社会変革を図り未来社会を切り拓くとして表された。中でも城郭の石垣に関しては,単に伝統的技いる19)(図―)。一方,経済産業省は,産業分野では術による保全ばかりでなく,福田光治氏,田中邦熙氏,IoT,ビッグデータ,AI(人工知能)やロボットの発達笠博義氏,蔦野温也氏他,寺崎誠氏他によりそれぞれ石により,現在日本でも蒸気機関,電気,コンピュータ技垣の勾配に関する考察や地震時も含めた石垣の安定,さ術に引き続き第 4 次産業革命が起ころうとしており,らに補強土工法を使った世界遺産である石垣の補修・補これまで実現不可能と思われていた社会の実現が可能と強例も紹介されており,地盤工学が伝統的構造物の分野なり,これに伴い産業構造や就業構造が劇的に変わる可でも役に立ち始めていることが分かる16) 。しかも,石能性に言及している20)。垣構築は最近では国内ばかりでなく,海外の日本庭園を筆者は, 2014 年より日本経済団体連合会や日本品質中心とした公園などで日本文化の紹介として採用される管理学会のメンバーとして第 5 期科学技術基本計画に例もでている17) 。すなわち伝統的な城郭の石垣構築分携わり,最近では横幹連合( 37 の文理に跨がる横断的学会の集まり)の中で基本計画の Society 5.0 のさらなる深化作業に参加している。第 5 期科学技術基本計画や第 4 次産業革命で述べられていることは,IoT,AI,写真―4熊本地震( 2016 年 4 月)に耐えた熊本城・宇土櫓の石垣(2016年 8 月撮影)図―第 5 期科学技術基本計画における超スマート社会サービスプラットフォーム19)地盤工学会誌,―() 総説ビッグデータ,ロボット等の最先端技術に係わる大学え,Civil Engineer が社会と人々の生活を守り支えるの人・先端技術研究者だけの問題と一見考えられるが,そである。の影響はたいへん大きく日本全体の産業や暮らしや雇用謝辞に直接影響する可能性がある。例えば建設産業において谷田海孝男常務理事をはじめ多くの方々より助言をいたもドローンを含む自動化・ロボット化はもちろん,多様だいた。ここに謝意を表する。本稿をまとめるに当たり,日本建設業団体連合会な建設技術の暗黙知を今後 AI を活用しながら継承していくことも考えられる。既に経済産業省は,第 4 次産業革命を実現するためには,小中学校教育の充実や,大学人・研究者の人材の流動化の促進等を打ち出している20) 。今後は日本社会の変革による摩擦をマネジメントしつつ,文明の次なる変化に対して基盤技術を整え人材育成を図りながら日本の特徴を生かした社会システムの構築が求められている。.参1)2)3)4)5)文 明 と Civil Engineering , そ し て CivilEngineer の役割以上,建設分野を中心に技術の継承や人材育成,そし6)7)て教育について,地盤工学会の活動や筆者の体験も加味しながら紹介させていただいた。最後にこれからの建設産業の要である建設技術者に求められるマインドやバッ8)クボーンについて,技術の継承や人材育成も含め筆者が日頃考えていることも交えて論じる。なお,これ以後,建設技術者は,やや広い定義である Civil Engineer の用語を用いるとともに,土木(工学)も建築分野の技術も一部含んだより広い定義として Civil Engineering を使9)10)うことにする。1985 年梅棹忠夫氏は,松尾稔氏との対談「土木と11)文明・文化考」を行い,文明とは広い意味でシステムであり,工学は,それぞれの部品システムの間と,自分自身,主体としての人間との相互調整の作業,レギュレー12)13)ションをやっていると述べている21) 。また竹村公太郎氏は,最近の土木学会誌で,土木は人類がつくった文明14 )の下部構造であるインフラを担っていると述べている22) 。そしてインフラに関して大石氏は,日本では,15)社会を下から支える基礎構造としてのインフラストラクチャーの認識が欧米に比較すると十分でないとしている4) 。こ れ らの 考 え を整 理 し文 明 と Civil Engineeringの対比を考えると, Civil Engineering がインフラスト16)17)ラクチャーを支え,インフラストラクチャーが広い意味でシステムとしての文明を支えていることになる。このように考えると, Civil Engineering を中心技術にした18)19 )建設産業は,人類の文明を支える最も基本的な役目を担っており,私たち Civil Engineer の人類,社会,地域,20)人々の生活に対する役割は,最も根本的でありかつ本質的に重要である。私たちは,その役割の大きさを強く自21)覚するとともに,社会や人々の生活に対する責任と自負と自信を持ちたいと思う。そして,何よりインフラストラクチャーは,50年,100年の風雪に耐えるものでなければならず,少なくとも100年後の未来を見据えた CivilEngineer の育成が求められている23) 。すなわち,時代がどんなに変わっても, Civil Engineering が文明を支March, 201722)23)考文献末岡 徹総説 東日本大震災と向き合う,地盤工学会誌,Vol. 62, No. 10, pp. 1~5, 2014.金 剛 組  我 々 の 歴 史 〈 http: // www.kongogumi.co.jp /enkaku.html〉(参照2016.10.01)国土交通省編2016年 国土交通白書,2016.7.末岡 徹アジア国際地盤工学会議特別講演会(大石久和氏)報告,地盤工学会誌,Vol. 64, No. 6, p. 26, 2016.(一社)日本建設業連合会産業別就業者数, 2016 建設業ハンドブック,p. 5, 2016.(一社)日本建設業連合会生産性向上推進要綱,2016.4.28.横田尚哉団塊世代の大量引退以降,「技術の継承」はできたのか,日経ビジネスオンライン,2013.3.6〈http:// business.nikkeibp.co.jp / article / opinion / 20130304 /244473/?rt=nocnt〉(参照2016.10.01)T. Sueoka, H. Omi, M. Tsuchiya, F. Koyama, T. Imaishi, M. Iwano, K. Ito : Technical Article RailwayCrossing the Bosphorus Strait ―Realizing the 150YearTurkish Dream of Connecting Asia and Europe, ISSMGE Bulletin, Vol. 8, Issue 2, pp. 1320, 2014.4.中央建設業審議会・社会資本整備審議会産業分科会建設部会基本問題小委員会中間とりまとめ,2016.6.22.(一社)日本建設業連合会ニーズに応えるオーダーメイド教育―富士教育訓練センター, ACe 建設業界, pp. 6~10, 2016.6.(一社)日本建設業連合会再生と進化に向けて―建設業の長期ビジョン,2015.3.(一社)日本建設業連合会もっと女性が活躍できる建設業を目指して,2015.7.文部科学省「留学生30万人計画」骨子の策定について,2008.7.29.佐藤研一・末次大輔・酒匂一成ソーシャルプログラム・ホームカミング,地盤工学会誌,Vol. 64, No. 6, p.29, 2016.喜内 敏実例にみる土木技術の原点―日本の築城における堀・石垣,土木学会誌,Vol. 72, No. 8, pp. 37~39,1987.地盤工学会関東支部土木史跡の地盤工学的分析・評価に関するシンポジウム(正垣孝晴委員長),2014.10.日本経済新聞安土城の石垣技術,米国へ,継承業者のPR 実る,2015.4.6.末岡 徹第 5 期科学技術基本計画と日本品質管理学会,JSQC ニューズ,No. 346, p. 1, 2016.2.内閣府第 5 期科学技術基本計画(答申案)の概要,2016.1.22.経済産業省「新産業構造ビジョン」~第 4 次産業革命をリードする日本の戦略~,産業構造審議会・中間整理,2016.4.27.梅棹忠夫・松尾 稔対談 土木と文明・文化考,土木学会誌,Vol. 71, No. 1, pp. 35~46, 1986.竹村公太郎日本文明と土木―近代そしてポスト近代―,土木学会誌,Vol. 101, No. 9, pp. 6~7, 2016.須田久美子次世代育成は土木技術者の仕事,土木学会論説,入手先〈 http: // committees.jsce.or.jp / editorial /system/files/no1062_suda.pdf〉(参照2016.10.1)(原稿受理2016.11.24)5
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  • タイトル
  • 地盤工学会における取組み(<特集>技術の継承と教育)
  • 著者
  • 地盤工学会会員・支部部,調査・研究部,東北支部,関東支部,中部支部
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 6〜9
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100007
  • 内容
  • 地盤工学会における取り組みHuman Resource Development Programs of the Japanese Geotechnical Society地盤工学会会員・支部部調査・研究部. は じ め に東北支部関東支部表―2016年度講習会計画表―オンデマンド講習会中部支部地盤工学会では,技術推進事業として本部(所管技術普及委員会)あるいは支部主催の講習会や見学会の開催を積極的に実施している。また,継続教育についても独自の制度(GCPD システム)を運用している。昨年度より,新分野として地盤工学に関わる原子力事業関連技術の開発と人材育成プログラムの構築に取り組んでいる。地盤工学会の取り組みの一例を紹介する。.技術普及委員会の取り組み地盤工学会・技術普及委員会では,講習会事業を通じて,会員及び非会員への技術の普及を図っている。従来,技術普及委員会が企画する講習会は,出版物の販売促進を目的としたものが多かった。しかしながら,地盤工学会の公益社団法人化に伴い,講習会事業も公益目的事業としてより広範囲な対象や分野に対して地盤工学に係わる技術を普及する必要が生じた。そこで,技術の普及を図るべき技術や最新の情報に関して,講習会事業を通じて情報発信するよう取り組んでいる。地盤工学会では,講習会の枠組みとして,下記の 4 つの形式を用意している。A 講習会地盤工学会本部(技術普及委員会)が企画し,関東地区で開催する講習会B 講習会インターネットを通じて配信される A 講習会を用いて,地盤工学会の各支部で開催する講習会C 講習会地盤工学会本部(技術普及委員会)が企画した A 講習会を地盤工学会の各支部で開催する講習会D 講習会オンデマンド講習会D 講習会は12コンテンツを保有している。ここで, D 講習会(オンデマンド講習会)とは,受その内容として,最新の研究成果や技術情報の提供,講者が DVD をレンタルすることにより,受講者が自主地盤工学の基礎的な分野の内容など多岐に渡っている。的に学習する講習会形式である。 D 講習会は,個人にさらに,シニア会員による技術の伝承講習会を企画して,よる学習はもちろんのこと,団体での学習も可能となる学生や若手技術者の技術レベル向上を後押しするととも団体視聴制度も設けている。また,各講習会を受講するに,シニア会員が学会活動へ継続して参加する機会を提ことにより,講習会ごとに設定された GCPD ポイント供するよう努めている。 A 講習会は,地盤工学会本部が付与される。したがって,地盤工学会として講習会をが所在する関東での開催が多く,地方からの参加が困難企画・運営することにより,継続教育の促進に対する効なケースがある。また,業務の都合などから講習会への果も期待できる。参加を断念せざるを得ない方も存在する。このような課現在,地盤工学会・技術普及委員会で企画及び開催す題を解決する手段として, D 講習会の活用が考えられる講習会は, A 講習会と D 講習会が主となっている。る。先に述べたように,D 講習会は DVD をレンタルす表―に示すように 2016年度は A 講習会を年間 20回程ることにより,受講者個人若しくは団体が自主的に学習度開催(若しくは開催予定)し,表―に示すようにする形式の講習会であり,時間や場所の制約を受けない。6地盤工学会誌,―() 論説そのため, A 講習会への参加が困難な地方の方や業務また,ソイルストラクチャーコンテストは,元々,学の都合などで受講が困難な方へ講習会を受講する機会を生を対象としたソイルタワーコンテスト(タモリ倶楽部提供するツールとなることが期待される。現在, 12 コでも取り上げられた)が始まりである。この企画は,所ンテンツを有しており,受講者数も増加傾向にある。さ定の土槽内に与えられた数種類の材料を用いて人工地盤らにコンテンツの充実化を図り,技術普及及び継続教育を作製し,その人工地盤の液状化対策を講じるというもの有益なツールとなることを目指している。のである。大学,高専等で学んだ地盤工学の知識を駆使地盤工学会が企画・開催する講習会を通じて,土木学して,コンテストに挑んでいる。前述したが,当初は学会や日本建築学会など関連団体との後援や共催事業を促生を対象とした企画であったが,最近では若手技術者の進することは,非会員が地盤工学会の活動に参加する機グループも対象としており,学生グループに負けまいと会を提供することとなる。関連団体との連携を強化する競いあっているのが印象的である。ことで講習会の受講者数が増加することのみならず,地いずれの企画も学生が企画段階から参画して,将来の盤工学会への会員加入の推進が期待される。また,関連地盤技術者としての素養を学ぶ良い機会になっている。団体との連携として, 2013 年度より始まった地盤品質. 中部支部判定士検定試験に関して,講習会事業を通じて資格の支中部支部では,技術者教育に資するため,シンポジウ援に取り組んでいる。具体的には,資格取得に対する支ムやセミナー,技術報告会,講演会,講習会,見学会な援を行う講習会と資格取得後のスキルアップを支援するどの様々な場を設け,地盤工学に関する見識等を高める講習会の 2 種類がある。これらの講習会は,地盤品質機会を提供している。判定士協議会との連携のもと開催されている講習会であり,今後も継続して連携を図っていく予定である。特に, 2015 年度には,主として満 60 歳以上の委員で構成する「シニア活性化委員会」を設置して,シニア世本章では,地盤工学会における技術の普及に関して,代による学会活動への継続的な参画を図り( 2016 年度その目的や枠組み,関連団体との連携に関して述べた。から各種支部行事参加費のシニア割引制度を独自に導地盤工学会では,講習会事業を通じて,会員・非会員へ入),次世代への技術伝承に繋がる活動を進めている。の技術の普及を行うとともに,継続教育の促進を行って本委員会は, 2014 年度より WG 活動によって,地盤工いる。.学サロンと見学会が企画・開催され, 2015 年度開催の支部における取り組みの一例「各務原台地における『熱田上部層(鵜沼面,鳥居松面)と鵜沼宿』見学会」について 2016 年度の事業企画賞が. 東北支部授与されるなどの評価も得ている。引き続いて,シニア東北支部では,技術者の教育・交流の場として地盤工世代による活発な学会活動が行われ,また,世代間の交学講座,地盤工学セミナー,講演会や支部表彰候補者の流が促進されている。今後も地盤工学分野の発展に寄与発表審査の場としての地盤工学フォーラムを実施していできるように,若手会員からの技術的な質問も引き受け,る。地盤工学講座は 1996 年から 2010 年まで若手技術者HP で公開する計画など,シニア世代の経験と英知を伝の教育の場であったが,現在は他支部の専門家も交えた承する機会を広げていきたいと考えている。最近の地盤工学に関する講義や講演の場として実施してまた支部では, 2013 年度に(一社)日本応用地質学会いる。地盤工学セミナーは現場見学や技術報告を実施し,中部支部と連携を締結するなど幅広く交流を進め,人材1 泊で会員の親睦を図る場として1989年より,地盤工学育成に務めている。フォーラムは 1985 年より実施している。今日では,東日本大震災からの復旧・復興,災害や汚染などの地盤リスク対応などの課題を抱え,経験の伝承と取り組むべき技術の共用化などに支部が培ってきた場を継続,発展させていきたいと考えている。.地盤工学会継続教育(GCPD)制度. GCPD 制度の目的と概要例えば1)地盤工学会継続教育制度( G CPD システム)は,2002 年 5 月から暫定運用が始まり, 2003 年 4 月から本. 関東支部格的な運用を開始している。この GCPD システムは,関東支部では,若手技術者や学生達を対象とした企画地盤工学の専門家集団である会員の専門能力の継続的向を年間 2~3 件行っている。若手技術者交流サロンやソ上をサポートすることを目的として設置されたものであイルストラクチャーコンテスト等がこれに当たる。これり,地盤工学継続教育実施委員会( 2001 年 6 月~ 2003らの企画運営については,社会人に混じり学生も積極的年 5 月)及び地盤工学継続教育システム委員会( 2003に参画している。若手技術者交流会は,支部創立 10 周年事業の一環と年 6 月~現在)が,本システムの開発・運用及び維持・更新にあたっている。して企画され,若手技術者同士の交流を通じて,普段のGCPD システムは,学会が主催又は後援する種々の業務とは異なる立場の人の視点を知ることにより視野をイベントへの参加,受講,発表等を通じて,継続的な知広げ,今後の本務に活かすことを目的としているが,学識と技術の幅を広げ,高い倫理観を持ち,技術的に適切生も参加して実現場の話題や就職に関する情報収集の場な判断ができる地盤工学関連技術者の育成と資質の向上となっている。を支援するものである。これにより,社会(国民)からMarch, 20177 論説厚い信頼を得て,質がよい社会基盤等の整備を提供できる技術者の Professional 集団として社会的使命と社会貢献を果たし,広く社会に本システムを公表して,地盤工学の啓発に役立てることを目的としている。. 会員の GCPD 利用状況ここでは,ここ最近 5 年間( 2011 年 4 月~ 2016 年 3月)における学会員の GCPD 活動に関するデータを整理・分析した結果について報告する。図―に過去 5 年間における GCPD システムを利用できる会員数(名誉,国際,正,学生, G CPD メンバー)と CPD 単位登録者数の推移を示す。会員数は,図―会員数と GCPD 利用者数の推移(過去 5 年)図―CPD 利用者に占める各年代の割合(過去 5 年)この 5 年間減少傾向であるが, CPD 利用者数は 2014年度 ま で は 会 員 数 と 同 様 に 減 少 傾向 で あ る 。 しか し ,2015年度には CPD 利用者数が増えていることが分かり,今後もこの状況を注視していく必要がある。また,会員数に占める CPD 利用者数の割合では2014年度までは20前後を推移していたが, 2015 年度には利用者数が増えたことにより 25以上まで増加した。この値は, G CPD システムを運用開始した 2004年度と同じ程度の利用者数割合となっている。図―に過去 5 年間の CPD 登録者数に占める各年代別の割合を示す。 CPD 利用者の年代別の構成では, 40代~ 50 代が全体の半数程度を占める構成となっている。また,次世代を担う 20 代(学生会員含む)~ 30 代での利用者数が少ない傾向となっている。図―に2015年度における取得単位数別 CPD 登録者数を示す。 20 ポイント未満の利用者が利用者数全体の約 7 割を占めている。地盤工学会の推奨単位である 1年間で 50 ポイント以上という要件を満たす人数の割合は利用者数全体の 8と 1 割も満たない結果であった。なお, 80 ポイント以上を取得する利用者は 60 名ほどいる状況であった。. GCPD ポイント制度のさらなる活発な運用企業内研修の GCPD ポイント認定制度地盤工学会では, 2003 年 4 月より,特別会員の主催する企業内研修について,審査・認定制度を設けている。対象とするプログラムは,特別会員が主催する地盤工図―取得単位数別 CPD 登録者数(2015年度)雑になることや事務手続きが増える(運営コストが増加)学の技術的課題に関する内容の企業内研修としている。ことが指摘されてきたことによる。しかし,後述する関なお,審査・認定基準の概要は,以下の通りである。連団体の動向と見比べ地盤工学会の厳格な認定基準は, 申請書類に不備がなく,◯ 社会的倫理に適合する◯会員サービスや会員の資質の向上に直接繋がっていると(非商業的,非宗教,信条的,公共性を有した研修)内は考えにくいと判断された。現在,地盤工学会では地方 技術的適合性(地盤工学の技術的課題,研容,並びに◯会員や業務が多忙な若手会員が積極的に本部主催の講習修時間・講師・テキストの適合)を有しているかを継続会になかなか参加できない状況に対して,オンデマンド教育システム委員会内で審査及び認定を行っている。特教育のコンテンツが拡充されつつあり,この教育受講者別会員の研修担当の方は,これを機に本認定制度を積極に対して GCPD ポイントを付与する取り組みを行って的に「学会を活用」していただけることを期待している。いる。ただし,受講証明として受講内容に対する簡易なただし,継続教育システムを運営していく上での費用をアンケートを提出していただいている。このような背景確保するために 2015 年 9 月より,審査終了後に認定料を踏まえて, 2016 年度より地盤工学会誌の購読に対すを設定している。る自己学習ポイントを付与することに改定した。なお,自己学習(学会誌購読)に対するポイント認定ポイント申請は GCPD websystem のプログラム検索地盤工学会では自己学習に対して GCPD ポイントを機能より,“学会誌購読”を選択し,そのプログラム情付与してこなかった。これは,自己学習記録の管理が煩報に示した方法に従って申請する。この申請は,年間 18地盤工学会誌,―() 論説回(受付期間限定)とし,エビデンスとして“学会誌力工学分野の知見・教育事項を取り入れた新しいカリキの内容,学会誌へ求める内容に関するアンケート”を提ュラムの構築と実践が必要不可欠である。具体的には,出することを求めている。この自己学習のポイントの上原子力発電所の建設技術に加えて,立地や放射性廃棄物限は,年間最大10ポイントとしている。の処分,解体・撤去など,廃止措置に至る過程を一貫し. 他の学協会との連携状況て担うことのできる教育プログラムを構築することであ現在,地盤工学会は,日本工学会,建設系 CPD 協議る。これにより,廃止措置において,地盤工学の観点か会と継続教育にかかわる連携・協働を行っている。日本工学会 CPD 協議会には,地盤工学会を含め現在24 の学協会が加盟している。この協議会は, 2004 年より PDE 協議会にポータルサイト構築専門委員会,プロら寄与・貢献できる技術産業を創出し,若者が将来の職業として魅力を感じる産業に育成することで,人材輩出及び実効的な技術支援が可能になるものと考える。. 委員会の目的グラム認定専門委員会,受講履歴統一化専門委員会を立このような背景から,地盤工学会では,早稲田大学・ち上げ,CPD プログラムの品質保証,CPD ポイントの千葉工業大学とともに, 2015 年度に文部科学省「英知変換,各学協会の協力関係,講習会等の情報自動配信等を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業の各学協会会員サービスなどについて様々な検討を行い,置研究・人材育成等強化プログラム」に採択された『福各種の成果を得てきている。本年度開催されたシンポジ島第一原子力発電所構内環境評価・デブリ取出しから廃ウムでは,“資格制度「地盤品質判定士」と継続教育”炉までを想定した地盤工学的新技術開発と人材育成プロ廃止措という題目で谷和夫教授(東京海洋大学)が講演を行っグラム』(2015~2019年度)を開始した。また,産官学ている。の英知を結集するため,地盤工学会の日本全国に及ぶ広建設系 CPD 協議会には,地盤工学会を含め現在18のいネットワークを活用し,『福島第一原子力発電所廃止学協会が加盟している。この協議会の目的は,建設系分措置に向けた地盤工学的新技術と人材育成に関する検討野に係わる技術者の能力の維持・向上を支援するため,委員会(以降廃炉地盤工学委員会,東畑郁生委員長)』関係学会及び協会間での CPD (継続教育)の推進に係を設立した。この委員会の目的は,次のようなものである。わる連絡や調整を図ることである。この協議会では,構成団体の CPD プログラムの品質保証に努めるとともに,◯CPD プログラムの拡充や相互に尊重することが定められている。構成団体間で CPD 単位を相互に利用する場することにより,新技術を提案しやすくする。php )では,参加学協会が関わる CPD プログラム情報(講習会,講演会などの開催情報)が閲覧でき,希望するプログラムを容易に検索や参加申込みすることが可能である。.廃炉地盤工学委員会廃炉に貢献する地盤関連技術の位置付けを明確にし,◯らの体系に従って単位換算することもできる。また,Web サイト( http: // www.cpd ccesa.org / prog _ search.廃炉に関連するプロセスや技術の要求性能を明確に◯合には,それぞれの構成団体が発行する CPD 記録登録証明書などに記載された取得 CPD 単位や履修記録を自廃炉技術の明日を担う地盤関連技術者の教育内容を整備する。技術のアピールや相互関連をしやすくする。廃炉関連の地盤技術は廃炉基盤研究プラットフォー◯ム等を通じて廃炉事業者や官庁への展開を行う。. 活動状況現在は,再委託先である早稲田大学で放射線遮蔽機能を有する超重泥水の開発,千葉工業大学では室内土槽と現場実験から透水性の把握精度の検証の基礎的研究を実施している。また,地盤工学会の廃炉地盤工学委員会で. 委員会設立の背景は,中長期ロードマップに示された廃炉シナリオに対し地盤工学は原子力事業を支援する技術の一つとして,て,必要技術の抽出や既存技術の適用性・応用等,地盤地下水流動予測や各種地盤改良工法等を通じて,福島第工学技術の位置付けを明確かつ具体化し,個別基盤研究一原子力発電所における廃炉に至る作業でも地下掘削やの開発成果を踏まえた,より実効性の高いと考えられる放射性廃棄物処分において重要な役割を果たすことがで廃炉シナリオの構築を目指している。これらの成果は,きる。一方で,地盤工学分野の専門家・技術者の多くは,地盤工学研究発表会の特別セッションや地盤工学会の講一般公共事業を目的として技術開発を行っているため,習会で一般会員にも公表している。必ずしも原子力工学分野に詳しくない。そのため,福島第一原子力発電所の燃料デブリ取出しから廃止措置に貢献できる基本的技術を保有しているにもかかわらず,原子力工学分野の求めている事項を認識していないため,直接的な寄与ができていない。今後 40 年にもわたる福参1)考文献伊藤政人・片桐雅明地盤工学会継続教育制度( G CPDシステム)の現状と今後,土と基礎,Vol. 54, No.1, pp. 22~25, 2006.(原稿受理2016.11.15)島第一原子力発電所の事故収束に寄与できる人材を育成するには,従来型の地盤工学の技術者教育に加え,原子March, 20179
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  • タイトル
  • 大学における地盤工学教育(<特集>技術の継承と教育)
  • 著者
  • 規矩 大義
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 10〜13
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100008
  • 内容
