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出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.2 No.721
ページ 61〜61 発行 2018/02/01 文書ID jk201807210026
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  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.2 No.721
  • ページ
  • 61〜61
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  • 2018/02/01
  • 文書ID
  • jk201807210026
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  • 書籍紹介「Foundations of Elastoplasticity: Subloading Surface Model」橋口公一本書は,地盤工学の力学的基盤である弾塑性力学につ著界に向けて発信され広範に活用されると確信される。いての解説書である。まず,弾塑性力学の基礎知識とし本書は,地盤工学をはじめ理工学分野の大学院生,試て求められるテンソル数学や連続体力学について分かり験研究機関の基礎研究者は元より,業界技術者にも広く易く解説されている。続いて,塑性力学に関する基礎概購読され,弾塑性力学の発展,実務設計の抜本的改善が念および具体的な定式化が明確に解説されている。特に,実現されると期待される。著者自身により提案された下負荷面モデルについて詳述されている。他のモデルは降伏面の内部を弾性域と仮定するのに対して,本モデルにおいては,応力が降伏面に近づくにつれて塑性ひずみ速度が連続的に発達する。し 滑らかな弾―塑性遷移が表現され,応力がたがって,B5判定価796ページ27 005円,Springer 社(ISBN9783319488196)※全国大手書店・インターネットで販売 応力降伏面に達したか否かの降伏判定は必要でない。を降伏面に引き付ける自動制御機能を有し,数値計算において,応力が降伏面から飛び出すと,自動的に降伏面に引き戻される。本モデルは,弾塑性変形現象は元より摩擦現象を含む固体の非可逆力学現象の支配法則とみなされる。本書は,弾塑性変形現象の物理的背景が多くの事例によって詳しく述べられ,また,全ての式の誘導過程が飛躍無しに記され,本書のみで初心者にも十分理解でき,弾塑性力学の高度な知識を容易に習得し得るように平易な解説が工夫されている。また,地盤構造物の弾塑性変形現象についても,実測値との比較を示しつつ詳細に解説されている。なお,我国で基本式が創出された弾塑性モデルの国際レベルの汎用商用ソフトへの標準搭載(全ユーザーが利(京都大学農学研究科地域環境科学専攻村上章)用可能)はかつて実現していない中,下負荷面モデルは大型汎用構造解析ソフトへの標準搭載作業が完了し,世February, 201861
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