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タイトル ついにはじまる,室内土質試験の国際統一化 ―第18回CEN/TC341/WG6(室内土質試験)会議参加報告―((学会の動き)(ISOだより))
著者 地盤工学会ISO国内委員会
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.2 No.721
ページ 40〜40 発行 2018/02/01 文書ID jk201807210020
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  • タイトル
  • ついにはじまる,室内土質試験の国際統一化 ―第18回CEN/TC341/WG6(室内土質試験)会議参加報告―((学会の動き)(ISOだより))
  • 著者
  • 地盤工学会ISO国内委員会
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.2 No.721
  • ページ
  • 40〜40
  • 発行
  • 2018/02/01
  • 文書ID
  • jk201807210020
  • 内容
  • ついにはじまる,室内土質試験の国際統一化―第18回 CEN/TC341/WG6(室内土質試験)会議参加報告―地盤工学会 ISO 国内委員会. は じ め にせん断速度を決める目安として,せん断強さ(ピーク)を 示 す ま で の 時 間 を, ASTM など も 参 考 に し て ,CEN/TC341/WG6 (Laboratory tests on soils室内土12t90(90圧密までの12倍の時間)とした。質試験)の第 18回会議が, 2017年 10月18日~10月 20日の 3 日間にわたってマドリード(スペイン)にある Ce-透水を表す用語として,Conductivity ではなく,昔かISO/TS 1789211(透水試験)の議論dex(公共工事研究試験センター)において開催された。ら地盤工学の分野で慣れ親しんでいる Permeability会議名から分かるように,ここでは CEN (欧州標準化を使うこととした。投票で多くの意見が出されたら,委員会)が国際規格の策定作業を行うことになっている。これは,本件が ISO/TC182/SC1 での投票で CEN リードのウィーン協定適用となったためである。メンバーは,イギリス(議長国),ベルギー,フィンランド,フランス,ドイツ,ギリシャ,オランダ,ノルウェー,ポルト再度見直す。 Rigid wall(締固めモールドや圧密試験装置が基本)と Flexible wall (三軸試験装置が基本)の試験装置概略を示す。Constant head, Falling head constant tail, Falling headガル,スイス,スウェーデン,スペインの欧州各国と,raising tail, Constant ‰ow の 4 種類を示す。Constant日本である。日本は ISO からの正式オブザーバーとい‰ow test(ポンプと水圧計を使用)はあまり一般的でう立場なので,積極的に意見を発して,欧州のみの考えないようであるが,ノルウェーなどでは行われている方に偏った国際規格にならないよう努力することが必要ようである。である。今回は 18 回目の会議であり,出席者は 11 名であった。.議論の内容議論した内容はその場で決定するのではなく,メール供試体サイズ(直径と高さ)は,試料の最大粒径の 6倍以上とする(日本は 5 倍以上)。透水係数と適切な動水勾配の最大値を書いた表を参考に掲載する。例えば, 10-9 m / s 以下の透水係数では,動水勾配は最大30とする(基本,ASTM と同じ記述)。又は次回の会議で再確認される。どのように修正されたフランスからは大きすぎる(試料が乱される)との意かがしっかりと確認できることは大変ありがたい。その見があり,国によって様々な値が取られているようで反面,同様に議論が繰り返されるなど,ゆっくりとした進行になっている。今後の日程こ こ で 議 論 す る 規 格 は , 12 の ISO / TS ( Technicalspeciˆcation )である1) 。議長より,現在の手続きの進捗状況(ISO 規格となっていないもの)の説明があった。ISO/DIS 178927(一軸圧縮試験), ISO/DIS 17892 8(非圧密非排水三軸圧縮試験)は最終投票がそれぞれ2017年 10月 23日, 12月 15日に締め切られる予定である。ISO / DIS 17892 9 ( 圧 密 三 軸 圧 縮 試 験 ), ISO / DISある。初期飽和度と作用させるバックプレッシャー( BP )の表を掲載する。これにより,どの程度の BP で飽和するのかが分かる。例えば,飽和度95なら300 kPaの BP を作用させる。流れの安定性の判断として,流速が 10 の誤差で測定できるようになるまで続ける。水の粘性の温度補正は,ISO 178924(粒度試験)と同じ表を掲載する。透水係数は 4 点以上測定し,平均値を取る。17892 12 (コンシステンシー限界試験)は, ISO 事務次回は, ISO / TS 17892 10 (直接せん断試験)の投局に提出済みで最終投票が始められるのを待っている状票結果(意見付き)が出てくる2018年 6 月中旬にパリ(フ態である。ISO/TS 1789210(直接せん断試験),ISO/ランス),又はロンドン(イギリス)で開催予定である。TS 17892 11 (透水試験)は,年内( 2017 年)に WG(文責豊田浩史長岡技術科学大学)案を事務局に提出する予定である。ISO/TS 1789210(直接せん断試験)の議論定圧試験のみを取り扱い,側壁の摩擦は考慮しないなど,実務向けの規格となっている。40参1)考文献ISO だより,地盤工学会誌,Vol. 60, No. 8, p. 46, 2012.(原稿受理2017.11.8)地盤工学会誌,―()
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