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出版

タイトル 本号の編集にあたって(<特集>i-Construction)
著者 富樫 陽太
出版 地盤工学会誌 Vol.66 No.1 No.720
ページ i〜i 発行 2018/01/01 文書ID jk201807200003
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  • タイトル
  • 本号の編集にあたって(<特集>i-Construction)
  • 著者
  • 富樫 陽太
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.66 No.1 No.720
  • ページ
  • i〜i
  • 発行
  • 2018/01/01
  • 文書ID
  • jk201807200003
  • 内容
  • 本号の特集にあたって少子高齢化が進む我が国では,建設分野においても生産年齢人口の減少に伴う労働力不足が懸念されており,生産性の向上が喫緊の課題となっています。このような状況を踏まえ,土木構造物の建設に係る調査・測量から設計,施工,検査,維持管理・更新までのあらゆるプロセスにおいて抜本的な生産性向上を図る施策として国土交通省より iConstruction が進められています。iConstruction における 3 つのトップランナー施策の一つとして「ICT の全面的な活用(ICT土工)」が設定されています。これは建設現場において生産性改善の余地が大きい土工に対し,UAV による高精度な三次元測量データから詳細な設計・施工計画をたて,ICT 建設機械による施工を行い,再び UAV の測量を行うことで検査の省力化を図るものとされています。実際に,ICT土工が適用された道央連絡道路の改良工事では,測量や出来形とりまとめ作業の縮減と重機の稼働効率の向上等によって約20%の作業効率化がなされており,生産性改善の具体的な効果も確認されつつあります。国土交通省によれば,iConstruction 推進の方向性として,土工以外の地盤構造物(トンネル,ダム,港湾等)の建設にも ICT を導入するため,今後,基準類等の整備を行うとしており,将来的には地盤構造物全般に対する iConstruction の展開が期待されます。本号では「iConstruction」と題し,地盤構造物の建設,保守における ICT の積極的な活用に関し,生産性向上に対する取り組み状況,最新技術,今後の展望について特集いたします。土工の施工実務では,施工管理における打合せなどのソフト的な内容から,緊急災害対応での斜面対策や杭・地盤改良工事に ICT が活用された具体例を掲載しています。研究・技術開発の観点では,新たに ICT を適用する施工法に関する技術開発や,最先端の測量方法,検査法について今後の展望も含めて構成しています。本号の特集が会員の皆様にとって有益なものとなることを願っております。富 樫 陽 太(とがし ようた)地盤工学会のホームページ URLhttps://www.jiban.or.jp/国際地盤工学会ホームページ http://www.issmge.org/編集兼発行者公益社団法人地盤工学会
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