  • 大学における地盤工学教育Geotechnical Engineering Education in Undergraduate Program規矩大義(きく関東学院大学. は じ め に筆者のごとき浅学の若輩が,専門学会である地盤工学会の会誌読者に対して「地盤工学教育」について論じるひろよし)学長期課程に進み,専門分野の学びを更に深めることになる。こうした地盤系の学生には,在学中に座学や演習,実験といった大学のカリキュラム以外に様々な形で地盤に関する教育を受ける機会が与えられている。など思い上がりも甚だしく,ましてや技術者の知恵や伝一方,地盤系を選ばなかった大多数の学生は,カリキ統的技術の継承について意見を述べるなど尚更である。ュラムで定めた「地盤関連科目」を履修し,単位を修得更に言えば,私は土木工学の出身であるが,地盤工学会すれば卒業が認められるので,地盤工学の知識や素養はは学際的な学会なので土木に限らず建築学や農学,地質地盤系の学生より薄くなることは致し方ない。それでも学等々の分野の会員も多く居られるし,現役の学生会員企業や研究機関等に就職した後に,地盤に関わる業務にが所属する研究科,学部学科についても然りである。携わったことが契機となって地盤工学会に入会される会したがって表題にある「大学における地盤工学教育」員はとても多い。の形態もまた様々で,それらを一括りにできるものでは大学の設置,規模,地域性,教員数,大学院への進学ないとお叱りを受けることは覚悟の上で,偶々現在,高率,その他諸事情によって実際の数は異なるが,概ねこ等教育機関の長として若者を預かり,彼らを社会に送りのような過程を経て,学生は地盤技術者となるのである。出す立場にあることから,大学の学士課程を中心としたなお,技術の継承に限れば,会員でなくとも優れた技教育について意見を述べることをお許し頂きたい。また,術を持ったベテラン技術者は数多く居られるだろうし,筆者の経験の乏しさ故に,土木工学を中心に論じてしま伝統的技術を護っている技術者も居られることであろう。うこと,敢えて教育内容,特に科目の到達目標について地盤工学に触れる時期,地盤工学に興味を持つ時期,地は言及しないことをご容赦頂きたい。盤工学を極めようとする時期,技術を学ぶ場面,技術を.地盤工学にいつ,どこで触れるのか受け継ぐ場面は様々であり,決して大学時代の教育だけが学びではないし,学会だけがそうした場面を提供して地盤工学会の学生会員の多くは 4 年生の春に地盤系いるわけでもない。ただし,技術者を目指す人材が初めの研究室に配属された後,指導教授からの勧めもあってて専門分野に触れる,そんな重要な役割を大学が担って入会手続きを行っている。学生会員の数は年度によっているという意識を大学人は持つべきである。異なるが,毎年 800 名から 1 000 名程度で推移している。文部科学省の学校基本調査によると,平成 27 年度の.大学における専門教育土木・建築系学科の 4 年生の総数は約14 000名,博士前大学における技術(者)教育の大部分は,研究室に所期課程 2 学年の合計は約 7 000名である。地盤工学以外属して指導教授のもとで実施される学修や研究を通しての全ての分野を含む 2 万人強の学生数に対して約 1 000行われることについては疑う余地はない。特に大学院生名の学生会員が入会している状況を鑑みると,地盤工学は研究者である指導教授の背中を見て育つといっても過会の学生会員確保の努力が認められるし,学生自身の学言ではなく,多くの地盤系研究室では緩やかな師弟関係術に対する意識も十分に高いのではないかと思える。の下での技術者教育が脈々と行われている。そこでは地さて,一般的な土木工学科において「4 力(構造,地盤工学の全般にわたって幅広い教育を施すというよりは盤,水理,材料)+計画+環境+a」という講座構成をむしろ,厳選された研究テーマを通して地盤工学の知識,仮定すれば,例えば 1 学年 50 名の学生がいたとすれば,技術を深化させ,水平に拡げてゆく手法が採られることそのうち 6~ 8 名程度が地盤系の研究室に所属する。更が多い。地盤工学の基礎的学修は研究室配属前に済ませに,例えばその半数が大学院(前期課程)に進学して学ているということが前提である。また大学院においても会誌の読者となり,研究発表会などで口頭発表を経験し,研究教育が中心で,スクーリングやプロジェクトを中心他大学や企業の研究者と専門分野に関する議論ができるとしたカリキュラムを設けている大学院は日本ではあまことを目指すのである。前期課程を終えて社会に出る学り見られない。生会員のうち,そのまま正会員となって学会活動を継続一方,建設産業を中心とした社会の側からは,真の意する割合はまだ高くないようであるが,一部の学生は後味での技術(者)教育は大学の教育課程を終えて社会に10地盤工学会誌,―() 論説出た後に実務,実践の場で行われるのだという想いが強る。その一方で実践的な職業教育を行う新たな高等教育いし,それは当然のことである。この特集テーマ「技術機関の制度化を諮問するなど笑止,とは言葉が過ぎるでの継承と教育」で報告を執筆される方々の所属する企業あろうか。や機関に代表される産業界では技術(者)教育や人材育実学である工学教育を担う大学人は「社会人基礎力」,成は極めて重要な課題である。また,技術力の向上に終「アクティブラーニング」,「 PBL 」,「ディプロマポリわりはなく,技術者であれば永遠に技術,技量の向上にシー」,「ルーブリック」といったマジックワードが散り向き合わなければならない。そうした産業界から見て,ばめられた中教審の答申や,経済界の重鎮が発する教育大学の教育がどのように捉えられているか考えてみたい。改革に関するコメントに恣意的な含みを見抜き,何が本. 社会のニーズは真実か当に重要で,何を変えるべきで,何を変えてはいけない誤解を避けるため敢えて土木業界と限定せずに一般論かを取捨選択できる眼力が必要である。ただし,基礎学で申し上げると,かつて好景気で比較的余裕のあった頃力が不足しているという指摘に対しては常に真摯に受けは,「技術(者)教育は社会人教育を含めて企業が行う止めなくてはならない。ので,学生時代は様々な経験を積んで人間性を磨いてく大学の技術教育に対する本当のニーズは,業界の利益れればよい」という大らかな時代であった。勿論,大学代表でも,企業経営者でも,人事担当者でもなく,むしがそれに胡坐を掻いたわけではない。経済に余裕が無くろこの学会誌の読者に代表されるような誠実で実直な技なると,より明確に「大学は即戦力となる人材を育成す術者の皆さんが,例えば自社の新入社員に対して率直にべきだ」という風潮に変わった。同じ業界でも 10 年も望んでいる素養や知識,技術に一つの答があると思える。経てば全く逆のことをおっしゃるのである。. 地盤関連科目のカリキュラム「大学における実践的な技術者教育のあり方に関する専門的な技術の多くは,社会に出てから実践のなかで協力者会議」の報告で,経団連は技術系人材について身に付けるものであることを理解しつつも,敢えて学士「基礎学力の不足」,「問題設定能力の不足」,「目的意識課程における専門教育について考えてみる。の欠如」,「狭い専門領域」を指摘している。そしてミス学士課程では教養科目,外国語科目,基礎科目,専門マッチの原因として,『業界が自ら求める人材に必要な科目(例えば土木工学)といった区分を設けて教育課程知識・能力を抽出し大学側に提示してこなかったことに(カリキュラム)を定めている。そしてその専門科目の加え,大学において研究が重視され,成功者から直接講一つの領域として地盤工学が位置づけられている。義を受けたりして,「技術は人なり(技術には技術をつ表―は実在する 3 つの大学(土木系学科)のカリくった人の人柄が自ずとあらわれるので技術者は常に人キュラムのなかから地盤関連科目のみを抽出したもので格の陶冶を必要とするという意味)」が十分に教育されある。ていないこと』を挙げている。技術は人なりの意味まで地盤関連科目がどの学年に幾つ配置され,所謂「土質括弧書きで説明されるようになるとは,もはや笑い話で力学」に加えて,どのような科目のバリエーションがあある。るのか,この 3 大学の例を見ただけでも,学士課程に最近は「社会人基礎力」なる言葉がキーワードの一つおける地盤工学の知識付与に対する考え方の違いが見らになっている。経済産業省が実施した「学生が身につけれる。ただし,科目数が多いから専門教育が充実していている能力」に関する調査では,学生自身は「チームワーるとか,科目数が少ないから不十分といった議論をするク」,「粘り強さ」,「コミュニケーション力」といった能つもりは毛頭ない。力に自信はあるが,専門性は不十分と認識しているのに科目数,時間数よりも地盤分野の科目の初習年次をど対して,企業の人事担当者は「専門性よりも社会人基礎こに置くのかが重要なポイントである。また,地盤工学力が水準に達していない」と回答している。だからそのの学びの流れにおいて,地質学から入る地盤工学と,材ギャップを埋める教育に力を注ぐべきだと続くのである。料としての土から始まる地盤工学,地盤挙動の理解からしかし,社会人基礎力に比べて良好とされた専門性(知識・技術,論理的思考力)ですら僅か 10 数程の人事表―大学における地盤関連科目の配置例担当者しか認めてはいない。それよりもコミュニケーション力のほうが低い数値を示しているという理由だけで,「大学教育はそこを重点化すべきだ」といったミスリーディングな情報が教育行政から次々と発信されている。昨今の文部科学省のトレンドは,「 ICT や AI の進化によって今後 10 ~ 20 年の間に,現在ある職業の半分近くは存在しなくなる」というオックスフォード大学の調査結果を取り上げ,「もはや高等教育機関は専門に特化するのではなく,グローバルな視点とディベートに耐えられる語学力,そして正解のない課題を主体的に解決しようとする能力を養うべきだ」と吹聴していることであMarch, 201711 論説入る地盤工学とでは,その後の地盤・土に対するイメーかも実務的な内容が多い。したがって,新しい学生を迎ジが大きく異なると思われる。える導入教育において地盤工学と地盤系教員の果たすべ勿論,この 3 大学についても全科目のシラバスを確き役割は非常に大きいと考えている。認したわけではないので,土質力学の前半部に地質学の全ての学生が土木に興味を持ち,土木に未来を見出せ内容を含めている大学もあるであろうし,地盤工学といるかどうかは,実は地盤系の教員が語る最初の 6 カ月う名称のなかで防災や環境に触れることもあるかもしれの導入教育に掛かっているのではないだろうか。ない。ただ,各大学のカリキュラムは必ず意図して組まさらにその後の 3 年半の期間で,地盤工学以外の分れたものであり,それを見れば,それぞれの大学(学部,野を選ぶ学生に対しても,シビルエンジニアとして地盤学科)が地盤工学をどのように位置づけているのかは一の知識の必要性を説くことが重要である。そして,地盤目瞭然である。を深く学ぶ必要性が生じたときに,すぐにスタートできところで,大学によって設置目的や教育理念,4 年後の目標は全く異なるし,学生の進路選択の幅も様々である。社会が要求する技術も職種によっても異なるだろう。るだけの素養を与えておく必要がある。. 教育組織の規模土木学会が発行している全国土木系教員名簿を見ると,例え高度な学修課程を望んでも,地盤工学の研究者だけ各大学の地盤工学分野の教育を担うスタッフの数をおおを育てるカリキュラムでない限り,個々の科目内容につよそ知ることができる。複数の学科や研究所を擁する大いて,どの項目をどこまで詳しく,どのレベルまで教え規模大学では助教以上の教員だけで 10 名以上のスタッるべきである,といったミニマムリクワイアメントを共フがいる場合も珍しくないし,地質学や岩盤工学分野を通に定義することは,不毛とまでは言わないまでも,生含めればもっと充実したスタッフを抱える大学もある。産性の高い議論にはならない。一方で,過半の大学は地盤を担当する教員は 1~2 名. 学士課程における専門教育の役割で,助手や助教を合わせて 2~3 名といったところであ大学は言うまでもなく専門に初めて触れる高等教育機る。関である。土木工学について,実際はほとんど知らない文部科学省が 1991 年の大学設置基準の大綱化によっけれども,興味を抱いて入学してきた学生が初めて土木て教養課程の科目区分制限を緩めた結果,多くの大学はを知る場である。なので,如何にして土木の魅力を伝え,教養部を解体し,教養課程の教員を学部教員に取り込ん土木の公益性や社会性を説き,そして一人ひとりに将来だ。その後,幾度かの人事を経ることで大規模大学ではの夢を与えるか,初年次教育はそこに全力を注いでいる。プロパー教員の充実に繋がったのである。大学院教育が筆者が学生の頃は,まだ概論や入門といった導入科目中心の研究型大学の場合,基礎的な教育を担う者と,応は少なかった時代である。土木の専門科目は構造力学か用教育を担う者,研究指導に特化する者といったようにら始まった。教養科目の物理学や力学と合わせて,力学分業も可能である。そのため多様な地盤工学教育を展開的な基礎をしっかり固めてから 2 年次で土質力学や水することも可能である。理学といった構造以外の基幹科目を,3 年次でトンネル一方,設置基準に近い教員数で運営している大学にお工学や道路工学といった応用科目を学んでゆく積上げ式いては,非常勤講師の助けも借りて地盤系の科目を運営のカリキュラムであった。したがって学び始めの頃は土し,さらに導入科目や数物系の基礎科目も合わせて担当木の全体像はなかなか見えなかったが,一方で学生も我することさえあり,結局のところ専門教員の負担が増加慢強かったのかもしれない。するという皮肉な結果となっている。しかし近年の学生はゴールや目標を知り,そこに至る学修に関連して一つだけ思うことは,最近は 1 セメ学びのプロセスを事前に明確にすることを望んでおり,スター 15 回の講義回数を前提にしたコンパクトな教科まさに広義の反転授業が実践されている。そして多くの書が数多く出版されている。初習者にとって非常に扱い学生はイメージを掴むことのできない学びに大きな抵抗易いのだが,やはり土質力学,地盤工学の基本事項が網感を持つようである。そうであれば,土木教育の導入科羅されているとは言い難いし,問題の背景までしっかり目として,地盤工学から学ばせることで初学者,初習者と記述するにはボリューム不足は否めない。一方,多くをスムーズに土木の世界に導けはしないだろうか。特にの学生は在学中,或いは卒業後も最初に購入した 1 冊地盤工学の視点を通して土木事業の全体像や自然現象をの教科書で済まそうとする。自分で書籍を買い求めたり,見せることから始めてはどうであろう。図書館で参考図書を探す学生がかなり減っている。した構造力学で単純梁の釣り合いを説明する前に,土質力がって,例え講義のなかで触れる時間は少なくとも,就学で土の 3 相モデルを説明する前に,土木の全体像と職しても数年は机上に置いていつでも調べられる専門書土木の魅力をどうしても伝える必要がある。大学が教育を,特に,地盤を専門としない学生にお奨めしている。する人材の多くは,社会に出て実学を目指す学生たちで蛇足だが,地盤工学の教科書のなかには数多くの公式ある。これについては建築分野でも農業土木の分野でもや特性値が記されている。講義ではこれらの式や値をや同じである。地盤工学に関連するテーマは地形,地質にみくもに記憶しても意味がないと話すことがある。完璧始まり,強度と変形,構造物の基礎,土構造物,環境,に記憶した式や値を用いて計算したが,たった一つだけ防災そして施工問題など,非常に多岐に渡っており,し値を取り違えた設計計算は実務では何の役にも立たない。12地盤工学会誌,―() 論説むしろ机上の専門書で確認しながら,完全な計算をするい分野をカバーすることがよく分かり,語感や音のイことが当たり前の世界である。だからこそ,その式や値メージも良くなり,名称変更は成功し今に至っている。が導かれてきた背景を知る学習が重要である。.地盤工学教育の目指すもの同時期に土木学会も名称変更を検討していた。「土」,「木」はあまりに古くさいということに加え,当時「土木」の社会的印象が悪かったこと,DOBOKU と読んだ言うまでもなく地盤工学会は教育,研究,実務におけときに「オ段」の音が暗いイメージを与えるといった議る専門家集団である。したがって地盤工学会の会員相互論があったように記憶している。結果的に土木学会はこで議論される地盤工学教育は自ずから専門性が高い内容れまでの伝統を重んじて名称変更しなかった。を多く含んでいる。技術者の継続教育についても同様である。一方で,地盤に一切触れない土木事業はほとんどなく,一方,大学は「土木工学科」という学科名ではなかなか受験生を集められなくなってきた 90 年代後半以降に,多くの土木系学科が名称変更を行った。経営的側面が強現業で地盤に携わる技術者は膨大な数に上る。その多くい変更だったので,個人的に反対される方は多かった。は地盤工学会の会員ですらないし,地盤系の研究室出身それから 20 年,様々な変化が生じた。都内の大手書店でもない。しかし,そうした人たちが地盤を十分に理解の幾つかで「土木」という棚がなくなった。「建設」としたうえで施工管理を行い,安全確実に構築物を完成さいう棚に建築雑誌と混在させている書店や,「建築」のせるためには,大学における地盤工学教育に,ただ詳細棚の一角に道路橋示方書などが置かれている書店もあっと,高度さを求めるのではなく,幾つかのグレードに分た。けなければ不親切ですらある。地盤の研究者が求める地全国の大学から土木工学科が消えたことによって,土盤工学の知識と,一般的な技術者が望む知識には差があ木工事という言葉は残ったが,学問分野としての「土木」って当然であり,学士課程の地盤工学教育が目指すものは消え,後継の名称も各大学で不統一であったため,読は後者ではないだろうか。み替えられることもなく,受験生向け雑誌の区分からも大学ごとの目標の違いについても率直に認めるべきで一時期土木が消えた。同時に「建設」と「建築」の区別ある。卒業生の多くが研究者や高度技術者を目指す大学も曖昧になった。我々業界や学会に身を置く者は読み替や,多くが官公庁の技官を目指す大学,主として施工管えもできるが,一般の人々,受験生,その親御さんの意理や設計業務を通して地盤に関わる人材を育成する大学識のなかから「土木」という単語が消えたということは,では学士課程における要求水準は異なる。近い将来,土木分野を目指す生徒が激減することを意味土木部門全体として言うべきことだが,むしろこうししている。各大学がイメージ先行で直近の受験生確保にて地盤工学の裾野を広げることが大切で,土木を目指す,走った結果が,長いスパンでの土木の凋落を助長する結地盤技術者を目指す学生をとにかく増やすことが重要で果になったのは皮肉でもある。恥ずかしながら私の所属ある。地盤工学会に入会し,積極的に委員会活動を行う大学も 2004 年に土木工学科から社会環境システム学科ような人材にスポットを当てた活動だけに特化してゆくに名称変更した。経営陣からの「社会のニーズ」,「時代と, 18 歳人口減少時代において,結果的に学会をシュの変化」という言葉に抵抗できずに名称変更を受け入れリンクさせてしまう可能性がある。たが,結果は土木を学ぶという意識の高い学生が減り,無礼を承知で例えとするなら,数限りなく草野球や少ハード系の研究室に進みたがらない学生が増えた。自戒年野球のチームがあるからこそ,今のプロ野球のレベルの意味もあって 2013 年に土木学系に名称を戻して以降が維持されているのであって,最初から小学生のプロ候は,そのようなことはほとんどない。補を集め,英才教育を施せば,その枠以上にプロ野球選東日本大震災以降,土木の大切さが見直され,土木系手は増えないし,切磋琢磨も起こらない。地盤工学や土学科を目指す学生が増えていると聞くが,これは自助努木を目指す若者が増えることでこの業界も学会も活性化力でも何でもない。いずれまた定常状態に戻るとするなするのである。ら,業界の発展と地盤工学の学術の進展のためにも,堂建設業界に近い地盤工学会に所属し,卒業生の大半が々と土木を名乗って,それを目指す学生を少しでも増や同じ業界に進む土木工学科に所属している教育者,研究し,裾野を広げる努力をしなければならない。もはや 1者である我々大学教員は,学術面だけでなく,人材育成大学だけの問題ではないのである。の面で業界の発展に尽力する責任がある。業界に進む大半の若者が必ず通過し,重要な役割を担っているのが大.おわりに学だからである。学生を入学させて,土木や地盤の素晴大学における地盤工学教育について表題を頂いておきらしさを伝えられないまま建設業界に人材をバトンタッながら,土木工学,地盤工学分野の今後についての意見チするようでは,役割を怠けているという謗りは免れなに多くの頁を割いたことをお許し頂きたい。また建築学い。お叱りを受けることを承知で,土木の裾野を広げるをはじめ,他分野の皆様には土木に話が特化したことにことに関連して意見を続けさせて頂きたい。ついてもお許し願いたい。専門分野の教育を通して学術私が学生のときに,それまでの土質工学会から地盤工と産業界,学会の発展を願うばかりである。学会に名称が変更された。学際領域を取りこみ,より広(原稿受理March, 20172016.11.21)13
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  • タイトル
  • 組織の技術力向上について(<特集>技術の継承と教育)
  • 著者
  • 石橋 忠良
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 14〜15
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100009
  • 内容
  • 報告組織の技術力向上についてTechnical Capability Improvement of Organization石橋忠良(いしばし株ジェイアール東日本コンサルタンツ. は じ め に企業としては,集合研修や, OJT など,いろいろと若手技術者の技術力向上に取り組んでいることは,過去ただよし)取締役技術統括この構設の専門分野の人にすぐ相談することで,現地では悩むことなく業務を進められました。この時に,宮城県沖地震( 1978 年)を経験しその復旧も担当しました。その後,再度この構設に転勤することになりました。の報告にも記されています。ここでは,私が,国鉄から,ここで,設計標準の改定作業や,多くの構造物の設計業JR 東日本に,さらに設計コンサルタンツを経験してき務を経験しました。また災害時には,現地に行って,復た中で,技術力の向上に効果のあった例や,低下する状旧方法の提案をすることをしていました。我々の役割は,況などの経験について述べて,参考にしていただければ原因調査よりも,いかに早期復旧するかの提案が中心でと思います。した。全国からの各種の相談を受けることで,多くの経.国鉄構造物設計事務所(以下構設という)験を集中して積むことができました。災害についても,地震,火災,洗掘による橋脚の流失などの復旧を経験し私は国鉄に入社して,最初は線路の維持管理をする保ました。変状対策も,全国から相談を受け,アルカリ骨線の現場にいましたが,その後,構設に勤務しました。材反応,塩害,PC 鋼材のグラウト不良による破断,後ここで,私の最初の主な仕事は,軌道の設計でしたが,施工アンカーの施工不良,多くの原因によるコンクリー一緒にいた多くのメンバーが,当時建設中の山陽新幹線ト片の落下などの対応や対策を経験しました。また技術や,東北新幹線の構造物の設計をしていたので,その業基準の改定に当たっては,優れた上司や学識経験者から務にも加えてもらいました。この組織は全体で,総数の指導を受け,自ら必要な実験や調査も行い,解析にも80 名程度でしたが,軌道,建築,鋼構造,コンクリー携わりました。また,災害や,技術基準の改定に当たっト構造,基礎構造,地下構造の各パートに分かれ,全国ては,各パートのメンバーが一緒になって議論しました。の特殊構造物や,標準設計などの設計業務や,施工の相この各パートが一緒に議論することが,自分の専門分野談や,メンテナンス上の相談を受けたり,災害時の復旧以外の技術分野の知識を広げるのに役立ちました。この計画などを作成するほか,技術基準の作成などを担当し構設に,国鉄が民営分割する時点までいることになりまていました。所長,次長などの上司はその後,大学教授した。この組織の構成メンバーは,全国から集まっていになるような人も多く,トップクラスの技術者がそろったこともあり,民営分割に伴い,分割した各 JR 社などていました。技術上の難しい相談がほとんど全国から持に所属などすることになりました。各 JR には分割時点ち込まれ,その解決策を助言していました。設計や,技では同種の組織はなくなりました。構設の担っていた設術基準など専門業務に集中できるとともに,指導者に恵社 鉄道総合技術研究所に引き継ぎまし計基準の業務は,まれた組織でした。このような環境に恵まれたことが,た。私自身の技術力を高めるのに大いに役立ったと思っています。この組織は,研究所とは異なり,目の前の問題を,. JR 東日本構造技術センターその時点の最新の知識をもとに即解決することを求めら私は, JR 東日本に行くこととなりました。最初は東れていました。またこのスタッフは,多くは 5 年程度北地方の工事を担当する事務所に配属となり,技術上ので,現地事務所と人事交流をしていました。現地の技術判断をする立場になりました。私の専門分野の判断は自力向上や,現地とのコミュニケーションに役立つ仕組み信がありますが,専門外の判断は困りました。社内のそでした。特にメンテナンスでのトラブルについては,その分野に詳しい人に,電話で相談したり,社外の知人にの対応策を指導すると同時に,原因の多くは建設時点に相談したりしていました。また,社内のほかの組織から,あるので,設計や,施工の基準を変えて同じトラブルを私に直接,私の専門分野の相談も多くありました。相談起こさないようにすぐに手を打っていました。私はここを受けるたびに,専門知識が少ない分野については,間で 3 年ほど勤務したのち,東北新幹線の建設事務所に違った判断をしがちだということも痛感しました。また,異動しました。この事務所は,宮城県,福島県の新幹線縦割り組織の弊害も生じました。私は建設の組織に属しの建設工事を担当していました。事務所と,現場での勤たので,メンテナンス上のトラブルは,大きな問題は個務を経験しました。自分で解決できない技術的な問題は,人的な相談があるのですが,日常的には相談はありませ14地盤工学会誌,―() 報告ん。構設的な組織がないので,建設の組織にはメンテナ長期間メンテナンスの担当をしてもらっています。多くンスの情報が入らず,保守部門には建設の情報が入りにの経験を積むことで,多くの変状は見ただけで,原因やくい仕組みとなっていました。造ったもののトラブル情対策の判断が可能となります。報が,建設分野に入らないと,同じ欠陥を造り続けるこもう一つ行ったのは,首都圏の工事を担当する事務所とになります。また造ったものの情報がメンテナンス側にいた時に,もともとあった試験室に,交番載荷のできに伝わっていないと,正しい判断が難しくなります。こる大型の試験装置などを整備したことです。技術的問題のような状況で,組織の技術力は徐々に低下していくこがあった時など,すぐにここで試験ができるようにしまとを感じました。現場で判断に迷った時に,相談できるした。それまで大型の試験の多くは外注していたのです個所がないと,担当者の能力での判断となり,間違いをが,専門に装置を扱える社員のほかに,担当の社員が,犯しやすくなります。そこで, JR 東日本の中に,建設直接実験をするようにしました。試験体の作成は部外に分野や,保守分野から人材を集めて,建設分野,保守分頼んでも,試験の実施と観察,まとめは,社員が自らす野,土木,建築すべての技術相談に乗る組織を, JR にるようにしました。その後,この試験室は, JR 東日本なってしばらくして作りました。現場の一線の人からのの全社的な研究開発組織である研究開発センターに統合相談にも,丁寧に答えることを徹底しました。はじめのされましたが,今でも試験は社員が直接行うことを続けうちは,技術的にあまりレベルの高くない相談も多いのています。大切なことは,紙に書いた報告書ではなく,ですが,何度か相談に答えていくうちに,同種の相談は実際の破壊状況などを直接見るという経験だからです。なくなります。一度知ることで,現場で同種の問題は解災害時などに,現地にて構造物の損傷が,破壊のどの程決できるようになるからです。数年すると,質問内容も度前なのかは,このような実験を見ていないと,自信を高度になってきて,現場の技術力も向上してきたのが分持って判断できません。ですから試験は,壊れるまで行かりました。うことにしています。多くの試験体の破壊状況を直接見この組織も,専門分野別のパートに分かれ,日常的にることで,構造物に対する感性が確実に向上してきたとは,技術基準の作成や,設計,施工の相談や,メンテナ感じています。また,技術基準を超えた構造物を計画しンスのトラブル相談にのっています。今は発足当時よりた時も,ここで実験をして確認することで,難しいプロ業務分野が増え, 10 年に 1 回の構造物の特別検査(点ジェクトの推進にも役立っています。検)には,この組織から誰かは同行することとしています。このことで,全構造物の状況を 10 年に 1 度は専門的な技術者が直接見ることと同時に,一緒に調査するこ.コンサルタンツ今は設計コンサルタンツが主な職場です。設計コンサとで,現地の技術者のレベルも向上することになります。ルタンツは個別件名ごとに,責任技術者が担当します。メンテナンスと建設,そのいずれの情報もこの組織に集会社としては,責任技術者にかかわらず技術レベルのそまります。人が変わっても,組織に情報が引き継がれてろった成果物としていくことが重要です。全成果物に照います。過去に施工した補修材が, 10 年後, 20 年後ど査を専門にする部署での照査の徹底と,設計方針を最初のような状況になるかなど調べるのに役立っています。に全件名について議論することを実施しています。また多くの補修工法は,試験室での成績は充分でも,実際の組織横断的に,専門分野別の技術者の定期的な情報交換現場では数年で機能を失うものも多くあります。あるいの場を作っています。技術者として幅広い能力をつけるは 10 年程度問題なかったものが, 20 年程度で軒並み問ために,施工や,工事発注の経験もさせるように,ほぼ題を生じることもあります。このようなトラブル情報が全員に 1 度は JR 東日本の工事事務所などに出向経験をすべて集約されることで,その工法の採用をやめたり,させています。長期間健全な工法はどの工法かの情報を現地に伝えるなどで,問題解決に役立っています。また,この組織のメンバーも,数年ごとに現場に移動したりすることで,現.おわりに個人の技術力向上には,集合研修や OJT があります。場の感性を失わないことと,現地の技術力向上や,現地これらはそれなりの効果はありますが,人事異動などのとのコミュニケーションの向上に貢献しています。ため,組織としての技術力を維持向上させることは大変今,専門分野別のパートは,鋼,コンクリート,基礎,地下,建築,軌道,耐震補強があります。全員が仕切りです。日常的な業務の中に,技術を集積し向上する仕組みを作ることが,組織の技術力向上には必要です。のない部屋におり,相互に議論できるようにしています。小さな組織では仕組みを作ることは難しく,中途半端また,それぞれの分野に技術面の指導者がいることもな育成はあきらめてアウトソーシングするか,若しくは,大切です。高い技術力の指導者のいない中での,技術力条件のそろった組織に出向させて育ててもらい戻すほうの維持向上は一般に困難です。各パートに何人かは,指が効率的かと思います。 JR 東日本の構造技術センター導者として,長期間居る人や,現地と,この組織を何度には,JR 他社や,JR 関連の建設会社,設計会社などかか経験するなどの人もいます。特に,メンテナンスのらの出向者がおり,3 年程度で戻るようにしています。リーダーに関しては,多くの変状事例を経験することが私の感じていることを述べさせていただきました。幾必要なので,設計,施工の経験を積んだうえで,比較的March, 2017分なりとも参考になれば幸いです。 (原稿受理2016.11.14)15
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  • タイトル
  • 港湾設計基準を通した技術継承(<特集>技術の継承と教育)
  • 著者
  • 宮田 正史・高橋 康弘
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 16〜17
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100010
  • 内容
