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タイトル DS-05「交通地盤工学における設計・評価・維持管理のイノベーション」(<特集>第52回地盤工学研究発表会)
著者 石川 達也
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.11/12 No.718/719
ページ HP10〜HP10 発行 2017/11/01 文書ID jk201707180021
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  • タイトル
  • DS-05「交通地盤工学における設計・評価・維持管理のイノベーション」(<特集>第52回地盤工学研究発表会)
  • 著者
  • 石川 達也
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.11/12 No.718/719
  • ページ
  • HP10〜HP10
  • 発行
  • 2017/11/01
  • 文書ID
  • jk201707180021
  • 内容
  • DS-05「交通地盤工学における設計・評価・維持管理のイノベーション」DS-05 Innovation of Design, Evaluation and Maintenance in Transportation Geotechnics石川達北海道大学大学院也(いしかわ たつや)公共政策学連携研究部 教授開発や整備が必要であろう。課題 2「交通地盤構造物の1. は じ め に非破壊健全度診断・耐震性能評価・陥没空洞調査手法に「Transportation Geotechnics(交通地盤工学)」は,地関する研究動向」については,①非破壊試験による交通盤工学の視点から道路・鉄道・空港などの交通インフラ地盤構造物の健全度評価手法,②交通地盤構造物におけの設計施工・維持管理といった実務的課題を検討する学る耐震性能の評価手法,③交通地盤構造物の陥没・空洞問である。TC202 国内委員会は,2013~2017 年の国際地調査手法の各観点から,近年の研究動向について報告が盤工学会(ISSMGE)の技術委員会(TC)の 1 つであるあった。具体的には,サブテーマ①では瀝青材料から土TC202 Transportation Geotechnics をサポートするための質材料まで多岐の対象について研究が行われているが,委員会であり,交通地盤工学に関する国内の最新の研究サブテーマ②では鉄道を対象とした論文数が相対的に多を集約し海外に情報発信するとともに,海外における最い一方,サブテーマ③では道路を対象とした論文数が圧新の研究動向を国内の地盤技術者へ情報提供することを倒的に多いことが報告された。今後,道路と鉄道の研究・目的としている。本ディスカッションセッション(DS)技術開発成果の共有についても十分検討すべきであろう。では,交通荷重を受ける地盤(路床・路盤を含む)を対課題 3「交通地盤構造物の性能照査型設計手法の確立に象とし,材料特性試験法,性能照査法,健全度評価・耐向けた構造解析手法の整備」については,解析手法や地震性評価のイノベーションについて議論が行われた。ま盤材料のモデル化手法を対象とした研究動向の調査結果ず始めに,TC202 国内委員会の 3 年間の活動成果が報告が報告され,道路では有限要素解析と多層弾性理論解析され,その後,委員会活動に関連した 5 編の一般発表とが,鉄道では個別要素解析と有限要素解析が利用されて総合討論が行われた(表—1)。いることが示された。また,多くの研究では,解析の予測精度の向上を目的に,固液 2 相系によるモデル化など表-1分類委員会報告1委員会報告2委員会報告3一般発表DS-5セッションの報告内容表 題発表者交通地盤構造物構成材料の工学平川大貴的性質に関する評価方法(中央大学)交通地盤構造物の非破壊健全度早野公敏診断・耐震性能評価・陥没空洞調(横浜国立大学)査手法に関する研究動向交通地盤構造物の性能照査型設岡安崇史計手法の確立に向けた構造解析(九州大学)手法の整備講演番号No.453~457の5編2. 研究及び技術動向モデルの精緻化が研究されていることが報告された。ただし,解析対象の地盤材料に対する構成モデルの選択は任意に行われており,材料特性に応じた整理を行う必要性も指摘された。その後の一般発表では,課題 1~3 に関連した発表がそれぞれ 1,2 編行われ,今後の交通地盤工学の研究課題を明確にするような質疑が活発になされた。3. まとめ交通インフラ分野における日本のイニシアティブを今後も国際社会で維持するには,黎明期にある交通地盤工委員会報告では,過去 5 年以内に国内で発表された地学への関心を高め,研究者・技術者の裾野を広げること盤工学・舗装工学・鉄道工学に関する論文を主な対象とが重要である。しかしながら,日本国内では,交通地盤して行った,TC202 国内委員会の主要調査研究課題 3 つ工学の知名度は低く,地盤工学と舗装工学・鉄道工学間に関連する文献調査結果について報告された(表—1)。の情報交換と国際交流を行う機会も極めて限定的である。課題 1「交通地盤構造物構成材料の工学的性質に関するこのため,多くの参加者が本 DS を聴講し討議に参加し評価方法」については,従来型の路盤・路床材料の室内たことは,日本の交通地盤工学の将来にとって明るい兆試験法で主応力軸回転や供試体寸法の影響など,従来十候である。今後,本 DS で論点となった課題の解決に向分考慮されていない要因への対応が求められること,おけ,関連研究が諸外国に先駆けて展開されるとともに,よび地盤改良や再生材料など粒子の固結を伴う場合には,次世代を担う若手研究者・技術者の交通地盤工学分野へ化学的反応の強弱に伴う固結度合いやその時間的推移にの積極的な参入を期待したい。ついても評価する必要のあることが指摘された。今後,(原稿受理2017.9.4)このような材料特性評価の複雑さに対応可能な試験法のHP10地盤工学会誌,65―11/12(718/719)
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