地盤工学会誌・土と基礎 2007年
出版

土と基礎

表示件数

10 30 50 100
タイトル 表紙
著者
出版 土と基礎
ページ 表紙〜 発行 2007/01/01 文書ID 16368
内容
ログイン
タイトル 目次
著者
出版 土と基礎
ページ 目次〜 発行 2007/01/01 文書ID 16369
内容
ログイン
タイトル 本号の編集にあたって
著者
出版 土と基礎
ページ 編集趣意〜 発行 2007/01/01 文書ID 16370
内容
ログイン
タイトル 粒状地盤材料の力学と工学に関する国際シンポジウム開催報告
著者
出版 土と基礎
ページ 口絵写真〜 発行 2007/01/01 文書ID 16371
内容 表示
ログイン
タイトル 地盤工学会の社会への貢献
著者 龍岡文夫
出版 土と基礎
ページ 1〜 発行 2007/01/01 文書ID 16372
内容 表示
ログイン
タイトル 地盤工学会の将来と社会貢献
著者 日下部治
出版 土と基礎
ページ 3〜 発行 2007/01/01 文書ID 16373
内容 表示
ログイン
タイトル 地盤工学会・本部主催講習会のあり方について
著者 飯塚敦
出版 土と基礎
ページ 6〜 発行 2007/01/01 文書ID 16374
内容 表示
ログイン
タイトル 地盤工学会・出版への取り組みと今後
著者 平野孝行
出版 土と基礎
ページ 8〜 発行 2007/01/01 文書ID 16375
内容 表示
ログイン
タイトル 21世紀を創る地盤技術者のための教育コンテンツ
著者 小林一三・木村亮
出版 土と基礎
ページ 10〜 発行 2007/01/01 文書ID 16376
内容 表示
ログイン
タイトル 学会基準化への取り組みと今後の課題
著者 深川良一
出版 土と基礎
ページ 14〜 発行 2007/01/01 文書ID 16377
内容 表示
ログイン
タイトル 地盤分野のISO活動における社会貢献
著者 木幡行宏
出版 土と基礎
ページ 18〜 発行 2007/01/01 文書ID 16378
内容 表示
ログイン
タイトル 災害調査を通した社会貢献
著者 安田進
出版 土と基礎
ページ 22〜 発行 2007/01/01 文書ID 16379
内容 表示
ログイン
タイトル “総合的学習・お困りではありませんか?授業の出前・承ります!”授業の出前 in 関西支部
著者 吉田信之
出版 土と基礎
ページ 25〜 発行 2007/01/01 文書ID 16380
内容 表示
ログイン
タイトル 一発かまそう、日本主導! ようやく確保した地盤環境分野での日本支配ワーキング・グループ
著者 地盤工学会ISO国内委員会
出版 土と基礎
ページ 28〜 発行 2007/01/01 文書ID 16381
内容 表示
ログイン
タイトル ISO TC/221(Geosynthetics)会議 開催報告
著者 地盤工学会ISO国内委員会
出版 土と基礎
ページ 30〜 発行 2007/01/01 文書ID 16382
内容 表示
ログイン
タイトル 共回転速度テンソル
著者 橋口公一
出版 土と基礎
ページ 32〜 発行 2007/01/01 文書ID 16383
内容 表示
ログイン
タイトル 土と基礎の生態学 5.水域における堆積物中の物質循環と底生動物
著者 菊地永祐
出版 土と基礎
ページ 34〜 発行 2007/01/01 文書ID 16384
内容 表示
ログイン
タイトル 実務のための圧密沈下予測とその対策技術 4.沈下対策工に対する予測手法とその実際
著者 坪井英夫・塚本琢治・大林淳
出版 土と基礎
ページ 41〜 発行 2007/01/01 文書ID 16385
内容 表示
ログイン
タイトル 地下空間開発における調査・計測に関する国際シンポジウム開催報告
著者 地下空間建設における調査計測技術とその活用に関する研究委員会
出版 土と基礎
ページ 49〜 発行 2007/01/01 文書ID 16386
内容 表示
ログイン
タイトル 粒状地盤材料の力学と工学に関する国際シンポジウム開催報告
著者 中田幸男
出版 土と基礎
ページ 51〜 発行 2007/01/01 文書ID 16387
内容 表示
ログイン
タイトル 「地盤工学ジャーナル」Vol.1、No.4(2006年12月発行)掲載論文の概要
著者 地盤工学ジャーナル編集委員会
出版 土と基礎
ページ 53〜 発行 2007/01/01 文書ID 16388
内容 表示
ログイン
タイトル 「Soils and Foundations」Vol.46、No.6(2006年12月発行)掲載論文の概要
著者 論文報告集編集委員会
出版 土と基礎
ページ 54〜 発行 2007/01/01 文書ID 16389
内容 表示
ログイン
タイトル 近着の市販雑誌から、最近の学会活動から、新入会員
著者
出版 土と基礎
ページ 58〜 発行 2007/01/01 文書ID 16390
内容 表示
ログイン
タイトル 新入会員
著者
出版 土と基礎
ページ 59〜 発行 2007/01/01 文書ID 16391
内容
ログイン
タイトル 編集後記
著者
出版 土と基礎
ページ 60〜 発行 2007/01/01 文書ID 16392
内容 表示
ログイン
  • タイトル
  • 表紙
  • 著者
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 表紙〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16368
  • 内容
  • ログイン
  • タイトル
  • 目次
  • 著者
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 目次〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16369
  • 内容
  • ログイン
  • タイトル
  • 本号の編集にあたって
  • 著者
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 編集趣意〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16370
  • 内容
  • ログイン
  • タイトル
  • 粒状地盤材料の力学と工学に関する国際シンポジウム開催報告
  • 著者
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 口絵写真〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16371
  • 内容
  • 小特集=r地盤工学と社会貢献」粒状地盤材料の力学と工学に関する国際シンポジウム開催報告         (本文5!∼52ページ参照)灘・         藩     口絵写真一1 会議の集合写真口絵写糞一2(左.ヒ)発表会場の様子(右上)企業展示の様子(下♪懇親会の様子
  • ログイン
  • タイトル
  • 地盤工学会の社会への貢献
  • 著者
  • 龍岡文夫
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 1〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16372
  • 内容
  • 輯一一一一 一一一工  一 α。 シ 蔦一一一一一一巻頭言一 ;一地盤工学会の社会への貢献Co鑑ributions of the JGS to Society龍岡文夫(たっおかふみお) ㈹地盤工学会会長,東塩理科大学教授・?一一・1.はじめに事業本号のテーマは,「地盤工学と社会貢献」である。私 これらを読んで特に問題を感じない方が大部分と思う。も,若いうちは自分の地盤工学の研究と技術的仕事に興私自身も,定款を真剣に読んだ記憶がなかった。しかし,陳が集中していて,このようなテーマは何やら遠い世界地盤工学会も倫理綱領を持とうということになり,のことのように感じていた。しかし,社会における自分200!年企画部畏にな1)その策定作業に入って,この定の存在価値を自問自答する機会が増えるとともに,この款を真剣に読んでみて様々な問題に初めて気づいた。課題は地盤工学に関わる誰にとっても本質的なテーマで現在の定款は全体的に内向きであ1),かつ学術中心のある,と考えるようになってきた。以下,このテーマの雰囲気を持っている,と書えないであろうか。まず,一つであるr地盤工学会の社会貢献」を考えてみたい。r(第4条)…もって学術文化の発展に寄与することを目2.現在の地盤工学会の定款地盤工学会は,言うまでもなく地盤工学に関わってい的とする」となっているが,目的として「地盤工学の実践的技術の発展」が抜けている。また,第5条のα順で学術と技術を併記していることと,第4条での目的る研究者・技術者・教育者等の自主的な組織であり,会にr技術」が含まれていないことは矛驕である。これら員のための活動が主であるが,地盤工学に関連した社会のことと,従来地盤工学会では,「地盤工学に関する学墓盤施設の整備・維持管理や地盤災害の予測・防止・対術的活動」と比較すると,より直接的に縫会貢献できる策と地盤災書復昭等を通じて社会・一般市民生活とつな「地盤工学に関する設計,施工,維持管理,工法開発のがっている。この点から,地盤工学会の憲法と言うべき技術的課題に関する活動」は相対的に軽く扱われてきた地盤工学会の定款の第4条(地盤工学会の目的)と第5こととは無縁ではないと恩われる。条(地盤工学会の事業)を検討してみたい。 さらに,第5条の(5)項では「研究の奨励および研究第4条 この法人は,地盤工学の進歩および地盤工 学に関わる技術春の資質向上を図1),あわせて地盤業績の表彰」だけが述べられていて,r地盤工学に関す 工学の調査・研究および会員相互の交流を促進し,地盤工学会では脱に㈲項の規定を超えて地盤環境賞,技 もって学術文化の発農に寄与することを目的とする。術業績賞,技術開発賞,技術奨励賞の表彰を行ってきて第5条 この法人は,前条の目的を達成するために 次の事業を行なう。 (1)地盤工学に関する学術・技術の調査・研究 (2)地盤工学に関する調査・研究の普及および交流 (3)学会誌,論文報吉集,その億地盤工学に関するいる。それでも,これらの技術の実践に強く関連してい  図書および印刷物等の刊行る優れた技術的実践の表彰」の位置づけがない。しかし,る賞に対する応募は,これまで土木学会等と比較すると少なすぎたと言える。このことも,㈲項の規定とは無縁ではないと考えている。 加えて,第5条で「地盤工学会が社会へ貢献する地盤工学に関連した事業を行うこと」を明書していない。 〔4/地盤工学に関する研究発表会,国際研究集会,19)項だけでは弱いと感じる。  講演会,講習会および見学会等の開催 壷時企画部では上記の様な議論をした。その議論を反 (5)地盤工学に関する研究の奨励および研究業績の映して地盤工学会の倫理綱領が2002年に制定された。  蓑まずその前文の書き出しは, ⑥ 地盤工学に関する調査・研究の受託および技術  指導地盤工学会は,人々のくらしと自然環境に直接関わる (7)国際地盤工学会との連携および国際活動地盤工学の調査・研究とその成果の実践を通じて,学 (8〉地盤工学に関する基準等の作成術文化の発展とともに,人類のより安全で豊かな社会 ㈲ 地盤工学に関する啓発,広報活動および社会への実現に寄与することを目的とする。  の構報提洪 (ゆ 関連学協会との協力活動とした。下線の部分が現在の地盤工学会の定款の第4 (11〉その勉この法人の目的を達成するために必要な条と第5条にはなく,新たに付け加えた文言である。January,2007! 壱鎭、薦さらに,倫理綱領の行動墓準の第一項を下記のようにしエネルギーを費やしてきた。地盤工学会がこの分野で中たL。心的な役割を果たすことは今後も変わりはないと信じる。 【社会に対する貫献】:安金で豊かな社会の持続的発 しかし,社会へのより直接的貢献も同様に重要である。 展に寄与するために,地盤工学の専門知識と技術をすなわち,地盤工学を含めて社会基盤工学の目的は,麗 積極的かつ適切に活罵する。民生活・産業活動のための社会基盤施設の整備とその維3.地盤工学会の定款の改定持管理であ1),最近は生活環境とともに自然環境の維持・改善,防災(地震,豪雨・洪水・)の課題が特に重現在,地盤工学会では定款の改定を検討している。改要になってきている$。例えば,地震・洪水豪爾での地定するのか,改定をする場合はどのように改定をするの盤災害(地盤の液状化,堤防の崩壊,斜面の崩壊等)のかについては,会眞諸子から広く意見を聞く必要がある。学術的実態調査は上記の目的に対して第一歩であ1),地以下は,私見である。まず,盤災害のメカニズムの学術的研究は第二歩である。しか 第4条 この法人は,地盤工学の進歩および地盤し,その先がある。すなわち,多くの地盤工学老・技術 工学に関わる技術者の資質向上を図り,あわせて地者は,地盤災審を受けた自然地盤・斜面と土構造物の復 盤工学の調査・研究および会員相互の交流を促進し,旧,地盤災害の防止策,現存自然地盤・斜面と既設土構 もって学術文化および技術の発展に寄与することを造物の耐災補強,新設の切土も禽む土構造物の耐災設計 目的とする。と下線部分を追撫して,地盤工学の技術的実践の重要性とそのための工法・施工法の開発に携わっている。地盤工学会がこれらの課題を重視することによって学術的なを明記したい。なお,地盤工学会も公益法人にならなけ調査・研究の意義も上がり,社会基盤技術者,行政,国ればならない情勢である。公益法人認定法によると,公民の間で地盤工学と地盤工学会の価値が認識されるよう益目的事業の第一はr学術及び科学技術の振輿を目的とになるとf言じる。する事業」2てある。ここにも技術と誉う文需が入って更に,地盤工学・技術を愈めて工学・技術の目的は,いることから,上記のような改定は自然であると考える。r性能が高い製品・溝造物の製造・建設とその技術の開同様の趣鷲で,第5条の㈲項を「地盤工学に関する発」 と琶う単相なものではない。1)社会的に必要性が優れた技術的実践の蓑彰」も位置づける内容に変更する高いものを,2)串来るだけ高い性能(安全性,地震・必要があると思われる。さらに,第5条し事業)に,豪雨洪水等に対する耐災性,生活・自然環境と高い調和 (獅 地盤技術者の資質向上,地盤工学の技術の振輿,等も盆む)を,3)出来るだけ低い費胴で実現し維持す 社会への貢献に関する事業る,という三相間題である。この三相を通じて社会と接のような項目を追加し,「社会への貢献」を明言するこしている。すなわち,地盤工学でも社会との直接的な交とが重要であると考える。さらに,技術者の資質向上に渉,社会への直接的な貢献が本質的な要素である。社会関する事業の重要性を明示すべきであると考える。現在と直接的に関わることで,地盤工学は発展し研究麿・技CPDポイン1一の取得が技術者評価の一手段として使わ術者・教育巻として成長し地盤工学会も発展しその存在れ始めてきて,社会基盤技術者のCPD (Conthlulng意義を示すことができる,と考える。Professlonal Developmellt)システムの構築と運鴬が社地盤工学会の社会への貢献に関する事業の一つとして,会的に求められている。地盤工学会は,CPDシステム関策支部は2005年12月「首都圏を直下地震から守るた(G−CPDシステム)の溝築と運営に畢くから取り組んめに一地盤工学からの提喬一」を公蓑した。しかし,地できた。これを地盤工学会の強みとして活罵する必要が震による地盤災害は全圏的な課題である。さらに,上記ある。の内容にa)豪雨・洪水被害の課題やb)農業,自然斜面4.地盤工学会の社会への貢献定款を改定するのは重要な第一・歩であるが,改定の目等非都市部の課題も含み,c)各支部での特微的課題を反映する必要がある。このような提書の作成作業と公表によ1),王)地震,豪雨・洪水等による地盤災害の防止・的であるr地盤工学の技術とその実践に関する活動と社低減に向けた地盤工学会の社会的貢献・2)会員の地盤会への貢献に関する事業の強化」に対しては第一歩にし工学の社会的役割の再認識,3)地盤工学と地盤工学会か過ぎない。具体的な活動が必要である。の社会的役割と価値のアピール,4)地盤工学会1本部・ しかし,地盤工学の活動は学術的な地盤工学に関する支部)での関連活動の成果の集約と活性化が期待できる。調査・研究が中心であるべき,という意見も強い。また,社会貢献と書うと義務感で奉仕するばかりで,自分にも     参考文献地盤工学会にも得るものがない,と考える向きもあるか勲 地盤工学会企繭部1地盤工学会倫理綱領について。土ともしれない。はたして,そうであろうか? 基礎, Vo1 50,No,2,PP,!∼3,2002.まず,地盤工学の学衛的な調査・研究は地盤工学会の2) 行政改華推進本部事務局:公益法人制度改革の概要, 18p。.2006重要な課題であ1)地盤工学会の特徴であり,この分野で31 龍岡文央1会長就任び)挨拶.土と基礎.Vol、54,No.9,は地盤工学会は高いレベルで活動をしてきて国際的にも 藩付2006.高い評価を受けている。燭ノ。的にも,この課題に大半の             20061161土と基礎,55−1(588〉
  • ログイン
  • タイトル
  • 地盤工学会の将来と社会貢献
  • 著者
  • 日下部治
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 3〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16373
  • 内容
  • 」一一一一一臨一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一涜一一一一一一一・鮪辱職翫P職−張漁・胤無糞『職・臨職』職履」監堅・駆」鴨監鳳『肥普鷲範琶『鞍吼監笛箪一笹一署」・理」邑響里璽」漫肥瓢貢岡説魯琶篭篤地盤工学会の将来と社会貢献Fut媒re of Japanese Geotec熟nical Society an(l its Co継ributiolls to Society日下部   治(くさかべおさむ曲地盤工学会謝会長,東京工業大学大学院教授1.科学技術の方向転換21世紀を前にして1999年6月ハンガリーのブタペス状化対策等の地盤改良技術,人工島などの埋立て技術,トノネル等地下空間利胴技術などの分野における地盤工学会の社会貢献は大いに評価に値するとわれわれ学会員トで,ユネスコと国際科学会議の主催で世界科学者会議は鱈じているが,果たして社会はどのように評価していが開催され,155ヶ国から5000名を超える科学者,政るのか。このことを常に意識する必要がある。策担当者が集まり21世紀の科学のあり方が議論された。そして知識のフロンティアを追求するSclence{or2.科学技術の発展と学会の形成knowledge(知識のための科学)から,ノ\類の直面するルネヅサンス期に投じられた人類の科学的思考の石は,さまざまな園難を解決するのに貢献するSciellce for de−科学・技術知識の波紋を形成し,その拡大の輪は数世紀velopmellt(開発のための科学),Sclellceforpeace(平和のための科学),Sciencdorsociety(社会のためを経た21世紀の現在,来だに減衰せずに広がり続けている。その間,産業革命を機に,科学・技術知識の集積の科学)への方向転換が覧言された1。ひたすら知識をは,人類の生活の質を向上させる恩恵をもたらし,また追い求めるよりも,知識を1吏って目前の問題を解決する人類そのものの量的拡大も可能としてきた。しかし,科方向,すなわち,科学の社会貢献への道に舵が取られた学・技術知識の集積は人類への恩恵ばかりでなく,人類エポックメイキノグな会議として記憶されている。Scienceforsocletyのスローガンは,20世紀までの科学の方向性に対する反省とも受け止められる。デカルトへの脅威をも倉む段階までに,知識の波紋は自律的に拡大を継続している。そして現在,放射状に広がる知識の波紋の先端に位置以来200年継続してきた物事を分析して構成要素にまでする科学者・技術者は,180。反対の波紋の対岸が見え網分し,細分化した後で要素を再構築・再生して物事をなくなってきてしまっている。いや90。・ひょっとした理解する,いわゆる還元主義による科学技術の弊害と,ら45。の角度ほどの狭険な視野しか持てなくなってきて人間が直面する地球規模でかつ複雑多様な課題に対しているのではないだろうか。まして波紋の中に留まる帝民現在の科学技術の非力さが明らかになってきたとの認識にとって知識の先端波紋が,どこにいてどのような波をが共有されたことを意味している。この還元主義のおか形成して拡大しているかも自己の力では見通せなくなっげで20世紀において物理学,生物学や他の科学技術のてきているし,どの知識が身近な恩恵をもたらしている飛躍的進歩につながったことは周知のことである一方で,か判別がつかなくなっている。科学技術において過去200年間の還元主義が,偏狭な世界観につながったことも指摘されている2}。Science for soclety,社会に貢献する科学技術につい社会貢献を語るとき,疑いもなく,知識波紋の先端にいる科学者・技術者と市民を結びつける何かが必要である。そうでなければ,薄話を通じて社会の二一ズ・課題ては,近時,國・産業・企業の国際競争力と連動して語をくみ取り,現在の科学・技術をいかに謂いて二一ズにられることが多くなってきた。科学技術の祉会貢献は,応え,課題を解決するという社会貢献は不可能である。産学連携推進など産業活性化を通じた社会貢献へと力点科学技術の尊門家集団が,社会とのコミュニケーションが移動しつつある。いわばScie鍛ce玄orbusiness(ビジを積極的に展開する必要があるのである。ネスのための科学)の観さえ呈している。この危うさを知識波紋の拡大に応じて,それぞれの奪門学問領域ご良識ある多くの知識人や大学人が感じ始めているが,ことに専門家集団が自然発生的に成立し「・学会」を創設の潮流は当面変わりそうもない。する(図一1)。この学会が,同じ専門分野同士の情鞍社会貢献を語るとき,科学技術者がr我委はこのよう交換,研究協力,情報収集と発信の力をもち縫会へ貢献なことで社会に貢献してきた」と自呂アピールする内容していく土台となる。しかし学会は,知的領域の確立とと,鮭会が「科学技術者がこのようなことで糞献してくいうその専門性のゆえに,対象とする学問・技術領域がれた」と評爾する内容との乖離を常に意識する必要があ固定化し,知識波紋の拡大に応じた柔軟な対応ができなる。地盤工学会も,学会創設以来,学術・技術,人材育いのが常である。そのため,固定化された学会の専門領成,基準作成,国際化などの分野で社会貫献してきたと域と,拡大を続ける知識波紋の間には必然的に知的空間の自負がある。特に高度経済成長期の社会基盤整備,液にvoidが形成され,それがさらに新しい学問分野と新J照u食ry,2007 論 説            新たな学悶分野   知識波紋の拡穴        新たな学会形成  、万\   1 /        、訴、 知的空間のvold形成  ∠☆・1連携 からソフト対応まで包含した幅広い複点からの学術 研究が必須である。そのためには,基盤となる工学 分野に加えて人文・社会科学分野.環境科学分野, 情報科学分野など,多くの専門分野を連携・融含し た総含科学技術としての「環境社会技術」というべ1      ・   、   知的鑛域の確立・圏定化 き学問領域の展開を進める必要がある。昏 ☆  ll購 点としての廃棄物海面埋立処分場の建設・管理・跡r−F驚7惑、 1 (既成の輔分野.学会)  \、  〆㌘7  ・〆 知的空間のvoid形成   一    》/図一1 知識波紋と学会の形成12/循環型社会の構築のため,広域的なリサイクル拠 地利用技術,汚染土壌の低コスト封じ込め技術,各 種産業廃棄物再生材の地盤材料としての利用技術な ど,「地盤」の受け入れ容量の大きさの特微を生か す技術開発に取り纏むべきである。たな学会成立の契機となる。地盤工学会成立後,地盤に/3〉安心・安全で快適な社会の構築のため,大規模災関連する学会がどれほど結成されてきたかをみればこの 審を想定した「総合的な防災戦略の構築」,及び地ことが容易に理解される。 下水の環境影響評価・保全技術,土壌汚染のリスク社会に貫献する科学技術の視・煮から,この知識領域の 評価・低コスト対策技術などの「地盤環境保全技術細分化の連鎖は,人類の直面する複雑で多様なさまざま の高度化」の2課題を重点的に推進すべきである。な困難な課題の解決にはつながらない。社会貢献のためには関連学協会,学問領域の連携が必須である。3.学術会議r地盤環境工学専門委員会」の提 齎第19期日本学術会議栓会環境工学研究連絡委員会のなかの専門委員会の一つとして,筆者が委員長を務めた地盤環境工学専門委員会では.平成!7年6月に「地盤環境工学の展開と連携に向けて」と題する報告書31を作㈲ 地盤に関係する社会資本として,歴史的遣産から 生活・社会・産業基盤施設として現在使弔している 道路,トンネル,建築物・橋梁・港湾施設等の基礎, 河川堤防,地下構造物,廃棄物処分場などがあり, これら社会資本の長寿命化に関わる診断・補修・更 新技術は環境保全上重要な技術課題と再認識される 必要がある。(5)環境重視の展開として,地盤に係わる地球規模の 行き詰ま1)問題としての環境問題に積極的に取り組成している。そこでは,地盤工学会がこれから取り組む む必要がある。そのため,地盤と生物(地盤生物べき課題の整理と方向性が提示されている。つまり.社 学)・地盤と農作物(地盤生物生産学)・地盤と化学会貢献をめざした課題解決にむけての地盤工学の将来を 物質(地盤化学)の相互作用に関わる研究と学問分考察している。以下,その論旨を記す。社会貫献という 賢の創成を生物・農業・化学分野と連携して推進す視点でお読みいただきたい。 べきである。⑥ 地盤に関わる地球規模の問題,地盤汚染とその修r21世紀初頭の現在,環境の構成要素としてのr地盤」の重要性が強く認識されるようになってきた。地盤は, 復問題などは,国際的に多様な学問分野での研究が本来,多面的な機能とそれに基づく様々な役割を有して 進展しているが,分野間柑互の情報流通が成熟しており,次世代に引き継がねばならない人類の貴重な財産 おらず,知識の体系化が進んでいない。この広範際である。環境,防災,廃棄物処理などの社会問題が顕在 な学問領域に関する知識の集積と発展に寄与する国化する中で,環擁の構成要葉としてのr地盤」に関わる 際ネヅトワーキング化と知識集約プログラムを積極間題に取り組むためには,日本学術会議の研究連絡委員 的に提起すべきである。会・専門委員会との密接な連携の下で,地盤工学会を中心とした國際的・学際的な活動が今後一層重要になる。の 都市再生のための空間資源として廃棄物埋立処分 場を生活・産業空間として,積極的に有効利用する本報告では,社会問題として顕在化した「地盤」に関 ための実証的技術開発,及び社会に認知されるためわる環境問題を解決するため,地盤環撞工学の展開の方 の社会学的方法論の構築.ビジネスとして成立する向性として,①社会技術重視の展開,②環境重視の展開, ための財政的検討など,多様な分野との協力・連携の二つを提示し,それぞれの方角性に紺して,地盤環境 を推進すべきである。工学が具体的に貢献しうる課題を抽出するとともに,そこのような地盤環境工学の鴛会技術・環境重視の展開の展開のシナリオを示した。また,これらの課題を解決が,飽分野との連携によって地球規模の地盤環境の保全するために必要となる具体的な飽分野との連携内容を提とその有効利胴に寄与することが期待される。」書した。最後に,都市再生を例にして地盤環境工学の役この報告書に描かれた地盤工学の一・つの将来の姿は,割を明示的に示した。以上の論点から,以下の7項目社会問題として顕在化した「地盤」に関わる環境問題をの提書を行う。解決するとの姿勢に賃かれており,地盤工学会の将来にq)「循環型社会」や「安心・安金で快適な社会」のおける社会貢献のヒントとなるであろう。 構築を目指す社会技術重視の展開では,ハード技術4土と基礎,55−1(588) 論 説4.地盤工学会の活動領域平成!8年5月にまとめられた中長期ビジョン報告書では,地盤工学会の活動領域を「技術者の資質向上」,r学術技術の進歩への貢献」,そして「社会への貢献」の土・基礎構造物の耐震設計法,土の設計せん断強度の取i)方,安金率から変形量へ,支持力・土圧・斜面の安定計算法の見疸し等々が挙げられるが,それらの方向性を示すとともに,施工実務の基準・マニュアル等のf乍成・普及にもっと積極的に取1)組む必要があろう。3部門としている。すなわち地盤工学は,会員の技術者としての資質向上を支援し,専門技術者の広場機能,情徴を持っている。したがって支部を中心とした地域特有報の交流,成果の公開・評価を通じて貢献するとともに,の地盤問題に関する研究調査活動のi秦施は,その地域の地盤工学上の問題は,根元的に地域特性が強いとの特基準の制定,災書調査,提言などで社会に貢献すると明地盤惰報を集約するとの貢献ばかりでなく,支部会員の記されている。Science fQr societyの潮流に呼応して地資質向上につなが1),ひいてはその専門力を嗣いて地域盤工学会では,将来にわたって社会震献を3本柱の一社会への貢献とつながっていくと考えられる。日本各地つとして位置づけているのである。活動領域「社会への貢献」の活動理念は,報告書では次のように位置づけられている。の地域が元気になるには,技術者の地域祉会への貢献が必須である。専門家集醐が,社会とのコミュニケーションを積極的「産官学の職域で全麟に展開する会員は鰯人として祇にとることは,知識益会においては重要であり,注民の会に貢献するが,墓準・規格の制定,緊急災害調査,安社会資本整備や地域環境整備に関する合意形成にも資す金な祇会へ向けての積極的提言などは組織としての学:会るものである。公開講座の開催・一般甫民対象の見学会が取り組むことがより効果的である。また,このようなの実施,砥学年教育現場への支援等は,一般社会への直貢献を社会へ受け入れてもらうために,地盤工学を社会接的なアビールとして,縫会糞献の重要な側面として位に広く認知してもらう広報活動も重要である。」先に指置づ1ナられよう。摘した,科学技術の専門家集団が,社会とのコミュニ我が国は災害多発国であ1),地震被害・水害も近年増ケーションを積極的に展開する必要があることを強調し加しているように感じられる。災害時の緊急調査団の派ている。遣,調査結果の報告活動は現在までも行われており,地このような視点から,重点活動項目として次の4項目を選定している。盤工学会の重要な社会貢献の一部を形成してきた。これをさらに腰際的に展開するとともに,減災にむけた提言(夏)試験法・地盤調査法等の墓準類の制定活動につなげることで,国民・地域の台意形成,国・自(2)支部を中心とした研究調査活動の実施治体の政策決定を通じて安心・安全な社会構築に貫献す鋤 公開講座の開催,一般市民対象の見学会の実施ることができるであろう。(4)災害緊急調査囲の派遣,調査結果に基づく提言現在までの地盤工学会の事業の中で会員の目から見た具体的な社会貢献といえる主な事業が,試験法・地盤調5、まとめ祉会貢献は,受益者からみて初めて正当な評簸が下せ査法等の基準類の作成関連の事業である。多くの実務のる。そのために専門家集団としての自負を持ちつつ受益現場で,地盤工学会が作成した試験法・地盤調査法等の者である縫会の二一一ズを適切に把握する社会とのコミュ基準類が参照され,利胴されている実態を見ると,社会ニケーションが必要である。そして,歓会の課題解決にの側から毘てもこの基準作成の活動は,地盤工学会の鮭は,多くの学会との連携が不可欠である。地盤工学会が会質献として十分評価されていると考えられ,今後も継将来にわたって連携のリー一ダーシッブを発揮することで続していくべき事業であることに間違いはない。さらに社会質献の道を歩んでいくことを強く望んでいる。近時の基準類の顛際整合性の議論では,地盤工学に関して日本を代表するsillgle voiceを発せられるのは地盤工学会しかないことを考えると,国際往会への貢献も認められるところである。しかし,基準類の作成は,専門社会に対する直接的な裡会貢献ではあるが,一般社会への貢献や行政への発書という形の社会貫献は十分とはいえない。社会資本整備の観点からは,計國・設計・施工に係わる技術的整備に貢献すべき時期にきている。設計における地盤工学的基本課題では,レベル狂設計地震動に対応した地盤・盛January,2007     参考文献1〕大橋秀雄=次枇代の技術春と社会、工学教育,Vo150, No、6,PP且0∼20,2002、2) ∫ames Lovelock:ガイ”アの{蔓讐i三. 中づミ公言急欝f社, 290P、, 200631 β本学術会議社会環境工学研究連絡委員会,地盤環境工 学専門委員会=地盤環境工学の展開と連携にむけて, 2006、41 地盤工学会中長期ビジョンWG:地盤工学会中長期ビジ ョン・ 2005歪移報告書・ 2006
  • ログイン
  • タイトル
  • 地盤工学会・本部主催講習会のあり方について
  • 著者
  • 飯塚敦
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 6〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16374
  • 内容