  • 報告港湾設計基準を通した技術継承Technical Tradition of Expert Knowledge through Design Standard for Port Facilities宮田正史(みやたまさふみ)国土交通省 国土技術政策総合研究所港湾研究部 港湾施設研究室 室長高橋康弘(たかはしやすひろ)国土交通省 関東地方整備局横浜港湾空港技術調査事務所 施工技術課課長利用者サイドから設計基準に対する要望や修正意見等を. は じ め に提出する。今回,「設計基準を通じた技術継承」という難しいテーマを頂いた。筆者らは,後述する港湾設計基準の作り手.技術継承における港湾設計基準の役割(コードライター)と使い手(ユーザー)であるが,こ本稿では,技術継承は,設計や施工に関わる様々な知れまでに設計基準を通じた技術継承という視点で設計基識が,技術者の属する組織や世代を超えて,しっかりと準を捉えたことはなかった。本稿では,国土交通省職員伝えられることと捉えて議論を進めたい。や関係する機関の技術者において,設計基準が技術継承設計基準が技術継承に果たす役割は,「設計基準をきに対して果たしてきた役割について,筆者らが考察したっかけとして,設計基準に記載されている文面だけでは結果を紹介したい。なお,本稿の内容は,港湾分野のみなく,その背景となる考え方や根拠なども含めて,何らを対象としているとともに,筆者らの見解であり国土交かの知識や技術が,技術者を介して伝達される」ことで通省としての見解を示すものではないので,その点はごはないかと考える。さらに,この役割は,「異なる組織留意頂きたい。や技術者を繋ぐ役割」と「異なる時代の技術や技術者を.港湾設計基準とは何か「港湾の施設の技術上の基準・同解説」という 2 分冊繋ぐ役割」の 2 つに分類されると考えられる。以下,両者について説明したい。. 異なる組織や技術者を繋ぐ役割あお ほんの本がある1)。通称『青本』と呼ばれ,表紙の色に由来設計基準という明文化された核があることにより,国する。筆者らが 20 年以上前に入省した頃,防波堤や係土交通省職員や関係する機関の技術者(研究者を含む)留施設などの港湾施設の設計にあたっては必ず読みなさは,ある一定の繋がりを持つことになる(図―)。こい,と先輩から言われた書籍である。何でも書いてあるれは,先述した設計基準の策定体制に起因すると考えらから,と魔法の辞書のような説明を受けた。しかし残念れる。以下,具体的に説明する。かな,当時の筆者らには魔法の呪文を読めるスキルはなかった。各現場の各設計案件において,設計基準の運用や解釈,記載内容に不明な点がある場合には,各現場は研究所にこの青本は,「港湾の施設の技術上の基準」とその相談を行う場合が多い。研究所では,基準策定に関与し「解説」から構成されている。前者は,いわゆる法令た研究室や技術者が相談に乗り,対応する。実はこの過(港湾法)や国土交通省で定める省令や告示,そのものを指す(技術基準)。技術基準には,港湾施設の建設,改良や維持を行う際に,最低限遵守すべき事項が規定されている。一方,後者は,この技術基準を具体的に解説した部分であり,各種の港湾施設の設計法や設計条件の設定方法,施工上の留意点などが記載されている。本稿では,技術基準と解説の部分をまとめて,以下,設計基準又は港湾設計基準,と呼ぶことにする。本論に進む前に,現行の設計基準の策定体制について説明をしておきたい。設計基準の策定は,主に 4 つの機関の職員の寄与によるものである。本省港湾局は,設計基準全体を監修するとともに,技術基準の解釈などを担務する。国土技術政策総合研究所は,設計基準における技術的事項のとりまとめや新しい設計法等の導入を図る役割を有する。港湾空港技術研究所は,新しい設計法に繋がる基礎研究を行う。地方整備局等は,各現場で開発・適用した新しい技術や設計法を提供するとともに,16図―核としての設計基準(イメージ)地盤工学会誌,―() 報告程で,設計基準の作り手と使い手は,設計基準を介して,既存部材や構造に対して,どのような照査を行うべきか様々な情報や知識のやり取りを行うことになる。を決定する必要がある。また,設計基準を後進の育成にこのやり取りは一方向ではない。設計基準の作り手は,活用することもある。教科書的に活用し,設計基準が改設計基準の運用上の課題や新技術・新設計法のニーズな訂された背景や,直接記述されていない,いわゆる行間ど,設計基準を改善するための貴重な情報を得ることがを付け加えることにより先輩から後輩へとその地域に適できる。設計基準の使い手は,設計基準の背景となる考した理解を伝えられる。このように,過去から現在に至え方や根拠等を習得することができる。また,場合によるまでの設計基準は,設計基準の使い手にとっても,異っては,現場の課題を乗り越えるための,新しい研究成なる時代の技術や技術者を繋ぐ役割を持つと言える。果や技術にも触れることになり,現場技術者の能力向上に寄与することになる。.まとめと今後の課題以上に示したとおり,設計基準の作り手(主に研究所本稿では,筆者らの業務経験に基づき,技術継承におの技術者)と使い手(現場の技術者)は,設計基準を介ける設計基準の役割について考察した結果を紹介した。して,強く繋がることになる。設計基準は,異なる組織少なくとも,港湾分野では,国土交通省職員や関係するや様々な技術者を継続的に繋ぐ役割があると考えられる。機関の技術者において,設計基準が技術継承に対して果. 異なる時代の技術や技術者を繋ぐ役割たしてきた役割は,非常に大きいものであると言えよう。港 湾設 計 基 準 は 1979 年 の初 版 刊 行 から , 1989 年 ,具体的には,設計基準という一連の核となる書籍があり,1999 年, 2007 年と過去 3 回の改訂が行われている。こそれを定期的に改訂することで,組織や時代を超えて,の間隔の是非はともかく,何世代にもわたる設計基準と様々な技術や技術者が自動的かつ有機的に繋がり,技術いう明文化された一連の核があることにより,異なる時者間で重要な情報や知識が継続的にやり取りされるよう代の技術や技術者も繋がりを持つことになる(図―)。になることが,技術継承に役立っていると考えられる。先に述べた,各現場から研究所に対する設計基準に関ただし,近年は,技術継承を行うべき技術者の絶対数する相談事例では,実は基準の作り手であっても即座にが減少し,かつ技術的な検討を行う時間の余裕がない事対応ができない場合が多々ある。この理由として,設計業が多く,技術継承は極めて難しい問題である。また,基準が 1 400頁を超える膨大な分量であり,対象とする設計基準が対象とする施設,構造形式や設備は,年々,施設や項目も多岐にわたることがあげられるが,それ以多種多様化し,その対象範囲は拡大する一方である。さ外にも大きな要因がある。過去の設計基準から記載されらに,国内に加えて,設計基準の英訳版が海外の ODAている数行の文章であっても,当時の基準策定者(場合港湾プロジェクトでも利用されており,その使い手も多によっては何代か前の基準策定者)がどのような考え方種多様化している。これらの幅広い対象範囲に対して,や根拠に基づき,どのような現場での運用を想定してい様々な使い手の意見をどのように吸い上げ,これらに対たかを確認しないと,回答が困難な場合もあるためである。して少ない人員で基準を適切かつ継続的に改善・改訂(メインテナンス)していくことができる技術者を確保そのような場合には,相談を受けた時点の基準策定者していくことも作り手の課題であろう。加えて,設計手は,歴代の基準策定者に連絡を取り,確認を取ることに法も複雑化,高度化しており,研究所の中でも技術継承なる。実はこの過程で,世代の異なる設計基準の作り手がなかなか難しいこともある。これは,現場においても同士が,設計基準を介して,様々な情報や知識のやり取同様である。技術継承が疎かになると,思わぬ事故や不りを行うことになる。また,設計基準の改訂の際も,こ具合の発生に繋がる可能性もあるため,今後,組織全体のようなやり取りが設計基準を介して行われる場合もあとして,さらに効率良く技術継承がなされる仕組み作りる。このように,過去から現在に至るまでの設計基準は,が必要ではないかと考える。異なる時代の技術や技術者を繋ぐ役割を持つと言える。魔法の辞書は,改訂でさらに高度になっている。設計設計基準の使い手にとっても,設計基準の改訂にとも基準による技術継承は,一子相伝ではない。今後も先達ない,設計手法や設計断面が変わり,建設コストにも影に教えを請い,隣席たちとは議論し,今後の改訂を担う響を及ぼす場合があるため,過去の設計基準の変遷やそ多くの後進には行間の呪文を伝えていくであろう。魔法の現場への影響をしっかりと把握しておく必要がある。の辞書の作り手・使い手が,広く長く繋がっていくこと特に,港湾分野では,建設から 20 ~ 30 年以上経過したを願い本稿を締めたい。既存の港湾施設を改良して,引き続き利用する案件が近年顕著に増加している。例えば,係留施設であれば,船舶大型化にともなう既存岸壁の大水深化や耐震強化を図る場合などがあげられる。既存施設の改良にあたっては,既存の部材や構造を引き続き利用することになるが,そ参考文献1 ) 「港湾の施設の技術上の基準・同解説検討委員会」編集,国土交通省港湾局監修港湾の施設の技術上の基準・同社 日本港湾協会,2007.解説(平成19年),(原稿受理2016.11.30)のような場合には建設当時の設計基準を熟読し,現時点の設計基準と何が異なるかを体系的に把握し,その上でMarch, 201717
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  • タイトル
  • 国土交通省関東地方整備局における人材育成の取り組み(<特集>技術の継承と教育)
  • 著者
  • 河村 英知
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 18〜19
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100011
  • 内容
  • 報告国土交通省関東地方整備局における人材育成の取り組みPersonal training in Kanto Regional Development Bureau河村国土交通省英知(かわむら関東地方整備局. は じ め にひでとも)企画調整官じての感想・悩みなどを記載した報告書を教育担当官に提出する。教育担当官は,報告書を元に,若手職員への国土交通省関東地方整備局(以下,「関東地整」といアドバイスや個別の技術指導などをきめ細かく行うととう)において,技術系職員は,事業の調査・計画,予算もに,現場出張所への併任計画の立案など幅広い経験を管理,工事発注,監督,検査,施設の日常管理,災害時得ることができるよう配慮する。の危機対応など多様な業務に携わっている一方で,職員また,教育指導官は,3 ヶ月に 1 度程度,若手職員を定数の削減,組織を支えてきた経験豊富な人材の大量退本局に呼び,設計・積算の内容や巡視時の注意点,関係職といった課題を抱えており,技術系若手職員(以下,法令と業務の関連性を説明させ,個々の技術の習得状況若手職員という)への技術の伝承,技術力の向上は重要や育成環境を確認することとしている。加えて,必要にな課題となってきている。応じて,教育指導官が教育担当官に助言するなど,教育本稿では,関東地整における若手職員の人材育成の取り組みについて報告する。.人材育成の基本方針する側,教育される側の双方に対してきめ細やかに指導している。. 事務所におけるプログラムの具体例一例として,ある河川事務所の工務課に所属する若手関東地整では,人材育成基本方針(平成 17 年度~)職員は,業務上必要な工事積算の条件整理や根拠資料のにより,「国民から信頼される組織づくりと職員の能力とりまとめ方,工事工程の作成方法,設計図書や図面をの向上」を基本目標とし,技術系職員に求められる人材像(技術力)として,以下の 6 点を掲げている。◯地域や国民から信頼される人材◯民間と技術的な対話ができる人材◯自治体や他省庁等と連携・協働できる人材◯自己の技術力を継続的に向上でき生かせることができる人材◯技術力を組織的に活かすことのできる人材◯的確に状況を判断し,適切なマネジメントができる人材こうした基本方針を踏まえ,若手職員には, OJT とOFF JT を組み合わせた育成プログラムを実行している。.図―「若手育成プログラム」の仕組み若手育成プログラム(職場内での技術教育)OJT の具体的な取り組みとしては,平成 23 年度より,入省 1 ~ 4 年目の若手職員を対象として,「若手育成プログラム(以下,「プログラム」という)を人材育成メニューとして取り入れている(図―)。プログラムでは,所属する事務所の副所長( 50歳代)を「教育担当官」として,また,本局の経験豊富で優れた技術を持つ幹部クラスの職員を「教育指導官」として,若手職員一人一人に対し任命している。. プログラムの具体的な取り組みプログラムでは,若手職員は,月に数回程度,現在取り組んでいる具体的な業務内容や抱える課題,業務を通18写真―教育指導官による指導状況地盤工学会誌,―() 報告現地と比較しながら確認する現地踏査手法などを,直接,教育担当官から学んでいる。また,直接担当ではない管理面の業務でも,河川占用に関する手続きや法令の学習,堤防点検での点検手法,災害用対策機器の操作方法,台風時における現地状況確認方法についても学んでおり,組織的に横断的な視野を有する人材の育成に取り組んでいる。.研修による計画的な人材育成図―関東地整における研修は,以下の 4 研修に分類され,研修の体系技術系職員が計画的に学習できるよう配慮している(図―)。◯一定の役職や年齢に達した段階で必ず受講する「基幹研修」業務に初めて携わる若手職員を対象とし,広く知◯識を習得する「基礎研修」現在携わる業務に係る即効性のある知識を習得し,◯実務に活かすための「実践研修」図―高度な専門知識の習得,又は中長期的な視点で育◯技術エキスパート制度の概要成を図る「専門研修」上記に対応した合計 95 の研修を 1 年間に実施すると関係団体の職員の技術力やコミュニケーション能力向上ともに,国土交通大学校や他省庁,財団法人が主催するを目的とした発表会であり,業務の中で生じた様々な課研修の受講も可能となっている。題を克服するための創意工夫等について,職員自らが成若手職員には,なるべく早い段階で,積算や土質,コンクリートなど土木の基礎に係る「基礎研修」,河川・道路管理に係る「実践研修」を受講させ,技術者としての基礎的な技術の習得を図っている。.その他の人材育成制度. 技術エキスパート制度果としてとりまとめ,論文を書き,プレゼンテーションを行うものである。若手職員には,スキルアップセミナーでの発表を目標として,各々の事務所において,自らの業務をまとめて発表させる経験を積ませている。.おわりに関東地整では,平成 17 年度より,技術の進歩と社会関東地整では,定員削減の中,若手とはいえ事務所で的要請に応え,信頼される組織の中核となる人づくりのは主力戦力となっており,「自分の担当現場になかなかため,高度な専門知識と応用力,十分な実務経験を有す行けない」「研修で職場を不在にすることが難しい」とる技術系職員を「技術エキスパート」として選定登録す言った声も聞かれる。また,若手職員を部下に持つ上司る制度を導入している(図―)。としても,猫の手も借りたいという職場環境の中で,将技術エキスパート制度は 18 の専門部会により構成され,登録されたエキスパート( 275名,技術系職員の約来的に必要な技術力だと認識しても,目の前の業務に専念して欲しいというのが本音であろう。1 割)は,あらゆる場面での技術的アドバイスや研修講しかしながら,関東地整の組織そのものが職員一人一師として活動を行っている。また,最近では,災害発生人の技術力により成り立っている事実に鑑みると,上述時に TEC FORCE (緊急災害対策派遣隊)として災害した人材育成制度を有効に活用する必要があることは論現場に駆けつけ,直轄施設の災害対応はもとより,被災をまたない。地,被災自治体などの技術的支援を行っている。関東地整の職員が,スペシャリスト(専門的知識を有若手職員には,専門部会にオブザーバーとして参加さする者)とゼネラリスト(広範な知識を有する者)の両せることにより技術力に対する意識向上を図るとともに,方を兼ね備えた人材になることを目標として,人材育成より関心を有する者を研究会会員として指名している。に組織的に不断の努力で取り組み,国民から信頼される. スキルアップセミナー関東「スキルアップセミナー関東」は,関東地整や自治体,March, 2017組織づくりにつなげて参りたい。(原稿受理2016.11.7)19
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  • タイトル
  • 建設コンサルタンツにおける若手地盤技術者の育成―海外事業展開を見据えて―(<特集>技術の継承と教育)
  • 著者
  • 柴田 悟・斉藤 泰久
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 20〜23
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100012
  • 内容
  • 報告建設コンサルタンツにおける若手地盤技術者の育成―海外事業展開を見据えて―Education for Geotechnical Engineers at the Consulting Firms in Japan―Focusing on overseas business development―柴田悟(しばたさとる)斉藤株パシフィックコンサルタンツ国際事業本部. は じ め に泰久(さいとうやすひさ)株パシフィックコンサルタンツ環境創造事業本部表―地盤技術に関わるコンサルティングに必要と考えられる知識・スキル筆者らは本誌に,建設コンサルタンツ協会における地盤技術者育成の実践1)(以下,既往論文と呼称)を発表した経緯があり,若年地盤技術者の育成については,クライアント・受注コンサルタント・関係学協会そして技術者自身が応分の努力によって,本号のテーマである「技術の継承と教育」に取り組む必要性を強く意識している。本稿では,既往論文で示した課題の現段階におけるレビューを行い,建設コンサルタンツの若手地盤技術者を取り巻く環境を概観するとともに,地盤技術分野の海外事業の特徴を確認したあと,若手地盤技術者の育成について論じる。.若手地盤技術者に要求される習得知識地盤技術に関わるコンサルティングに必要と考えられる知識・スキルについて,土木学会中部支部2)を参考として表―を概括した。これらは,計画~調査~設計~施工に関わる各段階で,また,開発総合計画から個別インフラ整備に関わる各領域で重要な技術的判断のベースとなるため,入社 10 年までを目処に習得するべき知識であり,幅広い領域にわたる。各技術者にとってみれば,このうちの一部が,高等教育の段階で獲得してきた知識の発生であり,残るほとんどの知識が実務や技術士等の資格取これらの課題に対し,早い段階で転換を図っていくこ得などを経て獲得し,専門家になることが要求される領とは各社の努力だけで対応できる課題ではない。今後域である。は,教育課程を担う行政や団体とも協議を進め,元気既往論文では,入社 10 年程度までの若手地盤技術者の育成に関連した課題と展望を,以下のようにまとめた。かつては無意識的に機能していた中堅技術者から若年技術者への技術・スキルの伝承機会の圧倒的減少あるいは喪失,フィールド体験機会の減少による現場感覚の喪失,技術の多様化・複雑化に対応できる技術体系化の機会の不足に活躍する地盤技術者の創出を組織横断的に推進していくことが重要と考える。.建設コンサルタンツの若手地盤技術者を取り巻く環境既往論文の発表から数年が経過した現在,建設コンサルタンツを取り巻く社会環境や事業運営環境は,新たな現実の問題として,地盤反力係数の単位を取り違えた局面へと変わりつつある。東日本大震災以降の国土強靭まま,基礎設計に伝達され,ある過程までそのまま検化政策や 2020 年東京オリンピック開催決定に伴う事業討が進められていたケースや,透水係数の計算間違い量の急増と数年後の社会経済の見通しへの対応,及び新(その結果,設計透水係数が現実的でないこと)が,技術や新事業領域への展開と対応がその第一である。第照査の段階まで判明しないなどの技術的エラーケース二に,ダイバーシティ概念の事業への導入や生産性の改20地盤工学会誌,―() 報告善といった観点から,長時間労働を改善することが事業継続の必須課題となっている。このような状況にあって,有望な若手技術者を継続的に育成し,常に社会の要請に応えるための企業活動と,こうした技術者集団の維持・発展を両立させていくためには,建設コンサルタントとしての働き方改革や,社会的地位の向上といった大きな課題を同時に克服していく必要があると認識している。一方近年,海外事業においては,地震や水害などの大規模災害に対する支援事例が増えており,災害大国である日本の地盤技術者によるコンサルティングを要求される事例が益々増えており,本誌 Vol. 64 No. 9 において特集された経緯がある。図―.土壌汚染対策における技術者提案事例海外コンサルティング業務の特徴こうした状況を踏まえ,地盤技術者の海外コンサルティング業務について考える。海外プロジェクトの特徴と地盤技術のコンサルティングに求められるスキルの特徴は,下記のようにまとめられよう。海外業務では,事業遂行のプロジェクトチームに,地盤技術専門家として参加する形態が多い。国内業務は,表―のように細分化された個々の技術を深度化させ業務成果を作成する流れが主体であると考えられるが,海外業務では,様々な場面においての総合判断が,少数の地盤技術者に求められる。すなわち,地盤技術が係わる幅広い事業分野に対して,柔軟に対応できる能力が必要になる。図―典型的な地盤技術領域のコンサルティング業務として,広域防災事業でのハザードマップ提案事例2 事例を示す。. 大規模石油精製プラント跡地の土壌汚染対策が国の建設コンサルタンツが得意とする分野であり,国東南アジア各国では,世界的石油メジャーの精製プラ内業務においては,多くの地盤技術者がこの領域に関すントが,順次国有地としての返還時期を迎えている。こるスキルと経験を保有している。一方,GIS を利用してうしたエリアは,有機系・揮発系の物質による土壌汚染災害リスクを一元化する事例は,海外における広域土砂が進んでいる事例が多い。災害対策の実態として一定程度確認できるものの,将来地盤技術系コンサルティングにおける典型的な業務として土壌汚染対策があり,調査・判定から対策工の選を見据えたハザードマップを作成し,相手国と共同して,地元自治体に公開していく事例はまだまだ少ない。定・設計・施工管理までを一貫して実施するため,広い図―は,衛星画像解析と代表的な斜面崩壊に伴う災技術エリアでの対応能力が求められる。日本国内の土害地点の現地調査から,広域の斜面災害ハザードマップ壌・地下水汚染対策と欧米のそれは,人の健康への影響を作成した事例である。に対する基本的な考え方が異なっている。当然,関係法このようなプロジェクトに参加する地盤技術者は,地令や有害物質に対する基準値の考え方が異なるため,必すべりなどの斜面災害を専門とすることが一般と考えらずしも日本の国内技術が海外において優位であるわけでれるが,地理情報,地域開発計画,コミュニティ防災なはない。どの専門家と連携しながら,どのようなハザードマップ図―は,海外民間業務における技術者プレゼンテーを作成していくのかについて責任を持たなければならなション資料の事例である。国内の実務実績が必要なことい。また,表―に示すような領域に関しては,自身では言うまでもないが,それを提示することの意味は小さ総合判断できるスキルの獲得が必要となる。い。また土壌汚染関連業務の場合,守秘義務のため実績の公開が難しい場合も多い。このような背景から,本事.レポーティングスキルの強化例は,筆者も一部加わった専門書執筆の実績を提示する国内業務において,地盤技術者は,一定のレベルにあことにより,土壌汚染についての技術と経験の実績を保るクライアントを対象に,コンサルティング結果を技術有していることを示す方針としたものである。レポートとして執筆している。このような地盤技術者が,. 広域斜面災害に対するハザードマップ作成海外で英文レポートを執筆する場合,専門用語は調べる地震や火山災害に関わる広域的な土砂災害対策は,我として,自身が作成した日本語レポートをそのまま直訳March, 201721 報告しても,全く伝わらない文章にしかならないのは,多く表―学協会の地盤技術に関連した主な講習会経験するところである。しかも昨今は,英文翻訳ソフトがサポートする分,文法的には辻褄が合うように訳され,反って,文章に問題があることに気づかないこともある。建設コンサルタンツの中には,社内において TOEICIP TEST (団体特別受験)を継続的に実施する事例が増えてきているが,ここで獲得が期待されているのは日常的な reading と hearing の能力向上であり,レポーティングスキルとは別であることに留意することが必要である。地盤工学会では, 1998 年に『地盤技術者のための英語入門』を発刊しているが,その後のリニューアルは実現していない。地盤工学に関連する学協会による英文レポーティングスキルの向上プログラムの実現は,海外事業展開を見据えた場合の喫緊の課題といえる。.海外事業展開を見据えた若手地盤技術者の育成について章及び章に述べたとおり,社会環境の変化は建設コンサルタンツの若手地盤技術者に対し,比較的早い段階で地盤技術に係わる専門的技術の習得を求め,さらに,海外事業業務に係わる場合には英語でのレポーティングスキルも求めている。本章では,章までの内容も踏まえ,若手地盤技術者の育成において,今考え,行動を始る「設計技術者のための地盤技術講演会」を 20 年以上める必要があると思われる点について論じる。毎年開催しているが,若手地盤技術者にとっても,基礎. 関連学協会等が主催する講習会の有機的連携的事項の確認や地盤技術者として理解しておくべき設計多くのコンサルティング業務は,基礎技術を活用し様に係わる留意事項を学べる内容となっている。々な分野の基礎的事項を統合して業務の課題を解決して表―の学協会は,地方支部においても講習会を企画いる。近年, IT の進歩は様々な調査・分析・解析技術している場合がある。また,これらの学協会以外においを高度化させた。例えば,標準貫入試験は JIS で規格化ても多くの講習会が開催されている。さらに,シンポジされ,自動落下装置により精度良く N 値を計測できるウムや研究発表会などもあり,各学協会では,若手技術ようになった。また,揚水試験やボーリング孔の単孔式者が活用できる多くの企画を実現している。現場透水試験の試験方法や解析方法も地盤工学会基準となり,試験の品質向上が図られた。若手地盤技術者は,日々限られた時間の中で業務の課しかし,建設コンサルタンツ企業においては,企業内での On the Job Training を含めた企業教育や,資格取得のための支援などが主な若手技術者の育成方法であり,題を解決することが求められており,多くの指針やマニ関係学協会が主催する,こうした講習会などを組織的にュアル等に書かれている技術,それらの根拠である基礎活用している事例は多くはないと思われる。現在の若手理論をできる限り効率的,かつ効果的に習得することが地盤技術者を取り巻く社会環境を鑑みると,建設コンサ必要である。本稿では,そのための方法の一つとして,ルタンツ企業は今後さらに,学協会が企画する講習会な若手技術者の育成を統一課題とする,関連学協会が開催どを,若手地盤技術者育成に積極的かつ効果的に活用すしている講習会の有機的な連携の実現を提案したい。ることが重要であると考えられる。表―は関連すると思われる学協会で開催されている建設コンサルタンツの技術者にあっては,現行技術士最近の主な講習会である。これを一覧する限り,若手技法が求めるのみならず(技術士法第 47 条資質向上の術者が対象となり得る講習会は,多数開催されている。責務),各自が参加する学協会の推奨,さらには所属す例えば,地盤工学会は,基礎技術に関する講習会を毎年る会社組織内での評価基準の一部として CPD の取得が開催しており,近年は,土木構造物等の地震対策に関わ重要となっている。その一方で,学協会の講演会参加者る耐震や地盤の動的解析など地震時の地盤の挙動に関すの平均年齢が比較的高い印象がある現状も否めない。そる基礎技術,FEM 解析などについての講習会を継続的のため,建設コンサルタンツ企業には,若手地盤技術者に開催している。日本地下水学会の地下水シミュレーシが学協会の講習会へ主体的に参加できる体制を整えるこョン講習会は, 20 年以上続いており,若手技術者の参とが望まれる。場合によっては,講習会等への参加に対加も多く,筆者も若手の頃に 3 年連続で参加した経験するインセンティブを若手技術者へ提示することなどもがある。また,建設コンサルタンツ協会の土質・地質専必要になろう。若手地盤技術者を効果的に育成するため門委員会は,協会メンバー企業の設計技術者を対象とすの教育の一環として,学協会の講習会が有効活用されて22地盤工学会誌,―() 報告ゆくためには,企業及び学協会の有機的な連携が何よりないと思われる。多くの場合,業務契約後に実施体制にも重要であると考える。組み込み,海外業務の経験を積ませることを各企業が自その第一歩として,若手地盤技術者の育成を合同目標主的に取り組んでいるというのが実情であろう。とした情報交換の場の設立,プログラムの相互紹介,日本の高齢化は,海外業務におけるシニア技術者の活CPD の相互認証などが考えられる。このような取り組躍と調和的であると考えられるが,一方で,プロジェクみとして,建設系 CPD 協議会3) が平成 15 年に立ち上がトマネジャーを目指す若手技術者にとっては,海外業務っており,地盤技術に関連する団体としては,地盤工学経験の機会消失にも繋がる。そのため,シニア技術者と会や建設コンサルタンツ協会を含む 4 団体が参加して若手技術者を組み合わせた業務実施体制の構築により,いる。また,土木学会では他団体との CPD 相互認証も若手技術者の海外業務経験蓄積機会を創出することが必行っており,若手地盤技術者の CPD 取得に関する環境要である。これには,企業独自の努力でだけでは解決しは整いつつあると考えられる。ない。政府開発援助のような海外事業においては,若手. 英語によるレポーティングスキルの向上技術者育成の観点も含めたプロジェクト立案を,今以上海外業務における英語のレポーティングスキルの向上に望みたい。は,それなりに多くの時間と労力が必要である。そのため,前述した通り,各企業あるいは関連学協会がそうい.結論ったスキル向上のための講習会等を継続的に開催し,自海外事業における,地盤技術のコンサルティングにお己研鑽の場を提供することも重要であると考えるし,そいては,総合判断のスキルを保有するシニア技術者が対れらが有機的なネットワークとして連携が図られていく応する場合が多い。加えて,そのような技術者が 60 歳ことを希望したい。~ 70 歳代でも十分に活躍できるニーズがあるし,そのここで留意する必要があるのは,技術論文を英文で完ような技術者が活躍している現実もある。こうしたシニ成させて関連学会誌等に投稿する場合の記述と,海外業ア技術者が引退を迎える前に,若手地盤技術者を育成す務においてクライアントに提出する場合の記述は違うとるため,以下のような対応が求められると考える。いう点である。簡単にその特徴をまとめると下記のとおクライアントにおいては,若手地盤技術者が業務に参りである。いずれも,日本語文章の翻訳としてではなく,画し,スキルアップすることをサポートするような制英文自体で論旨が簡易に成立するような構文の変更が少度の改良なからず求められよう。地盤技術関連学協会においては,若手技術者が効率的英語論文執筆者自身と基本的に同領域の専門家が理に技術やレポーティングのスキルを向上するチャンス解できる論文。専門用語を正しく用い読みやすい構文となり,それが相互認証された CPD として登録できで執筆される。参考に「地盤工学会誌」執筆の手引きるような,組織連携の強化では,「編集の基本方針『会員に役立ち,読みやすい受注者である民間各社においては,地盤技術の個別領もの』に沿った原稿の執筆」とあり,地盤工学を共通域における専門家を育てつつも,総合判断スキルが要言語とする読者が対象になっていると読み取れる。英求される海外事業への若手技術者参画機会の創出と,語論文においても,ここは同様と考えられる。実践的な英語スキル獲得の機会付与英文レポーティングこの場合,コンサルティングをそして,当事者たる若手技術者においては,自身のキ依頼された意図に基づき調査・検討結果をレポーティャリアパスの中に国際化を位置づけ,所属組織や加入学ングすることとなる。クライアント側担当者が理解で協会が提供する機会を積極的に活用していく姿勢が求めきることは当然として,クライアントがこのレポートられる。をもとにある意思を決定するための主たる材料となる点に留意するべきである。したがって,地盤工学を専門としないクライアント側意思決定者が読んで理解できるレベルの,平易性と明確性が備わっていることが必要である。このため,専門用語はなるべく少なくするとともに,適切な注釈や参考資料が必要となる。. 海外業務経験国内業務と同様に海外業務においても,プロポーザルへの実施体制に若手技術者がエントリーされる機会は少March, 2017参考文献1)社 建設コンサルタンツ柴田 悟・照屋 純・西原 聡協会における地盤技術者育成の実践,地盤工学会誌,Vol. 60, No. 4, pp. 2~5, 2012.2) 土木学会中部支部土木分野における若手人材育成に関する検討委員会報告書,土木学会中部支部, pp. 74 ~77, 2012.3 ) 建 設 系 CPD 協 議 会 HP , 入 手 先 〈 http: // www.cpd ccesa.org/〉(参照2016.11.1)(原稿受理2016.12.8)23
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  • タイトル
  • 技術伝承に関わる全地連の取り組み(<特集>技術の継承と教育)
  • 著者
  • 岩﨑 公俊
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 24〜27
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100013
  • 内容
