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出版

タイトル 第52回地盤工学研究発表会(名古屋大会)を終えて(<特集>第52回地盤工学研究発表会)
著者 中野 正樹
出版 地盤工学会誌 Vol.65 No.11/12 No.718/719
ページ 33〜33 発行 2017/11/01 文書ID jk201707180014
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  • タイトル
  • 第52回地盤工学研究発表会(名古屋大会)を終えて(<特集>第52回地盤工学研究発表会)
  • 著者
  • 中野 正樹
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.65 No.11/12 No.718/719
  • ページ
  • 33〜33
  • 発行
  • 2017/11/01
  • 文書ID
  • jk201707180014
  • 内容
  • 第回地盤工学研究発表会(名古屋大会)を終えて中野正樹(なかの第52回地盤工学研究発表会実行委員長. は じ め にまさき)名古屋大学教授ッション後の議論の場も提供できたのではと思います。先に述べたように市民向け行事にも力を入れ,市民向第 52 回地盤工学研究発表会(名古屋大会)が 7 月 12けチラシを作成,支部会員の協力のもと区役所や図書館日から 15 日まで,名古屋国際会議場で開催されました。などの公共施設に置くとともに,実行委員全員から関係発表論文数 1 076 (前回 1 120 ),参加登録者数(有効登機関や知人へ配って頂きました。その甲斐もあって,各録者数)1 910(前回1 808)となり,ここ10年のうちで行事へ多くの市民に御参加頂きました。特に市民向け見最も多い参加者となりました。学会は競争率が 3 倍にもなりました。また,地盤品質名古屋大会では「今こそ地盤工学~知る 学ぶ 備える判定士会と連携しながら,住宅地盤リスク講演会,地盤~」を大会テーマに,参加者には有意義な議論,交流が品質判定士による住宅地盤相談会も開催し,市民に地盤できるよう,また一般市民の方々には地盤工学会の存在工学会をより身近に感じてもらうとともに,その役割をや役割を知ってもらえるよう力を入れてまいりました。知ってもらういい機会となりました。以下,本大会の準備,運営に関してご報告いたします。.本大会の企画・準備・運営について技術展示は,総合受付から最も近いイベントホールを会場とし, 73 ブース( 80 小間)の出展がありました。出展者の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。な開催場所については,前回,中部支部で開催された第お学会参加者と出展者,出展者同士の技術交流が促進す42 回研究発表会(平成 19 年)が,今回と同じ名古屋国るように,12の島を作り,島と島の間には商談用スペー際会議場でしたので,昨年の春先から名古屋市以外の候スを確保しました。会場奥には休憩スペース,ドリンク補地として伊勢,信州を挙げ,開催の可能性を在住の教コーナー,和菓子コーナー,起震車による揺れの体験員に検討頂きました。しかし 7 月開催,会場数, 2 000コーナーを設けました。初日夜にはウェルカムイベント人規模の参加などの条件により,上記 2 つの候補地でを開催し,出展者に記念升を配り,地酒などを振る舞い,の開催は断念,名古屋国際会議場としました。乾杯とともに交流を深めるなどの工夫も凝らしました。運営組織については,実行委員会の中に総務・財務部大会直前に発生した平成 29 年 7 月九州北部豪雨につ会,研究発表部会,技術展示部会,交流部会,特別講演いては,亡くなられた方へご冥福をお祈りするとともに,部会,見学部会を作り,各部会は 2~ 3 名で構成,それ地盤工学会としての役割を果たすべく,初日のセッショぞれの行事を担当しました。実行委員会は,各部会長がンで緊急報告会を開催いたしました。先遣調査隊を編成委員兼幹事となり(総務・財務部会長は委員兼幹事長),した九州支部の方々に対し敬意を表します。委員は支部評議員を中心に構成し,相談役として顧問を設置,支部顧問にお願いしました。また上記 6 つの部.おわりに会で運営幹事会を構成し,実質的な企画立案・準備・運このように名古屋大会は成功裏に終えることができま営を行いました。運営幹事会は総務・財務部会が中心とした。ご参加頂いた方,運営にご尽力頂いた関係者の皆なって仕切り,計 7 回開催,各部会の行事内容,進捗様に,この場を借りて厚く御礼申し上げます。状況の報告と部会全体での意見交換を行い,部会ごとに工夫を凝らした行事を作り上げてまいりました。研究発表会は開催支部が主体的に準備・運営が行われますが,学会最大のイベントであります。今回も本部と平成 28 年 9 月上旬には第 1 回実行委員会を開催,運連絡を取り準備を進めましたが,この位置づけのもと,営幹事会に各行事の詳細を一任することが決まりました。研究発表会をどうしてゆくべきかを学会全体で話し合うそして,平成 29 年 4 月中旬に第 2 回を開催し,確定し時期にきていると思います。幸か不幸か,今年度より,た各部会の行事内容と準備状況の説明を行いました。調査・研究部の理事を拝命しました。真剣に議論し,参各部会が携わった行事については,別途,学会 HP で詳細に紹介しておりますので,そちらを是非ご覧ください。少し重複するかもしれませんが,各行事において工夫した点や特徴のいくつかをご紹介したいと思います。まず研究発表の運営については,会場受付を廃止して運営を簡素化いたしました。発表データの受取り等のため,休憩時間を 20 分に増やしましたが,それによりセNovember/December, 2017加する側も運営する側も有意義であったと思える研究発表会をこれからも続けて行ければと思います。最後に,大会後に特別講演者奥村幸治氏から頂いたお葉書の一文をご紹介し,本稿を閉じたいと思います。意識自分にとって何が必要か気づき感じて行動する(原稿受理2017.8.7)33
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