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タイトル ISO/TC182 & CEN/TC341(地盤調査・試験法)会議(ISOだより-149,学会の動き)
著者 地盤工学会 ISO国内委員会
出版 地盤工学会誌 Vol.64 No.11・12 No.706・707
ページ 38〜38 発行 2016/11/01 文書ID jk201607070030
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  • タイトル
  • ISO/TC182 & CEN/TC341(地盤調査・試験法)会議(ISOだより-149,学会の動き)
  • 著者
  • 地盤工学会 ISO国内委員会
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.64 No.11・12 No.706・707
  • ページ
  • 38〜38
  • 発行
  • 2016/11/01
  • 文書ID
  • jk201607070030
  • 内容
  • ISO/TC182 & CEN/TC341(地盤調査・試験法)会議地盤工学会 ISO 国内委員会. は じ め に.我が国からの提案内容標記の会議が平成 28 年 3 月 2 日~ 4 日にスイス・チISO/TC182会議において,「広域における地盤工学特ューリッヒのスイス道路・鉄道専門家協会で開催された。性の評価手法にかかわる新標準についての提案」という国際規格の算定に我が国の意見を反映させること, JISタイトルでプレゼンを行った。まず背景として,我が国あるいは JGS 基準の作成・改訂に必要となる最新の技で行われている広域強震動評価において,表層から地震術情報を入手すること,そして我が国で開発された広域基盤に至るまでの「広域地盤モデル」が構築されており,地盤特性の測定・解析技術を国際規格化するための準備そのモデルの構築方法は複数の地盤調査データ等を活用作業のために,地盤工学会 TC182 国内専門委員会(委し,半ば自動解析的に構築されている状況を説明した。員長木幡行宏)から 2 名が表記会議に参加した。国そのうえで,前述した広域地盤モデルに関して,以下の際規格の提案は防災科学技術研究所が担当している戦略3 項目について規格化作業を行う必要性を主張した。的イノベーション創造プログラムの一環でもあるので,a.同研究所が活動費を負担した。本稿では 2 つの会議のb.微動観測と解析手法に関する規格案概要と,今回の会議で新しく提案した我が国の広域地盤c.地下構造モデル構築手法に関する規格案特性の評価技術について報告する。a.については,熟練度に関わらず正確に観測できる微動.両会議の内容今回より, ISO / TC182 会議と CEN / TC341 会議が連微動計測ツールに関する規格案計の重要性や,この微動計を含む観測システムの有用性を示し,計測機器に必要とされる性能,観測記録精度のチェック方法,微動計の配置方法,観測方法について規続で開催されるようになった。また今回より,議長が英格化する必要性を主張した。b.については,微動観測の国の Dr. Powell に,幹事国が英国に,そして委員会構解析手法として単点( H / V スペクトル比)による解析成が, WG1土・岩の判別と分類(コンビナーProf.手法と微動アレイ観測の 1 つの手法である極小及び不Norbury,英国), WG2地盤工学におけるモニタリン規則アレイ観測の有用性を示し,データ解析方法,最終グ(コンビナーDr. Steiner,スイス),WG3地盤構成果物の内容(1 次元の S 波速度構造等)と精度等につ造物の試験(コンビナーDr. Mothersille,英国)のよいて規格化する必要性を主張した。最後に c. についてうに変更になった。英国規格協会は ISO や CEN の運用は,我が国で実用化されている微動観測システムを用いに長けており,今後この分野の動向にますます注意を払た地盤モデルの構築の流れと,解析例を示し,データ形う必要があるといえよう。式,分析方法,モデルの評価方法,最終成果物の内容とISO / TC182 の全体会議は約 6 年ぶりの開催で,今回精度等について規格化することを主張した。会議参加者の会議では,組織が新しくなったこともあり,各 WGは総じて我々の提案に賛同的で,正式な新規活動にするの役割確認が主だった。最も今後活発に活動がなされそために調整が必要な事項や検討すべき課題について非常うなのは WG2 で,地盤の収縮,傾斜,水位,土圧,沈に親切な意見をいただいた。下,ひずみ,荷重,測地,振動に関する調査法が相次いで規格化される予定が示された。議論がユーロコード前.おわりに提の内容に感じられたので,試験法の位置づけについて次回は 2017 年 3 月にフランスかロシアで開催予定と質問したところ,どのような設計法にも適用可能な範囲いうことになった。我が国からの提案案件については,で規格化するという説明があった。次回の会議までに賛同する P メンバーを確定させ,正CEN / TC341 会議では ISO / TC182 の構成変更をうけて,WG の活動計画,連絡調整をすべき他の TC の関係整理が行われた。土質試験はともかく,孔内載荷試験や杭の載荷試験等も制定が計画されている。今後も積極的に CEN/TC341会議に参加し,オブザーバーとして立場式な新規事業として審議されるように準備を進める予定である。(文責防災科学技術研究所先名重樹,防衛大学校宮田喜壽)(原稿受理2016.3.10)を理解したうえで意見を述べていく必要があると感じた。38地盤工学会誌,―/(/)
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