  • 報告技術伝承に関わる全地連の取り組みThe Activities of Japan Geotechnical Consultant Association on technology transfer岩o公(一社)全国地質調査業協会連合会俊(いわさききみとし)株技術委員長,基礎地盤コンサルタンツ. は じ め に全地連は,(一社)全国地質調査業協会連合会の略称で,全国584社の会員からなる地質調査業者の団体である。この業界に属する調査技術者の社会的使命は,建設生産システムにおいて,インフラストラクチャーの足元である土質・地質・地下水などいわゆる地盤情報を調査・試験によって的確に取得すると同時に,そこに潜むリスクを明確にして,設計や施工に必要な条件を提示することにある。これら技術者には,目に見えない地盤を相手にすることから,技術者倫理はもちろんのこと,高い技術図―力や理学・工学の幅広い知見が要求される。全地連会員企業の社員の年齢構成地質調査業の各社が独自に社員の技術教育や技術伝承を行うことは現代の競争社会において当然のことであるが,以下のような事情により業界としての技術伝承が極めて重要となる。ベテラン社員の高齢化に伴う退職が急増しており,自助努力のみで技術伝承が十分に行える企業は少ない。現場調査技術の基本であるボーリングは,ほとんどの地質調査業者が外注化している。そのため,外注先のボーリング業者の技術レベルの維持・向上は地質調査業者にとって根本的に重要な問題である反面,一企業のみでは解決できない。地質調査業者において,ボーリング技術に精通した技術者が減少している。図―ボーリングオペレーターの年齢構成(全地連企画委員会)以上のことを踏まえ,本稿はまず全地連の概要について述べた後,全地連及びその構成団体(地区協会や県協れている。この年齢構成を見ると,いわゆる団塊ジュニ会)において実施されている技術伝承の取り組み例を紹アと呼ばれる 40 歳代前半以下の 20 ~ 30 歳代が相対的に介する。少ないことが明瞭である。これは一般的な傾向でもある.全地連の概要が,本業界では建設不況の影響により 20 年ほど前から採用の減少傾向が顕著になったことも大きく影響してい全地連は 1962 年に設立され, 2000 年初期のピーク時る。各企業にとっては,今後 10 年程度の間にベテランには927社の会員から構成されていたが,いわゆる空白社員が次々と退職し,担い手が相対的に不足する状況がの 20 年を経て現在の規模に落ち着いている。各企業に簡単に予測できる。属する技術系社員は,地盤工学,地質学,農業工学,環また,地質調査の出発点でもあるボーリングの現場作境地盤工学,資源工学,地球物理学など幅広い学問領域業は,かつては社員が直接実施していたこともあったが,の出身者から構成されている。現在は大半の企業が協力会社に外注化している。この地質調査に従事する職員の年齢構成の一例を図―にボーリングは,機長(フォアマンとも呼ばれる)と助手示す。技術職のみならず全職員が対象である。 2013 年のペアで作業が行われるが,彼らの年齢構成を調べた結時点での調査結果であるため,年齢に 3 年を加えて果が図―である。当然,機長は助手より高齢であるが,2016 年時点と推定して示している。そのため, 60 歳代それらの平均的な年齢構成は図中に折線で示した一般的の後半は退職者も出ていることから実際より過大評価さな労働力人口の比率と類似している。すなわち,業界に24地盤工学会誌,―() 報とって幸いなことに,現時点においてはボーリングオペ表―告現場地質調査技術者の入職時教育カリキュラムの例 1)レーターに関して特に高齢化が顕著ということはないと言える。しかしながら,ボーリング業者が独立して分散していることや,関連調査会社における指導者が減少していることから,ボーリング技術の伝承は焦眉の急という状況にある。.技術者の教育研修ベテランから若手への技術の伝承は,各企業におけるOJT 教育が基本であるが,上記の事情から全地連では業界としての技術伝承のための教育プログラムを実施している。その代表的なものを以下に示す。なお,技術講習会も各種開催しているが,技術伝承という意味ではやや異なるためここでは省略する。. 技術発表会全地連では,会員各社の技術者の教育や自己啓発を主目的として,技術フォーラムを毎年開催している。2016 年 9 月に熊本で開催された技術フォーラムは 27 回目になる。このフォーラムにおいては,会員企業の技術者の発表のみならず,ボーリングのオペレーターセッションも設け,現場技術の報告や討論の場としている。全体の発表数は,通常 100 ~ 150 編であるが,熊本の場合,表―全地連及び地区協会が作成した技術マニュアル等震災後ということもあり過去最大の171編に達した。なお,一部の地区協会においては,上記の技術フォーラム以外に地区独自のフォーラムや技術発表会を実施している。. 教育研修ボーリングオペレーターなど現場技術者を対象とした入職時の教育を,富士教育訓練センターの施設を利用して行っている。最近のカリキュラムの例を表―に示す。ボーリング作業の実技まで含むことに特徴がある。このプログラムは,遠隔地の教育センターに講師も含め泊まり込みで行われるため,副次効果も大きいと考えている。さらに,全国建設研修センターとの共催で実務者を対象とした地質調査,土質設計計算に関する研修を行っている。一方,地区協会においても独自の教育研修が実施されている。最近実施されているものは以下の通りである。ベテラン技術者講演会現場技術研修会(ボーリング,孔内試験,物理検層,仮設等)現場見学会. 技術マニュアル等の作成業界として一定レベル以上の技術を共有するために,全地連は教育用の技術マニュアル等の作成にも力を注いできた。表―は現在でも活用されているマニュアル等の一覧である。全地連のみならず,その翼下の関東地質研修用の資料も含めて,ホームページ2) の e Learning調査業協会でも精力的に取り組んでいる。また,資料のセンターのページ(図―)で公開している。中には改訂が続いているものもあり,息の長い技術資料であることが推察できるであろう。. eLearning センターによる資料の提供上記の技術フォーラムの講演集やマニュアル類も含めて,全地連が作成した実務的な情報が表―に示すように蓄えられている。全地連では各種情報のオープン化を図っており,教育March, 201725 報告図―表―全地連 eLearning センターの初期画面図―e Learning 講座における地質調査の動画の一場面eLearning センターのコンテンツ例図―ジオ・スクーリングネットの画面例2001 年度に構築された「土質・地質技術者の生涯学習ネット(ジオ・スクーリングネット)」は,土質・地質技術者生涯学習協議会が運営するウェブサイト4)で,全地連が事務局を任されている。現在,下記の団体が参加しており,加入者は6 297名に上る。日本応用地質学会日本地質学会物理探査学会. 現場調査技術者のための動画配信日本地下水学会現場技術を習得するうえで,書物や写真で見るより実日本情報地質学会際の作業の動画を見ることができれば一段と理解が深まNPO 日本地質汚染審査機構る。そこで,地盤調査の基本を示す動画として,調査計全国さく井協会画,ボーリング,原位置試験,探査・検層,サンプリン関西地盤環境研究センターグ,室内土質試験及び調査報告書の各パーツをホーム産業技術総合研究所ページで公開している。この動画は,日刊工業新聞社が全地連及び各地区地質調査業協会教育用映像ソフトとして販売しているもの3)で,転載のジオ・スクーリングネットの表示例を図―に示す。許諾を得て試行運用している。この動画は,スマートフこのシステムは, CPD の登録や証明書の発行のみならォンからでも再生できることから,現場においてオペず,参加学協会すべての開催予定の行事が検索と参加申レーターが昼休みなどに視聴することも期待している。込みができる。その動画の一場面を図―に示す。.土質・地質技術者生涯学習ネット―ジオ・スクーリングネット.技術者認定. 資格試験資格を取得することは,入札要件として活用するだけCPD は,最近入札要件の一つとして位置づけられるでなく技術者の能力向上の仕組みとしても有用である。ことが増えてきたが,本来は技術者の継続教育による資全地連では,現在表―に示す 3 つの資格制度を運用質向上を図ることであるから,技術教育や技術伝承にもしている。各企業が積極的に社員に受験させることは,有効なはずである。技術者にとって知識を深めると同時に,合格後にその資26地盤工学会誌,―() 報表―告全地連の認定資格格に応じた責任感を持って業務を行うことにより技術者としての総合力を向上させる意味もある。. 表彰制度.おわりに業界団体としての技術教育や技術伝承に関する活動は,努力し実績を残した技術者を表彰することは,技術研個々の企業で困難な課題を補うものとして重要なものと鑽の励みとなる。そのような意味で全地連では技術者表考えている。今回の紹介した施策はやや網羅的になって彰制度を運用しており,毎年各地区協会から推薦されたしまったが,いろいろな試行を重ね,より実効性がある現場技術者等を定時総会の場で表彰している。ものにレベルアップしていきたい。. 匠制度関西地質調査業協会では,ボーリングの現場技術を伝承することが業界にとって極めて重要な課題であることから,技術研修とは別に優れた技術を有するオペレーターを表彰する「匠」認定制度を設けている5)。この制度は,協会員 2 社以上の推薦を受けた実務経験を 30 年参1)2)3)以上かつ地質調査技士としての経験を 20 年以上有するボーリング機長を対象に公募し,書類審査と面談により選別して「匠」として認定するものである。このような試みは,ボーリングオペレーターの社会的地位の向上につながると期待されている。他地区への波4)5)考文献富士教育訓練センターホームページ,入手先〈 http: //www.fujikkc.ac.jp/〉(参照2016.11.20)全国地質調査業協会連合会ホームページ,入手先(参照2016.11.20)〈https://www.zenchiren.or.jp/〉全国地質調査業協会連合会監修建築設計のための地盤調査,日刊工業新聞社,1996.ジオ・スクーリングネットホームページ,入手先〈https://www.geoschooling.jp/〉(参照2016.11.20)関西地 質調査業協会ホーム ページ,入手先〈 http: //ks1415.ecnet.jp/〉(参照2016.11.20)(原稿受理2016.11.21)及や社会的な PR が今後の課題である。March, 201727
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  • タイトル
  • 無人飛行機(UAV)を用いた地形測量技術(技術紹介)
  • 著者
  • 古屋 弘
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 28〜29
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100014
  • 内容
  • 技術紹介無人飛行機(UAV)を用いた地形測量技術Terrain Surveying Technology Using Unmanned Aerial Vehicle古屋弘(ふるや株 大林組技術研究所地盤に関わる調査技術は ICT により計測手法や計測装置が進展を遂げているが,今回は災害用調査や測地にひろし)上級主席技師struction において,特に土木工事における造成やダム建設などでの利用が推進されつつある。利用されつつある無人飛行機( UAV: UnmannedAerial特に近年では,プロセッサやセンサの発達と,多数のVehicle )に関する寄稿を求められたので,地盤工学会撮影写真を飛行データ(飛行姿勢)を考慮して,オルソ誌の誌面にそぐわないかもしれないがここに簡単に紹介画像を合成することを可能とするソフトウエアが登場しする。たことから,筆者は地形計測の手段の拡張として UAV近年,ドローン(Drone)という言葉を良く耳にし,を導入し,精度検証等を行った。筆者が導入した UAV空撮や測量等に用いられている。もともと災害あるいははベルギー製の固定翼タイプで,極東で初の導入であっ軍事の調査などに使われることが多い UAV の一種で,た。この導入目的は,従来から行われているトータルス回転翼型の飛行音が蜂の羽音に似ていることから Droneテーション,GNSS(GPS)を用いた測量に加え,機動と呼ばれているが,搭載機器を含む機材の軽量化ととも的でフレキシブルな測位を目指したものである。色々なに,機体制御のプロセッサ,GNSS(全地球衛星測位シ測量の特徴と比較を表―に示す。ステム),慣性センサ等の技術的進歩により,無人飛行この UAV はラジコン型と異なり,あらかじめ撮影エロボットと呼べるような領域にまで進歩している。近年リアを設定しておくと,自動でフライト計画を設定し,の UAV は自律飛行が可能となり,近年,色々な企業に指定されたエリアを撮影後に,指定した場所へ戻ってくおいて開発が盛んに行われており,また各方面での利用る。このため,目視できない範囲でも利用可能となる。が提案されつつある。UAV は表―に示すように飛行また,1 フライト40分間の飛行で,75ラップ写真の撮方式( STol固定翼飛行機タイプ, VTol回転翼ヘ影の場合,およそ1.5 km2 のデータが取得可能であり,リコプタタイプ(Drone)),大きさ,重量など様々な種撮影後,地上既知点データ等と結合するとともに,画像類のものが存在する。中型タイプは,農薬散布や商用処理(オルソ画像の作成)しステレオ化した後に,そのベースの航空写真測量,その他色々な探査に利用するた後デジタルデータ(DTM: Digital Terrain Model)としめの実績も多いが,近年では,特に重量が数 kg 級の小て出力が可能である。この UAV の付属機能として,簡型の UAV が,国内でも災害時の効率的な情報収集,森易版の写真結合ソフトウエアがあり(この場合は完全な林や農業分野でのリモートセンシングなど,様々な分野オルソ画像は作成できない),これを用いると,データで利用されるようになってきた1)~4)。建設分野でも,地結合までならば飛行後 30 分で撮影エリアの概観を掴む形や構造物の簡便な計測・測量,さらに道路や橋梁などことができる。また,詳細データは約8時間でデータをの社会インフラ点検に利用され始めている5)。結合でき,点群データの抽出を行うことができる。これUAV は,近年では災害調査などで,一般に知られるらの処理はプロセッサとソフトウエアの進化により,年ようになってきており,軍事利用はともかく,農場など々短時間で行えるようになりつつあり,クラウドサービにおける植生調査や鉱山の出来形管理などにも広く活用スも利用可能である。UAV による写真測量は一般的なされつつある6)。国内でも国土交通省の推進する航空測量と同様な手順を取る。すなわち,連続した地上iCon-表―28UAV の種類と特徴地盤工学会誌,―() 技術紹介表―測量方法の種類と特徴の写真を撮影しそれらを結合してオルソ画像を作成した上ランダム測量を行うことが通例であるが,これらは地後に,点群データを抽出し,そのデータから地形図等を形の変化点を計測して行い,多くても数百点のポイント作成する。この撮影過程に UAV が活用されるようになから,平均断面法やメッシュ法などで土量計算を行ったったが,近年の技術の進歩により, UAV には GNSS,り, TIN から等高線を作成したりする。これに比べれ高精度な気圧高度計,及び三軸の加速センサ等が搭載さば,多点計測の意義は大きい。れ,写真撮影時の機体の高度や姿勢を記録し,それらのUAV は新しい測量方法として様々な現場で利用されデータを利用することにより,高精度な画像結合が行えつつある。地盤工学の分野でも機動性を生かし,調査地るようになった。なお,機体に搭載した GNSS は 1 周点の状況把握,災害調査,地形測量など,多くの場面で波であり,MSAS(運輸多目的衛星用衛星航法補強シス活用できる可能性がある。なお,国内での利用にあたっテムMultifunctional Transport Satellitebased Aug-ては国土交通省の定めた「無人航空機(ドローン・ラジmentation System)を用いたデファレンシャル測位を行コン機等)の飛行ルール」7) に従う必要があるので利用ってはいるが,誤差は測量で用いられているものよりも時には注意されたい。最後に, UAV に関しては GNSS大きい。このため,精度向上のために地上に上空から確の進歩も大いに関連しているが,本件に関しては機会が認できる既知の座標マーカー GCPあれば紹介したい。( GroundControlPoint )を設置し,画像解析時にこのデータを参照する。筆者のケースでは0.23 km2 のエリアを飛行高度120 m,写真のラップ率75で,11Mpixcel で821枚の写真データを取得した後に, GCP 補正を行った時の精度は,水平方向( X, Y )で 5 cm 程度,標高で 8 cm であった。なお, GNSS からの取得データは WGS84(緯度,経度,参1)2)3)楕円体高)であるので,これを世界測地系に座標変換後,標高の算出にはジオイド補正を行う必要がある点には注4)意が必要である。オルソ化後のデータから,点群データを抽出して5)CAD などに読み込ませ,地形データを作成することができる。近年では PC の高速化,特にグラフィックス6)プロセッシング ユニットを演算に利用することが可能になったため,画像データから点群抽出,そのデータからの地形図の作成が比較的容易に行えるようになってき7)考文献古屋 弘近年の施工管理技術の中での情報化施工,地盤工学会誌 Vol. 58, No. 1, pp. 24~25, 2010.古屋 弘【総説】建設事業における情報化施工(ICT)の活用,基礎工 Vol. 40, No. 5, pp. 2~7, 2012.鈴木太郎・橋詰 匠・鈴木真二小型自律飛行ロボット(UAV)の活用による簡便な地物計測,建設の施工企画,Vol. 63, No. 10, pp. 65~69, 2011.古屋 弘情報化施工における 3 次元データの活用,土木技術 Vol. 69, No. 2, pp. 28~33, p. 68, 2014.古屋 弘情報化が導くスマートな建設現場―事例紹介―,建設機械施工,Vol. 66, (No. 770), pp. 18~24,2014.酒井和也ほか海岸調査における飛行ロボットの活用事例,第49回飛行機シンポジウム,2013.http: // www.mlit.go.jp / koku / koku _ tk10 _ 000003.html,(2016.12現在)(原稿受理2016.12.5)た。土工事などにおける地形計測は,基準断面測量や地March, 201729
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  • タイトル
  • 鉛直埋設吸引管排砂工法(VMHS 工法)の開発(技術紹介)
  • 著者
  • 麻西 幸二・工藤 勝弘・高橋 定雄・豊村 馨一郎
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 30〜31
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100015
  • 内容
  • 技術紹介鉛直埋設吸引管排砂工法(VMHS 工法)の開発Development of ``Vertical Multi Hole Suction Pipe (VMHS)'' method麻西幸二(あさにし(一社)ダム水源地土砂対策技術研究会橋定雄(たかはし(一財)水源地環境センターこうじ)技術委員長さだお)企画部長. は じ め に(一社)ダム水源地土砂対策技術研究会では(一財)水源工藤勝弘(くどう(一財)水源地環境センター豊村かつひろ)研究第二部長馨一郎(とよむら(一財)水源地環境センターけいいちろう)上席主任研究員わせて順次下に移動していくことが有効であるとの知見から,図―の 2 重管構造とし,内管を引き抜くことによって吸引孔が下に移動する構造とした。地環境センターとの共同研究により,ダム貯水池に堆積使用土砂は,国土交通省中部地方整備局矢作ダム管理した土砂を自然エネルギーを利用して吸引,流下させる所に協力いただき,矢作ダムの河床掘削場における堆積工法である MHS 工法を開発してきた。土砂を使用した。使用土砂は代表粒径 d50 = 1.3 mm のMHS 工法は,ダムの上下流の水位差を利用して排砂粗砂で,シルト含有率は0.75であった。なお本来のダ管内に水流を発生させ,管内の負圧によって排砂管付近ム湖内の堆積土砂中には粗礫や流木・木切れなどの障害にある土砂を浸透崩壊とパイピング現象による土砂の連物も含まれるが,今回の実験では吸引孔サイズより大き鎖崩壊を起こし,連続排砂を可能にした吸引工法である。な礫や木片等は除き 30 mm のメッシュで篩をかけた。開発当初は,排砂管を水平に配置した構造の検討を進このほか,吸引対象の土砂性状を確認するため,密度試めたが,アーチアクションによる土砂の自立によって効験,水中安息角の計測を実施した結果,砂密度が平均率的な土砂吸引が困難になるケースがあることから,縦~38°であった。2.64 g/cm3,水中安息角度は水中で31°型に改良した VMHS 工法として開発を進めてきた(図―)。. 室 内 実 験. 実験の概要株 技術研究所において,平成 28 年 2 月に,五洋建設実規模に近いスケールで室内実験を行ったので,その内容について紹介する。実験装置はコンテナ水槽を仕切り,片側に鉛直排砂管と土砂を設置,もう片側は溢水槽とし,仕切壁によって吸引槽と溢水槽に分けた。またコンテナ水槽には半地下土槽を隣接させ,吸引した土砂をここへ排出させた。半地下土槽は給水設備も兼ねており,ここに貯水された水をポンプで汲み上げてコンテナ水槽の溢水槽へ給水した。図―実験装置概要図―吸引管構造図給水された水は一定水位を保持できるよう,溢水槽仕切り壁を越えた水は半地下土槽へ還元される。実験装置概要図を図―に示す。吸引管は,過去の実験で吸引孔を土砂の吸引状況に合図―30MHS 工法及び VMHS 工法の概念地盤工学会誌,―() 技術紹介. 実験の目的表―実験の開閉タイミング本実験では,高土圧下におけるスリット開閉装置の動作確認,スリット形式の適性長の確認,及び吸引時の計測諸量から最適な開閉タイミングを検証した。. 実験の結果当初の吸引は,スリット(縦 600 mm ,横 60 mm ) 3ヶ所で実施した。その結果,中段スリット部にて一時排砂が不能となった。原因は中段スリット部付近に発生した管内閉塞であった。そこで,図―のとおり吸引部のスリットに目張を施すことにより吸引孔を縦300 mm,横60 mm の 6 ヶ所に改良し,排砂実験を実施した結果,スリット部付近の管内閉塞が生じることなく,吸引を完了することができ,その吸引量は6.7 m3 であった。図―(上)には管内圧力の計測結果を示す。目張やスリット開放に合わせて管内圧力の変動がみられ,空気混入に伴う負圧の低下が一時的にあるが,土砂吸引を促す管内負圧が安定して発生している。図―(中)には土圧計の計測結果を示す。管内圧力と同様に排砂管開閉や目張・スリット開放に合わせて管外の土圧は大きく変動し,土砂吸引の進行に合わせて土図―管内圧力(上)・土圧(中)・密度(下)計測結果圧低下がみられる。密度計測値の拡大図を図―(下)に示す。吸引孔の開閉については,別途,測鉛で測深しながら密度計をモニタリングしながら開閉タイミングを図った(表―)。密度計測値は目張やスリットの開放直後に極大を記録し,その後,静水時の密度へ近づいていく。管内密度は,吸引孔が下方にあるほどより多くの土砂を吸引しなければならないため,密度計の極大値も大きくなっていく傾向がみられ,すり鉢状に吸引される土砂法面が安息角に近づく際の崩壊に伴う小ピークの発生も同様に生じている。今回の密度計計測では,0~1 000 sec の平均値(静水時の密度)は1.013 g/cm3 であった。また,本実験では,次の目張やスリット開放のタイミングは,各段階の吸引が完了して密度が安定した時とし,その密度として写真―1.018 g/cm3 を採用した。.考察と今後の課題本実験では矢作ダムの実土砂において,実機運用可能吸引後土砂形状今後の課題として以下の項目があり, VMHS 工法の現地適用を目標として引き続き取り組んでいく。なプロトタイプモデルを製作し,動作確認ができた(写1.現地実証実験を行う際の礫,木片等の障害物対策真―)。2.密度計以外の指標によるモニタリングの検討3.計測モニタリングに基づいた開閉の自動化の検討スリット開閉は目張除去と天井クレーンによる内管の引上げで行い,1.8 m の高土圧下で実施でき,土砂吸引後は内管の初期状態への戻しもできることを確認した。また,スリット開放のタイミングを密度計モニタリングによって検証した。実験においてスリット開閉及び吸引終了のタイミングとなる密度値の目安は決められるものの,静水時の密度値に左右される。吸引終了のタイミングは静水時の密度値とし,スリット開閉のタイミングは静水時の密度値+0.005 g/cm3 程度と考えらえる。March, 2017参考文献1)平成27年鉛直埋設吸引管排砂工法 現地適用性確認実験検討業務報告書2) 有限責任中間法人ダム水源地土砂対策技術研究会マルチホールサクション( MHS )排砂管工法技術マニュアル,2006.3) 水源地環境技術研究所 所報,p. 41~47. 2016.(原稿受理2016.12.5)31
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  • タイトル
  • 国道45号夏井高架橋工事について(寄稿)
  • 著者
  • 盛 健太郎
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 32〜33
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100016
  • 内容
  • 国道号夏井高架橋工事についてThe Construction of Natsui Viaduct on National Route 45盛健太郎(もりけんたろう)学生編集委員(八戸工業大学)いる橋である。図―に完成予想図を,写真―に施工. は じ め に中の様子(平成 28 年 11 月 9 日撮影)を示す。図及び写2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災以降,三陸真から分かるように,現場付近には住宅があるため,施沿岸道路(三陸縦貫自動車道,三陸北縦貫道路,八戸・工時の騒音や振動には特に注意しているとのことであっ久慈自動車道路)が「復興道路」として,また,宮古盛た。岡横断道路,東北横断自動車道釜石秋田線,東北中央自動車道が「復興支援道路」として事業化されている。「復興道路」である八戸・久慈自動車道路の久慈北道工期は平成 28 年 4 月 1 日~平成 30 年 3 月 19 日で,現場見学・取材を平成 28 年 9 月 2 日と 10 月 20 日の 2 回行い,基礎工の掘削作業が行われていた。路は,久慈市侍浜町から久慈市夏井町を結ぶ約 7.4 km当時,全国ニュースで話題になったが,現場所在地での自動車専用道路である。急カーブや幅員が狭い区間がある久慈市は台風 10 号に伴う豪雨により土砂崩れや河連続している現道を回避し,所要時間の短縮や走行時の川の氾濫などの大きな災害が引き起こされた。1 回目の安全性の向上,また,久慈市-八戸市間のアクセス性の現場見学・取材はその直後に行われたが,当初心配され向上などが期待できるものとして事業が進められている。ていた鳥谷川の氾濫もなく,台風による被害はほとんど本稿では,三井住友・安部日鋼・日本ピーエス特定建設工事共同企業体の協力のもと,久慈北道路の改革事業の一環として,国道 45 号夏井高架橋工事現場の見学・取材を行い,主にその基礎工の掘削工事について報告する。.工事の概要及び状況とや国道 45 号夏井高架橋工事は,鳥 谷 川に近接した 2 番目の橋脚の基礎・橋脚の構築を行うと共に,既に完成している橋脚の上にコンクリートの橋桁を架設することにより,夏井高架橋を鳥谷地区の谷間を貫く 1 本の橋として完成させる工事である。夏井高架橋は,橋長497 m,幅員12 m の PC(プレストレストコンクリート)7 径間連続ラーメン橋であり,国道395号や鳥谷川を横架して図―32写真―現在の施工の様子夏井高架橋完成予想図地盤工学会誌,―() 寄稿なかった。.基礎工の掘削現場の地盤状況について,表層から約- 10 m までは砂質系有機質シルトが堆積しており,それ以深では細粒砂岩(軟岩)が堆積している。細粒砂岩は岩級区分のCH ~ CM 級に区分される( CH 級比較的堅硬な岩質,CM 級やや軟らかい岩質)。写真―に現場発生土を示す。左から順に表土,砂質系有機質シルト,細粒砂岩写真―である。砂質系有機質シルト層は軟らかい土質であり,現場発生土施工時に孔内壁面が崩落する恐れがあるため,掘削後はライナープレートにより一時的に土留めし,その後裏込めコンクリート注入により土留めの完成となる。ライナープレート施工の様子を写真―に示す。これ以深の細粒砂岩層は軟岩にしては比較的硬い砂岩層(N 値50以上)であるため,掘削後はライナープレートを用いる必要が無く,吹き付けコンクリート,ロックボルト打設により仕上げている。上層の砂質系有機質シルト層は水を多く含んでいたため,発生土をそのまま 5km 先の指定残土置き場に運搬し,この工事では利用しないとのことであった。その他懸念事項としては,事前調査でのボーリングデータから深度 14~ 15 m までに軟岩地盤を確認しており,それ以深も比較的硬い細粒砂岩層が直下に堆積していたため,追加でライナープレート写真―ライナープレート施工の様子を取り寄せる必要が無く計画通りに工事が進められていた。 15 m 以深がより硬い岩盤であった際には,発破やブレーカーをかけるのが確実な工法であるが,近隣住宅に騒音や振動障害を与える恐れがあるため,樹脂注入による膨張力により岩を破壊する工法を採用する準備も整えられていた。また,本現場は付近を鳥谷川が流れていることもあり,地下水が染み出てくることへの対策として,100 m3/時のポンプを使用する計画をしていたが,地下水の影響が予想より小さく,取材時には,用意していたポンプは使用されていなかった。加えて,基礎部掘削岩盤や地盤中から発生する有害ガス,さらには,酸素濃度の低下などに対して適切に対応できるように,安全対策として送風機が準備されていた。. お わ り に写真―ハイピア最上部から見た現場の様子な環境にあっても安全対策に留意し,地域住民の生活向本稿では,国道 45 号夏井高架橋工事の現場見学・取上のために働く姿を間近で見ることができ,素晴らしい材を行い,主にその基礎工の掘削工事に関する報告を行仕事だと感じた。これまで橋脚や橋桁の見学はしたことった。平成 28 年 9 月 2 日と 10 月 20 日の 2 回にわたる現があったが,掘削孔内を見学するのは初めてであった。場見学・取材により,時間経過に伴って橋梁の基礎工事そのため,普段何気なく利用している橋梁を支える基礎が進む様子を実感することができた。現場見学では,2部の重要性を実感することができた。度にわたって掘削孔の下まで降り,完成後には見ること最後に,本稿の執筆にあたり,国土交通省東北地方整ができない基礎の様子や,掘削の様子,掘削時の発生土備局の皆様,三井住友・安部日鋼・日本ピーエス特定建処理方法などを知ることができた。また,ハイピアの橋設工事共同企業体の皆様並びに関係作業者の皆様には,脚の最上部の見学も行った。ハイピア最上部から撮影しご多忙中,工事を中断しての現場見学や取材協力,また,た現場の様子を写真―に示す。余談ではあるが,筆者写真などの資料を提供していただいた。ここに記して感は高所恐怖症であるため,エレベーターで最上部に行く謝の意を表する。際は足がすくみ,見学どころではなかったが,そのようMarch, 2017(原稿受理2016.11.14)33
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  • タイトル
  • 大いなる神奈川の地盤~その生い立ちと街づくり~野外巡検「箱根火山起源の地質(テフラ)と神奈川県西部の地形」開催報告(学会の動き)
  • 著者
  • 松井 秀岳・森川 嘉之
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 34〜34
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100017
  • 内容