  • 説識篁急亜亀鷹曳鳳鷺鳶鳶鷺驚讐粟薫粟竃監無篤鴇藁竃議篭豊鳳難監温秘鞠笥覧竃監・監秘監___…矯薫薫葡篶肖冊地盤工学会・本部主催講習会のあり方についてOn Conlillg New Short Co疑rses by t鼓e JGS   飯塚 敦(いいづかあつい㈹地盤工学会理事・事業部撫当.神戸大学教授 都市安金研究センターせなければならない。公的資金の導入や,コース修了書1.はじめにの発行などによって,会員にインセンティブを与えるこここ数年,地盤工学会においては,学生会貴の卒業後とで,継続的な自己開発を通じて社会貢献を行う技術者の学会離れ,会蜂の年齢構成と所属職種の偏在化,全体像を畢急に確立する必要がある」が,WGによる改善的な会員数の減少が,地盤工学会の行く末に暗雲をもた案の基本姿勢である。その後,事業部会の審議を経て,らしている。地盤工学に携わる者が,21世紀の社会の平成18年10月の理事会で承認された。平成20年度から信託にこたえ,より良い市民生活を築いてゆく者としての実施を目指し,事業部・技術普及委員会では,具体化認知されるよう,受け皿としての地盤工学会が求められの作業に入っている。本稿では,この「本部主催講習会」ている。の改蕃案21の概要を紹介する。2006年の総会に提出された「地盤工学会中長期ビジョン」ま1は,地盤工学会の抱える問題を洗い出し,改革の方向性を会員諸氏に問うものと位置母けられている。2.技術普及型から技術者教育型へ講習会のあり方を論ずる前に,逼迫している学会財務この中で,事業部が所管する講習会等については,技術状混に鑑み,過去数年の決算状況,講習会開催月と参加者の資質向上に貫献することを目指し,「事業部は技術者数の関係について調べた(表一2)。平成蔦年度から者教育委量会と協働して技術者のレベル・要求に配慮し平成17奪度にかけて,参加者数で53%,取支差で43%て技術者教育プログラムの一環として体系化した教青コまで減少している。次年度開催する講習会のテーマは,ンテンツを境界領域も奮めた構成を考える」,「技術者教過去の実績ならびに次年度発刊予定の新刊本に関する講育委員会と事業部は協働して講師の選定・教育的資質向習会企画などを考慮して立案を行い,理事会で決定して上・適切な教材開発に関する体制を構築する。各支部ときた。同じテーマの過去の実績,その時々の技術基準類の連携を強化しつつ支部開催の講習会の講師選定・派遣の発刊状況,災害状況やトレンドなども加味して企顧さにも協力する」と提書されている。れてきた。もともと地盤工学会における講習会事業は,事業都・技術普及委員会(委員長 飯塚敦,神戸大学)それを所轄する委員会の名のとおり,「技術普及」が羅では,直ちに,ワーキング・グループ(WG)を組織化的であったようである。社会資本の整備が最大使命であした。WGの長には,宮田喜壽先生(防衛大学)が就った時代には,講習会事業は社会の要請に十分に応えて任し,会員支部部の技術者教育委員会(委貴長 木村亮きたと考えられる。しかし今日,表一2の数字が示すよ先生,窺都大学)からもメンバーの参蘭を得た。WGうに,講習会に人が集まらなくなってきた。メンバーの一覧を衰一1に示す。「学会の講習会事業を,技術普及型から技術者教育型建設市場の縮小に伴う熾烈な企業間の競争は,将来の糧としての若手技術者への教育投資よりも,雇期人員のに変革することが望ましい。バランスよく知識を習得する機会を学会員に与え,人材育成を通じて社会貢献をす表一2講習会の収支現状るためには,講習会にコース制を導入する必要がある。その実現のためには,現在の学会講習会プログラムを改雛催状混変する一方で,飽学協会との共同的な人材育成を実現さ閣羅圏数/上駿:銭},参雛者毅1下段1,ノ」本 郭 天蔀麗衰一一l WGのメンバー閣催  催耶或i5駕愛平礎索WGリーダー一,#技術暫教胃委翼会オ・らの参面616鵯箋彰度17台言十25    10351、837  S犯2,64930    1i411.630  6702,30025   8331。OIユ  3931,405蝦入天籟販策藻36.2i3ユ3,85ユi2.36129,ユ4419,89716,873ll5669,平戎ノ・ンツ.ノソクコンゼー几ぐン』ソ1収笑決算莫績汗円134フ5,30ワ土と基礎,55一ヨ(588) 論  説縮小,目前の明日の仕事の獲得と成就を余儀なくしていられる。例えば,るようである。要するに,「教育」への余裕がなくなっ複基礎∼応用まで>てきた。さらには,地盤工学分野の急速な多様化が必定・地盤工学基礎コース:地盤工学の知識を必要とする非であるにもかかわらず,その方向性が見えてこない。多 技術者(行政官などの政策決定者)の教育,地盤工学様化の具体像が現れてくるまで,地盤工学会だけでなく, を必要とする惣分野の技術者育成飽の関連分野とも疎くならない程度に,広く浅く関わる。地盤工学応用コース:従来型の地盤工学分野(基礎工,「模様眺め」で行かざるを得ないといったところが,講習会衰退の理由ではないだろうか。 地盤工学会も,旧態依然たる守備範囲を見痩し,関連飽分野との連携を視野に入れながら,自身の質的改革を 土構造物,土質調査)の技術者育成。環境コース:地盤環境の技術者育成・防災コース:地盤防災の技術者育成く資格・スキルの習得コース>目指している。地盤工学技術者を取り巻く現状を踏まえ・数値解析コース:FEMの技術取得(「分かって使うながらも,このような地盤工学会自身の改革も励起でき FEM」などの一連のFEM講習会はこれに相当する)るように,講習会の抜本的改組を行わねばならない。地・技術±取得コース:技術士の取得盤工学会の中長期ビジョンも,その方向性にあるものと これらのコースを設定するに当って,留意すべき事柄思われる。では,どのような講習会があるべき姿か。にとしては,わかにはとても回答を見いだせなかった。少なくとも,・コース履修期間の設定:3年程度の履修期間を設定偏狭な単眼的裡野に陥ることなく,将来の地盤工学分野・コース履修のインテノシブ:学会の認定証授与,G−に資するかたちで整えておくことを目標とした。広く意 CPDポィントの加算,受講料金の割引措置など義を見いだすために,平成18年3月28βに閣議決定さ・コンテノツの充実:飽の学協会との連携による周辺分れた科学技術基本計薗を拠り駈とした。圏が進める科学 野のコンテンツ拡充技術システムの改革が護われている計薗の中では,国際。支部主催講習会のコースヘの取1)込み競争の激化,熟練技術者の高齢化,著年屠のものづくり・講習内容の遠隔地配儒の工夫離れといった祉会的背景をふまえ,人材の脊成,確保,などが挙げられる。さらに,財務的な観点からは,外都活躍の促進が第1の課題になっている。特に知を活胴資金の導入も視野に入れねばならない。し社会還元を担う人材の育成の中で,技術者教育と育成は重要課題として挙げられている。3.講習会のコース制の導入4.おわりに 現在,事業部技術普及委員会では,これまでの講習会を照査し,関連学協会と共催,後援して実施している講 従来の講習会の年間プログラムを,教畜プログラムと習会も調べ,設定可能かつ必要なコースの内容を検討ししてそのまま用いることはできない。新刊本に舎わせた始めている。全く新規にプログラムを立ち上げるほどの講習会を除けば,現在のプログラムは,会員の二一ズを作業内容であるし,会員諸氏の意見を聴取し,できるだ予想し,人が集まりそうな(収益が串そうな)企薗を単け良いものに仕上げねばならない。また,支部主催の講年度ごとに企画したものが多いため,各講習会間の関連習会もコース制の中にできるだけ取1)入れていきたい。性や教畜の継続性といったことが十分に考慮されていな出来上がった講習会コースのPRも重要である。企業やい。さらには,例えば環境分野に必要な化学や生物学と役所などの研修に取1)上げてもらえるようになれば嬉しいった周辺分野の知識に関する講習会などの開催を企闘い。などなど,期待と不安を抱きながら,平成20年度することは難しい状況にある。からの実施に向けて努力している。 講習会を活用した技術者教育では,従来の企圃方法で 会員諸氏から忌潭のない惹見・要望をお待ちしていまはなくコース制を導入した教育プログラムを展開する必す(地盤工学会事務局事業部担当宛まで)。要がある。収益性の判断は,個々のプログラムよりも全体でみるようにし,技術者教育として重要であるが,地       参 考 文 献盤工学会単独で実施するのが難しい場合は,関連学協会1)地盤二L学会,中長期ビジ…ン2005,地盤工学会HP:などと協岡的にプログラムを展開する必要がある。 http://w、vw.jiban.or、jp/or墓an圭/bu!kikakubu/cyuchoki/ コース制の教育プログラムを企画する上でボイノトなるのは,コースの履修によって得られるロールモデル,キャリアーパスを学会として提示することである。例えば,次のような履修コースとロールモデルの対応が考えJanuary,2007 cyucho玉d、htm1,2006、2)地盤工学会技術普及委貴会WG,地盤工学会の講習会事 業に関する課題と改蕃策,平成娼年10月理事会資料, 2006、              (原稿受理 20061王3)
  • ログイン
  • タイトル
  • 地盤工学会・出版への取り組みと今後
  • 著者
  • 平野孝行
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 8〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16375
  • 内容
  •   ゑル監監魁畳貢冊説薫薫粟壌驚篇監篤巻監監蕊監驚愚畷監監畷篤’顎覧篭豊魯軸鞠秘秘禽監・籔篇覧篤罵鴇篤鞠鷺地盤工学会・出版への取り組みと今後 平野孝行鐙らのたカゆ趨㈹地盤工学会理事1事業部担当),西松建殼㈱ 土本設計部ととなり,現在に至っている。1.出版事業の目的と経緯また,実務経験の浅い若年技術者,学生,奪門外の一・地盤工学会定款第4条にはrこの法人は,地盤工学般読巻を対象とする平易で読みやすいシリーズ出版物との進歩および地盤工学に関する技術者の資質向上を図り。しては,「入門シリーズ」,rジオテクノート」の2種類あわせて地盤工学の調査・研究および会員相互の交流をを取1)扱っている。促進し,もって学術文化の発展に寄与することを目的とこの飽にも「!964年新潟地震液状化ビデオ・写真集」,する」とある。地盤工学会では,土質工学会としての設「土質力学の父カール・テルツァーギの生涯」など,そ立以来,60有余年の間,常にr学会らしい仕方で特別の時々の時代背景にあった単独嶺版物も手がけてきてい会員へのサービスを行うにはどうしたら良いか,また,る。一般の会員,特にこれから勉強して土質工学会〔原文の出版に当たってはライブラリー出版(企画)委員会,まま)で活躍しようと志している人々にどの様な啓蒙を実務書企圓委員会,地盤工学シリーズ企画委員会,入門行ったらよいか∫といった命題について検討を行って書(等)企画委員会等々を設けて,適切な題材を選んできた。企画し,各分野の権威者や経験者に依頼して出版を行う事業部における出版事業は,このような検討の中から,とともに,出版物については本学会にふさわしく,かつ「できるだけ平易に土質工学的知識を間違いなく伝える会員の要望を満足し,その儒頼に応えられる状態を維持書物.現場で遭遇するいろいろな問題を解決するためにするために,継続的な内容の見薩しを行い,必要に応じ参考となるような知識や資料を提供する」1ことを目的て改訂,廃刊等を行ってきた。一方で,法人格を有するとして,昭和37年度に発足した第一期出版企画委員会組織としての健全性・持続性を持ち続けるためには,適を経て,これまでに数多くの繊版を行ってきた。正な予算管理とそれに直結する在庫管理が行えるようにすることも重要であり,そのための運営も,十分な注意表一1は,事業部出版に関わる委員会と各種出版図書の元に実施してきた。関係の経緯について.一覧にしたものである。併せて,著作権等の知的所有権管理も重要な間題であ実務番を鰐象としたシリーズ出版物としては,r土質墓礎工学ライブラリー(40巻)」,「現場技術巻のための1),飽からの転載に対する許諾についても学術性や,鴬土と基礎シリーズ(20巻)」の2種類を取り扱い,会員利性などを勘案しながら行っている。を始めとして一般にも供してきた。しかし,地盤工学分野における研究開発や技術の目覚ましい進歩に伴い,より幅広い二一ズに応えられる新しい出版企薗が必要とな2. 出版事業を取り巻く環境の変化これまで実務書と入門書は,地盤工学分野の研究者・ったため,多岐にわたる検討の末,中堅技術者を苅象と技術者・学生等に広く親しまれ,事業部出版物の中核をしたこれら2シリーズに代わり,地盤工学を実務に関なしてきた。しかし近年,インターネソ1一の普及により,わる分野と理論に関わる分野に分け,それぞれを「実務適時キーワード検索で必要な情報が得られるため,書籍シリーズ」,「理論シリーズ」として新たな串版を行うこを購入する必要性が薄れてきていることや,企業経営の表一1 委員会と嵩版図書関係の経韓艇 19ら41鵜 1唾531−7。1榊§了2 1974軍一75監9ア7 垂97川脚≡輔1蹴國榊§55國・鮎ア…糊卜ε軸・働 峯9馴誓勲罰蜘【馴琴97…囎i馴釧脚12α2湘剛騰  三出搬鞠       ライフ聾出騒難       i  γフラリー企麟難き員愈                                  i実瑳書関源塘盤工学シヲース「企臓委員愛出騨会1羅覇  購藤員会鋲シ,賦£属蓑戴食入F讐閏係轄顧纈簸醸 1鍵翻    入隠食圏韻会    1              入附霧等企薗黍舞蛍出版企團委員会悉 煮 興 ム 五⋮i…一綬図露企藤F編集婁員会ライブラリー輿務ンリーズ案瑳書閏係現墳按膏唇のための土と基礎シワース壷 巴図碁憂環裟澗一ズ入門書シリース’入門害離係8ジ吾ク/−1土と基礎,55−1(588〉 論 説1700ao      癖麺i145000       ∼   __i  /}へ圏軟りまとめを進め,理事会に提案した。この中で,学会としての出版物は,地盤工学会定款第4条を受けて,利益の追求にとらわれないものなのか,あるいは収益を上げながらかつ学会としての使命を担っ額千出版企画委員会では,事業部出版事業の今後のあり方について議論を重ね,r出版に関する提案書(案1」の取  v/金3.今後の出版事業に向けてo円たものにするのか,本提案書をまとめるに当たっては,\ 唾麺製  1ん11レ身イ\i950GO 晦郵N 1\麺’700006黛度7隼展8年度9…鍛IO年度11簿度E2年度13琢度麟皐度15鐘麗…6毫度ヨ7年度      隼度(平成)  図一1 刊行事業収入の推移これらの議論には十分に時間を劃いてきた。特に,学会としての収益の悪化を受け,利益を追求し売れる本を出版することを想定した議論も行一)てきた。その結果,利益の追求にはとらわれず串版する本もあるかもしれないが,コスト縮減に限界のある中,最終的には,収!益を上げながらかつ学会としての使命を担った立場で出版企画をすべきであるとの結論を得ている。 このような方針の下,今後は,読者アンケートなどを通してより一馨会員の二一ズに応えたコンテンツを用意スリム化もあって,図一1のように,これら販売総数はすると共に,飽部とも協調しながら,次のような出版図減少の傾向にある。その結果,在庫数の増加も収益悪化書・施策を検討・実施することで学会としての使命を達の一因として大きな要素を締めるようにな1),学会とし成していきたいと考えている。ての社会的要請に応えるための組織的運営に対しても,その健金性・持続性に懸念がもたれるようになってきた。事業都ではこのことを深く憂慮し,従来別々に活動してきた地盤工学シリーズ企顧委員会と入門書等企画委員会を,新たに出版企画委貫会として1本化することで,出版事業形態を見疸し,硬疸化しかけた活動の改善と会員の利優性の向上,経営の効率化を図ることとした。① スキルアップを支援するレベルに応じた内容・構 成を確立した出版②時機を失することのないタイムリーな出版③資格取得の支援図書の出版④一般甫艮に対する地盤工学会のPR等を目指した 総含学習の際の副読本等の出版⑤ 学会員を構報発信者とする新たな形態の出版新たに出版事業を見置す上で,地盤工学をどの様に分⑥産官学の職域で全国に展開する会員からなる専門類・体系化するにしてもいろいろな切りqが考えられる。 技術者集団であるからこそ可能な公的機関と連携しそれは各人各様の意見も違うように千差万別であi),1 た串版本化するには問題は大きい。しかし,学会が目的とする技術者の資質向上や学術・技術の発展に寄与するためには,鵡版事業は緩みなく継続していく必要がある。新た⑦時代の要請に応じたIT技術の積極的な活用にお ける出版⑧技術者継続教育システムの支援に伴う出版な畠版企爾委員会では,従来2本立てであったものを,同じ土簾の中で企國することによって円滑な出版企画を行うと共に,ややもすれば硬直化しかけていた串版事業会員諸氏から忌渾のない意見・要望をお待ちしています(地盤工学会事務局事業部担当宛まで)。に新しい方向あるいは性格を持たせるよう検討している。     参考文献1)最上武雄1序,土質基礎工学ライブラリー三,土質工学会,1966,〔原縞受理2006、1171January,20079
  • ログイン
  • タイトル
  • 21世紀を創る地盤技術者のための教育コンテンツ
  • 著者
  • 小林一三・木村亮
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 10〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16376
  • 内容
  • 説薫竃篭監亜蕪鷺塾豊鳳喩簾駕鷺竃篤瓢魯粟喩鞠薇濫魯鳳鳳麗塾驚篭息笛塾曹魯魯蔵戴働騒.一一「一一…△監鷺閲鷺鷲員冊21世紀を創る地盤技術者のための教育コンテンツEducatiollal Co茸tellts for Geotechnica玉Engineers Who WiH Create the2!st Century亮倦むらまこと1木村 ㈹地盤工学会技術巻教育委員会 委員長小林一三にばやしいちぞう)曲地盤工学会技術者教青委員会 委員兼幹事京都大学教授 函際融舎葭Il造センター 鹿島建設繍技術研究所 主任研究員1.はじめに会員数,特許件数,他業種との共同研究数などにも表れる(図一11泌参照)。著者の手元には1960年代に書かれた土質力学の教科地盤工学会に技術老教蕎委員会が設立されてから,今書がある。驚くことにこの教科書は,現在の大学で使用年度で8年目(第4期)となる。その設立趣旨は,地されている教科書とその内容は全く変わっていない。教盤技術者のための継続教育問題について中長期的な視点科書というものは学問の入門書であり,普遍的な部分にから検討し,技術畜教育の考え方と三つの技術者教育課ついて書かれているのだ,と思えば,なるほど台点もい程(IPD,QPD,CPD)のあり方について提苫を行い,く。そもそも,教科書の内容は現行の設計法と無縁では関連する仕纏みの整備や情報提供することであった。技ない。大学教育は技術者教育課程ではIPDに位置づけられ,技術春の初期教育段階である。設計法が長らく変術麿教育の目的が,社会の要請に応えるための自己研鑛わっていないのだから,地盤技術者となるべく教育を受盤技術者を取巻く閉塞感を打破する方法であるのだとすであり,社会的要請に応えることこそが地盤工学会や地けている学生(技術者の卵)に,設計法で使えない知識れば,技術者教育が学会や地盤技術春に対して果たす役を詰め込む必要はない,ということであろうか。割は非常に重要である。本稿では,地盤技術老が変化すその一方で,土質力学が工学であり,縫会の情勢がこる社会的要請に応えるために,これまでの技術者教育委れだけ変化し性能規定型の設計法に移行しつつある現在員会の活動内容と,現在企画中であるCPDコンテンッにおいても,そういった変化が教科書に反、映されていなについて紹介する。いのには一抹の寂しさを感じてしまう。教科書の内容が2.地盤工学から地盤環境工学へ変化しないのが現行設計法にその遠函があるのだとすれば,土質力学とそれに従事する技術者のCPD活動に対する社会的要請は非常に低いと需わざるを得ない。なぜ地盤工学会に技術者教育委員会が設立される3年前の1996年に,日本学術会議において,土質基礎工学研ならば,地盤技術者にとって設計行為は社会的要講に応連から地盤環境工学研連への改組がなされた。第19朗える最大の活動であるからである。1960年代から現在地盤環境工学研連報告書3』によれば,この改組の基本認に至るまでになされてきた土質力学に関する研究開発成識として,地盤材料を単なる力学材料として見るのでは果はどこでどの様な形で社会的要請に応えてきたのかとなく,自然メカニズムに即して共生すべきモノとしてみいうことを今一度考えるべきではないだろうか。る自然観の転換と,方法論の転換として地盤力学に加え,2006年5月に示された地盤工学会中長期ビジョン地質学,地形学,環境地盤学,環境倫理学,生態学等を2005年度報告書1}に,現在の地盤工学会の基本認識とし地盤工学の基礎として位置づけた自然科学的方法万龍主て,「本学会は社会の変化に対応した学問の術鰍的な将義から総合科学的方法への転換がある。さらに地盤環境来展開への検討と,当該学問・技術分野への社会的要講工学が取1)扱う地盤は,地圏・水圏・気圏・生物の生物に十分答えてこなかった。(中略),土質工学会から地盤16000工学会への名称変更時における,本学会の学問・技術領域の定義の議論を除いて,本学会は組織的に正面を向い14000て学問・技術の傭鰍的な将来展開を定期的に行ってこな12eoOかった。それが現在の学問・技術の閉塞感を学会全体に漂わせている根源の一つなのである」,と記述されてい     箏       曙’、一野    竃脳・(10GOOく顛8000哩姐600020007050醸 賠50賄 蹄  一一一一一、     』. ,♂.40(籠・  ノ 蚤30澱4000会的要請に十分に対応せず,ひいては社会の地盤技術者に対する期待の低さと,地盤技術者の他分野への積極的憶草 ・go80⋮︸この閉塞感の一例に過ぎない。地盤技術者は変化する社灘穿、」華轟・押⋮ギる。教科書の内容に社会的要請が反映されていないのは磁一E会員   …       ・一建設投資20♂設 ・..鑛一・10な働きかけの欠如へとつながったように感じる。社会的o                           o要請の少なさは,例えば建設投資額,地盤系の研究室を      西麿(年)希望する学生数,地盤系の部署の人員数,地盤工学会のZOI940   1950   1960   1970   1980   1990   2000   2010   2020図一1 地盤工学会会員数の推移と予測値12烹と基礎,55−1(588) 論 説旙環の要としての地盤であり,地盤工学といった単一のはケイ酸塩の集合体.地理学者にとっては様々な方書や学問領域ではなく,土木,建築,農業工学,資源工学と生活様式を生み出す要園,といった具含に学聞分野が異いった工学体系の基礎学問であ1)防災,減災や環境といなるだけで地盤の見方は全く異なってくる。少なくとも・ったすべての人間活動を横断する視点をもつものであるこのように地盤を,地盤工学とは異なった捉え方をすることが示されている。このような土質基礎工学から地盤技術分野の数だけ地盤に対する祉会的要請があり,この環境工学への変革は,学問の1制鍛的な将来展開への検討ような勉分野に対する益会的要請の中にも,地盤工学にの帰蓄というよりは,むしろ桂会的要講へ応える行為の対する新たな二一ズを発見できる可能性がある。このよ一つであると捉えた方が良いであろう。うな飽分野との交流を新たな二一ズの発見へとつなげるそもそも地盤工学会は,その発足時から,工学分野の土木,建築,資源,農学分野の農業土木,砂防,理学分野の地質などの複数領域を横断して,産学官の研究者・技術者を結集した,学際的な学会であった。その当時かためには,当然のことながら地盤技術者が持つ知識や技術が重要となる。技術開発や新しい産業を創造する際に,しばしば二一ズとシーズという言葉が用いられる。この場合の二一ズら地盤を複数領域にまたがる工学材料として捉えていた。とは,ある技術分野に対する需要であ1),シーズとは将地盤環境工学に対する社会的要請の受け皿としてのボテ来新たな需要を生み出す可能性がある知識や技術である。ンシャルを,完全ではないにせよ,地盤工学会は持って通常,シーズを開発する段階では二一ズが見込めるかどいるのである。土質基礎工学から地盤環境工学への変革うかは確定していない。新たな二一ズが発生したときにが社会の要請に応えることであるならば,地盤環境問題は,様々なシーズを発掘し二一ズに応えようとするを地盤技術者が取り扱うべく学会が教育コノテンツを整(二一ズとシーズのマッチング)。上述のような地盤工学備することは当然の責務でもある。分野と他分野との交流においては,地盤工学分野では当 このような地盤技術者に対する社会的要請の変化に応たり前となっている技術が,異なる分野ではシーズとなえるべく,これまでの技術者教育委員会では様々な活動ることも,またその逆もあi)得る。地盤技術者の持つ知を行ってきた。第2期技術者教育委員会では,技術者識や技術(シーズ)が惣分野の二一ズを満たすことがあ教育の考え方と三つの技術者教育課程(IPD,QPD,CPD)のあり方について提言を行い,地盤技術者教育れば,地盤技術者への社会的要請は増加し,またそれに応えるボテンシャルも増大させる可能性がある。技術者の具体的なコノテンツ案の作成を行っている。さらに第交流特別セッションはこのような二一ズとシーズのマッ3期者技術者教育委員会では,第2期のコンテンツ案のチングによるシナジー効果を期待して企醐されたCPD一つを技術者交流特別セッションとして具現化し,第コノテンツでもある(図一2参照)。この二一ズとシー40回の地盤工学研究発表会から開催している。この技ズのマヅチングは,古くは,機械の設計におけるすべ1)術者交流特別セヅショノは,上述の土質基礎工学から地線理論(機械工学の二一一ズに対する地盤技術者のシーズ)盤環境工学への変革に伴い,地盤技術者が地盤環境問題や,地盤の変形解析における有限要素法(地盤技術者のに対する筏会的要請に応えられるようにすべく設けられ二一ズに対する機械分野のシーズ)などがあり,いずれたCPDコンテンツである。この技術者交流特別セヅショノによって地盤技術者が他分野との接点を持ち,他分も各技術分野において大きな成果を収め,後の各技術分野における技衛発展の現状や課題にも通じることで,学際的分野といわれる地盤工学会の対象分野をさらに広げ野の発展に寄与している。4.21世紀を創る地盤技術者教育コンテンツることが期待されている。今年で2回目の開催ではあ通常,二一ズとシーズのマヅチングには運命的な出会るが,昨年,今年と技術者交流特別セッショノには多くいが必要であって,櫨分野との交流をすれば必ず何かしの地盤工学会員が参加しており,有用なCPDコンテンッとして受け入れられている。今後,技術者交流特別セのため,近年では,これらのマッチノグを促すためのイら二一ズとシーズのマヅチングがあるわけではない。こヅショノを契機とした様々な分野との交流において,その分野との学際領域に社会的要請が見出せれば,地盤工学会との融合的な発展が生じ,土質基礎工学から地盤環墳工学への質的転換が促されることになるであろう。3.二一ズとシーズのマッチング地盤はその多様性から,文系理系を問わず研究対象としている学問が多く,その学問毎に捉え方は異なる。地によって破壊してしまうくらい脆弱な工学材料であろう。環境工学を専門にしている技術者にとっては汚染物質を     購会難舞璽魏会的錨          ノド簾譲劉講.醸隷㍉     叉蓬菱豊     ’鹸熱         撫鐸轍舞酬会的錨ノ\、盤力学を専門としている技術者にとって地盤とは,自重        技術分野A    /頑露 対す藷\\、    \竃..轟壷璽含む多孔質媒体,微生物学を専門としている技術者にと図一2 二一ズとシーズのマヅチング(技術者交流特別セっては微生物の筐処であるかもしれない。化学技術者に  リション)Janu&ry,200711 論 説ンターネットのサイ1−4…5が作られ,いっでも,何度でも最新のシーズ技術や二一ズを閲覧できるようになって    墾轟1恩いる。これに対して技術者交流特別セッションは,いわばお見合いのような出会いである。お互いの素性は写真や仲人さんを通じて知っている程度であり,様々な分野と何度となく交流の機会を持たなければマヅチングは難しい。このようなお見合い的な技術者交流はシーズの蓄積には効果を発揮するが,その一方で二一ズとのマッチングに時間を要するという面がある。そこで,様々意技術分野に認して二一ズが期待できるブロジェクトを通じて技術分野の交流を図ろうと考えた。 /△鞍臨駿△誌轟霜轡轡1蜜  へ/齪欝議㌧ひ\耀勘/プロジェクトという二一ズは殿iにあって,そのプロジェクトの抱える間題に対して地盤技術者や他の技術分野の技術者が技術を串し合いながら二一ズを満足させる(プ         !    \  ・… /…創握紀を翻る地盤ヱ学セッシ箏ン1ロジェクトを遂行する)わけである。これが第4期技、/講義翻術者教欝委員会で現在企画している新しい技術交流の形である。従来の技術者交流特別セッションを否定しているわけではなく,両輪となって地盤技術者が社会的要講に応える能力を高めるCPDコンテンツであると考えて 響馨鱗『いる。技術者交流特別セヅションがシーズ志向なのに対 プPジェクトヘの地盤   、/して,プロジェクトを通じた技術交流は二一ズ志向と書\技術者頒献と他分/えよう。現在の地球は,危機的状況にあると称されて久しく,図一3 21世紀を翻る地盤工学セソションのイメージ図その危機の多くは18世紀の産業革命を契機とした地球温暖化とそれに起困する環境問題を指すことが多い。そにより,地盤技術老が活躍できる分野を創造でき,ひいのために様々な国家プロジェクト,蟹際プロジェクトがては重要プロジェクトを通じた地盤技術者の社会貢献に国の主導の元に推進されている。例えば,CO2地層貯つながると考えている。建設,電力,運輸,環境などに留,風力発電施設の建設,原子力発電の推進に伴う放窮関する重要プロジェクトを抱える公益性の強い機関から性廃棄物地履処分問題,宇宙開発,砂漢化間題など,い地盤技術者が貢献できる領域の有無,可能性を有するもずれも毎日どこかで見聞きするような問題ではないだろのを選択し,重要プロジェクトに関するセッシ蕊ンを開うか。これらの重要プロジェクトは,単一・技術分野だけ催する。重要プロジェクトを抱える機関からのプロジェで解決できるものではなく,人類の英知を結集して解決クトの問題点や開発要素,既往の研究成果などの報告や,しなければならないものばか1)である。書い換えれば,プロジェクトに関する質疑応答などを通じて地盤技術者このような重要プロジェクトの中にも,地盤技術者の活が重要プロジェクトの情報取集をする構報収集型セ・ソシ躍できる学術・技衛領域は存在しているのである。地盤ョンや地盤技術者からブ鶯ジェクトの課題解決に役立つ工学はその学際的な性質からしばしばパッチワークのよ技術情報の提案,技術提案型セッションなどが考えられうな学問と椰楡されてきたが,〔二の学際的な性質から様ている。々な技術領域の橋渡しの役割も期待できる(図一3参照)。しかしながら,現状では,これらのプロジェクトに対このように公益性の強い重要プロジェクトをテーマとして選ぶことによ1),地盤技術者の活躍の場所を広げ,して地盤技術者は十分に貢献できていない。その原因とひいては学会として果たすべき社会的要請に応えることしては,プ購ジェクトを主導する組織側に地盤技術者のができるであろう。また,地盤技術者にとっては,重要ボテンシャルの高さが認識されていない(地盤技術者がプロジェクトの惰報収集,重要プロジェクトヘの技術提いない),プロジェク1一の情報(二一ズ)が地盤技術者案などが行える。さらに,対象組織にとっては,広報活に広く周知されていない,地盤技術者の飽分野への働き動の効率化,国内の有識者を調査,招集する手間が省けかけが積極的ではないなどの点が挙げられる。る,技術情報の効率的な収集.などを行うことができる。第4期技術者’教育委員会では,このような状況に鑑み,一つのアクションプランとして,地盤工学会がプロジェクトを主導する親織と地盤技術者との情報交換の場を,地盤工学研究発蓑会のセッション,著しくはシンポジウムとして提供する,「2!世紀を創る地盤コニ学特別セッション(仮称)」を設けることを企画している。これ12また,透明性の高い研究業務の発注にもつながるなどの効果が期待できる。5.おわりにこれまで地盤工学会は大学関係老によって牽引されてきたように思う。そして,その大学の研究窒から生まれ土と基礎,55−1(588〉 論  説る知識や技術の多くがシーズであったのではないだろうされることを希望している。この技術者交流特別セヅシか。また,これらのシーズの中で社会的要講(二一ズ)ョンと21世紀を創る地盤工学セッション(仮称)が地とマッチングしたものがどれだけあったのであろうか。盤技術者のシーズの蓄積と二一ズ志向の開発へのきっか地盤技術者に対する社会的要請が変化しているのと同様けとな1),さらには地盤技術者が学会活動に二一ズを見に,これまで学会を牽引してきた大学に対する社会的要出せば.地盤技術者と学会の閉塞感を打破できるのでは請も大きく変化している。これからはシーズ技術をひたないかと期待している。すら蓄積するのではなく,少なからず二一ズ志向で技術開発を進める必要性に迫られている。これまでシーズ志        参考文献向で研究開発を行っていれば社会的な要請を満足させる刃 地盤工学会中期ビジョノWG:地盤工掌会中期ビジ灘ンことができた大学関係者に,急に二一ズ志向で研究開発 2005年度報告欝,P、4,2006、しなさいといってもすぐには対応できないであろう。このような社会的要請の変化は,施工業やコンサルタントに従事する技術者にはずいぶん蕾に起こっていたのである。そんな時間的な差にも,地盤技術者や学会を取巻く2)願土交通省:平成17年度圏土交通白書,htΦ:/1www.  nll辻、go、lp/hakusyola11三t/鼓17/index,htl1113) 欝本学術会議祉会環境工学研究連絡委員会地盤環境工学  専門委員会=「地盤環箋工学の展開と連携に向けて」,祉  会環境工学研究連絡委員会地盤環境工掌専門委員会報告  書,PP、2∼4,2005.閉塞感の一閣があるような気がする。蔓〕 1ナいはんな新産業霞ll出・変1充センターHP.麦箕tp:!!w∼∼へv、 次國の名古屋での研究発表会では,技術者交流特別セ  iis.or、jp〆iscdb/plsql/pkgISc、Topヅションに顔え,鎗1世紀を創る地盤工学特別セッション(仮称)」を,技術者教育委員会のディスカヅショノ5) 季卜学技抹f振興機季薄 (∫ST) 研究成果農1謂総台・デー7♪く一  ス,httpl〃lstore.jst.golP/                源稿受理2006112〕セッションを胴いて開催する予定である。積極的に参頒January。200713
  • ログイン
  • タイトル
  • 学会基準化への取り組みと今後の課題
  • 著者
  • 深川良一
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 14〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16377
  • 内容
  •    ユヘ岱『瓢論・ 員冊説鷹悪讐豊亀鷺秘篤篁魯鳳粟駕葛監監簾魯鷹愚・搬篭魯鳳覧監葱識慧胤蚤鷹・恥戴監篤監監粟無学会の基準化への取り組みと今後の課題Approac姦of JGS toward Standardization and Future Iss賢es 深川良一感かがわりょういち)㈹地盤工学会理事・墓準部長.立命館大学教授 理工学部1.はじめに2005年度までにまとめられた地盤工学会の「中長期ビジョン」において,基準部に関しては,特に社会貢献に関して積極的な対応を要講されている。一般に学会基しない。1欝関連基準の参照が容易である。iv)解説がハンドブック的にまとめられているので,分か1)やすい。一方,以下のようなデメリットも指摘できる。準などが社会貢献であると認定されるためには,その基 i)一・度に基準全体を見薩すので,基準化委員会や編準が社会基盤整備に的確に対応したものであり,かつ高集委員会の編成が大規模かつ大人数になりがちである。度な技術力に裏打ちされて決定されたものでなければなまた,規格・基準のメンテナンスが難しい。らない。明確で技術的誤謬のない規格・基準は各種社会 li)(今後検討する)岩関連や地盤環境関連の基準類基盤の建設に当たる技衛者や行政官に安心感をもたらし,を包含すると,非常に分厚い本となるため,日常業務でひいてはそれらの社会基盤の恩恵に預かる地域往民に安使いにくい。心・安金を保障することになる。まさに社会貢献である。iii)新規制定基準あるいは改訂基準の作業状況や施行一方で,中畏期ビジョンに示された学会の現状に対する状況が途中の段階では会員に周知されないため.結局赤厳しい認識を考えれば,従来どおりのやり方でそうした本,青本が改訂される10年ごとにしか分からない。ハイレベルなJIS規格や学会基準などの作成作業が実行できるかどうかは予断を許さず,新たな対策が必要とな式に開しては,出版が容易で小回1)が利く,規格・基準また,10年ごとの改訂の台間に使用される小冊子方っている。以上のような認識に立ち,基準部では,こののメンテナンスが容易,ハンディで使いやすいなどのメ中長期ビジョンのと1)まとめ作業と並行して各種改革をリットと,串版形態が中途半端で位置づけがあいまい,行ってきた。本稿ではそれらについて具体的に説明する。収益性が悪いなどのデメリットが指摘されている。2.基準部としての基準化への取り組み2.1規格・基準および解説に関わる刊行体制の見直  し土質試験法(いわゆる赤本)と地盤調査法(いわゆる青本)は地盤工学会における規格・基準およびそれらに対する解説をまとめたものとして,従来より特に重要な刊行撞討WGでは,比較のために,飽の機関の刊行方式についても検討している。JISでは,すべての規格が1冊ごとに分・かれて刊行されている。規格のメンテナンスが容易であるというメリットもあるが,散逸しやすい,解説が不十分になる恐れがあるなどのデメリヅトもある。ASTMでは,墓準のみを掲載し,毎年畠版するという方式である。この方式の場台,規格のメンテナンスが出版物であると認識され,!0年ごとにその内容の見塵しが行われてきた。一方で,新規規格・基準の検討や古容易,制定あるいは改訂に伴う出版が容易,また小圓1)い規格・基準の見薩し作業は必要に応じて随時行われ,が利くというメリットがある。反面.規格・墓準と解説それらの成果(耀格・基準そのものおよび解説)は小冊が別冊になる,毎年畠版することになり売れ残る恐れが子として公蓑されている。したがって,赤本,青本の掲ある,多額の収益を期待できないなどの問題、点が才旨摘さ載すべき内容は年を追うごとに豊富にな1),逆に誉えば.れている。一旦刊行された赤本,青本の内容は従来にも増して,そ以上述べたように,いずれの方式も一長一短があるたの陳腐化のスビードが速まることになった。こうした危め,どのような方式を採用するか現在でも検討を続けて機感から基準部では,室蘭工大・木幡助教授を中心とすいる。全体としての議論の方向性は,次に述べるようなるr学会墓準の刊行に関する検討WGゴ(以後,刊行検ものである。基準制定・改訂に即応するために,ホーム討WGと称す)を立ち上げ,検討を行った。ページ等での公開や,基準および解説集の単年度ごとのまず,赤本,青本を10年ごとに改訂するという現行刊行を目指す。また,土質試験法や地盤調査法の体系,方式は,以下のようなメリットを有する。規格・基準の役割を明確するために,赤本,青本のよう i)一・度に基準全体を見直すため,墓準閲の整台性をな体系的,包括的な解説書を定期的に刊行する。以上の取りやすい。ような方針のもと,おおむね以下のような提案がなされ iD基準全体が1冊にまとめられているので,散逸ている。14土と基礎,55−i(588) 論  説 q/分冊化委員会メンバーのカバーする傾域からある分野が漏れて 現行の赤本がおよそ900ページ,新規制定基準がおよいる可能性が大きい。そ50ページ,岩の物理試験と力学試験がおよそ200ペー ii)いわゆる赤本,青本の見直しサイクルが5年になると,執筆前に大々的に執筆のための委員会を立ち上ジとすれば,台計1200ページ程度となる。よって,現状のようにまとめて1需で刊行することは困難なので,例えば赤本については以下のように2分懸とする。げるという手法では効果的,効率的な執筆作業の遂行が ①地盤材料試験の方法と解説一物理・化学特性試験 以上のような課題を踏まえ,図一1の1右側のような煙  およびジオシンセティヅクス編格・基準作成・評価システムヘと2006年度よ1)変更し困難である。 ② 地盤材料試験の方法と解説一力学試験編た。このシステムの特徴は以下のとおりである。 (2)改訂間隔 i)常設委員会としては,土と岩を統一的に論じるこ 現窪の10年ごとの改定はやめ,規格・基準および同とに重点をおき,以下の5委員会へ統廃合を行った。解説を5年ごとに見直:す。また,規格・基準の見直し 。ISO国内委員会をBO規格やJIS規格の5年ごとの見直し規定に準じ 。地盤工学蓑記法委員会k汀つ。 ・室内試験規格・墓準委員会 (3) 新しい嵐1阪形態 ・地盤調査規格・基準委員会 解説なしで規格・基準および英訳版をまとめたCD− ・地盤設計・施工基準委員会ROMの刊行およびHPからのダウンロード課金方式の これらの常設委員会のもとに,ワーキンググループ導入を検討する。(WG)をおくが,WGが維織改革の中心であると考え 2.2基準部組織再編成ている。すなわち,WGは,コアになるWG(常設WG)と新規の基準や基準検討に関わるWGとに大別 墓準部における従来の委員会等の構成は,図一1の左側に示すようなものであった。すなわち,常設委員会とされる。常設WGは基準などのメンテナンスが中心で, ・ISO検討委員会常時3名程度で運営される。このことによって恒常的に,しかも効率よくメンテナンスを実行することが可能 ・地盤工学表記法検討委員会となる。