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出版

タイトル 第51回地盤工学研究発表会を終えて(<特集>第51回地盤工学研究発表会)
著者 山下 聡
出版 地盤工学会誌 Vol.64 No.11・12 No.706・707
ページ 30〜30 発行 2016/11/01 文書ID jk201607070013
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  • タイトル
  • 第51回地盤工学研究発表会を終えて(<特集>第51回地盤工学研究発表会)
  • 著者
  • 山下 聡
  • 出版
  • 地盤工学会誌 Vol.64 No.11・12 No.706・707
  • ページ
  • 30〜30
  • 発行
  • 2016/11/01
  • 文書ID
  • jk201607070013
  • 内容
  • 第回地盤工学研究発表会を終えて山下公益社団法人地盤工学会聡(やました調査・研究部長さとし)北見工業大学教授平成 28 年 9 月 13 日から 16 日にわたって,第 51 回地盤来展望などについて,時折笑いを誘いながらご講演をい工学研究発表会が岡山大学を主会場として開催されましただきました。また,新納泉先生からは「前方後円墳のた。 9 月中旬の開催は, 11 月に開催された第 1, 2 回研設計原理」と題してご講演をいただき,現代の航空レー究発表会を除いて最も遅い時期の開催となりました。そザー計測技術によって解明された当時の測量,設計技術のため,台風の影響など天候がやや心配されましたが,の高さに驚かされました。会場となった金光ホールは,わずかな雨で済み,さすが「晴れの国おかやま」と言っ超満員となり急遽会議室で同時中継を行うほどの大盛況たところでしょうか。でした。地盤工学研究発表会は各支部持ち回りで開催されてい特別セッションの一つとして,「平成28年熊本地震地ますが,中国支部が担当となって開催されたのは平成盤災害調査報告会」が開催され,「産・官・学・民の協20 年の広島以来で 6 回目となります。また,岡山市で働による防災・減災」をテーマとしたパネルディスカッ開催されたのは平成 2 年以来の 2 回目となります。ションも行われました。また,今回の研究発表会では,図―は,これまでの研究発表会での発表件数,参加「協働―人を地盤災害から守るために―」がテーマとな者数,学会総会員数を示したものです。前回の岡山大会っていました。以前にも増して地盤災害が多く発生して(第 25 回)では,発表件数が 792 件,当時の土質工学会いる昨今,我々地盤工学関係者は,自らの得意分野を活総会員数は約13 500名でした。今回の岡山大会では発表かし「協働」して人の安全を守っていかなければならな件数が1 120件で,現在の地盤工学会総会員数は約9 500いといまさらながら強く感じさせられました。名です。当時と比較して,会員数は 3 割減ですが,発今回の研究発表会では,研究発表会場が 17 会場と過表件数は 4 割増で,会員数ピーク時と比較しても発表去と比較しても最も会場数が多いと思われる発表会でし件数の減少はあまり認められません。このことは学会のた。大学を会場とする場合には,比較的多くの会場数を主要行事に参加する会員数は減っておらず,学会の活動確保することができますが,夏休み中の開催となり,他度は全く低下していないとも言えます。学会の全国大会との連続や重複などの問題もあります。研究発表会では,一般発表のほかディスカッションセまた,研究発表会は,研究発表の場であるとともに,情ッション,特別セッション,特別講演会,交流会,技術報収集の場でもあると思っています。発表会場が多くな展示,サロン・土・カフェ,見学会など多彩な行事が開ると,同じような分野のセッションが平行して行われ,催されました。第 26 回研究発表会から,その道の権威十分な情報収集ができなかったり,広い視野に立った総の先生や地盤工学と関係する公的研究機関の代表者にお合的な討論ができにくい状況も心配されます。一方,大願いして講演をいただいていた展望のセッションは,公学以外を開催会場とする場合には,以前と同様に 6 月的研究機関がほぼ一巡したことから,次なる企画を調や 7 月に開催することも可能となりますが,会場数の査・研究部で検討していたところでした。今回は,実行確保や予算面など運営上の問題も生じます。また,会場委員会の発案により,名誉会員による特別講演会を企画数とは関係なく,一般発表以外のセッションの精査の必していただきました。特別講演会では,石原研而先生,要性,技術展示に頼った予算運営なども検討課題です。足立紀尚先生,河野伊一郎先生,藤井弘章先生による,調査・研究部では,参加される会員の皆様が満足できる我が国,関西,岡山における地盤工学の回顧と発展,将充実した研究発表会を実施すべく発表会の在り方を各支部と協力し,継続して検討を進めておりますが,会員の皆様からのよりよいご教示もお待ちしております。最後になりましたが,第 51 回地盤工学研究発表会の開催に当たり,関係各位,特に実行委員会や中国支部の皆様には大変なご尽力を賜りました。心より,厚く御礼申し上げます。来年の第 52 回地盤工学研究発表会は,平成 29 年 7 月 12 日~ 14 日に名古屋国際会議場を会場として開催される予定です。中部支部では,実行委員会が中心となって開催に向けた準備が進められています。多くの会員の皆様の応援と参加をお願いいたします。図―30研究発表会の発表件数,参加者数,総会員数(原稿受理2016.9.25)地盤工学会誌,―/(/)
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