  • 大いなる神奈川の地盤~その生い立ちと街づくり~野外巡検「箱根火山起源の地質(テフラ)と神奈川県西部の地形」開催報告Report of Geological Field Trip ``Tephra of Hakone Volcano and Geology in Western Kanagawa''松井秀岳(まつい森ひでたけ)地盤工学会関東支部神奈川県グループ 幹事株 技術センター 副主任研究員大成建設川嘉之(もりかわよしゆき)地盤工学会関東支部神奈川県グループ リーダー幹事国立研究開発法人海上・港湾・空港技術研究所 地盤研究領域長. は じ め にる場所です。今回の巡検でも所有者の方のご好意で観察させていただくことができました。観察箇所では地層の関東支部神奈川県グループでは,「大いなる神奈川の成り立ちや酸素同位体比による気候変動の把握などにつ地盤~その生い立ちと街づくり~」(口絵写真― http:いて説明を受け,露頭では,細かい温暖化ピークの痕跡// urx.nu / bmG4 )を平成 22 年 10 月に出版しました。そや離水に伴う地層の変化を観察することができました。の後,特色ある支部活動の一環として,本書籍にちなん参加者からはテフラの堆積年代や気候と地質・地層とのだ講演や野外巡検の場を,一般の方々を含めた皆様に提関連に関する質問が多数寄せられ,講師との活発な議論供して参りました。が交わされたほか,実際に堆積物に触れるなど,熱心な本支部便りを通して,平成 27 年度までの取り組みの概要をご紹介するとともに,平成 28 年度に開催した野外巡検についてご報告します。. 平成年度までの活動観察が行われました(口絵写真―)。次に,湘南平山頂部の高麗山公園に移動しました。湘南平は海進によって形成された海成段丘(波食台)が隆起してできた地形で,畳が千枚敷けるほど広く平坦であることから「千畳敷山」と呼ばれた場所です。ここから,平成 22 年の「神奈川県地盤工学セミナー」で開催し三浦半島・江の島・下末吉面・多摩丘陵・丹沢山地・箱た出版記念講演をはじめに,神奈川県などの自治体関係根火山など,周辺に広がる地形について観察しました。者向けの講習会を開催したほか,新たな活動として,高麗山公園で昼食休憩をとったのち,西湘バイパスを「大いなる神奈川の地盤」を題材とした野外巡検を企画・通って大磯から国府津の海岸を車窓に眺めつつ,大井町開催しました。平成 23 年には,野外巡検第一弾として,の保存露頭を目指しました。メガソーラー施設「きらめ平塚周辺の地形や地盤についての巡検を開催しました。きの丘おおい」には,造成工事の際に出現した露頭が自その後,平成 24 年に「小机・新横浜周辺の地形,史実治体・発電所保有企業のご好意で管理・保存されていまと液状化」,平成25年に「三浦半島の活断層と海岸地形」,す。ここでは,箱根火山・富士山起源のテフラを観察す平成 26 年に「足柄から丹沢にかけての伊豆衝突帯の地ることができました(口絵写真―)。質」,平成27年に「神奈川最古の地盤と丹沢の衝突」と,最後に,ブルックス大井事業所(旧第一生命大井事業計 5 回の巡検を企画・開催してきました。野外巡検に所)の屋上からプレート境界の地形・断層を観察しましは,毎年 20 名以上の方にご参加いただき,神奈川県内た。ブルックス様のご好意で,通常は立ち入りできないの各所で「大いなる神奈川の地盤」を体感していただい施設の屋上を開放していただき,360度見渡せる景観をています。フルに利用して国府津松田断層や足柄山地・箱根火山.野外巡検「箱根火山起源の地質(テフラ)と神奈川県西部の地形」今年度の野外巡検は,「箱根火山起源の地質(テフラ)と神奈川県西部の地形」と題し,平成 28 年 11 月 12 日に開催しました。今回は,神奈川県立生命の星・地球博物館の笠間友博様((一社)日本地質学会理事)を講師にお迎えし,総勢21名で野外巡検を開催しました。などを観察しました(口絵写真―)。当日は素晴らしい秋晴れのなかでの巡検となりました。幅広い年齢層,ご職業の方にご参加いただき,好評のうちに無事巡検を終えることができました。.おわりに「大いなる神奈川の地盤」を体感する野外巡検も今回で 6 回目を数える人気企画となりました。地域に密着当日は大磯駅から貸切バスに乗車し,まずは 1 つ前した企画として,引き続きこのような機会を提供して参の間氷期の海進堆積物が観察できる平塚市土屋(粟久保ります。県内外を問わず,今後とも神奈川県グループが地区)を目指しました。観察箇所は個人所有地の一角に提供する企画に足を運んでいただければ幸いです。あり,所有者の方が丁寧に管理・保存されている露頭で,(原稿受理2016.11.16)地域の小学校の見学や大学の研究などにも活用されてい34地盤工学会誌,―()
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  • タイトル
  • IRID シンポジウム参加報告(学会の動き)
  • 著者
  • 瀬川 一義・齋藤 裕己
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 35〜36
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100018
  • 内容
  • IRID シンポジウム参加報告IRID Symposium Participation Report瀬川早稲田大学一義(せがわかずよし)創造理工学部社会環境工学科 4 年. は じ め に齋藤千葉工業大学裕己(さいとうひろき)工学部建築都市環境工学科 4 年個別テーマとして,早稲田大学と千葉工業大学で実施している内容のパネル展示を行った。また,他の発表者に近年, 2011 年 3 月 11 日の福島第一原子力発電所の事は経済産業省「廃炉・汚染水対策事業費補助金」での委故を契機として,我が国では廃炉に関する関心は高まっ託研究及び文部科学省「廃止措置研究・人材育成等強化ていると思われる。報道などで取り上げられる取り組みプログラム」などで原子力・廃炉の研究に取り組む学生の多くは,「どのようにして原子炉を調査しているのや廃炉に取り組む企業などが発表していた。か」,「どのようにしてデブリをとりだすのか」など機械的な作業が主であるように印象付けられ,一方で,地盤工学的な課題については着目されないことが多いのではないかと考えられる。しかし,廃炉事業を進める上.成果の発表. 遮水性と放射線遮蔽性を有する超重泥水を用いた廃炉技術で,地盤工学的観点は必要不可欠であり,原子力分野と本シンポジウムでは,主に超重泥水の遮蔽性能の評価の連携,さらには,他分野の横断的な取り組みの必要性に関する研究を展示した。超重泥水とは,ベントナイトが感じられる。こうした経緯もあり,地盤工学会では,とバライトを水に混合した泥水であり,主にガンマ線と2015 年度より,科学技術振興機構(以下, JST と称す中性子線の線量の低減効果があるとされている。本研究る)から,「福島第一原子力発電所構内環境評価・デブでは,ガンマ線と中性子線の透過線量と超重泥水の厚さリ取り出しから廃炉までを想定した地盤工学的新技術開との関係を定量的に求めた。発と人材育成プログラム」と題した研究を受託し,学会超重泥水に対して一定のエネルギーのガンマ線と中性内に廃炉地盤工学委員会が設置された。またそれと併行子線を透過し,厚さを変化させて放射線の低減率を求めして,早稲田大学と千葉工業大学において,「遮水性とた。写真―は,放射線遮蔽実験の測定中の様子である。放射線遮蔽性を有する超重泥水を用いた廃炉技術」と厚さ10 cm で 9 L の液体を充填できる容器を 4 つ用いて「地下水環境等の解析・調査技術の高度化」と題した個厚さを10, 20, 30, 40 cm と変化させた。ガンマ線につい別研究が始動した。そして2016年の春頃に IRID が主催ては,超重泥水の比重が大きくなるにつれて,ガンマ線するシンポジウムに学生の参加要請があり,早稲田大低減率が小さくなった。中性子線については,超重泥水学・千葉工業大学から最新の研究成果のポスター発表の中性子線低減率は,同一体積の水道水とほぼ同じ値に(写真―)を行うとともに,現在の廃炉に向けた取り組みや現状についての情報収集を行った。.シンポジウムの趣旨表題のシンポジウムは,平成26年より IRID が取り組む研究開発事業を紹介することを目的に開催され,3 回なった。以上のように,本シンポジウムでは超重泥水の放射線遮蔽性能の評価を示すとともに,実際の超重泥水のサンプルを用意し,来場者に実際に手に取って頂いた。これにより,来場者は超重泥水がどういったものか実感して頂けたのではないだろうか。目となる今回のシンポジウムでは「廃炉の未来を担う」と題し,これからの廃止措置を担う若手研究者や技術者の育成に資することを目的として, 2016 年 8 月 4 日に東京大学武田先端知ビルにおいて開催され,約400名が参加した。.シンポジウムの概要本シンポジウムは,午前と午後の 2 部で構成され,午前の第 1 部は来賓挨拶から始まり,3 人の方に現在の福島第一原子力発電所の状況や廃炉に向けた取り組みについてお話を頂いた。午後の第 2 部では,パネル,映像,ロボットの展示・デモなどが行われ,地盤工学会は,March, 2017写真―放射線遮蔽実験の様子35 学会の動きところで,本シンポジウムでは,各分野で活躍される参加者の皆様から多くの意見を頂いた。最も多く質問を頂いたのは,具体的な取り出し方法についてである。超重泥水は,自身のチキソトロピー性により時間が経つにつれ,流動性が低下する。このような状態で閉じ込められた燃料デブリを取り出すことが可能かという質問であった。超重泥水をデブリ取り出しに用いる場合,燃料デブリからの放射線影響や,取り出し時の粘性の変化等の検討が必要であるとともに,実際の施工方法をイメージして研究を進めていくことが大切である。写真―次に,デブリ取り出し用ロボットの開発者からは,超実験水槽重泥水中に機械を入れる際,超重泥水が付着することで動作に影響するのではないかという懸念の声があがり,機械を研究する立場の人たちの中には,泥水中に機械を入れたくないと思う人もいることを今回知った。しかし,廃炉に向けた活動では「なんとなく土は汚くて嫌だ」というような定性的な議論だけではなく,お互いがどれだけ許容できるかを定量的に議論し,それぞれの立場の人の意見を踏まえて議論を進めて行くべきと考える。. 地下水環境等の解析・調査技術の高度化本シンポジウムでは,地下水流速の検証に関する研究を展示した。この研究は,写真―の実験水槽を用いた室内土層実験を実施し,流量から導く方法と流速流向計写真―を用いる方法の 2 通りの方法から求めた流速(ダルシーポスター発表の様子流速)を比較し,測定精度を確認するというものである。流速流向計の測定原理は,まずトレーサー剤として筒のず早稲田大学の瀬川の感想と今後の目標は次の通りであ中心に蒸留水を充填すると,地下水の流れ方向に蒸留水る。このシンポジウムでの交流を通じて,自分の研究をも移動する。この蒸留水の移動を,中心電極とその周り違う視点から眺めることができた。超重泥水の研究が廃に設置されている 12 個の電極によって電気抵抗の変化炉全体の中でどのような立ち位置にあるのかを俯瞰するを捉えて流速を測定する原理である。ことができた。さらに,地盤工学研究室の一員として,2 つの方法で求めた流速を比較すると,動水勾配が大地盤工学に関する研究をするだけでなく,分野に関係なきい部分での流速は,ほぼ等しい値となり精度良く測定く関連する学問はすべて学ぶ勢いで研究を行うべきだと可能であることが確認できた。しかし,動水勾配が小さ感じた。特に,廃炉に貢献するためには,放射線や原子い部分では,流速流向計の機構上,流速が遅くなったこ力エネルギーに関する知識を基礎として学んでいなけれとで拡散の影響を強く受けるようになり,精度良く測定ばならない。することは難しいことが確認できた。本シンポジウムの段階では,実験開始からシンポジウなお,今後は超重泥水の利用に向けて,施工時の影響も考慮した研究を行っていく予定である。ムまでの期間が短かったため,1 種類の試料を用いた場次に,千葉工業大学の齋藤の感想と今後の目標は次の合の測定結果しか示すことができなかったが,来場者の通りである。すなわち,本シンポジウムを通して,廃炉方には,流速の測定方法を理解してもらえたと思われる。事業の重要性,自分の行っている研究の重要性を感じた。また本シンポジウムで,地下水流速とはどのようなもまた,本シンポジウムで取り上げられていた研究内容ののなのか,どのような関係があるのか,などの質問が主多くは,機械工学や化学の分野が多かったように思われで,地下水について詳しくご存知でない方が多かった。た。そのため,本シンポジウムの中でも,多くの方々がそのため,地盤工学とは違う分野の方達が多く集まって様々な分野との連携が必要だと述べられていたが,我々いたシンポジウムで,我々が行っている研究を紹介するのような地盤工学の分野を専門とする人達も他分野の知機会が持てたことは,今後研究を進める上で大いに役に識を学んでいくことで廃炉事業により貢献できるのでは立つと考えられる。ないかと感じた。.シンポジウムの感想と今後の目標本章では,著者両名の感想と今後の目標を述べる。ま36なお,今後はトレーサー試験を用いて土粒子間の実流速にも研究範囲を広げていく予定である。(原稿受理2016.11.15)地盤工学会誌,―()
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  • タイトル
  • 「福島第一原子力発電所の廃止措置への貢献を目指す『廃炉地盤工学』」に関する講演会の実施報告(学会の動き)
  • 著者
  • 小峯 秀雄
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 37〜37
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100019
  • 内容
  • 「福島第一原子力発電所の廃止措置への貢献を目指す『廃炉地盤工学』」に関する講演会の実施報告Report of Lecture on Geotechnical Engineering for Nuclear Power Plant Decommissioningin Fukushima Daiichi Nuclear Power Station小峯秀雄(こみね早稲田大学理工学術院ひでお)教授表―. は じ め に廃炉地盤工学講演会の演題と講演者一覧地盤工学会では,地下水流動予測や各種地盤改良工法等の技術を通じて被災した福島第一原子力発電所における諸課題の解決に寄与しているとともに,被災原子炉の今後の廃止措置に至る過程でも重要な役割を果たすことが期待されている。このような背景の下,地盤工学会から申請した「福島第一原子力発電所構内環境評価・デブリ取出しから廃炉までを想定した地盤工学的新技術開発と人材育成プログラム」が文部科学省「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業廃止措置研究・人材育成等強化プログラム」に採択された( 2015 ~ 2019年度)。これに伴い,地盤工学会内に,「福島第一原子力発電所廃止措置に向けた地盤工学的新技術と人材育成に関する検討委員会(略称廃炉地盤工学委員会,委員長東畑郁生前会長,座長小峯秀雄・早稲田大学教授)」を組織し,72名もの委員・オブザーバーによる活発な研究活動が行われている。本稿は,当該委員会活動の一環として実施した「廃炉地盤工学」の講演会1)の概要を報告する。第一回目の講演会では,原子力および地盤工学の双方に精通した人材育成の基盤とすることを目写真―放射線遮蔽の基礎知識を聴講する参加者たち的とした新しい学問体系である「廃炉地盤工学」の構築を念頭に置いて開催した。.廃炉地盤工学講演会の概要2016年12月22日(木)の1400~1730に,JGS 会館の地下大会議室において,廃炉地盤工学講演会を開催では廃炉地盤工学の基本概念を紹介するとともに,構成学問単元ごとに実施内容の講演を行い,原発廃炉と地盤工学技術の関係の理解を深めることを目的として構成した。表―に講演の演題を,写真―には,当日の講演の様子を示した。した。参加者は 91 名と募集人数の 1 割以上増となった。地盤工学を専門とする参加者にとっては,放射線遮蔽特に,原子力規制庁,原子力損害賠償・廃炉等支援機構,の基礎知識等,原子力分野での基礎を学ぶ機会になった国際廃炉研究開発機構( IRID )および日本原子力研究とともに,原子力工学を専門とした参加者からは,地盤開発機構等という,廃止措置事業に主体的な立場にある工学の視点から原子力技術を俯瞰することができた,と参加者が 10 名以上も参加していた点は注目に値する。ても貴重な機会であったとの感想をいただいた。来年度すなわち,原子力工学を専門としている参加者が 1 割は,さらに充実した講演会を目指したい。以上であった点は,原子力および地盤工学の双方に精通した人材育成を目指す「廃炉地盤工学」のスタートとしては,素晴らしいものとなった。地盤工学技術は原子力発電所廃止過程の各段階において寄与する基本技術に位置付けられるとともに,地盤力学,地盤環境学,地盤材参1)考文献地盤工学会福島第一原子力発電所の廃止措置への貢献を目指す『廃炉地盤工学』」に関する講演会資料,2016.(原稿受理2017.1.4)料学,地盤施工学等の学問単元で構成される。本講演会March, 201737
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  • タイトル
  • 第60回地盤工学シンポジウム開催報告(学会の動き)
  • 著者
  • 調査・研究部研究・連携・情報委員会
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 38〜39
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100020
  • 内容
  • 第回地盤工学シンポジウム開催報告Report on the 60th JGS Symposium on Geotechnical Engineering調査・研究部研究・連携・情報委員会. は じ め に2016 年 12 月 7 日, 1 年間の休止期間を経て,第 60 回地盤工学シンポジウムがJGS会館(本部)にて開催された。 60 回目を迎える今回は,地盤工学の諸問題を対象にする論文発表に加え,新たな試みとして,研究委員会の成果報告の場を設け,二つの研究委員会「地盤災害リスクマネージメントと気候変動の融合に関する委員会」及び「低透水性土質系材料の活用と性能評価技術に関する委員会」の活動報告と関連テーマの発表に関するセッションを設けた。また,今回の目玉として,廃棄物処分写真―特別講演の様子場の粘土ライナー等の第一人者でもある Craig H. Benson 教授(University of Virginia)を招聘し,特別講演会を開催すると共に,英語セッションを設けた。合計53 編(うち 4 編が英語論文)の論文発表がなされ,参加者数も115名を数える盛大なシンポジウムとなった。.「地盤災害リスクマネージメントと気候変動の融合に関する委員会」の活動成果報告地盤災害リスクマネージメントと気候変動の融合に関する委員会では,地盤防災リスクマネージメントと気候変動適応の融合にむけて,地盤防災・減災技術に関する委員会活動を行ってきた。委員会活動成果報告では,複合地盤災害の事例収集,予測手法,及び気候変動への行政の取り組み・技術動向・研究動向に関する簡単な紹介写真―Craig H. Benson 教授への楯の贈呈が行われた。成果報告では,当委員会から 3 編の発表がなされ,具体的な複合災害の事例として八幡平澄川地方法の構築が必要であることから,今後も関連テーマのすべり, 2015 年関東・東北豪雨災害における地盤工学研究の継続が重要である旨が報告された。的対応,また,リスクマネージメントの検討として,2014 年広島豪雨災害を中心としたアンケート調査結果が報告された。また,当委員会の関連テーマの発表として,5 編の研究発表がなされ,合計 8 編の発表が行われ.「低透水性土質系材料の活用と性能評価技術に関する委員会」の活動成果報告と関連口頭発表た。このうち,八幡平澄川地すべりの検討では,融雪と低透水性土質系材料の透水性評価並びに透水試験方法気温上昇及び観測史上最大の豪雨による災害ケースを比を検討することを目的に設立された「低透水性土質系材較し,融雪に伴う斜面崩壊現象を評価する場合,実効雨料の活用と性能評価技術に関する委員会」(委員長西量を基に簡易に解析できる可能性があること等が報告さ垣誠教授)の活動成果が報告された。低透水性土質系材れた。料の種類や用途,透水係数の活用,透水試験方法に関す当委員会の大きな目的である“地盤災害リスクマネーるアンケート調査,そして,各検討を踏まえた一斉試験ジメントと気候変動の融合”であるが,地盤災害に関連の取り組みについて説明がなされた。試験手順に改良をする他分野,特に,水工学,空間情報学,環境経済学な加えながら一斉試験を二度行い,再現性のよい結果を得どいった分野との融合や,水災害のみならず,複合地盤ることができるようになり,透水係数 10-9 m / s 以下を災害の予測とそれに対するより適切な対応策とその評価対象とした透水試験基準(案)が提示された。会場から38地盤工学会誌,―() 学会の動きは,三軸透水試験との比較や土以外の試料への適用に関する質問があり,活発な討議がなされた。本委員会の活動に関連する 14 編の論文発表が行われた。ここでは,膨潤性粘土の三軸透水試験に関する発表もあり,先述した討議と深く関わっていた。室内透水試ったと思われる。Craig H. Benson 教授には,感謝の意を表して,国際部の協力を得て用意した楯を贈呈した(写真―)。.一般発表験の他にも,土壌・地下水汚染対策や放射性廃棄物処分今回,地盤工学の諸問題を対象として,特定テーマをを背景とした遮水工法,ベントナイト系材料の締固めや設けない一般論文の募集を行い,申し込まれた論文の内品質管理,泥土の改良など,実務的な内容でも数多くの容は多岐に渡った。結果として,「路床・路盤の設計・発表がなされた。委員会の活動報告とあわせて口頭発表品質管理」,「盛土の締固め管理・降雨浸透特性」,「構造とディスカッションの時間を十分に確保できたことによ物の健全度評価」,「地盤災害・評価」,「支持力・補強効り,委員会の成果を発信するだけに留まらず,基準化等果」及び「海底鉱物資源・地盤改良材」の 6 セッショに向けた今後の展開につながる良い機会となった。ンにまとめられ,一人あたり発表時間 10 分,質疑 2 分.特別講演会の構成で研究発表が行われた。JGS 会館の 3F 大会議室と地階において,2 セッションが同時進行で行われたが,今回のシンポジウムは,記念すべき 60 回目の開催で各会場ともに活発な討議が行われた。発表時間や質疑のあり,低透水性土質系材料の活用やグローバルな地盤環時間は一見やや短い印象があったが,1 セッションにお境問題に焦点を当てた構成としていたことから,米国のける時間には余裕があったため,最後に全体を通じて質University of Virginia よ り Craig H. Benson 教 授 を 講疑やディスカッションの時間を設けることができたセッ師として招待し,「Assessing Hydraulic Conductivity ofションもあった。Clay Liners: StateoftheArt and Practice」という演題で約 1 時間の講演をしていただいた(写真―)。司会.おわりには,京都大学の勝見武教授が務めた。粘土ライナーを使本シンポジウムは,過去 59 回の実施に裏付けられる用する上での含水比,締固め,透水係数の役割を体系的偉大な歴史と経験,調査・研究部と国際部の協力を得てに説明いただいた。透水係数の測定では,間隙の連結性成功に導かれたものである。今回の地盤工学シンポジウを考慮した供試体の寸法の考え方,有効応力,有効応力ムでは,新たな試みとして,研究委員会の成果報告の場の変化に影響する点での動水勾配の設定,及び通水溶媒を設け再スタートを切ったが,地盤工学に幅広く関わるの水質が重要であることを主張されており,特に寸法効知見と二つの研究委員会の活動成果を学会内で共有し,果については,柔壁型透水試験から原位置試験まで様々社会還元につなげる良い機会であったと思われる。このなスケールで試験し,丁寧に評価されていた。透水試験ような場が今後も継続的に設けられることを願い,簡単の技術的な工夫や土壌・地下水汚染対策についての質問ではあるが開催報告とする。があり,活発な意見交換がなされていた。我が国で調査(文責渡邊保貴,中澤博志)や基準化等を進めていく上で,非常に参考となる講演だ(原稿受理March, 20172016.12.21)39
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  • タイトル
  • 廃石膏ボードのリサイクル 現状と課題(技術手帳)
  • 著者
  • 袋布 昌幹
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 40〜41
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100021
  • 内容
  • 技術手帳廃石膏ボードのリサイクル現状と課題Recycling of waste plaster board: Present conditions and problems袋布昌富山高等専門学校幹(たふまさもと)物質化学工学科教授. は じ め に地盤改良に使われる固化材原料のひとつとして,「廃石膏ボード」という用語が登場する。石膏ボードとはその優れた加工性や高い不燃,断熱,遮音性ゆえに建築物の内壁材として広く利用されている資材である。しかし建設物の解体に伴い,大量の廃石膏ボードが発生し,リサイクル先として地盤改良への適用が注目されてきた。本稿では,地盤改良に廃石膏ボードを用いる事例に関して,特に廃棄物リサイクルとリサイクル資材の安全性担保の側面からその現状と課題を整理した。.図―廃石膏ボード処理に伴うコストの変化図―廃石膏ボードリサイクルに関する新聞(循環経済廃石膏ボードのリサイクル石膏ボードは石膏(硫酸カルシウム二水和物 CaSO4・2H2O)の固化体をボード原紙と呼ばれる紙シートで挟んだものである。平成 18 年 5 月以前は廃石膏ボードからボード原紙を分離すれば,残りの石膏は安定型処分場への最終処分が可能であった。そのため図―に示すように廃石膏ボードからの石膏の分離工程にコストをかけても,全体の処理コストを低減させることが可能であった。しかし石膏から溶出する硫酸イオンが特定の条件下で硫酸還元菌によって還元されると有毒な硫化水素が発生することが明らかとされたため,平成 18 年 6 月以降ボード原紙の付着の有無にかかわらず廃石膏ボードはす新聞)記事掲載件数の推移べて受入れ費用の高い管理型処分場への処分が義務づけられた1)。これにより廃石膏ボードから石膏を分離する原料が廃石膏ボードの有効なリサイクル用途であると認工程のメリットが失われ,新しいリサイクルルートの確識されるに至っている3)。なお,廃石膏ボードを再度石立によって廃棄物量そのものを低減させる工夫が求めら膏ボード原料とすることも技術的には可能であるが,建れることとなった。材としての強度を担保するために石膏粒子の大型化など図―に筆者らが廃石膏ボードリサイクルに関連するの新規設備導入が必要である。新聞記事掲載数を調査した結果を示す。図より平成 18廃石膏ボードから紙と石膏を効率的に分離できれば,年前後から増加した廃石膏ボードのリサイクルに関する廃石膏ボード由来の石膏(以下リサイクル石膏)を固化記事掲載件数が平成 20 年頃より減少している。これは材原料として用いることができる。リサイクル石膏を加廃石膏ボードリサイクルの関心が地盤改良向け固化材へ熱・脱水処理して得られた焼石膏は,それ自体水と混和の利活用に集中し,それ以前に見られた他分野へのリサすると固化するため固化材として利用できる。しかし石イクル事例が減少したことが原因である2)。膏は若干水に対する溶解性を示すことから,固化体強度.廃石膏ボードの地盤改良への利活用の長期安定性に課題がある。そのためリサイクル石膏をセメント,酸化カルシウム,水酸化カルシウム,あるい環境省が平成 20 年度から継続的に行ってきた廃石膏は焼却灰等と混合した固化材として利用することが広くボードのリサイクル推進に関する調査の結果,アスファ行われている。国土交通省が整理している新技術情報提ルトフィラー,農業用資材に加え,地盤改良用の固化材供システム( NETIS )においては,平成 28 年 7 月現在40地盤工学会誌,―() 技術手帳で約 20 件の石膏に関連する固化材及び工法が登録されているが,その多くは石膏を他の成分と混合した固化材として利用したものである4)。しかしながら,石膏の pH は中性であり,固化材を用いた土壌の pH をアルカリ性にしない特徴があることから石膏のみを用いて地盤改良を行うニーズも存在する。その場合には,高分子凝集剤等を併用することで固化体強度の長期安定性への対応が行われている5)。図―.地盤改良への廃石膏ボード利活用の課題廃石膏ボードリサイクルにおけるフッ素化合物のフローリサイクル石膏を軟弱地盤や建設汚泥の固化材原料とあるが,廃石膏ボードリサイクルにおいてもこのようなして利活用する事例については,本学会関東支部が詳細トラブルが生じないような基準策定等のリサイクルスなレポートをまとめている6)。このレポートにあるようキームの構築が必要である9)。に地盤改良資材として廃石膏ボードを用いる技術基盤は既に確立しており,多くの施工事例も見受けられるとこ.おわりにろである。そのため地盤改良に利活用することで,建設我が国では廃石膏ボードリサイクルに関するいくつか廃棄物である廃石膏ボードのリサイクルが促進されるこの業界団体が組織されているが,当然のことながら廃石とが期待されるが,以下に示す課題が大きな潜在的障壁膏ボードを扱うすべてのプレーヤーが高い倫理観を持っとして立ちはだかっている。て事業に取り組むことが一番重要である。経営戦略の立. 石膏に含まれる不純物の課題場からの検討により異業種間で高い倫理観を共有するこ最大の課題の一つは石膏に含まれる不純物である。ことにより,新しい技術・製品が生み出されることが示されは石膏ボードの原料である化学石膏に,石炭や鉱石にれている10) 。地盤工学のみならず多くの分野で廃石膏起因する不純物が混入するためである。石膏中の不純物ボードの新規リサイクルが構築されることが期待される。としてヒ素,カドミウム,そしてフッ素化合物が知られているが,ヒ素とカドミウムは混入している石膏ボードのロットが特定されており,解体工事においてボードに参1)記載されている製造番号等を確認,対象ボードをリサイクルルートから排除することにより対策が可能である7)。2)しかしながらフッ素化合物においては,ほぼすべての石膏ボードにある程度の量を含有しており,地盤改良にそのまま利用すると,施工地の土壌を汚染する危険性がある(図―参照)。3)4)その対策として,リサイクル石膏に含まれるフッ素化合物を安定な化合物等の形態で不溶化して周囲の土壌への溶出を抑制することが行われている8)。. リサイクルスキームにおける課題廃石膏ボードを地盤改良に用いる際の他の課題として,リサイクルスキームに関する課題がある。地盤改良においてはセメントなどの固化材を固化材メーカーから購入5)6)7)8)してゼネコン等が施工を行うこととなるが,この固化材の原料は解体業者が解体建設物から回収し廃棄物の中間処理業が収集,紙と石膏への分離を行う。さらに固化材9)メーカーが得られたリサイクル石膏に他の成分を添加する。このように異業種間で廃棄物,再資源化物が受け渡されて廃石膏ボードは固化材へと再生される。平成 28年はじめに問題となった食品廃棄物の横流し事例は異業種間を流通する廃棄物のスキームの隙間を突いたものでMarch, 201710)考文献環境省廃石膏から付着している紙を除去したものの取扱について(通知),環廃産発第 060601001 号,平成 18年6月1日袋布昌幹・豊嶋剛司・清水 真廃セッコウボードの新しいリサイクルの可能性,J. Soc. Inorg. Mater. Japan.,Vol. 22, pp. 160~165, 2015.環境省平成25年度廃石膏ボードの再資源化促進方策検討業務・調査報告書,2014.国土交通省,新技術情報提供システム(NETIS),入手先〈 http: // www.netis.mlit.go.jp / NetisRev / NewIndex.asp〉(参照2016.7.29)袋布昌幹・丁子哲治・藤田 巧ほか土壌固化剤及び土壌の固化方法,特許5158520号,平成21年 3 月13日出願.地盤工学会関東支部編地盤改良材を中心とした廃石膏ボードの再資源化に関する研究委員会報告書,2013.国土交通省廃石膏ボード現場分別解体マニュアル,2012.Tafu M., Chohji T., Morioka I. et al.: Stabilization ofFluoride in Waste Gypsum by Using SurfaceModiˆedCalcium Phosphate Particle, Trans. MRSJ, Vol. 35, pp.377380, 2010.野口真一・袋布昌幹・西川美穂廃セッコウボードから分離したセッコウ粉の固化材への利活用の課題,J. Soc.Inorg. Mater. Japan, Vol. 22, pp. 155~159, 2015.宮重徹也・袋布昌幹建設廃棄物リサイクル企業の倫理的企業成長モデル,日本経営倫理学会誌,Vol. 19, pp.187~196, 2012.(原稿受理2016.8.16)41