しかし,基準書の改訂作業が発生したときには, ・土質試験規格・基準検討委員会従来の編集委員会の役割を,この常設WGで受けもつこととなり,1乍業内容に応じてWGメ/バー数を増加して, ・地盤調査規格・基準検討委員会 ・岩の試験・調査規格・墓準検討委員会させる。このため,常設WGとしては,土質試験法や ・地盤設計・施工基準検討委員会地盤調査法の試験項目の大分類に相当するようなものを 。データシート情報化委員会該当させてある。例えば,地盤調査規格・基準委員会での七つの委員会を擁していた。これらの常設委員会にはあれば,物理探査・検贋,ボーリング・サンプリノグ,下部委員会として各種基準化委員会および墓準検討委員地下水などである。新規の基準や基準検討の必要が趨て会が付置されていた。ある基準が学会基準として認定さくれば,新たにWGを別途立ち上げて検討することとれるためには,まず基準検討委員会で基準化の可能性がなる。この場含はそれに必要な委員を確保する必要があ検討され,ゴーサインが出されたら基準化委員会で具体る。以上のような体制により,臨機応変に新しい事態に的な基準化の作業が開始されるという手順であった。常対応することができ,かつ恒常的なメンテナンスにも効設委員会以外では,例えば地盤工学用語辞典改訂編集委果的に対応できるものと判断している。員会など,非常設の目的委員会と呼ばれる委員会が必要 ll)室内試験規格・基準委員会と地盤調査規格・基準に応じて設置されてきた。委員会に関しては,従来は土と岩を別々に扱っていたの これらの規格・基準などの評価・作成システムは,規を,それぞれの試験法調査法の中で統一的に扱うことと格・基準の頻繁なメノテナンスが必要でなく,どちらかした。土と岩を別々に扱うことのメリヅトも勿論あるが,と言えぱ新規の規格・基準の作成がメインである場合に爾者を統一的に扱う方が地盤材料に対する工学的見方はうまく機能してきた。しかし,以下のような理由で見(あるいは科学的見方)を進展させるものと期待される。直1しが必要となった。 2.3 規格・基準類の販売方法の改善 i)各種規格・基準のメンテナノスに重点が移ると, 地盤工学会が扱う書籍の販売については,数年前より現行のように常設委員会のもとに新規基準化委員会や基従来とは異なった傾向が顕著になってきており,早急な準検討委員会しか配置されていないようなシステムでは対策が必要である。すなわち,新刊本を出版した場合,対応しきれない。一旦基準が制定されてしまうと,原則その売れ行きの減少が従来は徐々に起こってきていたが,的に墓準化委員会は解散し,会員からの質問に対する対数年前からはその落ち込みが急激になってきている。ま応や基準のメンテナンスなどは,旧基準化委貫会のメノた,販売総数も従来ほどは増えないようになってきていバーによってボランティア的に担われているのが現状でる。これらの傾向は比較的手堅いと思われてきた墓準部ある。親委員会である常設委員会メンバーがメノテナン関連の書籍,例えば赤本や青本でも顕著になってきた。スを担当するという方法はあるが,現行のままでは常設これらの傾向の背後には,読者,特に若年技術巻の書籍Janq且ry。200715 =e*o.-*hhr*I#}: f iJ:;.jj*jf!ij,.j'・l: j i i*l{; c!,'i2,ijJ,j;,lCll[]r'-,,.= -.・ J.・f, j;( J E',";' f )(-i i,. .l I ;*I=i{1r',! V ) f,f [ : Iii (/ ) jt,l 't 輪   量己顔岡   即」離れが指摘されている。必要な情報をインターネットをた地盤工学会中長期ビジョン2006年度報告書では,地中心とするIT関連技術を駆僅して収集する優向がます盤工学に関わる諸機関の設計法を同じ地盤工学の見地かます強まっている。ら統一的に議言命する場は地盤工掌会しかないにもかかわ 2.1で述べた「学会基準の刊行に関する検討WG」では,規格・基準類の出版方法にっいても検討を加えておの関与が十分でなかったことが指摘されている。また,り,以下のような提案を行っている。同報告書の提案の中で,地盤工学に関する「設計・施 1〉基準および英訳版の販売方法については,JISの工・維持管理の課題」における地盤工学的課題に対する販売方法を参考に,IT委員会と相談の上,オノデマンド方式やダウンロード方式を検討する。オンデマンド方茎準類と,関連した出版物の位置づけの洗い出し作業を式とは,書籍のデジタルデータを蓄積して,ほとんど質実務の基準・マニュアルの作成・普及への協力体制を構わらず,従来,本学会では設計・施工・維持管理問題へ行い,中長期的な今後の対応方針を策定すること,施工を落とすことなく,必要なときに,必要な数だけ,会築すること,基準類の作成に関しては,外部資金獲得を員・読者の注文に応じて印刷・販売するという方式であ積極的に険討・推進することの重要性が指摘されている。る。販売価格をかなり抑えることができるため,少量部地盤設計・施工基準委員会では,上記の従来からの議論数の印刷に適していると言われている。これは,既に学および中長期ビジョンでの問題提起を受けて,現在,外会の絶版出版物に対して適用されているため,即実行可部資金による受託型の基準作成を目指し,地盤工学会と能な方式である。ダウンロード方式では,インターネッして実務の設計・施工に関する基準・マニュアルなどをトを利嗣して容易に焼格・基準に関わる清報を入手でき作成する際のルールや問題点について議論を続け,設計ることになるため,実現すればもっとも会員にとっては施工基準化受託WG運営細則(案)をとi)まとめた。硬利な方式であろう。ただし,課金方法の設定を適切にまた,受託型WGの募集を行ったところ,サンドコン行う必要があり,今後速やかに対応が検討される予定でパクションパイル工法に関して仮申請があり,検討を開ある。始したところである。2006年度中にもこの案件に関し li)設計・施工に関する基準は,今後学会として精力ては具体化がなされ,まず,実際のマニュアル作成に向的に取り組むことが検討されている。設計・施工に関連けたWGが活動を開始する予定である。今後,さらにする既刊本から判断して,新たに作成される基準および積極的に展開していきたいと考えている。解説に関係する書籍は,その内容が総体的に充実することが覇待される。また,ユーザーは必要な設計・施工基3、おわりに準のみを購入する可能性が大きいので,総合的な基準全 少子高齢化という時代を迎えて,その影響が広範な分書でなく単行本で販売することが適切であろう。野の組織に及んできている。地盤工学会も勿論例外では 2.4設計・施工に関する基準化ない。会員減少が避けられず,それに伴って学会の財政 基準部地盤設計・施工基準委員会(旧地盤設計・施工基盤が脆弱化するということが現実に起こ1)つつあ1),墓準検討委員会)では,2004年度よ1),地盤工学会で取り扱う設計・施工基準などの範圏や将来の方向性に関基準部もこの数年対応を積極的に険討してきた。具体的して検討を行うとともに,欧州地域の設計・施工基準が必要だと考えている。会員諸兄の更なるご支援,ご指な活動は本稿に述べたとおりであるが,より一暦の検討(実務的なもの)の動向について調査を行ってきた。導をお願いして筆をおくこととする。 一方,地盤工学会中長期ビジョノWGがとりまとめ               σ票稿受理  2006118〕Jan販ary。2007!7
  • ログイン
  • タイトル
  • 地盤分野のISO活動における社会貢献
  • 著者
  • 木幡行宏
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 18〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16378
  • 内容
  • 説魯鼠鳳曳監讐聾薫鳳難盤魯監乾亀亀輩搬癌盈櫓亀魯鳳難盤麿麗笛喚鷹鷹’鞠鴨蔑秘篁塾聾奪   ニル葡転猛畿員冊地盤分野の亙S()活動における社会貢献Contril)utioll to Society「on ISO Activities i難the Field of Geotechn圭cal E鷺gineerillg木幡行宏にはたゆきひ励 1社う地盤工学会ISO國内委員会 委員長蓋繭工業大学助教授 建設システム工学科160001.はじめに14000 1906年(明治39年)に臓ンドンで1EC〔htemationalElectrotechnlca1Co11}misslα1,国際電気標準会議,電気および電子技術分野)の設立会議が開催された。この会議には日本から藤岡市助氏(東芝の創業者の一人,日本で初めて電球を開発)が参加しているが,飛行機で欧州に行く現在とは違い,命をかけた髄海で世界の列強と肩 12GOO癒牽10000蝦0 8000望 60004000を並べて國際標準化に積極的に取1)組んだ当時の先人達(7)意気込みを感じるところである。!906年は日露戦争が終結しポーッマス条約が締結された翌年に当た1),2006年は国際標準化100周年として,我が国においても様々な言己、念事業カヨ開f崔さ才tたl l。 一一方, ISO  (lntenla−2000o1970    19フ5   1980   1985    1990    1995   2000   2005        西暦年  図一1 匿際燐格の発行数の推移tionai Organizatio11∫or Standardization,国際標準化機構,電気および電予技術分野を除く全産業分野(鉱工業,あ1),!995年以前に比べ規格の発行割合が増加してい  医薬品等))は1947年にロンドンで設立され,2007年はちょうど設立60年興にあたる。本論では.我当該国での標準化に関して最も代蓑的な国家機関と定めが國の国際標準化活動に対する貢献やISO活動を通しられており,我が国では経済産業省産業技衛局基準認証ることが分かる。ISOへの加盟は,1ヵ国1機関とされての学会の国際貢献,さらには1SO活動による学会のユニットに事務局が設置されている日本工業漂準調査会社会貢献について論じる。(JISC)が加盟団体となっている。2006年現在の加盟団2.国際標準化機構への我が国の貢献 一般に,「漂準」とは,r自由に放置すれば,多様化,体は156ヵ国であり,このうち正規会員は100ヵ国である。2005∼2006年のISO会長は,田中正躬氏((社)日本化学工業協会専務理事)であり,我が團からは複雑化,無秩序化してしまう「もの」や「事柄」を少数!986∼1988年の山下勇氏(王井造船㈱会長(当時))以化,単純化,秩序化するためのr取決めおと定義され,来,二人翼のISO会長である。王SOの組織は,主なも強制的なものと任意のもののうち,任意のものを「標準」のとして,年1回開催される総会(全会員)を頂点とと呼んでいる。したがって・我々の身の回1)には多くのして,18ヵ国(正規会員)からなる理事会〔年3回開rもの」が羅際標準化されている。身近なrもの」として,ねじやアルコール飲料の缶,トイレットペーパーの催),12ヵ国(正趨会員)からなる技術管理評議会(TMB,年3回開催),中央事務局(CS)および専門委形状などがあり,「事柄」として量,単位,記号や衣料員会(TC)とその中に設置される分科委員会(SC),品のサイズ,図の記号などがある。これらのiもの」や「事柄」は国際標準によって世界共通の仕様となり,経作業グループ(WG)によって構成されている。日本(∬SC)は,957年に初めて理事会メンバーに選畠され,済・社会活動の利便性の確保,生産の効率化,公正性のその後,1969∼1979年の間に4期連続で理事会メン確保(消費港の利益の確保,取引の単純化等),技術進歩の促進(新しい知識の劇造や新技術の開発・普及の支バーに選出されていたが,1979年の総会において,ドイッ(DIN)と日本(JISC)が,アメリカ(ANSI),援等),安全や健康の保持,環境の保全等となって地球イギリス(BSI),フランス(AFNOR),ロシア上に暮らす我々万鷹人のメリットとして享受されるので(GOST−R)と同様に常任理事会メンバー扱いとなったある。図一1は,漁70年∼2005年における国際規格の(現在,ロシアは常任理事国から外れている蹄。また,発行数の推移である。規格の発行数は増加の一途を辿り,TMBメンバーにも日本は選出されている。表一1は,珀95年からの10年闘では約1、5倍の観格が発行されていTCおよびSCにおける各関の幹事国およびWGにおける。1995年にはWTO(世界貿易機構)のTBT協定るコンビナーの引き受け数をまとめたものである3P。幹1貿易の技術的障書に関する協定)が発効されたことも事国およびコンビナーは,会議全般の運営はもちろんの18土と碁礎,55−1(588) r爵爾   即し袈一1 各國の幹事引き受け”数/2005国名(加盟機開σ)賂称)TC/SCWG引一露ンビ’ナー口110034847233947459643977174251ドイツ(DINli26米国(ANSl)124英国(BSbフランス(AF翼ORl装一2 燈賂数および規格案数〔2006、10}12)規格および規格案の審議段階醐「1WDCDTC1823122CIS)7日本(」藍SC)4712i168スウェーデン(SIS)24112B6DISFDISカナダ(SCC)227496IS616㎜Tc190一3316TC2211一145一89221332スイス(S醤V)213152TSオランダ(NE勘197796オーストラリア(SA)176784TR}11計46118K菖VI:蓬案段蔭,WD:       CD:委藁会累案.DIS:蕪会啄案,夢1DIS:∫…摂冬禦篠薙…, 1S:    隔一  TS:こと,規格案審議においては会議招集および膨大な資料の俘成などの義務と責任を負っており大変な作業量となることから,それだけ人と資金が必要になってくるが,TCに比べ非常に多く,活発な活動をしている状況にあ一方で,幹事国やコンビナーになると.國際標準化を自ることがうかがえる。一方,TC182では着実に團際規国が有利になるように影響力を行使できるので,幹事国格案が審議されており,TC22/では前身のTC38/SC21の引受けは争奪戦である。表一1によれば,日本の霞献(テキスタイル/ジオテキスタイル)で制定された国際度は5番目に位置しているが,上位4ヵ圏に比べて大規格に対する見直し等も含め濤発な活動が行われている。きく水を開けられている.感、がある。2005年末でISOの TC182は,土木および建築における土と岩の特性にTCとSCは台わせて733あることから,日本は6.4%の関連する地盤工学分野の標準化を霞的として!982年に比率となる。日本のGDPが,ドイツ,フランス,イギリス,各国の約2倍であることを考えると,国際標準設置され,岡年6月17∼!8日に初会含がドイッで開催化活動への貢献度はまだまだ少ないと言える。意外なの発足当時は圏つのSCがあったが,その後,SC2とSC4が解散・消滅し,現在はSC1とSC3の二.つが登録されている。しかし,SC3はユーロコード7(欧州地盤基礎設計基準)を審議しているCEN/TC250/SC7における活動を優先させているため休眠状態であ1),SC1についても2002年9月の薦アフリカ・ダーバンでの第6回会議以降開催されていない。また,Tc182の全体会議は,ISO活動に積極的と見られていない米国が,TC/SCの幹事とWGのコンビナーの総引き受け数では,群を抜いて多いことであろう。米國は,近年,デジュール標準に力を入れる必要性を認識し,至SO幹事国引き受け数を(1980年:76から2001年:129へ)急増させてきた。国家技術移転促進法によっても,この傾向が促進されてされた。議長國および幹事国はともにオランダである。いる。我が国にとっては・米国の技術や基準を利用するは1988年8月開催以降開かれていない。したがって,場含が多いので好都禽ではある。一見,TC182はほとんど活動していないように見える3、学会のISO活動による国際貢献が,ウィーーノ協定を巧みに利用し,1℃182/SC1に対応するCEN/TC341で活発に活動している。ISO規格の制 これまで地盤工、学会のISO活動については,数多く定手順では,まず初めに,提案される規格案を新規作業紹介されているので4ト∼7ト,ここではそれらの活動がどの項目として承認するか否かの投票が行われる。その際,ようにISOに貢献しているかについて述べる。 地盤工学会が国内審議団体となっている玉SO/TCは,ウィーン協定の適用の有無と適用した場合にISOとCENのどちらがリードして作業を行うかをISO側でのTC!82(地盤工学),Tc190(地盤環境),TC221(ジ投票によって決定する。TC182に参加している飼のほオシンセティ・ソクス)である。国内審議囲体は当該分野とんどは欧州各團であるため,このような投票ではほとの規格案を実質的に審議する専門家集閉としてJISCに登録されてお1),国内審議囲体の決定事項が日本の意晃んどの場含にCENリードのウィーツ協定適用が認められるのである。このような状況から,最近の規格案審議となる。また,当該分野の新規規格案を1SO提案するは,CEN/TC34!で行われている。しかし,ウィーノ協際には,当該分野の日本代蓑である国内審議団体を必ず定適胴の場合には,CENでの審議にr招待状なしで非通さなければならない。したがって,国内審議囲体は当欧州国を優先に4名までのISOからの公式オブザー該分野のISO活動に対して,国内外に大きな責任を負バーの参加が可能」とされている。我が国はこの権利をっている。衰一2に,2006年10月時点での各TCにお行使してCENITC341の規格案審議に参加している。ける国際規格および規格案の数を示す。蓑中の審議段階の略号は蓑欄外に記した。また,TC!82のCD欄に記載CENITC341会議における我が国の対応は,第一義的には我が国の国益に不利にならないように意見を述べるこされているr2(TS)」は,TSの委員会原案が2件あとにあるが,我が蟹の優れた技術を紹介することによっることを示している。表より,TC!90の規格数は他のて我が国の意見が規格案に積極的に取1)入れられた1),January,200719 論 説規格案の修正案を日本が作成したりする場禽もある。まは,ホスト国として学会が主体となって会場提供1都市た,例えばフランスとドイツが意見対立した場台など,センターホテル),見学会の実施,会議運営の事務的サ藏本が仲介役となり代案を提案することもある。このよポート,参加者の案内等を行った。2006年10月には.うな積極的な審議参加により,地盤の透水試験に関するWGでは.CENミーティングを田本で開催したいとい我が国が提案した簡易分析法を検討する新WGの設立がTC190/SC3/WG10として認められ,学会として初のう意向まで示している。コンビナーを務めることとなった。TC190は,土の汚染問題に関して,環境測定ヂータの質の維持・向上の重要性,国際レベルでの観格化の必TC221は,2000年にTC38/SC21を発展的に廃止して新しく設立されたものである。従来,ジオシンセティッ要性が認識され,地盤環境分野の国際標準fヒを目的としクスに関する試験法は,米国のASTM/D35と欧州のて,1985年に六つのSCとともに設立された。その後,CENITC!89において別々に整備されてきた背景がある。1994年には「土および現地評価」に関する国際規格をそのためか,TC221の議長国は米国,幹事国は英顛で審議するためのSCが新設されたが,1996年にはr放射ある。我が国の参加は2001年の第2回総会からであり,科学的手法」の屡際規格を検討していたSC6が規格化毎年開催される総会に3名程度を派遣しているが,飽策定の困難さから解散し,現在は六つのSCが活発に活の参加国のメンバーがほぼ同じ顔ぶれであることから,動している。TC190は,設立当初から年正回の総会を我が函からの参加メンバーもほぼ同じ陣容で対応してい開催しており,我が燭は1999年の第14回総会から本格る。我が国におけるジオシンセティックスに関する試験的に参加している。また,TC190ではTC遷2とは異な法の整備は遅れている状況にあることから,我が國の立り國際規格提案の際にウィーン協定適爾の可否を問うこ場はTC182やTC!90とは異な1),自由な状況にある。とはしていない。これは,土の汚染問題に対する考え方したがって,欧州と米国の考え方の違いがISO会議でが欧州各国間で異なっているせいか,欧州の統一基準を議論される中で,研究面や実施工の面でこの分野に多く策定するよ1).ISOの場で非欧州麟も交えて国際規格をの実績を有し,中立的な立場にある我が国に大きな貢献策定するほうが合理的であるからであろう。これに反しが期待されるようになってきた。このような背景から,て,TC182の場合には.これまで約30年にわたって審2006年の第7回総会は日本で開催され,TC190の場台議してきた欧州の土木・建築技術分野の規格基準体系と同様に学会が主体的に会議運営の事務的サボート等をぐユー鶯コード)の策定作業の枠組みの中で地盤調査・行い,各国から高い評価を受けた。また,我が国からの室内試験法の国際規格案の審議を進めようとする幹事国国際規格案として,rジオシンセティックスーローラコの思惑から,ISOの場で審議せずウィーン協定を適用しンパクタ法によるインターロヅキングブロック舗装下のてCENの場で審議するのが台理的であると考えている損傷試験」を提案し,将来的に鷹際規格とすることを念のであろう。TCによって,幹事国の考え方が異なると頭にした技術仕様書(TS)として承認された。ウィーン協定の取り扱いが大きく異なるのである。上詑に示したように,学会におけるISO活動は,過去十数年の実績から,各TCにおいて着実に各国からの 我が国はTC190第14回総会参加以降,すべての総会とほとんどのSCIWG会議に参加しており,積極的な儒頼を得ており,各TCに対する貢献が高く評価される発需と実験データに裏打ちされた反論は各国から高く評ようになってきている。価されるに至っている。特に,当初提案された溶出試験〔Leachlng)の規格案は,我が躍の環境省告示46号(平成3年)の試験方法に抵触する内容であるため,4、学会のISO活動による社会貢献前述したように,地盤工学会は国内審議団体であるこLeachingの諸条件について,特に所要時間について,とから,ISOの場では我が国の意見を代表して発琶するほぼ24時間に決ま1)かかっていたのを日本側の主張に立場にあり,国内的には地盤分野の関係機関や学協会によって,コンビナーが確認実験の実施を提案し,日本,対して責任ある行動を取らなければならない。本学会は,オランダ,フランスによる騒際一斉試験を経て日本側の土木学会,建築学会,農業土木学会,岩の力学連台会,主張が実証された結果となり,国際規格としての溶出試国際ジオシンセティックス学会,地下水学会,廃棄物学験方法の質が向上したことは我が国による貢献の一つで会等々の会員のほか,国の関連機関や全圏地質業連舎会ある。これまでの我が国からの会議参加,意見の発信,などの会員で構成されていることから,ISO規格案の検討議への参圃,技術情報の提供等を通じて各国からの出討に必要となる横断的な専門家の意見を集約する場とし席者と交流が深まってきたこともあり,最近では,我がて,地盤工学会は国内的に最適な場である。國の真摯な発書は,進行しつつあるISO案件の内容にISO活動に対する学会の戦略は,提案される團際規格関して本質的に影響を及ぼす事象に関する提言であると案が地盤工学会基準や地盤関連JISあるいは我が国の技受け止められるまでに至っている。また,第茸回総会術墓準に悪影響を及ぼさないようにすることであるが,においては,TC190議畏から日本の貢献に輯する感謝これまでの活動を振り返ると,結果として,我が国の主の印として,オランダの木靴と感謝状が贈られた。これらは地盤工学会会長室に展示してあるので,一度,ご覧張が各国の主張に比べて技術的・研究的に確度の高いデータに裏付けられている場含が多く,我が團の修正意いただきたい。さらに・贋本で開催された2005年総会見が受け入れられる場面が多いようである。20土と基礎,55−1(588〉 論  説 ISO活動による大きな成果として,サンプリング規格案審議において,当初の原案では,固定ビストン式サン含い程度の対応で問題はなかった。しかし,1996年以降はTBT協定が発効され,各方面で重要視されるようプラーの内径が100mm以上でないとカテゴリーA(力になってきた。学会においても,1996年にISO業務の学試験に胴いるための試料採取方法)に分類されなかっ担当が基準部となり,本格的な対応体制の整備が行われたが,ノルウェーやスウェーデンとの共同戦線により,てきた。1999年以降,学会内の対応体制と活動資金の軟弱粘性土地盤に対しては,50mm以上がカテゴリーAの必要条件とするように規格案が修正され国際規格目途が立ち,順次,ISO会議に委員の派遺が行えるようになった。この間,関係各位の並々ならぬ努力があり,が制定されたこと,岩の分類規格案(1SO/DIS!4689)現在は国際規格の提案やコンビナーの引き受けなどが可の審議では,日本から提出した意見書が各国から高く評能になるまでになってきた。今後,ますます,地盤工学価され.日本の考えが強く反映された規格となったこと,会に対する国際社会への質献と期待が増大すると思われ溶出試験法の国際規格に環境省告示46号(平成3年)の溶出試験方法を盛り込むことが出来たことなどが挙げるが,爲0活動を積極的に推進していくことは,まさに地盤工学会における社会貢献を具現化するための方策のられる。この他にも多くの成果が得られており,地盤工一つであろう。学会基準や地盤関連JIS,あるいは我が鰯の技術基準がlSO規格との整含性の名の下に不本意な形で改変を迫ら        参考文献れることは,今のところ生じていない。11日本工業標準調査会(JISC)ホームページ:国際漂準 学会が本格的に王SO活動に取り組んでから,團際規格案の審議状況と國際規格策定の動向を会員に報告する  化100年,興際標準化100年記念事桑について,重1ttp:!/ために,2000年4月号の「土と基礎」SlからほSOだより」として連載をスタートさせてから2007年1月号で第82回を迎える。これまで1回も欠落せずに連載してきたことは,会議に参加して意見を述べてきた委員はもちろんのこと,関係各位の努力の賜である。今後とも会員へのサービスとして「ISOだよ1)」は継続していく必要があろう。5.おわりに 学会が王SO/TC182の國内審議団体として登録された www.standard100、jp,/Illtemat1onal!indexhm1L2} 日本規格・協会:海外規格基礎知識シリーズ,ISO規格の  基礎知識(改訂2版1,規格協会,2000、3}’ 王SO=Anllual report2005,五SO HIP,http=〃w、∼へvjsQ.ch,’ 三solelllabout三so/allnualreports/P(1f!c紅apter5、pdfむ 木幡行宏・巻内勝彦1国際化と地盤工学基準,第45回地 盤工掌シンボジウム,平成12年度論文集・pp、7−!9, 2000.5〕 巻内勝彦・木幡行宏1地盤ユニ学会に二おげる1SO活動,  土と基礎,Vol、51,No,7、pp3∼6,2003、の 木幡行宏:室内土質試験法の国際漂準色,土と基礎. Vo1、54,NQ2,pP,38∼40,2006.7)木繕行宏=地盤謁査法の國際漂準1ヒ.基礎工.Vol、34,  No、8.pp、25∼28,2006、8)ISO検討委員会1第!回ISO国内審議団体としての地のは,1982年である。1996年までは総務部国際委員会  盤工学会.1SOだよi),土と基礎,Vol.48,No,4,PPがISO業務を担当していたが,当時はWTO/TBT協定  33∼34.2000.以前で国際規格に強制力がなかったこともあり,お付きJanu盆ry,2007                   2006三i22121
  • ログイン
  • タイトル
  • 災害調査を通した社会貢献
  • 著者
  • 安田進
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 22〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16379
  • 内容
  • ∼_、__…ゐ職畳』釜ノ藻員冊説覧覧瓢壕覧喩藁竃猛鳳棄篤篤鷺乾驚窟秘魯覧聡愚範垂蔑盈粟皇鷺監乾魯魯鷲駕覧豊勲蔑要災害調査を通した社会貢献Socla玉Co難tribution through the Investigatiol/o歪Geotechnical Hazards   安田 進ぐやすだすすむ㈱地盤工学会副会長(災害連絡会議座長),棄京電機大学教授 理工学部1.はじめに表一  1992年以降に本部で設立された調登団・委員会設烹年翁薫蒲・委員会名我が騒では毎年,地震,豪雨.火山などにより地盤災1992雲蛙↓晋賢爵火山災審土質工藍.._い貴会害が多く発生し,その度に学会や専門家によって災害調i993査が行われてきている。これらの調査の目的は主に被災1993 薄三圭聖震夢芝審纂資委員会一影r擾省韓芝・ __簸嘗琴鴨沖・;1ヒ海濯鶴薫沖地震一原因の解購に置かれ,調査結果を社会に還元することは19931993年窪児島豪嗣災害鶏登委農会あまり行われてこなかった。この一つの理由は,我が国1995鮫禅ズ濃災濁登婁員会の公共構造物は管理機関が被災後責任を持って復旧する1995蕨神大震災特別委農会ことが多く,学会の調査団による調査結果は管理機関にi995沖地震災響竪漆貴姦三際はるか沖地震災署謁査委員会とって必要がなかったことにあろう。今後もその体制は1995続くと思えるが,地盤災審を専門とする学会からの見方1996北海這盲平町籔道229畢線岩盤崩落詣置委員会として管理機関に協力できる可能性はあるし,民間の構】997ノ、幡平地疇’べり・土石流災審講登委員会造物に対しては調査結果を直接復旧に反映できるはずで1997陵禅大震災覇蓋難皆審護集委賛金ある。また,大きな目で見て,鴎内外における防災政策1998北関璽・筐東牝豪薦災笹繁急墾置睡1998八幡平地ずべり・土婆流災寄餐鷺委員会や技術基準のあ1)方に関して提需をできるはずである。このような社会貢献を會めるように,本年度災害連絡会議の活動に関して修正を行った。筆者は本年度の災害連絡会議座長を務めさせてもらっている関係上,以下にこれまでの地盤工学会の災霧調査をまず振り返り,本年度の修正事項を紹介し,今後社会にどのように貢献できるのか述べてみたい。2.地盤工学会におけるこれまでの災害調査i9991999年トん業・訟ジャエリ地震地盤工掌会講翫薗19991999年古湾・遷諜地震講査鋳1999幕歳i嘩広暴県豪薩災筈緊葱髄婁糞会2000地盤工学会欝珠山噴火緊急護薫醸ユOOO平綬iユ纂鵜敢県毯都地震災審緊急窯登騒ユ00120012001三宅島災雀護葦騒ユ0042003年十藤零健震難盤災害鳶厳委翼会地盤工学会では国内・外の過去の災害時に多くの災害2004新潟県亭越地艦災審講鷲委員会緊急調査団を派遣し,また,その結果を受けて災害調査2005蕩筒県欝方沖地震地盤工学会護登畷ユGO5地盤工掌会中置支識台蟹14号災害婆急講萱膝2005曳 州地区古颪14号災害地盤工学会護盗蔭2006シヤワ屡中都地震災委艮会を設けてきた。過去の資料をひも解いてみると,r新潟地震を契機として設けられた地盤震害委員会…」との記述がある。また,支部では,1978年富城県沖地震や欝83年日本海中部地震に対して東北支部,1984年長野県西部地震に対して中部支部で調査や報告会が行われている。ただし,本部で調査委員会が設けられ始められたのは1992年頃であろう。1992年以降,本部に設立された災害緊急調査団や災3.筆者がこれまでに経験したささやかな社会 貢献事例害調査委員会を調べてみると衰一1のようになる。なお,表一1に示したような調査団や委員会のそれぞれで,調査団や調査委員会が設置されなかった災害においても,大なり小な1)社会貢献をしてきているかと思われる。た調査に行かれた方々による報告会や会誌への記事の掲載だし,その全貌は分からないので,筆者の専門である地が毎年のように行われてきている。また,この菱は総会震災害に関して,災害緊急調査団や災害調査委員会に参の資料から拾い出したため,多少漏れている可能性があ加させていただいた時に,ささやかながら社会貢献したることをお断りしたい。支部独自で設立されたものもこ事例をまず紹介してみたい。の表には示していない。1993年北海道南酋沖地震の際,森町赤井川で液状化が発生し,49棟の建物が沈下による被害を受けた。そのうち,あるペンションでは学会の調査委貫会によって22±と基礎,55−1(588〉.b 論 説被災状況の把握が行われ,さらに,電力中央研究所でも下して生活に園難をきたしていること,今後どうすれば詳細な地盤調査・試験が行われた。そのつながりで,ペ良いのかと,いったことを聞かれた。その後,阿度もこンションのオーナーの夏坂氏から筆者達は復駆方法に関の団地を訪れて,復旧方法等の相談にのり,逆に・不同して相談された。賎設家量の液状化対策方法の検討が静沈下量などの貴重なデータも提供してもらってきている。岡県で丁度行われていたので,それをもとに提案を行ったところ,復旧にあたっては,べた基礎にされ,杭も打設する対策をとられた。なお,これがきっかけで蔓坂氏は地盤工学会の会員になられた。4.本年度行った災害連絡会議運営細則の見直 しと社会貢献の考え方災審調査が多く行われるようになるに伴い,平成81999年トルコ・コジャエリ地震では,アダパザル市年には災害連絡会議運営細劉が設けられた。その後阿度で液状化や強い振動によって多数の中層建物が写真一1か見直しが行われてきているが,まだ,活動方法が明確に示すような甚大な被害を受けた。調査閉が派遣されるでない部分があった1),社会貢献の考えが盛1)込まれてにあたって,当時の会長の木村孟先生が遠山大使に連絡いないことなどにより,本年度この網則を大帳に麗薩すされ,調査団の世話をみてもらえるようにお願いをしてことにした。修疋が必要と考えられた主な項演は以下のいただいた。そこで現地調査終了後,合同調査邸の土木とお1)である。学会,建築学会の方と一緒にアンカラヘ野),遠山大使①災害が発生した地域だけで独目の調査団や委員会に報告iこあカ、った。 翌a, 調査団力玉トノレコの畠冒大統領1二 が結成される事が多いが,これだけでは学会全体と会う機会を設けてもらった。その際,アダパザルの液状 して過去の災害調査の経験が生かされていなく,継化被害に対し,どのように対処するか意見を闇かれた。そこで,都市を移転する政策や,移転せずに建物に液状 続性がない。②緊急調査団の立ち上げが遅い。また,調査団を立化対策を施してアダパザルを再建する方法に関して,意 ち上げる判断基準がない。見を述べた。なお,この地震や,199!年コスタリカ・テリーレ・レモノ地震などで復旧に対するコメントを現地で求められた事がきっかけで,液状化に対する復旧方法の事例集を1乍ろうと働きかけたところ,TC4メノバーにより英文で事例集が作成された王,。③支部からの要請を受ける仕組みがはっきりしてい ない。④ ホームページでの広報や,報道機関,社会への対 応が十分でない。⑤災害調査結果の社会への貢献の仕方が明確でない。このようなことを改蕃すべく,災害時の連絡体制をま三つ目の事例は2000年鳥取県西部地震における米子市の安倍彦名団地の被害である。この団地には!69棟のず図一1のように設定した。そして,災害発生以降,国戸建て住宅があったがこのうち116棟が液状化による沈内の災害に対しては以下の手順で活動を行うこととした。下で5/1000以上傾いた。筆者は調査囲の一員として地震の翌日昼にこの囲地を訪れた。すでに噴砂は片づけら(1)災審緊急調査団の派遣災害が発生すると,災害連絡会議は地方委員,地方連れて静まi)かえっていた。ただし,よく見てみると家量絡委員と連絡して,まず,災害緊急調査団を派遣するかが少し不同沈下していた。そこで,お会いした往民の方否か判断する。調査団を派遣するとなったら地方委員,に,r少し不同沈下していますよ」とお話ししたが,どうも納得していただけなかった。そこで,学会の調査団専門委員と相談して団長を選定する。選定された闘長はできているのでとにかく何か問題があったら連絡して下団員にはあらかじめ依頼してあるその災害の薄門委員まさいと雷って,他の被災箇所へ向かった。それから1たはその代理を必ず含み,学会としての災害調査の継続週問して相談にのっていただけないかとの連絡があり,性を持たす。再度出かけたところ,庄民集会が開かれ,やはり不同沈幹事や団員を選定し,ただちに調査にでかける。なお,調査囲が派遣されたことは関係学会や報道機関なとに連絡するとともに,学会のホームページにその災害のコーナーを設ける。調査団はここに現地調査結果の概要を逐次掲載して,学会員および一般の方に被害状況が時々刻々分かるようにする。調査団は現地にて関連自治体との連携をとり,関連自治体等から調査の協力等の要請があった場台には適切に対応する。調査の途中や終了後に学会員および社会に対する緊憩,報告会を開く。また,必要に応じて学会や社会に対して緊急の提言を行う。(2〉災害調査委員会の設立災害緊急調査団の報告終了後,必要に応じて災害調査委員会を設置する。その委員長は災害連絡会議と災害緊写真一1 アダパザルで被災した建物Janu&ry。2007急調査団長とで検討して選嵐する。そして委員長は委員2,9 論  説被災状況の問合せ  災害連絡会議・座長1担当副会畏幹事長1災害担当理事幹事:調査・研究部畏幹事:総務部畏幹事:会誌部長・幹事:広報委轟会委員長諸遠絡   報告等災害緊急調査団長の相談各支部被災状瀧の報告地方連絡委員被災状況の悶合せ各都道府県被災状況の報告災審緊急調査団長の相談奪門的見地からのコメント 専門委員地震災害降雨時の斜面崩壊・落石 災害緊急調査団団長 地方委員降雨時の洪水団員の派遣・火山災害地すべり・幹事地盤沈下・陥没団員雪氷・雪崩 災害調査委眞会鵡 鵬  郎委員の派遣安輿、艮幹事長委員図一1 災蜜時の連絡体制を選出するが,この際,該当する災害の専門委員はこの iV) 災害緊急調査団,災害調査委員会とも必要に応調査委員会の委員畏または委員になることを原則とする。じて社会に対して適切な提言を行う。この提言によって, 災警調査委員会は災害状況の詳細な把握や,地盤条件今後の防災政策のあり方や技術基準の見直しなどに役立との関係,復旧方法,今後の防災韓策のあり方の提言なつようにする。ど.広い見地にたって調査を行う。その成果は報告書としてまとめるとともに,学会員および社会に対して報告会等で報告する。また.必要に応じて学会や社会に対す5.あとがき 今年度災害連絡会議の細則を修正し,社会に貢献できる提言を行う。るように修正してみた。ただし,まだこれだけでは不ナ 以上が,災害発生時以降の対応であるが,そこに盛1)分かもしれない。また,上述したii〉のような自治体な込んだ社会貢献の仕方をまとめてみると以下のようになどとの連携をとるためには,災害が発生してからの対応る。では遅いと思える。β常から自治体との連携をはかり, i)災害緊急調査団による調査結果を逐次学会の災害発生時には地盤工学会が協力する,といった協定をホームページに載せ,一般の方が地盤関係の被災状況があらかじめ結んでおく必要があるであろう。社、会貫献の時々刻々分かるようにする。また,報道機関にも情報を佳方や,災害調査のあり方に関してご意見をいただけれ流し,災害の状況が迅速に伝わるようにする。ば幸いである。 ii) 被災地域の自治体など関係機関の協力の要請に応じて,地盤工学の専門から見た調査を行い,復臓などに{斐立つコメントを行う。 iiD 調査の報告会を学会員だけでなく社会に対しても開いて,地盤関係の災審の状況が広く認識されるよう        参考文献1) Technlcal Comm量ttee for Earthqua1ζe Geotechn重cal En− gineering,TC40{the ISSINIGE:Case三1istories ofpost−1玉一 quefaction remediatlon,地盤工学会,200L                源稿受理2006,1131にする。24土と基礎,55−1(588)
  • ログイン
  • タイトル
  • “総合的学習・お困りではありませんか?授業の出前・承ります!”授業の出前 in 関西支部
  • 著者
  • 吉田信之
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 25〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16380
  • 内容
  •                             ユム琶更驚1篤鍛・鷺監鷺ド監』釜邑亜」・嵐罵篭嘩」』毬亀粟『魯魯駕篤鴇一驚『監謹」〆急笹一色魯『塾運」’駐蕊篤箋1盛『篭!調説蔵篤竃曼“総合的学習,お困りではありませんか? 授業の出前,承りますド’出前授業加関西支部“Need a Help王or Comprehensive Class Activity∼Class Delivery Service Available.”       C玉ass De1量very System in Ka獄sai Brallch    吉田信之(よしだのぶゆき)神筒大学助教授 都南安全研窪センター(関西支都地盤工学広報企画委員長11.はじめに標題の“総含的学習,お園りではありませんか? 授業の出前,承1)ますドとは,現在,関酉支部のホーム助けマンとしても役立つのではないかとの目論見もあった。支部ではそれまで本部企画の高校生を対象とした出張ページ上に掲載中の出前授業のトヅプページの見出し文講義を実施してきたし,平成16年度には小中学生を対象にした「やさしい理科教室」を開催した。これらの経句である。関繭支部では,平成17年度から地盤工学広験も活かした,小中学校・高等学校を対象とした授業の報企画委員会により本格的に畠前授業が始まった。出前システムの構築を行うことになった。モットー一は本報では,その背景や現状について私見を交えながら簡単に報告させていただく。2.背景当時,関酒支部地盤工学広報企画委員会では,支部地域に在住する一般市民や小中高校生を対象とした地盤工“いつでもどこでもお気軽に”である。3. 出前授業の企画と現状今や出張講義や出前講義は,大学,官公庁はじめ多くの団体で桂会貢献の一環,あるいは広報手段として護っているサービスになりつつある。学および地盤工学会の広報を行い,地盤工学に関する関さて,授業の串前をうまく運用させていくためには何心を高めることにより社会貢献を行うことを目的に,高が重要か。出前というとすぐ浮かぶのがラーメンやうど尊・工業高校生を対象にした現場見学会,一般市民を対ん。例えば,ラーメノの串前の場台を考えてみよう。表象としたふるさと地盤診断ウォークや市民特別講演会を一1はラーメノと授業の出前の対比である。客屠はラーメンの出前では店が立地している地域の老若男女を問わ実施していた。いずれの行事も参加者には好評を博していた。しかしながら,少なくとも関西支部では,私たちず住民が主であるが,授業の場舎は就学児童とその父兄,にとって最も身近な地盤,もっとも身近ゆえにそれほど先生となる。ラーメンの出前の場含,客にとって最も重荘目されていないこと,地盤工学が私たちの日常生活に要なのは味であろう。面の太さや茄で加減,スープ,具,いかに深く係わ1)安全で安心できる鮭会の創造に大いにバランスがとれていて美味いラーメン。安くて早いこと貢献しているにもかかわらずその存在が一般にはほとんも重要視するところであろうし,贔数の豊欝さやメニど知られていないことを常臼頃から感じている会員の方ューの見やすさ,接客態度も注文する際に気になるとこ々は少なくないであろう。ろである。食欲旺盛な子供や食の細った高齢者がいる場さて,新たに草の根的な広報活動を模索する中で,主表一1 授業出前とラーメン繊荊との比較に小中学生を対象にした趨前授業の企画が持ち上がった。近に感じてもらうと同時に,先生や彼らの父兄に対してラーメン繊前授業出前 評㌦一レ麟  ’繭鴛㎜eRm汽, 牒民小中学校,高校の駿婆映いで品に係わ分か旨や+い(テ随段紬一1 、ヌr・無料簿ち時閤(スビーなし申込から墨前ま}}  四填置客騒土の香1)をまだ忘れていない小中学校生に“地盤”を身隻縫,教畏,PTAも地盤工学についてよく知ってもらうことが大事であり,らず)これが地盤工学(会)の広報にもなり,将来の地盤工学“地盤工学を身近に”という広報と“初等中等教養教育への支援”という社会貢献の一石二鳥を狙った企爾であ客の関心者を志す学生を創出していくのではないか。すなわち,ーマに係わらず)ド)メニユー品数豊塞,毘やナテーマ豊塞,見やすいるQ右断κ劉みF一鋸俵鷺態策バリエーション幸いにも(と蓄えば不謹慎ではあるが),当時,小中ら総合的学習の時間が本格的に運用され始めたところでもあり,新聞をはじめマスコミで小中高の先生方の試行錯誤の奮闘ぶりを晃聞きするにつれ,ひょっとするとおJan獄ary,2007鰻切,ていねい大盛り(小襲1ノ)可擾業時聞延長篶なと竃の葭心学校および高等学校でそれぞれ平成14年度,15年度か叢切,ていねい売り上げうわさ噛ゴ轟紐rし、大繁盛響込数の増加よい騨判よし}惰毅誌,チラシ,支郡HP.羅コミロコミ25 論  説蓑一2 串前授業5出前授業平成17隼度王出麟完窟鄭市皿プ源野中学校で2箏生S2名一亮生4名)授奪絡地盤の液状化一そノ)二くカニズムを考える一講 師木金 恵先生r大陵蔚立大学!繊前兜2ラ蔽府立闘真なみはや高簿学牟交13年簗11)釜一齢的学習、お墾琴で綜あ琴ま甘んか?鞭授叢の出薗、承夢家す…“地聾●って?私たちにとってもっとも身近な解EではなしVでしょうか?敏凝法入地盤工学会鯛茜交郭では、一人でも多くの蕎人に地盤をこよなく愛し、かつその大切さを知っていた亮生4豹だくことを昆的に、地譲および麗連するトビックについて、小学生、塵学生、高壕生向きにアレンジした授業を授彙名地震発生のズ方ニズムと披害滋髄中です。欝含的学習、擾策の一コマあるいは講演会として検討してみてはいかがでしょうか?謎 訴軍鯖 清兜生凱鹸喜大学)授禦ならびに講鱒派遷にかかる懸…負換は一切ありません。出窮していただく先生方は、地鍍工学禽に量羅されている地襲工学の専門家であり、臼々地盤の諾周題と陶き禽っている方々です。分かりやすく、かっ榮しい授鐸罫こきっと満是していただけるでしょう。3蛋前先大暖帯立薦岡中学校r2隼生166餐一先生8各1シ導嵩々‘A最篇却饗平野のおいたち緩 師三田村宗樹先生けて阪所立大学)山卜晶F←瞬毯1∫兀iっき濠しては、下記のとおり擬灘串前を承りますので、ご覇望の方は欝ってお箪込み下さい。平成18年度大阪府立岸和田高校‘希望学生約60犠一敦曇数名)図一i 出前授業の案内(ホームページより抜粋)き出紫々‘ヌL激欝垣三盤ヴ耳夜廷時{ヒーそσ)メカニスムを考える一講 師木全 牽 兜生!大賑府立大学)1平戒17年5琴∼単成18年9月現憩建鶴撹婁一鰹籏難   臓チ_マ鐙号犀一9懸撃茎ゴ糞撚で簸畦蓬黎 薯 毎 甕漁土潟箕57フ「’島捻鍾を竃:瓦た自慧、弐肥.際 ・恩睦轟嬬懲黙.∴島繍螺嘘黛工翠犀わ2》髪彊諺畿ヤ,矯んf  無濁蹴戴合には大盛り,小盛りといった柔軟さはうれしいところである。一・方,店の関心事は,置うまでもなく,売り上げの伸びとよい評判でロコミによる集客増加ではないだろうか。        展鼠蔑煤駄    β之記う.彰艮つτ鼠鶉絹輩蘇2魑轡ざ=冒 ピ マるアフ’轟∫こ宙継戴新灘  層㌔モ蕊こ‘直『駅び繋溝舞渇 =つ竃出    篭該二繋飴海憂潅力字題o檬舜。蔓無.        気難二   〇〇  農鼠蛇耀場    竃窯規50〆二=ズあ.嘘愈=よξ箏書。遷匡曳く 躊擬o寡照二    謡、憲嘱5二轟メノ講ズム.羅浪ヒo讐憲と列葱、な ・嘉訟恨舞     鱒鶉鋪曾  O O O  こでもよいク厚鍛を  警蒜駁葦謹一モめ〆力轟ズを2環瓦ξ・ごr;腰もマ銭慣τる.きら降、フつ議手7    無いτ羅斌竜¢竪盤艦冠災隻雄“=う。    轟o蹴讐=τ篇翼で毎窪o駄』『なぜ[:52 雛の い農 さて,授業の出前ではどうか。よく考えてみると,ラーメンの串前と同じではないだろうか。まず,味は?周到に準備された,分かりやすく,先生方の持ち味が十二分に出た楽しい授業が期待されているのではないか,     5聾2∼   o o o  ごこでるよ    夙謹亡二つモ駄ら農鋼糞.信嘆瀧=噂い、『畢翻=暫=ついて.鼠一’ングアータ¢雛“轟薙寒眠鴬讐ご ぴ纏霊o躍慧盈・ら零荒魯智.堵鐵とそ耗に隠hξ翼翼綴駿箕¶  ・醜盤と羅爾累甕賀桝ご=ついて砥会する。すなわち美味い授業である。また,出前授業を社会貢献と位置づけるならば,無料で実施することに意義がある。待ち時間は?これは轟前受儲から実施までの期間のことである。先生方の準備期間等を考慮すると最低2ヶ月程度の余裕は必要であろう。緯郷昌ユ雪憂轟畠台ζ」=肛墨でf、翼二、踏 風蚕 お品書きは重要である。授業テーマや概要を列記するだけでは,地盤工学に係わりのほとんどない小中蕩の先生方はチンプンカンプンに陥る可能性がある。キーワードや難易度の羅安,授業時間なども明示する必要がある。さらに,晶数(授業テーマ数)も多い方が注文を患しや図一2 出前メニュー一覧(ホームページよ1)抜粋)すくなるのではないだろうか。また,授業内容や授業時間に柔軟性を持たせることも必要であろう。一方,学会間(平成17,18年度)としているため,現在平成19,の関心事は,やはりその効果,どれだけ多くの小中高生,20年度屠のアンケート調査を準備中である。先生やご父兄に地盤工学(会)を知ってもらうかであろ 注文は,支部ホームページの串前授業から申込用紙をう。いかに多くの出前申込を得られるか。ダウン瓢一ドして必要事項を記入していただいて,メー 喧々誇々の議論の末,まずホームページの充実化,次ルあるいはファ・ソクスで支部事務局に申し込んでもらう。に出前人と出前品については支部所属会員の大学の先生届いた串前申込みは,支部から担当委員に回り申込春,方にアンケート調査を行い串前授業データベース(もど出前担当先生との調整ののち実施という仕組みになってき)を作成することにした。でき上がったのが支部ホーいる。表一2は平成17年度から18年9月末までの出前ムページに掲載の出前授業である(http:/〈糧w.jgskb,lp実績である。出前申込み時に,授業中に大学の紹介や大/lapanese/kouhouki茎くaku/demae/main.htm)。 現在, 12学とはどういうところとかなども紹介して欲しいといっ名の先生方のご協力を得て15テーマの品数で運用してた要望も頂戴する場合もあるが,出前担当の先生に臨機いる。図一1は出前授業の扉,図一2は出前メニューの応変に対応していただいている。写真一1は大阪府立大学の木全先生が中学校への串前授業で熱演中の様子であ一部である。なお,掲載中の串前晶の賞陳期限は2年26土と基礎,55−1(588) 論  説委貫の皆さんや支部所属会員の大学の先生方の協力無くしては不可能である。また,出前してくださる先生方にはかなりの負担を強いていることは需うまでもない。先生方ご臼身も楽しみながら出前していただいているものと確信している。 本企圃は,まだ始まったばかりである。支部所属会員のご協力でもって,これから10年先も機能し続けているこ1とを期待する次第である。 最後に,ある出前授業に対して寄せられた中学2年生の感想文をいくつか紹介して終ることにする。“僕は,大阪平野のおいたちを聞いて理科で習った岩石のことを,慰い出しました。この石はどんなものだったかを考えながら聞いていました。いろいろな場所の中の地屠もわかったし,大阪平野は昔海の底だったこともわかりました。あと,僕が驚いたのは港区:の地中は岩盤まで1500mもあることです。すぐ下にはかたい岩があると                    灘思ってて深くても10∼20mぐらいだと思っていました。この話を聞いて大阪平野のことをもっと知りたくなった                    整、                    翻                    訂、ド鰍写糞一1 出前授業中の様子(液状化実験を体験中)し,今度ひまがあれば調べてみようと思います。”“あんなに詳しく理科はやってなかったから,聞いてるとワクワクして面臼かった。大阪があんなに平らとは思わなかった。でも,大阪の地下のことや地層の中から縄文時代の化石とかが出てくることは知らなかった。でも,る。生徒たちがいきいきと参加している様子がうかがえ地層の中には化石が鵡てくることは知ってたけど,詳しるであろう。く知れて楽しかったです。あと,前から回ってきた粘土 さて,これまで実施した4回の出前授業に同行してが少しキモかった! 理科はあんま1)好きじゃなかった気づいた点がいくつかある。まず,味についてであるが,けど,いがいと面白そうだった。理科の動物しか好きじ中学生,高校生を問わず,生徒たちは自ら体験できる実ゃないから,今度は地層とか平野とかの冒険系もいいか験には非常に興味を示し積極的に授業に参加するというなって思いました。これからは,私も自転車でいろんなことである。また,実験ではないものの,例えば,皆さ所に行ってみたいと思いました。”んの住んでいるこの辺の地盤は軟らかいんですよの説喫と同時に実際の粘土試料を見せて触れさせるといったことで好奇の目を輝かすようである。言うまでもないが,“ぽくは,金曜日の5時間目に聞いた「大阪平野のおいたち」という話を聞いて,勉強になりました。すごく軟視覚教材,特に動く映像の力は相当なものである。らかい粘土のようなものをさわ1)ました。でも,ぽくた 次に,我炎にとって最重要かつ最難問な売り上げにつちの家がこんなに軟らかい粘土の上にのっているとは思いてである。いかに多くの学校から出前依頼を得られるいませんでした。驚いたのが,大阪を空から見たら全然か。ロコミに期待をしてもなかなか難しいのが実情であ緑がないのに驚きました。ほかの県は緑がいっばいありる。ホームページを見て応募してくださる先生方もおらました。大阪は,都会が多いからだと思いました。もうれるが,委員の一人である教育大学の先生の教え子を頼少し緑を増やした方がいいと思いました。もし家を建てって広めていただいているというのも現実である。今のるときは地面の下もよく調べてから建てないといけないところ恒常的検討課題である。4.おわりに出前授業の実施運営は,支部事務局,広報企画委員会January.2007ということもわかりました。オーク200のとな1)にできるマンションは地面の下のかたい地膚の部分まで柱を通しているから倒れないというのを聞いて納得しました。y’                源稿受理2006、1012)27
  • ログイン
  • タイトル
  • 一発かまそう、日本主導! ようやく確保した地盤環境分野での日本支配ワーキング・グループ
  • 著者
  • 地盤工学会ISO国内委員会
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 28〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16381
  • 内容
  • 購1$o彪よ陣・蚤3  3審i5』5冨73  $   33一発かまそう,日本主導1一ようやく確保した地盤環境分野での日本支配ワーキング・グループー地盤工学会ISO国内委員会1.WG(「フーキング・グループ)の新設決定懐具台と相談しながらの話なので,分析費用をある程度抑制する努力を環境分析会社もしないと,顧客を獲得で2006年10月のTC l90(地盤環境)年次総会(ロンドきない。もし,ISOで予備試験法が規格されると,これン会議)において,化学汚染に関する地盤調査法を規格を堂々と使胴することができる。調査工程の短縮や,予化することにより,利益の導入をもくろんだ専門WGの新設を,B本が提案した1。繊の分野と異な1),TC査費屠を低減することができ,市場も再び動き出すこと190でのWG新設は,かなり困難である。これまでに,を期待できる。備試験法でシロとでた調査地点の本調査の省略など,調ドイツをはじめ,WG枠の獲得に乗り虚した国は少ななお,ここで注意しておきたいのは,予備試験法は,くないが,そのたびに苅立騒から牽制されたり,時期尚あくまで現地その飽便利なところでとりあえずやってみ早ということであっさり反対されたりで,この10年間てあたりをつけ,全体の調査を台理的に計画するためのはTC!90での緯織変更はなされていない(WGの委員資料作りに資するものである。簡易で,かつ,迅速な方構成には変更はないが,改称されたものはある)。この法は,日々の地盤状態の監視や,それほど精度を必要とような事構にかんがみ,2005年10月の年次総会(東東しないラフな結果を得る際にも応胴することができ,分会議)以降,日本国内での意見とりまとめや欧州各瞬と析法の一般的な使用巻にとっても間接的な利益があがるの調整を図りながら,今回の提案の準備をしてきた。当ものである。しかし,世の中は易きに流れるのが常であ初は,スカンジナビア各圏や東欧諸国,フランスなどのって,このWGの新設にあたっては,予備試験法の結反対に合うことが予想され,この1年間でじっく1)と果が最終報告書に記載されるべき正規のデータとして流協議を進めてきた。そして,とりあえずadhocmeet−胴されないよう,gllidelinesその他で制限しておく必要ing(臨時委員会)を2006年10月に設け,2007年の年次があると議論になった。総会でWGに昇格させる手はずを整えていた。ところが,ロンドン会議での反響が予想以上に大きく,あっさりとWGの新設が承認され,日本がcOIlvellor(議長)枠を獲得した。2、 ここでやることは一3.どうしてあっさりとWG新設が承認された のか7すでに詳説2一・41・51したように,TC!90で従前から行われていた規格化に対し,展望や将来性がなく.観格化の目的が判然としないやるせない思いを抱き,終わ1)のな実は,化学分析作業を必要とする地盤の化学汚染調査い作業で疲弊しきった各国委量に,この新設WGの主は,膨大な費用を必要とする21。簡単にいえば,土壌か旨が新鮮に映ったのは闇違いがない。中には,簡易分析ら代蓑試料を採取することが園難で,また,どうしても方法の利便性を訴えてきた欧州出身の委員もこれまでに試料点数が多くなり,分析圏数も多くなる。土壌試料かもいたが,私企業や特定国への利益誘導は,なかなか受ら化学分析に向く溶液試料の調製や,この操作の過程でけ入れてもらえなかった。しかし,このように分かりや混入してくる妨害物質の除去など,前処理にかかる手間が多くなることがその理由である。環境分析で欧州を代すい話を永年にわたり遠ざけていると,TC自体の士気は低下するものである。いつの間にか環境分析の仲良し蓑するALcontrol Laboratories社の試算によれば3],あクラブができあがってしまい,なれあいの自己陶酔の規る分析方法の土壌試料への妥当性を検討し,その分析結格化風土ができあがってしまっていた。こんな仕事のや果を會めた,報告書作成までにかかる費用はなんと500000英ポンド(2006年10月現在で,1億円相当)にに舟のWG新設の提案となった。ここでは,現行の厳り方には嫌気がさしてくるもので,前述のとおり,渡りなってしまう。分析費層が高いと,一見,それらを受注密な方法とのデータの整合性がきちんと説明できれば直する会社は儲かりそうであるが,実はそうでもなく,調接的な利益誘導も問題はない。査自体が行えなくなるため,市場は逆に冷え切ってしま また,本件即決となった背景としては,金が動きそうう。このことは英騨政府も憂慮しており,地盤環境鰐策なことがらには,当然みんな敏感になるもので,きわめが進捗しなくなることを恐れている。いずれにしても,て現金に賛成となったという事情もある。共同生活方式28土と基礎,55−1(588〉 ISOだよりが支配し,タコ壷にはまっていたTC190を,今回の提案が,人間本来に備わっている向上心を呼び覚ましたよ迎えた。ここで三国同盟となるか,第1次世界大戦のうな感がある。分かりやすくいえば,自分たちが小さくる。生きていくために,一種,共産主義に陥り,余計なこと このように予備試験法のWG新設に関心が高いことが何もいえないような相互牽欄祉会に逆に拘束されていは,喜ばしいことではあるが,あの手この手でやってくた人々を,海の向こうからやってきた無頓着な資本主義る主導権争いは半年以上も前からすでに始まっており,が解放したかのようである。いずれにしても,本来の沼本もしたたかにわた1)あっていきたい。秘とするべきISOの精神に近くなり,委員会全体がある種,息を吹きものは何もないが,ここで手の内を明かすわけにもいか返すことができる場を見出したように.悪う。4.さっそくはじまった主導権争い このWGでの日本の魂胆については,この時期に言及することは避けたい。日本国内での言論内容があっという間に欧州側に伝わることは,説明1}済みである。日本側の動きを妨げるものは今のところないが,ドイツやオランダから,当該WGの秘書業務引受けの申し串が,ロンドン会議でのWG新設決定の前後にすでにあった。同会議前の1籔年間,関係主要国と協議を進めてきたが,オランダ(TC190の議長国)などは,藏本の積極的な行動に好意を示すとともに,ヨ本の台頭をも心配してきた。オランダとドイッとは,TC190内では相互協力関係にあり2ゆ,この2国が同TCを仕切ってきた。ここで日本が参入すると,三亀関係となる。三人寄れば派閥ができるというが,TC!90も,規格化思想の流れように敵対関係となるかは,これからのおたのしみであず.いま申し上げるわけにはいかない4・。時期をみて,逐次ご報告したい。         参考文献1)ISO国内委員会:ISOで私腹を肥やしてはいけないの  カ》?,土と墓憂楚,Vo1,54,No.!2,pp、74∼75.2006.2) 1SO匿ヨ内委員会:Horizol}tal prolectに二代表される膨3{1  各国の野望,土と基礎,Vol、53,No.2.pp、33∼34,  2005、3) Hazel Davidson=In the presentation at MCERTS wor−  kshop in the21th meet三ng of ISOITC l90 』』Soi圭quaH−  ty』’4)王SO國内委員会:麟がを)角にきた王SOITC190の規格1ヒ  事業,土と基礎,Vd,54,No.5,p.28,2006.5) ISO国財ヨ委員会=ISOITC lgo し地盤環境) で垣間見る  欧州内の地域問紛争,土と基礎,Vo154,No.9,pp、39  ∼40,2006.(文責 坂井宏行 ㈱鉄道総合技衛研究所)                 (原稿受理 2006US}が変わりつつあるだけでなく,力関係でも新しい局面をJanu且ry,200729
  • ログイン
  • タイトル
  • ISO TC/221(Geosynthetics)会議 開催報告
  • 著者
  • 地盤工学会ISO国内委員会
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 30〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16382
  • 内容
  • 脚ISOだよりISO TC/221(Geosynthetics)会議 開催報告地盤工学会ISO国内委員会1.はじめに袈》1 1SO/TC221会議の我が願からの委員派遣國際委員会び) 表記の会議が,2006年9月19日と20日の両日,第8わが国の対応キーパーソン回ジオシンセティックス会議の開催会場であるパシ7イコ横浜で開催された。前回会議は,アメリカのフィラデルフィアで開催され,今國我が国で初めて開催された。全体会議Chairman:S醸s(米)三木(元・土研),Secretalyl Read(英)他各WGの担当者地盤工学会のISO対応委員会の王SO/TC221専門委員会(委員長:三木博史)と,IGS日本支部ジオシンセティックス試験法委員会(委員長:木幡行宏)の共同で運営WG2Mackey(米〉WG3Cazzu伍(伊)WG4Myles(英)WG5AIlel1(米)にあたった。今回の対応メンバーを表一1に示す。木幡(室蘭工大),桝尾(太陽工業) 今回の会議には,14か国から64名の参加者があった。最近の会議では,今回が最、も参加者の多い会議だった。参顔煮が多かった屡は,イタリア10名,ドイッ,イギリス,日本の9名,フランス,アメリカの6名である。また,今回インドがはじめて参加した。力学試験に関す中村(苫小牧高専)椋木(熊大〉,る規格を話し台うWG3の参加者が最も多く,水理試験に関するWG4,耐久性に関するWG5,用語の定義などを担当するWG2がこれに続いた。CEN189Geosyn−明嵐(土研).宮田(防大)篠爾(複含技研),平川(東京理大)tlleticsとの協調を話し含うWG1は開催されなかった。以下,会議の内容を簡単に報告する。2.WG2(用語,判別,およびサンプリング)  会議 ISO10318(ジオシンセテ.でヅクスの規格で用いられる標準的な用語と記号)の改正が議論された。遮水関係の技術は新しいこともあり,用語や記号などが十分に整理されていない。今後,この方面の改定には十分注意する必要がある。今回は,上記基準に収録されているPolymericgeosy貸theticbarriers(高分子系ジオシンセ難ティヅクバリア),Bituminotlsgeosynt1曳eticbarrlers(アスファルト系ジオシンセティックバリア),そしてClaygeosyn窃eticbarriers(結土系ジオシンセティ・ソク写莫一1 全体会議の様子バリア)という蕪つの用語の重複が議論になった。多くの文献でGeosyntheticclaybarriers(ジオシンセテでイヅクスの範躊にいれるかは,ジュート材だけを対象にヅククレイバリア)という用語が用いられてきたが,いするのではなく,今後より広い視野で議論されることにろいろな系統のバリア材が開発されるにしたがい,そのなりそうである。胴語は標準用語でなくなりつつある。製贔の分類名は登録商標などにも関係するので,これに関する議論を淫意3.WG3(力学試験)会議深く見守っていく必要がある。①ISO!3427(ジオテキスタイルとその関連製晶一磨耗 インドからは,Geolute(ジオジュート)という用語を標準化すべきという提案がなされた。この提案は全体シミュレーション:ブロヅクすべ1)試験)の内容審査と.②ISOITS19708(ジオテキスタイルとその関連製品一会議でも議論されたが,セクレタリーを介した正趨の手ローラコンパクタ法によるインターロッキングブ厳ック続きをふんだものではなかったため,今回は議論されな舗装下の損傷試験)の議版許可について投票が行われた。かった。自然素材を使った材料をどこまでジオシンセ子①に関して,Pメンバー11か蟹による投票および修正意,90土と基礎,55一一1(588) ISOだより見の提示乎続きがあ1),10か鷹は意見無し.カナダかWG4のコンビナーがプロジェクトリーダーとなって,ら修正意晃が寄せられた。②に関して,Pメンバー27か倹討を始めることになった。羅中!3か国からの投票があ1),賛成12か国,棄権1か国で幽版許可が得られた。②は我が国から提案されたも5.WG5(耐久性試験)会議ので,11月に正式に出版されることになった。 はじめに王SOICD20432/地盤補強材料に関する低減 この他,WG3では,四つの新しい基準案について議論がなされた。イタりアによる提案「グラスファイバー係数の導出に関するガイドライノ)が議論された。これは,40ページに及ぶ資料で,低減係数を用いる設計のと金属製陥の引張り強度特性に関する試験法(ISO/考え方,クリープを短時間で評価するための高温クリーTc22!/WG3N37)」は,検討資料が提出されず,パブ試験などクリープ試験の方法,クリープ変形の予測モワーポイント資料での概要説明にとどまったため,次回デルまで記述されている。この案は最終的にどのような会台で再度検討することになった。これに対して,一種形で落ち普くか見えない部分もあるが,その内容は我がの引張り試験であるので,既存引張り試験との独立性を国の考え方と異なる点が多いので今後注意が必要である。示すことが必要であるとする意見が示された。英圏提案 次に,ISO/PDTS13434(ジオテキスタイルおよびによるド破裂強さに関する試験法(ISOITc221/WG3N37)」はASTM類似基準との比較を示すことが要求された。この審議はCEN主導によるものとすることになジオテキスタイル関連商晶の耐久性に関するガイドライので,アメリカ,ドイツ,英国のメノバーが内容を大きった。「ジオセルの力学的安定性に関する試験法(ISO/く修正したのち,議論されることになった。あまりに広TC221/WG3N38−40)」は,WG3の専門家の意見を聞範圏の部分をカバーしようとしているので,ここ2,3いて,既存のクリープテストを実施し,データ比較を行年でまとまるような内容ではないと思われる。うことになった。ルクセンブルグ提案によるrエネル その他,ボリエステル繊維の化学的性質に関する試験ギー吸収特性に関する試験法」は,会議開催直前に提案法の必要性が議論され,米国から正式に提案されることがあったため議事書類には正式な番号の登録はなかったン/が議論された。現段階であまりに記述に不備があるとなった。が,資料は提出された。提案されたエネルギー吸収を示 クリープや施工による損傷などに関する議論は,国際す指標は,材料の比較評価には有用ではあるものの,ジ規格レベ1レでの議論の方が著しく進んでいる。今回の会オテキスタイルを用いた土構造物の設計には反映されに議の場にも各国はボリマーの専門i家を派遣している。一くいことが.これまでの調査研究で示されてお1),基準方,我が国では地盤関係者が対応してお1),その知識の規格として採用することは国難であるとの意見が大勢をバックグラウノドには大きな差がある。次國以降,対応占め,採沓に対する投票を行ったが否決された。ただし,を考える必要がある。エネルギー吸収についての検討は重要なので今後も継続させることになった。4.WG4(水理実験)会議 はじめに王SO12956(ジオテキスタイルとその関連6.その他の事項 これまで委員長を務めてきたスー一ツ氏(アメリカ)の任期がまもなく終わろうとしているのをうけて,セクレタリーよりスーツ氏の任期をさらに3年延期するとい製晶一見掛けの開口径の測定),ISO11058(ジオテキスう案が提示された。スーッ氏の手腕は委員会でも高い評タイルとその関連製品一無載荷での垂直方向透水性能の価を受けており,満場一致をもって案は了承された。測定),そしてISO!2958(ジオテキスタイルとその関 次回の委員会は,来年6月プラハで欧州規格委員会連製品一面内方向通水性能の測定)の三つの案の改訂がCEN/TC爲9(Geosy11tlletlcs)と同時開催するというこ議論され,今後作業を進めることになった。とで調整が行われることになった。今回の日本開催を契 今後の基準案として,次の試験法の可能性について議機に,我が国にはさらなる国際貢献が求められることに論がなされた(カッコ内は提案国)。①乱流条件におけなるだろう。る開口径測定試験(ドイッ)。②透気性試験(フランス(文責:宮田喜壽 防衛大学校,明嵐政司 土木研究所,とアメリカ〕。③載荷条件下での鉛直方向透水性能試験  木幡行宏 室蘭工大,篠田昌弘 複合技研)(フランス)。④クレイジオシンセティヅクバリアに対す                2006,!三81る膨潤指数・吸水試験(英国)。上記の内容はいずれもJanuaごy。200731
  • ログイン
  • タイトル
  • 共回転速度テンソル
  • 著者
  • 橋口公一
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 32〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16383
  • 内容