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  • タイトル
  • 7. 道路工事やトンネル工事で留意すべき日本の地質特性(地盤工学と地質学における最新のかかわり)
  • 著者
  • 丸茂 克美
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 42〜50
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100022
  • 内容
  • 地盤工学と地質学における最新のかかわり.道路工事やトンネル工事で留意すべき日本の地質特性丸茂克美(まるも富山大学大学院. は じ め に道路工事やトンネル工事ではしばしば膨潤性の地質や,かつみ)理工学研究部質調査所及び産業技術総合研究所地質調査総合センターが 1986 ~ 2004 年に出版した鉱物資源図や地熱資源図,地熱地域地質図は重要な情報源である。重金属類(銅,亜鉛,ヒ素,鉛など)を含む地質に遭遇ただし,これらの鉱物資源図や地熱資源図,地熱地域したり,酸性水が湧出する地質に遭遇したりするが,こ地質図は地質の専門家用に編集されているため,専門家うした地質に関する情報を工事の前に把握することは重以外には難解である点が課題である。また,これらは地要である。質学の教科書のように普及していないのが実情である。欧米から地質学や鉱床学が導入されることにより,我そのため,本章では,産業技術総合研究所地質調査総が国では明治時代から 1960 年代までに多くの金属鉱床合センターの承認のもと,鉱物資源図及び地熱地域地質や石炭・石油鉱床の発見と開発が進められた。おそらく図の情報のうち,特に道路工事やトンネル工事に役立つこの時代は道路工事やトンネル工事の際に留意すべき課地質情報や鉱種情報のみを抜き出した図を新たに作成し題である,地質中の硫黄や重金属類含有量などに関するたので紹介する。調査が精力的に行われた時代であり,金属鉱床や石炭・石油鉱床探査を目的として全国の地質図も制作された。. 日本の地質特性の概要石炭や石油は堆積岩中に含まれるため,石炭や石油の日本列島の基盤は厚さ約40 km の花崗岩質の深成岩か探査では堆積岩中の硫黄や有機物の分析が必要となる。らなるが,表層部数 km は様々な堆積岩や火成岩,変成石油の使用が本格化した 1960 年代になると,石炭の需岩で構成されている。特に表層の約 60 は新生代以降要は激減し,石炭鉱床の探査は終了した。また 1970 年のプレート活動に伴う火山活動に起因する火山岩や火山代から 1980 年代には銅,鉛,亜鉛などの金属鉱山の多噴出物,海成堆積岩に覆われている。くも操業を止め,金属鉱物資源探査も衰退し始めるが,日本の地質は,堆積岩にしても,火山岩にしても年代地熱資源開発調査がそれを補てんした。金属鉱物資源探が若いことが特徴で,日本の地質特性を理解するために査と地熱資源開発調査は類似した点があり,いずれも岩は,こうした日本列島の生い立ちに触れなくてはならな石の熱水変質状況や硫黄や,重金属類の分析が行われた。い。例えば,地殻変動に起因して地盤が沈降して海底堆こうした石炭,石油,金属鉱床,地熱資源の調査の成積物が厚く堆積して堆積岩となり,やがて地盤が隆起す果の一部は当時の通商産業省(現在の経済産業省)傘下れば海成堆積岩となる。の工業技術院(現在の国立研究開発法人産業技術総合研日本が現在のような島弧の形になったのは新生代であ究所)の調査・研究機関である地質調査所(現在の国立る。この時代以降には太平洋プレートが現在とほぼ同じ研 究 開 発 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究所 地 質 調 査 総合 セ ン西北西に移動するようになり,さらに太平洋プレートがター)の月報などにまとめられている。 1980 年代までフィリピン海プレートの下に沈み込むようになった。その地質試料の分析手段は重金属類の分析が可能な原子吸の結果,日本列島は太平洋プレートの沈み込みと深く関光光度計や蛍光 X 線分析装置などが主流であり,レア係する千島弧,東北日本弧,伊豆・小笠原弧からなる東アースなどの微量元素の分析が可能な ICP 質量分析装日本島弧系と,フィリピン海プレートの沈み込みと深く置で行うことは一般化していなかった。関係する西南日本弧と琉球弧からなる西日本島弧系に分し か し , 1990 年 代 以 降 に な る と , 学 術 研 究 に よ るけられるようになった。ICP 質量分析計を用いたレアアースなどの微量元素分析また,新第三紀の中頃にはアジア大陸の東縁の大陸地が活発となるものの,円高による鉱山の閉山により金以殻が裂け,日本海が形成された。日本海の形成過程では外の鉱床探査が終了したことにより,地質試料中の硫黄多数の正断層が生じて各地に陥没地形が形成されるととや重金属類の分析は相対的に下火となってしまった。もに,この陥没地形に沿って激しい海底火山活動が起き,したがって, 1990 年代までに実施された鉱床探査や,流紋岩や安山岩質の火山岩類が陥没地形を充填した。こ地熱資源調査の際に集められた地質情報には,道路工事うした陥没地形では黒鉱という金,銀,銅,鉛,亜鉛にやトンネル工事で留意すべき日本の地質特性に関する情富む海底熱水鉱床が形成された。報が多く含まれている。特に,通商産業省工業技術院地42日本海の水深は時代とともに深くなり,現在の秋田県地盤工学会誌,―() 講  座や新潟県付近では海底堆積物が厚く堆積し,石油や天然ガスを伴う堆積岩となった。中部地方,近畿地方,中国地方にも海底堆積物が堆積した。新第三紀末から日本列島は東西圧縮場となり,海底堆積物や火山岩類の隆起や火山活動が活発化し,日本列島の陸地を形成した。新第三紀末以降の流紋岩や安山岩などの火山岩や火山噴出物を供給したマグマからは,硫黄を含む熱水や蒸気が放出され,岩手県の松尾硫黄鉱山のような硫黄鉱床を生成した。こうした鉱床周辺の火山岩や火山噴出物は著しい熱水変質作用を受けている。第四紀になると寒冷な氷期と温暖な間氷期とが繰り返図―. 各時代の泥質堆積岩や火山岩の硫黄含有量されたため,海水準が低下したり上昇し,沿岸域の平野部には海水準が上昇した時代の海底堆積物が分布している。こうした海底堆積物の一部は泥質堆積岩となっている。海底堆積物には海水中に含まれる硫酸イオンやヒ素イオンが含まれるが,これらは地下深くの還元環境に埋没する過程で微細な黄鉄鉱を生成する。. 道路工事やトンネル工事で留意すべき地質上述したように,日本列島の約 60 は新生代以降に堆積した堆積岩や,新生代以降の火山活動に起因する,火山岩,火山噴出物で覆われている。こうした若い地質は道路工事やトンネル工事の際に,切羽の流出や多量湧水や崩壊,地表面沈下や陥没などの未固結地山や,吸水図―. 泥質堆積岩や地域別硫黄含有量による岩石の体積膨張を原因として内空断面が収縮する地山(膨潤性地山)の問題1)などの,厄介な問題を引き起こす。.. 泥質堆積岩通商産業省工業技術院地質調査所の狛武氏は,長い間硫黄や硫化鉄(黄鉄鉱や白鉄鉱)を晶出している。自然硫黄や硫化鉄を採掘した岩手県松尾硫黄鉱山(1888~1972年稼働)の跡地では,坑道から流出した大量の酸性排水(金属鉱業事業団の資料によるとヒ素濃度石炭資源の調査に携わり,北海道から九州までの白亜紀は2.84 mg/L にも達した)により,下流の河川の水質がから完新世の 4 787 試料もの泥質堆積岩試料の硫黄含有著しく悪化した。そのため,岩手県は 1982 年に国の支量を測定した2)。援を受けて大規模な中和処理施設を現地に建設した。こ図―.は完新世から白亜紀までの地層,すなわち完新統から白亜統,の泥質堆積岩の硫黄含有量をまとめたの事例は火山地帯の自然硫黄や硫化鉄が如何に厄介な存在であるかを示唆している。ものである。この図で使用されている完新統や鮮新統,人間が自然硫黄や硫化鉄を採掘しなくても,自然硫黄白亜統の“統”は地質年代区分の“紀”に対応する年代や硫化鉄が地表に露出している場合には雨水と反応し,層序区分に対応する。鉄イオンと硫酸イオン,そしてヒ素イオンを多量に含ん白亜紀や古第三紀の泥質堆積岩(つまり図―.の白だ酸性水が発生してしまう。この酸性水は周囲の水によ亜統や暁新統)には石炭が,またそれ以降の時代の堆積って希釈されるが,この過程で鉄は水酸化鉄となって沈岩には亜炭や褐炭が伴うことが知られている。狛氏の研殿する。こうした過程が長期間続くと褐鉄鉱床が生成す究によると,茨城県の中期更新世の泥質堆積岩には最大る。北海道の喜茂別褐鉄鉱床では,ヒ素が 3~ 5 も含で 8もの硫黄が含有されているという。まれる鉱石が記載されている4)。図―.の白亜統や暁新統の試料は北海道の天北炭田新第三紀や第四紀の火山活動は,北海道や鹿児島県のや築別炭田,芦別炭田(図―.)の泥質堆積岩である。温泉型金鉱床や高酸化硫黄型金鉱床の生成にも関与して石炭は泥質堆積岩とともに産するが,石炭には 34 mg /いる。北海道十勝地方北部の鮮新世に形成された勢多鉱ものヒ素が含まれる場合があるため3) ,炭田地帯の山地域には水銀鉱床やカオリン鉱床,そして金鉱床が分kg泥質堆積岩には留意が必要である。布しており,これらの鉱床周辺には熱水変質帯が発達し.. 火山地帯の鉱床や熱水変質岩ている。熱水変質帯には最高 1 459 mg / kg の亜鉛や,現在活動中の火山地帯は熱流量が大きいため,地熱地50 mg /kg の銅, 1 254 mg / kg の鉛が含まれるが,ヒ素域となっている場合がある。こうした地域の地下にあるマグマからは,硫黄を含む熱水や蒸気が供給されるため,周囲の岩石に熱水変質作用を与える。また地表では自然March, 2017や硫黄に関する記載はない5)。高酸化硫黄型金鉱床は鹿児島県の薩摩半島南部に分布し,自然硫黄を伴うことで特徴づけられる。鉱床周辺の43 講  座火山岩は熱水変質作用を受けており,ヒ素を含む鉱物の帯の広がりは鉱種に関わらず大きく,膨潤性地山の原因産出も報告されている。通商産業省は 1989 年から 1992となるため,敢えてこうしたバリウムや石膏を産した黒年まで精密調査を行い,鉱床周辺土壌に銅が最大41 mg鉱鉱床も,銅や鉛,亜鉛を算出した黒鉱鉱床と同様に扱/ kg ,亜鉛が最大 81 mg / kg ,ヒ素が最大 66 mg / kg ,鉛った。が最大29 mg/kg が含まれることを明らかにした6)。金鉱床,硫黄鉱床,鉄鉱床も鉱床周辺の熱水変質帯がまた,鮮新世から第四紀の火山活動に伴う鉱床として広がっている場合が多く,道路工事やトンネル工事で遭有名なのが世界遺産に登録されている石見銀山(大森鉱遇すると厄介である。カオリン鉱床やロウ石鉱床は金属山)である。この鉱床周辺の火山岩も著しい熱水変質を鉱床を伴わない熱水変質帯という位置づけで,存在箇所受けており,局所的に 100 mg /kg 程度の銅, 30 mg /kgに留意する必要がある。水銀鉱床,アンチモン鉱床は限程度のヒ素が含まれる7)。られた地質にしか産しないが,いずれも水銀という厄介新第三紀の中頃の日本海の形成過程では,激しい海底火山活動が起き,黒鉱という海底熱水鉱床が形成された。な元素を伴う可能性があるため記載した。第四紀堆積岩,新第三紀堆積岩,古第三紀堆積岩,中黒鉱は北海道から青森県,秋田県,岩手県,宮城県,山生代及び古生代の堆積岩(変成岩も含む)の分布域にも形県,福島県,山梨県,石川県,島根県に分布する我が留意する必要がある。これらは微細な黄鉄鉱を含む場合国で最も探査された金,銀,銅,鉛,亜鉛鉱床であり,が多く,道路工事やトンネル工事では有害重金属類を含鉱床周辺には広域的に熱水変質帯が発達している。む酸性水を発生させる可能性がある。黒鉱周辺の熱水変質を受けていない火山中の銅,亜鉛,産業技術総合研究所が作製している鉱物資源図10) を鉛含有量はそれぞれ 1 mg / kg ~ 18 mg / kg , 8 mg / kg ~そのまま本節に掲載すると,原図に記載された文字や地112 mg / kg , 1 mg / kg ~ 22 mg / kg であるのに対し,熱質情報を読み取ることはできないほど小さくなってしま水変質を受けた火山岩の銅,亜鉛,鉛の含有量はそれぞう。そのため,本章で紹介する鉱物資源図(図―.~れ 12 mg / kg ~ 1 720 mg / kg , 28 mg / kg ~ 114 000 mg /図―.)では,中生代の堆積岩(変成岩も含む)を含kg,4 mg/kg~7 200 mg/kg である。また熱水変質を受む,古第三紀以前の地質と,それ以降の地質(第四紀堆けた火山岩のヒ素含有量も 22 mg / kg ~ 3 700 mg / kg で積岩や新第三紀堆積岩,古第三紀堆積岩を含む)の分布ある。また黒鉱周辺の泥岩中の銅,亜鉛,鉛含有量はそや,主な銅,鉛,亜鉛鉱床(鉱脈型鉱床及び黒鉱鉱床),れぞれ 14 mg / kg ~ 1 200 mg / kg , 56 mg / kg ~ 504 mg /金鉱床,硫黄鉱床(自然硫黄鉱床及び黄鉄鉱・白鉄鉱鉱である8) 。これらの火山岩床),水銀鉱床,アンチモン鉱床,鉄鉱床(褐鉄鉱床),kg , 10 mg / kg ~ 108 mg / kgや泥岩中の硫黄含有量は0.1~3.13である9)。. 鉱物資源図鉱物資源図は 50 万分の 1 のスケールの図で, 1996 年カオリン鉱床,ロウ石鉱床の分布を記載した。また,鉱物資源図の詳細を知るためには,産業技術総合研究所地質調査総合センターからオリジナルのデジタル情報を入手されることを勧める。~ 2004 年までに北海道,東北,関東甲信越,中部近畿,.. 北海道(東部及び西部)中国四国,九州,南西諸島が刊行されたが10) ,既にす北海道の鉱物資源図は日高山脈の東部と西部によってべて刊行終了となっている。これらの鉱物資源図を大型分割されて北海道東部の鉱物資源図(図―.)と北海スキャナーで読み取り,印刷された地図をデジタル化し道西部の鉱物資源図(図―.)として編集されていたファイルは入手可能であるものの,付属している説明る11),12) 。日高山脈は東西方向の圧縮によって高くなっ書は入手できない。鉱物資源図を理解するためには説明たもので,地殻下部でできた変成岩や超塩基性岩が産し書が不可欠であるため,鉱物資源図のデジタルファイルており,こうした岩石の中にはクロム鉱床や水銀鉱床,は鉱床探査の専門家でないと容易に活用することができアンチモン鉱床が点在する。ない。本節では鉱物資源図に記載されている鉱床のうち,銅,北海道東部は第四紀堆積岩の分布域が広く,新第三紀や第四紀火山岩の分布域も広い。新第三紀の火山岩地域鉛,亜鉛鉱床(鉱脈型鉱床及び黒鉱鉱床),金鉱床,硫には温泉型金鉱床5)を含む金鉱床(鴻之舞金鉱床が有名)黄鉱床(自然硫黄鉱床及び黄鉄鉱・白鉄鉱鉱床),水銀が分布しており,古第三紀堆積岩の中にはイトムカ水銀鉱床,アンチモン鉱床,鉄鉱床(褐鉄鉱床),カオリン鉱床を始めとする水銀鉱床が分布する11)。鉱床,ロウ石鉱床を抽出し,白地図に投影させた。北海道西部は東北日本の北方延長にあたり,東北日本これらの鉱床の多くは,重金属類の濃度が高い岩石や,と同様の新第三紀の堆積岩や火山岩が分布し,これらの膨潤性地山の原因となる熱水変質帯を伴う。したがって,岩石は豊羽鉱床のような鉛,亜鉛,銅,錫鉱脈型鉱床や道路工事やトンネル工事の際には,鉱床が周囲に存在す黒鉱鉱床を胚胎する。また火山活動も活発で第四紀火山るか調べる必要がある。岩の分布域も広く,火山周辺には喜茂別褐鉄鉱床のよう黒鉱鉱床は日本を代表する銅,鉛,亜鉛鉱床であるが,な鉄鉱床や硫黄鉱床も多数分布する12)。北海道,山形県,福島県,石川県,島根県の黒鉱鉱床の.. 東北地方中には銅,鉛,亜鉛の生産量が少なく,バリウムや石膏東北日本の地質は北上山地南部に分布する先ジュラ紀を産した鉱床もある。しかし,黒鉱鉱床周辺の熱水変質の堆積岩と,ジュラ紀,白亜紀の付加体堆積岩と,それ44地盤工学会誌,―() 講  座Cu Zn銅,亜鉛鉱床,Au金鉱床,Hg水銀鉱床図―. 北海道東部の鉱物資源図(出典鉱物資源図北海道(東部)より作成注1))らを覆う新生代の堆積岩や火山岩,火山噴出物で特徴づPb Zn Ag鉛,亜鉛,銀鉱床,Cu Au Ag銅,金,銀鉱床,Cu Au銅,金鉱床,Cu Pb Zn銅,鉛,亜鉛鉱床,Zn Pb亜鉛,鉛鉱床,Cu銅鉱床,Mn Zn Agマンガン,亜鉛,銀鉱床けられる。特に日本海の形成に係る海底火山活動に伴って黒鉱鉱床が多数生成した。東北地方の鉱物資源図13)に記載された銅,鉛,亜鉛鉱床の多くはこうした黒鉱鉱床である。また,第四紀の火山活動も活発で,硫黄鉱床や硫化鉄鉱床,褐鉄鉱床も多数分布する。火山活動に伴う熱水変質地帯の一部はカオリン鉱床やロウ石鉱床となっている(図―.)。.. 関東甲信越地方関東甲信越地方の鉱物資源図を図―.に示す。関東甲信越地方は東北日本弧,西南日本弧,伊豆・マリアナ弧の会合部に位置する地質学的に複雑な場に位置し,関東平野を取り巻く山地を形成している。関東平野北部の三国山地や足尾・八溝山地には西南日本弧の延長であると考えられている中生代から古生代の地層が分布する。西南日本の内帯に分布する白亜紀~古第三紀の酸性火山活動は足尾・八溝山地でも起きており14) ,こうした火山活動によってできた火山岩には足尾銅山が胚胎している15)。西南日本弧と東北日本弧との境界に関しては様々な学説があるが,新潟県の岩船郡山北町(現在は村上市)から福島県白川郡棚倉町まで伸びる,三面―棚倉構造Fe鉄鉱床,Py硫化鉄鉱床,Au金鉱床,Hg水銀鉱床図―. 北海道西部の鉱物資源図(出典鉱物資源図北海道(西部)より作成注1))線14) の東には,東北日本弧の南端である茨城県の日立銅鉱床を胚胎する日立変成岩や,新潟県の鉛,亜鉛鉱床後の海成層や火山岩が分布しており,特に関東地方ではを胚胎する新第三紀火山岩が分布する15)。第四紀の厚い海成層が分布する。フォッサマグナの東縁は新潟県柏崎から千葉県銚子へまた,関東地方の北部・西部を太平洋プレートの沈みぬける柏崎―銚子構造線であり,フォッサマグナの西縁込みに伴う火山前線が通るため,日光や白根,富士山,は新潟県糸魚川付近から姫川に沿って南下し,長野県大箱根から伊豆七島にかけて火山活動が活発で,伊豆半島町市,松本市,諏訪市を経て静岡市に至る糸魚川―静岡では金鉱床やケイ石を伴う熱水変質帯が,また草津・白構造線である16) 。フォッサマグナ地帯には新第三紀以根火山周辺の温泉地域では硫黄鉱床や褐鉄鉱床,ロウ石注1 )鉱床が産する15)。産業技術総合研究所地質調査総合センター承認番号第50062020A20170201001号March, 201745 講  座図―. 関東甲信越の鉱物資源図(Cu Zn Pb銅,亜鉛,鉛鉱床, Au金鉱床,S硫黄鉱床,Fe鉄鉱床,ロウ石ロウ石鉱床,カオリンカオリンCu Zn Pb銅,亜鉛,鉛鉱床鉱 床 )( 出 典  鉱 物 資 源 図 関 東 甲 信 越 よ り 作成 注1 ) )Au金鉱床,Fe鉄鉱床,S硫黄鉱床,ロウ石ロウ石鉱床,カオリンカオリン鉱床図―. 東北地方の鉱物資源図(出典鉱物資源図東北より作成注1))図―. 中部近畿の鉱物資源図(Cu Zn Pb銅,亜鉛,鉛鉱床, Au金鉱床,Fe鉄鉱床, S硫黄鉱床, Sb アンチモン鉱床, Hg 水銀鉱床,ロウ石ロウ石鉱床)(出典鉱物資源図中部近畿より作成注1)).. 中部近畿地方及び中国四国地方及び飛騨帯),古生代~三畳紀の付加体(秋吉帯)やジ鉱物資源図中部近畿と中国四国の鉱物資源図をそれぞュラ紀の付加体(美濃・丹波帯),白亜紀~新第三紀のれ図―.,図―.に示す。鉱物資源図中部近畿17) 及付加体(四万十帯)を構成する地層や,これらの付加体び中国四国18) が網羅する中部地方西部,近畿地方,中の地層が変成岩となった古生代石炭紀の蓮華帯,中生代国地方,四国地方は西南日本弧に属する。三畳紀の周防帯,白亜紀の三波川帯(変成岩を含む)が西南日本弧は先カンブリア時代の大陸の断片(隠岐帯46東西に長く帯状に配列している。これらのうち隠岐帯及地盤工学会誌,―() 講  座図―. 中国四国の鉱物資源図(Cu Pb Zn銅,鉛,亜鉛鉱床, Au 金鉱床, Sb アンチモン鉱床,Hg水銀鉱床,ロウ石ロウ石鉱床)(出典鉱物資源図中国四国より作成注1))び飛騨帯は山陰地方及び北陸地方の日本海側に分布し,図―. 九州の鉱物資源図(Cu Pb Zn銅,鉛,亜鉛鉱床, Au 金鉱床, Sb アンチモン鉱床)(出典鉱物資源図九州より作成注1))その南側には古い時代の付加体から新しい付加体が断層2001 年の間に札幌地熱資源図,青森地熱資源図,秋田を境界にして分布している。これらの断層のうち四万十地熱資源図,新潟地熱資源図,九州地熱資源図が刊行さ帯や三波川帯の北側に分布するのが中央構造線である。れたが,既にすべて刊行終了となり,大型スキャナーで近畿地方では中央構造線の北側には白亜紀の花こう岩印刷された地図をデジタル化したもののみは入手可能で(領家帯)が分布している。あるものの,付属している説明書は入手できない。ただ鉱物資源図中部近畿16) に記載されている飛騨地域にし,これらの 5 つの地熱資源図の GIS 数値データを再は,日本列島の基盤の一つである飛騨片麻岩に含まれる編集して 1 枚の CDROM として東北・九州地熱資源図結晶質石灰岩に火成岩が貫入して形成された,亜鉛や鉛が数値地質図 GT 1 として 2002 年に出版されている20)。を産する神岡鉱床などのスカルン鉱床が分布する。紀伊これらの地熱資源図には第四紀火山に関連した地熱資半島には日本の主要断層の一つである中央構造線がある源賦存地域や,第四紀火山に関連しない地熱資源賦存地が,その周辺には水銀鉱床が分布する。白亜紀の花こう域に関する情報が表示されているが,地熱活動に伴われ岩には様々な規模の銅,鉛,亜鉛鉱床や金鉱床,ロウ石る熱水変質帯の情報は含まれていない。鉱床が分布する。地熱地域地質図は, 1986 ~ 1992 年に 10 万分の 1 のス鉱物資源図中国四国17) に記載されている鉱山の多くケールで八甲田地熱地域地質図,栗駒地熱地域地質図,は白亜紀から古第三紀の花こう岩類や火山岩類中に分布仙岩地域地熱地質図,豊肥地熱地域地質図が刊行されたする。これらの花こう岩類や火山岩類のうち山陽地方にが,既にすべて刊行終了となり,大型スキャナーで印刷分布するものにはタングステン鉱床やロウ石鉱床が,まされた地図をデジタル化したもののみは入手可能であるた,山陰地方に分布するものにはモリブデン鉱床が伴う。ものの,付属している説明書は入手できない。地熱地質また,四国の三波川帯には別子型海底熱水鉱床に分類さ図には,道路工事やトンネル工事に役立つ地質情報であれる銅鉱床が分布する。る,地熱地帯の熱水変質帯や鉱化変質帯,及び主な鉱床.. 九州地方に関する情報が網羅されているものの全国を網羅するま九州地方は西南日本弧の地質と琉球弧の地質から構成でには至らず刊行終了となってしまった。なお,5 万分され,基盤の構造は西南日本弧の帯状構造の延長で,秋の 1 のスケールの仙岩地域中心部地熱地質図は 1992 年吉帯や四万十帯の堆積岩や変成岩,白亜紀の花こう岩に刊行されたが,地熱変質帯や鉱化変質帯に関する情報(一部は領家帯)が分布する。また九州ではフィリピン海プレートが沈み込んでおり,火山フロントが発達しては記載されていない。図―.に八甲田地熱地質図に記載された地熱変質帯いるため,新第三紀から現在に至るまで火山活動が活発と鉱化変質帯を,図―.に豊肥地熱地域地質図に記載である。鉱物資源図九州18) に記載されている鉱床の多された白色変質帯や鉱化変質帯の分布を示す。地熱変質くはこうした火山活動に伴って生成した温泉型金鉱床や帯と白色変質帯は,火山岩からアルカリ元素やアルカリ高酸化硫黄型金鉱床である(図―.)。土類元素が溶脱し,銅,鉛,亜鉛などの重金属も濃縮で. 地熱資源図及び地熱地域地質図地熱資源図は 50 万分の 1 のスケールの図で, 1993 ~March, 2017きない環境で生成した,カオリン鉱物やシリカ鉱物を主要構成鉱物とする粘土化した岩石である。一方,鉱化変質帯は銅,鉛,亜鉛などの重金属濃縮を伴い,マイカや47 講  座辺の熱水変質作用,及び地熱地帯の熱水変質帯に含まれる亜鉛やヒ素,カドミウム,鉛などの有害重金属の全量(土壌汚染対策法では 1M 塩酸溶出量を含有量とし,底質調査法で得られる含有量を全量と表現される)やその溶出特性は,地質ごとに異なっている。この章のまとめとして,仙台市及びその周辺に分布する堆積岩や,山形県の新第三紀中新世の火山岩に胚胎する銅,鉛,亜鉛鉱床周辺の熱水変質した火山岩,及び群馬県の強酸性温泉周辺の熱水変質した第四紀火山岩に含まれる亜鉛,ヒ素,カドミウム,鉛の全量と,土壌汚染対策法で用いられる溶出量試験で得られた溶出量に関するデータを比べる。仙台市及びその周辺に分布する堆積図―. 八甲田地熱地質図(出典八甲田地熱地質図より作成注1))岩のデータ21)以外は,著者の未公表資料である。銅,鉛,亜鉛鉱床周辺の熱水変質した火山岩は八甲田地熱地質図や豊肥地熱地域地質図に記載された鉱化変質帯に対応するものであり,強酸性温泉周辺の熱水変質した第四紀火山岩は八甲田地熱地質図や豊肥地熱地域地質図に記載された地熱変質帯や白色変質帯に対応する。.. 亜鉛全量と溶出量仙台市及びその周辺に分布する堆積岩の亜鉛の全量の最大値は 300 mg / kg で,他の試料の平均値は 100 mg /kg 程度である。山形県の銅,鉛,亜鉛鉱床周辺の熱水変質した火山岩に含まれる亜鉛の全量は 1以上に達する場合がある。群馬県の強酸性温泉周辺の熱水変質した火山岩の亜鉛の全量は,仙台市及びその周辺に分布する堆積岩と同程度,あるいはそれより低い値である(図―.)。図―. 豊肥地熱地域地質図(出典豊肥地熱地域地質図より作成注1))これらの地質の亜鉛溶出量を比較すると,強酸性温泉周辺の熱水変質した火山岩の亜鉛溶出量は鉱床周辺の熱水変質した火山岩とあまり変わらず,いずれも 4 mg/Lカオリン,スメクタイト,クロライトなどを主要構成鉱以上に達する場合がある。また仙台市及びその周辺の堆物とし,銅,鉛,亜鉛などの重金属濃縮を伴う粘土化し積岩に含まれる亜鉛の溶出量も 1 mg/L 以上に達する場た岩石である。合がある(図―.)。亜鉛の溶出量が大きい原因とし八甲田地熱地質図や豊肥地熱地域地質図に記載された地熱変質帯や白色変質帯,鉱化変質帯の分布域は地熱地ては亜鉛の硫化物(閃亜鉛鉱)の溶解度が鉛や銅の硫化物に比べて大きいことが挙げられる。帯の一部に過ぎないが,その理由としてこれらの変質帯亜鉛は河川水に移行すると生態系に影響を与えることが溶岩や植生に覆われて地表に露出していないことが挙が危惧されており,排出量基準値も従来の 5 mg/L からげられる。実際にはこれらの変質帯の分布域は広く,地2 mg/L に見直されたため,道路工事やトンネル工事で熱地域の道路工事やトンネル工事で変質帯に遭遇する事発生する残土からの亜鉛溶出量については留意が必要と例は多い。なる。これから紹介する八甲田地熱地質図や豊肥地熱地域地.. ヒ素全量と溶出量質図鉱物資源図のコピーを本節に掲載すると,原図に記仙台市及びその周辺に分布する堆積岩のヒ素の全量は載された文字や地質情報を読み取ることはできないほど60 mg / kg 以下で,多くの試料は 30 mg / kg 以下である。小さくなってしまう。そのため,本節では白地図に熱水山形県の銅,鉛,亜鉛鉱床周辺の熱水変質した火山岩の変質帯を投影させた。ヒ素全量は1 000 mg/kg 以下であるが,群馬県の強酸性八甲田地熱地質図や豊肥地熱地域地質図鉱物資源図の温泉周辺の熱水変質した火山岩のヒ素全量は 5 000 mg/詳細を知るためには,産業技術総合研究所地質調査総合kg に達する場合がある(図―.)。こうした強酸性温センターからオリジナルのデジタル情報を入手されるこ泉周辺の熱水変質した火山岩に含まれるヒ素は黄鉄鉱やとを勧める。白鉄鉱中の硫黄を置換して含まれる場合もあるが,雄黄. 問題となる地質の有害重金属類の溶出特性道路工事やトンネル工事で問題となる堆積岩,鉱床周48(As2S3)や鶏冠石(AsS)として産する場合がある。一方,銅,鉛,亜鉛鉱床周辺の熱水変質帯に産するヒ素の多くは硫砒鉄鉱(FeAsS)として産したり,黄鉄鉱や白地盤工学会誌,―() 講  座図―. 各地質の亜鉛全量と溶出量図―. 各地質のヒ素全量と溶出量鉄鉱中の硫黄を置換して含まれる。これらの地質のヒ素溶出量は全量が高いほど高くなる傾向にあり,強酸性温泉水によって変質した火山岩のヒ素溶出量は 40 mg / L にも達する場合がある。したがって,道路工事やトンネル工事で強酸性温泉の熱水変質帯に遭遇した場合には酸性水の発生のみならず,ヒ素汚染への対応もする必要がある(図―.)。仙台市及びその周辺に分布する堆積岩のヒ素も溶出しやすく,水質環境基準値の0.01 mg/L を超過する試料が多数存在する。.. カドミウム全量と溶出量亜鉛の全量が高い銅,鉛,亜鉛鉱床周辺の熱水変質した火山岩はカドミウムの全量も高い傾向にあり,最大で図―. 各地質のカドミウム全量と溶出量70 mg/kg 以上に達する。こうしたカドミウム全量が高い火山岩のカドミウム溶出量は水質環境基準値( 0.01mg/L)を超過する。仙台市及びその周辺に分布する堆積岩のカドミウム全量は最大でも10 mg/kg であるが,カドミウム溶出量は 0.1 mg /L 以上になる場合があり,極めて溶出し易い形態のカドミウムである。群馬県の強酸性温泉周辺の熱水変質した火山岩に含まれるカドミウム全量は最大でも 2 mg / kg 程度であり,溶出量も水質環境基準値以下である(図―.)。カドミウムは河川水に移行すると生態系に影響を与えることが危惧されており,水質環境基準値も従来の0.01mg / L から 0.003 mg / L に厳格化された。したがって,鉱床周辺のみならず,平野部に分布する堆積岩を掘削す図―. 各地質の鉛全量と溶出量る道路工事やトンネル工事でも,排水のカドミウム濃度に留意が必要である。.. 鉛全量と溶出量質した火山岩に含まれる鉛の溶出量も 0.1 mg / L 以上に仙台市及びその周辺に分布する堆積岩の鉛の全量は達する場合がある。一方,仙台市及びその周辺の堆積岩100 mg / kg 以下であるが,銅,鉛,亜鉛鉱床周辺の熱に含まれる鉛の溶出量も 0.1 mg /L 以下であるものの水水変質した火山岩に含まれる鉛の全量は3 000 mg/kg 以質環境基準値の0.01 mg/L を超過する試料がある(図―上に達する場合がある。強酸性温泉周辺の熱水変質した.)。