  • 一一技術手帳共回転速度テンソルCorotational Rate 橋口公一(はしぐちこういち)九州大掌大学院教授 農学研究院 生産環境科学部門ここに,EinsteiRの総和規約が適爾されている。()71.共回転速度テンソル導入の重要性は転置を表す。以後,運動基底{e…’(!)}に関する成分に物質の性質は,観察者の状況によらずに,同一に観察上添え字*を付す。Q(!)は基準基底{ei/に対する運動基されるはずである。したがって,物質の変形特性は,そ底{ei’(!)}の直交テンソルであり,次の成分を有する。れを記述する座標系との相対配置や相対運動の有無によ Ql」ω…eiノし!)・e」〔瓢c・s(elF(!),el))     (2}らずに,同一式で記述されねばならない。これは“客観性の原理’?,または』物質の基準枠無差別性の原理”hと(オ)は雀略する。式(2)から,両基底の関係は呼ばれている。本原理により,構成式に胴いられるすべ el(鷹〔e…・eのeド}漏9r三er〆,e}F(=(e…’・er)e「)一91rer  〔3)ての物理量は,共通の座標変換則(客観的変換という)に従わねばならない。特に,非弾性体の変形においては,応力とひずみの一対’一の対応関係は存在しないので,その構成式は,応力および内部変数(物質の力学状態を蓑現)からなる状態量を介して,速度量間の関係として表現せざるを得ない。すべての状態量は客観的変換に従うが,その変化速度についても,物質の回転に影響されずに客襯的変換に従うテンソルを屑いねばならない。そのためには,物質自身と共に回転する座標系で観察される物理量の変化速度に関するテンソル量を用いればよく,これは,“共回転速度テンソル”と呼ばれている。機械要素は,歯車,車輪等に見られるように,変形の有無によらず剛体國転を伴う場台が多く,また,地盤構造物においても,斜面崩壊時は元より,基礎の外周や杭の先端近傍では,土要素の著しい回転が見られ,共回転速度テンソルの導入が不可欠である場合が多々見られる。以下・はスカラー積を蓑す。以後,時間依存性を蓑す記号で蓑され,また,次の関係が成り立つ。 Q…,91,=9,、9,∫=δ,」, QQT鶯QアQ鷹1          縫ナここに,1は恒等テンソルである。Qは基底を持たせて次のように蓑わされる。 Q竺Ql」e、⑭e」竺Qi1e…’8e∫ 一 ・      ・一   ・〔5)ここに,⑭はテンソル積を示す。さらに,式(5)に式(3)を考慮して,次のように表される。 Q鷹er⑭e〆    ・                16)これより,基底間の関係は次のようにも蓑される。 e…〔;e,&e,Feヂ)=Qe,7.eμ瓢e,「⑭e,e})讐QTe、     (7}次の2階テンソルを考えよう。  Ω颪る「P⑭e「㌧ 『一 一 ・  一 ・ 〔8〕ここに,()は物質時間微分を示す。式(3)によりΩは  Ω箪φ,…@∫e,⑭e}, Ω滋自TQ                (9)と表され,反対称テンソルであることが分る。また,式に,回転速度テンソルの具体式およびその数学的,物理(8)から次式が得られる。的意味について解説する。 壱rF=ΩerF一・・ 「 一  ・   (10)これより,Qは基底{ei’}のスビンを表すことが分かる。2.共回転速度テンソル また,式(1)1より,物質粒予の速度vについて次式が互いに薩交する単位ベクトルe…(i筥1,2,3)からなる正規直交基底{ei}をもつ座標系{0一κi}および任意の正規癒交墓底{el’(≠)}(れ時間)をもつ座標系{0㌧冨(’)}得られる。  v*漏圭*稀Qv+自x−Qる一αc聾Qv÷Ωx*一Qと一Qc・  (11)ここに,を考えよう。なお,{eJを基準となる固建基底とし,健  Ω庶QQT筥一QΩQ7            1     (12)方,{el’(’)}は運動し得るとするが,変形初期(捗0) さて,力学状態を表す2階テンソルTの変換則は次にはこれらは一致していたとする。変形初期に位置ベク式で与えられ,これは客観性を有する変換と呼ばれる。トルがXであった物質粒子の現在の位置ベクトルの座漂系{0一鉛および{0㌧冨ω/で観察される成分をそれ  躍雛羅勲  α3・ぞれ蝋X,!)およびκ淑X,オ)とし,また,座標系{0一 式(13)の物質時間微分は次のように蓑される。厨で観察される座標系{0㌧凝(≠)}の原点0’の位置ベク  受寂漏Q士QT+趨雪QT+QT趣7トルをc(!)とすれば,両成分闘に次式が成り立つ。  瓢Q(士一Ω丁+TΩ、QT               α4) 牽欝Q受忠Qア÷OT靴Q7÷QT比α7x策(X,!)灘Q(ρ(x(X,’)一CげD  讐Qη丁寂一Ω丁歌+丁寓ΩIQ   〔κ…比〔X.ね漏Q…r〔!)(符〔X,ね一‘r(!)め(11xヂX,ハ篇Qη台x‡(X,’)+clθ  lJ,(X,ハ聯9,rげ〉エr聖X,δ+‘…(δ)32さて,速度形の構成式に用いられるテンソルTの変化速度は,次の条件を満たさねばならない。土と基礎,55−1(588)鉦 技術手霞1、客観的変換に従う。2、物質と共に回転する座標系で観察される成分が変 化する時のみ,構成式を記述する基準座標系に関す る成分が変化する。この条件を満たさない応力速度 をひずみ速度(速度勾配の対称成分で回転に独立) と関係づけると,物質自身から見た応力状態は一定 であっても,ひずみ速度が生じて物質が変形する不 合理な結果を生じる。物質時間微分愛は,式(14)から分かるように,条件    (響鯛一・一 ・22ノー方,降伏関数∫は観察者の状態によらない物質の性質を表すスカラー櫨関数であるので,次式が成立する。∫〔σ,口、茄竺ブ(σ太.β翠,κ).∫1σ,β,麺篇∫げ,β諺.H} ぐ23)また,次式が成り立つ。ノ(σ靴解訳砺(幕二H)め礁(σ訪軌り+α(aブ(σ器鞠)・2窪・1に抵触し,また,物質と共に回転する座標系で観察される成分丁*が変化しない時でも,基準座標系に関する成分が変化し,条件2も満たさない。そこで,物質とここに,ぼ(グ(σ1言學・辱)一に(卸勉黙聾己刃)共に回転する座標で観察される変化速度の成分に基準固定座標系への客観的逆変換を与えて得られる成分をもつテンソルを考えよう。これを共回転速度テンソルと称するが,記号丁で示せば,Ωに物質スビンωを採用して 餐Q小Q一曇ωT+Tω・     (15)Ω≠ωの場舎,座標系間の相対回転速度を除く量に対して,次のように客観的変換則が成り立つ。一紅(Q響H)騨)一α(響茄噸)一鞭(響H)の   一251同様にぼ(ケ(茅聾丁)一甘(a讐Hlか) 囑・  ω単篇Q(ω一ΩIQア     ・            (16)Tは式(14),(16)を考慮して次のように客観的な変換則式(25)において,式(15)および2階テンソルT,Sに対して成i)立つ次式が用いられている。に1従うことが分かる。 丁漏丁ホーω旨丁太+丁駕ωκtr(QTQTSち瓢Q、。Qヌ、T5S…j篇矯ヌ9,…9,IS,、識trα(QTSQ l T l  (27ナ  襯Qぼ一ΩT+TΩ)QアーQlω一Ω)QアQT⇔7式(22)に式(23),(25),(26)を考慮して次式を得る。   +QTQアQ(ω一ΩlQ7 α(a八響}8)+α(飯(響辱)  皿QしT一ωヨ臼÷Tω)QT瓢Q曇Q7          一(17〕以上のωとして連続体スピン  +廿(グ(響騙)一・  ・281 マ∼「……{∂v/∂x一(∂v1∂xl7}!2     …             (!81つまり,降伏条件の時間微分は共回転微分にそのまま置を採嗣する共園転速度テノソル 丁羅丁一WT÷TW    』』』     一 』 一(19!はJaumarm速度2iと呼ばれている。構成式によ1)共圓転速度テンソルTが算定されたら,Tは次式により更新される。 T一唖ゴ段“ωT〃 き換え得ることになる。なお,σおよびβは対称テンソルであるので,転置記号は省略し得る。上述のように,物質の回転が生じる場含には,テンソル櫨の状態量の変化速度に対して共回転速度テンソルを(2①胴いねばならない。塑性変形が生じる場合,連続体スピンで表されるほどには,変形特性に影響を与える物質のここに,ToはTの初期纏である。共回転速度テンソル下部構造は回転せず,種々の共回転速度テンソルが提案は,一般に,テノゾル値の状態量の変化速度に対して用されている。しかし,下部構造の回転が最も著しい単純いる必要があり,応力に加えて,力学的応答の変化を表せん断状態においても,せん覇ひずみが百数十%に至るす内部変数テンソルに対しても周いられねばならない。までは連続体スピンで近似でき,通常の変形の範囲では,3.降伏条件の共回転微分への変換Jaumanl1速度を適用し得るといえる。地盤材料の変形解析においては,土要素の回転を伴う場台にも合理的に塑性構成式において,降伏条件を時間微分して得られ対応し得るように,当面,応力および内部変数の算定にる適応条件を構成関係として用いるには,會まれる応力JaUmann速度テンソルを用いるよう期待する。や内部変数の時間微分テノソルを共回転速度テノソルに変換しなければならい。一般に,降伏条件は,∫を応力σ,2階テンソルの異方硬化変数βおよびスカラーの等方硬化変数∬のスカラー関数として次のように表される。 ∫(σ,β,∫ゐ=0 一        一 (21/本式の時間微分は,次式で与えられる。ノ(剃) (禦κ)㌍) (a〆響/グ)ね照ary.2007L      参考文献1)  0王droyd,J、G、(三950):On tむe fornlulat呈oll o{rheo圭ogical equations o∫state,Proc、Roy.SocL London,Ser.A,200, pp、523∼5婆1,2) Jaし!mann,G.(1911)=Gesc}11Qssenes System physica圭ish− er und chem.ischer Di登セrent1algesetze,Sitzber.Akad、 VViss.YV玉en (Ila〕,120.pp、385∼530,           1原稿受理 2006,10,20/
  • ログイン
  • タイトル
  • 土と基礎の生態学 5.水域における堆積物中の物質循環と底生動物
  • 著者
  • 菊地永祐
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 34〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16384
  • 内容
  • ア《i腰、圏塵塾。議ム血血土と基礎の生態学5. 水域における堆積物中の物質循環と底生動物露慧謙麟驕鷺驕懸懸繋菊地永祐/きくちえいすけ)東北大学教授 東北アジア研究センターNO35.1はじめにEh  O2湖沼や河用下流域では,絹が運んできた砂や泥が堆積 、 }砂泥とともに有機懸濁物も堆積し,堆積物中で分解することになり,堆i積物は各種微生物による分解が卓越した  …i機栄養塩は再び上層水中へ回儒して,水中の一次生産に物は微生物の嫌気呼吸や発酵により分解される。また,堆積物の下膚に蓄積した還元物質は表層の酸化部拉に運ばれると酸化される。そのため,堆積物中では特鐡的な$¢騨酸蠣(褐色)}、 FC l       還充履   }  5 十。  瞬 (灰色曝色)NH411 ・ 、  〉く  !場となる。堆積物中で有機物の無機化により蓄積した無使われる。砂泥中では,大気や表面水からの酸素は砂混、 、  2    \し,砂泥質または泥質の場所がよく発達する。そこには表屠で酸化,消費されてしまい,その下の部位では有機 3季Fe 黛NO27\図一5,1   1   \CH公堆積物中1こおけるEh〔酸fヒ還元電位) と各種化学物質の垂直分布の摸式図ここでは海域・河口域の分布を示してある。淡水域ではSO峯シの濃度は海水域に比べて,極めて低いが,基本的な分布パターンは同様と考えられる。物質や微生物活性の垂直分布ができあがる。砂泥中の間隙は非常に小さいため,その中の水の動きは制限されている。そのため堆積物中では溶存物質の移動は極めて遅り,黒色は主に硫化鉄による。堆積物中では,大気や上くなり,基質の移動供給が微生物の活性を決める重要な屠水からの酸素の供給が制限されているため,酸素は堆要園となっている。積物蓑層の酸化屠で消費され,その下の還元層では有機堆積物中には,そこが極度に汚染されていない限り,物は嫌気性微生物により分解される。すなわち,酸化屠砂泥中に潜って生活するイトミミズやユスリカなどの底では有機物の分解は酸素呼吸によって行われ,その結果生動物(埋在性底生動物)が生活しており,これらの底酸素が消費される。還元層では硝酸呼吸や発酵,硫酸還生動物はそれ自身が有機物を消費分解しているばかりで元,メタン生成を行う微生物群によって有機物が嫌気的なく,堆積物内に巣穴を掘ったり,堆積物中を移動したに分解される。また,酸化層ではSゴなどの還元型の1),堆積物を食べ糞として排泄をすることによって堆積硫黄を酸化して増殖する硫黄酸化細菌やNHべやNOゴ物を活発に撹絆混合(バイオターベイション;Biotuレを酸化して増殖する硝化細菌が還元暦から拡散してくるba亡ion)し,それによって堆積物内の物質の移動・拡散還元型の硫黄や窒素化合物を酸化する。その結果堆積物を促進し,微生物活性を高めることが明らかとなってき表層には酸化層,還元履の分化にみられるような,特微ている。現在まで,バイオターベイションの研究は浅海的な化学物質の垂直分布が形成されている(図一5・1)。域や河目域の底生動物を中心になされてきているが1,ここでは,堆積物中の物質循環とそれに対する底生動物の働きを淡水域での研究を中心に紹介する。5.2 水域堆積物表層部における有機物分解過程5.2.1堆積物環境の垂薩的変化駐積物の有機物分解活性は高く,大量の酸素を消費するが,一般に上層水中の溶存酸素濃度は比較的高く保たれている。しかし,堆積物中では酸素はごく蓑暦部位で5,2.2有機物分解経路の垂直分布還元膳においては,硝酸呼吸,発酵,硫酸還元,メタン生成を行う微生物群によって有機物は嫌気的に分解される。現在までの多くの研究の結果,これらの反応を行う微生物群の間には一定の関係があることが分かってきているa。すなわち,還元層ではまず上層で硝酸呼吸によって有機物が分解され,その過程で酸化型の無機窒素化合物(NOゴ,NOゴ)が消費され,窒素ガス(N2)となる(この酸化型の窒素化合物を嫌気的にN2として消費されてしまい,堆積物の内部は嫌気的な環境となっガス化する反応は脱窒反応と呼ばれる)。そして,酸化ている。いま権積物を掘ってその断面を見ると,蓑履の型の窒素化合物が存在すると硫酸還元やメタン生成が抑褐色の屠とその下の黒色から灰色をした響が見られる制されるのである。(図一5.D。褐色の層は酸化層と呼ばれており,その色 残る嫌気的分解反応のうち,発酵によっては,有機物は酸化鉄の色である。その下の層は還元層と呼ばれておはCO2にまで完全には分解されず,発酵産物(一般に.ヲ4土と基礎,55−1(588〉 講 座は低分子の有機物やH・)が生成される。硫酸還元細菌やメタン生成纏菌は,一般に糖類のような発酵細菌が良く利用する発酵性基質を利用せず,おもに酢酸や}{2な11ia)の寄与が大きい場含があることも報告されている夢。5.3 水域堆積物中における有機物分解経路どの低分子の発酵産物を利用して増殖し,有機物を それでは堆積物中では以上述べた有機物分解の経路のCO2やCH4まで完全分解する。したがって,有機物はうち実際にどの経路が重要になるのであろうか。海水域発酵細菌と硫酸還元細菌または発酵細菌とメタン生成細と淡水域での有機物分解の経銘は,基本的に同じである菌の共同作爾によって完全に分解されるのである。発酵カ∼,海ガく域と∼炎オ丸域の化学爵勺環境の3婁いによって, とく細菌は一般に自身の発酵産物が蓄積すると.増殖が阻害に嫌気的な有機物分解,すなわち硝酸呼吸,硫酸還元,されることが多いので,硫酸還元細菌やメタン生成纒菌メタノ生成のうちどの経路に関与する微生物群が優占的は発醗細菌より発酵産物として栄養物を得ているとともに働くかに大きな差がみられる。NOゴは海水域でも淡に,発酵産物を処理することで発酵細菌を助けることに水域でも,殖物プランクトンによって利胴され,一般になる。このような関係は栄養的共生と呼ばれている。低濃度に保たれているので,硝酸呼吸の有機物分解にお このように堆積物における嫌気的な有機物分解は,発ける寄与は少ないと考えられ,その結果SO4シの濃度酵細菌と硫酸還元細菌,発酵細菌とメタノ生成細菌の連が有機物の嫌気的分解経路を決める重要な因子となる5係によって行われるが,硫酸還元細菌とメタン生成細菌海水には高濃度のSO4シが溶けているので,海水域で。の間には,共通の栄養基質をめぐって競争関係があり,はおもに硫酸還元の経路によって有機物は分解されるが,硫酸還元細菌のほうが基質に対する親和性が高いため,淡水域ではSO4シの濃度が低いので,淡水域の嫌気的硫酸還元が終了するまではメタン生成は起こらないこと分解経路はおもに発酵・メタン生成の経路となるのであが知られている21。る。 したがって,堆積物中では表層より酸素呼吸,硝酸呼堆積物に供給される有機物量も分解経路を決める重要吸(脱窒),硫酸還元,メタン生成の卓越する層が形成な因子である。堆積する有機物が少なければ,そのほとされる(図一5、2)。堆積物下屠に蓄積したNH“やCH4は表層の酸化屠に運ばれて硝化細菌やメタノ酸化細菌によって,NH4守はNOゴを経てNO3一に酸化され,CH4はCO2に酸化される。その結果として図一5、1に見んどが堆積物表面の酸化層で酸素呼吸によって分解され(酸素呼吸),NOゴ(硫酸呼吸」,SO42皿(硫酸還元)をられるような物質の垂直分布ができあがるのである。硝消費しつくしても,有機物が分解されずに残ることになてしまうことになるが,有機物の供給量が多くなると,海水域においても,有機物分解の電子受容体である02化は好気性菌による好気的反応であり,一方脱窒反応1),その場合には,メタン生成の経跳によって有機物が(硝酸呼吸)は嫌気的反応で還元屠の上部,酸化屠薩下分解されることになる。つまり電子供与体である有機物で起こる。硝化の基質となるNHべは一般に還元膠に蓄積しており,酸素がある酸化贋に運ばれ酸化されてNO2一,NOゴとなる。そのため酸化層と還元麟の界面で硝化と脱窒がカップルして起こることとなる。図一5,2では上層水からNOゴが堆積物中へ移動して脱窒される形になっているが,上水中のNOゴ濃度が低い場合と,その分解の最終電子受容体となる02,NOゴ,には,堆積物中で無機化によって蓄積したNH許は,SO42㎜などの供給量のバラノスで分解経路が決定されるのである(図一5、3)。淡水域では水中のSO婆2㎜濃度は小さいので,有機物の供給が多い場合には,一般的には多くはメタン生成の経路により分解されることになるが,NOゴ濃度が高い水域もあ1),そこでは硝酸呼吸の寄与も大きくなる。酸化麟で硝化されNOゴ,NOゴとなって上屠水雇中に回帰し,堆積物からNOゴが上膠水に供給されることになる。なお,近年,硝酸呼吸として,NO3一をN2へ還元する脱窒反応ではなく,NO3}をNH47へ還元する反応(DNRA:Dissimilatory Nitrate Reduction to Ammo一貧栄養      富栄 貧栄海域  沿岸域 河β域 養湖  養湖有機物の堆積量 /菱鑛類 c・・τガス交趣 「 ㊨”1r鵯 底泥     /SO弓2一の供給量1鰍 1  筋剛諏蕉酸イヒ履   護籔檸麗愈萱劉,タン(酸 )逗(茎 の1ド讐_罫i.1慧奮    1     一     逮兀 1   アミ/酸   砺,Cq『r」 一一’一デトリタス猛謂 欝 羅  鼠メクン態輔   駈肪酸難分解控准雛物図一5.2 堆積物中における有機物の分解過程3iJanuary。2007総埠維e逡灘魚嘩酸素呼吸  ヤ  硝酸呼吸硫酸還元     メタン生成図一一5,3堆積物中における有機物分解に関与する微生物   群の相対的寄与率とそれに影響を及ぼす要因   (概念図)5,95 欝講 座5.4 底生動物による堆積物環境の改変イ1一ミミズは泥を食べながら泥中を移動するので,固定した巣穴を作らないが,ユスリカ類など,蓑麟堆積物5.4、1底生動物の生物撹拝作用食者は比較的に長い闘固定した巣穴〔burrow)や棲管堆積物中には貧毛類,昆虫頬,舞類,甲殻類など様々(tube)に生息するものも多く,巣穴・棲管の周りには,な種類の底生動物が生息している。底生動物は堆積物中後述するように,特微的な構造が発達するため,巣穴・を移動し,巣穴を掘り,また底泥を食べ糞として排潰す縷管の形成によっても,堆積物の物理的,化学的,生物ることによって,堆積物を活発に撹絆混台する。底生動的性質は大きな影響を受ける。ここではまず最初に堆積物の生物撹絆〔バイオターベイション)は,准積物の物物撹拝による作用について見てみよう。理的,化学的,微生物学的諸性質に大きな変化を与える。5,4.2 生物撹絆による堆積物の物理的・化学的変化堰積物撹拝の強さやその影響力は,撹絆を行う底生生下層堆積物食者の堆積物撹絆の結果として,堆積物の物の大きさと活性の他に,摂食様式,固定した巣穴や棲粒度組成の垂直分布が変化する。それは,堆積物食者が管形成の有無など,底生動物の生活様式と深く関連してある決まった粒径の堆積物を選択的に食べることによる。いる。底生動物の内でも,堆積物中に潜って生活する埋下層堆積物食者はやや深部の砂や泥を食べるが,その際在性底生動物が一般に最もよく堆積物を撹搾するものとに,礫や大形の植物遺該などの印器のサイズより大きな考えられる。埋在性底生動物の摂食様式は・堆積物(砂粒子が食べ残されて,小さな粒子のみが摂食され,糞と泥)を摂食するもの帷i積物食者deposlt feeder),水して排潅される脚o〕。その結果として大型の粒子が食べ中の懸濁物を濾過して摂食するもの(懸濁物食者sus−残されて,深部に埋め込まれ,細かな粒子が表屠に蓄積penslonfeeder,あるいは1慮過食者盤terfeeder),{世のする。Brlnkhursセeta1.(ブリンクフルストら)生物を捕食するもの(捕食者,carnlvore)に大別でき(1972)n は湖の底土をイトミミズに餌として食べさせる。懸濁物食者は,懸濁物を集めて,糞または偽糞として,イトミミズの糞と底土の有機物含有率を測定し,糞て堆積物蓑面に堆積する作胴は大きいが,堆積物の撹搾の有機物含有率の方が高くなることを示した。この結果は巣穴の掘削,移動によって行われる。捕食者もまた活はイトミミズが底土中の有機物含有率の高い部分を選択発に堆積物中を移動することによって堆積物を撹拝する的に食べるために,堆積物表屠に有機物會有率の高い糞が,…般にその密度は小さい。堆積物食老は堆積物そのの層が形成されることを示している。一般に粒径の小さものを食べるので,最も撹拝力が大きいと考えられる。な粕土粒子は粒径の粗い砂よりも有機物含量が高い。ま堰積物食者には大きく分けて,やや深い場所の堆積物をた,多毛類IP雄加ω毎々o瑠∼1)では.粒径の大きな堆食べて,堆積物蓑面に糞として堆積するもの(下履堆積積物粒子を選択的に食べ,そのため糞中の堆積物粒子が物食者deep−deposit feeder,subsurface−deposlt{eeder,周りの堆積物より大きくなる鋳も知られている珍。または泥食者mud feeder)と表暦の椎積物を食べて表底生動物が存在すると,堆積物表層の水分含有率が増面に糞として堆積するもの(表麟堆積物食者surface−deposl巨eeder)がある。淡水域の堆積物食埋在性底生加することが知られている。福原(1987)8は,諏訪湖の堆積物を乾燥して底生動物を除き,それを再び湛水し動物としては.イトミミズ類(貧毛類)とユスリカ類てイトミミズ(L117∼1∼oゴ励‘sspp,)とオオユスリカ幼虫1疑:虫類)が優占して生息することが多く,イトミミズ(C肋η1∼01灘5ρ1∼♂1ヌ∼05πs)を単独または両者を移植し,は下層堆積物食者であ1),ユスリカは蓑層堆積物食者でこれらの底生動物が堆積物表履部の水分含有率を増加さある。せることをみている。そして,その作用は堆積物を摂食 イ1一ミミズは底泥蓑膚部位に生、醤し,羅部を水中に出撹拝するイ1一ミミズでは極めて大きく,ユスリカは蓑層してそこから酸素を取1)込んで呼吸をしており,堆積物数cmの深さでは含水率を増加させるものの,それより蓑面から3∼6Cmの深さの泥を食べて堆積物蓑面に糞深部ではむしろ奮水率を減少させた8。このように底生として排泄する6略。下層堆積物食者の堆積物の撹搾の動物の作用はその生猛様式に依存し,下腰堆積物食者の様子は,砂粒子を染色することで,比較的簡単に調べるイトミミズは堆積物の撹拝力が大きく,含水率を増加さことができる。下暦堆積物食者が生息するラグーンの堆せる作用も大きいものと考えられる。積物の表暦部に・色素で染めた砂を薄く混台し,この色堆積物は,上層水から供給される酸素の影響をうけて素粒子の分布が経時的にどのように変わるかを調べると,いるEh(酸化還元電位)の高い酸化屠と酸素の僕給が最初蓑層にあった色素粒子は膚状のまま下降して深さ3ないE致の低い還元履に分力・れ,Ehは酸fヒ層と還元膚cmの膚に移行し,そこで堆積物食者に摂食され,糞との界面偉近で急激に低下する(図一5.1)。不層堆積物食して排泄されて表屠に色素粒子の層が再び現れる9・。こ者は堆積物を上下に撹搾し,堆積物一上屠水間の物質ののようなサイクルを繰り返し,やがて3cm以浅の全屠にわたって均等に色素が分散していく。このような下層移動を促進するので,堆積物中の物質やE且,pHの上堆積物食者の摂食様式は.コンベイヤー・ベルト型に電極を埋め込み.イトミミズの存否によるEhとpH(conveyerbelt type)と呼ばれ,深部の砂や泥を食べての垂直プロフィールの差を詳細に測定すると,イトミミ堆積物蓑面に糞として排潅するので,堆積物の撹拝力はズは,表膚土のEh,pHを低下させ,下層土のそれを上昇させて,Eh,pHの上下差を縮めることが報告され大きく,特に上下撹絆力が大きい。,96下差をよ1)均一化することが考えられる。湖底土のコア土と基礎,55−1(588)髭. 講  座ているδ。一般的には,底生動物は上層水からの酸素のを促進する1糾9。供給を増加させることによって,堆積物の表層部位の 堆積物中から上履水へのNH4甲やPO43−」)拡散促進Ehを高め,酸化層の厚さを増加させることが知られてについては,撹絆の物理的な作用のほかに,底生動物自おり,イトミミズにおいても堆積物の蓑屡部位のEhを高めるとの報告がある8。一方,菊地と栗原(!977)10身が有機物を無機化し,排泄して,堆積物中でのNHギは水園土壌において,イトミミズが存在すると酸化曙がやPO猶の濃度を上げ,その結果としてその上膳水への放出の促進に寄与している齢。また,下膚堆稿物食破壊されて消失し,Ehが表層まで低下することを報告している。この理由としては,イトミミズのような泥食者による還元曙からの上履水中への還元物質の拡散促進者は還元腰の堆積物を食べて,地蓑に糞を堆積するため深部の還元泥を糞として堆積物表面に排泄して,還元泥は,移動や呼吸のための運動による底質撹絆のほかに,に,下層の還元泥が地蓑面に短時間で運ばれること,まからの還元物質の上贋水中への放出を容易にすることもた水田還元層では,微生物の代謝活性が高く,還元物質大きく関与していると考えられている16恥。が多量に蓄積しているので,堆積物の酸素消費活性がき 5、4・4 堆積物における物質循環と生物撹拝わめて高く,排泄させた還元泥がすぐには酸化されない 底生動物が堆積物と上贋水の間の物質交換を促進し,ことが考えられる。還元泥を食べている底生動物の糞が堆積物への02やNOゴの供給量を増顔させることについ還元混と同じ黒色を呈することは普通によく見られる現ては賎に述べた。02とNOゴは電子受容体として呼吸象である。このように堆積物の還元力が極めて大きい場に優われるから,堆積物の中での有機物分解は,底生動台には,生物撹捧によ1)蓑層に運ばれた堆積物の酸素消物によって促進されるものと考えられる。費活1生が,上層水より運ばれる酸素の量を上回るために, Chatarpauletal.(チャタルポーノレら1(1980)1Slはイ酸化暦の厚さが減少することもある。トミミズを移植した底土とイトミミズのいない厳土のそ 堆積物表層はEhが高く,そこでは好気的反応が起これぞれから,上暦水へ放出されるCO2量を比較した。る。しかし,Jorgellsel1(ヨーゲノセン)(1977)エ3 は底イトミミズがいると,底土かび)放出されるCG,が増加土の蓑層の酸化層でも,嫌気的反応である硫酸還元が活し,また双方の上曙水にNOゴを添加すると,イトミミ発に進行すること,堆積物の蓑履には底生動物の糞塊がズがいない時にはCO,放出量が増加しないのに対し,大量に存在すること,糞塊の内部には硫化鉄が存在するイトミミズがいるとCO2放出量がさらに増加した。こことを示し,糞塊の内部にミクロな還元部位が形成されの結果は,底生動物自身が堆積物を食べてその中の有機ていることを示した。糞塊には,有機物がかなり残存してお1),それが堆積物表面に置かれたとしても,酸素は物を消費するばかりでなく,上曙水よ1)02やNOゴなどの電子受容体の底土への供給量を増加させて,酸紫呼糞塊の表層で消費されてしまい,その内部は還元的な場吸や硝酸呼吸(脱窒)による有機物の分解を助けること所として機能する。を示唆している。また,イトミミズを加えた底土と揖・ 5、4.3堆積物と上層水との物質交換と生物撹拝ミミズのいない底土で,底土の硝化活性と脱窒活性を 堆積物中では,有機物の分解に伴って,還元過程が進重5NOゴをトレーサとして同時に測定すると,イトミミ行し,酸素や硝酸は消失し,有機酸のような発酵産物やズによって硝化と脱窒が,ともに促進されることが報告二価鉄,硫化物が蓄積し,またNH4『やPO43皿などがされている正8・、瞭。脱窒は嫌気的な反応であるが,還発蓄積する(図一5、1)。そして,その結果蓄積した無機栄屠ではNOゴはほとんど検出されないので,脱窒反応は養塩類は再び堆積物蓑面から上暦水に放出され,植物プNOゴの供給がその捌限要因となっている。硝化反応もランクトソに利胴される。とくに,水深の浅い水岡では,脱窒反応も細菌によって行われる反応であるが,硝化反生物撹拝によって放繊された栄養塩類が,膿面水中の櫃応は好気1生細菌による酸素を必要とする反応であり・好物プランクトンやウキクサなどの植物のバイオマスを増気的条件でしか進行しない。一方,脱窒反応は嫌気的条加させることが知られている恥。件でのみ進行し,基質として酸化型の無機窒素(NOゴ, 底生動物は堆積物表層を撹拝しており,その結果としNO2っを必要とする。硝fヒ反応の基質となるNH4}はて当然堆積物と上膳水の間の物質交換を促進する。普通還元暦に蓄積してお1),それが硝化されるためにはMatlso牙&Wang(マチソフとワン)(扮98)15}は放射好気的部位にまで運ばれる必要がある。また,脱窒反応性の22Naをトレーサにもちいて,イトミミズ類が溶存物質の上下拡散を促進することを示している。事実,底には,硝化反応によって酸化部位で生成されたNOゴが還元部位へ運ばれることが必要である。そのため酸化層生動物の堆積物撹搾による上層水一堆積物間の物質の移と還元騰の界面は硝化反応と脱窒反応がともに活発な場動の促進について,イトミミズなどの底生動物が堆積物となってお1),Ehが急激に変1ヒするその界面で,硝化中から上層水中へのNH4一やPO43一,Fe2由,塘類など反応と脱窒反応がカヅプルして行われることが考えられの拡散を促進することが知られている猷141細。そしてる。イトミミズは堆積物の撹拝によ1),還元層に蓄積し浅い湖では底生動物による物質圓帰促進の効果は大きく,堆積物からの栄養塩類の回帰が水圏の一次生産を決めるたNHrを酸化1馨に運んで硝化を促進し,酸化暦で生成したNOゴを還元層へ運び,その結果として硝化と脱重要な園子となっている鞠171。一方,底生動物は上層窒を同時に促進すると考えられる(図一5.4)。イトミミ水より堆積物中への02やNOゴなどの溶存物質の拡散ズ(7’∼爾敏々め惚V)を異なる密度で含む堆積物コアをJanu盆ry,200737 騨講  座02上層水酸化雇(タ子気粂件〉堆積物NOゴ     ㊥NO3一          々          。血Ψ蕊一  ・ 好気・嫌気            鴎膣石襟鼎謄祭〉吻N、◎       ■       o        ◆        ◎         ◆◆還元膚(嫌気条件)図一514匿亟廻→N町イトミミズの生物撹拝による硝化・脱窒の促進実線の矢印は微生物反応の促進による物質の焦成,波線の矢印は溶存物質の移動・拡散の促進を袈す。作って,脱窒と硝化速度を測定すると,イトミミズの密上膚水度が高くなるほど脱窒は促進されたが,硝化に関しては覆化層・Pある密度で最大となり,それより高密度になると活性は  一・恥低下した1920 。前述のようにイトミミズは表層部のE11   遙   需   葵   、   F、P   灸     l…  1   讐   槻   馨   護   野〆.を上昇させる時もあるが,底泥の酸素消費,還元物質の放出を促進することによって低下させる場台もあった。硝化は好気的反応なので,イトミミズのコンベイヤー・ベルト型の摂食による還元泥の表暦への供給が大きくな元膚 離、曄蝉歯.  f璽     蟹匡司蔑l▽ると,その効果により堆積物表繕での酸素消費が促進さ     _影、、.害されると考えられる191。 このように下層堆積物食者は撹搾作爾によ1)堆積物中での物質の拡散のスビードをあげることにより,細菌へ←調緋     麟鞍.れ,表層のEhが低下し,その結果として硝化は逆に阻図一5、5 堰積物中の巣穴を中心とした微生物活1生の贋購   造(漢式図1の基質の供給速度を速めることによって,各種細菌の濃性を増大させ,堆積物蓑層部での物質循環を促進する。性の22Naをトレーサに用いて,巣穴を作るユスリカ幼 5.4、5巣穴の形成による作用虫(Cρ1∼槻OS∼‘S,CO810孟α1∼勘伽SSρ.)やカゲロウ幼虫 表層堆積物食巻の多くは,ある程度固定したU字形の巣穴や棲管を作る。ユスリカ類は砂や底生藻類,堆積(昂¢耀g6n融1擁伽勧が溶存物質の堆積物と上層水間の拡散を促進することを示している。事実,巣穴を形成すしたデトリタスなどの細かな粒子を粘液質の唾液を用いるユスリカなどの底生動物によっても,堆積物と上層水て巣穴壁を固めて作1),巣穴Pの周りの細かな堆積物粒の間のNH4・,PO43一,02,NO3一などの溶存物質の拡散が子からデトリタスや細菌をはぎ取って食べる2b。大型促進されることが知られている王6〕21」蟄。 その結果,堆のユスリカであるオオユスリカ幼虫(Cρ1㈱zos欝)は積物中のNH“などの溶存物質の濃度が底生動物がいな堆積物表屠部に20cmの深さにもなるU字形の巣穴をい場合よりも全体としては低下することもある16。作る。堆積物中に巣穴を作る底生動物は,呼吸をするた ユスリカ類によるPO4シの堆積物と上層水間の移動めに,ぜん動運動によって一方の穴から水を呼びこんでについては,堆積物から上層水への放出を速めるという飽方の穴より臨し,上層水を巣穴の中に循環させて換水研究は比較的に多いが,促進しないとする結果や放出量を行っている。このようにして巣穴内壁は絶えず上層水が逆に減少するという結果もある251。還元層でのE鼓のからの02の補給があるので酸化的状態を維持し,そこ低下は,鉄と結合したPO凄3}の遊離を促進し,そこでに酸化層が形成されs}・塾,そして動物の密度が高い場含のPO43一の1農度を高めることになるカ∼,一方Ehの高いには堆積物蓑履部のEhが全体として上昇することにな酸化層では遊離PO43一は鉄と結合して堆積物粒子に取る8・・16123i。しかし,巣穴の酸化層の外側は還元的となり込まれ,不溶化する。そのため,酸化層は選元層からっている。そのため巣穴壁面には,堆積物最表層部と同上屠水へのPO43一の移動を妨げる障壁として働く泌。様に,酸化屠とその外側に還元履が形成され,各種微生その結果,底生動物は巣穴壁に酸化履を形成するため,物活性の層構造が巣穴を中心として放射状に形成される全体的な作用としては堆積物から上暦水へのPO43}の(図一5.5)。したがって,巣穴を形成することはそれだ動きを抑制する場台もでるものと考えられている16}251。け表層部位を拡大し,上膚水と堆積物の界面を深部に広そして,堆積物からのPO43一の放出については,巣穴げることになり,しかも底生動物は活発に巣穴を換水すの換水による効果よりも底生動物自身の排1世による効果るので,上屠水一堆積物間の溶存物質の移動を促進する力玉大きく1動くことにもなる16を・221。ものと考えられる。Matiso鉦&Wang(1998115・は放射 巣穴壁は単に堆積物の蓑層部を拡大したものではない。38±と基礎,55−1(588〉髭 講  座たとえば,川に生息するカゲロウ(Eρh1ηπ乙力即)の巣物分解の促進はその結果として,炭酸ガスと比較して温穴壁と巣穴から離れた堆積物表暦部の02とNOゴの濃窒効果のよ1)大きな原園となるメタンの発生を減少させ度分布を微小電極で測定して,巣穴壁と堆積物表履部のる効果があると考えられる。また,環境浄化の面から見間で02とNOゴの消費活性を比較したところ,巣穴壁の方が堆積物表面よりも活性が高いことが示されていて,底生動物による脱窒(硝酸呼吸)の促進は重要な作る蜥。そして,さらに巣穴壁では有機物含有量が多く,しては重要であるが,分解の結果生成するNHドや有機物分解に関わる細菌の細胞外酵素の活性も高いことPO逝は無機栄養塩として再び植物に利用され有機物とが報告されている雅。このようにカゲロウは巣穴壁になり,最終的には海に運ばれ,海の富栄養化の原因とな胴である。有機物分解の働きは河川の盧浄作絹の一つと有機物と,02とNOゴを同時に供給することにより,る。しかし,NH4一は硝化細菌によりNOジ,NOゴに巣穴壁面での有機物分解活性を高める働きをしている。変換されたあとで,脱窒細菌に使われて窒素ガス(N2)このような巣穴形成による,堆積物への02やNOゴのにまで変換されると,N2は生物的には不活性で植物は供給量の増加,その結果として堆積物中での有機物分解利用できないので,窒素が生物環境より除去されたことの促進については,ユスリカ類についても多くの報告が251になる。の’つ”    o このような底生動物の作胴は,もちろんその密度に依 このようにNOゴの豊富な上層水の巣穴への換水は巣存する。イトミミズやユスリカなど堆積物食底生動物は穴壁を通じて還元部位での硝酸呼吸(脱窒)を促進する。堆積物中の有機物を食べており,有機物の多い堆積物にまた,還元部位に蓄積した翼H4甲は巣穴壁の酸化層に高密度で分布するようになる。しかし,有機物汚染がさふ ザ ウウー,2婆運ばれ,そこで好気性の硝化細菌によりNOゴ.NOゴらに進みヘドロが堆積するような環境になると,餌の供ヘ変換される。さらに酸化膚での硝化により生成された給の少ない貧栄養の場所と同様,堆積物食底生動物の密NOゴ,NOゴが還元層との界面で脱窒され,その結果巣度が低下し,その生物撹拝の働きも小さくなると考えら穴壁で硝化と脱窒が同時に促進される21,24’27・。たとえれる。赤い色をしたユスリカやイトミミズは,体内に大ば,オオユスリカ(Cρ1∼槻OS総)は上層水からのNO3一の脱窒を5培促進し,巣穴壁で硝化により生成されたNOゴの脱窒を2.5催促進することが報告されている281。また,巣穴壁の酸化層は堆積物表面の酸化履よ量のヘモグロビノをもち,貧酸素下でも上屠水から酸素り薄いことが報告されてお1)291,これは巣穴壁で細菌物の働きを発揮させるためには,有機物汚染が進んでも,を取1)込み,保持することができるので,貧酸素に対する耐性が強く,有機物汚染が進んだ場所でも,上暦水が無酸素にならない限り生息できる。したがって,底生動の酸素消費活性が高いことを示すとともに,NO3一の還上暦水までもが無酸素にならないよう,上履水の酸素濃元屠への移動が短い距離で行われることにより脱窒が促度を維持する方策を考えることが重要である。上膠水の進されることを示唆している。巣穴壁は,堆積物表面に酸素を高濃度に保つことは,有機物の無機化によって生比べ,各種微生物活性の高いホヅト・スポットとなって成したNHべの硝化を助け,結果として脱窒を促進すいるのである。る上でも重要である。5、5 ま と め 堆積物中での有機物分解を考えると有機物の分解活性を決定する要照は有機物の洪給量であると考えられる。        参 考 文 献1) 菊地永祐向井 宏:生物撹搾一ベノトスによる環撞改 変(総説),日本ベントス学会誌,VoL46,pp,59∼79, 1994,有機物の供給量が多いほど分解の総量は大きくなると予2) 左山幹雄・栗原 康:底泥の微生物の物質代謝,河口・想される。そして,有機物分解に関与する各種微生物群 沿岸域の生態学とエコテクノロジー(栗原 康編タ,東 海大学:出版会,pp32∼42.1988の活性や寄与率を決める国子として,02やNO3一,3) Fenchel T I∼{.Jorgensen B、B.:Detritusξood chains ofSO42{のような有機物分解の最終電子受容体の堆積物へ aq娘atic ecosystems:The role of bacter1a,Advances inの供給量が重要であることは前に述べた。堆積物中の有 Mlcrobia重Eco至ogy,VoL1(Ed、M Alexander),pp、1∼ 58,Plenum Press,New York,1977.機物濃度が高くなると,電子受容体の供給量が分解活性4) Storey R,G,,W7i互1ianls1)、D,Fult虹orpe R.R.:曇itro菖ellをきめる大きな要因となってくる。