火山岩の鉛の全量は,仙台市及びその周辺に分布する堆積岩と同程度,あるいはそれより低い値である(図―.)。.. 溶出液の硫酸イオン濃度と重金属溶出量仙台市及びその周辺に分布する堆積岩や,山形県の新第三紀中新世の火山岩に胚胎する銅,鉛,亜鉛鉱床周辺これらの地質の鉛溶出量を比較すると,鉱床周辺の熱の熱水変質した火山岩,及び群馬県の強酸性温泉周辺の水変質した火山岩からの鉛溶出量は著しく高い値であり,熱水変質した第四紀火山岩にはいずれも硫黄が含まれて最高値は 4 mg/L にも達する。強酸性温泉周辺の熱水変いるが,その一部は酸化して硫酸イオンを生成している。March, 201749 講  座合研究所地質調査総合センター承認番号第50062020A20170201001号)ことを感謝いたします。参考文献1)図―. 各地質の硫酸イオン溶出量と金属溶出量土壌汚染対策法の溶出量試験では,こうした硫酸イオンが溶出して検液(溶出液)を酸性水にし,岩石中の亜鉛やヒ素,カドミウム,鉛の溶出を促進させる(図―.)。この傾向は強酸性温泉周辺の熱水変質した第四紀火山岩では顕著であり,検液の硫酸イオン濃度が高いほど亜鉛やヒ素,カドミウム,鉛の溶出量も増加する。. お わ り に本章では道路工事やトンネル工事で直面する泥質堆積岩や鉱山周辺の熱水変質した火山岩に関する情報として鉱物資源図を紹介した。この鉱物資源図は 50 万分の 1のスケールの図であるため,工事現場に銅,鉛,亜鉛鉱床や硫黄鉱床などが分布するかを調べるには不十分な資料であるが,日本列島のどのような地域にこうした鉱床が分布するかを調べる上で有益である。地熱地域地質図は 10 万分の 1 のスケールの図であり,地熱地帯の熱水変質帯や鉱化粘質帯,及び主な鉱床に関する情報が網羅されているため,鉱物資源図より有益な情報が得られるが,出版された地熱地域地質図は 3 つの地域しかなく,その活用は限定される。道路工事やトンネル工事で発生する掘削残土の化学的特性は地質ごとにまちまちである。平野部や丘陵地帯に分布する泥質堆積岩の亜鉛,ヒ素,カドミウム,鉛の溶出量は銅,鉛,亜鉛鉱床周辺の熱水変質した火山岩に匹敵する場合もある。ただし泥質堆積岩の亜鉛,ヒ素,カドミウム,鉛の全量は低いので,掘削残土が長期間雨水と反応する過程では長期間溶け出すことはなく,亜鉛,ヒ素,カドミウム,鉛の河川水などへの影響は限定的である。しかし,泥質堆積岩には硫黄が数含まれる場合もあり,酸性水対策は不可欠となる。強酸性温泉周辺の熱水変質した第四紀火山岩からのヒ素や硫酸イオンの溶出量は極めて高いため,道路工事やトンネル工事でこうした岩石に遭遇してしまうと,ヒ素を含んだ酸性水の発生を防ぐ対応が必要である。謝辞本章を作成するにあたって,産業技術総合研究所地質調査総合センターが出版している鉱物資源図及び地熱地太田岳洋地盤工学と地質学における最新のかかわり,5 トンネル工事で遭遇する特殊な地質学的現象の課題と対策,地盤工学会誌,Vol. 65, No. 1, pp. 57~63, 2017.武堆積岩の化学組成による堆積環境の研究―特2) 狛に硫黄含有量による識別―,地質調査所月報, Vol. 43,No. 8, pp. 473~548, 1992.3 )木村龍男石炭中の微量元素の地球化学,資源地質,Vol. 43, pp. 187~204,1993.4) 湊 秀雄地殻上部における砒素の分布と形態―砒素の輪廻―,砒素をめぐる環境問題,東海大学出版会, pp.1~26,1998.5 ) 八幡正弘・黒沢邦彦・大津 直・高橋徹哉・戸間替修一・川森博史・毛利元躬温泉型金鉱床形成期の熱水変質作用と堆積作用―北海道勢多鉱山を例にして―,資源地質,Vol. 44, pp. 1~16, 1994.6) 中村 廉・山中和彦・山崎辰男鹿児島県赤石鉱山の金鉱 化作 用に つい て, 資源 地質 , Vol. 44, pp. 55 ~ 171,1994.7) 迫田昌敏・児玉敬義・井上常史島根県大森鉱山(岩見銀山)の Au Cu Ag 鉱化作用と K Ar 年代,資源地質,Vol. 50, pp. 45~60, 2000.8) Tono N:Minor element distribution around Kurokodeposits of northern Akita, Japan, Geology of Kurokodeposits, Mining Geology Special Issue No. 6, pp. 399420, 1974.9) Green G.R., Ohmoto H., Date J. and Takahashi T.:Whole-rock oxygen isotope distribution in the FukazawaKosaka area, Hokuroku ditrict, Japan, and its potentialapplication to mineral exploration, Economic GeologyMonograph 5., pp. 395411, 1983.10) 鉱物資源図,入手先,産業技術総合研究所地質調査総合センター〈 https: // www.gsj.jp / Map / JP / geo-resources.html〉(参照2017.2.3)11 ) 成田英吉・矢島淳吉・渡辺 寧・羽坂俊一・羽坂なな子・平野英雄・須藤定久鉱物資源図北海道(東部),通商産業省地質調査所,1996.12 ) 成田英吉・矢島淳吉・渡辺 寧・羽坂俊一・羽坂なな子・平野英雄・須藤定久鉱物資源図北海道(西部),通商産業省地質調査所,1996.13) 須藤定久・五十嵐俊雄鉱物資源図東北,通商産業省地質調査所,1997.14) 端山好和・堀口万吉日本の地質 3 関東地方(代表編集委員 大森昌衛・端山好和・堀口万吉)共立出版,1986.15) 須藤定久鉱物資源図関東甲信越,通商産業省地質調査所,1998.16) 植村 武日本の地質 4 中部地方(代表編集委員 植村武・山田哲夫)共立出版,1988.17) 須藤定久・小村良二鉱物資源図中部近畿,通商産業省地質調査所,2000.18) 須藤定久・村尾 智鉱物資源図中国四国,産業技術総合研究所地質調査総合センター,2004.19) 須藤定久・渡辺 寧・小村良二鉱物資源図九州,産業技術総合研究所地質調査総合センター,2003.20 ) 地熱資源図,産業技術総合研究所 地質調査総合センタ ー , 入 手 先 〈 https: // staŠ.aist.go.jp / k-sakaguchi /articles/resmap/index.html〉(参照2017.2.3)21 ) 丸茂克美・根本尚大・氏家 亨・江橋俊臣・小野木有佳・山田亮一・吉田武義土壌・地質汚染評価基本図,産業技術総合研究所,2006.「5 万分の 1 仙台地域」質図,地熱地域地質図の使用を許可された(産業技術総50地盤工学会誌,―()
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  • タイトル
  • 8. 講座を終えるにあたって(地盤工学と地質学における最新のかかわり)
  • 著者
  • 丸茂 克美
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 51〜52
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100023
  • 内容
  • 地盤工学と地質学における最近のかかわり.丸茂講座を終えるにあたって克美(まるも富山大学大学院かつみ)理工学研究部れらの菌がどのようなメカニズムで硫化鉱物の表面を溶. お わ り に解するかについても論じている。こうした研究は微生物地盤工学と地質学における最近のかかわりに関する講学と鉱物学の境界領域の学際研究であり,硫化鉱物の一座では,第章で地質学や鉱物学の基礎1),第章で地種である黄銅鉱の表面に硫黄被膜が形成されると,硫黄形学の基礎2) ,第章で微生物学の基礎3) が紹介され,酸化細菌や鉄酸化細菌で黄銅鉱を溶解することが困難とトンネル工事などの土木作業で問題となる地形,地質,なる事例が紹介されている。鉱物や,工事で発生する掘削ずり中に生息して硫黄や鉄と反応する微生物の特性について学んだ。有害重金属類の溶出メカニズムに関する研究は,トンネル工事などで発生する掘削ずりを管理する上で極めてまた,これらの章では現場での岩石の化学分析や鉱物重要である。第章では札幌近郊の道路建設で発生した組成分析法1) ,地形図や空中写真の利用法,航空レーシルト層や泥炭層からのヒ素の溶出を阻止するため,ス画像の判読法2) ,ラグセメントを注入して地盤改良を行った事例が紹介さ微生物の培養法などが紹介された。誌面の関係上,いずれている4)。シルト層や泥炭層からのヒ素の溶出量は水れも概要のみの記載であるが,興味がある読者は各章での pH によって変化し,酸性側やアルカリ性側で上昇す紹介されている引用文献などを通して詳細を学んでいたることが知られているが,スラグセメントを使用した場だきたい。合には pH が10付近となるためヒ素の溶出が加速されたザー測量データの加工図や干渉 SARまた,第章では北海道近郊の道路工事などで発生すものの,水酸化ナトリウムを添加して pH を10以上にする掘削ずりに含まれるヒ素など有害重金属類が,どのよると,ヒ素の溶出を軽減させることができる。つまり,うな環境汚染を引き起こすかを調べるための国交省マニヒ素を溶出しやすいシルト層や泥炭層からなる軟弱地盤ュアルの試験法が紹介されている4)。現場写真を用いての地盤改良ではセメント注入に伴う pH 管理が有効であ紹介されている原位置カラム試験は模擬土捨場試験と比る。較して格段に効率的であり,掘削ずりに対するヒ素などまた,第章では掘削ずりからのヒ素などの有害重金の有害元素の溶出濃度の適切な評価に有効であるとされ属類の溶出を阻止する方法として,鉄(酸化鉄)系,マた。グネシウム系,ドロマイト系,カルシウム系,セリウム有害重金属類の溶出メカニズムに関しては第章,第章,第章で取り上げられた。第章では,熱水変質系の資材を人工吸着材や,火山灰などの天然材料を用いる工法が紹介されている4)。作用を受けたヒ素含有量の高い火山岩や,ヒ素含有量が第章ではヒ素やカドミウムなどの有害重金属類を含高くないものの,ヒ素の溶出量の多い堆積岩からの有害む硫化鉱物が,酸化的環境下で鉄酸化細菌などの微生物重金属類の溶出メカニズムについて鉱物学的視点から論が関与するために溶解し,有害重金属類を溶出することじられ,黄鉄鉱の酸化・溶解に伴いヒ素が溶出する事例を防止する手法が紹介されている3)。抗菌剤を用いて微が紹介されている4)。また,第章では有害重金属類の生物の活動を抑制することはあまり有効とは言えず,む溶出メカニズムを化学反応式や鉱物の熱力学安定性の視しろ硫化鉱物を含む掘削ずりなどを速やかに嫌気的環境点から論じられている5)。下に埋設すること,つまり,有害重金属類を含む硫化鉱さらに,第章は掘削ずり中の硫黄や鉄と反応する微物と酸素,水との接触を遮断するが有効であるという。生物である硫黄酸化細菌や鉄酸化細菌,硫酸還元菌に着実際,第章では仙台市の地下鉄東西線の工事で発生目し,これらの菌が掘削ずりからのヒ素などの有害重金した海成堆積岩の掘削ずりを埋設した場合,この堆積岩属類の溶出をどのように促進するかについて紹介していがどのように変化するかを検証した結果がまとめられてる3)。特に注目すべき点は,微生物が存在する環境でのいる。海成堆積岩の掘削ずりが酸素,水と接触する環境海成堆積岩からのヒ素や鉄の溶出実験と,微生物が存在に置かれた場合には,掘削ずりは容易に風化し,ヒ素やしない環境でのヒ素や鉄の溶出実験の対照実験の結果のカドミウムが溶出してしまうものの,掘削ずりを速やか違いを紹介し,微生物の関与する環境で如何にヒ素や鉄に還元環境に埋設した場合には,海成堆積岩は地下鉄工が溶出しやすくなるかを紹介していることである。また,事前の地下に存在していた環境と同様の環境に保たれる硫黄酸化細菌や鉄酸化細菌が生息する環境において,こため,ヒ素やカドミウムは溶出しない。こうした資料は,March, 201751 講  座極めて貴重であり,今後のトンネル工事などでの掘削ずり対策に活用できる。. 今後の展開岩石や地層の物性や化学組成は極めて複雑で,地質図で記載された岩体名や地層名が同じであっても,物性や化学組成が異なるため,膨潤性や重金属類の含有量や溶出量,酸性水の湧出量も異なる5)。その理由の一つは岩石や地層は無機物の集合体ではなく,生物,特に鉄酸化細菌,硫黄酸化細菌などの微生物も構成要素の一つであることに起因する3)。花崗岩などの火成岩には本来微生物は存在しないが,地盤の隆起や侵食現象に曝されるこ図―. 有害重金属類を溶出する可能性のある地質の調査概念図案とにより大気や環境水(地下水,海水,河川水,雨水など)に接して風化する2)。硫黄の含まれる堆積岩や,鉱床周辺に分布する黄鉄鉱を含んだ火成岩(安山岩や流紋ちろん,新第三紀や第四紀の海成堆積岩,堆積物の硫黄岩など)も鉄酸化細菌,硫黄酸化細菌の働きにより風化含有量に関する情報もない。が促進される。還元環境では安定であった有害重金属類鉱物資源図で大まかな情報を得ることができれば,次を含む硫化鉱物は酸素や水と接することにより風化してには地質図 Navi を用いて活構造図(縮尺 50万分の 1 )環境汚染を引き起こしてしまう。で断層の分布状況を把握したり,5 万分の 1 地質図幅で第章で紹介されたように,地形情報は地質情報を反地質図の詳細を調べることができる。地質図 Navi に収映させており,様々な地形情報を解析することにより,められている 5 万分の 1 地質図幅には鉱物資源図で網地質に関する情報を得ることができる。地質,鉱物,微羅されていない鉱床の分布を調べることが可能であり,生物に関する基礎知識を持ち,地形情報を有効に活用で図幅の説明書も閲覧可能である。きれば,トンネル工事で発生する掘削ずりに起因する環熱水変質帯は膨潤性地山の原因となるため,土木工事境汚染の防止に役立つはずである。第章で紹介した現では要注意である5)。硫化鉱物に富む膨潤性粘土の分布場での蛍光 X 線分析により掘削ずり中に含まれる硫黄を把握するためには地熱地域地質図が有効であるものの,量や有害重金属量の評価が可能であり,また近赤外線分公表された図面は鉱物資源図のように体系化されておら光スペクトルを調べることにより,熱水変質帯に含まれず,また地質図 Navi でも閲覧できない。る粘土鉱物などの判定も可能である1)。熱水変質帯は膨図―.に有害重金属類を溶出して環境汚染を引き起潤性地山の地質条件の一つであるため5),その存在の把こす可能性のある地質の調査方法案を示す。ヒ素などの握は重要である。有害重金属を多く含む地質は日本のみならず,東南アジしかし,それでもどのような地質が有害重金属類を含アや南アジアにも広く分布している4)。我が国の土木工む硫化鉱物に富むか,あるいは膨潤性地山の可能性があ事で蓄積された,地質中の自然由来の有害重金属類対策るかをネット情報などで把握できれば便利である。掘削に関する知見は,やがてこうした国々のインフラ開発にずりの有害重金属類の溶出メカニズムが理解できた上で,役立つはずである。工事対象地域の地質に有害重金属類を含む硫化鉱物が多く含まれるか,膨潤性地山の可能性があるかを予測できれば,掘削ずり対策に役立つはずである。参1)第章で紹介した鉱物資源図(縮尺50万分の 1)は誌面の都合上簡素化されたものであり,特に地質情報に関2)しては多くが省かれている6)。しかし,詳細な地質情報が表示されている鉱物資源図は国立研究開発法人産業技術総合研究所のホームページ上で公開されている地質図Navi7)から無料で入手することが可能である。ホームページ上で公開されている鉱物資源図はシーム3)4)5)レス地質図上に鉱物資源図が投影される構造になっており,どのような地質にどのような鉱床が伴われるかを知6)ることが可能となっている。しかし,鉱床の周囲には通常,熱水変質帯が分布するものの,こうした熱水変質帯に関する情報が記載されていないことが欠点である。も527)考文献丸茂克美地盤工学に必要な岩石学・鉱物学の基礎と現場分析手法,地盤工学会誌,Vol. 64, No. 10, pp. 29~36,2016.品川俊介建設工事における応用地形・地質学的調査,地盤工学会誌,Vol. 64, No. 11/12, pp. 43~51, 2016.井上千弘自然的要因における微生物の役割と対策,地盤工学会誌,Vol. 65, No. 2, pp. 36~43, 2017.五十嵐敏文自然的要因による環境汚染の評価と対策,地盤工学会誌,Vol. 64, No. 11/12, pp. 52~57, 2016.太田岳洋トンネル工事で遭遇する特殊な地質学的現象の課題と対策,地盤工学会誌,Vol. 65, No. 1, pp. 57~63, 2017.丸茂克美道路工事やトンネル工事で留意すべき日本の地質特性,地盤工学会誌,Vol. 65, No. 3, pp. 42~50,2017.国立研究開発法人産業技術総合研究所 https: // gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php地盤工学会誌,―()
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  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 53〜53
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100024
  • 内容
  • 新正酒 井 忠 雄羅承 賢三 浦 由 守河 島 好 広ワン チャオウエン広 重 敬 嗣落 合努長 野 敏 之清 水 敬 三本 谷 洋 二塩 屋 祐 太大久保 知 憲相 馬啓辻良 祐長 田 友里恵堂 内 悠 吾川 村 大 士渡 辺 高 志田 口 博 文竹 延 千 良船 越 宏 治平 山 悠 仁大久保 幸 倫野 溝 昌 宏寺 本 雅 昭森守 正松 永嵩小 川 良 太若 林 宏 彰松 井孝金 子 雅 博児 島 理 士佐々木 啓 之柳 迫 新 吾中 対 克 孝坂 本 裕 之古 宮 一 典橋 口 健 一山 田 百合子柳藤出村田本水田田村合之爽睦 月央 人裕 平剣 祐時 生翼真由子耕太郎秀 喜千 明彩 加員株 イーエス総合研究所株日鉄住金セメント株東日本高速道路株東日本高速道路株応用地質株大成建設株 構造計画研究所株りんかい日産建設株丸紅テツゲン株三信建設工業株ケミカルグラウト株 エムテック株ケミカルグラウト株鹿島建設株ケミカルグラウト株 ジェイアール総研エンジニアリング株 構造技術センター東日本旅客鉄道株 構造計画研究所株東亜建設工業株 アサノ大成基礎エンジニアリング(公財)鉄道総合技術研究所株JFE 商事テールワン株基礎地盤コンサルタンツ株応用地質株 鴻池組株 竹中土木株原子燃料工業株原子燃料工業株 鴻池組株 大阪支店日特建設株西日本高速道路エンジニアリング中国株 大林組株西日本高速道路エンジニアリング中国株西日本高速道路エンジニアリング中国株西日本高速道路エンジニアリング中国株広建コンサルタンツ株応用地質株日向測量設計北九州市立大学学青劉佐小西守森清堀今水原川会生会員智March, 2017北見工業大学東北大学長岡技術科学大学大学院東京大学千葉大学東京大学生産技術研究所早稲田大学日本大学東京電機大学横浜国立大学入会員(1 月理事会承認)安 竹沢津橋廣 瀬田 崎伊豆本野 村板 橋石 田佐 藤小 林設 樂岡 田奥 田浦 谷藤 本小 南鈴 木大 原前 田柳 田YAN長 野大 根武 田森鈴 木沖 野川 崎森 口田 中上野山清 水堀 尾荒 川窪 田石 川眞 木上 原堀長 浦加 納江 原藤 田木 村草 場櫻 井沢 田嶋 谷中 尾大 塚渡 上江 口張友 久万堀洸雅雅陽治 横浜国立大学裕 東京大学生産技術研究所弥 早稲田大学介 東京都市大学聡 東京大学理 樹 東京理科大学智 彦 東京農工大学周 平 日本大学樹 東京大学生産技術研究所和 樹 東京農工大学優 綺真 聡聖 也優 樹 関東学院大学幹 太 東京工業大学直 翔 東京大学生産技術研究所奨 士 明治大学勇達 矢匡 慶PENGFEI 名古屋工業大学兄 裕瑛 志祐 輔 名古屋工業大学智 彦 名城大学薫頌 悟 名古屋工業大学貴 也 名古屋工業大学裕 矢直 人裕 己 神戸大学巧 巳有 加 神戸大学裕 紀上太郎拓 也 神戸大学陸 神戸大学拓 真睦崇 晃 神戸大学武 司竜 二 関西大学大学院琢 磨 大阪工業大学鴻 志翔 馬祥 人 立命館大学亮 輔 立命館大学宗 太 明石工業高等専門学校晃 揮 明石工業高等専門学校悠 貴 島根大学正 洋 鳥取大学健 太 広島大学大学院磊徹 也金 庭祐 大53
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  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 54〜54
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100025
  • 内容
  •     ◆編集後記◆め,大きな成果が期待されますが,それを扱うのはあくまで本号では,「技術の継承と教育」と題し,地盤工学分野に人であり,専門的な知識を持った技術者である必要があるとおいて,産官学の取り組みについて特集しています。少子高思います。特に地盤工学の分野は,自然物である地盤を対象齢化に伴う国内市場の縮小が予想される一方で, 2020 年東としているため,材料としての地盤は性質にばらつきを有し京オリンピックの開催を始めとする大規模インフラ整備事業ており,また,地中を直接目視確認することも困難です。そが予定されています。建設業は,全産業に比べて就業者全体のため,地盤工学における知識や技術の体系は経験工学的なに占める高齢者の割合が大きく,今後,熟練の技能労働者が側面が強く,実務の場で暗黙知として継承されてきたものも大量に離職することが見込まれており,本特集の「技術の継多数あります。それらを確実に伝承し,また海外等の新たな承と教育」は建設業全体における重要なテーマとなっていま市場を開拓する担い手の育成を実現するため,本特集が一助す。になれば幸いです。このような現場の労働力減少を踏まえて, ICT を建設現最後に,ご多忙の中ご協力いただきました執筆者の皆さま場に活用することによって,生産性向上を図る「 i Con-に心より御礼申し上げます。(山口健治記)struction」が推進されています。実務の段階でも導入され始※印は公益出版部会構成員平 成  年 度 役 員会理長事監事村 上章副 会 長大 谷順古(事業企画戦略室)本 多眞(*)(総務部)宮 田 喜 壽(*)浜 田(会員 ・ 支部部)田 中 耕太郎(*)田 中(国際部)勝 見武(*)(公 益 出 版 部)渦 岡 良 介(*)※  橋(調査 ・ 研究部)山 下聡(*)西 村(基準部)松 本 樹 典(*)仙 頭松 下 克 也西 田 耕 一屋弘英 治真 弓古関小 高廣 岡潤一※猛 司明 彦中村裕昭章 浩※伸 一紀 明(*)室長,部長平 成年 度 公 益 出 版 部 会理事・部長理事部員渦 岡 橋鈴 木越 村良 介章 浩健一郎賢 司理事・副会長野榎田 利本 忠古弘夫菊関潤池一喜昭伊藤和也渡邉康司杉本映湖平成年度「地盤工学会誌」編集委員会委員長企画・編集グループ 橋 章 浩※副委員長 鈴 木 健一郎※主査 福 永 勇 介委員 浅 野 将 人石 川 敬 祐加 島西 村聡藤 原優松 澤学生委員 朝 倉 さや香阿 部 龍 矢遠 藤中野渡 博 道万 代 俊 之盛主査 正 田 大 輔委員 大 竹雄阪 田暁 橋主査 長 澤 正 明委員 大 塚 隆 人金 子 賢 治木 元主査 野 村 英 雄委員 柏尚 稔北 出 圭 介清 水主査 野 原 慎太郎委員 鎌 田 敏 幸倉 田 大 輔酒 井委員長 野 田 利 弘委員兼幹事 谷 川 友 浩小 林 浩 二委員 秋 本 哲 平飯 島 功一郎稲 積島 田篤戸 邉 勇 人中 村細 田 寿 臣松 丸 貴 樹森 下第 1 グループ第 2 グループ第 3 グループ第 4 グループ講座委員会寛章真圭 吾健太郎木 内松 村木 戸大介聡隆之祐京森児寛行竹内秀克野々村敦子小百合小林孝彰富陽太智明原弘行森友宏崇之山口健治真 哉邦 彦智 貴金畠山子崇郎之一俊崎 貴成健酒福川 裕 之田 年 一玉 真乃介樫匂田久渡鈴保邉木彩博諭華澤藤村 康澤 和生謙平成年度「Soils and Foundations」編集委員会委員長菊池 喜昭※ 副委員長委員長三村衛小高 猛司渦岡良介※宮田喜壽平成年度「地盤工学ジャーナル」編集委員会名誉会員特別会員副委員長伊藤和也※岸田潔会員現在数(平成28年12月末現在)145名(国際会員109名含む) 正会員 7,448名(国際会員1,006名含む) 学生会員866名879団体(国際会員47団体含む) 合計9,338名・団体会費(年額)正会員 9,600円 学生会員 3,000円 国際会員(特別もしくは正会員に限る)2,000円 特別会員特級 300,000円,1 級 240,000円,2 級 160,000円,3 級 100,000円,4 級 60,000円Soils and Foundations 購読料(会員に限る)12,000円(Online 版ライセンス+冊子版)または8,000円(Online 版ライセンスのみ)地盤工学会誌平成29年 3 月 1 日発行編集発行所公益社団法人2017 地盤工学会54定価1,728円(本体価格1,600円) 無断転載2017年 3 月号 Vol.65, No.3 通巻710号株「地盤工学会誌」編集委員会印刷所 小宮山印刷工業編集業務代行地盤工学会有 新日本編集企画を禁ずる郵便番号  東京都文京区千石丁目番号電話 (代表)郵便振替 FAX ホームページ URL https://www.jiban.or.jp/Email jgs@jiban. or. jp広告一手取扱株廣業社〒 東京都中央区銀座丁目番号電話 地盤工学会誌,―()
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  • 平成28年度役員等
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 54〜54
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100026
  • 内容
  •     ◆編集後記◆め,大きな成果が期待されますが,それを扱うのはあくまで本号では,「技術の継承と教育」と題し,地盤工学分野に人であり,専門的な知識を持った技術者である必要があるとおいて,産官学の取り組みについて特集しています。少子高思います。特に地盤工学の分野は,自然物である地盤を対象齢化に伴う国内市場の縮小が予想される一方で, 2020 年東としているため,材料としての地盤は性質にばらつきを有し京オリンピックの開催を始めとする大規模インフラ整備事業ており,また,地中を直接目視確認することも困難です。そが予定されています。建設業は,全産業に比べて就業者全体のため,地盤工学における知識や技術の体系は経験工学的なに占める高齢者の割合が大きく,今後,熟練の技能労働者が側面が強く,実務の場で暗黙知として継承されてきたものも大量に離職することが見込まれており,本特集の「技術の継多数あります。それらを確実に伝承し,また海外等の新たな承と教育」は建設業全体における重要なテーマとなっていま市場を開拓する担い手の育成を実現するため,本特集が一助す。になれば幸いです。このような現場の労働力減少を踏まえて, ICT を建設現最後に,ご多忙の中ご協力いただきました執筆者の皆さま場に活用することによって,生産性向上を図る「 i Con-に心より御礼申し上げます。(山口健治記)struction」が推進されています。実務の段階でも導入され始※印は公益出版部会構成員平 成  年 度 役 員会理長事監事村 上章副 会 長大 谷順古(事業企画戦略室)本 多眞(*)(総務部)宮 田 喜 壽(*)浜 田(会員 ・ 支部部)田 中 耕太郎(*)田 中(国際部)勝 見武(*)(公 益 出 版 部)渦 岡 良 介(*)※  橋(調査 ・ 研究部)山 下聡(*)西 村(基準部)松 本 樹 典(*)仙 頭松 下 克 也西 田 耕 一屋弘英 治真 弓古関小 高廣 岡潤一※猛 司明 彦中村裕昭章 浩※伸 一紀 明(*)室長,部長平 成年 度 公 益 出 版 部 会理事・部長理事部員渦 岡 橋鈴 木越 村良 介章 浩健一郎賢 司理事・副会長野榎田 利本 忠古弘夫菊関潤池一喜昭伊藤和也渡邉康司杉本映湖平成年度「地盤工学会誌」編集委員会委員長企画・編集グループ 橋 章 浩※副委員長 鈴 木 健一郎※主査 福 永 勇 介委員 浅 野 将 人石 川 敬 祐加 島西 村聡藤 原優松 澤学生委員 朝 倉 さや香阿 部 龍 矢遠 藤中野渡 博 道万 代 俊 之盛主査 正 田 大 輔委員 大 竹雄阪 田暁 橋主査 長 澤 正 明委員 大 塚 隆 人金 子 賢 治木 元主査 野 村 英 雄委員 柏尚 稔北 出 圭 介清 水主査 野 原 慎太郎委員 鎌 田 敏 幸倉 田 大 輔酒 井委員長 野 田 利 弘委員兼幹事 谷 川 友 浩小 林 浩 二委員 秋 本 哲 平飯 島 功一郎稲 積島 田篤戸 邉 勇 人中 村細 田 寿 臣松 丸 貴 樹森 下第 1 グループ第 2 グループ第 3 グループ第 4 グループ講座委員会寛章真圭 吾健太郎木 内松 村木 戸大介聡隆之祐京森児寛行竹内秀克野々村敦子小百合小林孝彰富陽太智明原弘行森友宏崇之山口健治真 哉邦 彦智 貴金畠山子崇郎之一俊崎 貴成健酒福川 裕 之田 年 一玉 真乃介樫匂田久渡鈴保邉木彩博諭華澤藤村 康澤 和生謙平成年度「Soils and Foundations」編集委員会委員長菊池 喜昭※ 副委員長委員長三村衛小高 猛司渦岡良介※宮田喜壽平成年度「地盤工学ジャーナル」編集委員会名誉会員特別会員副委員長伊藤和也※岸田潔会員現在数(平成28年12月末現在)145名(国際会員109名含む) 正会員 7,448名(国際会員1,006名含む) 学生会員866名879団体(国際会員47団体含む) 合計9,338名・団体会費(年額)正会員 9,600円 学生会員 3,000円 国際会員(特別もしくは正会員に限る)2,000円 特別会員特級 300,000円,1 級 240,000円,2 級 160,000円,3 級 100,000円,4 級 60,000円Soils and Foundations 購読料(会員に限る)12,000円(Online 版ライセンス+冊子版)または8,000円(Online 版ライセンスのみ)地盤工学会誌平成29年 3 月 1 日発行編集発行所公益社団法人2017 地盤工学会54定価1,728円(本体価格1,600円) 無断転載2017年 3 月号 Vol.65, No.3 通巻710号株「地盤工学会誌」編集委員会印刷所 小宮山印刷工業編集業務代行地盤工学会有 新日本編集企画を禁ずる郵便番号  東京都文京区千石丁目番号電話 (代表)郵便振替 FAX ホームページ URL https://www.jiban.or.jp/Email jgs@jiban. or. jp広告一手取扱株廣業社〒 東京都中央区銀座丁目番号電話 地盤工学会誌,―()
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  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 54〜54
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100027
  • 内容