堆積物中での物質の process量ng in the hypor勤e圭c zone o∫a pastoral streal11,拡散速度は一般に極めて小さい。堆積物中に生息する底 B三〇geoc雄emistry,Vol、69,PP、285∼313,2004生動物は,巣穴を掘りその中に上屠水を循環させたり,堆積物を撹絆することによって,上屠水と堆積物間隙水5/ Capone D.G,Kiene R、P.:Comparison of microbial d}・一 namlcs ln marine and fre曲water sedimentsl Contrasts ln anaerobic  carbon   catabolism,  Limnology  an{圭との物質拡散の速度を飛躍的に増大させ,そして上層水 Oceanography,VoL33,PPマ25∼749,1988より02やNOゴの拡散を促進することによって,酸素6) Davis R.B、=Tubi負c圭ds alter pro丘夏es o{redox potential呼吸を促進し,ついで硝酸呼吸を促進する。また,底生動物は酸化層での硝化細菌の活性をも促進し,その結果 andp頁inprofundallakesediment,Limllologyand Oceanography,VoL19,PP、342∼346,1974.7) Myers A、C、=Sediment processillg in a mar魚e subt圭da1としても硝酸呼吸を促進する。淡水域では一般にSO4シ $andybottomcommun1ty:11、Blologlcalconsequences,の濃度は低く,残った有機物はメタノ生成の経路で分解 Joumal o£Marine Research.Vo玉、35,pp,633∼647,1977、されることになるので,酸素呼吸や硝酸呼吸による有機January,20078)  Fukuhara}1、:The e班をct of tubi丘d(is and chironomids on39 講座   particle redistlibution Qf 互ake sedinlent, Ecological   freshwater sed三ments,measured w三th!5N isotopes,、践一   Research,Vol2.PP.255∼264,1987,9)、甜erR、C、,DodgeRE :Anima1−sedimentrelatlonsilla   quatic}v王icrobial Ecology,Vo1.9.PP、289∼294,1995.   troP圭cal璽agoon.Discovery Bay.,lanla圭ca.Journal ofλia−   cat量onal1δdenltri丘catlonhlaeutrophicla1{esediment   rhle Research.Vo三,32.PP 209∼232.1974,   bioturbated by o正igochaetes,Aquatic五’1茎crobia三Ecology,10) Kikuch呈E.,K疑rihara Y,=In vitro studies on the e錨ects of   、70L23,pp,!77∼・186.2001,   tub圭負cids on the biological,chen1玉cal and玉)hysical charac−21) Pelegri S、P、,Blackbum T、H.=Nitrogen cycllngln iake   teristics o£s疑bmerged rice煮eId soil and overlying water,   sedinlents bioturbated by C1∼’ノηηoη∼1‘sカ1∼ρ7∼os∼♂5 1ar・vae.   Oikos,Vol,29.PP,348∼356,玉97ス   under di貸もrent degrees o乏oxygenatio11,Rydrobiologia,慧) Brlnkllurst R.0,,Chua K,   、70L325.pp,231∼238.1996,E、,Ka疑shik N.K.l Inter−   speci五c interactions and selective 艶ed玉ng by tubi盒c玉d   o三igochaetes,Linlno圭09y and Oceanography,Vo1。17,PP.   122∼133,!972、王2〉 Dobbs F』C、,Scholly T,畠氏.:Sedinle三lt processing and20) Svensson J,八厘,Enrich−Prast、叛.,L、eonardsoll L、=Nitri負一22) Gallepp G.W、=Chironomid in飯lellce on pllosphorus   releaseinsediment−xvatermicrocosms,Ecology,Vol。60.   No、3,PP。547∼556,197923)EdwardsR,E,:Thee饒cto{1alへ’aeo{C1∼11ηノ70ノη∼ご57’ψα1一」   se玉ectlve∫eeding by p召‘絃1ηπ1F加々01脚∼ブ(Po璽ychaeta:Pec−   嬬Melgenontheredoxpotentlalsofsettledactlvated   tinariidae).Marlne Ecology Progress Series.VoL29,PP.   sludge,Anmlals of Applied B三〇10gy.Vo1。46,pp.婆57∼   165∼176,1986.   464,1958.13)JorgensenB、B:Bacterialsulfatereductionwithln24) Svensson J.八圧.;InBし…ence oズCh11η7∼07ηκ5ρ11‘刀zo3πs Iarvae   reducedmicrolllchesofoxidizedma1・illesediments,Ma−   on anlnlon1unl aux and den量tri負cation (measured by the   rine Bio至09y,∼701.41,PP.7∼17,1977、   acetylene blockage−and the三sotope pairing−technique)!41 Kikuchi E..Kt…rihara Y.:The ef艶cts of the oligochaete   三neutroP董liclakesedlnlent,Hydrobiologia,Vo1346,PP,   B7ηπ(・h1∼‘1η30∼{・01・友、ブBeddard ITul)i負cidae)on the bio−   157∼168,1997.   10gicalalldchemicalcharacteristicsQ∫o、7erlyingwater25) Hansen K.,iN{10ur玉dsen S、.Kristensen E.:The impact of   and soil in a s疑bnlerged rice丘e玉d soil system,Rydrobio玉o−   Ch〆1ηπ01脇ρ11〃1∼os∼‘εla1弐・aeonorganicmatterdecayand   9茎a.∼701.97,PP、203∼208,1982.   Ilutrient 〔N,P)exchange in a shallow eut1−ophic lake151 Matlso薮マG.,Wang X.:Solute transport i烈sedlments by   sediment following a phytoplankton sed三mentatiol1,   freshwater  il藤au!1al bioirr三gators, Linlnology  and   Hydrob三〇10gia,Vo三 364,PP 65∼74,1998.   Oceallography,VoL43,PP.1487∼1499,1998、26) St三ef P,.A玉tmalm D.,de Beer D.,Bieg R.,Ku1・eck A.:!61 Fukuhara}{.,Sakanloto NI.=Enhallcenlent of ino玉’ganic   1N・licrobia正activit五es 三n the burro、、・envir・onnlellt of the   nltrogen and phosphate release£rom lake sediment by   potamal nlayHy Eρho1η1z己一力go.Freshwater Biolog}ア,Vo正「   tubi賃cid∼vor訂篭s al1(I chirononli(1正arvae,Oikos.Vo1.48,   49,PP 玉三52∼1163,2004   玉98727) St三efP,,de BeerD「l Bioturbationei葱ects of Ch11η〃oη∼∼ご5!71 Fuku重lara R、,Sakamotoλ運.=Ecological s量gnificance of   〆ψ‘7プ1∼‘s on the bent鼓ic 醤一cycle as nlea$ured us三ng   i)1otur!)atio三1 0f zoobelltllos conlnlun圭ty ill ni亡rogen   Ill圭crosensors  and  Illicrob呈010gical assays, .入quatic   release f1’onl bottom sedinlents hl a shallo、v e鷲tl−ophic   MiαobialEcology,Vol,27,PP,175∼185.2002。   lake.Arclliv fur Hydrob1010gie,VoL1!3,pp,425∼445.28) Svensson,1,八・1,1、eonardson1、「;E郵ects o{biotし…rbat圭on   玉988、   by tube一(iwelHng chironon1重d 至arvae on oxygen uPta数e18} Chatarpau至L..Roblasoll,}。B.、KaushikN.K、:Ef池ctsof   and denit浦ction in eutl”oPhic lake sedimellts,   tu…)i嶽cid ∼vornls on denitri煮cation alld nitri負cation hl   FreshwaterBiobgy,Vol、35,PP、289∼300.1996.   stream sediment.Canadian Jourlla互of Fisheries and{瓶一29)  ,∫oI−gensen B、B &Revsbech N、P、=Di9磧sive蓄)oundaly   quadc Science,VoL37,pp.565∼663,i98α   圭ayers and the oxygen uptake o∫se(liments and detritus,19) Pelegri S、P、,Blackbum T.R.:E昂ects of T∼めがα!∼‘δ々盗   101igochaeta: 丁慧bi員c1dae) on  N−n1三aeralization  1n40   L三nlnology an(1 0ceanography,VoL 30,PP. 111∼i22.   1985.土;と基礎,55−1(588)髭
  • ログイン
  • タイトル
  • 実務のための圧密沈下予測とその対策技術 4.沈下対策工に対する予測手法とその実際
  • 著者
  • 坪井英夫・塚本琢治・大林淳
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 41〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16385
  • 内容
  • 養圃曇團韓実務のための圧密沈下予測とその対策技術4。沈下対策工に対する予測手法とその実際 坪井英夫(つぼいひでお)瞬不動テトラ ジオ・エンジニアリング事業本部圏際部 塚本琢治ゆかもとたくひ繍不動テトラ ジオ エノジニアリング事業本部横浜事業所4.1はじめに 大林 淳備おばやしレ)ん1㈱不動テトラ ジ才・エンジニアリング事業本部菓窟事業所表一4.1沈下による不具含と問題点(文献1〕よ1)抜粋)沈下による不具合    について説明し,これらの課題を解決すべく沈下対策工法について4.3に説明する。るQここで,取1)扱う沈下対策工法としては,緩速載荷工圧密沈下工法の範購に入れることは問題があるところでの造イル工法,圃結工法を取り扱う。固結工法については,笛︾既へ芳πゆ影騰 物響法,バーチカルドレーン工法,サノドコノパクションパ・犠驚凝同沈…琴ダ           b常踊蹄壷轡 鼎           r’競ら4.8では,沈下対策工法の予測と実際について解説す    模 式 國         1・,鰹舗蜘署匿4、4では,各沈下対策工法の予測手法を説明し,4.5か不機造物簡の題①構変造状物問の題 ②構本章では,4.2において沈下による不具合とその課題 による矧撫           …d壇土または構造物償薩i           I による翻方地盤圧密沈下      ノ     ノ!’騨轍一                   ソ               『   じ     !と変位          _               胸一1一_______          1あるが,ここでは改良率が小さい固結工法で,下部に無処理の圧密層がある場舎沈下予測とその実際ということで解説する。4.6では,本章のまとめを説明する。4、2沈下による不具合と問題軟弱地盤に構造物を建設する場台に,沈下問題は避けて通れない課題である。沈下は,長期にわたる場合があ①構造物による対策(可擁性ジョイントなど)②軟弱な地盤の除去と撲質材料への置換③軟弱な地盤特性の一時的または恒久的改良④軟弱な地盤に不足している特性を有する材料によ る地盤の補強ったり,不同沈下を伴うために,道路などの勾配変化や本講座で取り上げる沈下対策方法は③および④の考え杭墓礎で支才寺された構奏壷物との間の不連続{生を引き起こ方に基づくものになるが,実務ではこれらが必ずしも単したりすることがある。独で用いられるのではなく,多くの場合には①から④の表一4.捗は軟弱地盤に溝造物を建設する場合に生じる主要な問題のうち圧密(沈下)に関わる部分を抜粋したものを整理したものである。これによれば,沈下による問題は,①沈下に伴う構造物の変状問題,②構造物間の不連続問題,③既設構造物への影響問題に大別できる。①の沈下に伴う構造物の変状問題とは建設した構造物荷重によって発生する沈下が直接その溝造物の機能に支障を及ぼす場合である。②の構造物間の不連続問題の代組合わせで適用される。4.3 沈下対策工法前節で述べた沈下の不具台を解消する方法の一つに地盤改良工法がある。地盤改良工法は,以下の観点から分類する方法がある。① 改良目的(支持力増加,沈下・変形抑制,浸透防 止)表例としては,周辺地盤の沈下によって杭支持された建②改良のねらい(暫定的・慷久的改良)築物との間に生じる段差問題が挙げられる。このような③荏来地盤の状態を変えるような取扱い方法(置換,場合には,単に段差による景観の問題のみならず,上下 保護,安定処理)水道管やガス管などのインフラ設備の連続性が阻害され④ 地盤改良の原理(密度増大,固結,排水,止水)ることもあり,修復に多大な費用が発生し,しかも周辺⑤改良地盤の性質地盤の沈下が長期的に進行する場台には,長期にわたる改良目的の視点に基づく以下の分類は,土の墓本的な維持補修費用の発生につながる〔二とになる。③の既設構力学特性を考えて軟弱地盤対策を検討する場合に重要で造物への影響は近接施工によ1)生じる問題である。ある。これらの問題を解決するための沈下対策方法には大別して以下のような方法がある。January,2007①支持力増大(安定対策)②沈下対策または変形対策(沈下,盤膨れ,はらみ41 罪講 座  だしなどの対策)れに対応する力学理論を用いて地盤の圧密状況を予測す③液状化対策(耐久1生の維持,増進)る手法。④ 正水対策(水圧,浸透性の減少ないし除去)(2)観測・統計的手法これらは,改良工法の原理と相互に関係し,適切な工法選定には重要で,整理したのが表一4.2である。浅岡法,門照法,曲線定規法,星埜法,双曲線法等に基づく手法であり,土の物性を求めることなく,沈下量本稿では表一4.2に示される沈下対策として胴いられている原理に基づいた代蓑的な工法を対象とする。具体的には,脱水を基本原理とするパーチカルドレーンコニ法,と継続時間の観測値を統計的に処理することによって観測時点以降に発生する沈下挙動を予測する。㈲ 調査・実験的手法締固めおよび脱水を墓本原理とするサンドコンパクショ試験盛土,チェックボーリング,間隙水圧測定等に基ンパイル工法,固結工法であり,それらの原理と設計法づく手法であり,改良効果の確認に必要な間隙水圧や強の概要について説明し,その効果の予測と実際について度などの物理量を現場計測や実験によって直接測定し,の事例を中心として説明する。測定時点以降の改良効果を予測する。上記,三つの方法を適宜嘆い分けるわけであるが,実4.4 各沈下対策工法の効果予測方法際には,施工前では(1)の方法,施工中,施工後では(2),4.4.1沈下対策工法の効果予測とその精度(3〉の予測方法が一般的である。(2〉については3章で説明沈干対策工法の効果と予測については,現状ではまだ多くの課題が残されている。予測の精度は,以下に示す要因に大きく左右されるといわれている21。されている。4.4.3 沈下対策工法の沈下計算沈下対策工法の選定と使胴に際して,轟初の計颪時の(D 調査試験による原地盤のモデル化(成層条件,設留意事項を十分整理し,その目的に台致したものを抽出することが重要である。表一4.3に軟弱地盤対策工法の計定数の設定)による要因。自然地盤を対象とした調査では,その地盤特性のバラッキは必ず存在することを念頭におく必要がある。種類と目的・効果の概要を示す。特に,沈下対策に関連するものについては,圧密排水工法(バーチカルドレー(2)改良地盤の設計のために選定した手法の適否や精度による要阪。ン),サンドコンパクションパイル工法,圃結工法である。これらのうち,バーチカルドレーン工法,サンドコ例えば,二次元的な盛土の圧密沈下を一次元の解析でンパクションパイル工法,固結工法についてその最終沈予測した場含には圧密変形に加えて,せん断変形による下量と沈下時間の関係は表一4.4のように整理すことが出来る。なお,表一4.4に示す沈下低減係数βは,図一沈一トが奮まれる。㈲ 設計で前提とした改良プロセスと改艮地盤のモデル化(改良工,施工精度,改良地盤の品質等に関わる理4.1の無処理の沈下量と処理後の沈下量との比から求められる係数である。解)による要霞。実際の施工の流れ,対策工が原地盤に及ぼす影響,改良工の材質の特質を理解する必要がある。(4)設計で前提とした外力や施工速度など上部構造物の施工精度による要閣。設計で予定した工程どおりに施工できる保証はなく,β・30So二予測はしばしば修正を迫られることがある。以士のような要因を前提にして沈〒の予測を行う必要がある。(a)無処理地盤もしくは ドレーン改喪地盤で4.4.2 無処理地盤または改良地盤の圧密沈下量の予   測手法(b)改良地盤での 低減沈下量 の沈下量。4愈!ノ圧密沈下量の予測手法は以下の三つの方法に分けらる31。T     響・(1)理論・力学的手法圧密理論に墓づく手法であり,土の物性を定めて,そ        ユ解σノσ、    x基卜一4、2 改良原理と改良目的の関係      改良1票理改良i=i的支持ガの増大灘敗謙縁慧ま変形鰐鱒液状1ヒ対鮮1ヒ水42置換つ(3o脱水・01締闘め○奪③○a爾糖1財く○ぎ○   (c)応力分捉比の考え方oこ⊃図一4,1無処理地盤と改良地盤の沈下量土と基礎,55−1(588〉鑑、 講  座表一4、3 軟弱地盤対策工法の種類と目的 効果の概要工法表雇誹水工法サンドマット工法籔層処現 工法敷設材工法添加樗工法掘削置襖工法醗擾工法難制置換工法押え盛土工法押え盛土 工法厩密捧氷工法ドバレI緩斜薗工法緩還載荷工法工法の説弱地表薗にトレンチ(幅05m 深さ05∼10m)を掲り 良質の砂礫で埋蔑す工法軟弱地盤上に厚さ0.5∼1.2mの敷砂をする工法目的と効暴○施工機械のトラフィカビリ子イの 確保○地盤のせん断変形および沈下の抑軟弱地盤上に化学繊維シート樹脂ネットなどのジオテキスタイルを敷  潮殺丁る工法○地盤の支持力の向上款弱な表縷土に生石灰消石灰 セメントなどの改良用添加材を加または強度増加の促進えて混合し,転Eする工法○すべり破壌の防止軟弱層の一部または全部を掘削し、良質の紡親で置き摸える工法○愈滴下屠の低減露止の黛重葦たは爆酸によって軟弱暦を除去し喪顛の材料で置誤する ○地盤のせん断変形の抑制工法欝土のすべり破壊に封して所要の安全率が得られない場合に盛土本体の倒方に押え盛血をし,安全を図る工法盛土の勾醒をゆるくして盛土の安全を図る工法礁密による地盤の強度増加に応じて盛土を時間をかけてゆっくり立ち上げていく工法(掘肖糧換工法の場合1○すべり破壌の防止○地盤のせん駈変形の抑制ンカ糠生土地盤泥炭質地盤霜性土地盤粘性土地盤泥炭質地盤粘性血地盤粘性土地盤泥炭質地盤○すべり破壌の防止○地盤のせん駈変形の抑制  載荷重工法あらかじめ荷重を加えて磯密沈下を進行させておき,つぎにこの荷フレローディングエ法重を取除いて構造物を施工する工法 サー予ヤージ工法地盤中の地下水位を低下させることにより有効応力を増加させ 軟地下水位低下工濠弱曙の賎密を図る工法地表薗に気密瞑を設け敷砂騒内の空気圧を減じて大気圧を地盤に戴荷大気圧載荷工法し,軟弱瀬の籏密を図る工法(真窪圧冨工法とも称する)○圧密沈下の促進軟弱地盤中に鉛直な砂柱を設け群水矩霞を窺縮して圧密携水を促進さ ○地盤の強度増加の促進サンドドレーン工法○ドレーンエ法と併用させ効景増大せる工法朗待 ンドドレーン工法を改良したもので 軟弱地盤中に袋詰め砂柱を袋諾めドレーンエ法設置する工法Iチエル法系適鶏地盤ポード系ドレーン工法磁繕集ドレーンエ法粘性土地盤 ンドドレーン工法と問じ原瑳で 砂のかわりにカードボード、プラスチ・ンクボードなどのドレーン暫を薦いる工法ボード系ドレーン工法と同様に砂のかわりに特殊加工した麻ヤシやジ才テキスタイルのロープを用いる工法サンドコンパクション 地盤に締園めた砂杭を叢り軟弱履を締固めるとともに砂杭の支持力に ○金沈下量の低減サンドコンパ○すべり酸壊の防止よって沈下量を減ずる工法  パイル工法クションパイ○液状化の防止ンドコンパクションバイルエ法の材料に;砕石などを使用する工法 ル工法碕石バイルエ法○圧密沈下の促進締團め工法薗結工、車広バイブローテーション ゆるい砂地盤中に捧状の振動機を入れ擾動部付近に水を与えながら振○液状化の防止動と注水の効果で地盤を締薗める工法   工法ゆるい砂地盤中に樺状あるいは杭状の振動体を打込み地籔からその留 ○全沈下量の低減振動撹挫工法面に砂,砂利,砕石箏を補給しながら振動によって締圃める工法10∼40tの重錘を数10mの菖さから落下させ 衝撃力によって地盤を ○液状化の防止重錘落下締薗め工法石灰ハイル工法籏縮または圧密させる工法○金洗下量の低減○圧密沈下の促進血盤中に生石灰による核を造りその吸水による脱水と化学的友応によ災板工法構造物による  工法控設杭工法バイルネットエ法スラブ工法盛土補強工法補強度工法砂質土地盤砂質土地盤粘性土地盤粕溢土地盤砂質土地盤泥炭質地盤糊生土地盤砂質土地盤飽盤中に一対の電極を設置し 水を集めて脱水したり 土中に藁液を流して電気化学的に地盤を圓結させる工法磁土の倒方の地盤に乗板を打設して地盤の翻方変位を減じて安定性を ○周辺地盤の沈下および変形の抑制○すべり磯壌の防止高める工法盛土の下部および劉方に蹴設杭を打設する工法○全沈下量の低減色盤に打設した校の頸部を総目状に鉄筋で遵結しその上方にジオテキ○地盤のせん断変形の抑制スタイルを敷設する工法○すべり穣壌の防止打殺杭工法の効果を高めるために支持杭の上にスラブを打設しその上に籔土を施工する工法軟弱地盤上の盛土内にジオ予キスタイル、鉄筋及び支圧板付アンカーな ○すべり酸壌の防止○地盤のせん籔変形の掬制どを敷設して 盛土補強により盛土の安定を図る工法(文献4)坪、井英央 土質・基礎1に関云一る主支術講習会一技術土1受、験のボイントー講習会責料,ppJanu&ry,2007粘性土地盤泥炭質地盤砂質土地盤論姓土地盤って地盤を締團・圏化させる工法(朕密排水工法に入る場合もあり)地盤中に石灰セメントなどの改良醗添加材をスラリー状または:粉体で機械撹搾工E送 注入し 機械撹搾翼で原地盤と擬搾・漉禽することにより地盤を深暦混食  法團化処理する工法処理工法○すべり破壌の防止葛賎噴射工 也盤中に小口径ノズルをもつ曖射籔を挿入しこれに超高圧を作用させ○全漉下量の低減て地盤を切削し,切削した部分に硬化剤を充填して地盤を強化する工法  法○地盤のヒービング防止を盤中に土質安建剤となる薬液を注入し 薬液の物現反応化学反応にO地盤のせん駈変形の抑荊薬液注入工法よって地盤の強度を増大させる工法也盤を人工的に凍結させて地盤の強度や安建性を増大させる工法地盤凍結工法電気浸透工法糊生土地聲泥炭質地盤結盤土地盤泥炭質地盤粘性土地盤泥炭質地盤111,20066による)43 ア講 座蓑一4,4 改良地盤の最終沈下量と圧密沈下時間崖密沈下時問塁終沈下量工法S漏S荷重に対ナる騰覆時簡は嶺鼠こよる。(バーチカルドレーンの場台,トレーンヒツチx,パイル儀‘ノによ11沈下時題を算定/,無処還地盤沈下∫、と局じ甑2=巧撚勘’・pr喫                 lllぐ∫去:¥町⊥一、、♂1‘)ぱゆ         〔211呵麓祷無フレローギイノ頻工法八一チカアしドレーノ工法 〃』r凱一・11              141 仁    κ便密層駆,/1麟縣数Baπon(バPン〉)により,、ω篇いrlり               {51     湘 ゼc−1卿法・∼罵  月               6)     1一ζ, 婿(1−oxp‘一副時闘昌二おける沈下量吻時間’における圧密度  8【c.え嵩                     lb}ここ1こ,ム/ア:   ,}.蝶旨数 1「(’か‘宅:  η『    3ガd臼川篇一1鍍77−            1力  π;一i}  勅=   /η:祈期鉛直照力  ‘i η篇繭                     181ご,,:ρ,,に対する闘隙比、終轟ン{渤性,G水脚漱密係数ψ渦芦舗に対す弱雛鍍〃1、 :ρ,〆レ2Aノフに対ナる体籟圧縮係数lE三      就司05‘’    働ll簿彰灘1砲賜εf 証「刈13‘1    11ω‘た ㌫一ンヒ7チ、‘/、、1ドレーン径s瓢β3、β: 繍係数∴=応力1堤減麟サ〆ト欝/ハクシ罫ーヘイ’レ工法β=μ、・=岬畑一b恥  (η灘3∼4)鋤獄 終了‘ドレーン と ツチX. ノ、イノし繕‘1‡5丈Cく置換率‘1,により沈下時間を算足〉高置換率 グ諾ノー8S箕β3, β;        』応力優減係数固結工法紙置換率β漏μ♂岬÷(η一Dαぶ(’1竺10∼20)改艮柱体:縫蒔(聾性沈下ノ灘気艮都;無処藻と隅檬高置換鄭の矯含は改艮往体の鷹籍量4.5載荷重(プレローディング)工法の効果予  測と実際          10麟q+ωσ1伽  α」σL幽    08草加粘土01実灘値     ○一一計算0  ’      . 妊   ○   ○   ○プレローディング工法は.構造物の施工に先立ってその位置に載荷盛土し.期待する値に圧密沈下が達すれば載荷土を掘削除去して構造物を施工する工法である。計颪高さよりも余分に高く盛土を施工して圧密沈下を促進した後に余盛部を取り除いて所定の盛土高さに仕上げる方法もあり,これを特に区別してサーチャージ工法と呼ぶ場合もある。一般に盛土高さは地盤の沈下や構造物供用後の過圧密比などを考慮して決められる。盛土高さが限界盛土高さを越える場合には,いくつかの段階載荷を忽             “02    ゼ殉」σ」 R=i−S「s武      0図一4、2 プレ鶯一デでング工   法の原理と残留沈下   係数尺の定義〔文献  6)による)020 40 60 80圧密度び(%)図一4,3 余盛荷重除荷時の圧  密度びと残留1虎下  係数1∼.1文献6)に  よる)実施し,段階毎に一定の放置日数をとり,次段階の載荷工管理としては盛土を行う際の安定管理と圧密効果を確盛土荷重に耐えうる地盤の圧密強度増加を待って次段階認するための沈下管理に大別される。圧密沈下管理ではに進み盛土を完成させる。さらに,十分な放麗期間がと実測沈下∼時間関係から圧密終了の判定や残留沈下量をれない場合にはバーチカルドレーンなどを併用する場合推定し,必要に応じて圧密促進のための盛土を追加する寸 山ブ℃のQo図一4.26’はプレローディング工法の一般的な原理をなどの対策を講じる。事前の計算と実測沈下とは必ずし示したものである。図一4.2において,計画盛土荷重重条件も合わせて,駈密定数や層区分などを毘直し,理コσ1で圧密した場台の圧密沈下量∼時間関係では時間’し且論健を実測値にフィヅトさせる施工管理が必要になる。∼巻闘の残留沈下量はSRで示される。一方,余盛荷重必のを加えて,荷重(1+α)』σ1で圧密し時間ちで除も一致しないので,実際の施工工程や地下水位などの荷4.6バーチカルドレーン工法の効果予測と実際去した場台の残留沈下量はSで示される。余盛荷重に4.6.1サンドドレーン工法の効果予測と実際よって圧密沈下が促進されているため,SはSRより小/D 一次元状態下と二次元状態下での挙動について7さくなる。このときの残留沈下量の大小を表す指標として残留沈下係数尺が図中に示す式で定義される。図一4.36は室内試験ならびに計算結果から良=1−1/バーチカルドレーン(サンドドレーン)工法にて処理された軟弱地盤上の広域埋立地,つまり,一次元状態とみなされる地域の沈下量,沈下時間,強度増舶についてSRと余盛荷重除去時の圧密度Uの関係を示したものでの予測とその実際の挙動と二次元状態下と見なし得る高ある。Uの増加とともに尺もほぼ直線的に増加する。速道路盛土での無処理状態における沈下量,沈下時間のこれより,余盛荷重の放置期間の大きな場台ほどプレ予測と実際の挙動について比較してみる。サンドドレーローディング工法の目的である残留沈下軽減効果の大きン処理地盤と無処理地盤との違い,一次元状態下と二次いことを示している。プレローディング工法における施兄状態下での挙動の差違および軟弱地盤における設計上44土と基礎,55−1(588〉塞 「講 座における留意すべき点を示す。(2/土層および載荷形状図一4.4(&)に示すように,軟弱地盤上に広範囲の埋立荷重が載荷され,地盤としては埋立荷重に対して未圧密状態下であり,その上に広範圏に載荷盛土が行われ,一次元状態とみなし得る載荷方法をType−Aと呼ぶこ   /杢二二β一「  め か1プ  峨θ「凝㌦             1五司  埋蜷  伍          H3劃  雛土磨ム?β曜1>堕1仏      B認Σ私とにする。なおこのType−Aでは,表一4.5に示すように粘性土はいずれもサンドドレーノにて地盤改食されて(a)Type−Aの場合いる。    (b)Type−Bの場合土層構成と載荷方法図一4、4一方,図一4、4(b)に示すように,軟弱地盤上に直接表一一4載荷され載荷幅Bも膚厚程度であり,二次元状態とみなし得る載荷方法をTyp研Bと呼ぶことにする。地域名2015顧LB2憐156h6 口 m 27B212215205D20 26…1、3口εo一1636528305 O m 2、81)沈下計算に用いた計算式E ここで,データのバラツキも小さいと考えられるCc/昏A広    甕(1+鮒を圧縮比槻と定義する。槻はρ。oあるいは深度に無関係であ1),統計的取扱いが容易であるためC、85}霞35265420一じコ m55405 3Q33420一口 m604D5C3532砿・聾曝1121璽・魎1〔}523 〔6・u420一□  m60405 30A 塗躰4033雪40 208喜570455一□  n龍255磁 mフ0(go)(go)29534032032.03400027.5−30φ 鰻日布鉾 30 28Dバラッキを客観的に評価して計算値と実測値との比較を923Ω  m10φ 5法にて,各現場の沈下量を計算している。また,土性のB225】2300φ 50030Dm m1〔}φ 500一105φ 500150φ 5DO甲32.5φ 50G3⊂] m815340Φ 5G︹︸C260鞘15改鼠長径ヒッチφ 500(3)沈下量の予測方法と実測値の整理方法Hrφ 500たる沈下対象履は海成の沖積粘土である。晶ン’ドレーン仕操載鞠罷「’〆m〉Hり澤⇔稗     戸表一4.6に示す常磐自動車道の盛土とした。いずれも主日』融m)H︹1A示す神戸,広島,四日市の埋立地,Type−Bについては行うため,土性のバラツキをC。バ1÷61))の分布で評価憲了謬位製墨 データ翫実際の対象現場としてType−Aについては裟一4.5に5 Type−Aの施工単位の概要 I8355周OOし,計算式より,沈下量の分布を求めることとした。2) 実測沈下よ1)得られる最終沈下表一4、6 Type−Bの施工単位の概要実測の沈下∼時間曲線より最終沈下量を求める慣用法として,ここでは浅岡法・門田法・曲線定規法・星埜地域名蹉 叢婿理虜 デー7r碩常  襲  摯動軍週法・双曲線法にて検討したが,このうち最も大きな沈下予測量になる双曲線法にて整理することにした。3) 計算値と最終実測沈下との比較上記1),2)の両者の比較を行うため以下の手順に従う。(P 各施工単位のデータ毎にC。/(1+60)の分布を室内土質試験結果よi)求める。ABCD重・㌶射§蚕!慣+  鰯  楓』同.H一4睾77H.19H2.3H【H葛『駁碕二’状「βHワ8一■c一一隔3522.53338i、31332.952}蝋356i、2100.3185&1321954一358253419221264.21B榊常42.217133G3.91167020一一5甚、23.3133206日e43E94尋30 悪9曇1塗E註慧善Fき・すh89907085808585105355 105伽 各施工単位のモデル土屠に従い,C、法である次式より計算沈下量を求める。ドレーン理論式から求める。Type−Bについては,検討   Cc  ρoや」か/z  Sf篇    4ノ王09                       (4ユ〕場所が互履状態であることにより,室内試験より得られ   1+o“   ρcl〕るC.L値と実測より得られる娠値とを直接比較するこここに,ρ。o:載荷前の先行圧密応力,ρo:有効土被りとは難しい。そこで,最も層厚が厚く,沈下量,沈下時圧,」ヵ・1、:載荷による増撫荷重,Cc:圧密指数,Oo:間に大きく影響する粘1生土暦に着目し,図一4、5に示す初期間隙比,H:層厚ようなTerzag}!i(テルッァーギ)の圧密理論による計算(lii)C、/(1+6q)の分布を利用し,計算沈下量の平均値μ,漂準偏差σを求める。⑯ 2)で求めた最終実測沈下量を計算沈下量の分布上にブロットする。(4)室内試験による圧密係数らLと実測の圧密係数0.f  の整理方法沈下時間曲線と,実測沈下時聞曲線とから,(4.2)式の関係から導かれる,(4.3)式に室内実験の6.L値を与え,実測の6.ざ値を求めることとした。   ∫∫2・Tv(び=0、8)  !溝        ・           (4、2)     c、・ (4.2)式から(4.3〕式が求められる。室内試験による圧密係数6.Lは,沈下対象層の土被り圧ρ、と載荷重」ρの半分の和の荷重(ρ、+!/2」ρ)に対(窪3!  輪、(vL応するf直とする。一方,実測圧密係数6.fは,Type−Aここに,!08s.については,双曲線法を適用して最終実測沈下量Sfをの時間,!08s,求め,Sfの80%圧密進行時を求め,BarrQn(バロン)のの時間January,20071理論最終沈下量の圧密度が80%となる時:実測最終沈下量の圧密度が80%となる時45 灘講  座’0讐、オO鴛               ’      翻  OIType噴      (   @IType−B     !i\Type−A/1\、Type}B    \k     s。    08Sド\        陶、実漏最整沈下量    /i‘ε♂\弘8㍉            Si図一4,5Type−B地区の実測‘.ズの求め芳μ/(3σ)iμ〆qσ)μμ・〔1σ)μ一(3σ月  μ1(2σ/   μ’(2σ〉μ・(4σ)    頻i図一4.7 窒内6、Lと肇鍵潰lj‘vf分;布との圭ヒ彗変7     ノヘ      のサ     一/へ…1三葺彗蓼    /1\沖積粘士10Type−A/1\ Type−B箏難機ρ慮ミ翼旗05薦    考ノ9ξ   /  /^■  /9/ /     ト                              翼鱗  μ㎜2σ   μ÷2σ μ÷4σ μ÷6σ μ+8σ  0μ一3σほ一σ4μ÷σ1μ÷3σEμ+5σμ÷7σ1μ÷9σ クグー旨2で、0    05    10   U5(驚S〆Sf)図一4.6察内試験結果から、算出した沈下と実測沈下の分    布比較7 ん〆》図一48 砿∼乙観,姦の予測と漢測値の関係7 (5〉計算値と実測値との比較4,8は実際に,埋立粘性土(⑱),沖積粘性土層上屠(⑲), 1) 沈下量について同下膚(⑳)について,実測沈下時間曲線より求めた双 全現場のデータについて同一・基準で正規化して比較す曲線法の最終沈下量Sfに対する各時点の沈下量Sの比るために各現場データごとの沈下計算値の平均μ,標準で表される圧密度総と,圧密降伏応力ヵ,,一軸艦縮強偏差σを求め,平均値を中心軸にし,μ幻zσ(η漏1,2度σ、の経時変化による圧密度⑰,、,乙φ。との比較を行 )軸上に,対応する実測の最終沈下量をプロヅトしたったものである。同図中の破線は8∼logρの非線型性ものが図一4.6である。同図よりType−AとType−Bでから得られた理論線81である。同図によれば,沈下の圧は明らかに傾向が異なり,Type−Aでは計算沈下と実測密度より,強度による圧密度の方が遅れる傾向にあ1),沈下は平均値μを中心として分布するのに対し,Type−設計時にあらかじめこれらの知見を考慮すべきことを示Bではμ+3σより+9σに分布しており,実測の沈下量唆している。が計算値よ1)大きく表れている。この原因として,各 4.6.2 プラスチックドレーン工法の効果予測と実際Typeの載荷状況が一次元状態と二次元状態との差があ    一プラスチックドレーンの最近の適用例一ることが考えられ,一般的に矯いられる沈下計算では, 最近のプラスチヅクボードドレーンの適用方法の一傍一次元圧密状態を評価するにとどまり,二、次元状態で発に竣喋粕土の処分場の延命化(容量増大)を目的とした生すると考えられるせん断変形に伴う沈下量が評価でき地下水位低下を併胴した方法がある。図一4.9に従来方ないことによると考えられる。法と比較して模式的に示す。従来の方法はあらかじめ海 2) 圧密係数C,、について底の沖積粕土層に敷砂,サンドドレーンを施工した後, 沈下量と同様に正規化するため,C,.については対数凌喋粘土を投入し,敷砂履の上に凌藻粘土による不透水分布として図一4.7に示すように,平均値μとσの軸上層が形成された後,揚水井のポンプを稼動させ,敷砂層で整理することとした。同図によれば各Typeの整理方およびドレーン内の水位を低下させる。これによって凌法の違いもあるが,Type−Aではサンドドレーンの打設による乱れの影響もあり室内試験で得られる0,Lよりも藻粘土の自重と水位低下による有効応力増加によって沖小さくなる傾向が,無処理のType−Bでは逆に大きく 一方,新たな適胴方法は敷砂屠の上に竣喋粘土による積粘土膚は圧密沈下し容量の増大を図ることができる。なる1頃向がある。不透水層が形成された後,揚水ポンプを用いて敷砂層の 3) 強度増加の予測値水位を低下させて沖積粘土層を圧密する過程は従来と同 前節までの結果より,特にType−Aのような一・次元状態でサンドドレーンによる地盤処理がされた場合の実様であるが,所定の凌喋粘土の投入が終わった時点でフ測の沈下量は計算値とほぼ同程度になることが判朋し,ドレーンを打設し,敷砂暦に到達させる。その後に揚水ロート台船を用いて凌藻粕土層内にプラスチックボードまた圧密時間については遅れ気味になることが判ったが,ボンプを稼動させることにより敷砂雇およびプラスチヅサンドドレーン工法のもう一つの目的である強度増加とクボードドレーンの水位を低下させる。湊藻粘土層はプいう点に着目してみる。Type−Aの匹旧市である図一ラスチックボードドレーンによ1)排水距離が短くなって46土と基礎,55−1(588)蓋 講  座、諏F湊漂粘土揚水井水麗下にょる   .・躰芽零劃慧揚水井揚氷井有嚇力顧 シール 有効励 倣位懸下なD  有鱗力敷砂    (水1抵下!墾熱敷砂司 里50水1蜷下によるA湊漂祐土 1 1育嚇力翻 喜嚇力     鴫     ㍗      ノ;:…砂礫厨lllつPα評05ジ』o融   有効勒馨 50庭く霧一きグ己擁=oグ 喝 湘ξq」   (水1蠣下1蒙藤SD     〃・『守一一  ’勝』帳粘土馨’α弄03∼もン冊 づ魁}− 100 (水1蠣下なひ  00 劣、 オ づ毎一孫づ1【耐1柵↑▲沖積粘土50 100 150 200 250 原地盤計算沈下量lcml寒霧図一4.10 葵測沈下量と原地盤沈下量  づ t・li畷廣iii・…il(a)従来工法            (b)新しい工法120△従来の地下水位低下工法の原理と新しい圧密促進工法の原理図一4、90,5儒02 1△’ト、.o誠  1)ぴo下による有効応力増加が大きいのもこの工法の利点であ      置換峯α,図一4,11 SCP地盤の圧密修正係数 儲申田・寺踊文南雛に よる)4.7 サンドコンパクションパイル工法の効果予  測と実際 80 過去の施工実績から, 沈下量の低減効果として図一瓢着目して整理した結果を図一4.11に示す91。ここに,o。遜40碗:砂杭打設後の砂杭杭間粘土の圧密度,・4:圧密速度パラメーターで実測値からの逆算によると0.1∼LOの範  ↑SCP手丁設後日数50  20  40  60  80よる強度増加のみならず打設による杭間の強度増加につ心から調査位置までの距離(m),6/ρ:強度増加率,寛÷▽  事前の一軸旺緕強さ(感〆mり図一4、12 SCP打設前後の強度12いても考慮する試みがある。図一4.12に現場で得られた Oo:原地盤強度(kN/m2),R:砂杭長(m),プ:砂杭中次分30霞,Oml那覇15目, Om:大竹909, 2ml舞鶴500日,3田1徳山480厨,1.5mo 軍の増加量を∠oについてみてみると,最近では,荷重に  防篇1−exp(一君・‘v・’/L2)一・・一一…(4.5)’:槻岸お目,α7m   ロ 藁 改 ÷sパクションパイル工法(以下SCP工法)による粘着力案されている燃。(サンドマット學さ)    ↓  ムム轟迩20は,土質試験で求められる圧密係数である。サノドコン  」02讐4/3・604n(1∼/か6/か破   曽聾一・(4、4)  上榔種   率骨ロは実測の沈下時闇から逆算される圧密係数であり,0。u杭打設後の強度増撫∠162を推定する方法として次式が提o……604.10に結果を示す。また,沈下速度の遅れを圧密係数に上載荷重によらない砂杭間粘土の強度増加を示す12「・撒。一過一一一一一ご 100 0王 02 03 04 0.5 0、6 0 7ドレーン内の水位が下がるため,従来工法に比べ水位低る。認61麺血1陸O晦0,0里6α篇025÷一rφ峯購㌧略いるため,圧密促進が可能となる。また,プラスチヅク10 120 Ho_三〇〇口   n蕪90ざ80塚 70慧60§50鰹 40娠 30 20 10 0  0沌=1.0呂口口o   ロ  ロ・ 島ロ臼 〔コロ⊂]〔]日o口避q玉 ロ .呂真50題  口日4 81216㍗C、’〆が臨にとることができる(図一4.13)。また,6.1圧密係数(m2/day),た経過時問(day),L:調査位置から砂杭図一4、13 SCP打設後のU−Th関係12』表面までの排水踵離(m)ε鴻4.8 固結工法の効果予測と実際 (1)低置換型深膠混合処理工法における予測と窒   際工3〕 曳しカを受けるζa》従豪の載艮彰鼠 低置換型深層混合処理工法は盛土薩下を深層混合処理工法等の安価なセメント混合固化体により“全面的にくまなく”改良(改良率㊨は,10≦θp≦30%の従来よ1)低い改良率に抑える)することによって,図一4.14に示すように,盛土中央部直下の圧密沈下量を軽減する工法である。従来から最も安価な地盤改良形式とされてきた(b〉盛土澄下の浮き杭タイブ図一4,14 従来工法とび)比較“プレロード+ドレーン工法”に対しても,①工期短縮が可能,②盛土の安定・沈下管理など施工管理が容易,January,200747 講  座表一4、7 抵改良率セメントコラム工法の適用例と計算結果墨土荷重q1 1       」ノ114難。 6    コ郵窮1、II怖1’杭長HΣ    唱 冑 1二・霧重o」た 〆   勧11「・1一…        7〔I\一一↑㌧R\雨コ∫1 薪1  117醗書l二1一l  l三         1騨鐵』■一』一r r厚ン門M二簿り併’鎖『=’瓠醗P;、図一4.15  1孚き型基礎の1完下言十算プヲ法13 量の妥当性および改良効果を評価する必要がある。 これまでに室内実験,およびその結果を基にした設計3)SCP施工による杭間粘土の強度増加  SCP打設のみによって,杭間粘土はその後の放 置期間を経て,強度回復し原地盤以上に強度増加方法も提案され,タイ國や国内現場で多く適爾されてい することが明らかとなってきた。これらを積極的る。また,場台によっては,表層固化やジオテキスタイ に設計に取り込むことによりプレロード量の減少ル敷設と親み台わせることにより,杭闘の不同沈下も抑 などが図れる。制できる。さらに,改良体を支持地盤へ蒼底しない浮き4) 低置換型深繕混台処理工法杭タイプ(図一4.14(め))を採用することにより,一層  盛土直下を深麟混含処理工法等の安価なセメンの経済化を図ることも可能である。 ト混台固化体により“全面的にくまなく”改良 浮き杭タイプの沈下量の予測は以下のような検討にな (改良率㊨は,10≦㊨≦30%の従来よ1)低い改良率③沈下量抑制によりトータルの盛土材が節約でき,材料運搬時の周辺影響低減などの特性がある。(4.6)にて算定する。また,下麟の宋改良部の沈下量 に抑える)することによって,盛土中央部直下の 圧密沈下量を軽減し,従来から最も安価な地盤改 良形式とされてきた“プレ鶯一ド+ドレーン工法”・」h2は慣胴設計計算式(4.7)によって求める(図一4.15)。 よりも低コスト化が可能な方向性がある。る。 改良部の沈下量酒h1は複台地盤効果を期待して次式  」h!筥の私!@及01+(1一姻疎oガ}     /4・6)  」h2竺C./(ヱ耀)×π,xlog/(σv’匂2)/σv’} 14。7)         参考文献ここに,α/,:改良率,Eω1:改良体の変形係数,Esoブ1:1) 稲田倍穂:軟弱地盤の調査から設計・施工まで.鹿島串粘性土屠の変形係数,の:盛土荷重,色:粘性土下膚で  版会. 1970,の荷重,E1:改良膚厚,/11。:下屠塵 (2)観測沈下量と計算結果 有明海沿崖道路試験工事における盛土中央直下での層別沈下計の計測結果によると,全体の沈下量35cmのうち,下部無改良層で20cm,その下の洪積屠で10cm程度の沈下となっており,低改良率セメン1・コラムによる改良域GL−6mまでの間ではほとんど沈下が発生していなかった報告がある。 これまでの,タイ国や国内現場で観測された沈下量と計算結果について表一4.7中にまとめる。4.9 ま と め本章についてまとめると以下のとおりである。1)沈下苅策の予測について  沈下対策として従来から多種多様な地盤改良工 法が実施されてきているが,その効果を予測する 場合には,改良原理ならびに実際の改良のプロセ スをよく理解しておく必要がある。2)一次元状態と二次元状態について  道路盛土などのような狭い面積(二次元状態) では側方へのせん断変形量による沈下成分が無視2) 実屠軟弱地盤対策技術総覧編集委員会編1土木・建築技  術巻のための実屠軟弱地盤対策技術総覧,産業技術サー  ビスセンター,第婆編第7章,1997。3) 地盤工学会:地盤改良効果の予測と実際,pp.4,pp.扮  ∼20.2000、4) 坪井英夫:平成18年度土質・基礎に関する技術講習会一  技術士受験のポイントー講習会資料,pp.111,20065) 建設産業調査会編=土木・建纂技術巻のための最新歎弱  地盤ハンドブソク.第1編第9章.198玉.6) 稲晒倍穂1最近の軟弱地盤工法.道蕗,No,2,1976.7) 宋松・栃木・坪井1軟弱地盤上の載荷盛土による沈下の  予測と輿際について,第3工回土質工学シンポジウム,  pp、107∼玉10,1986.8) 地盤工学会:地盤工学ハンドブソク,pp・1214,1999・9) 神田・寺師:粘性土地盤を対象とするSCP工法の実用  設計法一感度分析と実態謁査一、港湾技研資料,No  669,1990,10)地盤工学会=地盤工学ハンドブソタ.欝p12艮.1999.11) 松尾・木村・西尾・安藤:建設発生土を利用した歎弱地  盤改良工法の開発に関する基礎的研究,土木学会論文集,  碧o.5護7,肝36,PP,199∼210,1996.12) 松羅・木村・西尾・安藤1建設発生土類を活㎎した軟弱  地盤改良工法の開発,土木学会論文集,No.567,、i−35,  pp.237∼248,玉997.13) 井上・三木・落台・増弱:浮き型低改良率セメントコラ  ム(F−LCC)工法の道錯盛土での改良効果・第48回地  盤工学シンポジウム,pp・∬7∼184・2003・ できないと考えられ,このような面からも,設計48土と基礎,55−1(588)
  • ログイン
  • タイトル
  • 地下空間開発における調査・計測に関する国際シンポジウム開催報告
  • 著者
  • 地下空間建設における調査計測技術とその活用に関する研究委員会
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 49〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16386
  • 内容
  • Ill田lll!闘川川Ill照川田川田1川lill陥川i川1川翻ll翻蕎!ll目1朋Ill”1”i凱翻縫旧川II蹉il[IIll川酬睦川鋪lll麗1闇II田闘[llllll川ll酬縁賭lllliにIll川II朋”lilllll翻川縫ll“ll川lllll剛1闘闇燵川llll闇1川                              学会活動から                               !1田Illll剛IIlllIll髄川Ill蝦川IIlliiii川III   地下空間開発における調査・計測に関するシンポジウム開催報告地下空間建設における調査計測技術とその活用に関する研究委員会嚢懸去る2006年5月18日(木),19日(金)の爾日で,地盤工学会「地下空間建設における調査・計測技術とその講活用に関する研究委員会(平成15∼17年度,委員長:橋本 正)」の主催による「地下空闘開発における調査・計測に関するシンボジウム」が開催され,併せて,計測機器の展示会,現場見学会が開催された。王8日のシンポジウムと展示会が浜離宮建設プラザ,19譲の現場見学会が東京メトロ13号線建設現場で実施された。、.、撫鍵麟繊購騨、難購譲初aのシンポジウムならびに展示会には,約王50名,2日目の現場見学会には,約25名が出席し,活発な意見交換が行われた。 シンボジウムは,橋本正委員長の開会挨拶(写真一1)で始まり,引き続いて委員会報告が,!)概要,2)地質調査,3)計測技術,4)計測の実施と計測結果の活胴体制・まとめ の順で行われた。次に,展示を行って麟縄.纏.麟・   写真一1 橋本委員長開会挨拶いる!9社の担当者による技術紹介があ1),昼食を挟んで,来場者が展示ブースを見学した(写真一2,展示一覧参照)。午後からは,一般論文発表を2部構成で実施し,セヅション1(計測器の開発)として8件,セヅショノ∬(計測事例の紹介)として8件の発表が行われた(一般発蓑一覧参照)。閉会の挨拶は,欝永眞生委員(富永技術士事務所)よ1)行われた。翌巳の現場見学においては,東京地下鉄13号線 早稲田工事事務所管内(新宿七:丁目∼繭早稲溺∼池袋)の開削,シールド工事現場を2斑構成で見学した。1班は,雑司ヶ谷駅と南池袋シールドを,1班は,新宿7丁目駅写莫一2 計測機器の展示会と戸山シールドを見学した(写真一3)。硯究委員!i会では,当該分野における計測データの活胴,計測の儒頼性,複合技術に関する研究・調査を3年閲行われ,地下空間の開発では,計画段階のみならず,施工中や供胴後の維持・管理業務中においても計測や調査が重要であることや,地盤中で長期にわたり計測・調査するために爾いるセノサー・機器類には特殊なものが多かった。またIT技術の急速な進歩を反映して新しい製品が次々と開発されている現状が把握された。 今回,このような背景をもとに,地下空間の開発に関与する技術者が一堂に会して調査・計測に関しての議論を深められたこと,地下空間の開発に利用するセンサー・機器類による最先端の計測技術の展示ならびに現場見学が開催され,最新の調査・計測技術の理解を深め写!真一3 地下鉄13号線 戸山シールドられたことは,非常に有意義であった。たシンボジウムは,今回初めてで非常に有益であったと また,アノケート結果によると,過去に委員会報告,の意見が数多く寄せられた。論文発蓑,展示会,現場見学会を併せて複合的に実施し(文責:奥野正竃 NTTインフラネヅト)Ja漉uary,200749 爾学会活動から【一般論文一覧】【展示一覧】セッション1(計測器の開発〉1鮮1受技術 司会:谷 和央(横浜国立大学)!)岩盤応力測定のためのCBDMの開発屡・雪濁1、・ン幻レ覆三凌状、糞涜・管:理凝鄭ス準ムli−19 {設1ニド訟ン卦ルyント2OSMOS乳 スモス1ハ嘘’てマ・OSMOS技斎籔会3麟、・モケラツ’をlliい烈く1衡蔓地ド探荒   熊本大学工学部 環境システム工学科 尾原祐三2)トンネルの効率的な維持・管理のための変状調査・  管理支援システムの開発              山形設計㈱ 堀内宏儒3)光学ストランドを胴いた構造物モニタリングにつJFEシビ彊1瀬分数そニプノングシス帯ム離渕早クノ[1葡5構i詮物の籍爺1灌シス畢ムi冶欝iT謀11蛛16光7・・ノハ、慧汽醐竃シヌ子ムNτr〆ンツラネ  1株7ハ ・ぐ氏1:li三計麟;}地盤1礎研究所8地中無織通儒シス子ム塩1…1電機津19菅躍撃矯』譲  いて          ㈱間縄 技術研究所 蓮井昭則4)音響トモグラフィを用いた大深度地下探査             JFEシビル㈱ 榊原淳一5)セグメントの施工時挙動計瀾に適応する連続計測  システムの計画と実施について              坂田電機㈱ 才田 誠6)デジタル写真計測のトンネル維持管理への応胴            大成基礎設計㈱ 柏井善央1株暇1電L麟ll計溺テクノ轄7)光ひずみ計測技術(BOTDR)を胴いた通儒糟トン1{)光ワマ㌧ノパー,llli−醤11秒鷹を鑓え乞子一々:ガー  ネルの近接施工影響計測           アイレック技建㈱ 永井英二E5〔横二らし簿1調;エi}研懲・牙磁18)導電塗料を爾いたひび割れ検知システムの研究         働鉄道総合技術研究所 橘 直毅セッション∬(計測事例の紹介)1213ハルス沢舜よ甕、ill定暑llEMセンふ一器ニハー一・二r 司会:小西真治(㈲鉄道総合技術研究所)蛛牌調堅轡’一ふ鷲鷺轡 9)計測管理システムによるシールド拡幅工法の設計  施工について            首都高速道路㈱ 土橋 浩・財1地域地盤環境研一㌶所r株}葵ンニー14地1旗採取観問1:朝縄、1縷:嬢離測鷺〔梼ミヌ:チ∼手II灘!0)青麺トンネル海底部の計測と維持管理           ㈱鉄道・運輸機構 倉川哲志il)都市域における微動アレイ探査を用いた埋没谷地15鍵瀦『  〒轍こ之る艦16’蹟  薦嶺繍Dエスハー衆鵜  形の把握              応胴地質㈱ 林 宏一12)オランダのシールドトンネル工事におけるリスク17光ワ・,曹 ・、ll・,illとヂシ々 鰐縣聰丁㌔レソク技建噺∂ナ{戒纂礎設尋il・「婬;1  低減のための計測結果の利屠と契約形態    働地域地盤環境研究所東京事務所 闘中 誠18器π拷メ5一一盤渦カメ弓・レーザー測参i三ll騎}13)上海の地下インフラストラクチャー建設における  調査,計測とその事例19OYOの徴動アレノ探売袋置F耕i地質囎、         爾地域地盤環境研究所 叶 冠林玉4)バンコクのトンネル建設における地盤変状の計測,t原稿受環  200711271  予測とその事例        爾地域地盤環境研究所東京事務所          Yinyongrattanakul,Narentoln蔦)韓国における環境に配慮したトンネル建設事例     韓国建設技術研究院 Jeo疑頁g,Jae−Hyeung16)トンネルにおけるモニタリングシステムに関する  研究         輸鉄道総合技術研究所 仲山貴司50土と基礎,55−1(588)
  • ログイン
  • タイトル
  • 粒状地盤材料の力学と工学に関する国際シンポジウム開催報告
  • 著者
  • 中田幸男
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 51〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16387
  • 内容
  • 1川1川測lli川”ll腫Illi川1雁Iil”li旧川II川iIli田llll川川則1睡睦lllllilliill洲闘倒1剛1“[縫1田Ii燵II田lilll琵川1縫間鋪1睡ll照llI目目llml田1睦lll鮭1川1鷺“II翻!闇llilll川ll川睦lll[1琵lllli[1鼎川II旧川II                                          国際活動から                                          目lil川旧llilil翻ll川川田1川lllIlliillllll[1    粒状地盤材料の力学と工学に関する国際シンポジウム開催報告111tematiollal Symposium oll Geomechanics an(i Geotec短}ics of Particulate Media表一2 会議のスケジュール1.はじめに劉一Se 平成18年9月12日∼14沼の3日間,Intemational12−SeRegistratlon(8:30to9二30OpeningSy茸1posiuln on Geonlechallics aΩd Geotec}111ics of Par−CeremonytiCulate Media(粒状地盤の力学および工、学に関する国14−Se13−Se丁∼chnicaITechnicalSessbn(3)(8−30ミ010130)Session(5)(9:00to IO30)Co育eeBreakCoπee(9130to lo:OOl際シンポジウム)が山q大学工学部をメイン会場に開催された。このシンボジウムは,地盤工学会の主催で,国TechnicaiSession(歪)(10:00to”13Q)際地盤工学会技術委員会ITc35の支持を得て行われた。(嘆〇二30to10二508reak(10:30to10150》Keyno象eKeynoteLecture(2)Lecture(31(≦O:50to1窪:40)(1Gl50to lil40)Co拝eeBreakCo膏eeBreakCo鐸eeBreak奮め162名にのぼり大盛況であった(口絵写真一1)。1t30to l t501t40to12:00)間1:40to12二〇〇)Poster SessionPoster Session稗os匙er Session参加者の内訳は表一1に示すとお1)である。会議では,(Presentation)(Presenta亡ion}(Presentatめr1〉(1)(2)参加者は,英函,米国など12力国38名の海外参加者を土粒子個々のミクロな視点から,地盤全体のマクロな挙(11150to)動を評価するというテーマのもと,学術および交流プロ(Discussion)(」)Poster SesslonandLuncb(to14100グラムが順調に進められた。(3)(12:00to)(12100to)Po$ter Session(Dlscussion)(2)POS象er Session(Discu$Slon)(3)andandしunchto14;OO》しunchto14:00TechnicaISeSSlon(6)Keynoミe2。学術プログラムの概要Lecture(1〉Special Lec重ure 表一2は会議の実施スケジュールを示したものである。学術プログラムは,六つのテクニカルセヅション,三つ只egist輔on(15100to18『30〉14:00to15:05CoffeeBreak(14,00to蓬5;30〉C『OSIngCeremonyた。テクニカルセヅションは,それぞれにテーマを掲げTechnicaISesslon(2)そのテーマに関わる内容の論文の臼頭発蓑によη行われ(噛5:30to薩7130)Co膏ee Br鱒k(1530to16100)andMovemea宅(16畠OO窒o I7130〉た。ポスターセッショノは,各セッショノに割り当てられた論文著老によるショートプレゼンテーショノの後,SpeclalSessionボスター前でディスカッションをする,いわゆる国際地ニカルセッション,ポスターセッションのテーマ,司会Session(4)(14:00to竃6:00〉(15:05to15130のポスター一セッショノ,三つの基調講演により構成され盤工学会大阪会議スタイルで行われた。表一3に,テクτechnlcalWe!corne(↑7:30to19−20)ReceptlonBanquet(18130to20130(19130to2壌130)者,論文数の一覧を掲げる。1日目は,粒子の微視的評価の工学的適屠,2日目は粒状地盤材料の離散体および違続体によるモデル化,3臼目は粒状地盤材料の評価に麦一3 セッショノー覧関する論文で構成された。また,メイン会場前のホールを利用して10社をこえる企業からのブー一スによる展示会が繰り広げられた。ThemeτechnicalNoriyukl Yasu鮎ku ¶eruhisa Fu’ii¶echnicalSesslon(2〉Michael J Pender旺ngi臼eeringapp葭catめns工a重suo Sakakiba罫a   (1)TecbnicaIMourad ZeghalKenichl MaedaSession(3不ech罐caISes$ion(4)Poster Session参加者28(Presen電ation)海外一般(大学関係)一般(企業関係)学生363¶ech頃calSession(5)国内一般(大学関係)一般(企業開係)5652¶ech朗caI5652Session(62322Po$ter Session愚雄字_㎏29合計         173January,20075162 Discretee沿ment andcontinuummodelin9    3 Yu−Hsing Wangτakashi Ma匙su$himaMingllng JiangSholi Kato    2〉(Pfesentatlon)Masaakl Kata iri¶akeo Moriwaki(Presentation〉_   「甲    }SecretaSessゆn(1Poster Session菱1 登録毒と参加者の内訳ChairmanCarlos Santamarinaねtsuya lsbikawa Micro andmacrQscopiccharacteriza匙ionKenichi Soga工akashi KlmaミaJulio R ValdesNoritaka AramakiNu編berof a ers6812881壕654351 國際活動から3,交流プログラムの概要山P県にちなみ「船弁慶」であった。その他,手品やコーラス,ピアノの演奏などもあり,楽しく有意義な国際交 交流プログラムとしては,会議開始前夜の11日にウ流の一時を過ごすことができた。最後は,ITC35委員エルカムレセプション,2B目の13日には,特別セッシ長のケンブリッジ大学ボルトン先生の万歳三唱で閉会しョンと懇親会を行った(q絵写真一2)。特別セヅションでは,土粒子特性と斜面災害というキーワードで,香た。4.おわりに港,フィリピン,田本のホ・ソトな災害事例に関する3つの特別講演の後,パネル討論を行った。いずれの事例 1年以上の年月をかけ準備した会議を無事終え安堵しも,土を連続体としての取り扱いでは理解が難しく,不ている。会議を盛会に終えることができたのも,国内外連続体か,粒子の集合体であることの認識が重要であるからの参加者をはじめ,実行委員として参爾いただいたという結論が導かれた。会場からは,災害予知の将来展地域の企業の方々の献身的な協力のおかげと,感謝の気望に対する質問が上がり,講踊からいくつかの可能性も持ちで一杯である。会議中に行われたITCの委員会に示唆されたが,現状では園難であるとの結論となった。おいて,2010年に中露上海で同テーマでの国際会議を 懇親会では宇部市長,山口大学学長,工学部長らの列開催することに含意した。今後もこの会議のテーマが引席のもと,各国の参加老との交流が行われた。ステージき継がれていくことを喜ばしく思うところである。では,世界遺産に登録された日本の古典芸能のr能」の(文責:中田幸男 山隣大学大学院理工学研究科助教授)クライマソクスの場面の舞,仕舞が披露された。演興は,               1様稿受理 2006、ま128)52土と基礎,55−1(588)
  • ログイン
  • タイトル
  • 「地盤工学ジャーナル」Vol.1、No.4(2006年12月発行)掲載論文の概要
  • 著者
  • 地盤工学ジャーナル編集委員会
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 53〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16388
  • 内容
  • 啄Gべ)○.Oひ心○べ)ひOひ一〇〇・OひつCL心ひOQ闘OOべ)“つ(》Oσ心○べXト’OO心(ンOひつ○一・OO心C』・《X』⊃CLつαつC㌧つGつひ心(》OQ『四〇〇・つひO(トOC…OOつひ・・O卜Q昏・O賦』【Q地盤工学ジャーナルの紹介α心○一〇〇㎞O(ン僚QC楠Q(》◇ひく》Q}OC」榊}一〇びつ(}・愉、》C−Q           r地盤工学ジャーナル』Vol.1,No,4            (2006年12月発行) 掲載論文の概要OnHnejouma1登載先:〈http://wwwjstagejstgojp./browse/一char/ja>(地盤工学会ホームページにリンク)杭周辺地盤改良材として適用するための鉄鋼スラゲの力学的特性に関する基礎的実験測方法σ)確立を目的としてお1)ます。一般的にll絶炭地盤では沈        本問裕介 玉井智子・冨永晃司・永井 及キーワーズ1鉄鋼スラク/粘着力/変形係数./膨張比/膨張圧をぼ密試験結果から予測することはきわめて園難と考えられて下挙動の推定すら容易なことではなく,沈下量および沈下速度お1)ます。泥炭に対してTerzaghiに基づく沈下解析が困難なのは,圧密係数の著しい圧密圧力依存性と卓越するせん断変形 鉄鋼スラグの有効利用法として.鉄鋼スラグの杭基礎溝造物によるものと考えられます。本論文では,狂三密1系数び)応力依存への適胴を検討するため,鉄鋼スラグの力学的特性を定量的に性とせん断変形の影響を考慮できる解析法の一つとして2次元水一土連成弾塑性FEMを用いることで,実務的に十分な精把握しておくことは必要である。本論文は,鉄鋼スラグの力学的特性について経時的な変化を調べるため,供試体作製後の経過田数が異なる時点での膨張量試験,透水試験および三軸圧縮度の変形解析が可能であることを示してお1)ます。卿文講文:王3ページ,還i=14,う契:2,翰   1:23)試験を行った結果について報善する。また,椀茎礎構造物への適粥に際して,スラグの膨張が基礎スラブ等に悪影響を与える懸念があるため,スラグの膨張圧を直接測定する装置を俸製し,高松塚古墳墳丘の現状とその地盤特性にっいて                 三村 衛・石崎武志膨張圧測定葵験も行ったので報魯する。確1文論文:7ベージ,キーワーズ:高松塚古墳.版築.・試料採取、含水比.密度検履図:19,表:6,写真二1,参噂文献=81 原位置強度試験岩石の凍上性に関する基礎的研究一岩石の物性値と破砕の影響一 奈良県高市郡㎎廻香村平田において1972年に発見された高松塚宵墳は,古墳時代宋期の7世紀宋∼8世紀初頭頃に構築さ   中村 大・後藤隆司・森 翻保・鈴木輝之・平松雅宏れたものであり,内部石室に優彩色の量蘭を有する円墳である。キーワーズ:凍上/岩石ド粉砕、・物性発見後30年を経て近年,漆喰蓑面へのカビの発生,石窒内への虫類の侵入などによって,壁画の損饒が進んでおり,その修 本研究は,2種類の凍上試験で構成されています。一つは不復と保存が愁眉の急となってヒ、・る。本稿では.石室の環境モニ撹乱の岩贋供試体を用いた凍上試験.もう一っは人工的に破砕タリングのために従来から行われている,石室内都の温度,湿した引張1)強度を持たない岩石洪試体を胴いた凍上試験である。度,含水量の計測結果と,昨年度漢施された発掘調査に併せて不撹乱の岩石供試体の凍上試験は,その凍上性を調べるために行った墳丘土のボーリング調査,および高松塚古墳壁圃恒久保行われた。凍上試験の結果,大谷石と来簿砂岩を凍上性岩馨,存に洵けて,墳丘版築の強度を調べるために饗施した不撹乱試札幌軟石を非凍上性岩石に分類することができた。また,凍上性岩石と非凍上性岩石の物性値について比較を行い,いくつか料採取.採取試料の密度検轡,PS速度検層,原位置強度試験といった一遠の地盤工学的な調査結果を詔介し,高松塚古墳墳の明らかな」違いがあることがわカ・った。人工的に1破砕した岩石丘の地盤工掌的特徴,現在置かれている状況について概説する。供試体の凍上試験は,破砕の影響を調べるために行われた。試    :王1ページ,図=i4,表:1,写真15,    こ二171験には,地盤工掌会で定められた土の凍上性を判定するための試験方法が適周された。凍上試験の結果,岩石の凍上性は破砕シリ力砂および石灰質砂の粒子形状と間隙此および内によって増幅されることが覗らかになった。また,非凍上岩石部摩擦角の関係             瀬戸内秀規・小宮康明が破砕によって凍上を起こすようになることも睨らかになった。キーワーズニ闘隙比/砂、/内都摩擦角/蓑面粗度、/粒子形状(和文論文=11ページ.図=21,…菱=5,写真:8,参考文献;71 本研究では,吉村・小用によって提案された粒子形状を蓑現真空圧密併用盛土下における泥炭地盤の変形挙動解析     山添誠隆・三鵠地利之する凹凸係数Fびを絹いて,砂を対象にFびと問隙比および内都摩擦角の関係を示す。試料はシリカおよび炭酸カルシウムをFEMそれぞれ主成分とする粒径帳の狭い気乾状葱の6種の砂である。FUは最大・最小間隙比と線形関係があることが明らかと 真空圧密工法は,駈密促進および強度増加の面から.大きな童の密度を有する砂の残留時およびピーク時の内部摩擦角を推改良効果があることが現場で実証されておi)ます。本論文では,定できることが示唆された。1和文ノート;5ベージ.図18,貰:4,泥炭地盤において真空E密工法を採購した場合の変形挙動の予写真ほ,翫  一=1わキーワーズ1真空圧密工法、/泥炭、丑三密沈下/■せん断変形、・なった。また,Fびを用いることで,せん断試験によらない任Jan聰ary。200753
  • ログイン
  • タイトル
  • 「Soils and Foundations」Vol.46、No.6(2006年12月発行)掲載論文の概要
  • 著者
  • 論文報告集編集委員会
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 54〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16389
  • 内容