  •     ◆編集後記◆め,大きな成果が期待されますが,それを扱うのはあくまで本号では,「技術の継承と教育」と題し,地盤工学分野に人であり,専門的な知識を持った技術者である必要があるとおいて,産官学の取り組みについて特集しています。少子高思います。特に地盤工学の分野は,自然物である地盤を対象齢化に伴う国内市場の縮小が予想される一方で, 2020 年東としているため,材料としての地盤は性質にばらつきを有し京オリンピックの開催を始めとする大規模インフラ整備事業ており,また,地中を直接目視確認することも困難です。そが予定されています。建設業は,全産業に比べて就業者全体のため,地盤工学における知識や技術の体系は経験工学的なに占める高齢者の割合が大きく,今後,熟練の技能労働者が側面が強く,実務の場で暗黙知として継承されてきたものも大量に離職することが見込まれており,本特集の「技術の継多数あります。それらを確実に伝承し,また海外等の新たな承と教育」は建設業全体における重要なテーマとなっていま市場を開拓する担い手の育成を実現するため,本特集が一助す。になれば幸いです。このような現場の労働力減少を踏まえて, ICT を建設現最後に,ご多忙の中ご協力いただきました執筆者の皆さま場に活用することによって,生産性向上を図る「 i Con-に心より御礼申し上げます。(山口健治記)struction」が推進されています。実務の段階でも導入され始※印は公益出版部会構成員平 成  年 度 役 員会理長事監事村 上章副 会 長大 谷順古(事業企画戦略室)本 多眞(*)(総務部)宮 田 喜 壽(*)浜 田(会員 ・ 支部部)田 中 耕太郎(*)田 中(国際部)勝 見武(*)(公 益 出 版 部)渦 岡 良 介(*)※  橋(調査 ・ 研究部)山 下聡(*)西 村(基準部)松 本 樹 典(*)仙 頭松 下 克 也西 田 耕 一屋弘英 治真 弓古関小 高廣 岡潤一※猛 司明 彦中村裕昭章 浩※伸 一紀 明(*)室長,部長平 成年 度 公 益 出 版 部 会理事・部長理事部員渦 岡 橋鈴 木越 村良 介章 浩健一郎賢 司理事・副会長野榎田 利本 忠古弘夫菊関潤池一喜昭伊藤和也渡邉康司杉本映湖平成年度「地盤工学会誌」編集委員会委員長企画・編集グループ 橋 章 浩※副委員長 鈴 木 健一郎※主査 福 永 勇 介委員 浅 野 将 人石 川 敬 祐加 島西 村聡藤 原優松 澤学生委員 朝 倉 さや香阿 部 龍 矢遠 藤中野渡 博 道万 代 俊 之盛主査 正 田 大 輔委員 大 竹雄阪 田暁 橋主査 長 澤 正 明委員 大 塚 隆 人金 子 賢 治木 元主査 野 村 英 雄委員 柏尚 稔北 出 圭 介清 水主査 野 原 慎太郎委員 鎌 田 敏 幸倉 田 大 輔酒 井委員長 野 田 利 弘委員兼幹事 谷 川 友 浩小 林 浩 二委員 秋 本 哲 平飯 島 功一郎稲 積島 田篤戸 邉 勇 人中 村細 田 寿 臣松 丸 貴 樹森 下第 1 グループ第 2 グループ第 3 グループ第 4 グループ講座委員会寛章真圭 吾健太郎木 内松 村木 戸大介聡隆之祐京森児寛行竹内秀克野々村敦子小百合小林孝彰富陽太智明原弘行森友宏崇之山口健治真 哉邦 彦智 貴金畠山子崇郎之一俊崎 貴成健酒福川 裕 之田 年 一玉 真乃介樫匂田久渡鈴保邉木彩博諭華澤藤村 康澤 和生謙平成年度「Soils and Foundations」編集委員会委員長菊池 喜昭※ 副委員長委員長三村衛小高 猛司渦岡良介※宮田喜壽平成年度「地盤工学ジャーナル」編集委員会名誉会員特別会員副委員長伊藤和也※岸田潔会員現在数(平成28年12月末現在)145名(国際会員109名含む) 正会員 7,448名(国際会員1,006名含む) 学生会員866名879団体(国際会員47団体含む) 合計9,338名・団体会費(年額)正会員 9,600円 学生会員 3,000円 国際会員(特別もしくは正会員に限る)2,000円 特別会員特級 300,000円,1 級 240,000円,2 級 160,000円,3 級 100,000円,4 級 60,000円Soils and Foundations 購読料(会員に限る)12,000円(Online 版ライセンス+冊子版)または8,000円(Online 版ライセンスのみ)地盤工学会誌平成29年 3 月 1 日発行編集発行所公益社団法人2017 地盤工学会54定価1,728円(本体価格1,600円) 無断転載2017年 3 月号 Vol.65, No.3 通巻710号株「地盤工学会誌」編集委員会印刷所 小宮山印刷工業編集業務代行地盤工学会有 新日本編集企画を禁ずる郵便番号  東京都文京区千石丁目番号電話 (代表)郵便振替 FAX ホームページ URL https://www.jiban.or.jp/Email jgs@jiban. or. jp広告一手取扱株廣業社〒 東京都中央区銀座丁目番号電話 地盤工学会誌,―()
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  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • A1〜A6
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100028
  • 内容
  • ■ お知らせ開催期日締切月日3 月31日29年 7 月12日~14日内容開催場所掲載ページ平成28年(2016年)熊本地震による被災会員への支援について地盤工学会各部会 部員(室員)の公募について第52回地盤工学研究発表会2P2P名古屋11・12月号 1 P開催場所掲載ページ■ 論文・原稿募集開催期日締切月日行事名3 月15日「地盤工学会誌」への概要原稿公募テーマ「逆解析/データ同化とその利用」2P4 月15日「地盤工学会誌」への概要原稿公募テーマ「有害物質の調査と対策」3P■ 支部からのお知らせ支部名開催月日締切月日行事名開催場所掲載ページ29年 6 月 2 日3 月31日「気候変動に伴う積雪寒冷地の地盤災害に関するシンポジウム」論文募集東 北 支 部 29年 4 月25日4 月17日「平成29年度東北支部総会」及び「懇親会」中 部 支 部 29年 4 月14日4月3日地盤工学会中部支部関西支部29年 4 月17日3 月31日地盤工学会関西支部「平成 29 年度通常総会」及び「懇親会」大阪4P29年11月 2 日6 月30日Kansai GeoSymposium 2017―地下水地盤環境・防災・計測技術に関するシンポジウム―論文/報告募集吹田4P北海道支部第61回通常総会札幌11・12月号 4 P仙台3P名古屋4P中 国 支 部 29年 4 月25日地盤工学会中国支部平成29年度通常総会広島5P四 国 支 部 29年 4 月17日地盤工学会四国支部平成29年度支部総会高松5P九 州 支 部 29年 4 月15日(29年 4 月下旬~7 月中旬)2017開講のお知らせ福岡5P技術士養成塾■ 共催・協賛・後援開催期日締切月日行事名開催場所掲載ページ29年 3 月 8 日第23回宅地擁壁技術講習会東京前号3P29年 3 月 9 日ウィンタースクール「トポロジー最適化の基礎~積層造形によるものづくりへの応用~」東京前号3P29年 3 月14日29年 5 月18日,19日第21回土木鋼構造研究シンポウム東京第 5 回中部ライフガード TEC2017~防災・減災・危機管理展~名古屋29年 5 月20日,21日29年 5 月20日~25日第20回応用力学シンポジウム京都5PJpGUAGU 共同大会2017( JpGUAGU Joint Meeting 2017)千葉11・12月号 6 P29年 5 月31日~6 月 2 日第22回計算工学講演会29年11月21日~23日The Seventh International Conference on Geotechnique, ConstructionMaterials and Environment (GEOMATE 2017 Mie)29年11月29日~12月 1 日第 2 回橋梁・トンネル技術展1 月号 7 P11・12月号 6 Pさいたま前号6P津千葉1 月号地盤工学会ホームページ(https://www.jiban.or.jp/)に,会告及び最新出版案内が掲示されていますのでご覧ください。国際地盤工学会ホームページ(http://www.issmge.org/)地盤工学会の本部及び支部の所在地は本号会告の 6 ページをご参照ください。― 1 ―3P7P ■お知らせお知らせ平成年(年)熊本地震による被災会員への支援について公益社団法人地盤工学会この度, 2016 年 4 月 14 日以降に継続して発生しております熊本地震により被災された会員とご家族そしてその関係者の皆様に,謹んでお見舞い申し上げます。地盤工学会では,今回の地震により被災された会員への支援として,地盤工学会規則第 14 条 3 項の規定に基づき,平成 28年度会費を免除することにいたしました。被災された会員の方は下記の要領でお申し込みください。なお,会費の減免については理事会の決定を得て,当学会よりご連絡いたします。記. 会費免除対象者と免除する会費正会員(個人) 年会費9 600円学生会員年会費3 000円国際会員正会員(個人)年会費 9 600 円のほかに地盤工学会各部会て部員(室員)の公募につい公益社団法人地盤工学会総務部長 宮田喜壽地盤工学会は「開かれた学会運営」に努めており,その一環として,平成 12 年度から各部会の部員を公募しております。平成 29 年度も下記のとおり公募いたしますので,会員各位のご応募をお待ちしております。応募締切は平成年月日(金)です。. 総務部会 部員 若干名(総務部は,総会,理事会に関する事務,各部間の調整,広報・渉外,経理・庶務等を担当しています。). 事業企画戦略室 室員 若干名(事業企画戦略室は,学会の各部を横断する事業や企画の戦略的検討,事業に関する評価,再構築ならびに中長期計画及び関連機関との連携等を担当しています。). 会員・支部部会 部員 若干名(会員・支部部は,会員の資質向上,会員サービスの充実,支部の運営・事業,本部・支部間の連絡調整,講習会・講演会・見学会の継続教育,ダイバーシティの推進等を担当しています。). 国際部会 部員 若干名(国際部は,国際地盤工学会との連携,国際会議,国際協力等を担当しています。)■論文・原稿募集論文 ・ 原稿募国際会費2 000円申込み方法被災された会員の方は,被災状況,会員種別,会員番号,住所・氏名を記入し,文書, FAX または E mail で学会事務局にご連絡ください。なお,すでに平成 28 年度会費をお支払い済の方は,その取扱い( 29 年度会費に充当等)についてのご希望も併せてお知らせください。. 申込み先〒― 東京都文京区千石――地盤工学会 調査基準・技術推進チーム 会員係――電話―― FAXEmailkaiin@jiban.or.jp【参考】公益社団法人地盤工学会規則(第14条)3. 激甚災害により被災した会員については,当該年度会費の減免,もしくは次年度会費の減免を行うことができる。会費減免の可否は総務部と連携し,会員・支部部の審議に基づき理事会で決定する。.. 公益出版部会 委員 若干名(公益出版部は,「地盤工学会誌」,「 Soils and Foundations 」,「地盤工学ジャーナル」及び地盤工学に関する図書,印刷物等の編集・刊行(規格・基準の制定に関するものを除く)を担当しており,これらの企画・編集を行う委員会が組織されています。). 調査・研究部会 部員 若干名(調査・研究部は,地盤工学に関する理論と応用の調査研究,技術指導,研究発表会,シンポジウム等を担当しています。これらを実施するための各種研究委員会,調査委員会,実行委員会が組織されています。). 基準部会 部員 若干名(基準部は,地盤工学に関する規格・基準の制定,管理,ISO 対応およびこれらに関する図書の刊行を担当しています。)※自薦・他薦を問いませんが,他薦の場合は被推薦者のご了解をお取り下さい。ご応募に当たっては,応募される部会名または委員会名,ご氏名,会員番号,年齢,住所,勤務先,電話番号, FAX 番号,Email アドレス,専門分野等必要事項および部会活動への抱負やコメント(おおむね200字以内)を,Email 等でご提出ください。なお,選任については,理事会および各部会で判断させていただきます。問合せ・申込先公益社団法人地盤工学会総務・出版事業チーム jgs@jiban.or.jp電話 ―― FAX. ――集「地盤工学会誌」への概要原稿公募テーマ「逆解析/データ同化とその利用」会誌編集委員会◇今回募集する下記の特集号に投稿を希望する方は,A4 判縦長の用紙に題名,執筆者と連名者の氏名,所属機関および連絡者を明記のうえ,内容が理解できる 2 000字程度の概要と,必要ならば図表等を添付してメールにて会誌編集委員会( E mail: kaishi genko @ jiban.or.jp )あてにお送り下さい。◇投稿者は,本学会の正・国際・学生会員に限ります。同一著者(筆頭著者)からの複数の採択はいたしません。◇概要を審査後,掲載可となった著者には,改めて原稿依頼状等をお送りいたします。その際の本原稿の締切りは,平成29年 6 月末を予定しております。◇最終的な掲載の可否は,編集委員会にご一任下さい。― 2 ― 発行号平成年月号テーマ「逆解析/データ同化とその利用」概要原稿の締切り平成年月日趣 旨逆問題は結果から原因を推定する方法であり,理工学分野において逆問題・逆解析は古くから数多くの手法が提案されています。近年の地盤工学においては,地震観測記録に基づく震源メカニズムの推定や長期の観測に基づく地盤沈下の評価などに利用される例が見られ,構造物の設計や施工管理に応用されています。近年のコンピュータ技術の発展に伴って,昔には考え「地盤工学会誌」への概要原稿公募テーマ「有害物質の調査と対策」会誌編集委員会◇今回募集する下記の特集号に投稿を希望する方は,A4 判縦長の用紙に題名,執筆者と連名者の氏名,所属機関および連絡者を明記のうえ,内容が理解できる 2 000 字程度の概要と,必要ならば図表等を添付してメールにて会誌編集委員発行号平成年月号テーマ「有害物質の調査と対策」概要原稿の締切り平成年月日趣 旨平成 22 年 4 月に改正土壌汚染対策法が施行され,自然由来の有害物質が含まれる建設発生土も法の対象となりました。改正から 6 年余りが経過し,見直しの時期を迎えます。有害物質毎で多様な性質と挙動を示し,汚染状況・条件が現場毎に異なり複雑であることを背景に,有害物質の分布や賦存状況を把握するための調査,有害物質による土壌・地下水汚染の対策技術は多種多様な技術が日々開発されています。経済的で効果的な調査と浄化を行うためには,対象地盤,対象物質,調査・修復段階に応じて,最適な方法を選定していくことが必要です。その中で,自然由来の有害物質については,岩石中に存在する■られないほどの大規模な計算が可能となってきており,逆解析に基づく地盤物性評価の適用範囲は日々拡大しています。仕様規定型から信頼性設計に基づく性能規定型の設計への移行が叫ばれ続ける中で,不確定性が多く含まれる地盤に対して最適な構造物を設計・施工するためには,逆解析とデータ同化を如何に上手く現場に展開させるかが重要になるものと思われます。そこで,地盤工学における逆解析とデータ同化に関する最新技術,現場での取組み状況や適用事例,今後の展望について特集いたします。会員の皆様の積極的なご投稿をお待ちしております。会( E mail: kaishi genko @ jiban.or.jp )あてにお送り下さい。◇投稿者は,本学会の正・国際・学生会員に限ります。同一著者(筆頭著者)からの複数の採択はいたしません。◇概要を審査後,掲載可となった著者には,改めて原稿依頼状等をお送りいたします。その際の本原稿の締切りは,平成29年 7 月末を予定しております。◇最終的な掲載の可否は,編集委員会にご一任下さい。特定の化学成分の判定手法や発生土の処理方法について検討し,現場の状況に応じて,封じ込め・不溶化等の対策が実施されています。一方で,対策実施時の施工管理,周辺環境保全,モニタリング等による性能確認も重要な事項であり,細かな配慮が求められます。法の改正により汚染土壌を極力汚染サイト外へ搬出することなくより安価な費用で措置対策することが期待される中で,掘削除去による対策が未だ多い状況です。土壌・地下水汚染に対応する技術は進んだものの,まだ発展の段階にもあるとも言え,今後のさらなる技術開発が期待されます。本号では,「有害物質の調査と対策」と題し,特に自然由来の有害物質に対する調査と対策に関する現状と課題,取組み状況,最新技術と適用事例,今後の展望について特集いたします。会員の皆様の積極的なご投稿をお待ちしております。支 部 か ら の お 知 ら せ●各支部行事等への申込み方法各支部事務局及び主催者へお問合わせください。東 北 支 部「平成年度東北支部総会」及び「懇親会」主催(公社)地盤工学会東北支部日会時平成年月日(火)~場仙台ガーデンパレス(仙台市宮城野区榴岡 4―1―5)電話 022―299―6211総会1500~1630議 事 平成28年度事業報告および決算平成29年度事業計画および予算役員改選平成28年度東北支部表彰総会後の諸行事講演会1645~1745演題「未定」(決定次第 HP 等を通じてご連絡いたします)懇 親 会1800~2000会費5 000円(当日,受付で徴収させていただきます)申し込み方法東北支部から送付される往復はがきの返信欄に必要事項をご記入の上,月日(月)までにご返送下さい。問合せ先地盤工学会東北支部電話――Emailjgsbth@tohokushibu.jp※詳細は東北支部 HP(http://jgstohoku.org/)をご覧ください。― 3 ―支部からのお知らせ 中 部 支 部地盤工学会中部支部第回通常総会壊メカニズムの考察」名古屋大学 吉川 高広 氏(平成 28 年度中部支部賞論文賞受賞者)受 賞講 演 演 題「 品質 管理自 動化 シス テムを 適用 したCSG 工事の合理化」講演者 前田建設工業株式会社 田中 麻穂治 氏(平成28年度中部支部賞技術賞受賞者)映 画 会 16  10 ~ 16  55 「高潮災害から港を守る~伊勢湾台風の教訓~他」交 流 会 17  00 ~ 19  00 (会場レストラン花の木(名古屋大学内) 参加費円)申し込み方法中部支部から送付される往復はがきの返信欄に必要事項をご記入の上,月日(月)までにご返送下さい。連 絡 先地盤工学会中部支部宛TEL――,FAX――Emailjibanchu@jeans.ocn.ne.jp※詳細は中部支部 HP ( http:// jgschubu.org/)をご覧ください。講演者主催(公社)地盤工学会中部支部日会時平成年月日(金)~場名古屋大学 名古屋大学減災館 1F 減災ホール(名古屋市千種区不老町 地下鉄名城線「名古屋大学」駅下車 3 番出口から徒歩 2 分)http: // www.nagoya u.ac.jp / access map /の C2 の◯総会1400~1500議事 平成年度事業報告および平成年度決算報告,平成年度事業計画および平成年度収支予算総会後の諸行事講演会1510~1605支部長講演 演題「港湾を巡る最近の状況について」講演者 国土交通省中部地方整備局 副局長 守屋 正平(平成29年度地盤工学会中部支部支部長)受賞講演 演題「空気~水~土骨格連成有限変形解析を用いた透水模型実験のシミュレーションと浸透破関 西 支 部地盤工学会関西支部「平成年度通常総会」及び「懇親会」主催(公社)地盤工学会関西支部日会時平成年月日(月)~場大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島 1―1―27電話06―6208―2002)特別講演1600~1650演題「安全安心の確保と大阪・関西の成長に向けて」講師竹内廣行(平成28年度関西支部支部長)総会1700~1800平成28年度事業報告及び決算平成29年度事業計画及び予算平成28年度地盤工学会関西支部賞発表役員改選Kansai GeoSymposium ―地下水地盤環境・防災・計測技術に関するシンポジウム― 論文/報告募集主催(公社)地盤工学会関西支部地下水地盤環境に関する研究協議会協賛(公社)土木学会関西支部(公社)日本材料学会関西支部(公社)日本地すべり学会関西支部(一社)日本建築学会近畿支部(公社)日本地下水学会(一社)日本応用地質学会関西支部(公社)日本水環境学会関西支部現場計測コンサルタント協会※協賛団体は予定です。開 催 日平成年月日(木)会場関西大学 周年記念会館(関西大学 千里山キャンパス)参 加 費正会員・特別会員・協賛団体の会員 5 000 円,学生懇 親 会1815~2015(会費事前申込5 000円,当日申込7 000円)(支部賞の表彰を行います)申込み期限平成年月日(金)申込み方法返信はがき,もしくは FAX , E mail にて,出席・欠席の別をご記入の上,月日(金),までに関西支部事務局に到着するようご返信下さい。欠席の場合でも,必ずご返信くださいますようお願い申し上げます。申込み先地盤工学会関西支部〒 大阪市中央区谷町―― ストークビル天満橋階号室――電話―― FAXEmailsokai@jgskb.jp※詳細はホームページ[http://www.jgskb.jp/]にてご確認ください。会員2 000円,非会員7 000円公募論文/報告のテーマ 地下水地盤環境に係る調査研究および保全対策 地下水地盤災害の予測や防災対策 都市域の地下温暖化や地中熱エネルギー利用に係る調査研究 地下水の水位・流動・水質や水循環に係る調査研究 地盤災害の予測や防災・減災対策 地盤環境汚染の予測や管理・修復技術 上記 ~ に係る新しい計測技術(ハード/ソフト),現場計測管理事例 上記 ~ に係る工事事例 その他,地下水環境や地盤工学分野における研究成果,技術成果論文原稿締切平成年月日(金)※昨年度までは,論文原稿の提出前に論文要旨を先行提出していただいておりましたが,今年度は期日(6 月30日)までに論文送付表と論文原稿を同時にご提出願います。発表形式口頭発表(なお,昨年同様にポスターセッションは― 4 ― 実施致しません) 運営委員会申込み・問合せ先Kansai GeoSymposium 〒― 大阪市中央区谷町―― ストークビル天満橋階号室――電話―― FAXEmailo‹ce@jgskb.jp※詳細はホームページ[http://www.jgskb.jp/]にてご確認ください。中 国 支 部地盤工学会中国支部平成年度通常総会主催(公社)地盤工学会中国支部日会時平成年月日(火)~場ホテルチューリッヒ東方 アイネクライネ(広島市東区光町 2731 TEL 0822625111)総会~議事平成28年度事業報告および決算報告平成29年度事業計画および収支予算平成29年度役員改選中国支部表彰特別講演会1600~1700題目JR 可部線復活への道のりとその背景講師秋田紀之((公社)中国地方総合研究センター)問合せ先地盤工学会中国支部事務局TEL & FAXEmailchugoku@jiban.or.jp四 国 支 部地盤工学会四国支部平成年度支部総会主催(公社)地盤工学会四国支部日会議時平成年月日(月)~場サンポート高松合同庁舎低層棟階アイホール(高松市サンポート 3―33)事平成28年度事業報告および決算,監査報告平成29年度事業計画および予算平成29年度支部役員その他懇 親 会香港亭(マリンプラザタイム高松) 1720~(高松市サンポート 2 番 1 号 3 階)会費4 000円連 絡 先地盤工学会四国支部 中島淳子Emailnakajima.junko.mc@ehimeu.ac.jp九 州 支 部 技術士養成塾開講のお知らせ主催(公社)地盤工学会九州支部開催期日 ガイダンス(講習会形式)平成29年 4 月15日(土)◯ 筆記試験対策(通信添削)平成29年 4 月下旬~7 月中旬◯ガイダンス開催場所JR 九州コンサルタンツ株式会社 5 階会議室福岡県福岡市博多区博多駅東 1―1―14http://www.jrqc.co.jp/受講内容技術士試験(土質及び基礎)対策のためのガイダン■共催・協賛・後援第回応用力学シンポジウム主催(公社)土木学会 応用力学委員会協賛地盤工学会ほか日会時平成年月日(土),日(日)場京都大学吉田キャンパス(〒6068501 京都市左京区吉田本町)ス,筆記試験対策としての通信添削(添削回数 5回) ガイダンス会員3 000円,非会員5 000円参加費用◯ 筆記試験対策会員16 000円,非会員28 000円◯(※オプションとして,受験申込書添削(2 000円)も行います。) ガイダンス平成29年 4 月 7 日申込期限◯ 筆記試験対策平成29年 4 月21日◯(受験申込書添削希望の場合は,4 月14日まで)GCPD ポイントガイダンス(.)※筆記試験合格発表後に,模擬面接講座の開講を予定しています。詳細は地盤工学会九州支部ホームページもご覧ください。そ の 他詳細は下記 HP をご参照ください。問合せ先(公社)土木学会 研究事業課 橋本剛志〒 東京都新宿区四谷丁目 外濠公園内TEL―― FAX――Emailhashimoto@jsce.or.jpHPhttp://www.jsce.or.jp/committee/amc/index.html― 5 ―共催・協賛・後援 The Seventh International Conference on Geotechnique, Construction Materials and Environment (GEOMATE 2017 Mie)主催The GEOMATE International Society協賛地盤工学会 ほか日会場津都ホテル(センターパレスホール)(三重県津市大門 7―15)そ の 他詳細は下記 HP をご参照ください。問合せ先Prof. Dr. Zakaria Hossain, Conference ChairmanEmailzakaria@bio.mieu.ac.jp電話――HPhttp://www.geomate.org時平成年月日(火)~日(木)〒1120011 東京都文京区千石 4382公益社団法人地盤工学会 電 話03(3946)8677(代) FAX03(3946)8678Email: jgs@jiban.or.jp ホームページURL https://www.jiban.or.jp/北海道支部〒0600061 札幌市中央区南 1 条西 2 丁目 南一条 K ビル 8 階電 話011(251)7038,(261)7742 FAX011(251)7038Email: hjgs@olive.ocn.ne.jp東北支部〒9800014 仙台市青葉区本町 251 オーク仙台ビル 3F(江陽グランドホテル北側隣)電 話022(711)6033 FAX022(263)8363Email: jgsb-th@tohokushibu.jp北陸支部〒9500965 新潟市中央区新光町10番地 3 技術士センタービル 7F電話/FAX025(281)2125Email: jgskoshi@piano.ocn.ne.jp関東支部〒1120011 東京都文京区千石 4382 JGS 会館内電 話03(3946)8670(代) FAX03(3946)8699Email: jgskantou@jiban.or.jp中部支部〒4600008 名古屋市中区栄 2926 ポーラ名古屋ビル 8 階電 話052(222)3747 FAX052(222)3773Email: chubu@jiban.or.jp関西支部〒5400012 大阪市中央区谷町 157 ストークビル天満橋 8 階801号室電 話06(6946)0393 FAX06(6946)0383Email: office@jgskb.jp中国支部〒7300011 広島市中区基町103 自治会館内電話/FAX082(962)5557Email: chugoku@jiban.or.jp四国支部〒7908577 松山市文京町 3 愛媛大学工学部環境建設工学科内電 話090(6881)9036 FAX089(927)9817Email: nakajima.junko.ms@ehimeu.ac.jp九州支部〒8100041 福岡市中央区大名 2412 シーティーアイ福岡ビル 2 階電 話092(717)6033 FAX092(717)6034Email: jgsk_ jimu@able.ocn.ne.jp― 6 ―
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  • タイトル
  • 地盤工学会所在地
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • A6〜A6
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100029
  • 内容
  • The Seventh International Conference on Geotechnique, Construction Materials and Environment (GEOMATE 2017 Mie)主催The GEOMATE International Society協賛地盤工学会 ほか日会場津都ホテル(センターパレスホール)(三重県津市大門 7―15)そ の 他詳細は下記 HP をご参照ください。問合せ先Prof. Dr. Zakaria Hossain, Conference ChairmanEmailzakaria@bio.mieu.ac.jp電話――HPhttp://www.geomate.org時平成年月日(火)~日(木)〒1120011 東京都文京区千石 4382公益社団法人地盤工学会 電 話03(3946)8677(代) FAX03(3946)8678Email: jgs@jiban.or.jp ホームページURL https://www.jiban.or.jp/北海道支部〒0600061 札幌市中央区南 1 条西 2 丁目 南一条 K ビル 8 階電 話011(251)7038,(261)7742 FAX011(251)7038Email: hjgs@olive.ocn.ne.jp東北支部〒9800014 仙台市青葉区本町 251 オーク仙台ビル 3F(江陽グランドホテル北側隣)電 話022(711)6033 FAX022(263)8363Email: jgsb-th@tohokushibu.jp北陸支部〒9500965 新潟市中央区新光町10番地 3 技術士センタービル 7F電話/FAX025(281)2125Email: jgskoshi@piano.ocn.ne.jp関東支部〒1120011 東京都文京区千石 4382 JGS 会館内電 話03(3946)8670(代) FAX03(3946)8699Email: jgskantou@jiban.or.jp中部支部〒4600008 名古屋市中区栄 2926 ポーラ名古屋ビル 8 階電 話052(222)3747 FAX052(222)3773Email: chubu@jiban.or.jp関西支部〒5400012 大阪市中央区谷町 157 ストークビル天満橋 8 階801号室電 話06(6946)0393 FAX06(6946)0383Email: office@jgskb.jp中国支部〒7300011 広島市中区基町103 自治会館内電話/FAX082(962)5557Email: chugoku@jiban.or.jp四国支部〒7908577 松山市文京町 3 愛媛大学工学部環境建設工学科内電 話090(6881)9036 FAX089(927)9817Email: nakajima.junko.ms@ehimeu.ac.jp九州支部〒8100041 福岡市中央区大名 2412 シーティーアイ福岡ビル 2 階電 話092(717)6033 FAX092(717)6034Email: jgsk_ jimu@able.ocn.ne.jp― 6 ―
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  • タイトル
  • 新・関東の地盤-増補地盤情報データベースと地盤モデル付-(2014年版)
  • 著者
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.3 No.710
  • ページ
  • 発行
  • 2017/03/01
  • 文書ID
  • jk201707100030
  • 内容
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