  • 響○つ(>・く)○く)○つG OC㌧く)O OO OOつ○つ(〉つ○て)e一べ》C』つ○つ(〉く)G』つ○つO OO O(〉・くX〉OO・く)e一く)○・O(}・くX〉つ○・く)Cレ・Oひ・て)CL O(〉・OQ・OC』・OO・つC・・く)⊂』OC」つCL・て〉O・《)C』・てX》OSoils and Foロndationsの紹介(}へ=X}《》CLく)O・べ)σべ)O O⊂」・く)○べ)O・門O(〉く)C㌧・く)○つひく)CL・OO・O(}O『Soils and Foundatio薮s(地盤工学会論文報告集)』Vol.46,No.6(2006年12月発行)掲載論文の概要豪爾によるフィリピン・ケゾン州の土砂災害にっいてせ,集落を水没させた。下流集落においては,地すべり天然ダオレンセqランド・サプアイサムエル・ビリエドエルメル・松岡清賢ムの崩壊による土石流の危険性が指摘されたため,ポンプアッキーワーズ1現地調査ド隆雨/地すべり、〆斜面/ニヒ石流プ等により天然ダム上流の水位を下げる緊急搭置がとられた。IGC l B3、/C4また,大規模な崩壊の他に,急崖における蓑層崩壊も数多く発生した。このような被害事f列iま貴重であるたよう,崩壊の素因と 200婆年玉i月∼12月に通過した四つの台風や熱帯1唇気圧によ誘因を明らかにする必要がある。この目的のため,当該地域のり,フィリビンのルソン島東部沿岸都において土砂災讐が発生地形と地質を崩壊形態によ1)分類した。また崩壊地から土を採した。ケゾン州は,山からの土砂崩れによ1),丸太や大木が根取し.飽和と不飽和土の三軸試験を行うことにより,強度特性こそぎ流れ,町を襲い,インファンタ町』だけで500人の方々のを把握した。本研究より得られた情報は,自然斜面崩壊の危険命が失われた。その他,近隣のレアル町とナカル町が大きな被性を判定するための留意項目の参考になればと考えている。害を受けた。災審直後,フィリビン政府は災害の主因として不(報告,図:蔦.裟12,写真:2,参考文献:111法伐採をすぐに非難し,それを確認するため,調査を行った。本論文では,災蜜薩後に行った調査結果を報告し,特に土砂災2004年新潟県中越地震における国道の土構造物の被害害のメカニズムや社会設備に及ぼす影響,降雨状況の分析結果古関潤一・佐々木哲也・和田臼朗・飛闘潤一・遼藤正樹・堤 千花などについて議論する。最後に,レアル町に起こった大規漠なキーワーズ12004年新潟県中越地震.、〆/液状化・/顯道/地震災斜面崩壌のシミュレーションを実施し.不飽和・飽和浸透流解害.土構造物/復旧 IGC:E8析や斜面安定解析の結果も議論する。「報密,図:2i,麦ほ.参  :三61 2004年新1鶏県中越地震1こよる匿到道の土構ゴ壷物の被害に:つし・2004年新潟県中越地震による自然斜面と盛土斜面の崩被害状況と復旧工法についていくつかの事例を示す。主要動の壊土の流出距離の推定  塚本良道・石原研而・小張泰英直後に函道と地方道は101箇所で通行止めとなった。主要團道キーワーズ:残留強度./地すべり/流出距離 IGC:D6、/E6である8,17.116号線では17箇所が通行止めとなったが.10日て報告する。道錯被審の概要をまとめたうえで,國道の主要な以内にそれを解除することができた。一方で,山岳地帯を走る 2004年新潟県中越地震によ1)長岡窮山古志地域を中心にし國道291号線では2箇所で甚大な被審が発生し,別ルートで再て多数生じた斜面崩壌地の数箇醗と,長岡箭内の宅地盛土の崩建する必要があった。国道291号線では,谷埋め盛土や地すべ壊地点の数箇所における崩壌土砂の流出距離と崩壊土砂の残留基づく地震時の地すべり流動機構のモヂルfヒを行い,残留強度り地帯での盛土と,渓流沿いに建設されたL型および重力式擁壁も被害を受けた。国道17号線では,未固結の崖錐堆積物または風化した段丘堆積物の上に建設された重力式擁壁の崩壊と地すべり土の流串距離との関係について考察を行い,地すべと.切土を保護するブロック積み擁壁の崩壊が発生した。願道強度について事例解析を行っている。簡易なエネルギー原理にり崩壊の流出距離の推定法の提案を行った。実際に地すべり発8号線では盛土の被書が生じ,縦断または礒断方向の地下水集生地点から採取した試料を用いた不飽和非排水蕪軸試験を実施中と支持地盤の液状化がその原因として考えられた。〔報告.し,残留強度について考察を行っている。事例ごとに,数値解図二11.麦:1,写真=17,参考文献:6)析から得られる残留強度と,各事例現場から採取した試料を縮提案する流出距離の推定法の検証と,三軸試験から得られる残2004年新潟県中越地震による横渡地すべりと長岡高奪の斜面崩壊に関する解析的考察留強度の本解析法への趨用性について考察を行っている。最終       尾上篤生・若井明彦・鵜飼恵三・樋口邦弘・的に,流出距離の推定に資するチャー1一の提案を行っている。       福武毅芳・堀田洋之・黒蹟清一郎・長舞秀明(報告, 図;24, 裏=1, 写華{:6.        :10}キーワーズ=斜面崩壌/せん断強度./層理面、/流れ盤./盛り切いた三軸試験から得られる残留強度とを比較することによ1),1)地盤/有隈要索解析IGCID6/E6./E82004年新潟県中越地震により引き起こされた自然斜面崩壊の評価   豊田浩史・王 金星・中村公一 酒井直樹 中越地震では,自然斜面と人工盛土地盤崩壌に伴う各種被害キー一ワーズ:現地調査/三軸試験./震書、/地形学/地質学、/不が顕著であった。本報皆は,それぞれの一例について,崩壊メ飽和土  IGC=B11./D6カニズムを数績解析的に検討したものである。儒濃川沿いには 新潟県中越地震により.震源地近傍での斜面崩壊が注目を浴でに堆積した魚沼膚が丘陵地や段丘崖をなして分布している。びてきている。三995年の兵庫県南部地震においては,近代的これらの地層は擢曲し.背斜軸や向斜軸がほぼ南北方向に伸び白岩履を始めとする新第三系とよ1)新しい第四紀更新世初期まな杜会墓盤施設が被蓄を受けたが.新潟県中越地震では,中山ている。新潟県中越地震で発生した小千谷市周辺の僑濃川沿い間地に被害が集中した。長岡窃古志地方(旧山古志村)では地の斜面崩壌について,崩壊の形態と地質構造の関係を調べた。震により,数多くの斜面崩壊が発生し・道路やライフラインがその結果,信濃用周辺のみならず山古志村など周辺の丘陵地の寸断され.集落を孤立させたことは桂会問題となった。また,斜面においても同様な頓向を示している。小千谷斎横渡から長地すべり土塊は,古志を北から南に縦断している芋川を閉蓬さ岡市白岩・妙見町にかけては,儒濃川とほぼ平行する北一南の54土と基礎,55−1(588)重 Solls&nd Found&tionsの紹介走向を示す臼岩曙が儒濃川に向かって2ぴ前後で傾斜する,いの東都斜面においては,小規膜の崩壌やクラソクを多数発生しわゆる“流れ盤”溝造をなしている。この地域ですべり面が明たため,今後び)梅雨期の長雨等によっては.規模の大きな崩壊瞭に認められた「横渡の岩盤地すべり」は,平らな屠理面をすを誘発することが懸念された。しかし,大規漠な斜面崩壌が発べ1)面とする地すべi)性の崩壌であった。この曙理面に挟在す生する可能1生が高けれ1ま,・J・学校と中学校を移転しなければなる厚さ10mm程度の凝灰質砂の不撹乱試料について,等体積らない。そのために,東部斜面に対して,さらに調査,計測お一面せん断試験を行い,その強度パラメータと繰返しに伴う強よび解析を行った。得られた結果により,当該地の斜面は地震度・剛性のひずみ軟化特性を調べた。この強度特性に基づいて,動で大きなすべり舞象は発生していないことが判明したうえ,地震時の畏大斜面のすぺり安全峯の経時変化を求めたところ,今後の降餉時でも斜面の安定性には問題がなく,小学校・中学地震中に数回10を下圓った二とが確認された。また,屠理部校を含めて土地利用は可能という結論が得られた。ただし,玄分のひずみ軟化特性を考慮した二次元動的弾塑性FEMにより,界島周回道路上方の斜面崩壌による崩壊土砂が斜面途中で止ま破壌過程を検討した。現場では燭理面上部の土塊が滑η落ちてっているため,豪繭などによる再移動の可能性もあるため,今大崩壌となったが,ひずみ軟化モデルを用いた解析によ瓶 こ後の周圓道錯への影響や対策を図る上で.崩壊土砂の分布を正れを再現することができた。次に,盛土地盤の崩壊の典型とし確に把握しておく必要がある。また,玄界小学校の下方の急斜て・盛土地盤上の多くの土木施設・建堅・グラウンドが被災し面では,急傾斜対策工として法枠アンカー工法が施されていたた長岡工業高等専門学校校舎3号館の破壊に関し,その立地地盤について3次元有効応力動的応答解析を行った。解析によれは,校倉3号館の切断破壌は.切土と盛土の区間にわたが.今圓の地震動でその機能を損な・)た。破損したグラウンドって建っていた建物の盛土倒が納ったことに起囲する二とが分地震による玄界酷における斜面災審の発生状況と復旧対策を報かった。葛報膏,図131,衰、2,参考文献二18!告する。螺告図=16、蓑:2,写真:20.参考文献:31平成16年新潟県中越地震において小千谷市で観測された激震動に与えた表層地盤の非線形性状の影響福岡県西方沖地震による玄界島宅地地盤擁壁の被害                 時松孝次・関口 徹   笠問溝伸・廣岡明彦・和鎗 弘・小野山祐治・内田 宏キーワーズ:滅衰/地震/せん断弾性係数/泥炭/非線形/蓑キーワーズ:(石磧み)/地震すべり線法./土圧/(被害)、/塗響地盤 IGC:D7/E8壁  豆GC:B4・E5./E6アンカーの斜面に設置した壁面傾斜計は,海側に明瞭な累積変位1を示してお1〕,畢憩な補簿工が必要である。本文では,この   小林泰三・蕃 功企・安福規之・永瀬英生・陳 光斉・ 乎成16年新潟黒中越地震の際.小千谷市内の3強震観測点 2005年に発生した福岡県西方沖地震で被書の大きかった玄界(K−NET,気象庁JMA,水fibの家SSDでは,それそ:れ三、31,島の集落を対象に,宅地地盤の擁壁について現地調査と被害の0、90,0、8hn/s2という大加速痩記録が得られた。これらの記録の地震動特性の違いには,各地点の表曙地盤の非線形性び)違のうち,全体の83%に侮らかの変状が見られ,61%は機能を分析を行った。調査の結果,集落内の218箇所で確認した擁壁いが大きく影響してt、・ると考えられる。そこで本研究では,K失う被讐(崩壌,はらみ・亀裂!の生じていることが分かった。−NET,JMAにおいて実施されたボーリング,PS検膚・微動玄界島の宅地では,石横み擁壁が多くみられ,調査対象の擁壁のアレイ齪測,さらに採取された土試料に対する中空ねじりせの74%を占める。空積み擁壁(崩壌:同擁壁の62%)とモルタルによって間詰めされた練積み擁壁(崩壊:同擁壁の25%)ん断試験の結果に墓づき,両地点とも蓑麟3m程度が,S波速度100m/s程度以下の軟弱履,その下にS波速度400m/sの砂では被審状況が異なり,両春で耐震性の違いが大きく蓑れてい礫履が存在すること,K−NETの蓑層に存在する高有機質土は・た。玄界患では,憩斜面の「切り盛i)箋界」上に家屋が建てら初期剛性は極めて小さいが,JMAの蓑屠シルトや従来σ)土質れているケースが多く,このような地盤条件や耐震i性の低い石試験結果に比べ,極めて弱い非線形性を示すことを明らかにし積み擁壁の条件によって崩壊に至るような致命的な被害が多くている。さらに上記の地盤探査結果と釜内試験結果に墓づき,生じたものと考えられる。なお,被害・変状を生じていない擁工学的露頭基盤と考えられるSS1で観測された余震時,本震壁は,全体の17%に過ぎなかった。さらに,本報告では,土圧理論に基づいた安定解析モデルを提案し,石積み擁壁の崩壊メカニズムや安定性を定量的に検討した。これらの検討が,復時の強震記録を入力波として胴い,K−NET,IMA両サイトに対する等価線形解析を行った。解析結果は,両地点で大きく異なる余震時,本震時の地震動の最大地動加速度や周期特性を良旧や設計への提誉の一助となることを期待したい。暇魯・図:く再現することができた。以上の結果は,K−NETにおける本2L蓑:5,写真:2,参考文献:勃震時の大加速度は,その表屠に位置する高有機質土の遜めて弱い非線形特性に起閑することを強く示唆している。(報街,図=17,蓑:4,参考文献=13)2005年福岡県西方沖地震における液状化のゾーニングと港湾構造物等の被害   永瀬英生・善 功企・廣岡明彦・安福規之・笠問清伸2005年福岡県西方沖地震による斜面災害と復旧対策   小林泰三・前田良刀・鳥野 清・橋村賢次・陳 光斉             陳 光斉・善 功企・永瀬英生キーワーズ=埋立地盤、/液状化/戸砂質土./聲豊、/側方流動キーワーズ:解析/観測./斜面災書/対策/調査/福岡酋方沖1GC:D7、ドE8地震  1GC:E8 2005年3月20βに起こった福岡県酉方沖地震では,博多湾 2005年3月20日禰岡県西方沖地震(M7)で震源地に一番近の沿岸域を中心にして,地盤の液状化が発生し・それによる構い玄界島において斜面崩壊や落石等の土砂災害が発生した。福造物の被害も認められている。本報吉では,地盤工学会九州支岡県西方を中地震地盤工学会言周査団は地震i直1菱に二玄界酷の斜面被都と土木学会西部支部の台同地震被審調萱団によ1)巽施された害の現地調査を行い,得られた斜面災害清報やデータを福岡箭現地調査.土質試験,資料謁査および液状化解析の結果を基に,に提供した。これらのデータは畢期の災害復旧対策計圃に重要液状化発生の特徴および原因と港湾購造物等の被害についてまな役割を果たした。また、玄界小学校から玄界中学校にかけてとめた。これらの調査・研究で明らかになった二とは以下のとJanu乱ry。200755 SollsaRdFo疑ndationsの紹介お1)である。すなわち,①液状化の発生は主に壇立地に限られ,盤崩壊地2箇所と地盤変状により影響を受けた鉄道トンネル液状fヒの程度は2000年鳥取県西部地震と比較すると,それ程入口を含む幾つかの崩壊地1こお1ナる薫次元デークの収集に使㎎激しく1まないと判断される。②噴吾少の粒度1ま.比i,咬的粒度の良された。LIDARよ1)得られるデータは,崩壊の変状と地褒面い中砂から粒径のそろった細砂に分鰻される。③液状化による形状の精密な計測を可能にし,将来解析への縫用を目的として構造物の被害の中で大きいものとしては岸壁のはらみだし。道保存可能なデジタル地蓑面モデルを提供している。将来的には,賂の隆起,地盤の流動等が発生した。④岸壁被害の大きさは,衛星画像とL,IDARや飽のリモートセンシング技術は,地震の岸監の構造形式によって異なって1、・た。⑤埋立地に関する資料隻,ミ・響を理解し記録するのに重要な役割を果たすと考えられる。調査により。液状化発生の状況は埋立履歴。埋立方法.埋立材1報膏,図;13,喪:1,参考文献淫2)の種類等に影響を受けている。⑥福岡市の埋立地盤と沖積地盤を対蒙にして液状化判定を行う場台,液状化強度に対する細粒事例調査に基づく斜面崩壊危険度判定法の検証と改良分の影響についての補正方法が非常に重要である。〔報告.図=        水橋正典・東畑郁生・佐藤純一・辻村 崇18, 麦;2, 写峯ξ=7,       二13}キーワーズ:降爾/「三軸圧1縮試験/地震i/地すべり/塑性、〆膨潤  IGC:D5、/E62005年台風第14号によって発生した山q県内の斜面災害に関する報告 2004年から2005年にかけて豪雨,ないしは2004年の新潟中瀬原洋一・鈴木索之・山本哲朗・寺山 崇・友清智広づ可内義文越地震を原國として,斜面崩壌が生じた。このような問題が発キーワーズ1安定解析/一面せん断試験./崖崩れ/豪雨、/洪水生する状況で,現行の斜面崩壌危険度評価法の有効性について, 台風 IGC l B11//C7/D6/E6もう一度考察することは非常に重要である。そこで筆者らは崩壌現場_周査し,土試料を採取した。本研究では特に水の存喪 本報告しは2005年9月5日∼7日にかけて山口県を通過した台風14号の豪雨による土砂災害に対する調査結果を取りまと膨潤試験,そして乾燥状態・湿潤状態の試料を作成しての三軸めたものである。本台風は九州・四国・中国の各地方に甚大な試験を行った。水と鉱物の相互f乍用をま丑速に調べるため,採取が土の物理的性質に及ぼす影響に着目し,液性・塑性限界試験,被害1を与えた。山口県では県東部の岩国帯を中心に土;砂災害がした試料をすり潰し,ふるいわけによって75酔m以下に粒度調多数発生し,特に錦川流域における河川氾濫による浸水被害と整をし,これを水浸させた。これは水と土粒子の接触面を大き3名の死畜を出した山陽自動車遵盛土法面崩落7郁特筆される。くし,土粒子に対する水の影響を速める効果があった。これら本文では,塵崩れ・地すべ1)・土石流47埴点と河川氾濫・浸の試験と現地調査の結果から,現行の斜面崩壌危険度評価法は水12地,煮の台計59地点の現地調査結果に基づいて,各被害の基本的には適切なものであることが結論された。しかしながら.観膜と形態を記述するとともに,その原縢について考察した。斜面を形成する土の物理的性質を考懸すればすべり土塊の流出また,代蓑的な事例の斜面崩壊の発生機構について.降雨・地距離など破壌規模の大きさを評緬てきる可能性があるなど,現形・地質.さらに採取試料の土質特性の観点から検討した。結行の評価法には,改善の可能性もある。1報魯,図沼0.表沼,果の一つとして。今圓競察された崩壌形態は.①人工斜面の崩参考文濤t;2}壊妬%,②自然斜面の崩壌7%,③護岸の破壌22%,④土石流茄%.⑤地すべり8%,⑥その他2%に分類される。崩壌発生の最大の理由として本地域での累積雨量500mmを超える記録的豪爾が上げられる。また,今回の崩壊は20艇年芸予地震/M6 7)や本台風に先立つ本年7月3日の豪術の影響を受けていない地i或で発生した。倖艮告,勲:19,簑:4,写真;L2005年台風14号による九州地方の土砂災害にっいて   瀬崎満弘・北村良介・安禰規之・廣岡明彦 落合英俊       ・横田 漠・澤山重樹・今西宏美 松本一春キーワーズ=火山灰質土./豪雨/斜面崩壊/台風、/土石流IGC l B5./D4/E6献:14} 2005年の台風王4号は.9月4日から7日にかけて九州を通2004年新潟県中越地震における斜面崩壊と地盤変状の3遇し,宮’綺,鹿児島,大分を中・しに甚ソてな被害:をもたらした。リモートセンシングによる観測この台風の特徴は,時速20kmから30kmと遅い速度であった    Elle鷺簸、R註thje・Robert Kayen・1史yu−Seok Wooため,台風の進路方向の右側に位置する九州山地東側などではキーワーズ:ケースヒストリー、〆地震被害、〆地盤変状/斜面崩強い雨雲が滞留し.アメダスのデータによると鹿児島県大隅で壊、/リモートセンシング IGCIC玉、ドE6900mm,宮崎県神門では11300mmを超える記録的な豪雨となった。宮崎県の大淀川や五ヶ瀬川等の本流または支流などに 近年,リモートセンシンゲ技術の発展に伴い,地震の影響をおいては,河111が各地で氾濫し6000戸以上の家量において床記録する技術利用が可能になってきている。とくに,高分解能上浸水となった。また,各地で発生した土砂災害によって22衛墨画像と三次兄レーザスキ・ヤン しLIDAR)により,従来の名の尊い命が奪われた1),山村の孤立が長期間にわたって続い現地謁査観測結果を補足する地震被害の重要な観測結果を提供た。ここでは,宮崎県と鹿児島県で発生した土砂災害にっいて.可能となっている。2004年新潟県中越地震は,奇しくも,リモートセンシング技術を利胴し,高分解能衛星画像に利用によ地形・地質の特微や地盤の工学的性質.降雨データ等を精蓋し,1)震央域に広がる斜面崩壌の分布状況を記録し,LmARを利行う。これらの報告が,今後の防災苅策の一役を撫えれば幸い用することにより幾つかの斜面崩壊地の詳細な三次元形状を配である。(報告.図116,蓑:7.写真:8,   1:51綱人的見解や知見も加えて崩壊のメカニズムを検証した報告を録する機会となった。衛星鴎像は地震発生1日後に取得されたもので.ブてきな撮影斜角度1こより画1象1こ歪曲が存在した。 し平成16年7月福井豪雨による地盤災害かし,この衛星画像の大きな撮影斜角度の影響により従来の空地盤工学会1平成16隼7月福井豪雨による地盤災害の緊急調査団中現地調査と比較して25%ほど斜面崩壊地域面積を過小評価しているものの.衛星画像は震央域の斜面崩壌分布状況を正確IGC lCO/且0キーワーズ=豪雨/洪水/護岸、/斜面崩壊/土石流/破堤に捉えて1、・るといえる。地蓑面レーザスキャンL1亙)ARは・岩56土と蕪礎,55−1(588) Soiisとmd FoundatiORSの紹介 平成!6年7月福井豪雨が建羽川流圭或に与えた甚大な地盤災害の状況と原園を調査した結果の概要を報告する。11足羽川下流部の帯街地で破堤が起きた。二の箇所で破堤が起きた原園ホールに梁用彗Σが鍾鋲楽…し大霞礎する被害も発盤三した。責菱プくび噂季Lり量は約L5mてあった。錯面の陥没による道路交遡障害も発二盆しプニ。著・者一達1よ地撃薯発盤三後に垂皮害壕犬霊兄を壽薄査して[壺]った。 まについて詳糊な調査を行った。2)足羽川上流部や支流で極めた,7答一リングチー二7なども彗又讐さし,釜芝災の1巣困嘆)被欝に与・えて多数の護摩破壊が生じ,流木や土砂堆積などによる氾濫が被た要因に関して研’究を行った。このようなマンホールの浮上.り害を大きくした。洗掘によるとみられる護岸上部での斜面崩壊の被審は玉993年釧酪1中地震から目立っようになってきた。そも多数発生した。3/河贋から離れた場所での斜面崩壌も多数の後,同年の.1ヒ海道棄方沖地震.翌年の北海道南廷戴【II地震,そ発生:した。圭ヒ奪安自勺浅い崩塚芝が多か一・た。4〕d・河川や渓谷などして2003年の十勝沖地震と.同様な被害が発生した。著者達で多数の土.石少1左・土石1荒が多蓋盤三し. 多餐圭の=ヒ砂や1定オくを≦共糸合しは二れらの地震の度に被災状況の現地調査を行い,また,埋王盤た。5)JR越美北線の5鋼橋で橋桁の流失,橋脚の転倒・破壊が生じた。道路僑や鉄這・道路の盛土部分でも多数の鼓害が生ヂー7を珪叉巽きして魯芝災原霞の考一察を行ってきた。そして被災際1廻は埋め覆した土の液状化にあることが分かってきていた。新じた。これらの5項目について.被審実態の把握と今後の課1易県中越糞燈霧凄でもこのよう1二埋戻しd二の液凝dヒが義芝災原[璽であ題に関する調査を行った。!蝦告,図:25,隻:3、写翼:5,参考文献:9〕ることが認、められた。さらに鼓災要園を詳し1調へてみると,どうやら周囲の地盤は本来液状化しない粘性土地盤で浮上り被害が多かったことも分かってきた。そこでこの原園に開し,振2004年新潟県中越地震による下水道のマンホールと管の浮上り            安田 進・規矩大義動台実験や解析などを行って調べてみたと二ろ.排水条件や振    施工方法などが関与したことなどが分かってきた。本キーワーズ:液状化.下水道管 下承道マンホール.砂質土論文は.このように新潟県中・越地震に;}5けるマンホールの浮上地震被害 IGC:E8i)被害状況および被災原困を述べるとともに・釧路沖地震LJ、来の被害をまとめて,被災に与一える要因などをまとめる予定であ 2004年に発生した新潟県中越地震では下水遭のマノホールが約三400箇所で浮き.ヒがった。そして道跳瀬に突出したマンJan讐ary.2007る。1報告,図l U.表:3.写翼:10,参考文鰍llll57
  • ログイン
  • タイトル
  • 近着の市販雑誌から、最近の学会活動から、新入会員
  • 著者
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 58〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16390
  • 内容
  • 翠近着の市販雑誌から:舗装 200611 建。爵il搬 げんばから一’書災後り災害後瞬.1:事一 中越目身における災害復IEi対応について       金井 敏行こ土木施工 200611「 特集 罹渓陣体交差によるまちづく跨  施工f’ スノーシェルダー下部工の 二1二報琶テ…一蕎1尉力マで7ロペ  で彫ココニとスープニヲでつな二許ヤ・ノヴニ旺雌ξし許,書F騒∫ユニー葬一       ・3名 二と木地質の、好、になる 第1玉園欠、ノ・せない講奄がある                 ツぐ一1レドの達ノ\,曽’『こ土木技術 20061い 新技術帽弁 綾台地盤椀エ法 .   卜縮滅を達成した[杭と地  盤改良を組み合わせた新た・ 十施工洗一  訂駈 幸一ほか2名 土木研究所の醤技術「第221動弓に生土利1覆 蓼,一の雌定について 小、ri秀俊ほか1名こ基礎工 2006 H rl≡台土木研突所、 特位 回←踊貫入杭  、、怠説 回ま貫入杭工法の動尚と今後・7一 轟      土屋  勉 報文 ・ モ物への溝用例 脚既存建築物二橋木と基礎 2006,1i建設図1脳 村上  浩ほか2名  、を告   一麦70二移を,、._したオく杭びノ健善察生 山内竪次ほか4名最難鰐幾嚢灘駿曇鎌i§平成18年度第5回理事会報告 会等,種縫の叢舞習会があるが. 目自勺.内容柚   外あるとの意.見が日  費寺:平成is壬手三9月29日 ・金1 1感;00∼17:50 出された。公的資金導入、策としてのコース制講蓄会に関しては.資場 所:地盤工、学会大会議…蓋 格取得等に良勺を絞る・玉ろ要があ1〕. 今後の挿霰寸課題て1あることが撰 認出席者:1.豊岡会長他25名1内委任状握出者3名」〔支部活動報告〕(第2園) された。12 基礎構造び)設計に関わる新妓術評鱒に関する研突委員会の成果発1 ,   ・研 嗣烈中蔀支部推蘭罧ll事ノよb,以下の中部支㌶  …菱を・兼ねた國際ワークシ欝ッ圏ブの1馨催  の活 こついて,、、置があった。¢っ楓,支部からの要望として, 厨邑言閣藍垂 扉ド究薪翠菱よ1〕正∼ySび蝿絹1崔晋1・画力∼示さ才/た。  会員 う減少への効果的な対策につ1.・て箔,、1提供σ.ナ依頼がありた。 審議は,⑤手続きの方法,②成果の発蓑方法,③学会のメリ・ノトに 9平騒セ18年度σ〉三芝膏1葦爵重む ついてなされた。その全上累.P−50,P−51を事奪整選三のうえ再整i琢里オMる 。会員数の動向 こと,共催に関して1、.務蔀での承認を得ることが決まった。 濯第3回は,北海道支薪;の算.耳、.り,艮告を行)ことが了承された。〔審議事項〕〔予備審議事項〕1 シルバー会貫・終身姦員に関するアンケー【・轄果一一中間報二一 河菊濾理菱鐸より. アンテート言周査の結果報吉がの1〉,P−3の_重尺1伎を1           予算立鰹¢翼 ・・村上総務部長よ1)依頓がなされ,詔…諺および第 一・次予算案の提臨 もとに撲討を31めることが了承された。併せて,著系金員グ)件につ 1重,王1月7葭とづ一るこ二とう∼コ戸承さ才/プニG ・’眞1 に駐薩1担当理1二1婁よ1),中長其月アクシ弐ンブ巧ンを考斐琶した活重わ瑳1 .・ても議襲を深めるよう指摘があった、2 定款変更について 罵村上蔀長より.定款に岬縫会震献一,戸技術一の文言を7、れるよう変 更を行うことが承認された。 目 舌重む書頁域ごとの二予算‘藝謂一2006壬詳慶1が示さ才/た。 麗倭ヲ ≡隻}…莚坦当理!葬よ1), 予算でヒに=際して1よ5∼ioo6〔う∫1父ノ、i載を疑、込 むこと,中長期ビジ露ンの趣旨を反映させることを踏まえて,2006 年度と問梼、よ方式で一次案を作成するように依頼があ(た。また, 予算化では箒二次予算案1’離  綴において,重南施策壌畏提案1 を・考蓬童して㌧・くことカ∼言蒐瑳月さ,  帖〕,承さ才/た。2 ㈱地盤工学会北陸支都堤盤・変更案〕3.2007年度地盤工学研究発表会1200774∼7名古堅にて開催1技  術者交濯iセ・ソシ篶ンしア)企匡藝 ・届下部副会長より,技術潟一交流七ワシ5ンの方向性について説明が なされ.企圃部から調奄 研突部ド\の所掌変更が了承された。〔報告事項〕1 経理関係報告曳平成18年S月末12 広報耀丁推進委員会関違報侮 翼休み親子理科教室.ほか3      企愚WGσ、一18開催14,監査人の変更に伴う契約等5 文蔀科箔実地塗壷結果 賦村.1二都長より説明があb,3 1≧1コ地盤工常会再腰題 勤務延長窺程突案1 ・封上部長よ1)説明があb,議案が1・茎 新規入会希望者1平成18年9月1田入会1 ・転認された。 ・大酋副ム長より会員動向につ1.・て隷欝があり.それに対して,会員     ほヒ率の変化を過虫にさかの護(て分析することが求めら れた。  罫理の平硫15年度以隆の分析を進め.次園に結果を報皆す つ ル   ヤかつプヒゆ5 平成1S年度塞部実部鱗『=議題謄 ・・大西悪〔i会・長より.寒藷狂芝詔、餐義離三会し 題に二ついて『言建明力層5i〕, にシルペー会員の案件をかIIえるこ↓,ノ・決まった。会『にあっては. 蒼報告者の時間醜分等に留童し,# ほ11『置蟷することが求められ, 了承された。6 中長期ビジ舅ンに対する圏際都の対応 篤古関留際部長より.繍際部の対応方針について説明があb, 承認されたが,舶えて髭ノ、下の慧.冤交換虻 ・』された。6  }麗島学術振興財団よ1)2006年度研麗助成候養ll者推薦依領があっ  、_件7共催,後援,  彊1撮鋤玉あった件8 Ei塞学術会議宰際連携η科会萎員の  依頓が、)った件9 委員会評嬢アンケート鶏、北陵実部エ、,九州支部長の交代11 平成18年度本部支都}12, 平成1S年度会員名簿圭行13 新礎7、会希望溝・平 8年8月1Ei入会114  1S−Kyushu2007肇ミで  員会1薄昏∼ξ案15, 「土と蒸『礎J U月号グ〉売行、 欝次16  「Soils and FoundationsJ Vo146,No5ぜ)発行. 目【欠  各支蔀における園際握漏配概の実態と 任の可能性につ1.㌧て17 「地盤工学ジ ーナル_Vol王,No3の発行.1妥要  ジャーナル等へのアナウンスとして. 1SOだよn18 r土と基礎」,、コ、、、よどジ)’一\㎜ン  確保について ・國際交流活動への会貴名簿の利明について7  TC国内委員会の設置 訳古関部長より.國内委貴会設蹟び)申講があ・  』 以下の議講があった。 ・委員の重複も露め.委員会設置へのτ、絞のあり方,鄭墾方濠等に委員の交代19 第9圓事業企麟賞スケジ』・一「1勢よび谷部 各支部へのチ {蓑20 「はじめて学ぶ土壊 地下珂フ.、、、 i集委員会」委鍛び)追加21 「λ門シII一ズ 構造物慕礎入門一第2回己女言丁版一」編集…奏員会構  成22 新干ll唾〔「∫也盤袴}強、技そ慧σ)事〒しい遍舞}f世二£法と疏〉益}整耳i技子昔一一_しう  侮格.初版発行部数等  ついて。23. 毒享既ミ翫1既干11纏く‘π)見直し結果    研突委員会等への予算配分、ヒ比較した場台σゲアンベ巧ンスに24.講習会開催収支報告  ついて。25  平岐18峯覇度言酵習会薫≧画案S 「基1鷺論シリーズ3 土し   1 }成モデル」出版計画護} ・・村田粟果都長より.出版計薩が提示され 当該電子磁版が承認され26 第王2回研本地震工学シンポジウニ、!113−51て;の単会出版物i擬  売ブースの申込み27、研究委員会委員の追脇28 「褒曝鞄盤情報デーマベース連携に関する研究委員会一講成29第妃園地盤工学研究発妄会1名古屋大会1論文募集.技箭農示コーナー出展募集30,第51回地盤工学シン不ジウム開催案内31図書室所藏謎瀟 叢理 た。     .妻ぎ丁驚つ・必要・1生. コビーF方互上しう・必要憤三等1こ言及した力三、 装丁は出版物としての条件であること,謙ピー訪王Lにつ㌧ に対応、しないことが了承された。9 販売促進キャンベーンし肝『詳 宏紅1田部長よi)艮夏1琶キャン誇く一ンしう垂亀糞…カ∼   一そ一ンヂ・ノ こ出it饗を 除くことを明記して輿施することが承認された。10 職場班の特典としての函1 入32.11 地盤工学会の言羽会事業に1廻する諜羅レ改 ・灯飯塚理事より.、碁会事業の課題   裁不さ争 地盤工学会の あるべき姿と講習会の実態,との瀧、が35⇔との問 提起がなされた。 ‡蔀講羽会,支譲聯習会,外蔀間、,.習会.公益似ノ、の目的別言葦,58TC182匪ヨF勺奪.r弓委員会委員しう追撫i室内試験規格・一 讃票案どおi)承認された。3536.地  募壷競格 基準委員会関違 委員の交代.委貴会:成.英文基幕り鯵正押地盤工学蓑記法委員会」構成躍際会議への委員派遣土と基礎,55−1(588)4 新 入 会 員・正 会 貫多IB  司孜月1池田礒小林尚橋岡一樹 る突煽気ツご享ニコニ壬享二薪」錘1措ヲシスニニ、ユニ学魯緯か耳ミ・霧ミ境∫迦盤ユニ      同   上酉工癩創研コンサ1私㌘ント技術企爾室1搬工でトコンサらフント純冶ll、1小隔 双田,忠雍林明蟹大学理工学部土木工学科地盤工常研究室      同   内証ド_正       尚   上明星大学理工学部土宋工掌科矢島研究室正 葎材正法武轟俊 肇 応用地質し難静岡支底浜桧営業所三三遠南儒ブロジニ7ト明量大掌理工学部土木工学科・」・早則 小林誠 司 三拳…重エ業麟き神戸造琶葺所社二会fンフラゾリューション中鶴載 雄 覇東東ソイルリサーチ関西支店技講調査部   部fj・溺 秀 韓 中央大学理工学部土木工学糾地盤環壌塞太 繊 尚 利 千葉大学工学部都南環壌ンステム学糾環境防災科学分      野中井研窪室多田  夫河野椛村石賑  勉鯵南日本技術コンサルヌンツ石井  IE ノくシ』フで ’7コン→ナルマン・ソ1授き1中琴暴支社二技綜『羨1山      学生会員山石糞問同同口恵美口和ぬ原行博野と上.ヒ大溝遣河愚研究室      地盤工学研究室特別会員・]=瑛麗支部楊  明寧馳見工藁大学工学研究得土・1く開発工学専攻岡  尚志馳海遊大学ユニ学部ユニ常蔽究科小林慎之介馳海道プく掌工掌研突科・4級国土交通省近嚢地方整描局租釦、姫嗣薩滋事務所工務第一一課堤彩ノ・、  同 .ヒ小原騒志二 園土交通省近嚢壇方整備賜紀南河川園遵事務舐総,務課   1関西1金  干  広  明              同      上1血 田  手口 H三 室1痢冒E業プ亭享二工学部建言菱シス干二、工学税∫飽墾藝薄i壷研fイ建January.2007                     1関⑳                     「関瞭                     「関愚59
  • ログイン
  • タイトル
  • 新入会員
  • 著者
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 59〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16391
  • 内容
  • ログイン
  • タイトル
  • 編集後記
  • 著者
  • 出版
  • 土と基礎
  • ページ
  • 60〜
  • 発行
  • 2007/01/01
  • 文書ID
  • 16392
  • 内容
  • 灘の分野において,どのような形で社会に貢献できるかということについて,地盤工学会が果たす役割ぜ中心にお届けしました。「祇会賃献」ど…習で言っても.本号て紹介したように,そのかかわり方は多岐にわたります。 土木・建設関連の不祥事にかかわるニュースが多い中,團民の祇会資本整備に対する不信感も少なくあ1)ません。しかし.多発する自然災害のなかで安金・安心に対する国民の童、は確爽に高くなっています。地盤工学に関わる技術巻が,桂会と瞑民生活にどのように関わっていくか大事な岐路に立⇔編集後記⑱・ 新年あけましておめでとうございます。 無の変わ1)目になると.その年1のいろいろな鵬来事をあらためて思い出します。 最i丘,」世}求温1暖‘ヒの影響なのでしょうカ・,異常“気象が帝売いているように感じる方も少なくないと思います。昨年は,台風や局所的な集中豪雨による多大な風水害や,簸月の北1毎這と沖縄で立て続けに発生した匝大竜巻による甚大な被憲など,多くの自然災審iこ見舞われた年でした。被害に遭才)れたプヲ々に1ま滑…くお見舞丸・申しまゴずまづ,。っているように、慰います。 …方,このような翻然災害の猛威とは爽腹に.この編集後寵の原稿を講いている時.煮では,各地で紅葉がクライマソクスを迎えています。日本の四季のおりなす「翻然の美しさ」に心奪われるとともに.自然の神秘に畏敬の念を抱かざるを 地盤工学!会)が社会に震献できる「場」を考える.、とで,得ません。2007年が会員の皆様にとって幸多き年であ1)ますよう,編 さて,2007年の年間子一マは,「桂会貢献」です。本年最初の小特集は,「地盤工学と祇会貢献」と題して.地盤工学                   〔須田博幸 言己}本小特集がその一・助となれぱ宰いです。 最後になりましたが.本号の執筆にご協力いただいた方々,また編集に携わった方々に厚く御礼申し.ヒげるとともに,集委員会,事務局一・岡お祈り申し上げます。   平成 18年 度役 農会 長 離岡文夷 1,,暮ヌ長大 繭 窟 三  1三i下部理. 事  務部1 村上 章1*/   池 姦     1企 画 部)  旺i下部 冶隻*/    野 英     (会員 支部部}  火 酉有  三(*! 松 尾潤  一 r*1    場 干     !圏  際  部!  古厚 関     絵  敵 部1 生隻*1  東 畑 郁 鰹 *1  平 野 孝     ’ア 木  都1  村 田     調、一、・研究部1  河 愚       準  部1  深 川  事         竹 内聡 安田 進昭 腔藤雅宏 後藤 之修  中 村児生汀   1 慎1*1  福 田 直良   !*1  宮 島 墨睦      里  治  安 田  進二  鼠 旺i   寛克 石井秀明優1*1齢長理事・会誌都長  士、__  撮当   永 韻理     慕  言’文,、.。署、一撫当  東 畑一’文搬借集 漿            木 樗平成18年度会誌部会英 生※郁 生※※印は会謎、蔀会構成員平成18卑度r土と基礎」編集委員会   永     E。.ll委員長≦グループ篠 田 昌 弘委員野 哲井上波彦 川面PThiraPOI19岡E穿 野 寿 昭  白小林義和 笹倉 矧 饒藤厚子末政直晃 尚僑英紀 附口博文克 志・頓秦    一郎第1ゲルーブ 委員嚢ヒ 原 政 宏  土豊 光 型、 堀錠   曜第IHグループ 主査杉 山   一小 林   尾  齋前 村 購 之第郵ゲら一ブ 烹査内田明彦小早川 博 売  高座小委員会委員長 委員三 村第茎1グ1し一ヴ田1蓬i欝ヲ 内 哲 哉  末       本由紀子  蜘 頭 紀 明  村 塞   己強  霞 野   徳克 ノ、  須 瞬      酉 村小  浪  岳  冶   坂岡 田 哲 実  河俊 和  宮 井 隆 列  山 難} 翼 7乞村 健 i地小次 大 蒲儲丸代陽林木山むつ.み黒国兀範之甲村 鯵桃_    ム、久美子史 博1⊥1 [コ 和 範俊郎関  崇 夫 岡 一 緬虫 嗣平成18年度「地盤工学ジャーナル」編集委員会委員長 八        三丞質長委員荒 幸央 悔ゴ   小 林 我 和    倉名誉会員特別会員吉 田   望※ 夫  金 子   冶河 ・痒   正  桑 野・ 二 郎 薄il  毛 利 栄 征           会員現在数ほ8年10月末現在1112名1麟際会員88名含む1 正会員 10.146名1願際会員1,359名含む) 学生会員862名1.161団体疋藻際会員4S団体含む} 含計 12.281名 蘭体                     会      費(年額)圧会員9・600円 学生会員3.000円 照際会員し特別もしくは正会員に隈る)2,000円 論文報告集購読糾/会員に限る18.400円特別会員:特級300.000円.1級240,000円,2級三60,000円.3級三〇〇,000円,凄級60.000円 三月瓢....謡慰叢灘夢)響.魏,濃麗体価格 )国                 郵便番号112−0011菓京都文票区千石4丁霞38番2号    社団            電話 03−3946−8677(代表総務企画課〉8671(事業課)8672(会誌課)86ア3(調査 基準課)8674(財務経理課)発行所法人地盤工学会FAXO3_3946_8678 郵便振替00!40イ_40786                 E−mai茎jgs@jib&n.oL jp  ホームページURL kttp://wwwjiban。or.jp/ ◎2007鮭 工学会         広告託数扱砺慶 業 蓬1二干104一{)061蒙京都中央区銀座S−r目2爵9号 一謡03−357H〕99760土と基礎,55−1(588)
  • ログイン